説明

施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラム

【課題】状況に応じてより効果的な施設の案内を行うことを可能とした施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】施設検索を行う際に、検索対象となる施設のジャンルである第1ジャンルを選択し(S1)、第1検索範囲を対象として第1ジャンルに該当する施設を検索し(S4)、第1検索範囲に第1ジャンルに該当する施設がある場合には、第1ジャンルに該当する施設の内、車両の現在位置に最も近い最寄り施設について案内し(S7)、一方、第1検索範囲に第1ジャンルに該当する施設が無い場合には、第1ジャンルの下位概念のジャンルである第2ジャンルを選択し(S11)、第2検索範囲を対象として第2ジャンルに該当する施設を検索し(S12)、検索された第2ジャンルの施設の一覧を案内する(S13)ように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図上に位置する施設を案内する施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置では、自車の現在位置の周辺にある施設に関する施設情報を案内することも行われている。そして、ユーザは案内された施設情報に基づいて、目的地や経由地を設定する。
【0003】
ここで、上記施設に関する施設情報を案内する際には、車両の現在位置情報やユーザの入力した希望条件に基づいてユーザの希望条件に適合する施設を検索し、条件に適合した施設について案内することが一般的である。更に、ユーザの希望条件としては、施設のジャンル(例えば和食、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア等)を指定することが行われている。例えば、特開2007−221701号公報には、携帯電話機によってユーザが案内を希望する施設のジャンルを指定すると、指定されたジャンルに該当する施設であって、且つユーザの現在位置から最も近くにある施設を案内する技術について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−221701号公報(第10頁〜第11頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1の記載の技術では、ユーザの現在位置からの距離によらず、指定されたジャンルに該当する施設であって、且つユーザの現在位置から最も近くにある施設を案内する構成となっていた。しかしながら、最寄りの施設を案内することは、ユーザの現在位置から比較的近くに最寄りの施設がある場合には効果的な案内であるが、ユーザの現在位置から遠く離れた場所に最寄りの施設がある場合には効果的な案内でない。
【0006】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、状況に応じたより効果的な施設の案内を行うことを可能とした施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る施設案内装置(1)は、地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段(13)と、施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択手段(13)と、前記施設情報取得手段により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲(92)内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索手段(13)と、前記第1施設検索手段の検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定手段(13)と、前記施設判定手段によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索手段の検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内手段(13)と、前記施設判定手段によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択手段(13)と、前記施設情報取得手段により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲(93)内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索手段(13)と、前記第2施設検索手段によって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内手段(13)と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に係る施設案内装置(1)は、請求項1に記載の施設案内装置において、前記第2施設案内手段(13)は、前記第2施設検索手段(13)の検索結果によって検索された前記第2ジャンルの施設の一覧を案内することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に係る施設案内方法は、地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得ステップと、施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択ステップと、前記施設情報取得ステップにより取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲(92)内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索ステップと、前記第1施設検索ステップの検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定ステップと、前記施設判定ステップによって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索ステップの検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内ステップと、前記施設判定ステップによって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択ステップと、前記施設情報取得ステップにより取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲(93)内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索ステップと、前記第2施設検索ステップによって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内ステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
更に、請求項4に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに搭載され、地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得機能と、施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択機能と、前記施設情報取得機能により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲(92)内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索機能と、前記第1施設検索機能の検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定機能と、前記施設判定機能によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索機能の検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内機能と、前記施設判定機能によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択機能と、前記施設情報取得機能により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲(93)内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索機能と、前記第2施設検索機能によって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内機能と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
前記構成を有する請求項1に記載の施設案内装置によれば、ユーザが希望するジャンルについて、最寄り施設の案内の効果がある場合には最寄り施設の案内を行いつつ、最寄り施設の案内の効果が小さい場合にはさらに下位の希望するジャンルについて優先した施設の案内を行うことが可能となる。その結果、状況に応じたより効果的な施設の案内を行うことが可能となる。
【0012】
また、請求項2に記載の施設案内装置によれば、さらに下位の希望するジャンルについて優先した施設の案内を行う場合には、検索された施設の一覧を案内するので、案内された各施設を対比して目的地とする施設を適切に選択することが可能となる。
【0013】
また、請求項3に記載の施設案内方法によれば、ユーザが希望するジャンルについて、最寄り施設の案内の効果がある場合には最寄り施設の案内を行いつつ、最寄り施設の案内の効果が小さい場合にはさらに下位の希望するジャンルについて優先した施設の案内を行うことが可能となる。その結果、状況に応じたより効果的な施設の案内を行うことが可能となる。
【0014】
更に、請求項4に記載のコンピュータプログラムによれば、ユーザが希望するジャンルについて、最寄り施設の案内の効果がある場合には最寄り施設の案内を行わせつつ、最寄り施設の案内の効果が小さい場合にはさらに下位の案内を希望するジャンルについて優先した施設の案内を行わせることが可能となる。その結果、状況に応じたより効果的な施設の案内を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
【図2】施設のジャンルの一覧を示した図である。
【図3】施設データの一例を示した図である。
【図4】本実施形態に係る施設案内処理プログラムのフローチャートである。
【図5】ステップ7において液晶ディスプレイに表示される最寄り施設案内画面を示した図である。
【図6】ステップ9において液晶ディスプレイに表示される経路案内画面の一例を示した図である。
【図7】ステップ10において液晶ディスプレイに表示される第2ジャンル選択画面の一例を示した図である。
【図8】ステップ13において液晶ディスプレイに表示される施設案内画面の一例を示した図である。
【図9】施設の検索例を示した図である。
【図10】施設の検索例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る施設案内装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
【0017】
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設の関する施設情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、プログラムを記憶した記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICSセンタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、から構成されている。
【0018】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
【0019】
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。
【0020】
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ34、ノード点に関するノードデータ35、施設に関する施設データ36、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
【0021】
また、施設データ36としては、ナビゲーション装置1において出発地、目的地、案内対象等となる施設に関する情報が記憶される。例えば、ホテル、旅館等の宿泊施設、ガソリンスタンド等の給油施設、ショッピングモール、スーパーマーケット、ショッピングセンタ等の商業施設、テーマパーク、ゲームセンタ等の娯楽施設、レストラン、バー、居酒屋等の飲食施設、公共駐車場等の駐車施設、交通施設、寺院、教会等の宗教施設、美術館、博物館等の公共施設等の施設に関する情報が該当する。
また、施設データ36は、施設毎に、施設の識別子である施設番号、施設の名称を示す施設名称、施設のジャンル(「駐車場」、「郵便局」、「レストラン」等)を示す施設ジャンル、施設の位置を示す位置座標等から構成されている。
【0022】
尚、施設のジャンルは複数層に階層化されている。具体的には、上位ジャンルと中位ジャンルと下位ジャンルが存在し、中位ジャンルは上位ジャンル毎に複数に区分されている。また、下位ジャンルは中位ジャンル毎に複数に区分されている。図2は本実施形態において施設の種別として定義される上位ジャンル、中位ジャンル及び下位ジャンルの一覧を示した図である。
ここで、上位ジャンルは上位概念のジャンルであり、例えば、「食事」、「店」、「車」、「宿泊」、「遊び」、「公共」、「交通」、「文化」、「その他」等がある。一方、中位ジャンルは前記上位ジャンルの下位概念にあるジャンルであり、例えば、「食事」の中位ジャンルとしては、「レストラン」、「ファミリーレストラン」、「ファーストフード」、「うどん・そば」等がある。また、「店」の中位ジャンルとしては、「コンビニエンスストア」、「スーパー・ディスカウント店」、「デパート」、「ホームセンター」等がある。また、下位ジャンルは前記中位ジャンルの更に下位概念にあるジャンルであり、例えば、「ファーストフード」の下位ジャンルとしては、「ファーストフード全て」、「ハンバーガー」、「牛丼」等がある。また、「コンビニエンスストア」の下位ジャンルとしては、「コンビニエンスストア全て」、「コンビニ○○チェーン」、「コンビニ△△チェーン」等がある。尚、「ファーストフード全て」は「ファーストフード」に属する全ての下位ジャンルに相当するジャンルであり、「ハンバーガー」、「牛丼」等に対する上位概念のジャンルとなる。また、「コンビニエンスストア全て」は「コンビニエンスストア」に属する全ての下位ジャンルに相当するジャンルであり、「コンビニ○○チェーン」、「コンビニ△△チェーン」等に対する上位概念のジャンルとなる。
【0023】
また、図3は施設データ36の一例を示した図である。
例えば、図3に示す施設データ36の例では、座標(x1,y1)の地点において施設番号:「10001」に該当するコンビニエンスストアA店(ジャンル:店/コンビニエンスストア/コンビニ○○チェーン)が設置されていることを示している。また、座標(x2,y2)の地点において施設番号:「10002」に該当する○×駐車場(ジャンル:車/駐車場/コインパーキング)が設置されていることを示している。同様に他の施設に関する情報についても記憶されている。
【0024】
そして、ナビゲーション装置1は、施設の検索処理を行う場合において、上記施設データ36を用いてユーザに選択されたジャンルに該当する施設を検索し、検索条件に適合する施設に関する施設情報を地図情報DB31から取得する。そして、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像の該当位置に対してランドマークを表示したり、検索条件に適合する施設の施設名称、現在位置からの距離、所要時間等の一覧を表示することにより、施設に関する情報をユーザに対して案内する。また、ユーザが案内された施設を目的地や経由地に設定する操作を行った場合には、該施設を目的地や経由地に設定した案内経路を設定する。
【0025】
尚、施設の検索処理を行う場合には、ユーザは、基本的に検索条件として先ず案内を希望する上位ジャンルを選択し、更に選択された上位ジャンルに属する中位ジャンルの中から案内を希望する中位ジャンルを選択し、その後選択された中位ジャンルに属する下位ジャンルの中から案内を希望する下位ジャンルを選択する。但し、下位ジャンルまで必ず選択する必要はなく、「〜全て」が選択された場合には、その時点でジャンルの選択は終了する。また、上位ジャンルや中位ジャンルのみを選択させる構成とすることも可能である。そして、ナビゲーションECU13は所定の第1検索範囲内(例えば車両の現在位置から10km以内)に位置するとともにユーザによって行われたジャンル選択操作で選択されたジャンル(第1ジャンル)に該当する施設について検索し、第1検索範囲内に選択されたジャンルに該当する施設がある場合には、選択されたジャンルに該当する施設であって且つ車両の現在位置から最も近い施設(以下、最寄り施設という)を案内する。一方、第1検索範囲内に選択された第1ジャンルに該当する施設が無い場合には、ユーザに更に下位のジャンル(第2ジャンル)を選択させる。そして、ナビゲーションECU13は第1検索範囲より広い第2検索範囲内(例えば日本国内)に位置するとともにユーザに選択された第2ジャンルに該当する施設について検索し、検索された施設に関する情報(施設名称、現在位置からの距離、所要時間等)の一覧を案内する。
【0026】
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、目的地が選択された場合に、地図情報DB31に記憶されたリンクデータに基づいて出発地(現在位置や自宅)から目的地までの案内経路を設定する案内経路設定処理、地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得処理、施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択処理、地図上に位置する施設の内、第1検索範囲内にある第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索処理、第1施設検索処理の検索結果に基づいて、第1検索範囲内に第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定処理、第1検索範囲内に第1ジャンルの施設があると判定された場合に、第1施設検索処理の検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内処理、第1検索範囲内に第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択処理、地図上に位置する施設の内、第1検索範囲内より広い第2検索範囲内にある第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索処理、第2施設検索処理によって検索された第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内処理等のナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、施設案内処理プログラム(図4)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。
【0027】
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、施設検索を行う際にユーザが案内を希望するジャンルを選択する際にも用いられる。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
【0028】
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの走行予定経路、走行予定経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を表示する際にも用いられる。
【0029】
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を出力する際にも用いられる。
【0030】
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて地図情報DB31の更新等が行われる。
【0031】
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
【0032】
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてCPU41が実行する施設案内処理プログラムについて図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係る施設案内処理プログラムのフローチャートである。ここで、施設案内処理プログラムは車両のACCがONされた後に実行され、ユーザの希望するジャンルに該当する施設を検索するとともに、検索された施設に基づく案内を行うプログラムである。尚、以下の図4にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
【0033】
先ず、施設案内処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、施設の検索処理を行うに際して検索対象とする施設のジャンルである第1ジャンルを選択する。尚、第1ジャンルは、ユーザの選択操作に基づいて選択される。具体的には、液晶ディスプレイ15に対してジャンル選択画面を表示し、表示されたジャンル選択画面でユーザにジャンルを選択させ、ユーザに選択されたジャンルを第1ジャンルとして選択する。或いは、音声ガイドに従ってユーザにジャンル名を発声させ、発声されたジャンル名を音声認識装置により認識し、CPU41は認識されたジャンル名のジャンルを第1ジャンルとして選択する。
【0034】
次に、S2においてCPU41は、車両の現在位置を現在位置検出部11の検出結果に基づいて取得する。
【0035】
続いて、S3においてCPU41は、地図情報DB31から施設データ36を読み出すことによって施設データ36を取得する。
【0036】
更に、S4においてCPU41は、前記S2で取得した車両の現在位置と前記S3で取得した施設データ36に基づいて、第1検索範囲を対象として第1ジャンルに該当するジャンルの施設の検索処理を実行する。尚、第1検索範囲は車両の現在位置から所定距離以内(例えば10km以内)の範囲とする。
そして、前記S4の検索処理の結果、検索条件に適合すると判定された施設(第1検索範囲内に位置する第1ジャンルの施設)の施設データ(施設名称、位置座標等)を抽出し、RAM42等に記憶する。
【0037】
その後、S5においてCPU41は、前記S3の施設検索処理の結果、第1検索範囲内に位置する第1ジャンルの施設が少なくとも1件以上検索できたか否か判定する。そして、第1検索範囲内に位置する第1ジャンルの施設が少なくとも1件以上検索できたと判定された場合(S5:YES)には、S6へと移行する。一方、第1検索範囲内に位置する第1ジャンルの施設が検索できなかったと判定された場合(S5:NO)には、S10へと移行する。
【0038】
S6においてCPU41は、前記S3の施設検索処理の結果に基づいて、第1ジャンルに該当するジャンルの施設であって、車両の現在位置から最も近い最寄り施設を特定する。具体的には、前記S4で抽出された各施設データの位置座標と車両の現在位置とを比較して車両の現在位置から最も近い位置座標が関連付けられた最寄り施設の施設データを更に抽出し、最寄り施設の施設データとして抽出する。
【0039】
次に、S7においてCPU41は、前記S6で特定された最寄り施設を案内する。具体的には、最寄り施設に関する施設情報(施設名称、現在位置からの距離、所要時間等)を案内する。また、前記S7では最寄り施設を目的地に設定するか否かをユーザに選択させる案内についても行う。
【0040】
ここで、図5は前記S7において液晶ディスプレイ15に表示される最寄り施設案内画面51を示した図である。尚、図5に示す例では、第1ジャンルとして“ファミリーレストラン”が選択され、最寄り施設として“○○レストラン○×支店”が検索された場合を示す。
図5に示すように施設案内画面51は、車両周辺の地図画像を表示する左画面52と、最寄り施設の施設情報を表示する右画面53の2つの表示領域から構成される。
そして、左画面52は、車両の現在位置を示す自車位置マーク54と、検索された最寄り施設の位置を示す施設マーク55とから構成される。
また、右画面53には、最寄り施設の施設情報を表示する情報表示スペース56が設けられている。そして、例えば、図5に示す例では、各情報表示スペース56には、最寄り施設の施設名、車両の現在位置からの距離、所要時間、営業時間を表示する。また、案内されている最寄り施設を目的地に設定するか否かをユーザに選択させる選択肢についても表示される。
【0041】
続いて、S8においてCPU41は、前記S7で案内された最寄り施設が目的地に設定されたか否か判定する。具体的には、ユーザが図5に示す情報表示スペース56に表示された選択肢の内、目的地に選択する側の選択肢を選んだ場合に、最寄り施設が目的地に設定されたと判定する。
【0042】
そして、最寄り施設が目的地に設定されたと判定された場合(S8:YES)には、S9へと移行する。それに対して、最寄り施設が目的地に設定されなかったと判定された場合(S8:NO)には、当該施設案内処理プログラムを終了する。
【0043】
S9においてCPU41は、目的地として設定された最寄り施設までの経路を探索し、案内経路として設定する。更に、設定された案内経路に基づいて走行の案内が行われる。尚、案内経路の探索については公知のダイクストラ法が用いられる。また、最寄り施設を目的地に設定するか否かの選択を行わずに、検索された最寄り施設を自動的に目的地に設定するように構成しても良い。
【0044】
ここで、図6は前記S9において液晶ディスプレイ15に表示される経路案内画面61の一例を示した図である。図6に示すように経路案内画面61では、第1ジャンル(図6に示す例では“ファミリーレストラン”)に該当するジャンルの施設であって、車両の現在位置から最も近い最寄り施設が目的地と設定されたことを案内する。また、目的地に設定された最寄り施設までの案内経路を表示することによって、その最寄り施設までの走行の案内が行われる。
【0045】
一方、前記S5において第1検索範囲内に位置する第1ジャンルの施設が検索できなかったと判定された場合(S5:NO)に実行されるS10においてCPU41は、前記S1で選択された第1ジャンルより下位概念のジャンルである第2ジャンルをユーザに選択させる案内を行う。更に、S11においてCPU41は、前記S10の案内に応じて行われたユーザの選択に基づいて、第2ジャンルを選択する。具体的には、液晶ディスプレイ15に対して第2ジャンル選択画面を表示し、表示された第2ジャンル選択画面でユーザに第2ジャンルを選択させ、ユーザに選択されたジャンルを第2ジャンルとして選択する。或いは、ユーザに下位ジャンルを発声することを促す音声案内(例えば、第1ジャンルとしてファミリーレストランが選択されていた場合には、「どのファミリーレストランですか?」との音声案内)をスピーカ16から出力し、音声案内に従ってユーザに第2ジャンルのジャンル名を発声させ、発声されたジャンル名を音声認識装置により認識し、CPU41は認識されたジャンル名のジャンルを第2ジャンルとして選択する。
【0046】
ここで、図7は、前記S10において液晶ディスプレイ15に表示される第2ジャンル選択画面71の一例を示した図である。図7に示すように第2ジャンル選択画面71には、ユーザに選択可能な下位ジャンルの一覧表72が表示される。特に図7では第1ジャンルが“ファミリーレストラン”に選択された後に表示される第2ジャンル選択画面71であり、ジャンルの一覧表72には“ファミリーレストラン”に属する下位ジャンルの一覧が表示される。
そして、ユーザによってジャンルの一覧表72に表示されたジャンル名が選択されると、CPU41は選択されたジャンル名のジャンルを第2ジャンルとして選択する。
【0047】
その後、S12においてCPU41は、前記S2で取得した車両の現在位置と前記S3で取得した施設データ36に基づいて、第2検索範囲を対象として第2ジャンルに該当するジャンルの施設の検索処理を実行する。尚、第2検索範囲は第1検索範囲より広い範囲であり、例えば、日本国内とする。
そして、前記S12の検索処理の結果、検索条件に適合すると判定された施設(第2検索範囲内に位置する第2ジャンルの施設)の施設データ(施設名称、位置座標等)を抽出し、RAM42等に記憶する。
【0048】
次に、S13においてCPU41は、前記S12の検索処理の結果に基づいて、検索された施設に関する施設情報の一覧を液晶ディスプレイ15に表示する。また、表示された施設情報の一覧から目的地を設定する操作が行われた場合には、S8及びS9と同様に目的地として設定された施設までの案内経路を設定し、走行案内を行う。
【0049】
ここで、図8は前記S13において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面81の一例を示した図である。図8に示すように施設案内画面81では、前記S11で選択された第2ジャンル(図8に示す例ではファミレス○○チェーン)に該当するジャンルの施設に関する情報が、車両の現在位置から近い順に情報ウィンドウ82に表示される。また、施設に関する情報としては、施設名称、現在位置からの距離、所要時間等が表示される。そして、ユーザは施設案内画面81を視認することによって、希望するジャンルの施設に関する情報を取得することができる。また、情報ウィンドウ82を選択することによって、該当する施設を目的地に設定することも可能となる。
【0050】
従って、上記施設案内処理プログラムによれば、例えば、図9に示すように、車両の現在位置91の周辺にファミリーレストランであるA店(ファミレス○○チェーン)、B店(ファミレス××チェーン)、C店(ファミレス△△チェーン)がそれぞれ位置する場合であって、第1ジャンルとして“ファミリーレストラン全て”で検索が行われた場合には、第1検索範囲92内に位置するB店及びC店の内、車両の現在位置91に最も近いC店が最寄り施設としてユーザに案内される(S7)。
一方、図10に示すように、第1検索範囲92内にA店、B店、C店のいずれも位置しない場合には、ユーザに新たに選択された第2ジャンルである“ファミレス○○チェーン”で第2検索範囲93を対象として再度検索が行われ、第2検索範囲93内に位置するA店、B店、C店の内、車両の現在位置からの距離は関係なく、第2ジャンルに該当するA店がユーザに案内される(S13)。
【0051】
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による施設案内方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、施設検索を行う際に、検索対象となる施設のジャンルである第1ジャンルを選択し(S1)、第1検索範囲を対象として第1ジャンルに該当する施設を検索し(S4)、第1検索範囲に第1ジャンルに該当する施設がある場合には、第1ジャンルに該当する施設の内、車両の現在位置に最も近い最寄り施設について案内し(S7)、一方、第1検索範囲に第1ジャンルに該当する施設が無い場合には、第1ジャンルの下位概念のジャンルである第2ジャンルを選択し(S11)、第2検索範囲を対象として第2ジャンルに該当する施設を検索し(S12)、検索された第2ジャンルの施設の一覧を案内する(S13)ので、最寄り施設の案内の効果がある場合には最寄り施設の案内を行いつつ、最寄り施設の案内の効果が小さい場合にはユーザが案内を希望するジャンルについて優先した施設の案内を行うことが可能となる。その結果、状況に応じたより効果的な施設の案内を行うことが可能となる。
また、ユーザが案内を希望するジャンルについて優先した施設の案内を行う場合には、検索された施設の一覧を案内する(S13)ので、案内された各施設を対比して目的地とする施設を適切に選択することが可能となる。
【0052】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では上位ジャンル、中位ジャンル、下位ジャンルの3層に階層化されたジャンルを例に挙げて説明したが、ジャンルは2層や4層以上に階層化されていても良い。
【0053】
また、本実施形態では第1検索範囲は車両の現在位置から所定距離以内の範囲としているが、車両の現在位置以外の地点を中心とした範囲としても良い。例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等で上記施設案内処理プログラム(図4)を実行する場合には、ユーザの現在位置を中心とした範囲としても良い。また、自宅を中心とした範囲としても良い。更に、市区町村やメッシュ単位の範囲としても良い。
【0054】
また、本実施形態では第2検索範囲を日本国内としているが、第1検索範囲より広い範囲であれば他の範囲としても良い。例えば、第1検索範囲と同様に車両の現在位置から所定距離以内の範囲としても良い。
【0055】
また、本実施形態では本願発明をナビゲーション装置1に適用した例について説明したが、携帯電話機等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等に適用することも可能である。
【符号の説明】
【0056】
1 ナビゲーション装置
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
16 スピーカ
31 地図情報DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM
92 第1検索範囲
93 第2検索範囲

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、
施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択手段と、
前記施設情報取得手段により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索手段と、
前記第1施設検索手段の検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定手段と、
前記施設判定手段によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索手段の検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内手段と、
前記施設判定手段によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択手段と、
前記施設情報取得手段により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索手段と、
前記第2施設検索手段によって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内手段と、を有することを特徴とする施設案内装置。
【請求項2】
前記第2施設案内手段は、前記第2施設検索手段の検索結果によって検索された前記第2ジャンルの施設の一覧を案内することを特徴とする請求項1に記載の施設案内装置。
【請求項3】
地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得ステップと、
施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択ステップと、
前記施設情報取得ステップにより取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索ステップと、
前記第1施設検索ステップの検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定ステップと、
前記施設判定ステップによって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索ステップの検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内ステップと、
前記施設判定ステップによって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択ステップと、
前記施設情報取得ステップにより取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索ステップと、
前記第2施設検索ステップによって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内ステップと、を有することを特徴とする施設案内方法。
【請求項4】
コンピュータに搭載され、
地図上に位置するとともに複数層に階層化されたジャンルによって区分された施設に関する施設情報を取得する施設情報取得機能と、
施設の第1ジャンルを選択する第1ジャンル選択機能と、
前記施設情報取得機能により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、現在位置から所定距離以内である第1検索範囲内にある前記第1ジャンルの施設を検索する第1施設検索機能と、
前記第1施設検索機能の検索結果に基づいて、前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があるか否か判定する施設判定機能と、
前記施設判定機能によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設があると判定された場合に、前記第1施設検索機能の検索結果に基づいて現在位置から最も近い第1ジャンルの施設を案内する第1施設案内機能と、
前記施設判定機能によって前記第1検索範囲内に前記第1ジャンルの施設がないと判定された場合に、前記第1ジャンルの下位ジャンルに区分される第2ジャンルを選択する第2ジャンル選択機能と、
前記施設情報取得機能により取得した前記施設情報に基づいて、地図上に位置する施設の内、前記第1検索範囲内より広い第2検索範囲内にある前記第2ジャンルの施設を検索する第2施設検索機能と、
前記第2施設検索機能によって検索された前記第2ジャンルの施設を案内する第2施設案内機能と、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2011−209240(P2011−209240A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−79703(P2010−79703)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】