説明

施設検索装置、施設検索方法、施設検索プログラムおよび記録媒体

【課題】複数の目的が一箇所で達成可能な複合施設を検索すること。
【解決手段】施設検索装置100は、入力部101と、検索部102と、出力部103とを備える。入力部101は、施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける機能を有する。検索部102は、入力部101によって受け付けられた複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する機能を有する。出力部103は、検索部102によって検索された複合施設に関する情報を出力する機能を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、利用者によって入力された所望のジャンルに属する施設を検索する施設検索装置、施設検索方法、施設検索プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、たとえば、利用者の複数の目的を最適に果たすことが可能な地点を検索して、当該地点の地点情報を利用者に提供する地点情報検索装置が公知である(例えば、下記特許文献1参照。)。この地点情報検索装置によれば、利用者が複数の目的として、たとえば、『レストラン』と『ボウリング』とを入力した場合に、レストランとボウリング場との双方に近い駐車場などを知ることができる。
【0003】
【特許文献1】特開2007−183249号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術にあっては、たとえば、それぞれの目的を達成できる施設が一箇所に集合された複合施設を検索できていないという問題が一例として挙げられる。このため、利用者は、複数の目的を最適に果たすために、異なる施設間を移動することとなり、手間や時間がかかるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の施設検索装置は、施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段によって受け付けられた前記複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記複合施設に関する情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
また、請求項5に記載の施設検索方法は、施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける入力工程と、前記入力工程によって受け付けられた前記複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索された前記複合施設に関する情報を出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、請求項6に記載の施設検索プログラムは、請求項5に記載の施設検索方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0008】
また、請求項7に記載のコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項6に記載の施設検索プログラムを記録したことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる施設検索装置、施設検索方法、施設検索プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(施設検索装置の機能的構成)
まず、本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の機能的構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、施設検索装置100は、入力部101と、検索部102と、出力部103とを備える。
【0011】
入力部101は、施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける機能を有する。ここで、ジャンルとは、施設の種別をあらわす情報である。たとえば、ジャンルとしては、飲食店、スーパーマーケットなどがある。入力部101は、たとえば、キーボード、マウスなどの各種入力デバイスによって実現される。
【0012】
検索部102は、入力部101で受け付けた複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する機能を有する。ここで、複合施設とは、複数の施設の集合によって構成される施設である。たとえば、複合施設としては、各種小売店舗などの施設の集合によって構成されるショッピングモールなどがある。
【0013】
たとえば、検索部102は、複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設および当該施設を有する建物をジャンルごとに検索し、当該ジャンル検索すべてにおいて検索された建物を複合施設として検索する。
【0014】
具体的には、たとえば、検索部102は、飲食店とスーパーマーケットとの2つのジャンルについて検索する場合には、まず、飲食店に属する施設および当該施設を有する建物を検索する。当該検索をおこなったのち、検索部102は、つづいて、スーパーマーケットに属する施設および当該施設を有する建物を検索する。そして、検索部102は、それぞれの上記の2つの検索による検索結果から、同一の建物に、飲食店とスーパーマーケットとの双方を有する複合施設を検索する。
【0015】
なお、検索部102は、複合施設を検索できなかった場合に、複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索してもよい。また、検索部102は、複合施設を検索できなかった場合に、複数のジャンルのうちの少なくとも2つのジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設(以下、「準複合施設」という)を検索してもよい。検索部102は、たとえば、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータに実行させることによって実現される。
【0016】
出力部103は、検索部102によって検索された複合施設に関する情報を出力する機能を有する。ここで、複合施設に関する情報とは、たとえば、当該複合施設の名称をあらわす情報や、当該複合施設の位置をあらわす情報などである。また、出力部103は、たとえば、検索された複合施設までの経路をあらわす情報などを出力してもよい。
【0017】
また、出力部103は、検索部102が複合施設を検索できなかった場合に、検索された各々のジャンルに属する施設に関する情報をジャンルごとに区別して出力してもよい。また、出力部103は、検索部102が複合施設を検索できなかった場合に、準複合施設に関する情報を出力することとしてもよい。
【0018】
出力部103による出力は、たとえば、図示を省略する表示部に所定の画像(文字を含む)を表示することによりおこなわれる。また、出力部103は、画像の表示だけに限らず、所定の音声を出力することによっておこなうこととしてもよいし、表示と音声などを同時に用いておこなうこととしてもよい。出力部103は、たとえば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの各種の表示装置や、スピーカなどの音声出力装置によって実現される。
【0019】
(施設検索装置の処理手順)
つぎに、本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の処理手順について説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の処理手順を示すフローチャートである。なお、図2に示すフローチャートは、利用者の任意のタイミングで開始される。
【0020】
まず、施設検索装置100は、複数のジャンルの入力を受け付けるまで待機する(ステップS201:Noのループ)。具体的には、施設検索装置100は、入力部101によって、複数のジャンルが入力されるまで待機する。
【0021】
ステップS201において、複数のジャンルの入力を受け付けたと判定された場合(ステップS201:Yes)に、施設検索装置100は、受け付けた複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する(ステップS202)。具体的には、施設検索装置100は、検索部102によって、受け付けた複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する。
【0022】
ステップS202において、複合施設を検索したのち、施設検索装置100は、検索された複合施設に関する情報を出力する。具体的には、施設検索装置100は、出力部103によって、検索された複合施設に関する情報を出力する(ステップS203)。
【0023】
以上に説明したように、本発明の実施の形態にかかる施設検索装置100によれば、たとえば、複数のジャンルが入力された場合に、当該複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索することができる。これにより、利用者は複数の目的を一つの複合施設のみで達成することができるので、移動にかかる手間や時間を低減させ、利便性を向上させることができる。
【0024】
さらに、施設検索装置100によれば、入力された複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索できなかった場合には、当該複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索し、各々のジャンルに属する施設に関する情報をジャンルごとに区別して出力することができる。これにより、利用者は目的を達成できる各々のジャンルごとの施設を知ることができるので、利便性を向上させることができる。
【0025】
また、施設検索装置100によれば、入力された複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索できなかった場合には、入力された複数のジャンルのうちの少なくとも2つのジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された準複合施設を検索することができる。これにより、利用者は準複合施設を利用することで複数の目的を一箇所で達成することができるため、移動にかかる手間や時間を低減させ、利便性を向上させることができる。
【実施例】
【0026】
つぎに、前述した実施の形態にかかる施設検索装置100の実施例について説明する。本実施例は、前述した実施の形態にかかる施設検索装置100を、車両(二輪・四輪を含む)に搭載されたナビゲーション装置に適用した場合の例である。
【0027】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
まず、図3を用いて、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、ナビゲーション装置300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インターフェース)308と、マイク309と、スピーカ310と、入力デバイス311と、映像I/F312と、ディスプレイ313と、カメラ314と、通信I/F315と、GPSユニット316と、各種センサ317と、を備えている。また、各構成部301〜317はバス320によってそれぞれ接続されている。
【0028】
まず、CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302には、ブートプログラム、現在地点特定プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラム、複合施設検索プログラムなどの各種プログラムが記録されている。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
【0029】
すなわち、CPU301は、RAM303をワークエリアとして使用しながら、ROM302に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。現在地点特定プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット316および各種センサ317の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を特定させる。
【0030】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク305または光ディスク307に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路や、当該最適な経路を外れた場合の迂回経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までにかかるコストが最小の経路や利用者が指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムは、公知の技術のため詳細な説明は省略するが、たとえば、ダイクストラ法などを用いて、最適な経路を探索する。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
【0031】
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点特定プログラムを実行することによって特定された車両の現在地点情報、磁気ディスク305または光ディスク307から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
【0032】
音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこなわせる。音声ガイダンス情報には、たとえば、右左折地点を経路通りに右左折すべき旨の警報、右左折地点の手前で減速すべき旨の警報、右左折し損なった場合の迂回経路についての情報や、右左折し損なった場合に引き返すべき旨の案内情報が含まれる。
【0033】
生成された音声ガイダンス情報は、CPU301を介して音声I/F308へ出力される。地図情報表示プログラムは、映像I/F312によって磁気ディスク305または光ディスク307から読み出された地図情報をディスプレイ313に表示させる。
【0034】
複合施設検索プログラムは、入力された複数のジャンル、地図情報などを利用して、複合施設の検索をおこなわせる。複合施設検索プログラムを実行することによって複合施設が検索されると、たとえば、ナビゲーション装置300は、経路探索プログラムを実行し、当該複合施設までの経路を探索する。
【0035】
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305には、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータが記録される。磁気ディスク305としては、たとえば、HDやFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0036】
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307としては、たとえば、CD(Compact Disc)、DVDを用いることができる。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体は、光ディスク307のほか、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどであってもよい。
【0037】
磁気ディスク305または光ディスク307に記録される情報の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地点表面などの地点物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状を表す道路形状データとを有しており、ディスプレイ313の表示画面において2次元または3次元に描画される。
【0038】
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路)などの情報が含まれている。
【0039】
また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記録している。ナビゲーション装置300は、後述する通信I/F315によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。
【0040】
さらに、磁気ディスク305または光ディスク307に記録される情報として、後述する施設情報データベースや複合施設データベースがある。なお、施設情報データベースや複合施設データベースについては、図4および図5を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。
【0041】
なお、本実施例では地図情報を磁気ディスク305または光ディスク307に記録するようにしたが、これらに限るものではない。地図情報は、ナビゲーション装置300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置300の外部に設けられていてもよい。この場合には、ナビゲーション装置300は、たとえば、通信I/F315を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報はRAM303や磁気ディスク305などに記録され、必要に応じて読み出される。
【0042】
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。また、スピーカ310からは音声が出力される。なお、マイク309から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク305あるいは光ディスク307に記録可能である。
【0043】
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス311は、利用者によって選択されたキーに対応するデータを装置内部へ入力する。
【0044】
映像I/F312は、ディスプレイ313およびカメラ314と接続される。映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ313全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video
RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ313を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0045】
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ313としては、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。ディスプレイ313は、車両に複数備えられていてもよく、たとえば、運転者に対するものと後部座席に着座する搭乗者に対するものなどである。
【0046】
カメラ314は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ314によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F312を介してCPU301あるいは磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力する。
【0047】
また、カメラ314によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F312を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力する。CPU301に出力された映像は、たとえば、搭乗者の特定挙動の決定に用いられる。また、記録媒体に出力された映像は、ドライブレコーダ用画像として上書き記録や保存がおこなわれる。
【0048】
通信I/F315は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F315は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F315は、テレビ放送やラジオ放送を受信する。
【0049】
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F315は、たとえば、FMチューナー、VICS/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは、登録商標である。
【0050】
GPSユニット316は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を算出する。GPSユニット316の出力情報は、後述する各種センサ317の出力値とともに、CPU301による車両の現在地点の特定に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
【0051】
各種センサ317は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を決定することが可能な情報を出力する。各種センサ317の出力値は、CPU301による車両の現在地点の特定や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【0052】
なお、図1に示した実施の形態にかかる施設検索装置100の入力部101は入力デバイス311によって、検索部102はCPU301とROM302とによって、出力部103は音声I/F308とスピーカ310と、または映像I/F312とディスプレイ313とによって、それぞれの機能が実現される。
【0053】
(施設情報データベース)
つぎに、前述した施設情報データベースの記録内容について説明する。図4は、施設情報データベースの記録内容を示す説明図である。なお、施設情報データベースは、たとえば、磁気ディスク305に記録される。図4に示すように、施設情報データベース400には、それぞれの施設ごとの名称401と、ジャンル402と、位置情報403と、建物ID404とが記録される。
【0054】
名称401は、施設の名称をあらわす情報である。名称401は、たとえば、施設の所有者によって任意に決定された各施設の名称を、ナビゲーション装置300の製造側が調査して名称401に記録する。
【0055】
ジャンル402は、施設が属するジャンルをあらわす情報である。すなわち、それぞれの施設は、ジャンル402によって分類されている。なお、ジャンル402は、階層的に構成されてもよい。たとえば、施設を大まかに分類する大ジャンルとして『飲食店』、当該大ジャンル『飲食店』の下位に施設を詳細に分類する小ジャンルとして『ファーストフード』、『レストラン』、『喫茶店』などを構成し、ジャンル402を階層的に構成する。この場合には、それぞれの施設は、大ジャンルと、小ジャンルの2つのジャンルを有する。
【0056】
位置情報403は、施設が位置する地点をあらわす情報である。具体的には、位置情報403は、それぞれの施設を、地図情報上で一意に特定可能な情報である。位置情報403は、施設が位置する地点を地図情報上で一意に特定できる情報であればよく、地図情報に記録された任意の座標系を用いてあらわしてもよいし、緯度および経度などを用いてあらわしてもよい。また、位置情報403は、施設の住所などを用いてあらわしてもよい。
【0057】
建物ID404は、施設の建物をあらわす情報である。建物ID404は、たとえば、施設が単独で固有の建物を有する場合には、当該施設と当該建物ID404とは一対一で対応した、数字によってあらわされる。また、たとえば、施設が複合施設の建物内に収容される場合には、当該複合施設の建物内に収容されるすべての施設の建物ID404は、複合施設の建物が有する建物ID404となる。すなわち、建物ID404が同一である施設同士は、同一の建物内にあることを示す。
【0058】
(複合施設データベース)
つぎに、前述した複合施設データベースの記録内容について説明する。図5は、複合施設データベースの記録内容を示す説明図である。なお、複合施設データベースは、たとえば、磁気ディスク305に記録される。図5に示すように、複合施設データベース500には、複合施設ごとに、名称501と、ジャンル502と、位置情報503と、建物ID504とを記録している。
【0059】
名称501は、複合施設の名称をあらわす情報である。名称501は、たとえば、複合施設の所有者によって任意に決定された各複合施設の名称を、ナビゲーション装置300の製造側が調査して名称501に記録する。
【0060】
ジャンル502は、施設が属するジャンルをあらわす情報である。すなわち、それぞれの複合施設のジャンル502は『複合施設』である。なお、ジャンル502は、階層的に構成されてもよい。たとえば、施設を大まかに分類する大ジャンルとして『複合施設』、当該大ジャンル『複合施設』の下位に施設を詳細に分類する小ジャンルとして『百貨店』、『ショッピングモール』、『アウトレットモール』などを構成し、ジャンル502を階層的に構成する。
【0061】
位置情報503は、複合施設が位置する地点をあらわす情報である。具体的には、位置情報503は、それぞれの複合施設を、地図情報上で一意に特定可能な情報である。位置情報503は、複合施設が位置する地点を地図情報上で一意に特定できる情報であればよく、地図情報に記録された任意の座標系を用いてあらわしてもよいし、緯度および経度などを用いてあらわしてもよい。また、位置情報503は、複合施設の住所などを用いてあらわしてもよい。
【0062】
建物ID504は、複合施設が有する建物をあらわす情報である。すなわち、それぞれの複合施設内に収容される各施設の建物IDは、当該複合施設が有する建物の建物ID504となる。
【0063】
なお、複合施設データベース500は、前述した施設情報データベース400に記録された記録内容のうち、ジャンル402が『複合施設』である施設のみによって構成されるデータベースであるため、複合施設データベース500は、必須の構成ではなく、施設情報データベース400によって代用することも可能である。
【0064】
(ナビゲーション装置の処理概要)
ナビゲーション装置300の処理の概要について説明する。ナビゲーション装置300は、n(n>0)個のジャンルの入力を受け付けると、受け付けたジャンルごとに、当該ジャンルに属する施設を検索する。たとえば、ナビゲーション装置300は、受け付けたジャンルをJ1、J2、・・・、Jnとすると、まず、ジャンルJ1について当該ジャンルJ1に属する施設を検索する。具体的には、ナビゲーション装置300は、施設情報データベース400の記録内容から、ジャンルがJ1の施設を検索する。
【0065】
ナビゲーション装置300は、ジャンルJ1に属する施設を検索し、当該検索の検索結果R1を得る。ナビゲーション装置300は、検索結果R1を、たとえば、RAM303に格納し、つぎに、同様にして、ジャンルJ2について当該ジャンルJ2に属する施設を検索する。ナビゲーション装置300は、当該検索の検索結果R2を得ると、RAM303に格納し、同様にして、Jnまでの検索をおこない、検索結果R1〜Rnを得る。
【0066】
ナビゲーション装置300は、検索結果R1〜Rnを得ると、検索結果R1〜Rnのいずれの検索結果にも含まれる建物IDを検索する。検索結果R1〜Rnのいずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索された場合には、ナビゲーション装置300は、複合施設データベース500の中から当該建物IDと同一の建物IDを有する複合施設を検索し、当該複合施設の名称や位置情報を取得する。
【0067】
なお、ナビゲーション装置300は、検索結果R1〜Rnのいずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索されなかった場合には、たとえば、検索結果R1〜Rnのうち、n−1個の検索結果に含まれる建物IDを検索する。n−1個の検索結果に含まれる建物IDが検索された場合には、ナビゲーション装置300は、複合施設データベース500の中から当該建物IDと同一の建物IDを有する複合施設を検索し、当該複合施設の名称や位置情報を取得する。
【0068】
ナビゲーション装置300は、n−1個の検索結果に含まれる建物IDが検索されなかった場合には、つぎに、n−2個の検索結果に含まれる建物IDを検索し、準複合施設を検索する。このようにして、ナビゲーション装置300は、入力された複数のジャンルのうち、少なくとも2つのジャンルに属する施設を有する準複合施設を検索する。
【0069】
また、ナビゲーション装置300は、検索結果R1〜Rnのいずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索されなかった場合には、たとえば、検索された各々のジャンルに属する施設に関する情報をジャンルごとに区別して出力してもよい。具体的には、たとえば、ナビゲーション装置300は、検索結果R1〜Rnまでの検索結果を、R1から順次出力する。
【0070】
(ナビゲーション装置の具体的な検索例)
図6は、ナビゲーション装置300の具体的な検索例を示す説明図である。なお、図6に示す説明図は、ナビゲーション装置300に複数のジャンルとして、『ガソリンスタンド』、『ファーストフード』、『スーパーマーケット』が入力された場合の例である。
【0071】
図6中(A)で示す図は、ジャンル『ガソリンスタンド』に属する施設の検索結果である。すなわち、前述した施設情報データベース400に記録された記録内容において、ジャンル402が『ガソリンスタンド』である施設を絞り込み検索した検索結果である。
【0072】
図6中(A)で示すように、ジャンル『ガソリンスタンド』に属する施設の検索結果として、『○○ガソリンスタンド』、『ガソリンスタンド××』、『△△ガソリンスタンド』が検索される。なお、『○○ガソリンスタンド』の建物IDは『1』となっており、『ガソリンスタンド××』の建物IDは『3』、『△△ガソリンスタンド』の建物IDは『7』となっている。
【0073】
ナビゲーション装置300は、ジャンル『ガソリンスタンド』に属する施設の検索結果を得たのち、たとえば、当該検索結果をRAM303に格納して、つぎに、ジャンル『ファーストフード』に属する施設を検索する。
【0074】
図6中(B)で示す図は、ジャンル『ファーストフード』に属する施設の検索結果である。すなわち、前述した施設情報データベース400に記録された記録内容において、ジャンル402が『ファーストフード』である施設を絞り込み検索した検索結果である。
【0075】
図6中(B)で示すように、ジャンル『ファーストフード』に属する施設の検索結果として、『○○バーガー』、『×▲フライドチキン』、『××ドーナッツ』が検索される。なお、『○○バーガー』の建物IDは『1』となっており、『×▲フライドチキン』の建物IDは『5』、『××ドーナッツ』の建物IDは『2』となっている。
【0076】
ナビゲーション装置300は、ジャンル『ファーストフード』に属する施設の検索結果を得たのち、たとえば、当該検索結果をRAM303に格納して、つぎに、ジャンル『スーパーマーケット』に属する施設を検索する。
【0077】
図6中(C)で示す図は、ジャンル『スーパーマーケット』に属する施設の検索結果である。すなわち、前述した施設情報データベースに記録された施設において、ジャンル402の記録内容がスーパーマーケットである施設を絞り込み検索した検索結果である。
【0078】
図6中(C)で示すように、ジャンル『スーパーマーケット』に属する施設の検索結果として、『○○スーパー』、『▲▲マーケット』、『スーパー□■』が検索される。なお、『○○スーパー』の建物IDは『1』となっており、『▲▲マーケット』の建物IDは『4』、『スーパー□■』の建物IDは『6』となっている。
【0079】
ナビゲーション装置300は、ジャンル『スーパーマーケット』に属する施設の検索結果を得たのち、当該検索結果をRAM303に格納する。ナビゲーション装置300は、入力された複数のジャンル『ガソリンスタンド』、『ファーストフード』、『スーパーマーケット』のすべてにおいて、それぞれの検索の検索結果を得ると、いずれの検索結果にも含まれる建物IDを検索する。すなわち、図6に示す場合には、いずれの検索結果にも含まれる建物IDとして、建物ID『1』が検索される。
【0080】
建物ID『1』を検索したのち、ナビゲーション装置300は、建物ID『1』を用いて、複合施設データベース500から該当する複合施設を検索する。なお、図5において、建物ID『1』の複合施設は、『○○ショッピングモール』であるので、『○○ショッピングモール』を該当の複合施設として特定する。そして、ナビゲーション装置300は、たとえば、複合施設データベース500に記録された『○○ショッピングモール』の位置情報などを利用して、『○○ショッピングモール』までの経路を探索し、利用者を『○○ショッピングモール』まで誘導する。
【0081】
(ナビゲーション装置の処理手順)
つぎに、本実施例のナビゲーション装置の処理手順について説明する。図7は、本実施例のナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートは、たとえば、利用者によって、複数のジャンルの入力を受け付けた場合に開始される。
【0082】
図7に示すように、ナビゲーション装置300は、まず、複数のジャンルの入力を受け付けるまで待機する(ステップS701:Noのループ)。具体的には、たとえば、ナビゲーション装置300は、入力デバイス311が利用者に操作されることによって、利用者の所望する複数のジャンルの入力を受け付けるまで待機する。
【0083】
ステップS701において、複数のジャンルの入力を受け付けたと判定された場合(ステップS701:Yes)には、ナビゲーション装置300は、後述する複合施設検索処理を実行する(ステップS702)。なお、複合施設検索処理については、図8を用いて詳細に後述する。
【0084】
ステップS702において、複合施設検索処理を実行したのち、ナビゲーション装置300は、複合施設検索処理の実行によって複合施設が検索できたか否かを判定する(ステップS703)。ステップS703において、複合施設が検索できたと判定された場合(ステップS703:Yes)には、ナビゲーション装置300は、検索された複合施設までの経路を探索する(ステップS704)。
【0085】
一方、ステップS703において、複合施設が検索できなかったと判定された場合(ステップS703:No)には、ナビゲーション装置300は、複合施設検索処理の実行によって準複合施設が検索できたか否かを判定する(ステップS705)。
【0086】
ステップS705において、準複合施設が検索できたと判定された場合(ステップS705:Yes)には、ナビゲーション装置300は、検索された準複合施設までの経路を探索する(ステップS706)。ステップS704またはステップS706において、経路を探索したのち、ナビゲーション装置300は、探索された経路を誘導し(ステップS707)、一連の処理を終了する。
【0087】
一方、ステップS705において、準複合施設が検索できなかったと判定された場合(ステップS705:No)には、ナビゲーション装置300は、各々のジャンルごとの検索結果を出力し(ステップS708)、一連の処理を終了する。
【0088】
(複合施設検索処理の処理手順)
つぎに、前述した複合施設検索処理の処理手順について説明する。図8は、複合施設検索処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0089】
図8に示すように、ナビゲーション装置300は、前述したステップS701において、複数のジャンルの入力を受け付けたと判定された場合には、受け付けた複数のジャンルに対して、各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索する(ステップS801)。
【0090】
ステップS801において、各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索し、それぞれの検索結果を得たのち、ナビゲーション装置300は、いずれの検索結果にも含まれる建物IDを検索する(ステップS802)。
【0091】
ステップS802において、いずれの検索結果にも含まれる建物IDを検索したのち、ナビゲーション装置300は、いずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索できたか否かを判定する(ステップS803)。
【0092】
ステップS803において、いずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索できたと判定された場合(ステップS803:Yes)には、ナビゲーション装置300は、当該建物IDを特定する(ステップS804)。
【0093】
ステップS804において、建物IDを特定したのち、ナビゲーション装置300は、特定した建物IDを用いて、複合施設データベース500から、該当する複合施設を検索する(ステップS805)。
【0094】
ステップS805において、該当する複合施設を検索したのち、ナビゲーション装置300は、当該検索の検索結果から、該当する複合施設を特定し(ステップS806)、複合施設検索処理を終了して、前述したステップS703へ進む。
【0095】
一方、ステップS803において、いずれの検索結果にも含まれる建物IDが検索できなかったと判定された場合(ステップS803:No)には、ナビゲーション装置300は、少なくとも2つの検索結果に含まれる建物IDが検索できたか否かを判定する(ステップS807)。
【0096】
ステップS807において、少なくとも2つの検索結果にも含まれる建物IDが検索できたと判定された場合(ステップS807:Yes)には、ナビゲーション装置300は、当該建物IDを特定する(ステップS808)。
【0097】
ステップS808において、建物IDを特定したのち、ナビゲーション装置300は、特定した建物IDを用いて、複合施設データベース500から、該当する準複合施設を検索する(ステップS809)。
【0098】
ステップS809において、該当する準複合施設を検索したのち、ナビゲーション装置300は、当該検索の検索結果から、該当する準複合施設を特定し(ステップS810)、複合施設検索処理を終了して、前述したステップS703へ進む。
【0099】
なお、ステップS807において、少なくとも2つの検索結果にも含まれる建物IDを検索できなかったと判定された場合(ステップS807:No)には、ナビゲーション装置300は、そのまま、複合施設検索処理を終了して、前述したステップS703へ進む。
【0100】
以上に説明したように、本実施例のナビゲーション装置300によれば、複数のジャンルが入力された場合に、当該複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索し、当該複合施設までの経路を誘導することができる。これにより、利用者は複数の目的を一つの複合施設のみで達成することができるので、移動にかかる手間や時間を低減させ、利便性を向上させることができる。
【0101】
さらに、本実施例のナビゲーション装置300によれば、入力された複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索できなかった場合には、当該複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索し、各々のジャンルに属する施設に関する情報をジャンルごとに区別して出力することができる。これにより、利用者は目的を達成できる各々のジャンルごとの施設を知ることができるので、利便性を向上させることができる。
【0102】
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、入力された複数のジャンルに属する施設が一箇所に集中された複合施設を検索できなかった場合には、準複合施設を検索し、検索された準複合施設までの経路を誘導することができる。これにより、利用者は準複合施設を利用することで複数の目的を一箇所で達成することができるため、移動にかかる手間や時間を低減させ、利便性を向上させることができる。
【0103】
なお、複合施設検索処理の実行によって複数の複合施設が検索された場合には、たとえば、ナビゲーション装置300は、現在地点特定プログラムによって特定されたナビゲーション装置300の現在地点からもっとも近い複合施設までの経路を探索する。また、ナビゲーション装置300は、検索された複数の複合施設の一覧をディスプレイ313に表示して、利用者に所望の複合施設を選択させてもよい。
【0104】
また、各々のジャンルに属する施設を検索する際に、たとえば、ナビゲーション装置300は、現在地点特定プログラムによって特定されたナビゲーション装置300の現在地点から所定範囲内の施設のみを検索することとしてもよい。ここで、所定範囲内とは、たとえば、所定の距離内(たとえば、半径10km以内)の範囲であってもよいし、所定時間内(たとえば、30分以内)に到着可能な範囲であってもよい。
【0105】
なお、本実施の形態で説明した施設検索方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる施設検索装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】施設情報データベースの記録内容を示す説明図である。
【図5】複合施設データベースの記録内容を示す説明図である。
【図6】ナビゲーション装置の具体的な検索例を示す説明図である。
【図7】本実施例のナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】複合施設検索処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0107】
100 施設検索装置
101 入力部
102 検索部
103 出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって受け付けられた前記複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された前記複合施設に関する情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする施設検索装置。
【請求項2】
前記検索手段は、前記複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設および当該施設を有する建物をジャンルごとに検索し、当該ジャンル検索すべてにおいて検索された建物を前記複合施設として検索することを特徴とする請求項1に記載の施設検索装置。
【請求項3】
前記検索手段は、前記複合施設を検索できなかった場合に、前記複数のジャンルについての各々のジャンルに属する施設をジャンルごとに検索し、
前記出力手段は、前記検索手段によって検索された各々のジャンルに属する施設に関する情報をジャンルごとに区別して出力することを特徴とする請求項1または2に記載の施設検索装置。
【請求項4】
前記検索手段は、前記複合施設を検索できなかった場合に、前記複数のジャンルのうちの少なくとも2つのジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設(以下、「準複合施設」という)を検索することを特徴とする請求項1または2に記載の施設検索装置。
【請求項5】
施設に関する複数のジャンルの入力を受け付ける入力工程と、
前記入力工程によって受け付けられた前記複数のジャンルについて各ジャンルに属する施設が一箇所に集合された複合施設を検索する検索工程と、
前記検索工程によって検索された前記複合施設に関する情報を出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする施設検索方法。
【請求項6】
請求項5に記載の施設検索方法をコンピュータに実行させることを特徴とする施設検索プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の施設検索プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−146299(P2009−146299A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−324966(P2007−324966)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】