説明

旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置

【課題】 運転席のエアコンの快適さを向上させると同時に、足下スペースを確保することができるようにする。
【解決手段】 エアコン用吹出ダクト35は、運転席11の前側方に配置されかつ旋回台2の上板19上に固定される第1通路形成部39と、第1通路形成部39の前部上に設けられると共に第1通路形成部39から操縦装置27に向けて内側方に突出する第2通路形成部40とを有し、第1通路形成部39は、後部にエアコンユニット34の送風口に連通される第1導入口が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口が設けられ、内側壁に運転席11側にエアーを放出する吹出口が設けられ、第2通路形成部40は、外側下部が前記第1導出口に連通し、内側方突出部に運転席11側にエアーを放出する吹出口が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
バックホー等の旋回作業機では、旋回台上に、運転席と、運転席の前方の操縦装置と、運転席の下方に配置されたエアコンユニットと、運転席より前方でかつ操縦装置の側方でエアコンユニットから旋回台内を通って供給されるエアーを運転席側に吹き出すエアコン用吹出ダクトとが設けられている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−268802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の従来のエアコン用吹出ダクト装置は、運転席の前方にペダル等の操縦装置が配置されているため、前方の一側方のみにしかエアコン通路形成部が設けられていない。従って、従来のエアコン用吹出ダクト装置では、運転席の前側方からしかエアーを吹き出しておらず、前方からのエアーの吹き出しはなく、運転席側への空調管理機能が低かった。
本発明は上記問題点に鑑み、足下の障害にならないように足下スペースを確保した上で、運転席の前側方だけでなく前方からもエアーを吹き出させて運転席側への空調管理機能を向上させることのできるエアコン用吹出ダクト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、旋回台上に、運転席と、運転席の前方の操縦装置と、運転席の近傍に配置されたエアコンユニットと、運転席より前方でかつ操縦装置の側方でエアコンユニットから供給されるエアーを運転席側に吹き出すエアコン用吹出ダクトとが設けられており、
前記エアコン用吹出ダクトは、運転席の前側方に配置されかつ旋回台の上板上に固定される第1通路形成部と、第1通路形成部の前部上に設けられると共に第1通路形成部から操縦装置に向けて内側方に突出する第2通路形成部とを有し、
第1通路形成部は、後部にエアコンユニットの送風口に連通される第1導入口が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口が設けられ、内側壁に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられ、
第2通路形成部は、外側下部が前記第1導出口に連通し、内側方突出部に運転席側へエアーを放出する吹出口が設けられている点にある。
【0006】
また、本発明の他の技術的手段は、旋回台の前上部に操縦ペダルが配置され、この操縦ペダルの上方に第2通路形成部が位置しており、第2通路形成部の底壁が第1通路形成部から離れる内側方先端に行くに従って上方に向かうように傾斜されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、第1通路形成部の内側壁の前部が後部よりも左右方向外方に凹んでいて、第1通路形成部は前部が後部よりも幅狭になっている点にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1通路形成部と第2通路形成部とを組み合わせることにより、足下の障害にならないように足下スペースを確保した上で、第1通路形成部及び第2通路形成部の吹出口から運転席の前側方だけでなく前方からもエアーを吹き出させて運転席側への空調管理機能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態を示すバックホーの上部の斜視図である。
【図2】同バックホーの上部前部の斜視図である。
【図3】同エアコン用送気ダクトを背面側から見た斜視図である。
【図4】同エアコン用送気ダクトを正面側から見た斜視図である。
【図5】同エアコン用送気ダクトの左側面断面図である。
【図6】同エアコン用送気ダクトの平面図である。
【図7】同エアコン用送気ダクトの底面図である。
【図8】同エアコン用送気ダクトの背面図である。
【図9】同第1通路形成部の分解斜視図である。
【図10】同第2通路形成部の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、1は超小旋回型のバックホーで例示した旋回作業機の上部構造を示しており、バックホー1はクローラ式の走行機体(図示せず)上に縦軸を介して旋回台2を旋回自在に搭載し、旋回台2の前部にはブーム、アーム、バケットを有する掘削装置(図示せず)が装着される。
【0010】
旋回台2は厚板材からなる旋回基板3で底部を構成しており、この旋回基板3が走行装置上に旋回ベアリングを介して旋回自在に支持されている。
旋回基板3の前端部に掘削装置のブーム及びブームシリンダを支持する支持ブラケット5が設けられ、旋回基板3の後部にエンジンが搭載され、旋回基板3上に、エンジンの前方を前後に仕切る仕切壁8と、支持ブラケット5と仕切壁8とを連結する左右一対の縦リブ9L,9Rとが設けられている。一対の縦リブ9L,9Rは互いに平行になって後方に延出され、後端が仕切壁8に溶接等により固着されている。
【0011】
旋回台2の後部にはエンジン等を覆うボンネットが搭載され、ボンネットの前側には運転席11が配置され、運転席11の前方の旋回台2の前部には、走行操縦装置27、操縦ペダル28等を有する操縦部12が設けられている。
なお、旋回台2には操縦部12を取り囲むように、ロプス等の転倒保護装置が装着されるか、又は操縦部12を取り囲むようにキャビンが装着される。
【0012】
運転席11の左右両側には左右一対の操縦台13L,13Rが配置され、左右操縦台13L,13Rにはそれぞれ左操作レバー14L、右操作レバー14Rが設けられている。左操作レバー14Lは、旋回・アーム用の操作レバーであり、右操作レバー14Rは、ブーム・バケット用の操作レバーである。
左操縦台13L,13Rにアンロードレバー15が前上方に突設されいて、乗降に障害となる配置となっており、アンロードレバー15の引き上げによって、左右操作レバー14L,14Rによる旋回・アーム、ブーム・バケットの操作を不能にするように構成されている。
【0013】
運転席11の右前方に表示パネル(メータパネル)16が設けれている。表示パネル16は、右操縦台13Rに前方突出した支持腕を介して右操縦台13Rの前方に設けられている。
運転席11の下方及び前下に旋回台2の上板(ステップ)19が設けられている。旋回台2の上板(ステップ)19は、ユニット取付台21と脱着用ステップ板22とステップ小片23と前ステップ板24とを有している。
【0014】
図2に示すように、運転席11の前方の前ステップ板24上には左右一対の走行レバーを有する走行操縦装置27が配置され、旋回台2の前上部である走行操縦装置27の右側には作業装置を左右揺動操作するスイングペダル(操縦ペダル)28が設けられ、走行操縦装置27の左側には、作業装置に別途設けられる油圧アクチュエータを操作するSPペダル29が設けられている。
【0015】
図1に示すように、仕切壁8及び左縦リブ9Lにステップ取付板30が前方又は左側方に突設され、旋回基板3の前部側に複数本の支持体31が上方に突設され、旋回台2の上板(ステップ)19がステップ取付板30に載置固定されると共に複数の支持体31上に載置固定されて、ステップ19は旋回基板3の上方に配置されている。
運転席11と走行操縦装置27との間の旋回台2上面に脱着用ステップ板22によって閉鎖可能な作業窓33が形成されている。
【0016】
旋回台2上に、運転席11下方でユニット取付台21に設置されたエアコンユニット34と、運転席11より前方でかつ走行操縦装置27の側方でエアコンユニット34からのエアーを吹き出すエアコン用吹出ダクト35とが設けられている。
旋回台2の内部、即ち、旋回台2の上板19の下方に、エアコンユニット34の送気口とエアコン用吹出ダクト35の導入口とを連結するエアコン用送気ダクト36が設けられている。
【0017】
エアコンユニット34は、例えば蒸発器と膨張弁と送風機とを備え、導入した空気を冷媒により冷却して、その冷却空気を送気口から送出するように構成されている。
前記エアコン用送気ダクト36のエアコンユニット34側は、前記作業窓33からユニット取付台21の下にエアコンユニット34の送気口に連通するように取り付けられている。エアコン用送気ダクト36のエアコン用吹出ダクト35側に、前記ステップ小片23が設けられ、このステップ小片23は脱着用ステップ板22と略同一高さで旋回台2に着脱自在に固定されている。
【0018】
前記エアコン用吹出ダクト35は、運転席11の前側方に配置されかつ旋回台2の上板19上に固定される第1通路形成部(第1ボックス)39と、第1通路形成部39の前部上に固定されると共に第1通路形成部39から走行操縦装置27に向けて内側方に突出する第2通路形成部(第2ボックス)40とを有している。
図3〜図9に示すように、本実施形態では、第1通路形成部39は、板金を正面視コの字状に折り曲げてなる第1構成部材41と、板金を平面視コの字状に折り曲げてなる第2構成部材42とを、箱形に組み合わせて互いに溶接されている。
【0019】
第1通路形成部39は、第1構成部材41で形成する上壁43と外側壁44と底壁45を有し、第2構成部材42で形成する前壁47と内側壁48と後壁49とを有している。
第1通路形成部39は、底壁45の後部にエアコンユニット34の送風口に連通される第1導入口51が設けられ、かつこの第1導入口51を取り囲むようにステップ小片23との間に配置されるリング状のシール52が固着され、上壁43の前部に第1導出口53が設けられ、内側壁48の後部に運転席11側へエアーを放出する側方吹出口54が設けられている。
【0020】
第1通路形成部39の内側壁48の前部が後部よりも左右方向外方に凹んでいて、前部が後部よりも幅狭になっており、内側壁48の前下部に第1通路形成部39を旋回台2の上板19に取り付ける取付片55が突設されている。即ち、第1通路形成部39は前部内壁に凹部48aが形成されており、この凹部48a内の下部に取付片55を設けている。
取付片55は固定部56と取付部57とをL字状に有し、取付片55の固定部56が外側壁44の下部外面に配置されて溶接等により固着され、取付片55の取付部57は底壁45の下面に沿って配置されて第1通路形成部39から内側方に突設されている。その突出部分に複数の取付孔58が形成されている。
【0021】
第1通路形成部39は前ステップ板24及びステップ小片23上に載置され、取付片55が取付孔58を介してボルトにより前ステップ板24に固定されている。ステップ小片23の連通孔59がエアコン用送気ダクト36に連通されると共に、第1通路形成部39の第1導入口51に連通されている。
図5に示すように、第1通路形成部39内の前部側に前上がりに傾斜した前整風板61が固設されており、また、第1通路形成部39内の後部側の上部に前上がりに傾斜した後整風板62が固設されており、第1導入口51から導入したエアーを第1導入口51から第1導出口53及び後述する第2通路形成部40の第2導入口75にスムーズに導くようになっている。
【0022】
図3〜図10に示すように、第2通路形成部40は、板金を正面視コの字状に折り曲げてなる第3構成部材63と、板材を側面視コの字状に折り曲げてなる第4構成部材64とを、箱形に組み合わせて溶接されており、第2通路形成部40は、第3構成部材63で形成する内側壁67と底壁68と外側壁69とを有すると共に、第4構成部材64で形成する上壁71と前壁72と後壁73とを有している。
【0023】
第2通路形成部40は、底壁68の外側部に前記第1導出口53に連通する第2導入口75が設けられ、その内側方突出部の上壁71と後壁73とに上吹出口76と後吹出口77とが設けられている。
第1導出口53と第2導入口75とが上下に連通するように第1通路形成部39上に第2通路形成部40が載置されて溶接等により互いに固着されている。
【0024】
図2に示すように、第2通路形成部40は操縦ペダル28の上方に位置しており、その底壁68は第1通路形成部39から離れる内側方先端に行くに従って上方に向かうように傾斜されている。
なお、第1通路形成部39及び第2通路形成部40の外周面には図示省略の断熱材が貼り付けられている。
【0025】
前記実施形態によれば、エアコン用吹出ダクト35は、運転席11の前側方に配置されかつ旋回台2の上板19上に固定される第1通路形成部39と、第1通路形成部39の前部上に固定されると共に第1通路形成部39から走行操縦装置27に向けて内側方に突出する第2通路形成部40とを有しているので、第1通路形成部39と第2通路形成部40とを組み合わせることにより、足下の障害にならないように足下スペースを確保した上で、第1通路形成部39及び第2通路形成部40の吹出口54,76,77から運転席11の前側方だけでなく前方からもエアーを吹き出させて運転席11側への空調管理機能を向上させることができる。また、エアコン用吹出ダクト装置を容易に製造することができて、組み付け工数を減らせることができ、取り付けも簡単に行うことができる。
【0026】
また、第1通路形成部39は、底壁45の後部にエアコンユニット34の送風口に連通される第1導入口51が設けられ、上壁43の前部に第1導出口53が設けられ、外側壁48の後部に吹出口54が設けられ、第2通路形成部40は、底壁45の外側部に前記第1導出口53に連通する第2導入口75が設けられ、第2通路形成部40の内側方突出部に吹出口76,77が設けられているので、エアコンユニット34の送風口と第1導入口51とをエアコン送気ダクト36で連通させることにより、エアコンユニット34からのエアーを、第1通路形成部39の側方吹出口54から内側方(運転席11側)に向けて吹き出させると共に、第1通路形成部39の第1導出口53及び第2通路形成部40の第2導入口75を通して、第2通路形成部40の上吹出口76及び後吹出口77から上方及び後方(運転席11側)に向けて吹き出させることができ、第1通路形成部39及び第2通路形成部40の吹出口54,76,77から運転席11の前方等から運転席11の周囲にエアコンユニット34のエアーを良好に吹き出すことができる。なお、吹出口54,76,77には風向案内部材78,79等が取り付けられている。
【0027】
また、旋回台2の前上部に操縦ペダル28が配置され、この操縦ペダル28の上方に第2通路形成部40が位置しており、第2通路形成部40の底壁68が第1通路形成部39から離れる内側方先端に行くに従って上方に向かうように傾斜されているので、操縦ペダル28の上方をペダル操作するための広い空間を確保することができ、操縦ペダル28のペダル操作を楽になすことができる。
【0028】
また、第1通路形成部39の内側壁48に凹部48aを形成しての前部が後部よりも左右方向外方に凹むように第1通路形成部39は前部が後部よりも幅狭になっているので、走行操縦装置27乃至操縦ペダル28の設置部分を広くすることができ、走行操縦装置27乃至操縦ペダル28の操作をスムーズになし得る。また、第1通路形成部39の前下部に旋回台2の上板19に取り付けられる取付片55が内側方に突設されているので、取付片55を利用して、ステップ19等にエアコン用吹出ダクト35を簡単に取り付けることができる。
【0029】
また、本実施形態のように、第1通路形成部39及び第2通路形成部40は、板金を折り曲げてなる第1構成部材41、第2構成部材42、第3構成部材63及び第4構成部材64を溶接等により固着したものとすれば、構造簡単にして安価に製造することができ、特に、生産台数が少なく合成樹脂の型代にコストをかけられない場合に安価に製造することができる。
【0030】
なお、本発明のエアコン用吹出ダクト装置はバックホー1だけでなく、ショベルその他の作業機にも適用できる。
また、前記実施の形態では、運転席11の下方にエアコンユニット34を配置しているが、エアコンユニット34を運転席11の下方に限らず運転席11の側方その他の近傍に配置するようにしてもよい。
【0031】
また、前記実施の形態では、第1通路形成部39の底壁45の後部に第1導入口51が設けられているが、これに代え、第1導入口51を、第1通路形成部39の後壁49又は外側壁44の後部その他に設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、第1通路形成部39の上壁43の前部に第1導出口53が設けられているが、これに代え、第1導出口53を第1通路形成部39の外側壁44又は内側壁48の上側前部その他に設けるようにしてもよい。
【0032】
また、前記実施の形態では、内側壁48の後部に運転席11側へエアーを放出する吹出口54が設けられているが、これに代え、内側壁48の前部に運転席11側へエアーを放出する吹出口54を設けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 バックホー
2 旋回台
11 運転席
19 上板(ステップ)
27 走行操縦装置
28 操縦ペダル
34 エアコンユニット
35 エアコン用吹出ダクト
39 第1通路形成部
40 第2通路形成部
43 上壁
45 底壁
48 内側壁
53 第1導出口
54 側方吹出口
68 底壁
76 上吹出口
77 後吹出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
旋回台(2)上に、運転席(11)と、運転席(11)の前方の操縦装置(27)と、運転席(11)の近傍に配置されたエアコンユニット(34)と、運転席(11)より前方でかつ操縦装置(27)の側方でエアコンユニット(34)から供給されるエアーを運転席(11)側に吹き出すエアコン用吹出ダクト(35)とが設けられており、
前記エアコン用吹出ダクト(35)は、運転席(11)の前側方に配置されかつ旋回台(2)の上板(19)上に固定される第1通路形成部(39)と、第1通路形成部(39)の前部上に設けられると共に第1通路形成部(39)から操縦装置(27)に向けて内側方に突出する第2通路形成部(40)とを有し、
第1通路形成部(39)は、後部にエアコンユニット(34)の送風口に連通される第1導入口(51)が設けられ、前部にエアーを排出する第1導出口(53)が設けられ、内側壁(48)に運転席(11)側へエアーを放出する吹出口(54)が設けられ、
第2通路形成部(40)は、外側下部が前記第1導出口(53)に連通し、内側方突出部に運転席(11)側へエアーを放出する吹出口(76,77)が設けられていることを特徴とする旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。
【請求項2】
旋回台(2)の前上部に操縦ペダル(28)が配置され、この操縦ペダル(28)の上方に第2通路形成部(40)が位置しており、第2通路形成部(40)の底壁(68)が第1通路形成部(39)から離れる内側方先端に行くに従って上方に向かうように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。
【請求項3】
第1通路形成部(39)の内側壁(48)の前部が後部よりも左右方向外方に凹んでいて、第1通路形成部(39)は前部が後部よりも幅狭になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回作業機のエアコン用吹出ダクト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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