説明

旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置

【課題】 エアコン用送気ダクト一端側と他端側とをエアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口に一致させて簡単に取り付けることができると共に、旋回台の上板の下方等に各種のハーネスを配線した後でも、エアコン用送気ダクトを簡単に組み付けることができるようにする。
【解決手段】 運転席と操縦装置との間の旋回台2上面にステップ板22によって閉鎖可能な作業窓33を形成する。前記エアコン用送気ダクト36は、前記作業窓33からユニット取付台21の下にエアコンユニット34の送気口に連通するように取り付けられる第1接続具51と、エアコン用吹出ダクト35の導入口44に連通するように旋回台2に取り付けられる第2接続具52と、第1接続具51と第2接続具52とを連結する送気用ホース53とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
バックホー等の旋回作業機には、旋回台上に、運転席と、運転席の前方の操縦装置と、運転席下方で旋回台の上板を構成するユニット取付台に設置されたエアコンユニットと、運転席より前方でかつ操縦装置の側方でエアコンユニットからのエアーを吹き出すエアコン用吹出ダクトとを設け、旋回台の上板の下方に、エアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口とを連結するエアコン用送気ダクトを設けたものがある。
【0003】
この種の従来の旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置では、エアコン用送気ダクトが一体に構成され、エアコンユニットの送気口に連通する側と、エアコン用吹出ダクトの導入口に連通する側とが一体に連結された状態になっており、例えばエアコン用送気ダクトを旋回台の上板の下方に配置して、ステップ等の旋回台の上板にボルトでつり上げて固定していた(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−268802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、従来の場合、エアコン用送気ダクトの一端側と他端側との位置関係に精度が要求され、精度が劣るとエアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口に一致させて取り付けることが困難になる場合があった。また、旋回台の上板の下方等に各種のハーネスを配線した後にエアコン用送気ダクトを組み付けることができなくなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑み、エアコン用送気ダクト一端側と他端側とをエアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口に一致させて簡単に取り付けることができると共に、旋回台の上板の下方等に各種のハーネスを配線した後でも、エアコン用送気ダクトを簡単に組み付けることができるようになるエアコン用送気ダクト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、旋回台上に、運転席と、運転席の前方の操縦装置と、運転席下方で旋回台の上板を構成するユニット取付台に設置されたエアコンユニットと、運転席より前方でかつ操縦装置の側方でエアコンユニットからのエアーを吹き出すエアコン用吹出ダクトとが設けられ、旋回台の上板の下方に、エアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口を連結するエアコン用送気ダクトが設けられており、
運転席と操縦装置との間の旋回台上面にステップ板によって閉鎖可能な作業窓が形成されており、
前記エアコン用送気ダクトは、前記作業窓からユニット取付台の下にエアコンユニットの送気口に連通するように取り付けられる第1接続具と、エアコン用吹出ダクトの導入口に連通するように旋回台に取り付けられる第2接続具と、第1接続具と第2接続具とを連結する送気用ホースとを有している点にある。
【0008】
また、本発明の他の技術的手段は、前記第1接続具には、ユニット取付台の下面に重合固定されるフランジが設けられ、前記ユニット取付台の下面に、第1接続具を作業窓から挿入してフランジの一端部を差し込んで係合する係止部が設けられ、フランジの他端部をユニット取付台に作業窓の上方から締結具で締結するように構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第2接続具には前記エアコン用吹出ダクトの導入口に連通する連通孔を有するステップ小片が設けられ、このステップ小片はステップ板と略同一高さで旋回台に着脱自在に固定されている点にある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、エアコン用送気ダクト一端側と他端側とをエアコンユニットの送気口とエアコン用吹出ダクトの導入口に一致させて簡単に取り付けることができると共に、旋回台の上板の下方等に各種のハーネスを配線した後でも、エアコン用送気ダクトを簡単に組み付けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態を示す図3のA−A線断面図である
【図2】同エアコン用送気ダクト装置部分の右側面図である。
【図3】同旋回台前部の平面図である。
【図4】同エアコン用送気ダクトのエアコンユニット側の平面図である。
【図5】同エアコン用送気ダクトのエアコン用吹出ダクト側の底面図である。
【図6】同バックホーの上部の斜視図である。
【図7】同バックホーの上部前部の斜視図である。
【図8】同エアコン用送気ダクトを正面側から見た斜視図である。
【図9】同旋回台後部の平面図である。
【図10】同旋回台後部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図6において、1は超小旋回型のバックホーで例示した旋回作業機の上部構造を示しており、バックホー1はクローラ式の走行機体(図示せず)上に縦軸を介して旋回台2を旋回自在に搭載し、旋回台2の前部にはブーム、アーム、バケットを有する掘削装置(図示せず)が装着される。
【0012】
旋回台2は厚板材からなる旋回基板3で底部を構成しており、この旋回基板3が走行装置上に旋回ベアリングを介して旋回自在に支持されている。
旋回基板3の前端部に掘削装置のブーム及びブームシリンダを支持する支持ブラケット5が設けられ、旋回基板3の後部に図9及び図10に示すエンジン6が搭載され、旋回基板3上に、エンジン6の前方を前後に仕切る仕切壁8と、支持ブラケット5と仕切壁8とを連結する左右一対の縦リブ9L,9Rとが設けられている。一対の縦リブ9L,9Rは互いに平行になって後方に延出され、後端が仕切壁8に溶接等により固着されている。
【0013】
旋回台2の後部にはエンジン6等を覆うボンネットが搭載され、ボンネットの前側には運転席11が配置され、運転席11の前方の旋回台2の前部には、走行操縦装置27、操縦ペダル28等を有する操縦部12が設けられている。なお、旋回台2には操縦部12を取り囲むように、ロプス等の転倒保護装置が装着されるか、又は操縦部12を取り囲むようにキャビンが装着される。
【0014】
運転席11の左右両側には左右一対の操縦台13L,13Rが配置され、左右操縦台13L,13Rにはそれぞれ左操作レバー14L、右操作レバー14Rが設けられている。左操作レバー14Lは、旋回・アーム用の操作レバーであり、右操作レバー14Rは、ブーム・バケット用の操作レバーである。
左操縦台13L,13Rにアンロードレバー15が前上方に突設されいて、乗降に障害となる配置となっており、アンロードレバー15の引き上げによって、左右操作レバー14L,14Rによる旋回・アーム、ブーム・バケットの操作を不能にするように構成されている。
【0015】
運転席11の右前方に表示パネル(メータパネル)16が設けれている。表示パネル16は、右操縦台13Rに前方突出した支持腕を介して右操縦台13Rの前方に設けられている。
運転席11の下方及び前下に旋回台2の上板(ステップ)19が設けられている。旋回台2の上板(ステップ)19は、ユニット取付台21と脱着用ステップ板22とステップ小片23と前ステップ板24とを有している。
【0016】
図7に示すように、運転席11の前方の前ステップ板24上には左右一対の走行レバーを有する走行操縦装置27が配置され、旋回台2の前上部である走行操縦装置27の右側には作業装置を左右揺動操作するスイングペダル(操縦ペダル)28が設けられ、走行操縦装置27の左側には、作業装置に別途設けられる油圧アクチュエータを操作するSPペダル29が設けられている。
【0017】
図6に示すように、仕切壁8及び左縦リブ9Lにステップ取付板30が前方又は左側方に突設され、旋回基板3の前部側に複数本の支持体31が上方に突設され、旋回台2の上板(ステップ)19がステップ取付板30に載置固定されると共に複数の支持体31上に載置固定されて、ステップ19は旋回基板3の上方に配置されている。
運転席11と走行操縦装置27との間の旋回台2上面に脱着用ステップ板22によって閉鎖可能な作業窓33が形成されている。
【0018】
旋回台2上に、運転席11下方でユニット取付台21に図1及び図2に示す支持片32を介して設置されたエアコンユニット34と、運転席11より前方でかつ走行操縦装置27の側方でエアコンユニット34からのエアーを吹き出すエアコン用吹出ダクト35とが設けられている。
旋回台2の内部、即ち、旋回台2の上板19の下方に、エアコンユニット34の送気口とエアコン用吹出ダクト35の導入口44とを連結するエアコン用送気ダクト36が設けられている。
【0019】
エアコンユニット34は、例えば蒸発器と膨張弁と送風機とを備え、導入した空気を冷媒により冷却して、その冷却空気を送気口からユニット取付台21の送気孔48を介して送出するように構成されている。
図6〜図8に示すように、前記エアコン用吹出ダクト35は、運転席11の前側方に配置されかつ旋回台2の上板19上に固定される第1ボックス39と、第1ボックス39の前部上に固定されると共に第1ボックス39から操縦装置に向けて内側方に突出する第2ボックス40とを有している。第2ボックス40は第1ボックス39上に載置されて溶接等により互いに固着されている。
【0020】
図1及び図8に示すように、第1ボックス39は、底壁43の後部にエアコンユニット34の送風口に連通される導入口44が設けられ、底壁43に導入口44を取り囲むようにリング状のシール45が固着されている。第1ボックス39の前下部に旋回台2の上板19に取り付けられる取付片46が内側方に突設されている。取付片46がボルトにより前ステップ板24に固定され、第1ボックス39の導入口44及びシール45の連通孔47が後述するステップ小片23の連通孔68に連通されている。第1ボックス39の内側壁に風向案内部材を取り付けるための吹出口49が設けられ、第2ボックス40の内側方突出部の上壁及び後壁に吹出口が設けられ、これらに風向案内部材41,42が取り付けられている。
【0021】
図1〜図5に示すように、エアコン用送気ダクト36は、前記作業窓33からユニット取付台21の下にエアコンユニット34の送気口に連通するように取り付けられる第1接続具51と、エアコン用吹出ダクト35の導入口44に連通するように旋回台2に取り付けられる第2接続具52と、第1接続具51と第2接続具52とを連結する送気用ホース53とを有している。
【0022】
第1接続具51はL字状に屈曲した円筒状に形成され、第1接続具51の一端側の上端にユニット取付台21の下面に重合固定されるフランジ55が形成され、他端側に送気用ホース53が接続される連結筒部66が前向き開放状に形成されている。
フランジ55はエアコンユニット34の送風口に連通すると共に第1接続具51に連通する連通口56を有している。フランジ55の上面には連通口56に対応する連通孔58を有するシール57が貼り付けらている。
【0023】
前記ユニット取付台21の下面には、作業窓33から離れた奥側に、第1接続具51を作業窓33から挿入してフランジ55の一端部を差し込んで係合する凹溝状の係止部59が設けられている。
係止部59はユニット取付台21の下面に板片60を介して係止片61を固着してなり、係止片61の先端側に前下がりに傾斜した案内傾斜部62が設けられており、凹溝状の係止部59にフランジ55の一端部を案内するするように構成されている。
【0024】
フランジ55は一端部を係止部59に係止させることにより、第1接続具51をユニット取付台21にあずけることができ、かつ位置決めができる。
フランジ55の他端部(前端部)の下面にナット64が固設されており、フランジ55の他端部をユニット取付台21に作業窓33の上方からナット64に螺合するボルト等の締結具67で締結するように構成されている。
【0025】
フランジ55の一端部の係止部59への係合とフランジ55の他端部をユニット取付台21への締結とによって、フランジ55の連通口56及びシール45の連通孔58を介して、第1接続具51がエアコンユニット34の送風口に連通するように、ユニット取付台21の下面に着脱自在に固定される。
第2接続具52はL字状に屈曲した円筒状に形成され、第2接続具52内に右上がりに傾斜した整風板65が設けられ、エアコンユニット34からのエアーをエアコン用吹出ダクト35の導入口44に向けて効率良く送出するようになっている。
【0026】
第2接続具52の上端にステップ小片23が設けられている。ステップ小片23の左端部の後側に、脱着用ステップ板22の端部を載置する載置片54が突設されている。ステップ小片23はエアコン用吹出ダクト35の導入口44に連通する連通孔68を有している。また、脱着用ステップ板22の左端部にステップ小片23の端部を受ける受止片50が設けられている。
【0027】
ステップ小片23は支持筒体31等にボルト等で固定されて、脱着用ステップ板22と略同一高さで旋回台2に着脱自在に固定され、これにより、ステップ小片23の連通孔68及びシール45の連通孔47を介して第2接続具52がエアコン用吹出ダクト35の導入口44に連通するように旋回台2に着脱自在に固定される。
第2接続具52には送気用ホース53が接続される連結筒部70が左向き開放状に形成されている。
【0028】
送気用ホース53は屈曲自在及び伸縮自在になるように蛇腹ホースにより構成され、送気用ホース53の一端部は第1接続具51の連結筒部66に着脱自在に外嵌固定され、送気用ホース53の他端部は第2接続具52の連結筒部70に着脱自在に外嵌固定されている。
前記エアコン用送気ダクト36は、送気用ホース53の両端に第1接続具51と第2接続具52とを接続した状態で、作業窓33からユニット取付台21の下方に挿入して、一端側の第1接続具51と他端側の第2接続具52をエアコンユニット34の送気口とエアコン用吹出ダクト35の導入口44に一致させて簡単に取り付けることができる。エアコン用送気ダクト36は分割して、第1接続具51から先行して取り付けても良く、旋回台2の上板19の下方等に各種のハーネスを配線した後でも、エアコン用送気ダクト36を簡単に組み付けることができるようになる。
【0029】
また、第1接続具51は作業窓33から挿入してフランジ55の一端部を係止部59に差し込んで係合することによりユニット取付台21に簡単に取り付けることができる。
また、第2接続具52は、脱着用ステップ板22と略同一高さで旋回台2に着脱自在に固定されているステップ小片23を使用して旋回台2に固定することによって、エアコン用吹出ダクト35の導入口44に連通するするように簡単に連結することができる。
【0030】
図9及び図10において、ボンネット内には、旋回基板3に固定の支持フレーム73が具備されている。支持フレーム73は左右一対の後脚体74,75と、左右一対の前脚体76,77と、これら脚体74,75,76,77の上端に連結されると共にボンネット前壁等が取り付けられる上板体78とから主構成されていて、エンジン6を跨ぐように配置されており、各後脚体74,75及び前脚体76,77の下端が支持脚等を介して旋回基板3に取付固定されている。
【0031】
ボンネット内におけるエンジン6の右側方に冷却ファン80とラジエータ81とが設けられ、冷却ファン80は冷却風をラジエータ81側からエンジン6側に送風している。ラジエータ81の右側方にエアコン用コンデンサ82が配置され、その右側にエアコン用レシーバ(受液器)83が配置されている。エンジン6の近傍にエアコン用コンプレッサー85が配置されている。
【0032】
ラジエータ81の外周とボンネットとの間が後閉塞プレート84等の複数の閉塞プレートにより塞がれ、これにより、冷却ファン80による冷却風がエンジン6側からラジエータ81側に逆流しないようにするダクトが構成されている。
また、ボンネット前壁にエアコンホース88を挿通して、エアコンユニット34側と、ボンネット内のエアコン用コンデンサ82、エアコン用レシーバ83、エアコン用コンプレッサー85を、エアコンホース88で連結して冷媒を循環させるように構成されている。
【0033】
エアコンホース88は、エアコンユニット34とエアコン用レシーバ83とを連結する第1ホース体89と、エアコンユニット34とエアコン用コンプレッサー85とを連結する第2ホース体90と、エアコン用コンプレッサー85とエアコン用コンデンサ82とを連結する第3ホース体91と、エアコン用レシーバ83とエアコン用コンデンサ82とを連結する第4ホース体92とを有し、これら第1ホース体89と第2ホース体90とは、エアコンユニット34からボンネット前壁に挿通されてボンネット内に配置されている。
【0034】
後閉塞プレート84の上方に後脚体75等に取り付けたスポンジ94が設けられ、スポンジ94に第1ホース体89と第3ホース体91とが挿通されて、ボンネット内のエンジン6側とラジエータ81側とに配置され、これにより、第1ホース体89と第3ホース体91とをスポンジ94で固定し密閉性を高め、かつスポンジ94が第1ホース体89及び第3ホース体91のブラケット代わりになるようにしている。
【0035】
従って、後閉塞プレート84における第1ホース体89及び第3ホース体91の通し部にスポンジ94を使用することにより防振による破壊を防ぎながら密閉構造にすることが可能になり、冷却性能向上と品質向上を図ることができる。
なお、本発明のエアコン用送気ダクト装置はバックホー1だけでなく、ショベルその他の旋回作業機にも適用できる。
【符号の説明】
【0036】
1 バックホー
2 旋回台
11 運転席
19 上板(ステップ)
21 ユニット取付台
22 脱着用ステップ板
23 ステップ小片
27 走行操縦装置
33 作業窓
34 エアコンユニット
35 エアコン用吹出ダクト
36 エアコン用送気ダクト
51 第1接続具
52 第2接続具
53 送気用ホース
55 フランジ
59 係止部
68 連通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
旋回台(2)上に、運転席(11)と、運転席(11)の前方の操縦装置(27)と、運転席(11)下方で旋回台(2)の上板(19)を構成するユニット取付台(21)に設置されたエアコンユニット(34)と、運転席(11)より前方でかつ操縦装置(27)の側方でエアコンユニット(34)からのエアーを吹き出すエアコン用吹出ダクト(35)とが設けられ、旋回台(2)の上板(19)の下方に、エアコンユニット(34)の送気口とエアコン用吹出ダクト(35)の導入口(44)を連結するエアコン用送気ダクト(36)が設けられており、
運転席(11)と操縦装置(27)との間の旋回台(2)上面にステップ板(22)によって閉鎖可能な作業窓(33)が形成されており、
前記エアコン用送気ダクト(36)は、前記作業窓(33)からユニット取付台(21)の下にエアコンユニット(34)の送気口に連通するように取り付けられる第1接続具(51)と、エアコン用吹出ダクト(35)の導入口(44)に連通するように旋回台(2)に取り付けられる第2接続具(52)と、第1接続具(51)と第2接続具(52)とを連結する送気用ホース(53)とを有していることを特徴とする旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置。
【請求項2】
前記第1接続具(51)には、ユニット取付台(21)の下面に重合固定されるフランジ(55)が設けられ、前記ユニット取付台(21)の下面に、第1接続具(51)を作業窓(33)から挿入してフランジ(55)の一端部を差し込んで係合する係止部(59)が設けられ、フランジ(55)の他端部をユニット取付台(21)に作業窓(33)の上方から締結具で締結するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置。
【請求項3】
前記第2接続具(52)には前記エアコン用吹出ダクト(35)の導入口(44)に連通する連通孔(68)を有するステップ小片(23)が設けられ、このステップ小片(23)はステップ板(22)と略同一高さで旋回台(2)に着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回作業機のエアコン用送気ダクト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−168198(P2011−168198A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−34753(P2010−34753)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】