説明

日光曝露、前立腺癌および他の癌の検出用の診断ツールとしての、ミトコンドリアの突然変異および再配置

【課題】 前立腺癌、日光曝露、および非黒色腫皮膚癌の早期検出、診断および進行のための、ミトコンドリアDNA欠失検出用の方法およびキットを提供する。
【解決手段】 ミトコンドリアDNA(mtDNA)を有する生物学的サンプル中の癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在または日光曝露を検出する方法であって、(a) mtDNAを含む生物学的サンプルを用意すること、(b) 前記mtDNA中の欠失を検出することを含んでなる前記方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミトコンドリアDNA(mtDNA)を有する生物学的サンプル中の癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在または日光曝露を検出する方法であって、
(a) mtDNAを含む生物学的サンプルを用意すること、
(b) 前記mtDNA中の欠失を検出すること、
を含んでなる前記方法。
【請求項2】
前記欠失が、通常の集団間または集団内変化と関連しているか否か、あるいは前記欠失が癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化と関連しているか否かを判定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
生物学的サンプルのmtDNA中の突然変異量を決定すること、および生物学的サンプルのmtDNA中の欠失の正体を決定すること、の少なくとも1つをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記欠失が通常の集団間または集団内変化と関連しているか否か、あるいは前記欠失が癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化と関連しているか否かを判定するステップが、
(a) 生物学的サンプルのmtDNA をデータベースと比較すること、ここで該データベースは癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化と関連する欠失ならびに集団間および集団内の変化のデータを含む、
(b) 生物学的サンプルの合計突然変異量を決定すること、および
(c) 通常の集団間または集団内mtDNAおよび欠失を含んでいる可能性のあるmtDNAのサイクル閾値を比較すること、
の少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記欠失が20〜60サイクルの範囲、より好ましくは25〜50サイクルの範囲、および最も好ましくは25〜35サイクルの範囲のサイクル閾値にて検出されるときに、前記悪性腫瘍または日光曝露と判定する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
欠失の存在を検出するステップが、
(a) mtDNAを配列決定すること、
(b) PCR によりmtDNAを増幅すること、
(c) サザン、ノーザン、ウェスタンおよびサウス-ウェスタンブロットハイブリダイゼーション、
(d) 変性HPLC;
(e) マイクロアレイ、遺伝子チップまたはバイオチップへのハイブリダイゼーション、
(f) 分子マーカー分析、
(g) 増幅時における蛍光分量を検出すること、および
(h) 上記a)〜g)の任意の組み合わせ、
から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ミトコンドリアDNAが配列決定され、かつミトコンドリアゲノム全体を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
診断が、癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化から選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法の診断のための使用。
【請求項9】
前記診断が、癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化の少なくとも1つの不在である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法の診断のための使用。
【請求項10】
複数の核酸メンバーと固相基盤を有するアレイであって、ここで各核酸メンバーが、癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化と関連する少なくとも1つの欠失と関連するものであり、かつミトコンドリアDNA、ミトコンドリアDNAから転写されるRNA、およびcDNAから選択され、ここで各核酸メンバーが前記アレイ上に固有の位置を有し、かつ固相基盤と安定的に結合している前記アレイ。
【請求項11】
固相支持体、請求項10に記載のアレイ、前記固相支持体の固定手段、ミトコンドリアDNAの抽出手段、ミトコンドリアDNA配列のデータベースへのアクセス手段、プライマー、試薬および使用説明書からなる群より選択されるメンバーを少なくとも1つ含む、癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在または日光曝露を診断するためのキット。
【請求項12】
固相支持体が使い捨てチップである、請求項11に記載のキット。
【請求項13】
非疾患状態と関連する正常な対照配列、集団間変化と関連する配列、集団内変化と関連する配列、あるいは癌化傾向、癌の早期検出、癌の発生、癌の存在、癌の進行、癌の不在、日光曝露または老化と関連する配列から選択されるミトコンドリアDNA配列を有するデータベース。
【請求項14】
癌が前立腺癌である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
mtDNAを有する被験体における、mtDNAゲノムの約ヌクレオチド10744〜14124に渡る欠失を検出する方法であって、
(a) 前記被験体からの生物学的サンプルを用意すること、
(b) 前記mtDNA中の前記欠失の存在を検出すること、
を含み、ここで前記欠失が前立腺癌と関連している、前記方法。
【請求項16】
前記欠失が3000〜4000 bpの範囲にある、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記欠失が約3379 bpである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記欠失が、10744〜14124の塩基対の全部または一部の欠失である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記欠失が、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット4L、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット4、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット5、tRNAヒスチジン、tRNA セリン2、およびtRNA ロイシン2をコードする遺伝子を実質的に含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
mtDNA中の欠失の存在を検出するステップがPCR分析を含む、請求項14〜19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記PCR分析が、欠失特異的PCR分析である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記PCR分析が、放射性PCR分析を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記PCRが、サイクル閾値により測定され、定量的である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記PCRに蛍光標識プローブを使用する、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記PCRに蛍光色素を使用する、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記PCRがTaqMan-PCRTMである、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
Roche Faststart TaqTMの使用をさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
TAG ACT ACG TAC ATA CTA ACC CTA CTC CTA (配列番号139)を含む3.4フォワード核酸プライマー。
【請求項29】
GAG GTA GGA TTG GTG CTG T (配列番号140)を含む3.4リバース核酸プライマー。
【請求項30】
前記生物学的サンプルが、非関連組織、遠位良性組織、隣接良性組織、異型組織、前駆病巣、組織学的に異常な組織、および、悪性組織、前立腺マッサージ体液、尿または直腸指診後の尿から選択される、請求項14〜27のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
欠失を定量する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
複数の核酸メンバーと固相基盤を有するアレイであって、ここで前記核酸メンバーの1つが約10744〜14124におけるmtDNA欠失と関連しており、ここで前記核酸メンバーが前記アレイ上に固有の位置を有し、かつ固相基盤と安定的に結合している前記アレイ。
【請求項33】
使い捨てチップ、請求項31に記載のアレイ、前記使い捨てチップの固定手段、mtDNAの抽出手段、プライマー、試薬および使用説明書からなる群より選択される少なくとも1つのメンバーを有する、皮膚癌診断用キット。
【請求項34】
被験体からの生物学的サンプルにおける、前立腺癌に向かう進行または前立腺癌の進行について、個体をモニタリングする方法であって、
(a) 前記被験体からの生物学的サンプルを用意すること、
(b) 前記生物学的サンプルからDNAを抽出すること、
(c) mtDNAの欠失の存在または不在を検出すること、
(d) 前記欠失が通常の集団間または集団内変化と関連しているか否かを判定すること、あるいは前記欠失が前立腺癌化傾向、前立腺癌に向かう進行、前立腺癌、または前立腺癌の進行の存在もしくは不在と関連するか否かを判定すること、ならびに
(e) 前記(a)〜(d)の各ステップを繰り返すこと、
を含む前記方法。
【請求項35】
前記生物学的サンプルが、正常組織、遠位良性組織、隣接良性組織、疾患組織および悪性組織から選択される組織由来である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前立腺癌と関連する欠失の存在または不在を検出するステップが、
(a) 前記生物学的サンプルのmtDNAを請求項13に記載のデータベースと比較すること、
(b) 前記生物学的サンプルのmtDNAを、被験体由来の非関連組織もしくは非関連体液由来のmtDNAサンプルと比較すること、
(c) 前記生物学的サンプルの突然変異量を決定すること、
(d) 前記欠失を同定すること、および
(e) 前記欠失を定量すること、
の少なくとも1つを含む、請求項34または35に記載の方法。
【請求項37】
前立腺癌に関連する欠失の増加、または前立腺癌に関連する欠失を有するミトコンドリアゲノム数の増加について連続的な時間に渡り被験体をモニタリングすることをさらに含む、前立腺癌に向かう進行または前立腺癌の進行をモニタリングする請求項34〜36のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
mtDNAを有する被験体における前立腺癌化傾向、前立腺癌の早期検出、前立腺癌の発生、前立腺癌の存在、または前立腺癌の進行を検出するための、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット4L、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット4、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット5、tRNAヒスチジン、tRNA セリン2、およびtRNA ロイシン2の全部または一部を含むmtDNAの約10744〜14124の間の欠失の使用。
【請求項39】
mtDNAゲノムの約10744〜14124に渡るmtDNA欠失の、前立腺癌用のバイオマーカーとしての使用。
【請求項40】
欠失が約3000〜4000 bpである、請求項38または39に記載の使用。
【請求項41】
欠失が約3379 bpである、請求項40に記載の使用。
【請求項42】
前記突然変異が、前立腺癌もしくは前立腺癌に向かう進行を有する被験体、または前立腺癌を有しない被験体における、悪性組織、隣接良性組織、遠位良性組織、前駆病巣、前立腺マッサージ体液、尿、直腸指診後の尿、または血液において検出される、請求項38〜41のいずれか1項に記載の使用。
【請求項43】
生検サンプルからの前立腺癌生検検査を肯定または否定する方法であって、
(a) 生検サンプル由来の正常組織を用意すること、および
(b) 前記正常組織における約3379 bpのmtDNA欠失の存在または不在を検出すること
を含む前記方法。
【請求項44】
前立腺腫瘍の三次元的なマッピング方法であって、
(a) 六ヶ所針生検サンプルを用意すること、および
(b) 各六ヶ所サンプル中の約3379 bpのmtDNA欠失の存在または不在を検出すること、
を含む前記方法。
【請求項45】
mtDNAゲノムの約ヌクレオチド10744〜14124に渡る欠失を使用することによる前立腺癌または日光曝露の診断用の患者サンプルの収集方法であって、
(a) 被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、
を含む前記方法。
【請求項46】
前立腺癌診断用の、mtDNAゲノムの約ヌクレオチド10744〜14124に渡るミトコンドリア欠失。
【請求項47】
日光曝露または非黒色腫皮膚癌の検出のための、請求項1に記載の方法。
【請求項48】
mtDNAを有する被験体における、mtDNAゲノムのマイナーアーク中の約ヌクレオチド547〜4443に渡る欠失の検出方法であって、
(a) 前記被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、および
(b) 前記mtDNA中の前記欠失の存在を検出すること、
を含み、ここで前記欠失は皮膚癌および/または日光曝露と関連している前記方法。
【請求項49】
mtDNAを有する被験体における、累積的UV曝露の決定方法であって、
(a) 前記被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、および
(b) mtDNAゲノムのマイナーアーク中の約ヌクレオチド547〜4443に渡る欠失の存在を検出すること、
を含む前記方法。
【請求項50】
臨床UV光線療法レジメンの長期安全性をモニタリングする方法であって、
(a) 前記被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、および
(b) mtDNAゲノムのマイナーアーク中の約ヌクレオチド547〜4443に渡る欠失の存在を検出すること、
を含む前記方法。
【請求項51】
前記欠失が3500〜4000 bpの範囲である、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項52】
前記欠失が約3895 bpである、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記欠失が、おおよそDループ中のmtTF1結合部位からtRNAメチオニンに渡るmtDNA範囲を含む、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記欠失がmtDNAゲノムのマイナーアーク中の547〜4443の間の塩基対の全部または一部の欠失である、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
前記欠失が、12s rRNA遺伝子、16s rRNA遺伝子、ND1遺伝子ならびにHおよびL鎖の転写用のプロモーターを実質的に含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記mtDNA中の欠失の存在を検出するステップがPCR分析を含む、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
PCR分析が欠失特異的PCR分析である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
PCR分析が放射性PCR分析を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
CTT TTG GCG GTA TGC ACT TT (配列番号145)を含む核酸プライマー L404。
【請求項60】
GAT TAT GGA TGC GGT TGC TT (配列番号146)を含む核酸プライマー H4676。
【請求項61】
Deep VentTMの使用をさらに含む、請求項56に記載の方法。
【請求項62】
PCRが定量的である、請求項56に記載の方法。
【請求項63】
PCRに蛍光標識プローブを使用する、請求項56に記載の方法。
【請求項64】
PCRがTaqMan-PCRTMである、請求項56に記載の方法。
【請求項65】
TGC TAA CCC CAT ACC CCG AAA ATG TTG G Tamra (配列番号153)を含む、3895−プローブである、核酸プローブ。
【請求項66】
Roche Faststart TaqTMの使用をさらに含む、請求項62に記載の方法。
【請求項67】
前記生物学的サンプルが非病変性皮膚由来である、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項68】
前記生物学的サンプルが被験体の真皮または表皮層からのものである、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項69】
欠失を定量化する、請求項62に記載の方法。
【請求項70】
複数の核酸メンバーと固相基盤を有するアレイであって、ここで前記核酸メンバーの1つが約547〜4443におけるmtDNA欠失と関連しており、ここで前記核酸メンバーが前記アレイ上に固有の位置を有し、かつ固相基盤と安定的に結合している前記アレイ。
【請求項71】
使い捨てチップ、請求項68に記載のアレイ、前記使い捨てチップの固定手段、mtDNAの抽出手段、プライマー、試薬および使用説明書からなる群より選択されるメンバーを少なくとも1つ有する皮膚癌診断用キット。
【請求項72】
前記生物学的サンプルが、時折日光曝露される、日常的に日光曝露されるまたは希に日光曝露される組織から選択される、請求項47〜50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項73】
希に日光曝露される、時折日光曝露される、または日常的に日光曝露される皮膚における3895欠失の存在または不在を比較するステップをさらに含む、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
被験体由来の生物学的サンプルにおける日光曝露および非黒色腫皮膚癌について個体をモニタリングする方法であって、
(a) 前記被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、
(b) 前記生物学的サンプルからDNAを抽出すること、
(c) mtDNAの欠失の存在または不在を検出すること、
(d) 前記欠失が通常の集団間もしくは集団内変化に関連しているか否か、または前記欠失が日光曝露に関連しているか否かを判定すること、および
(e) ステップ(a)〜(d)を繰り返すこと、
を含む前記方法。
【請求項75】
前記生物学的サンプルが、時折日光曝露される、日常的に日光曝露される、または希に日光曝露される組織から選択される組織からのものである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記日光曝露または非黒色腫皮膚癌に関連する欠失の存在または不在を検出するステップが、
(a) 前記生物学的サンプルのmtDNAを、請求項13に記載のデータベースと比較すること、
(b) 前記生物学的サンプルのmtDNAを、被験体由来の非関連組織または非関連性体液由来のmtDNAのサンプルと比較すること、
(c) 前記生物学的サンプルのmtDNAを、被験体の母方の親類由来のmtDNAのサンプルと比較すること、
(d) 前記生物学的サンプルの総突然変異量を決定すること、および
(e) 欠失を同定すること、
の少なくとも1つを含む、請求項74または75に記載の方法。
【請求項77】
日光曝露もしくは非黒色腫皮膚癌に関連する欠失の増加について、または日光曝露もしくは非黒色腫皮膚癌に関連する欠失を有するミトコンドリアゲノムの数の増加について、連続的な期間に渡り被験体をモニタリングすることを含む、日光曝露または非黒色腫皮膚癌の経時的なモニタリングのための請求項74または75に記載の方法。
【請求項78】
mtDNAを有する被験体におけるmtDNAゲノムのマイナーアーク中の約547〜4443の間の欠失の、日光曝露または非黒色腫皮膚癌を検出するための使用。
【請求項79】
mtDNAゲノムの約547〜4443に渡るmtDNA欠失の、NMSCのバイオマーカーとしての使用。
【請求項80】
前記欠失が約3500〜4000 bpである、請求項78に記載の使用。
【請求項81】
前記欠失が約3895 bpである、請求項80に記載の使用。
【請求項82】
前記欠失が、日常的に日光曝露される、時折日光曝露される、または希に日光曝露される組織から検出される、請求項78〜81のいずれか1項に記載の使用。
【請求項83】
mtDNAゲノムのマイナーアーク中の約ヌクレオチド547〜4443に渡る欠失を使用することによる皮膚癌診断用の患者サンプルの収集方法であって、
(a) 前記被験体由来の生物学的サンプルを用意すること、
を含む前記方法。
【請求項84】
日光曝露または皮膚癌の診断用の、mtDNAゲノムのマイナーアークの約ヌクレオチド547〜4443に渡るミトコンドリア欠失。
【請求項85】
日光曝露またはNMSCに関連する3895bp mtDNA欠失の存在を確認するための、配列番号147の欠失接合部配列の使用。
【請求項86】
サンプル中のDNA配列において新たに形成される接合部を生じる再配置を前記DNAサンプル中から高感度で検出する方法であって、
(a) 再配置を含むまたは含むことが疑われるDNAサンプルを用意すること、
(b) 前記再配置により生じる、新たに形成される接合部にまたがるプライマーまたはプローブを用意すること、
(c) 前記接合部を増幅またはプロービングすることにより、前記再配置を検出すること、を含む前記方法。
【請求項87】
前記再配置が欠失である、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
mtDNAサンプル中の再配置の高感度検出方法であって、
(a) 再配置を含むまたは含むことが疑われるDNAサンプルを用意すること、
(b) 前記再配置により生じる、新たに形成される接合部にまたがるプライマーまたはプローブを用意すること、
(c) 前記接合部を増幅またはプロービングすることにより前記再配置を検出すること、
を含み、ここで前記再配置はサンプル中のmtDNA配列において新たに形成される接合部を生じるものであり、かつ前記再配置は癌、疾患または老化と関連する前記方法。
【請求項89】
前記再配置が欠失である、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
リアルタイムPCRを用いた、欠失のブレークポイント特異的検出を含む、請求項86〜89のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−179053(P2012−179053A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−101409(P2012−101409)
【出願日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【分割の表示】特願2008−505707(P2008−505707)の分割
【原出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(507343316)ミトミクス インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】