説明

日射遮蔽装置のスクリーン取付構造

【課題】スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止する。
【解決手段】日射射影装置10は、ヘッドレール13と、ヘッドレール13の両端部又は一方の端部に取付けられる端部材14と、ヘッドレール13及び端部材14の合計長さと略同一の幅を有し上端がヘッドレール13に面ファスナ21を介して取付けられたスクリーン11とを備える。本発明では、面ファスナ21がヘッドレール13及び端部材14に設けられ、スクリーン11の上端が面ファスナ21を介してヘッドレール13及び端部材14に取付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローマンシェード、プリーツスクリーン等の日射遮蔽装置のスクリーンをヘッドレールに面ファスナを介して取付ける構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、カーテン地を吊下げる横桿の正面と、カーテン地の上縁部分の裏面とに、それぞれ雌雄対応する面ファスナを取付けたローマンシェードの組立構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このローマンシェードの組立構造では、横桿の正面に先端が鉤状のパイルを植設した雄型面ファスナが接着され、カーテン地の上縁部分にループパイルの植設された雌型面ファスナが縫い付けられる。雄型及び雌型の面ファスナによって、カーテン地が横桿に取外し可能に取付けられる。
【0003】
このように構成されたローマンシェードの組立構造では、カーテン地の取外すとき、吊紐とカーテン地の下縁部分との接合を解き、雌型面ファスナを雄形面ファスナから剥離すれば、カーテン地が横桿から外れ、吊紐が丸環から抜ける。一方、カーテン地を取付けるときには、雌型面ファスナを雄形面ファスナに接合してカーテン地を横桿に吊し、この吊した状態で芯地毎に吊紐を1本ずつ丸環に挿入する。このようにカーテン地の取替えを楽に行えるようになっている。
【0004】
一方、ヘッドボックスの前面からたくし上げカーテンの前側生地が日射遮蔽材として吊下支持され、ヘッドボックスの後面から後側生地が同じく日射遮蔽材として吊下支持された日射遮蔽材昇降装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この日射遮蔽材昇降装置では、ヘッドボックスの一端に設けられる操作装置がケースに収容される。このケースの基端はヘッドボックスの端部に嵌着固定され、ケースの先端部はヘッドボックスの下縁より下方に延びて設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭61−126885号公報(実用新案登録請求の範囲、明細書第4頁第2行〜同頁第8行、明細書第7頁第10行〜同頁第19行)
【特許文献2】特許第4119692号公報(段落[0019]、[0027])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の特許文献2に示された日射遮蔽材昇降装置には、前側生地及び後側生地のヘッドボックスの前面及び後面への吊下げ構造が明らかにされていないけれども、通常、特許文献1に示された雌型面ファスナ及び雄形面ファスナを用いて行われる、即ち前側生地及び後側生地がヘッドボックスの前面及び後面に面ファスナを介してそれぞれ取付けられている。しかし、上記従来の特許文献2に示された日射遮蔽材昇降装置では、ヘッドボックスの一端に取付けられたケースの前面及び後面まで前側生地及び後側生地がそれぞれ延びて設けられているにも拘らず、前側生地及び後側生地の上端がケースの前面及び後面にそれぞれ取付けられていないため、前側生地及び後側生地の上縁端部がケースの前面及び後面から離れる方向にそれぞれ折れ曲がってしまい、見栄えを損なう不具合があった。
【0007】
この点を解消するために、前側生地及び後側生地の上縁に沿って芯地(芯となる剛性を有する生地)を縫い付けたり、前側生地及び後側生地の上縁に沿って設けられた袋部に剛性板材を挿入して、前側生地及び後側生地に張りをもたせる方法が採用されている。
【0008】
本発明の目的は、スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる、日射遮蔽装置のスクリーン取付構造を提供することにある。本発明の別の目的は、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できるとともに、部品点数及び組付工数を低減できる、日射遮蔽装置のスクリーン取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の観点は、図1〜図3に示すように、ヘッドレール13と、ヘッドレール13の両端部又は一方の端部に取付けられた端部材14と、ヘッドレール13及び端部材14の合計長さと略同一の幅を有し上端がヘッドレール13に面ファスナ21,22を介して取付けられたスクリーン11,12とを備えた日射遮蔽装置において、面ファスナ21,22がヘッドレール13及び端部材14に設けられ、スクリーン11,12の上端が面ファスナ21,22を介してヘッドレール13及び端部材14に取付けられたことを特徴とする日射遮蔽装置のスクリーン取付構造である。
【0010】
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1〜図3に示すように、面ファスナ21,22が、ヘッドレール13と略同一の長さに形成されたレール用帯状板21a,22aと、端部材14のヘッドレール13の長手方向における長さより短く形成された端部材用帯状板21b,22bと、レール用帯状板21a,22aに離脱可能に係止しレール用帯状板21a,22aと略同一の長さに形成されたレール着脱用帯状布21c,22cと、端部材用帯状板21b,22bに離脱可能に係止し端部材用帯状板21b,22bと略同一の長さに形成された端部材着脱用帯状布21d,22dとを有し、レール用帯状板21a,22aが係合するレール用フック13d〜13gがヘッドレール13にその長手方向に延びて設けられ、端部材用帯状板21b,22bが係合する端部材用フック14b〜14eがレール用フック13d〜13gの延長上に位置するように端部材14に設けられ、レール着脱用帯状布21c,22c及び端部材着脱用帯状布21d,22dがスクリーン11,12の上端にレール用帯状板21a,22a及び端部材用帯状板21b,22bに対向するようにそれぞれ取付けられたことを特徴とする。
【0011】
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図5及び図6に示すように、面ファスナ51,52が、ヘッドレール13と略同一の長さに形成されたレール用帯状板21a,22aと、端部材14のヘッドレール13の長手方向における長さより短く形成された端部材用帯状板21b,22bと、レール用帯状板21a,22a及び端部材用帯状板21b,22bに離脱可能に係止しヘッドレール13及び端部材14の合計長さと略同一の長さに形成された帯状布51c,52cとを有し、レール用帯状板21a,22aが係合するレール用フック13d〜13gがヘッドレール13にその長手方向に延びて設けられ、端部材用帯状板21b,22bが係合する端部材用フック14b〜14eがレール用フック13d〜13gの延長上に位置するように端部材14に設けられ、帯状布51c,52cがスクリーン11,12の上端に取付けられたことを特徴とする。
【0012】
本発明の第4の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図5及び図6に示すように、面ファスナ81,82が、ヘッドレール13及び端部材74の合計長さと略同一の長さに形成された帯状板81a,82aと、帯状板81a,82aに離脱可能に係止し帯状板81a,82aの長さと略同一の長さに形成された帯状布81b,82bとを有し、帯状板81a,82aが係合するレール用フック13d〜13gがヘッドレール13にその長手方向に延びて設けられ、帯状板81a,82aが係合する端部材用フック74b〜74eが端部材74にヘッドレール13の長手方向に延びて設けられ、帯状布81b,82bがスクリーン11,12の上端に取付けられたことを特徴とする。
【0013】
本発明の第5の観点は、第1ないし第4の観点に基づく発明であって、更に図1に示すように、端部材14が操作プーリ用カバー又はエンドキャップのいずれか一方又は双方であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の第1の観点のスクリーン取付構造では、面ファスナをヘッドレール及び端部材に設け、スクリーンの上端を面ファスナを介してヘッドレール及び端部材に取付けたので、スクリーンの上縁端部が端部材から離れる方向に折れ曲がることはない。この結果、スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。
【0015】
本発明の第2の観点のスクリーン取付構造では、レール用帯状板をレール用フックに係合し、端部材用帯状板を端部材用フックに係合し、更にレール着脱用帯状布及び端部材着脱用帯状布を上記レール用帯状板及び端部材用帯状板に対向するようにスクリーンの上端に取付けたので、レール着脱用帯状布をレール用帯状板に係止し、端部材着脱用帯状布を端部材用帯状板に係止することにより、スクリーンの上縁端部が端部材から離れる方向に折れ曲がることはない。この結果、上記と同様に、スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。
【0016】
本発明の第3の観点のスクリーン取付構造では、レール用帯状板をレール用フックに係合し、端部材用帯状板を端部材用フックに係合し、更に帯状布をスクリーンの上端に取付けたので、帯状布をレール用帯状板及び端部材用帯状板に係止することにより、スクリーンの上縁端部が端部材から離れる方向に折れ曲がることはない。この結果、上記と同様に、スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。また帯状布をレール用及び端部材用に分ける必要がないため、部品点数及び組付工数を低減できる。
【0017】
本発明の第4の観点のスクリーン取付構造では、帯状板をレール用フックに係合し、帯状板を端部材用フックに係合し、更に帯状布をスクリーンの上端に取付けたので、帯状布を帯状板に係止することにより、スクリーンの上縁端部が端部材から離れる方向に折れ曲がることはない。この結果、上記と同様に、スクリーンの上縁に沿って芯地を縫い付けたり、或いは剛性板材を挿入することなく、スクリーンの上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。また帯状板をレール用及び端部材用に分ける必要がなく、帯状布をレール用及び端部材用に分ける必要がないため、部品点数及び組付工数を更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明第1実施形態を示す図3のA方向から見たローマンシェードの正面図である。
【図2】図3のB方向から見たローマンシェードの背面図である。
【図3】図4のC−C線断面図である。
【図4】そのローマンシェードの要部を破断した正面図である。
【図5】本発明第2実施形態を示す図1に対応するローマンシェードの正面図である。
【図6】図2に対応するローマンシェードの背面図である。
【図7】本発明第3実施形態を示す図1に対応するローマンシェードの正面図である。
【図8】図2に対応するローマンシェードの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1〜図4に示すように、ローマンシェード10は、水平方向に延びて設けられたヘッドレール13と、ヘッドレール13の一端に取付けられた操作プーリ用カバー14と、上端がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14に第1及び第2面ファスナ21,22を介してそれぞれ取付けられた第1及び第2スクリーン11,12とを備える。ヘッドレール13は、固定用ブラケット16を介して部屋の壁面17に取付けられる。またヘッドレール13はアルミニウム合金等の金属の押出し成形又は引抜き成形により横断面略逆U字状に四角筒状に形成され(図3)、このヘッドレール13の内部は、中央に水平方向に延びる仕切壁13aにより下部のロア空間13bと上部のアッパ空間13cとに区画される。また操作プーリ用カバー14はアルミニウム合金等の金属の押出し成形又は引抜き成形により箱状に形成される。この操作プーリ用カバー14はヘッドレール13の一端を閉止した状態で、ビス18(図2)等によりヘッドレール13に固定される。更に第1及び第2スクリーン11,12はヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の合計長さと略同一の幅をそれぞれ有する。なお、ヘッドレール13の他端は薄い板状の閉止具(図示せず)により閉止される。また、図1、図2及び図4中の符号14aは操作プーリ用カバー14に形成されたチェーン用窓である。このチェーン用窓14aは操作プーリ用カバー14のうちヘッドレール13への取付側とは反対側の下部に鉛直方向に延びて形成される。
【0020】
一方、第1スクリーン11は、ヘッドレール13の前面に第1面ファスナ21を介してを取付けられる(図1及び図3)。第1面ファスナ21は、ヘッドレール13と略同一の長さに形成された第1レール用帯状板21aと、操作プーリ用カバー14のヘッドレール13の長手方向における長さより短く形成された第1カバー用帯状板21bと、第1レール用帯状板21aに離脱可能に係止し第1レール用帯状板21aと略同一の長さに形成された第1レール着脱用帯状布21cと、第1カバー用帯状板21bに離脱可能に係止し第1カバー用帯状板21bと略同一の長さに形成された第1カバー着脱用帯状布21dとを有する。ここで、図3の左側の拡大図に詳しく示すように、上記第1レール用帯状板21aは、比較的厚い硬質プラスチック等により形成された板部21eと、この板部21eの表面に密集した状態で並んで設けられた多数の鉤状突起21fとにより構成され、第1カバー用帯状板21bも、図示しないが第1レール用帯状板21aと同様に、板部と鉤状突起とにより構成される。また上記第1レール着脱用帯状布21cは、第1スクリーン11の上端に縫製又は接着により取付けられる布部21gと、この布部21gの表面に密集した状態で並んで設けられ上記鉤状突起21fに離脱可能に係止する多数のリング状突起21hとにより構成され、第1カバー着脱用帯状布21dも、図示しないが第1レール着脱用帯状布21cと同様に、布部とリング状突起とにより構成される。
【0021】
第2スクリーン12は、ヘッドレール13の後面に第2面ファスナ22を介してを取付けられる(図2及び図3)。第2面ファスナ22は、ヘッドレール13と略同一の長さに形成された第2レール用帯状板22aと、操作プーリ用カバー14のヘッドレール13の長手方向における長さより短く形成された第2カバー用帯状板22bと、第2レール用帯状板22aに離脱可能に係止し第2レール用帯状板22aと略同一の長さに形成された第2レール着脱用帯状布22cと、第2カバー用帯状板22bに離脱可能に係止し第2カバー用帯状板22bと略同一の長さに形成された第2カバー着脱用帯状布22dとを有する。ここで、図3の右側の拡大図に詳しく示すように、上記第2レール用帯状板22aは、比較的厚い硬質プラスチック等により形成された板部22eと、この板部22eの表面に密集した状態で並んで設けられた多数の鉤状突起22fとにより構成され、第2カバー用帯状板22bも、図示しないが第2レール用帯状板22aと同様に、板部と鉤状突起とにより構成される。また上記第2レール着脱用帯状布22cは、第2スクリーン12の上端に縫製又は接着により取付けられる布部22gと、この布部22gの表面に密集した状態で並んで設けられ上記鉤状突起22fに離脱可能に係止する多数のリング状突起22hとにより構成され、第2カバー着脱用帯状布22dも、図示しないが第2レール着脱用帯状布22cと同様に、布部とリング状突起とにより構成される。
【0022】
一方、ヘッドレール13の前面の上端近傍には一対の第1レール用フック13d,13eがヘッドレール13の長手方向に延びて設けられ、これらの第1レール用フック13d,13eに第1レール用帯状板21aが係合して取付けられるように構成される(図1及び図3)。具体的には、一対の第1レール用フック13d,13eの上側のフック13dは第1レール用帯状板21aの板部21eの上縁に係合し、一対の第1レール用フック13d,13eの下側のフック13eは第1レール用帯状板21aの板部21eの下縁に係合することにより、第1レール用帯状板21aがヘッドレール13の前面にその長手方向に延びて取付けられる。なお、一対の第1レール用フック13d,13eはヘッドレール13と一体的に成形される。
【0023】
また操作プーリ用カバー14の前面には、この前面の上端近傍であってヘッドレール13への取付側とは反対側の端部近傍に、一対の第1カバー用フック14b,14cが一対の第1レール用フック13d,13eの延長上にそれぞれ位置するように設けられ、これらの第1カバー用フック14b,14cに第1カバー用帯状板21bが係合して取付けられるように構成される(図1及び図4)。具体的には、一対の第1カバー用フック14b,14cの上側のフック14bは第1カバー用帯状板21bの板部(図示せず)の上縁に係合し、一対の第1カバー用フック14b,14cの下側のフック14cは第1カバー用帯状板21bの板部(図示せず)の下縁に係合することにより、第1カバー用帯状板21bが操作プーリ用カバー14の前面にその長手方向に延びて取付けられる。なお、一対の第1カバー用フック14b,14cは操作プーリ用カバー14と一体的に成形される。
【0024】
一方、ヘッドレール13の後面の下端近傍には一対の第2レール用フック13f,13gがヘッドレール13の長手方向に延びて設けられ、これらの第2レール用フック13f,13gに第2レール用帯状板22aが係合して取付けられるように構成される(図2及び図3)。具体的には、一対の第2レール用フック13f、13gの上側のフック13fは第2レール用帯状板22aの板部22eの上縁に係合し、一対の第2レール用フック13f,13gの下側のフック13gは第2レール用帯状板22aの板部22eの下縁に係合することにより、第2レール用帯状板22aがヘッドレール13の後面にその長手方向に延びて取付けられる。なお、一対の第2レール用フック13f,13gはヘッドレール13と一体的に成形される。
【0025】
また操作プーリ用カバー14の後面には、この後面の下端近傍であってヘッドレール13への取付側とは反対側のチェーン用窓14aを避けた端部近傍に、一対の第2カバー用フック14d,14eが一対の第2レール用フック13f,13gの延長上にそれぞれ位置するように設けられ、これらの第2カバー用フック14d,14eに第2カバー用帯状板22bが係合して取付けられるように構成される(図2)。具体的には、一対の第2カバー用フック14d,14eの上側のフック14dは第2カバー用帯状板22bの板部(図示せず)の上縁に係合し、一対の第2カバー用フック14d,14eの下側のフック14eは第2カバー用帯状板22bの板部(図示せず)の下縁に係合することにより、第2カバー用帯状板22bが操作プーリ用カバー14の前面にその長手方向に延びて取付けられる。なお、一対の第2カバー用フック14d,14eは操作プーリ用カバー14と一体的に成形される。また、図1の符号14h,14iは、操作プーリ用カバー14をヘッドレール13の右側ではなく左側に取付けたときに、第2カバー用帯状板22bが係合する一対の第2カバー用フックである。更に、図2の符号14f,14gは、操作プーリ用カバー14をヘッドレール13の右側ではなく左側に取付けたときに、第1カバー用帯状板21bが係合する一対の第1カバー用フックである。
【0026】
一方、ヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14には、第1スクリーン11に接続され第1スクリーン11を昇降させる第1昇降手段31と、第2スクリーン12に接続され第2スクリーン12を昇降させる第2昇降手段32とが設けられる(図3及び図4)。また第1及び第2昇降手段31,32には、第1及び第2昇降手段31,32を駆動することにより第1及び第2スクリーン11,12を独立して昇降させる単一の操作チェーン33が接続される(図1、図2及び図4)。操作プーリ用カバー14には操作プーリ34が回転可能に取付けられ、操作プーリ34には上記操作チェーン33が巻掛けられる。
【0027】
第1昇降手段31は、操作プーリ用カバー14に回転可能に取付けられ一端に上記操作プーリ34が嵌着された第1入力軸31aと、第1入力軸31aと同軸になるように操作プーリ用カバー14及びヘッドレール13間に回転可能に取付けられた第1出力軸31bと、第1入力軸31aと第1出力軸31bとの間に設けられた第1クラッチ31cと、第1出力軸31bに設けられた第1ストッパ31dとを有する(図4)。第1入力軸31aには、操作プーリ34の回転力が回転力伝達機構36(歯車機構等)を介さずに直接伝達され、第1出力軸31bは、ロア空間13b内にこのロア空間13bの長手方向に延びて設けられ、第1スクリーン11を昇降するように構成される。また第1クラッチ31cは、操作プーリ34からの一方向の回転力を第1入力軸31aを介して第1出力軸31bに伝達しかつ操作プーリ34からの他方向の回転力を第1出力軸31bに伝達せず、更に第1出力軸31bからの回転力を第1入力軸31aに伝達しないように構成される。更に第1ストッパ31dは、操作チェーン33の一方向への僅かな操作により第1スクリーン11を下降状態又は停止状態に切換えるように構成される。
【0028】
第2昇降手段32は、操作プーリ用カバー14に回転可能に取付けられた第2入力軸32aと、第2入力軸32aと同軸になるように操作プーリ用カバー14及びヘッドレール13間に回転可能に取付けられた第2出力軸32bと、第2入力軸32aと第2出力軸32bとの間に設けられた第2クラッチ32cと、第2出力軸32bに設けられた第2ストッパ32dとを有する(図4)。第2入力軸32aには、操作プーリ34の回転力が回転力伝達機構36(歯車機構等)を介して伝達され、第2出力軸32bは、アッパ空間13c内にこのアッパ空間13cの長手方向に延びて設けられ、第2スクリーン12を昇降するように構成される。また第2クラッチ32cは、操作プーリ34からの他方向の回転力を第2入力軸32aを介して第2出力軸32bに伝達しかつ操作プーリ34からの一方向の回転力を第2出力軸32bに伝達せず、更に第2出力軸32bからの回転力を第2入力軸32aに伝達しないように構成される。また第2ストッパ32dは、操作チェーン33の他方向への僅かな操作により第2スクリーン12を下降状態又は停止状態に切換えるように構成される。
【0029】
一方、第1出力軸31bの一端には、第1出力ドラム(図示せず)が操作プーリ用カバー14内に位置するように第1出力軸31bに対して相対回転不能に取付けられる(図4)。また第1出力軸31bは第1巻取りドラム31e及び第1昇降コード31fを介して第1スクリーン11に連結される(図3及び図4)。第1巻取りドラム31eは第1出力軸31bに相対回転不能に嵌入され、第1昇降コード31fは第1巻取りドラム31eに繰出し可能に巻取られるように構成される。また第1巻取りドラム31eはロア空間13b内に取付けられた第1ドラム受け31gにより回転可能に保持され、第1巻取りドラム31eに巻回された第1昇降コード31fは筒状の第1ガイド部材31hによりロア空間13bからヘッドレール13の下方に導き出されて垂下される。また第1スクリーン11の後面には、鉛直方向に所定の間隔をあけて複数の第1コードリング31iが取付けられる。ロア空間13bから垂下された第1昇降コード31fは第1コードリング31iに挿通されて鉛直下方に配索され、その後、第1スクリーン11の最下端の第1コードリング31iにその下端が結合される。上記第1出力軸31bが一方又は他方に回転することにより、第1巻取りドラム31eが第1出力軸31bと同一方向に回転し、第1昇降コード31fが第1巻取りドラム31eに巻取られ又は第1巻取りドラム31eから繰出されて、第1スクリーン11が昇降するように構成される。
【0030】
一方、第2出力軸32bの一端には、第2出力ドラム(図示せず)が操作プーリ用カバー14内に位置するように第2出力軸32bに対して相対回転不納に取付けられる(図4)。また第2出力軸32bは第2巻取りドラム32e及び第2昇降コード32fを介して第2スクリーン12に連結される(図3及び図4)。第2巻取りドラム32eは第2出力軸32bに相対回転不能に嵌入され、第2昇降コード32fは第2巻取りドラム32eに繰出し可能に巻取られるように構成される。また第2巻取りドラム32eは第2ドラム受け32gにより回転可能に保持され、第2巻取りドラム32eに巻回された第2昇降コード32fは筒状の第2ガイド部材32hによりアッパ空間13cからヘッドレール13の後方に導き出されて垂下される。また第2スクリーン12の後面には、鉛直方向に所定の間隔をあけて複数の第2コードリング32iが取付けられる。アッパ空間13cから垂下された第2昇降コード32fは第2コードリング32iに挿通されて鉛直下方に配索され、その後、第2スクリーン12の最下端の第2コードリング32iにその下端が結合される。上記第2出力軸32bが他方又は一方に回転することにより、第2巻取りドラム32eが第2出力軸32bと同一方向に回転し、第2昇降コード32fが第2巻取りドラム32eに巻取られ又は第2巻取りドラム32eから繰出されて、第2スクリーン12が昇降するように構成される。なお、図1、図3及び図4の符号37は第1スクリーン11の下端に取付けられた前側ウエイトバーであり、図2及び図3の符号38は第2スクリーン12の下端に取付けられた後側ウエイトバーである。
【0031】
このように構成されたローマンシェード10の第1及び第2スクリーン11,12の取付手順を説明する。予め第1スクリーン11の上端後面に第1レール着脱用帯状布21c及び第1カバー着脱用帯状布21dを第1レール用帯状板21a及び第1カバー用帯状板21bに対向するように縫製や接着等によりそれぞれ取付け、第2スクリーン12の上端前面に第2レール着脱用帯状布22c及び第2カバー着脱用帯状布22dを第2レール用帯状板22a及び第2カバー用帯状板22bに対向するように縫製や接着等により取付ける。先ず操作プーリ用カバー14が取付けられたヘッドレール13を壁面17に取付ける前に、ヘッドレール13前面の一対の第1レール用フック13d,13eに第1レール用帯状板21aを係合し、操作プーリ用カバー14前面の一対の第1カバー用フック14b,14cに第1カバー用帯状板21bを係合させる。次いでヘッドレール13後面の一対の第2レール用フック13f,13gに第2レール用帯状板22aを係合し、操作プーリ用カバー14後面の一対の第2カバー用フック14d,14eに第2カバー用帯状板22bを係合させる。この状態でヘッドレール13を壁面17に固定用ブラケット16を介して取付ける。次に第1レール着脱用帯状布21cのリング状突起21hを第1レール用帯状板21aの鉤状突起21fに係止し、第1カバー着脱用帯状布21dのリング状突起(図示せず)を第1カバー用帯状板21bの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第1スクリーン11がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の前面に第1面ファスナ21を介して取付けられる。更に第2レール着脱用帯状布22cのリング状突起22hを第2レール用帯状板22aの鉤状突起22fに係止し、第2カバー着脱用帯状布22dのリング状突起(図示せず)を第2カバー用帯状板22bの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第2スクリーン12がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の後面に第2面ファスナ22を介して取付けられる。この結果、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部が操作プーリ用カバー14から離れる方向に折れ曲がらないので、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。
【0032】
<第2の実施の形態>
図5及び図6は本発明の第2の実施の形態を示す。図5及び図6において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の合計長さと略同一の長さに第1及び第2帯状布51c、52cがそれぞれ形成され、第1及び第2帯状布51c、52cが第1及び第2スクリーン11,12の上端に略全長にわたって縫製や接着等により取付けられる。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0033】
このように構成されたローマンシェード50の第1及び第2スクリーン11,12の取付手順を説明する。予め先ず第1スクリーン11の上端後面に第1帯状布51cを第1レール用帯状板21a及び第1カバー用帯状板21bに対向するように縫製や接着等により取付け、第2スクリーン12の上端前面に第2帯状布52cを第2レール用帯状板22a及び第2カバー用帯状板22bに対向するように縫製や接着等により取付ける。先ず操作プーリ用カバー14が取付けられたヘッドレール13を壁面に取付ける前に、ヘッドレール13前面の一対の第1レール用フック13d,13eに第1レール用帯状板21aを係合し、操作プーリ用カバー14前面の一対の第1カバー用フック14b,14cに第1カバー用帯状板21bを係合させる。次いでヘッドレール13後面の一対の第2レール用フック13f,13gに第2レール用帯状板22aを係合し、操作プーリ用カバー14後面の一対の第2カバー用フック14d,14eに第2カバー用帯状板22bを係合させる。この状態でヘッドレール13を壁面に固定用ブラケットを介して取付ける。次に第1帯状布51cのリング状突起(図示せず)を第1レール用帯状板21aの鉤状突起(図示せず)に係止し、第1帯状布51cのリング状突起(図示せず)を第1カバー用帯状板21bの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第1スクリーン11がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の前面に第1面ファスナ21を介して取付けられる。更に第2帯状布52cのリング状突起(図示せず)を第2レール用帯状板22aの鉤状突起(図示せず)に係止し、第2帯状布52cのリング状突起(図示せず)を第2カバー用帯状板22bの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第2スクリーン12がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー14の後面に第2面ファスナ22を介して取付けられる。この結果、第1の実施の形態と同様に、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部が操作プーリ用カバー14から離れる方向に折れ曲がらないので、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。また第1及び第2帯状布51c,52cをレール用及び端部材用に分ける必要がないため、第1の実施の形態より部品点数及び組付工数を低減できる。
【0034】
<第3の実施の形態>
図7及び図8は本発明の第3の実施の形態を示す。図7及び図8において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ヘッドレール13及び操作プーリ用カバー74の合計長さと略同一の長さに第1及び第2帯状板81a,82aがそれぞれ形成され、一対の第1カバー用フック74b,74cが操作プーリ用カバー74前面にヘッドレール13の長手方向に延びて設けられ、一対の第2カバー用フック74d,74eが操作プーリ用カバー74後面にヘッドレール13の長手方向に延びて設けられる。即ち、一対の第1カバー用フック74b,74cは操作プーリ用カバー74の略全長にわたって設けられ、一対の第2カバー用フック74d,74eは操作プーリ用カバー74のチェーン用窓14aを除く略全長にわたって設けられる。また第1及び第2帯状板81a,82aは第1及び第2スクリーン11,12の上端に略全長にわたって縫製や接着等により取付けられる。なお、図7の符号74h,74iは、操作プーリ用カバー74をヘッドレール13の右側ではなく左側に取付けたときに、第2帯状板82aが係合する一対の第2カバー用フックである。また、図8の符号74f,74gは、操作プーリ用カバー74をヘッドレール13の右側ではなく左側に取付けたときに、第1帯状板81a,82aが係合する一対の第1カバー用フックである。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0035】
このように構成されたローマンシェード70の第1及び第2スクリーン11,12の取付手順を説明する。予め第1スクリーン11の上端後面に第1帯状布81bを第1帯状板81aに対向するように縫製や接着等により取付け、第2スクリーン12の上端前面に第2帯状布82bを第2帯状板82aに対向するように縫製や接着等により取付ける。先ず操作プーリ用カバー74が取付けられたヘッドレール13を壁面に取付ける前に、ヘッドレール13前面の一対の第1レール用フック13d,13eから操作プーリ用カバー74前面の一対の第1カバー用フック74b,74cにわたって、第1帯状板81aを係合させる。次いでヘッドレール13後面の一対の第2レール用フック13f,13gから操作プーリ用カバー74後面の一対の第2カバー用フック74d,74eにわたって、第2帯状板82aを係合させる。この状態でヘッドレール13を壁面に固定用ブラケット16を介して取付ける。次に第1帯状布81bのリング状突起(図示せず)を第1帯状板81aの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第1スクリーン11がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー74の前面に第1面ファスナ81を介して取付けられる。更に第2帯状布82bのリング状突起(図示せず)を第2帯状板82aの鉤状突起(図示せず)に係止する。これにより第2スクリーン12がヘッドレール13及び操作プーリ用カバー74の後面に第2面ファスナ82を介して取付けられる。この結果、第1の実施の形態と同様に、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部が操作プーリ用カバー74から離れる方向に折れ曲がらないので、第1及び第2スクリーン11,12の上縁端部の見栄えを損なうのを防止できる。また第1及び第2帯状板81a,82aをレール用及び端部材用に分ける必要がなく、第1及び第2帯状布81b,82bをレール用及び端部材用に分ける必要がないため、第2の実施の形態より部品点数及び組付工数を低減できる。
【0036】
なお、上記第1〜第3の実施の形態では、日射遮蔽装置としてローマンシェードを挙げたが、プリーツスクリーン等の日射遮蔽装置でもよい。また、上記第1〜第3の実施の形態では、第1及び第2スクリーンを有するローマンシェードに本発明を適用したが、単一のスクリーンを有するローマンシェードにも本発明を適用できる。また、上記第1〜第3の実施の形態では、端部材として操作プーリ用カバーを挙げたが、端部材がヘッドレールの長手方向に比較的長いエンドキャップであってもよい。更に、上記第1〜第3の実施の形態では、ヘッドレールの一端に操作プーリ用カバー(端部材)を取付け、ヘッドレールの他端にヘッドレールの長手方向に薄い板状の閉止具を取付けたが、ヘッドレールの一端に操作プーリ用カバー(端部材)を取付け、ヘッドレールの他端にヘッドレールの長手方向に比較的長いエンドキャップ(端部材)を取付けてもよい。この場合、プーリ用フックが操作プーリ用カバーに設けられるとともに、キャップ用フックがエンドキャップに設けられる。
【符号の説明】
【0037】
10,50,70 ローマンシェード(日射遮蔽部材)
11 第1スクリーン
12 第2スクリーン
13 ヘッドレール
13d〜13g レール用フック
14,74 操作プーリ用カバー(端部材)
14b〜14e,74b〜74e カバー用フック(端部材用フック)
21,51,81 第1面ファスナ
21a 第1レール用帯状板
21b 第1カバー用帯状板(第1端部材用帯状板)
21c 第1レール着脱用帯状布
21d 第1カバー着脱用帯状布(第1端部材着脱用帯状布)
22,52,82 第2面ファスナ
22a 第2レール用帯状板
22b 第2カバー用帯状板(第2端部材用帯状板)
22c 第2レール着脱用帯状布
22d 第2カバー着脱用帯状布(第2端部材着脱用帯状布)
51c,81b 第1帯状布
52c,82b 第2帯状布
81a 第1帯状板
82a 第2帯状板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドレール(13)と、前記ヘッドレール(13)の両端部又は一方の端部に取付けられた端部材(14,74)と、前記ヘッドレール(13)及び前記端部材(14,74)の合計長さと略同一の幅を有し上端が前記ヘッドレール(13)に面ファスナ(21,22)を介して取付けられたスクリーン(11,12)とを備えた日射遮蔽装置において、
前記面ファスナ(21,22)が前記ヘッドレール(13)及び前記端部材(14,74)に設けられ、
前記スクリーン(11,12)の上端が前記面ファスナ(21,22)を介して前記ヘッドレール(13)及び前記端部材(14,74)に取付けられた
ことを特徴とする日射遮蔽装置のスクリーン取付構造。
【請求項2】
前記面ファスナ(21,22)が、前記ヘッドレール(13)と略同一の長さに形成されたレール用帯状板(21a,22a)と、前記端部材(14)の前記ヘッドレール(13)の長手方向における長さより短く形成された端部材用帯状板(21b,22b)と、前記レール用帯状板(21a,22a)に離脱可能に係止し前記レール用帯状板(21a,22a)と略同一の長さに形成されたレール着脱用帯状布(21c,22c)と、前記端部材用帯状板(21b,22b)に離脱可能に係止し前記端部材用帯状板(21b,22b)と略同一の長さに形成された端部材着脱用帯状布(21d,22d)とを有し、
前記レール用帯状板(21a,22a)が係合するレール用フック(13d〜13g)が前記ヘッドレール(13)にその長手方向に延びて設けられ、
前記端部材用帯状板(21b,22b)が係合する端部材用フック(14b〜14e)が前記レール用フック(13d〜13g)の延長上に位置するように前記端部材(14)に設けられ、
前記レール着脱用帯状布(21c,22c)及び前記端部材着脱用帯状布(21d,22d)が前記スクリーン(11,12)の上端に前記レール用帯状板(21a,22a)及び前記端部材用帯状板(21b,22b)に対向するようにそれぞれ取付けられた請求項1記載の日射遮蔽装置のスクリーン取付構造。
【請求項3】
前記面ファスナ(51,52)が、前記ヘッドレール(13)と略同一の長さに形成されたレール用帯状板(21a,22a)と、前記端部材(14)の前記ヘッドレール(13)の長手方向における長さより短く形成された端部材用帯状板(21b,22b)と、前記レール用帯状板(21a,22a)及び前記端部材用帯状板(21b,22b)に離脱可能に係止し前記ヘッドレール(13)及び前記端部材(14)の合計長さと略同一の長さに形成された帯状布(51c,52c)とを有し、
前記レール用帯状板(21a,22a)が係合するレール用フック(13d〜13g)が前記ヘッドレール(13)にその長手方向に延びて設けられ、
前記端部材用帯状板(21b,22b)が係合する端部材用フック(14b〜14e)が前記レール用フック(13d〜13g)の延長上に位置するように前記端部材(14)に設けられ、
前記帯状布(51c,52c)が前記スクリーン(11,12)の上端に取付けられた請求項1記載の日射遮蔽装置のスクリーン取付構造。
【請求項4】
前記面ファスナ(81,82)が、前記ヘッドレール(13)及び前記端部材(74)の合計長さと略同一の長さに形成された帯状板(81a,82a)と、前記帯状板(81a,82a)に離脱可能に係止し前記帯状板(81a,82a)の長さと略同一の長さに形成された帯状布(81b,82b)とを有し、
前記帯状板(81a,82a)が係合する前記レール用フック(13d〜13g)が前記ヘッドレール(13)にその長手方向に延びて設けられ、
前記帯状板(81a,82a)が係合する前記端部材用フック(74b〜74e)が前記端部材(74)に前記ヘッドレール(13)の長手方向に延びて設けられ、
前記帯状布(81b,82b)が前記スクリーン(11,12)の上端に取付けられた請求項1記載の日射遮蔽装置のスクリーン取付構造。
【請求項5】
前記端部材(14,74)が操作プーリ用カバー又はエンドキャップのいずれか一方又は双方である請求項1ないし4いずれか1項に記載の日射遮蔽装置のスクリーン取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−65685(P2012−65685A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210381(P2010−210381)
【出願日】平成22年9月21日(2010.9.21)
【出願人】(000109923)トーソー株式会社 (84)
【Fターム(参考)】