説明

日焼け止め用化粧品

【課題】 本発明は、紫外線吸収剤の刺激性を緩和し、環境汚染の問題が少なくて、お肌にとって快適な化粧品を提供することを課題とする。
【解決手段】 紫外線吸収剤のいずれか1種または複数種、紫外線遮断剤のいずれか1種または複数種、および、植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの1種または複数種を必須成分とすることを特徴とする、日焼け止め化粧料。紫外線吸収剤のいずれか1種または複数種、紫外線遮断剤のいずれか1種または複数種、および、植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの1種または複数種に、モズクエキスを必須成分として更に加えることを特徴とする、日焼け止め化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オゾン層の破壊からお肌を守る日焼け止め用化粧品に関する。
【背景技術】
【0002】
大気中のオゾンのほとんどは成層圏に分布し,このオゾンを多く含む層をオゾン層と呼んでいる。太陽からの光には,波長が短くて地上の生物に有害な紫外線も含まれているが,オゾン層はこの有害な紫外線を吸収する働きがある。大気に含まれるオゾンの量は全て地上に集めても地球全体の平均でわずか約3mmの厚さにしかならない。近年,フロンガスなどの人間の製造した物質によるオゾン層の破壊が懸念されており,「オゾン層の保護のためのウィーン条約」等によりオゾン層の保護のための国際的な取組みが行われている。気象庁では,1957年からオゾンの観測を開始し,現在では国内5か所(札幌,つくば,鹿児島,那覇,南鳥島)と南極昭和基地で観測をしている。これと人工衛星等からのデータを併せてオゾン層の状態の解析を行い,その結果を適宜発表している。
【0003】
大気中に放出されたフロン(炭化水素の水素をフッ素、塩素などのハロゲンで置換した化合物)は、対流圏では分解されずに化学的に安定であるが、成層圏(高度15km〜30km)では太陽からの強い紫外線を受けて分解され塩素と反応することで、オゾン層を破壊する。オゾン破壊物質として、クロロフルオロカーボン(CFC)、ハロン、四塩化炭素、1,1,1-トリクロロエタン、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、臭化メチル等があげられる。
【0004】
南極におけるオゾンホールは、1970年代末から毎年春にあらわれており、1996年には南極大陸の約1.8倍の2600万km2となっている。一方、北極域におけるオゾン層も、気象庁の発表(オゾン層の観測結果は、世界気象機関大気監視計画に基づく各国のオゾン層地上観測網と米国航空宇宙局の人工衛星による)によると、今年3月に観測された北極域のオゾン全量は、79年から92年までの平均値に比べて3割以上減少しており、オゾン量の減少は過去最高となった。
【0005】
オゾン層が破壊されることにより、有害紫外線(UV−B)の地上への到達量が増大することがわかっており、有害紫外線の増加により皮膚がん、白内障、免疫機能の低下など人体への影響を引き起こし、また湖沼や森林の破壊、海洋プランクトンの減少など生態系への影響が指摘されている。図1を参照されたい。
【0006】
紫外線は、シミ・シワをつくり、皮膚の老化を早めたり、皮膚がんのもとになったりする。
がんは遺伝子の異常によっておこるもの。日焼けを繰り返すと遺伝子が傷つき、免疫力が低下すると細胞に突然異変が起こってがん細胞を発生させてしまう。
【0007】
紫外線を浴びると、皮膚の表皮にあるメラノサイトはメラニン色素を作って紫外線を吸収し肌を守ろうとする。この結果、肌が黒くなる。メラニン色素は、だいたい28日の周期で表皮の外に抜け落ちるので、肌の色ももとに戻る。ところが、日焼けの程度が強かったり繰り返された場合は、表皮が壊れて真皮側にメラニン色素が落ち込み、ここで色素沈着を起こしシミになってしまう。また、真皮にあるコラーゲンが攻撃され、断裂・変性してしまいます。コラーゲンは肌の弾力とハリを司っていますが、この力が失われてしまう。また、コラーゲンの産生量も減ってしまう。カラダの酸化(老化)を防ぐ食生活が大切である。にんじん、ブロッコリー、クレソン、パセリなどの緑黄色野菜や、玉ねぎ、にんにく、海草類、納豆などもおすすめである。上記の食材を日々の調理の中に取り入れることも大切である。
【0008】
日焼け止めは、紫外線A波、B波のいずれも全て遮断でき、長時間効果のある物が理想である。日焼け止めは、紫外線吸収剤と散乱剤が含まれている。散乱剤が、酸化チタン、酸化亜鉛という成分で白い粉末状である。これは、肌の上を覆い光を反射されると云う物理的効果の成分である。紫外線散乱剤は比重が重いので、容器内では二層になっていてこれを混ぜ合わせる。最近は、散乱剤をより微粉末にして二層でない物も多くなっている。
【0009】
UVA(長波長紫外線)、皮膚が黒っぽくなり、長い波長でゆっくりと皮膚に到達し日焼け後 シワが目立ち、たるみ、乾燥が目立つのがA波で真皮組織を破壊して皮膚を老化させた状態である。UV-Bより波長の長いUV-Aはより皮膚の深層に達しメラノサイトを刺激し、日焼けを誘引する。UVB(中波長紫外線)、表皮が急性の炎症状態(赤くなり、ひりひりする症状)が主にUV-Bによる。比較的短い波長で速く皮膚に到達し、主に角質層に強く働きかけ保護作用が急激に弱まるため敏感肌になりこの状態を回復するまでに最低48時間以上必要である。
【0010】
SPFとはUV-B(中波長紫外線)の防止効果を示す指標。紫外線防止剤を皮膚につけた場合つけなかった場合に比べて、UV-Bによる日焼けを遅らせるかを示している。2倍に遅らせる事が出来れば、SPF-2、10倍ならSPF-10となるが個人差は大きい。PAとはUV-A(長波紫外線)の防御能力の指標。UV-Aによる日焼けを遅らせる事が出来るかにより、PA+:効果がある、PA++:かなり効果が有る、PA+++:非常に効果が有る、の3段階に表示されている。数値の大きい物、+記号の多い物がいいとされがちですが、この反射材には肌への悪影響もあるので、日焼け止めを使用することによって、かえってお肌がいたむこともある。
【0011】
いま、世の中に1,600万種類の化学物質があって、内、30,000種類の安全性が未確認であります。そして、世界中で毎日4,000種類の新しい化学物質が続々と開発されている。
アメリカ最大の国立環境健康科学研究所では一年に40種類の検査しかできず発ガン性の認定までに一種類につき約10年の歳月を要する。これらの化学物質は身近では、食品、洗剤、化粧品などに多種類大量に使用されている。アトピー・花粉症・アレルギー・化学物質過敏症などの現代病を始め、合成洗剤による手荒れ・肌荒れ・フケ・かゆみ・抜け毛・禿げ・母体の赤ちゃんなど人体への影響と河川や海などの環境汚染の原因ともなっている。人類は自ら作った未知なる物質を、自ら人体実験しており、特に若い男性の精子の数の減少なども、人類の存続にとって大きな問題である。
【0012】
そこで、自然破壊がなく、お肌に優しく、日焼け止めの効果がある日焼け止め用の化粧品を提供することは、人類の大きな課題である。一方、日焼け止めについては、すでに膨大な特許出願がなされており、研究はきわめて進んでいる。が、もう一度、化粧品を、環境とお肌にやさしく、なおかつ日焼け止めの効果があるという原点に立って、製品の要素を見直す必要もある。まず、先行技術のうち、特に本発明者が注目したものを列挙すると以下のものが挙げられる。
【0013】
特開2004−123543号公報(特許文献1)には、オクチルメトキシシンナメートと、酸化チタン及び/又は酸化亜鉛粉末と、ポリオキシエチレンメチルグルコシド及び/又はポリプロピレンメチルグルコシドを含有する皮膚外用剤。前記皮膚外用剤が日焼け止め化粧料である皮膚外用剤。ポリオキシエチレンメチルグルコシド及び/又はポリプロピレンメチルグルコシドからなる、酸化チタン及び/又は酸化亜鉛粉末を含有する皮膚外用剤中のオクチルメトキシシンナメートの刺激緩和剤が開示されている。
【0014】
特開2004−123563号公報(特許文献2)には、沙棘から得られた果実油と、刺五加エキス、加水分解コンキリオン、サンザシエキス、ソウハクヒエキス及び茶エキスからなる生薬の抽出成分を含む化粧料。日焼け止めクリームである化粧料が開示されている。
【0015】
特開2004−123406号公報(特許文献3)には、鉄化合物を含有し、0.005〜0.15μmの範囲の平均長軸径と40〜175Åの範囲の平均結晶子径とを有することを特徴とする鉄含有針状二酸化チタン微粒子。鉄含有針状二酸化チタン微粒子を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0016】
特開2004−99601号公報(特許文献4)には、有機溶媒を添加せずに、少なくとも一つのケイ素アルコキシド、少なくとも一つのノニオン性界面活性剤及び水からゾル−ゲル法で製造したマトリックス中に日焼け止め剤を固定化することによってジベンゾイルメタン型有機日焼け止め剤を光安定化する方法。ジベンゾイルメタン型有機日焼け止め剤を以下から選択することを特徴とする光安定化方法:2−メチルジベンゾイルメタン、4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、4,4’−ジメチルジベンゾイルメタン、4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,6−ジメチル−4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン。ジベンゾイルメタン型有機日焼け止め剤が4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンであることを特徴とする方法。
【0017】
特開2004−91439号公報(特許文献5)には、1)グルコシル−L−アスコルビン酸のアシル化誘導体と2)紫外線吸収剤とを含有する皮膚外用剤であって、3)前記グルコシル−L−アスコルビン酸のアシル化誘導体に於けるアシル基が炭素数8〜20の分岐の脂肪族アシル基であることを特徴とする、皮膚外用剤。グルコシル−L−アスコルビン酸のアシル化誘導体が、2−O−α−D−モノグルコシル−6−O−(2−プロピルペンタノイル)−L−アスコルビン酸 (化合物1)、6−O−(2−ブチルヘキサノイル)−2−O−α−D−モノグルコシル−L−アスコルビン酸(化合物2)又は2−O−α−D−モノグルコシル−6−O−(2−ペンチルヘプタノイル)−L−アスコルビン酸(化合物3)であることを特徴とする、皮膚外用剤。紫外線吸収剤が、パラメトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル、イソフェルラ酸及びその塩、4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、2,4−ジイソプロピル桂皮酸エチル、オキシベンゾン、スリソベンゾン及びその塩並びにパラジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルから選択されるものであることを特徴とする、皮膚外用剤。日焼け防止用であることを特徴とする、皮膚外用剤。
【0018】
特開2004−91377号公報(特許文献6)には、反応性シリル基を有するポリマーと、フッ素系油分とを含有することを特徴とする水中油型乳化化粧料。水中油型乳化化粧料において、前記フッ素系油分が化合物中のフッ素含有率が1質量%以上のフッ素系油分であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。反応性シリル基を有するポリマーと、フッ素系油分と、紫外線防御剤とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0019】
特開2003−306418号公報(特許文献7)には、 α−MSH阻害剤と紫外線防護剤とを含有することを特徴とする、化粧料。α―MSH阻害剤が、マメ科クララ(苦参;クジン)のエキスであることを特徴とする、化粧料。エキスが、アルコール抽出物であることを特徴とする、化粧料。紫外線防護剤が二酸化チタン、酸化亜鉛、桂皮酸及びそのエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸及びそのエステル、スリソベンゾン及びその塩、アセチルアセトン並びにオキシベンゾンから選ばれる1種乃至は2種以上である、化粧料。日焼け防止用であることを特徴とする、化粧料。1)マメ科クララのエキスと2)二酸化チタン、酸化亜鉛、桂皮酸及びそのエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸及びそのエステル、スリソベンゾン及びその塩、アセチルアセトン並びにオキシベンゾンから選ばれる1種乃至は2種以上とを含有することを特徴とする、化粧料。日焼け防止用であることを特徴とする、化粧料が開示されている。
【0020】
特開2003−277248号公報(特許文献8)には、紫外線吸収剤及び/又は紫外線散乱剤と、有機変性粘土鉱物と、非イオン界面活性剤と、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するジメチルポリシロキサン化合物とアクリル酸とアクリレート及び/又はメタクリレートとを、該ジメチルポリシロキサン化合物とアクリル酸とのモル比率をそれぞれ0.01〜0.2、0.3〜0.6にしてラジカル共重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体と、油分と、水とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。揮発性シリコーンを含有する日焼け止め化粧料が開示されている。
【0021】
特開2003−226615号公報(特許文献9)には、スルホコハク酸ジアルキルナトリウムを含有する油中水型乳化化粧料において、油性成分中にシリコーン油を含有したことを特徴とする油中水型乳化化粧料。さらに、シリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。さらに、紫外線遮蔽用微粒子粉体を含有する日焼け止め料であることを特徴とする、油中水型乳化化粧料が開示されている。
【0022】
特開2003−212745号公報(特許文献10)には、ビス(レソルシニル)トリアジンおよび酸化亜鉛粉末粒子を含有する、日焼け止め化粧料。酸化亜鉛粉末粒子の形状が、薄片状、板状、または、花びら状である、日焼け止め化粧料。酸化亜鉛粉末粒子が、二酸化ケイ素で被覆されている酸化亜鉛複合粉末粒子である、日焼け止め化粧料。
二酸化ケイ素で被覆されている酸化亜鉛複合粉末粒子において、二酸化ケイ素が、複合粉末粒子の5〜30質量%被覆されている、日焼け止め化粧料。酸化亜鉛粉末粒子が、酸化亜鉛粉末のスラリーとして化粧料に含有されている、日焼け止め化粧料が開示されている。
【0023】
特開2003−238387号公報(特許文献11)には、局所使用、特に目の下の「たるみ」の治療用に化粧品として許容できる媒体に次の2つ以上の成分(3つが好ましい)を含有することを特徴とした皮膚外用剤組成物。a)ヘスペリジンまたはヘスペリジン誘導体b)アンギオテンシン変換酵素(EC 3.4.15.1)阻害ジペプチド。特にH-Val-Trp-OR1,H-Val-Tyr-OR1,H-His-Tyr-OR1,H-Arg-Phe-OR1,H-Tyr-Trp-OR1の配列のなかから選択する。[式中、R1はHまたは炭素数1〜24のアルキル鎖(炭素数1〜3または14〜18が好ましい)、またはR1はNR2R3(R2R3は互いに独立)、Hまたは炭素数1〜12のアルキル鎖(炭素数1〜3が好ましい)を表す]c)オリゴペプチドR2-(AA)n-Pro-Arg-OH[式中、(AA)nはアミノ酸残基(AA)またはアミノ酸誘導体をもつペプチド残基、nは1〜3、R2はHまたは炭素数2〜22のアルキル鎖を表す]。ヘスペリジン誘導体がヘスペリジンメチルカルコンであることを特徴とする皮膚外用剤組成物。
ジペプチドがH-Val-Trp-OHであることを特徴とする皮膚外用剤組成物。ジペプチドを化学合成、酵素法、発酵または植物由来タンパク質からの抽出により得ることを特徴とする皮膚外用剤組成物。オリゴペプチドがH-Gly-Gln-Pro-Arg-OHまたはPalmitoyl-Gly-Gln-Pro-Arg-OHであることを特徴とする皮膚外用剤組成物。オリゴペプチドを化学合成、酵素法、発酵または植物由来タンパク質からの抽出(アシル化を行う場合もある)により得ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の皮膚外用剤組成物。濃度0.001%(p/p)〜50%(p/p)[0.01%(p/p)〜10%(p/p)、特に0.05%(p/p)〜1%(p/p)が好ましい]のヘスペリジンまたはヘスペリジン誘導体を使用することを特徴とする皮膚外用剤組成物。 a)〜c)の成分を皮膚軟化ローション、乳液またはクリーム、皮膚または毛髪ケア用乳液またはクリーム、クレンジングクリーム、ローションまたは乳液、ファンデーション、日焼け止めローション、乳液またはクリーム、日焼け用ローション、乳液またはクリーム、シェービングクリームまたはムース、アフターシェーブローション、口紅、マスカラまたはマニキュアなど、あらゆる剤型に単独で用いるか予め混合して用いることを特徴とする皮膚外用剤組成物が開示されている。
【0024】
特開2003−206214号公報(特許文献12)号公報には、ポリプロピレングリコールジメチルエーテルを含有する皮膚外用剤。
紫外線吸収剤と、ポリプロピレングリコールジメチルエーテルとを含有する皮膚外用剤。前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである皮膚外用剤。
前記皮膚外用剤が日焼け止め化粧料である皮膚外用剤が開示している。
【0025】
特開2003−104859号公報(特許文献13)には、(A)ポリアクリル酸アミド、(B)酸化亜鉛及び/又は酸化チタン、(C)シリコーンオイル、並びに(D)エタノールを含有することを特徴とするO/W型日焼け止め化粧料。
更に(E)エデト酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする請求項1記載のO/W型日焼け止め化粧料。更に(F)水溶性高分子を含有することを特徴とするO/W型日焼け止め化粧料。(F)水溶性高分子が、キサンタンガムであることを特徴とするO/W型日焼け止め化粧料が開示されている。
【0026】
特開2002−370922号公報(特許文献14)には、梅の花、梅の花の莟、梅木の幹、梅木の枝、梅木の葉、梅木の茎、梅木の根、梅肉、梅の種殻および梅の仁からなる群から選択された少なくとも一つから抽出された梅抽出物を含有する化粧品が開示されている。
【0027】
特開2002−293726号公報(特許文献15)には、次の成分(A)、成分(B)及び成分(C):(A)酸化セリウムに、4価のセリウムイオンより大きなイオン半径及び/又は低原子価を持つ金属イオンをドープした金属酸化物・酸化セリウム固溶体粒子(B)粉体分散性を有する樹脂(C)成分(B)を溶解及び/又は分散しうる媒質を配合したことを特徴とする日焼け止め組成物。成分(A)の金属イオンが、Ca2+、Y3+、La3+、Nd3+、Eu3+、Tb3+、Sm3+、Mg2+、Sr2+、Ba2+、Ce3+、Fe3+、Fe2+、Zn2+から選ばれる一種又は二種以上の金属イオンであることを特徴とする請求項1記載の日焼け止め組成物。成分(A)の金属酸化物・酸化セリウム固溶体粒子が、さらに酸化けい素、酸化ジルコニウム、アルミナ、酸化鉄、酸化チタンから選ばれる一種、又は二種以上で被覆し複合体であることを特徴とする日焼け止め組成物。成分(B)が、分子内にオルガノポリシロキサン構造を有する樹脂であることを特徴とする日焼け止め組成物。成分(C)の一部または全部が1種または2種以上の揮発性の油であることを特徴とする日焼け止め組成物。さらに有機系紫外線吸収剤を含有することを特徴とする日焼け止め組成物が開示されている。
【0028】
特開2002−284622号公報(特許文献16)には、紫外線吸収剤と、ポリプロピレングリコールとを含有する化粧料。紫外線吸収剤と、下記の極性油分の少なくとも一種を含有する化粧料。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。
前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである化粧料。前記化粧料が日焼け止め化粧料である化粧料。ポリプロピレングリコールからなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである化粧料が開示されている。
【0029】
特開2002−145716号公報(特許文献17)には、フキタンポポ(Tussilago
farfafa L.
款冬)抽出物と、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤から選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。紫外線吸収剤が、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、または桂皮酸系紫外線吸収剤であることを特徴とする日焼け止め化粧料。紫外線散乱剤が、酸化チタンおよびその表面処理品であることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0030】
特開2002−47165号公報(特許文献18)には、α−MSH阻害剤と紫外線防護剤とを含有することを特徴とする、化粧料。 α―MSH阻害剤が、マメ科クララ(苦参;クジン)のエキスであることを特徴とする、化粧料。エキスが、アルコール抽出物であることを特徴とする、化粧料。紫外線防護剤が二酸化チタン、酸化亜鉛、桂皮酸及びそのエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸及びそのエステル、スリソベンゾン及びその塩、アセチルアセトン並びにオキシベンゾンから選ばれる化粧料。日焼け防止用であることを特徴とする化粧料が開示されている。
【0031】
特開2002−3357号公報(特許文献19)には、紫外線散乱剤及び黄〜赤色の干渉色を有する多層被覆雲母チタンを組成物全体の0.01〜20重量%含む、日焼け止め化粧料。具体的には、マイカを酸化チタンの超微粒子で被覆し、次いで超微粒子酸化ケイ素で被覆後、さらに超微粒子酸化チタンを被覆させ、一枚のマイカ上に酸化チタンを二層被覆させることにより調製することができる。超微粒子酸化チタンをマイカに単層被覆させただけの物に比べて彩度が向上していることが、開示されている。
【0032】
特開2001−240524号公報(特許文献20)には、二酸化珪素で被覆された酸化チタン微粒子と、メチルハイドロジェンポリシロキサンで被覆された酸化亜鉛微粒子とを含むエマルジョンからなり、該酸化チタン微粒子は分散媒の水相に含まれ、該酸化亜鉛微粒子は分散質である油相に含まれてなる日焼け止め化粧料。二酸化珪素で被覆された酸化チタン微粒子、メチルハイドロジェンポリシロキサンで被覆された酸化亜鉛微粒子及び、球状微粉末を含むエマルジョンからなり、該酸化チタン微粒子は分散媒の水相に含まれ、該酸化亜鉛微粒子は分散質である油相に含まれてなる日焼け止め化粧料。該酸化チタン微粒子に含まれる二酸化珪素量が、被覆された酸化チタン微粒子の5〜40重量%であり、且つ該酸化亜鉛微粒子に含まれるメチルハイドロジェンポリシロキサン量が、被覆された酸化亜鉛微粒子の1〜10重量%である日焼け止め化粧料。該エマルジョンの分散媒である水相中には親水性多糖類系高分子増粘剤が含まれ、該エマルジョンの分散質である油相中には高分子多糖類の脂肪酸エステルが含まれている、日焼け止め化粧料が開示されている。
【0033】
特開2001−187710号公報(特許文献21)には、化粧料有効成分を担持したハイドロゲル粒子を含有する化粧料であって、物理力によりハイドロゲル粒子が崩壊して化粧料有効成分が放出される化粧料。ハイドロゲル粒子の平均粒径が100〜3000μmである請求項1記載の化粧料。 3×106N/m2以下の物理力によりハイドロゲル粒子が崩壊する化粧料。ハイドロゲル粒子がカラギーナン、寒天、ジュランガム、キサンタンガム、ゼラチン及びペクチンから選択される1種以上により形成されるものである化粧料。化粧料有効成分が、日焼け止め剤、皮膚保護剤、油剤、保湿剤、制汗剤、洗浄剤、香料、化粧料用着色剤、抗菌剤、殺菌剤、感触向上剤及び泡安定化剤から選択される1種以上である化粧料が開示されている。
【0034】
特開2001−2545号公報(特許文献22)には、次の成分(A)〜(C);
(A)リン脂質 0.05〜5重量%(B)ステリン類 0.05〜5重量%(C)酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムから選ばれる一種又は二種以上の無機粉体
1〜30重量%を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。(C)成分が、金属セッケン、シリコーン類、フッ素系化合物、脂肪酸エステルから選ばれる一種又は二種以上で疎水化表面処理されていることを特徴とする日焼け止め化粧料。(A)成分と(B)成分の重量比(A)/(B)が10/1〜1/1の範囲であり、且つ(C)成分に対する(A)成分と(B)成分の合計重量比が((A)+(B))/(C)=1/1〜1/10であることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0035】
特開2000−290154号公報(特許文献23)には、次の成分(A)及び(B);
(A)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーを共重合して得られる長鎖アルキル変性アクリル−シリコーン系グラフト共重合体(B)平均粒子径が0.01〜0.10μmの酸化チタン及び/又は酸化亜鉛を含有し、且つ、成分(A)と成分(B)の配合重量比が(A):(B)=1:1〜1:50であることを特徴とする日焼け止め化粧料。さらに紫外線吸収剤を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。さらにポリオキシアルキレン変性シリコーン、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性シリコーンから選ばれる一種又は二種以上を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。油中水型乳化化粧料であることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0036】
特開2000−281552号公報(特許文献24)には、油相と、少なくとも微粒子二酸化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛を含む粉末成分と、両親媒性分散剤を含有する、二層液状日焼け止め化粧料。
両親媒性分散剤が高級脂肪酸である、二層液状日焼け止め化粧料。さらにオルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を含む、二層液状日焼け止め化粧料。
さらに粘土鉱物系粉体を含む、二層液状日焼け止め化粧料。さらに紫外線吸収剤を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。実質的に界面活性剤を含まない、二層液状日焼け止め化粧料が開示されている。
【0037】
特開2000−256157号公報(特許文献25)には、シリカ・酸化セリウム複合粒子と微粒子酸化チタンとポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、日焼け止め化粧料。
粉末を含有することを特徴とする、日焼け止め化粧料が開示されている。
【0038】
特開2000−169353号公報(特許文献26)には、(A)イソノナン酸エステル、(B)酸化亜鉛、(C)酸化チタン及び(D)シリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。 (A)イソノナン酸エステルを5〜90重量%の割合で含有する日焼け止め化粧料。下記(i)〜(iii)に示す要件を少なくとも1つ充足するものである、日焼け止め化粧料:(i) (B)酸化亜鉛の配合割合:0.1〜40重量%、(ii) (C)酸化チタンの配合割合:0.1〜10重量%、(iii) (D)シリコーン系界面活性剤の配合割合:0.01〜20重量%。さらに紫外線吸収剤を含有する日焼け止め化粧料が開示されている。
【0039】
特開2000−63252号公報(特許文献27)には、(1)Crocus
sativus L.を10−30℃で60−80重量%エタノール水溶液に少なくとも2時間浸漬し;(2)濾過後、エタノールを除去するための濾液を濃縮し;(3)濃縮物のpHを7−8に調整後、それを濾過し;(4)ステップ(3)で得られた濾液のpHを酸によって2−3に調整し;(5)沈殿物を収集すること;を特徴とする日焼け防止剤の調製方法が開示されている。
【0040】
特開平11−322562号公報(特許文献28)には、水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と常温液体の脂肪酸とを混合して得られる乳化剤と、油分と、水と、紫外線防御剤粉末とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。
前記第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の混合量が前記水膨潤性粘土鉱物100gに対して、60〜140ミリ当量であることを特徴とする日焼け止め化粧料。前記常温液体の脂肪酸の混合量が前記水膨潤性粘土鉱物100gに対して、1〜500gであることを特徴とする日焼け止め化粧料。水膨潤性粘土鉱物と、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と、常温液体の脂肪酸と、油分と、水と、紫外線防御剤粉末とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と常温液体の高級アルコールとを混合して得られる乳化剤と、油分と、水と、紫外線防御剤粉末とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。水膨潤性粘土鉱物と、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と、常温液体の高級アルコールと、油分と、水と、紫外線防御剤粉末とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0041】
特開平11−302144号公報(特許文献29)には、湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末及び乾式法で製造した酸化亜鉛粉末を含む、日焼け止め化粧料。湿式法で製造した低温焼成酸化亜鉛粉末の平均粒子径が0.005〜0.1μmであり、かつ、乾式法で製造した酸化亜鉛粉末の平均粒子径が0.01〜0.2μmである、請求項1記載の日焼け止め化粧料が開示されている。
【0042】
特開平11−286427号公報(特許文献30)には、疎水性に表面処理した微粒子酸化チタン4〜18重量%及び該微粒子酸化チタンに対して2.5〜4.5重量倍のシリコーン油剤を配合してなる日焼防止用化粧料。微粒子酸化チタンがメチルポリシロキサンで表面処理した微粒子酸化チタンである日焼防止用化粧料。微粒子酸化チタンが、紡錘状の微粒子酸化チタンである日焼防止用化粧料。
【0043】
特開平11−246379号公報(特許文献31)には、次の成分(A)〜(C);
(A)エタノール(B)デンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸(C)紫外線散乱剤及び/又は紫外線吸収剤を含有することを特徴とする日焼止め化粧料。成分(B)のデンプン粉末が、トウモロコシデンプンであることを特徴とする日焼止め化粧料。さらに、成分(D)として平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸を含有することを特徴とする日焼止め化粧料。さらに、成分(E)として常温で液状のノニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする日焼止め化粧料。さらに、成分(F)として常温で液状の油剤を含有することを特徴とする日焼止め化粧料。成分(F)が、脂肪酸エステル及び/又は多価アルコール脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の日焼止め化粧料が開示されている。
【0044】
特開平11−240826号公報(特許文献32)には、次の成分(A)及び(B);
(A)酸化亜鉛 0.5〜60重量%(B)非イオン性水溶性高分子 0.01〜20重量%を含有することを特徴とする化粧料。成分(B)の非イオン性水溶性高分子が、ポリアクリル酸アミド、キサンタンガム、クインスシードエキスから選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする化粧料。水系ゲル状化粧料であることを特徴とする化粧料。さらに成分(C)として、リン脂質、コレステロール及び/又はその誘導体、スルホン酸系界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上を含有することを特徴とする化粧料。水中油型乳化化粧料であることを特徴とする化粧料。日焼け止め化粧料であることを特徴とする化粧料が開示されている。
【0045】
特開平11−100317号公報(特許文献33)には、成分(a)微粉砕された有機紫外線吸収剤;および成分(b)油溶性の微粉砕されていない紫外線吸収剤および/または無機ミクロ顔料、及び(c)中空球状高分子添加物および/またはキサンタンおよび/またはポリビニルピロリドンから選択された重合体、の一方または両方を含む日光防御剤。
成分(a)微粉砕された有機紫外線吸収剤;および(b)油溶性の微粉砕されていない紫外線吸収剤および/または無機ミクロ顔料を含む日光防御剤。成分(a)微粉砕された有機紫外線吸収剤;および(c)中空球状高分子添加物および/またはキサンタンおよび/またはポリビニルピロリドンから選択された重合体、を含む日光防御剤。成分(a)微粉砕された有機紫外線吸収剤;(b)油溶性の微粉砕されていない紫外線吸収剤および/または無機ミクロ顔料;および(c)中空球状高分子添加物および/またはキサンタンおよび/またはポリビニルピロリドンから選択された重合体、を含む日光防御剤。成分(a):成分(b)および/または(c)の相対比率が20:80乃至80:20の範囲である前記請求項のいずれかに記載の日光防御剤。微粉砕された有機紫外線吸収剤がトリアジン、ベンゾトリアゾール、ビニル基含有アミド、ケイ皮酸アミドまたはスルホン化ベンゾイミダゾール紫外線吸収剤である日光防御剤が開示されている。
【0046】
特開平11−269049号公報(特許文献34)には、重合度4以上のポリグリセリン脂肪酸エステル、炭素数8以上のO−アルカノイル乳酸又はその塩、無機顔料及び球状セルロースを含有するO/Wエマルション型日焼け止め化粧料。更に、室温で液状の脂肪酸又はその誘導体を含有するO/Wエマルション型日焼け止め化粧料。
室温で液状の脂肪酸が、イソステアリン酸であるO/Wエマルション型日焼け止め化粧料。
球状セルロースを、無機顔料に対して20〜40重量%含有するO/Wエマルション型日焼け止め化粧料が開示されている。
【0047】
特開平11−71255号公報(特許文献35)には、4−メチルベンジリデンショウノウ(化合物A)、4−(tert−ブチル)−4’−メトキシジベンゾイルメタン(化合物B)、およびこれらの混合物から選択される溶解対象遮蔽成分を化粧品として許容される担体中に含有する局所使用用皮膚および/または髪の光保護化粧品組成物であって、サリチル酸ホモメンチル(化合物C)、サリチル酸オクチル(化合物D)、およびこれらの混合物から選択される溶解性遮蔽成分を、前記溶解対象遮蔽成分の全てを溶解するのに十分な量を用いて溶解させることにより製造された組成物。
前記溶解対象遮蔽成分が、化合物Aおよび化合物Bの混合物からなることを特徴とする、組成物。UV−Aおよび/またはUV−B領域において活性な、1以上のさらなる親水性または親油性有機遮蔽剤類をさらに含有することを特徴とする、組成物。
前記さらなる有機遮蔽剤類が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、遮蔽ポリマー類、および遮蔽シリコーン類から選択されることを特徴とする、組成物。さらなる光保護剤類として、拡散および/または反射によって、紫外線を物理的に遮蔽可能な、被覆または非被覆の金属酸化物類のピグメント類またはナノピグメント類をさらに含有することを特徴とする、組成物。前記ピグメント類またはナノピグメント類が、被覆または非被覆の、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、組成物。ヒトの表皮を保護するための組成物または耐太陽光線組成物であり、非イオン性小胞分散液、エマルション、クリーム、乳液、ゲル、クリームゲル、懸濁液、分散液、粉末、固形スティック、フォーム、またはスプレーの形態であることを特徴とする、組成物が開示されている。
【0048】
特開平11−49655号公報(特許文献36)には、一種または二種以上の紫外線防御剤と、ウーロン茶抽出物および/またはイザヨイバラ抽出物とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。一種または二種以上の紫外線防御剤を0.01〜30.0重量%と、ウーロン茶抽出物および/またはイザヨイバラ抽出物を0.001〜20.0重量%とを含有する皮膚外用剤。日焼け止め化粧料として使用する皮膚外用剤が開示されている。
【0049】
特開平11−42082号公報(特許文献37)には、スフィンゴモナス属に属する白色菌。スフィンゴモナスパウシモビリスに属する白色菌。スフィンゴモナスパウシモビリスKFC−W−1(Sphingomonas paucimobilis KFC−W−1;受託番号FERM P−16238)、スフィンゴモナスパウシモビリスMK−253W(Sphingomonas paucimobilis MK−253W;受託番号FERM
P−16693)、スフィンゴモナスパウシモビリスMK−254W(Sphingomonas paucimobilis MK−254W;受託番号FERMP−16694)およびスフィンゴモナスパウシモビリスMK−332W(Sphingomonas paucimobilis MK−332W;受託番号FERM P−16695)からなる群から選択される白色菌。スフィンゴ糖脂質含有組成物を含むことを特徴とする皮膚外用剤。血行促進剤、美白剤、界面活性剤、色素、香料、防腐剤、顔料、防黴剤、抗酸化剤、UV吸収剤、赤外線吸収剤、蛍光材料、金属イオン封鎖剤、バインダー、増量剤、消炎剤、血行促進剤、細胞賦活剤および抗生物質からなる群より選択される成分をさらに含有することを特徴とする皮膚外用剤が開示されている。
【0050】
特開平10−273433号公報(特許文献38)には、下記(1)(2)及び(3)の成分をエステル化して得られるエステル化合物と、紫外線吸収剤とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。(1)多価アルコール(2)炭素数8から30の直鎖、分岐、不飽和またはヒドロキシ脂肪酸(3)炭素数12から30の直鎖または分岐二塩基酸。前記エステル化合物が、グリセリンとベヘン酸及びエイコサン二酸をエステル化して得られるエステル化合物であることを特徴とする日焼け止め化粧料。前記日焼け止め化粧料が油中水型乳化組成物であることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0051】
特開平10−245334号公報(特許文献39)には、オキナワモズク(Cladosiphon
OkamuranusTOKIDA)およびイトモズク(Nemacystus dicipiens S.KUCK)から製造したエキスおよびフコイダンを配合することを特徴とする化粧品,薬用化粧品,皮膚外用剤。養殖および天然オキナワモズク,および養殖イトモズから粘質液を水で抽出し,連続遠心分離機とスプレードライアーを使用して製造する方法,ここで製造したものをエキス(固体粉末)と称する。
エキス(固体粉末)から,先に特許請求(出願番号,特願平8−359852および受付番号29700901976)した方法(塩酸或いは塩化バリウムに溶解後,ケイソウ土(セライト535および545)で処理する方法)でフコイダンを製造する方法.その際,フコイダンを製造する最終行程で,スプレードライアーを使用して固体粉末を製造する方法。製造したエキスおよびフコイダンを含む薬用化粧品(肌荒れ防止,日焼け防止クリームおよび脱毛防止剤)および皮膚外用剤が開示されている。
【0052】
特開平10−212224号公報(特許文献40)には、次の成分(イ)および成分(ロ)を必須成分として含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。(イ)
平均短径が0.03〜0.06μm、平均長径が0.08〜0.12μmで、アスペクト比(長径/短径)が2〜4である紡錘状微粒子酸化チタン及び/又は紡錘状微粒子酸化亜鉛。(ロ)
水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤および非イオン型界面活性剤で処理して得られる有機変性粘土鉱物。
成分(イ)は、平均短径が0.03〜0.04μm、平均長径が0.09〜0.10μmの紡錘状微粒子酸化チタン及び/又は紡錘状微粒子酸化亜鉛である日焼け止め化粧料が開示されている。
【0053】
特開平10−194931号公報(特許文献41)には、少なくとも一つの固体かつ少なくとも部分的に架橋したエラストマーオルガノポリシロキサンをゲル化剤として含有し、少なくとも1つのオイルと少なくとも1つのワックス、及び粒状フィラーとを組み合わせて含有することを特徴とする非移行性メークアップまたはケア用組成物。ファンデーション、ブラッシャー、アイシャドウ、コンシーラー製品、リップスティック、ケア用ベース、または唇用の定着ベース、皮膚科用製品、またはスキンケア製品、または日焼け防止の組成物であることを特徴とする組成物が開示されている。
【0054】
特開平10−130130号公報(特許文献42)には、平均粒子径0.01〜0.1μmの酸化亜鉛の表面に、メチル水素ポリシロキサンを前記酸化亜鉛に対して0.5〜10重量%被覆させてなる被覆酸化亜鉛を、環状シロキサン中に40.2〜77重量%含有させてなることを特徴とする日焼け止め化粧料製造用ペーストが開示されている。
【0055】
特開平9−263523号公報(特許文献43)には、微粒子酸化チタンと微粒子酸化亜鉛と球状粉末とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。前記微粒子酸化チタンの平均粒径が10〜100nmであることを特徴とする日焼け止め化粧料。前記微粒子酸化亜鉛の平均粒径が10〜100nmであることを特徴とする日焼け止め化粧料。前記球状粉末が、ポリアミド樹脂(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末ポリ四弗化エチレン粉末、セルロール粉末、トリメチルシルセスキオキサン粉末であることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0056】
特開平9−255544号公報(特許文献44)には、揮発性成分、有機変性粘土鉱物および球状樹脂粉末を配合することを特徴とする、紫外線吸収剤を含まない油中水型日焼け止め化粧料。化粧料全量中に揮発性成分を20〜60重量%、有機変性粘土鉱物を0.1〜1.5重量%および球状樹脂粉末を0.5〜20重量%配合してなる、紫外線吸収剤を含まない油中水型日焼け止め化粧料。さらに紫外線散乱剤を配合してなる、紫外線吸収剤を含まない油中水型日焼け止め化粧料が開示されている。
【0057】
特開平8−310941号公報(特許文献45)には、(A)高級脂肪酸、(B)高級アルコール、(C)脂肪酸モノグリセリド,モノアルキルグリセリルエーテル及びモノアルケニルグリセリルエーテルより選択した1種又は2種以上、(D)紫外線吸収剤及び/又は(E)酸化チタン,酸化亜鉛及び酸化ジルコニウムより選択した1種又は2種以上を含有し、且つpHが5.0〜7.0であることを特徴とする、日焼け止め用水中油型乳化化粧料 (A)の高級脂肪酸が、炭素数11〜22の脂肪酸であることを特徴とする、日焼け止め用水中油型乳化化粧料。(B)の高級アルコールが、炭素数12〜22の脂肪族炭化水素鎖を有するものであることを特徴とする、日焼け止め用水中油型乳化化粧料が開示されている。
【0058】
特開平8−12546号公報(特許文献46)には、平均粒子径が0.1〜200μmの球状シリコーンゴム粉末(但し、該粉末を形成するシリコーンゴムのJIS
A硬度が35〜80である。)を5〜90重量%含有することを特徴とする日焼け防止用化粧料。球状シリコーンゴム粉末の粒子径が250μm以下であることを特徴とする日焼け防止用化粧料が開示されている。
【0059】
特開平7−330568号公報(特許文献47)には、化粧品として許容される媒体中に(i)第1の遮蔽剤として、任意に部分的にまたは全体的に中和された形態をしたベンゼン1,4−ジ(3−メチリデン−10−ショウノウスルホン)酸と、(ii)第2の遮蔽剤として2−エチルヘキシル=α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリラートとを含有し、第1及び第2の遮蔽剤が組成物の中で相乗作用活性を生じる割合にて存在していることを特徴とする、皮膚及び/または髪の光線保護等のための局所使用用化粧品組成物。UV−Aおよび/またはUV−B領域において活性な、1以上のさらなる親水性または親油性の有機遮蔽剤をさらに含有することを特徴とする組成物。
前記さらなる有機遮蔽剤が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘導体、p-アミノ安息香酸誘導体、遮蔽ポリマー類及び遮蔽シリコーン類の中から選択されることを特徴とする組成物。
前記さらなる光線防護剤類として、散乱及び/または反射により紫外線を物理的に遮断することのできる、被覆または非被覆の金属酸化物のピグメントまたはナノピグメントをさらに有していることを特徴とする組成物。
前記ピグメントまたはナノピグメントが、被覆または非被覆の酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする組成物が開示されている。
【0060】
特開平7−330565号公報(特許文献48)には、化粧品に許容されるビヒクル中に、(i)遮蔽剤として2,4,6-トリス[p-((2'ーエチルヘキシル)オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンと、(ii)それのみで該遮蔽剤の全てを溶解するに充分な量のジオクチルマラートとを含有することを特徴とする、皮膚および/または髪の光防御等のための局所使用用化粧品組成物。前記遮蔽剤が、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%の間の濃度で存在する組成物。UV-Aおよび/またはUV-Bにおいて活性な、一以上の付加的な、親水性または親油性の有機遮蔽剤をさらに含有することを特徴とする組成物。
前記付加的な有機遮蔽剤が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘導体、p-アミノ安息香酸誘導体、ポリマー遮蔽剤およびシリコーン遮蔽剤からなる群から選択されることを特徴とする組成物。付加的な光防御剤として、分散および/または反射することによって紫外線を物理的に遮断し得る、被覆あるいは非被覆の金属酸化顔料または微小顔料をさらに含有することを特徴とする組成物。前記顔料もしくは微小顔料が、被覆または非被覆の、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウムおよびこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする組成物が開示されている。
【0061】
特開平7−330563号(特許文献49)には、化粧品として許容されるビヒクル中に、(i)UV−Bにおいて活性な遮蔽剤としての、溶解形態の2,4,6−トリス[p−((2’−エチルヘキシル)オキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン(化合物A)と、(ii)サリチル酸ホモメンチル(化合物B)、サリチル酸オクチル(化合物C)、およびこれらの混合物から選択された成分の溶解性遮蔽システムとを含有することを特徴とする、皮膚および/または髪の光保護に代表される局所使用用化粧品組成物。UV−Aおよび/またはUV−Bにおいて活性な、1以上のさらなる親水性または親油性有機遮蔽剤類をさらに含有することを特徴とする組成物。
前記さらなる有機遮蔽剤類が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、遮蔽ポリマー類、および遮蔽シリコーン類から選択されることを特徴とする組成物。さらなる光保護剤類として、拡散および/または反射によって、紫外線を物理的に遮蔽可能な、被覆または非被覆の金属酸化物類のピグメント類またはナノピグメント類をさらに含有することを特徴とする組成物。前記ピグメント類またはナノピグメント類が、被覆または非被覆の、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする組成物が開示されている。
【0062】
特開平7−330562号公報(特許文献50)には、化粧品として許容される担体中に、(i)4−メチルベンジリデンショウノウ(化合物A)、4−(tert−ブチル)−4’−メトキシジベンゾイルメタン(化合物B)、およびこれらの混合物から選択された成分の、溶解対象遮蔽システムと、(ii)サリチル酸ホモメンチル(化合物C)、サリチル酸オクチル(化合物D)、およびこれらの混合物から選択された成分の、溶解性遮蔽システムとを含有し、前記溶解性遮蔽システムが、前記溶解対象遮蔽システムの全てを溶解性遮蔽システムのみで溶解するのに十分な量で存在することを特徴とする、皮膚および/または髪の光保護に代表される局所使用用化粧品組成物。UV−Aおよび/またはUV−B領域において活性な、1以上のさらなる親水性または親油性有機遮蔽剤類をさらに含有することを特徴とする組成物。前記さらなる有機遮蔽剤類が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、遮蔽ポリマー類、および遮蔽シリコーン類から選択されることを特徴とする組成物。さらなる光保護剤類として、拡散および/または反射によって、紫外線を物理的に遮蔽可能な、被覆または非被覆の金属酸化物類のピグメント類またはナノピグメント類をさらに含有することを特徴とする組成物が開示されている。
【0063】
特開平7−309735号公報(特許文献51)には、重合度4以上のポリグリセリンと脂肪酸とのエステル(以下、「ポリグリセリン脂肪酸エステル」という)、および、炭素数8以上のアシル乳酸またはその塩を含むことを特徴とする、ポリグリセリン脂肪酸エステルベースの乳化剤組成物。前記ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBが8以下であることを特徴とする乳化剤組成物。前記アシル乳酸またはその塩の脂肪酸残基が、飽和、不飽和、分岐脂肪酸および/または親水性の置換基をもつ脂肪酸から選ばれる脂肪酸に由来することを特徴とする乳化剤組成物。さらに、親油性乳化剤の少なくとも一種以上を含むことを特徴とする乳化剤組成物。前記親油性乳化剤が、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、メチルグリコシド脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸およびその誘導体、脂肪族アルコールおよびその誘導体、脂肪族アミンおよびその誘導体、およびこれらの混合物からなる群から選ばれることを特徴とする乳化剤組成物。前記親油性乳化剤が、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びアルキルポリグリコシドからなる群から選ばれることを特徴とする乳化剤組成物。乳化剤組成物を乳化剤として油相成分に含むことを特徴とするO/Wエマルション。更にスキンケア剤の少なくとも一種以上を含むことを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0064】
特開平7−258055号公報(特許文献52)には、水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と、非イオン性界面活性剤とで処理して得られる有機変性粘土鉱物と、平均粒径0.001〜0.1μm、かつ長径と短径の平均比率が2以上の疎水化紡錘状酸化チタンと、油分と、水とを含有してなる日焼け止め化粧料。第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量が水膨潤性粘土鉱物100gに対して40〜140ミリ当量である日焼け止め化粧料。非イオン性界面活性剤の含有量が水膨潤性粘土鉱物100gに対して75〜2000gである日焼け止め化粧料。疎水化紡錘状酸化チタンの含有量が0.05〜60重量%である日焼け止め化粧料。樹脂粉末をさらに配合してなる日焼け止め化粧料が開示されている。
【0065】
特開平7−242523号公報(特許文献53)には、紅藻ウシケノリ科アマノリ属に属する海藻から、水を40重量%以上含む親水性有機溶媒混液によって抽出される抽出物を含む日焼け防止用化粧料。紅藻ウシケノリ科アマノリ属に属する海藻の乾燥藻体に、水を加え、ミキサーで粉砕し、これを濾過し、この濾液を、原料乾燥藻体の2〜4倍重量の活性炭を充填したカラムに導通し、更に水を40〜60重量%の範囲含有する親水性有機溶媒にて溶出を行い、この溶出画分を濃縮、凍結乾燥した粉末を通常の日焼け防止用化粧料組成物ベースに0.05〜0.5重量%の範囲配合することを特徴とする日焼け防止用化粧料の製造方法が開示されている。
【0066】
特開平7−206652公報(特許文献54)には、セラミド、グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミドより選ばれた少なくとも一種と水溶性紫外線吸収剤とを含有することを特徴とする日焼け止め化粧料。セラミド、グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミドより選ばれた少なくとも一種を0.005〜3.0重量%配合することを特徴とする請求項1記載の日焼け止め化粧料。
水溶性紫外線吸収剤を0.5〜20重量%配合することを特徴とする請求項1又は2に記載の日焼け止め化粧料が開示されている。
【0067】
特開平6−219920号公報(特許文献55)には、化粧品成分であって、下記工程、すなわち;(a) 4〜6重量%のβ−グルカン、1〜5重量%の脂肪、80〜94重量%の炭水化物類、および約8重量%未満のタンパク質を含む水溶性繊維を、ペーストを生成するのに充分な時間、熱水中に入れ;(b) 前記ペーストを、1〜5分間混合してゲルを生成させ;
(c) 前記ゲルを冷却させてペーストを生成させ;および(d) 前記ペーストと1種以上の安定な化粧品成分と混合する;工程を含む方法で調製された化粧品に用いるための化粧品成分。前記化粧品が、シャンプー、液体メーキャップ用製品、クレンザー類、ふけ防止シャンプー、日焼け止め剤、ローション類、およびコンディショナー類を含む化粧品に用いる化粧品成分が開示されている。
【0068】
特開平6−157266号公報(特許文献56)には、化粧品の基質および助剤の他に、(a)少なくとも1種の紫外線フィルター、(b)微粉末の安定化された実質的に透明な酸化亜鉛、(c)ビタミンEおよび/または少なくとも1種のその誘導体、および(d)2−(ヒドロキシエチル)−2−ヒドロキシ−6,10,14−トリメチルペンタデカンを含むことを特徴とする化粧用日焼け止め製品。ビタミンEリノレートおよび/またはビタミンEアセテートを含むことを特徴とする化粧用日焼け止め製品。1種またはそれ以上の基質および/または助剤の他に、随時0.1〜20重量%の1種またはそれ以上の紫外線Bフィルター、0.5〜20重量%の微粉末の実質的に透明な安定化された酸化亜鉛、0.1〜5重量%のビタミンEおよび/または少くとも1種のその誘導体、および0.1〜5重量%の2−(ジヒドロキシエチル)−2−ヒドロキシ−6,10,14−トリメチルペンタデカンを含むことを特徴とする化粧用日焼け止め製品。乳液またはクリームの形をした水中油乳化物または油中水乳化物であることを特徴とする化粧用日焼け止め製品。基質および/または助剤として、酸化防止剤、溶媒、鉱物質、動物油または植物油またはワックス、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、脂肪族アルコールエーテル、エトキシル化された脂肪族アルコール、ラノリンまたはラノリン誘導体、シリコーン油、乳化剤、濃化剤、湿潤剤、着色剤、緩衝物質、防腐剤、および香料油から成る群から選ばれる1種またはそれ以上の物質を含んでいることを特徴とする化粧用日焼け止め製品。(a)〜(d)記載の活性成分を通常の基質および助剤と混合し、必要に応じ予備分散、撹拌および/または均質化を行うことを特徴とする製造法が開示されている。
【0069】
特開平6−128132号公報(特許文献57)には、ベンゾフェノン系化合物、パラアミノ安息香酸化合物、サリチル酸系化合物及びケイ皮酸系化合物から選ばれる紫外線吸収剤の1種又は2種以上とアルカリ易溶の天然メラニンとを含有する日焼け止め化粧料が開示されている。
【0070】
特開平6−16527号公報(特許文献58)には、人間の皮膚に局部的に施して紫外線に対する過度の暴露から保護する組成物において、a.水分散性の超微細な二酸化チタンと油分散性の超微細な二酸化チタンとの混合物からなる有効量の日焼け止め剤と、b.化粧上許容しうる日焼け止め剤用のビヒクルとからなることを特徴とする人間の皮膚に局部的に施す組成物。二酸化チタンの全量が1〜25重量%である請求項1に記載の組成物。水分散性の二酸化チタンと油分散性の二酸化チタンとの重量比が1:2〜2:1である組成物。エマルジョンである組成物。さらにシリコーン油を含む組成物。さらにシリコーン界面活性剤を含む組成物。さらに有機日焼け止め剤を含む組成物。有機日焼け止め剤がオクチルメトキシシンナメートである組成物。超微細な二酸化チタンのための多量割合の化粧上許容しうるビヒクルを含む人間の皮膚に局部的に施して紫外線に対する過度の暴露から保護するための組成物における、少なくとも1重量%の水分散性の超微細な二酸化チタンと油分散性の超徴細な二酸化チタンとの混合物の使用が開示されている。
【0071】
特開平5−339139号公報(特許文献59)には、少なくとも1個以上のフッ素が紫外線吸収性を有する基に置換された重合単位を、1個以上含有して成るフッ素樹脂を配合することを特徴とする、日焼け止め化粧料。フッ素樹脂がポリテトラフルオルエチレンであることを特徴とする、日焼け止め化粧料。少なくとも1個以上のフッ素が紫外線吸収性を有する基に置換された重合単位を、1個以上含有して成るフッ素樹脂の配合量が、0.1〜99重量%であることを特徴とする、日焼け止め化粧料が開示されている。
【0072】
特開平5−238924号公報(特許文献60)には、紫外線吸収剤を含有する平均粒径1μ以下の樹脂粉体を含有した日焼け防止化粧料が開示されている。
【0073】
特開平5−201844号公報(特許文献61)には、粒状酸化亜鉛を油中で、粒状粉砕媒体及び前記油のための有機分散剤を存在させて粉砕して分散物を形成し、前記粉砕を、前記粒状酸化亜鉛が0.005 〜0.15μの平均粒径を有し、分散物が可視光線に対し実質的に透明で、紫外線に対する吸収性を有し、308 nmの波長での吸光係数〔E(308)〕が少なくとも9リットル/g/cm であり、360 nmの波長での吸光係数〔E(360)〕が少なくとも9リットル/g/cm であり、E(360):E(308)の比が0.75:1〜1.5 :1の範囲にあるようになる時間継続し、前記粒状粉砕媒体を分散物から分離し、前記分散物を一種類以上の化粧品として許容出来る材料と混合することからなる日焼け止めの製造方法が開示されている。
【0074】
特表2004−515456号公報(特許文献62)には、少なくとも一つのミズアオイ科植物の少なくとも一つの細胞抽出物の汚染防止又は汚染除去化粧剤として使用。細胞抽出物をエイコルニア
クラシペ(Eichhornia crassipes)細胞から得ることを特徴とする使用。細胞抽出物の、化粧又は皮膚科学的組成物における汚染防止又は汚染除去化粧剤としての使用。の細胞抽出物の、重金属の有害な作用からケラチン物質、外皮及び皮膚を保護する汚染防止又は汚染除去化粧剤としての使用が開示されている。汚染防止化合物を以下から選択することを特徴とする組成物:アントシアン及び/又はその誘導体、チオエーテル、スルホキシド又はスルホン基を含む化合物、エルゴチオネイン及び/又はその誘導体、金属キレート化剤、例えばN,N’−ジベンジルエチレンジアミン−N,N’−ジ酢酸誘導体、及び抗酸化剤。抗酸化剤を好ましくはポリフェノールから選択することを特徴とする組成物。ポリフェノールを好ましくはエラグ酸から選択することを特徴とする、組成物。化粧品として受容可能な媒体が水及び/又は少なくとも一つの有機溶媒から成ることを特徴とする、組成物。有機溶媒を以下から成る群から選択することを特徴とする、組成物:親水性有機溶媒、親油性有機溶媒及び両親媒性溶媒、又はこれらの混合物。有機溶媒を好ましくは以下から選択することを特徴とする、請求項15及び16のいずれかに記載の組成物:
単官能性又は多官能性アルコール、任意にオキシエチレン化したポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールエステル、ソルビトール及びその誘導体、ジアルキルイソソルビド、グリコールエーテル及びポリプロピレングリコールエーテル、及び脂肪エステル。組成物がさらに以下から成る群から選択する少なくとも一つの添加物も含むことを特徴とする、請求項7ないし20のいずれか1項に記載の組成物:標準的な水性又は親油性ゲル化剤及び/又は増粘剤、親水性又は親油性活性剤、保存剤、抗酸化剤、芳香剤、乳化剤、保湿剤、顔料、脱色剤、角質溶解剤、ビタミン、エモリエント、封鎖剤、界面活性剤、ポリマー、酸性化剤又は塩基性化剤、フィラー、フリーラジカル捕捉剤、セラミド、日焼け止め剤、特に紫外線遮蔽剤、昆虫忌避剤、スライム剤、着色剤、殺菌剤及び抗ふけ剤が開示されている。
【0075】
特表2003−524650号公報(特許文献63)には、植物Mourera fluviatilisの抽出物。
蒸留水もしくは未蒸留水、低分子量アルコール、エステル、炭化水素、ケトンまたはハロゲン含有炭化水素から成る群から選択する溶媒または溶媒混合物を抽出媒体として使用した抽出物。植物Mourera fluviatilisの抽出物を含有する化粧品製剤および/または医薬製剤。植物Mourera fluviatilisの抽出物の、日焼け止め製剤中における使用が開示されている。
【0076】
特表2002−532402号公報(特許文献64)には、(i)組成物の0.1から10重量%の紫外線吸収日焼け止め剤を油相に溶解する段階;(ii)水相中でステアリン酸を中和する段階;および
(iii)溶解した日焼け止め剤を中和したステアリン酸および化粧品として許容し得るビヒクルと均質化する段階を含んでなる日焼け止め剤組成物を製造するための方法。中和したステアリン酸および化粧品として許容し得るビヒクルを均質化した後、溶解した日焼け止め剤を中和ステアリン酸および化粧品として許容し得るビヒクルと均質化する方法。段階(ii)に先立って、約70℃より高い温度でステアリン酸を溶解する追加の段階を含んでなる方法。油相がイソプロピルミリステートである方法。
前記のいずれかの方法によって得ることができる局所化粧用日焼け止め剤組成物が開示されている。
【0077】
特表2002−531481号公報(特許文献65)には、ミクロン以下の粒子径を有する弗素樹脂ポリマーと組み合わせた日焼け止め剤を含む、光保護効果の高い日焼け止め組成物。前記弗素樹脂がポリテトラフルオロエチレンである組成物。前記弗素樹脂が総組成物の約0.2〜約5.0wt%の量で存在し、前記日焼け止め剤が総組成物の約1〜約20wt%の量で存在する組成物が開示されている。
【0078】
特表2002−516834号公報(特許文献66)には、日焼け止め化粧品組成物であって:
(i)該組成物の重量のうち0.01から5%までの、平均粒径が0.1から20ミクロンまでの範囲のオイル分散性の無機日焼け止め粒子;(ii)該組成物の重量のうち0.1から5%までの、290から400nmまでの範囲の紫外線内で活性な発色団を伴う有機日焼け止め物質;(iii)該組成物の重量のうち0.5から50%までの柔軟化性オイル;及び
(iv)該組成物の重量のうち1から90%までの水;からなる組成物。該有機日焼け止め物質が、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−6、ベンゾフェノン−8、ベンゾフェノン−12、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、PABA、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オクチル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする組成物。該有機日焼け止め物質がメトキシケイ皮酸オクチルであることを特徴とする組成物。
該無機日焼け止め物質が、二酸化チタン及び酸化亜鉛からなる群から選択されることを特徴とする、組成物。該無機日焼け止め物質が、該組成物の重量のうち0.1から0.9%までの量で存在することを特徴とする組成物が開示されている。
【0079】
特表平8−507296号公報(特許文献67)には、穀物植物の抽出物およびサンスクリーン組成物を皮膚へ塗布できるようにする賦形剤を含有するサンスクリーン組成物。
2.日焼け防止剤をさらに含有するサンスクリーン組成物。前記の穀物植物がトウモロコシ、カラスムギ、コムギ、オオムギ、ライムギ、イネおよびこれらの混合物より成る群から選ばれる、サンスクリーン組成物。前記の穀物植物がカラスムギである、サンスクリーン組成物。前記の穀物植物抽出物がミリスチン酸、ステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド、イソドデカン、ペトロラタム、蜜蝋、シクロメチコーン、ジメチコーンおよびジメチコーン
コポリオールのうちの任意の1種であるサンスクリーン組成物。前記の穀物植物抽出物が水、エタノール、メタノール、プロパノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリオキシエチレン(7)グリセリルトリアセテート、ポリエチレングリコール200のうちの任意の1種である、サンスクリーン組成物。前記の穀物植物抽出物がトリクロロフルオロメタン、イソプロパノール、C10−C16イソパラフィン類およびC12−C14イソパラフィン類のうちの任意の1種である、サンスクリーン組成物。前記の抽出物がカラスムギの水−エタノール抽出物である、サンスクリーン組成物。前記の日焼け防止剤が二酸化チタンである、サンスクリーン組成物が開示されている。
【0080】
特公平7−84375号公報(特許文献68)には、平均粒子径0.1μm以下のチタニア微粒子と水溶性高分子化合物を含むチタニアゾルをTiO2として0.1〜10重量%配合することを特徴とする日焼け止め化粧料。水溶性高分子化合物がポリビニルアルコールであることを特徴とする日焼け止め化粧料が開示されている。
【0081】
特公平6−76307号公報(特許文献69)には、水中に、粘土鉱物の少なくとも一つが安定剤として溶存しており、これによりメタチタン酸の微粒子が、均一安定に分散している水性ゾルを主要成分としてなる日焼け止め化粧料。粘土鉱物が、モンモリロナイト鉱物である、日焼け止め化粧料。メタチタン酸の微粒子が、平均粒子径0.005〜0.1μmのものである、日焼け止め化粧料。粘土鉱物の少なくとも一つが、最終組成物の総量を基準として0.05〜10重量%の範囲内で含有している日焼け止め化粧料が開示されている。
【0082】
特公平6−74204号公報(特許文献70)には、水中に、分子量が400以下の水溶性多価アルコールの少なくとも一つが安定剤として溶存しており、これによりメタチタン酸の微粒子が、均一安定に分散している水性ゾルを主要成分としてなる、日焼け止め化粧料。
メタチタン酸の微粒子が、平均粒子径0.005〜0.1μmのものである、特許請求の範囲第(1)項記載の日焼け止め化粧料。水溶性多価アルコールの少なくとも一つが、最終組成物の総量を基準として0.1〜80重量%の範囲内で含有している日焼け止め化粧料。更に、エチルアルコールが配合させている、日焼け止め化粧料。更に、油性物質と界面活性物質が配合されている、日焼け止め化粧料が開示されている。
【0083】
特公平6−57650号公報(特許文献71)には、炭素数4〜12の直鎖・分岐・環状・不飽和の炭化水素化合物、総炭素数4〜8のエステル化合物、重合数1〜19のメチルポリシロキサン、重合数2〜6の環状ジメチルポリシロキサンからなる群から選ばれる揮発成分の一種又は二種以上を70重量%以上含有することを特徴とするオイル状日焼けもしくは日焼け止め化粧料が開示されている。
【0084】
第2825627号公報(特許文献72)には、コレステリル12−ヒドロキシステアレートを40重量%以上とコレステリル12−ヒドロキシステアレート以外のコレステロールエステルがコレステリルノナノエートである液晶を含む日焼け防止用化粧料が開示されている。
【0085】
第2749677号公報(特許文献73)には、下記イ.〜ホ.5成分を配合してなる日焼け止め乳化型化粧料イ.微粒子酸化チタンロ.カチオン交換性ナトリウムイオンを100mg当量/100g以上含有するベントナイトハ.デキストリン脂肪酸エステル類及びショ糖脂肪酸エステル類の少なくとも一種ニ.油性物質ホ.水。上記イ.〜ホ.5成分に加えてキサンタンガムを配合してなる日焼け止め乳化型化粧料が開示されている。
【0086】
第2682967号公報(特許文献74)には、化粧品として許容される担体、(i)UV−B領域において活性なスクリーン剤として、溶解した形態での4−メチルベンジリデンショウノウ(化合物A)と、(ii)2−エチルヘキシル=α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリラート(化合物B)とを含有し、化合物Bと化合物Aとの重量比(B/A)が0.3から30であることを特徴とする皮膚及び/または髪の光保護のための、局所使用用化粧品組成物UV−A領域において活性なスクリーン剤として、溶解した形態の4−(tert−ブチル)−4’−メトキシジベンゾイルメタン(化合物C)を、さらに含むことを特徴とする組成物。UV−Aおよび/またはUV−B領域において活性である、追加的な親水性もしくは親油性有機スクリーン剤をさらに含むことを特徴とする組成物。
上記の追加的な有機スクリーン剤が、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリル酸誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、スクリーンポリマーおよびスクリーンシリコーンより選択されることを特徴とする組成物。追加的な光保護剤として、拡散および/または反射によってUV−照射を物理的に遮断することができる、被覆もしくは非被覆の、顔料もしくは微細顔料をさらに含むことを特徴とする組成物。上記顔料もしくは微細顔料が、被覆もしくは非被覆の、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウムおよびこれらの混合物から選択される組成物。脂肪、有機溶媒、イオン性もしくは非イオン性の増粘剤、柔軟剤、酸化防止剤、乳白剤、安定化剤、緩和剤、シリコーン、α−ヒドロキシ酸、消泡剤、水和剤、ビタミン、芳香剤、防腐剤、界面活性剤、充填剤、金属イオン封鎖剤、ポリマー、推進剤、塩基性化もしくは酸性化剤および染料から選択する補助添加物を、少なくとも一つさらに含むことを特徴とする組成物。ヒトの表皮を保護するための組成物もしくは抗日光組成物であって、非イオン性小胞分散液、水中油型のエマルション等のエマルション、クリーム、乳液、ゲル、クリームゲル、懸濁液、分散液、パウダー、固形ステイック、フォームもしくはスプレーの形態をとることを特徴とする組成物が開示されている。
【0087】
第2651191号公報(特許文献75)には、活性成分としてニワトコの花の抽出物を含有する日焼け止め組成物であって、更に化粧用に許容可能な担体、化粧用に許容可能な稀釈剤又はそれら担体と稀釈剤の双方のいずれかを前記活性成分の3〜5倍の重量、並びにp−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステルを本組成物に基づく2〜10重量%含有する組成物。化粧用に許容可能なアルコール水溶液又は水でニワトコの花(Sambucus nigra)を抽出すること、及び当該抽出物を化粧用に許容可能な担体、化粧用に許容可能な稀釈剤又はそれら担体と稀釈剤の双方のいずれか及びP−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステルと混合することを備えてなる、日焼け止め組成物の調製方法が開示されている。
【0088】
第2607401号公報(特許文献76)には、
紫外線吸収剤を含有する樹脂粉体を配合した日焼け防止化粧料の日焼け防止力改善方法であって、平均粒径が0.05〜0.5μで、かつ真球状のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、エチレングリコールジメタクリレート架橋アクリル酸エステル、エチレングリコールジメタクリレート架橋メタクリル酸エステルおよびスチレン−ジビニルベンゼン共重合体よりなる群から選ばれる一種または二種以上の樹脂粉体を用いることを特徴とする日焼け防止化粧料の日焼け防止力改善方法が開示されている。
しかしながら、環境汚染の問題がなく、充分な日焼け止め効果を発揮する化粧品については、いまだ完璧なものは提供されていない。
【特許文献1】特開2004−123543号公報
【特許文献2】特開2004−123563号公報
【特許文献3】特開2004−123406号公報
【特許文献4】特開2004−99601号公報
【特許文献5】特開2004−91436号公報
【特許文献6】特開2004−91377号公報
【特許文献7】特開2003−306418号公報
【特許文献8】特開2003−277248号公報
【特許文献9】特開2003−226615号公報
【特許文献10】特開2003−21745号公報
【特許文献11】特開2003−23837号公報
【特許文献12】特開2003−206214号公報
【特許文献13】特開2003−104859号公報
【特許文献14】特開2002−370922号公報
【特許文献15】特開2002−293726号公報
【特許文献16】特開2002−284622号公報
【特許文献17】特開2002−145716号公報
【特許文献18】特開2002−47165号公報
【特許文献19】特開2002−3357号公報
【特許文献20】特開2001−240524号公報
【特許文献21】特開2001−187710号公報
【特許文献22】特開2001−2524号公報
【特許文献23】特開2000−290252号公報
【特許文献24】特開2000−281552号公報
【特許文献25】特開2000−256157号公報
【特許文献26】特開2000−169353号公報
【特許文献27】特開2000−63252号公報
【特許文献28】特開平11−322562号公報
【特許文献29】特開平11−302144号公報
【特許文献30】特開平11−286427号公報
【特許文献31】特開平11−246379号公報
【特許文献32】特開平11−204826号公報
【特許文献33】特開平11−100317号公報
【特許文献34】特開平11−269049号公報
【特許文献35】特開平11−71255号公報
【特許文献36】特開平11−49655号公報
【特許文献37】特開平11−42082号公報
【特許文献38】特開平10−273433号公報
【特許文献39】特開平10−245334号公報
【特許文献40】特開平10−212224号公報
【特許文献41】特開平10−194931号公報
【特許文献42】特開平10−130130号公報
【特許文献43】特開平09−263523号公報
【特許文献44】特開平09−255544号公報
【特許文献45】特開平08−310941号公報
【特許文献46】特開平08−12546号公報
【特許文献47】特開平07−330568号公報
【特許文献48】特開平07−330564号公報
【特許文献49】特開平07−330563号公報
【特許文献50】特開平07−330562号公報
【特許文献51】特開平07−309735号公報
【特許文献52】特開平07−258055号公報
【特許文献53】特開平07−242523号公報
【特許文献54】特開平07−206652号公報
【特許文献55】特開平06−219920号公報
【特許文献56】特開平06−157266号公報
【特許文献57】特開平06−128132号公報
【特許文献58】特開平06−16527号公報
【特許文献59】特開平05−339139号公報
【特許文献60】特開平05−238924号公報
【特許文献61】特開平05−201844号公報
【特許文献62】特表2004−515456号公報
【特許文献63】特表2003−524650号公報
【特許文献64】特表2002−532402号公報
【特許文献65】特表2002−531481号公報
【特許文献66】特表2002−516834号公報
【特許文献67】特表平08−507296号公報
【特許文献68】特公平07−84375号公報
【特許文献69】特公平06−76307号公報
【特許文献70】特公平06−074204号公報
【特許文献71】特公平06−057650号公報
【特許文献72】特許2852627号公報
【特許文献73】特許2749677号公報
【特許文献74】特許2682967号公報
【特許文献75】特許2651191号公報
【特許文献76】特許2607401号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0089】
本発明は、本発明は、紫外線吸収剤の刺激性を緩和し、環境汚染の問題が少なくて、お肌にとって快適な化粧品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0090】
以下の成分を基本として、天然素材を生かした日焼け止める化粧品を提供する。
1.紫外線吸収剤、これについては、以下のような公知の物質から選択可能である。パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す。)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAアミルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2、4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−トリメチルケイ皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]ブチル等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフェノン、2,2,4,4´−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4´−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4´−フェニル−ベンゾフェノン2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4´−メチルベンジリデン)d,l−カンファー、3−ベンジリデンd,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサノール、2,2−ヒドロキシ−5−メチルフェニフベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4´−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン2−オン等。
【0091】
2.紫外線遮断剤、これについては以下のような公知の物質から選択可能である。酸化チタン(TiO2 )、タルク(MgSiO2 )、カルミン(FeO2 )、ベントナイト、カオリン、酸化亜鉛(ZnO)等。
【0092】
これらの紫外線防御剤は、調製しようとする皮膚外用剤の具体的な目的や剤型に応じて適宜組み合わせて皮膚外用剤中に配合することができ、かかる紫外線防御剤の配合量は、本発明皮膚外用剤に付与すべき性質に応じて適宜変更可能であるが、通常は、皮膚外用剤全量中、0.01〜30.0重量%が望ましく、より好ましくは0.1〜20.0重量%である。配合量が0.01重量%未満では、十分に紫外線防止効果が発揮されない傾向にある。また、30.0重量%を越えて配合しても、配合量の増加に見合った紫外線防止効果の増強が見られない傾向にあることが公知である。
【0093】
1.アボカドエキス(アボカドの原産地は、中央アメリカである。栽培の歴史は古く、13−14世紀にはメキシコのアステカ族が栽培を行っていたらしい。沖縄ではアボカドの経済栽培地域はなく、個人が少量栽培し出荷したり、庭木にしている。収穫まで薄緑色をしているが、収穫後追熟させると濃紫色になる。果肉は脂質が多く、こってりしたクリーム状。いわゆる「森のバター」や「木になるバター」と言われる食感である。アボカドには幾つか品種があり、形は洋ナシと卵型の二種類。色は緑から褐色、黒紫色までいろいろ。果皮がザラザラしたものとツルツルしたものと二種類あり、黒紫色の粗い果皮のものは、ワニナシ(アリゲーター・ペア)ともいう。アボカドの種子より採取されるエキス(オイル)は、体内で生成されない必須脂肪酸やビタミンAやB1、B2、D、Eと天然レシチン、プロテイン、脂肪酸など、豊富な栄養分を豊富に含んでいる。単独では、滑りがあまり良くない。5%〜10%を他のオイルとブレンドするのが良い。乾燥肌、老化肌にとくに適している。)
【0094】
2.ローズマリーエキス(常緑低木の薬用植物である。全体に良い香りがあり,枝や葉を香料に用いる代表的なハーブである。強い収斂作用(強化し、ひきしめる作用)があるので、たるんだ皮膚に有効なうえ、肌のうっ滞、むくみ、腫脹も好転させる。)
【0095】
3.モズクエキス (北海道から沖縄県まで、日本各地の沿岸に広く分布する海藻。天然ものは、内湾の波の静かな海域のホンダワラ類などの海藻に付着して生活している。皮膚再生作用、皮膚の柔軟化・保湿作用に優れている。)
【0096】
4.ラベンダーエキス、ラベンダーはシソ科に属する小潅木で地中海沿岸地帯が原産地とされています。夏に紫色の花が6〜10段の層についた花穂を群生させる。元来アルプス山麓に野生し、自生する場所により姿、形態、花色は元より精油成分もさまざまで、1930年代にはプロバンス地方で野生種から年約100トンの精油を生産した記録もあるが、労働効率や品質の均一性の問題から今では全て栽培種に変わっている。主要生産国はフランス、ブルガリア、旧ユーゴスラビアなどである。近年、ラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種であるラバンジンが、より強健で収穫量も収油率も多いため栽培面積が拡大している。 香気成分は、リナリルアセテート、リナロールを柱にカンファー、キャリオフィレン、ターピネオール、γ―ターピネン、など多数の成分が報告されている。ラバンジンはリナロールが最も多く、次いでリナリルアセテート。また、カンファーの含有量が多く、ラベンダーよりシャープな香りである。ラベンダーは古くからオーデコロンに使われる。
【0097】
1.2.3.4.のエキスを得る方法は、抽出液を水蒸気蒸留して、留分を回収する方法もあるが、以下のように行うこともできる。すなわち、エタノールと蒸留水で順次抽出したエキスもしくは熱水で抽出したエキスを用い、エタノールと蒸留水で順次抽出する方法がある。さらに好ましくは100%エタノール、50%エタノール、蒸留水で順次抽出した後混合したエキスを用いる方法もある。また、熱水で抽出する場合は好ましくは乾燥粉砕原料を約10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の80℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と80℃で抽出した抽出液を混合したものを抽出液とする。さらには、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮してもよいし、さらに凍結乾燥を行い、その後必要に応じて蒸留水等に溶解して用いてもよい。熱水だけによる抽出法によって、エタノールと水による抽出法と同様の効果をより容易な方法で得ることも可能である。
【0098】
すなわち、本発明は、下記の構成を要旨とする組成物、および飲料、低アルコール飲料、を提供するものである。
(1)1.上述の紫外線吸収剤の1種または複数種、2.上述の紫外線遮断剤の1種または複数種、3.肌荒れ防止効果のための植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの1種または複数種を必須成分とすることを特徴とする、日焼け止め化粧料。
(2)更に、モズクエキスを必須成分とすることを特徴とする、日焼け止め化粧料。
【0099】
なお、本発明の日焼け止め化粧料はこれらの必須成分に加えて、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品に一般に用いられる各種成分、例えば、保湿剤、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、殺菌剤、香料、色素、粉末成分、金属イオン封鎖剤、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン等を配合することができる。
【発明の効果】
【0100】
本発明によれば、使用して肌荒れがなく、環境にやさしい、日焼け止め化粧料を提供することができ、オゾン層の破壊による皮膚がんの発病を抑制することが期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0101】
本発明においてエキスを得る方法としては、粉砕した乾燥原料200gを約10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の60℃の50%アルコールを加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と80℃で抽出した抽出液を混合したものを、減圧濃縮し、エキス10mlを得る。エキスの適量を、1.紫外線吸収剤、2.紫外線遮断剤とともに配合する。
【0102】
なお、本発明の日焼け止め化粧料はこれらの必須成分に加えて、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品に一般に用いられる各種成分、例えば、保湿剤、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、殺菌剤、香料、色素、粉末成分、金属イオン封鎖剤、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン等を配合することができる。
【実施例】
【0103】
以下に本発明を実施例によって説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。対象とする植物の敵部の粉砕した乾燥原料200gを約10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の60℃の50%アルコールを加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と80℃で抽出した抽出液を混合したものを、減圧濃縮し、エキス10mlを得た。
日焼け止め乳化ファンデーションを以下のような成分配合で調整した。
【0104】
実施例1 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
アボカドエキス 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0105】
実施例2 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
ラベンダーエキス 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0106】
実施例3 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
ローズマリーエキス 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0107】
実施例4 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
モズクエキス 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0108】
実施例5 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキス
=1:1:1 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0109】
実施例6 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキス、モズクエキス
=1:1:1:1 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0110】
実施例7 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキス、モズクエキス
=1:1:1:1 2.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0111】
実施例8 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキス、モズクエキス
=1:1:1:1 8.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0112】
比較例1 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
オクチルメトキシシンナメート 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0113】
比較例2 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
ウーロン茶抽出物 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。ウーロン茶抽出物は、茶葉を50%グリセリンで抽出したもの。詳しくは、特開平11−49655号を参照のこと。
【0114】
比較例3 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
イザヨイバラ抽出物 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。イザヨイバラ抽出物は、果実を20%アルコールで抽出したもの。詳しくは、特開平11−49655号を参照のこと。
【0115】
比較例4 日焼け止め乳化ファンデーション
A.精製水 全体を100.0とした場合の残余
ウーロン茶抽出物+イザヨイバラ抽出物=1:1 5.0
エタノール 7.0
B.タルク 7.0
二酸化チタン 10.0
酸化亜鉛 2.0
無水ケイ酸 2.0
ナイロンパウダー 4.0
着色顔料 4.0
C.オクチルメトキシシンナメート 15.0
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 4.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0
ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
トリイソオクタン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
製法は、Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサーで処理する。Cを溶解後これに加えたホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。
【0116】
酸化チタン、酸化亜鉛は、粒子径が、0.1μm以下の微粒子のもの(市販品)を使用した。
【0117】
[皮膚へのモデル刺激試験の方法]
試験方法:
1.被験液0.1mlをモルモットの背部2×2cmに塗布(1回目塗布)する。
2.24時間後に2回目の塗布を行う。
3.さらに24時間後に3回目の塗布を行う。
評価方法:
2回目及び3回目の塗布前及び3回目塗布後24時間後に、紅斑,浮腫等の皮膚反応を肉眼で観察する。評価は以下の評点水準で行い、3回の評価点(評点水準を10分の1刻みで評価した評価点)の平均値を皮膚刺激スコアとする。
皮膚反応の評価基準
皮膚反応の程度 評点水準
紅斑が全く認められないもの 0
わずかな紅斑が認められるもの 1
明らかな紅斑がみとめられるもの 2
強紅斑あるいはわずかな浮腫,痂皮がみとめられるもの 3
明らかな浮腫,痂皮が認められるもの 4
【0118】
[評価結果]
表1 皮膚刺激スコア
評点の平均値
実施例1 0.34
実施例2 0.35
実施例3 0.36
実施例4 0.32
実施例5 0.30
実施例6 0.29
実施例7 0.32
実施例8 0.27
比較例1 0.48
比較例2 0.43
比較例3 0.46
比較例4 0.38
【0119】
[人での試験の方法]
上記のファンデーションを40代から50代の女性のパネル5名に5月から7月にかけて、一週間ずつ使用してもらい、お肌への感触を評価して戴いた。評価は、◎:お肌が荒れず快適である、○:お肌はさほど荒れないが、少しフィトしない感じである、△:ややお肌が荒れるようで気になる、X:お肌が荒れて不安である、とした。
【0120】
[評価結果]
表2
・・・・・・お肌へ感触の評価結果
パネル A B C D E
実施例1 ○ ◎ ◎ ◎ ○
実施例2 ◎ ○ ○ ◎ ◎
実施例3 ○ ◎ ◎ ○ ◎
実施例4 ◎ ◎ ◎ ○ ○
実施例5 ◎ ○ ◎ ◎ ◎
実施例6 ◎ ◎ ○ ◎ ◎
実施例7 ○ ◎ ◎ ◎ ○
実施例8 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
比較例1 ○ ○ ○ ◎ ◎
比較例2 ○ ○ ◎ ○ ○
比較例3 ○ ○ ◎ ○ ◎
比較例4 ◎ ○ ○ ○ ◎
【0121】
<結果> 1.紫外線吸収剤のいずれか1種または複数種、2.紫外線遮断剤のいずれか1種または複数種、3.肌荒れ防止効果のための植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの一種または複数種を必須成分として加えたところの、日焼け止め化粧料、更にモズクエキスを必須成分として加えた日焼け止め化粧料は、お肌により一層快適なものであることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】オゾン層破壊による有害紫外線の影響を示す概念図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線吸収剤のいずれか1種または複数種、紫外線遮断剤のいずれか1種または複数種、および、植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの1種または複数種を必須成分とすることを特徴とする、日焼け止め化粧料。
【請求項2】
紫外線吸収剤のいずれか1種または複数種、紫外線遮断剤のいずれか1種または複数種、および、植物エキスとして、アボカドエキス、ローズマリーエキス、ラベンダーエキスの1種または複数種に、モズクエキスを必須成分として更に加えることを特徴とする、日焼け止め化粧料。









































【図1】
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【公開番号】特開2006−36702(P2006−36702A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−220376(P2004−220376)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【出願人】(304033502)
【Fターム(参考)】