説明

易開封性ノッチ付包装袋

【課題】直線状に引き裂くことができる易開封性ノッチ付包装袋を提供する。
【解決手段】積層フィルム10を、熱融着層11を対向させて重ね合わせて縁部20を熱融着することにより形成された包装袋1であって、積層フィルム10は、MD方向に直線引き裂き性を有し、MD方向が包装袋1の引き裂き方向と平行となるように配置されており、引き裂き方向と交わる縁部21に多数の傷31が形成されている。縁部21に形成された傷部分から容易に開封でき、かつMD方向に沿って直線状に引き裂くことができる。開口が不十分となって内容物が取り出せなかったり、大きく開口して内容物がこぼれ落ちたりする恐れがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、易開封性ノッチ付包装袋に関する。さらに詳しくは、手指の力で容易に開封できる易開封性ノッチ付包装袋に関する。
【背景技術】
【0002】
ハサミなどの道具を使わず、手指の力で容易に開封できる包装袋として、包装袋の縁部にノッチや傷を加工した易開封性ノッチ付包装袋が知られている(例えば、特許文献1)。ノッチや傷は小さな力でも開いていくため、ノッチや傷を加工していれば、手指の力で容易に開封することができる。
しかし、ノッチや傷の加工部分から引き裂いていくと、真っ直ぐに引き裂かれずに斜めに引き裂かれる場合があり、開口が不十分となって内容物が取り出せなかったり、大きく開口して内容物がこぼれ落ちたりする恐れがあった。
【0003】
上記問題に対して、包装袋の引き裂き方向に沿って切欠糸を設けたもの(例えば、特許文献2)や、切目線を加工したもの(例えば、特許文献3)が提案されている。このような包装袋では切欠糸や切目線に沿って引き裂くことができるため、上記問題を解消することができる。
しかし、上記従来の包装袋では、切欠糸を設けたり、切目線を加工したりする装置が必要であることから、加工コストが高くなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−315055号公報
【特許文献2】特開昭59−136237号公報
【特許文献3】実開平4−89760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、直線状に引き裂くことができる易開封性ノッチ付包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明の易開封性ノッチ付包装袋は、熱融着層を有する積層フィルムを、該熱融着層を対向させて重ね合わせて縁部を熱融着することにより形成された包装袋であって、前記積層フィルムは、MD方向に直線引き裂き性を有し、MD方向が前記包装袋の引き裂き方向と平行となるように配置されており、前記引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷が形成されていることを特徴とする。
第2発明の易開封性ノッチ付包装袋は、第1発明において、前記傷は、前記引き裂き方向と交わる縁部のうち、前記包装袋の開封を開始する位置を定める開封開始領域に形成されていることを特徴とする。
第3発明の易開封性ノッチ付包装袋は、第1または第2発明において、前記傷は、略三角形であり、その長辺が前記引き裂き方向と平行となるように形成されていることを特徴とする。
第4発明の易開封性ノッチ付包装袋は、第3発明において、前記傷は、千鳥状に配置されており、前記引き裂き方向と直交する方向に2つ以上形成されていることを特徴とする。
第5発明の易開封性ノッチ付包装袋の製造方法は、熱融着層を有し、MD方向に直線引き裂き性を有する積層フィルムから包装袋を形成する方法であって、前記積層フィルムを、MD方向が前記包装袋の引き裂き方向と平行となるように配置し、かつ前記熱融着層を対向させて重ね合わせて縁部を熱融着し、前記引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷を形成することを特徴とする。
第6発明の易開封性ノッチ付包装袋の製造方法は、第5発明において、前記引き裂き方向と交わる縁部に、先端に多数の刃が形成されたピンを押圧することにより、多数の傷を形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
第1発明によれば、積層フィルムはMD方向が引き裂き方向と平行となるように配置されており、引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷が形成されているので、その傷部分から容易に開封でき、かつMD方向に沿って直線状に引き裂くことができる。そのため、開口が不十分となって内容物が取り出せなかったり、大きく開口して内容物がこぼれ落ちたりする恐れがない。
第2発明によれば、傷が開封開始領域に形成されているので、開封位置を制限することができる。そのため、適した開封位置から開封され、開封の際に内容物がこぼれ落ちたり、内容物を損傷したりすることを防止できる。
第3発明によれば、略三角形の傷の長辺が引き裂き方向と平行となっているので、引き裂き方向に沿って引き裂きが開始され、より直線状に引き裂かれ易くなる。
第4発明によれば、引き裂き方向と直交する方向に2つ以上の傷が形成されているので、少なくともいずれか一方の傷で引き裂きが開始され、確実に開封できる。
第5発明によれば、積層フィルムはMD方向が引き裂き方向と平行となるように配置されており、引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷が形成されているので、その傷部分から容易に開封でき、かつMD方向に沿って直線状に引き裂くことができる。そのため、開口が不十分となって内容物が取り出せなかったり、大きく開口して内容物がこぼれ落ちたりする恐れがない。
第6発明によれば、簡易な方法で多数の傷を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態に係る易開封性ノッチ付包装袋の平面図である。
【図2】同易開封性ノッチ付包装袋の縁部の断面図である。
【図3】同易開封性ノッチ付包装袋の開封開始領域の拡大平面図である。
【図4】同易開封性ノッチ付包装袋の製造方法の説明図である。
【図5】製造ラインのピン付近の側面図である。
【図6】図5におけるVI-VI線矢視図である。
【図7】積載フィルムに傷を形成した部分の拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る易開封性ノッチ付包装袋1の構成について説明する。
図1に示すように、易開封性ノッチ付包装袋1は、熱融着層を有する2枚の積層フィルム10、10を、その熱融着層を対向させて重ね合わせて、左右の側縁部21、21、上縁部22、および底縁部23(以下、これらを合わせて単に縁部20ともいう)を熱融着することにより形成された包装袋である。易開封性ノッチ付包装袋1は、食品、薬品、小物類などの、液状、ペースト、固形物、粉末など多岐にわたる種類、形状の商品の包装に用いられるものである。
【0010】
図2に示すように、易開封性ノッチ付包装袋1を形成する積層フィルム10は、熱融着層11と基材層12とが積層された公知のフィルムのうち、MD(Machine Direction)方向に直線引き裂き性を有するものである。
【0011】
熱融着層11としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレンと共重合可能なビニル化合物との共重合樹脂などのポリエチレン系樹脂フィルム、あるいはポリプロピレン系樹脂フィルムなどが用いられる。また、基材層12としては、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂フィルム、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12などのポリアミド系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂フィルムなどが用いられる。
【0012】
さらに、内容物を保存する上で、水蒸気、酸素などのガスバリア性、アロマバリア性などが要求される場合には、基材層12にポリ塩化ビニリデン樹脂もしくはエチレンビニルアルコール樹脂を主体とする樹脂層をコーティングしてもよいし、基材層12として、金属酸化物、金属などを蒸着したフィルムなどを用いてもよい。また、熱融着層11と基材層12との間に中間層を設け、その中間層として、ガスバリア性を有するフィルム、例えばアルミニウムなどの金属箔、ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルム、エチレンビニルアルコール樹脂フィルムやこれらと他の樹脂との共押出しフィルムなどを用いてもよい。
なお、積層フィルム10としては、2層または3層のものに限られず、これ以上の層が積層されたものを用いてもよい。
【0013】
本発明に用いられる積層フィルム10は、少なくとも基材層12が一軸延伸法または二軸延伸法により延伸され、MD(Machine Direction)方向に直線引き裂き性を有するものが用いられる。
ここで、プラスチックフィルムを延伸すると、その延伸方向に分子配向され、その配向方向に沿って直線引き裂き性を有するようになる。また、一般に、配向方向はプラスチックフィルムの延伸方向に平行となるため、MD方向に延伸されたプラスチックフィルムはMD方向に直線引き裂き性を有するようになる。
【0014】
なお、延伸方法によっては、配向方向が延伸方向と厳密には一致しない場合もある。この場合であっても、配向方向のMD方向に対する角度が0°〜20°の範囲内のものであれば、本発明に用いる積層フィルム10として採用することができる。
特許請求の範囲に記載の「MD方向に直線引き裂き性を有し」とは、配向方向のMD方向に対する角度が0°〜20°の範囲内のものも含む概念である。
【0015】
図1に示すように、積層フィルム10は、MD方向が易開封性ノッチ付包装袋1の引き裂き方向と平行となるように配置されている。ここで、引き裂き方向とは、易開封性ノッチ付包装袋1を開封する際に積層フィルム10を引き裂く方向であり、内容物や易開封性ノッチ付包装袋1の形状を基に任意に設定される。
本実施形態に係る易開封性ノッチ付包装袋1においては、易開封性ノッチ付包装袋1の短尺方向(図1における左右方向)が引き裂き方向に設定されており、積層フィルム10は、MD方向がその引き裂き方向と平行となるように配置されている。なお、積層フィルム10のTD(Transverse Direction)方向は、易開封性ノッチ付包装袋1の長尺方向(図1における上下方向)、すなわち引き裂き方向と直交する方向と平行となっている。
【0016】
引き裂き方向と直交する縁部20、すなわち左右の側縁部21、21には、上縁部22に近い位置に開封開始領域30が定められており、この開封開始領域30に多数の傷が形成されている。後述のごとく、開封開始領域30に形成された多数の傷は、小さな力でも開いていくため、開封開始領域30から手指の力で容易に開封することができる。換言すれば、開封開始領域30により易開封性ノッチ付包装袋1の開封を開始する位置が定められている。
なお、本実施形態では左右両方の側縁部21、21に開封開始領域30を定めたが、いずれか一方の側縁部21のみに開封開始領域30を定めてもよい。ただし、左右両方の側縁部21、21に開封開始領域30を定めた方が、左右どちらからでも開封するとこができ、右利き、左利きに関係なく開封しやすい他、易開封性ノッチ付包装袋1の裏表に関係なく、好みの方向から開封できるので好ましい。
【0017】
また、底縁部23には、2枚の積層フィルム10、10の間に帯状の底フィルム13が挟まれており、その底フィルム13と積層フィルム10、10とが熱融着されている。底フィルム13も積層フィルム10と同様の素材で形成されており、谷折りにされ、その谷折り部分が易開封性ノッチ付包装袋1の内部を向くように配置されている。なお、底縁部23の左右両端の一部は、2枚の積層フィルム10、10同士が熱融着されるようになっている。
この底フィルム13により易開封性ノッチ付包装袋1の底が形成されるため、易開封性ノッチ付包装袋1の容量が大きくなり、また、易開封性ノッチ付包装袋1を立てて置くことができるようになる。
【0018】
以上のように、積層フィルム10はMD方向が引き裂き方向と平行となるように配置されており、引き裂き方向と直交する側縁部21、21に多数の傷が形成されているので、その傷部分から容易に開封でき、かつMD方向に沿って直線状に引き裂くことができる。そのため、開口が不十分となって内容物が取り出せなかったり、大きく開口して内容物がこぼれ落ちたりする恐れがない。
【0019】
また、多数の傷は、開封開始領域30に形成されているので、開封位置を制限することができる。そのため、上縁部22に近い位置など、適した開封位置から開封され、開封の際に内容物がこぼれ落ちたり、内容物を損傷したりすることを防止できる。
なお、開封開始領域30の位置を示す印刷などを施せば、開封開始領域30が視認しやすくなるので好ましい。
【0020】
図3に示すように、開封開始領域30には、1辺が長尺の略三角形の傷31が、その長辺が引き裂き方向(図3における左右方向)と平行となるように多数形成されている。この傷31は、側縁部21を貫通、あるいは貫通する直前の深さまで形成されている。
この傷31は、小さな力でも開いていくため、易開封性ノッチ付包装袋1を手指の力で容易に開封することができる。また、傷31の長辺が引き裂き方向と平行となって、傷31の鋭角が引き裂き方向を向いているので、引き裂き方向に沿って引き裂きが開始され、易開封性ノッチ付包装袋1がより直線状に引き裂かれ易くなる。
【0021】
また、傷31は、4列の千鳥状に配置されており、引き裂き方向と直交する方向(図3における上下方向)に見て、2つ以上の傷31が配置されている。このように、配置することで、引き裂き方向と直交する方向に配置された2つの傷31のうち、少なくとも一方の傷31で引き裂きが開始されるので、易開封性ノッチ付包装袋1を確実に開封できる。
なお、一部の傷31を、側縁部21の外縁にかかるように配置することが好ましいが、すべての傷31を側縁部21の外縁の内側に配置してもよい。
【0022】
つぎに、易開封性ノッチ付包装袋1の製造方法について説明する。
図4に示すように、製造ライン上に2枚の積層フィルム10、10を搬送し、互いの熱融着層11、11を対向させて重ね合わせる。これと同時に、帯状の底フィルム13を谷折りにし、2枚の積層フィルム10、10の間の底縁に挟み込む(図4(1))。
ここで、2枚の積層フィルム10、10は、いずれもMD方向が製造ラインの搬送方向に平行となるように配置されている。そして、この製造ラインの搬送方向が形成される易開封性ノッチ付包装袋1の引き裂き方向と平行となっているので、積層フィルム10、10は、MD方向が引き裂き方向と平行となるように配置されることになる。
なお、2枚の積層フィルム10、10は、別々のフィルムロールから取り出したものでも良いし、1本のフィルムロールをMD方向に分割して得たものでもよい。
【0023】
つぎに、製造ライン上に設けられた公知のヒートシール装置により、左右の側縁部21、21、および底縁部23を熱融着する(図4(2))。
【0024】
つぎに、側縁部21の開封開始領域30に傷31を形成する(図4(3))。
図5に示すように、製造ライン上には、先端に多数の刃が形成されたピン40が備えられており、このピン40はエアシリンダ(図示せず)などにより昇降されるようになっている。また、ピン40の下方には、樹脂製の受け部材43が設けられている。そして、ピン40はこの受け部43に向かって下降されるようになっている。
積層フィルム10は、ピン40と受け部材43との間を搬送される。そして、開封開始領域30がピン40の真下に来たタイミングでピン40が下降し、ピン40の刃と受け部材43とで積層フィルム10を挟むことで、開封開始領域30に傷31が形成される。
【0025】
図6に示すように、ピン40の先端には、刃台41が取り付けられており、刃台41には、多数の刃42が形成されている。この刃42は、底面の一辺が長尺である三角錐形をしており、4列の千鳥状に配置されている。
なお、刃42は、その頂点が底面の重心上にある三角錐形であってもよいし、頂点が底面の長辺上にある三角錐形であってもよい。
【0026】
また、図7に示すように、ピン40は、隣り合う易開封性ノッチ付包装袋1、1の境界を示す切断線Lをまたいで押圧され、隣り合う易開封性ノッチ付包装袋1、1の左右の側縁部21、21の開封開始領域30、30に、一度に傷31を形成する。そのため、刃台41には、2つの開封開始領域30、30分の刃42が形成されている。
このように、簡易な方法で多数の傷31を形成することができる。
【0027】
最後に、切断線Lに沿って切断することにより、個々の易開封性ノッチ付包装袋1が形成される(図4(4))。
なお、この後、易開封性ノッチ付包装袋1に商品が収められ、上縁部22を熱融着することで、その商品が包装される。
【0028】
以上のように、易開封性ノッチ付包装袋1の製造に、切欠糸を設けたり、切目線を加工したりする装置が不要であるから、加工コストが低くなる。
【0029】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、開封開始領域30にのみ傷31を形成したが、側縁部21の全体に傷31を形成してもよい。このようにすれば、側縁部21のどこからでも開封できるようになる。
また、傷31の形状は、三角形に限られず、くの字形、I字形、菱形等、種々の形状を採用することができる。
また、ピン40を押圧して傷31を形成する方法に限らず、側面に刃が形成されたローラを押圧するなど、種々の方法を採用してもよい。
【0030】
また、底フィルム13を設けない構成としてもよい。この場合、1本のフィルムロールから取り出した1枚の積層フィルム10をTD方向に折り返して、熱融着層11、11を対向させて重ね合わせて、側縁部21、21を熱癒着して易開封性ノッチ付包装袋を形成してもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 易開封性ノッチ付包装袋
10 積層フィルム
11 熱融着層
12 基材層
13 底フィルム
20 縁部
21 側縁部
22 上縁部
23 底縁部
30 開封開始領域
31 傷
40 ピン
41 刃台
42 刃
43 受け部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱融着層を有する積層フィルムを、該熱融着層を対向させて重ね合わせて縁部を熱融着することにより形成された包装袋であって、
前記積層フィルムは、MD方向に直線引き裂き性を有し、MD方向が前記包装袋の引き裂き方向と平行となるように配置されており、
前記引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷が形成されている
ことを特徴とする易開封性ノッチ付包装袋。
【請求項2】
前記傷は、前記引き裂き方向と交わる縁部のうち、前記包装袋の開封を開始する位置を定める開封開始領域に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の易開封性ノッチ付包装袋。
【請求項3】
前記傷は、略三角形であり、その長辺が前記引き裂き方向と平行となるように形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の易開封性ノッチ付包装袋。
【請求項4】
前記傷は、千鳥状に配置されており、前記引き裂き方向と直交する方向に2つ以上形成されている
ことを特徴とする請求項3記載の易開封性ノッチ付包装袋。
【請求項5】
熱融着層を有し、MD方向に直線引き裂き性を有する積層フィルムから包装袋を形成する方法であって、
前記積層フィルムを、MD方向が前記包装袋の引き裂き方向と平行となるように配置し、かつ前記熱融着層を対向させて重ね合わせて縁部を熱融着し、
前記引き裂き方向と交わる縁部に多数の傷を形成する
ことを特徴とする易開封性ノッチ付包装袋の製造方法。
【請求項6】
前記引き裂き方向と交わる縁部に、先端に多数の刃が形成されたピンを押圧することにより、多数の傷を形成する
ことを特徴とする請求項5記載の易開封性ノッチ付包装袋の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−103732(P2013−103732A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−247782(P2011−247782)
【出願日】平成23年11月11日(2011.11.11)
【出願人】(504343731)西日本パック株式会社 (3)
【Fターム(参考)】