説明

映像信号入力装置

【課題】映像機器に対して映像信号を供給する映像信号入力装置に関し、撮影場所が限定されず利用者によって自由な撮影アングルをとることができ、かつ乱暴に取り扱われても壊れることのないようにすることを目的とする。
【解決手段】携帯型の筐体と、光学系によりセンサ部に映像を結像させて撮影する固体撮像デバイスおよび固体撮像デバイスから映像信号を取り出して該映像機器に出力する出力回路を有する撮像ユニットと、該センサ部の前面に配置されるよう該筐体に取り付けられ、該センサ部を外傷から保護するための、外傷に対し堅固でありかつ少なくとも該撮像ユニットの有効画角に相当する部分が透明な材質からなる保護カバーと、衝撃を吸収する弾力性のある材質からなる衝撃吸収部材を該筐体と該撮像ユニットの間に介装させ、外部から該筐体に受けた衝撃を該衝撃吸収部材により吸収して該撮像ユニットに伝わる衝撃を緩和する態様で、該撮像ユニットを該筐体に対して保持する保持構造とを備えたものである。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、映像機器に対して映像信号を供給する映像信号入力装置に関する。
本考案の映像信号入力装置はアミューズメント施設、カラオケルーム、イベント会場などのような場所で不特定多数の人が利用する場合に適している。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像機器としてシールプリント作製装置が普及し始めている。シールプリント作製装置は、裏面に粘着面を施したシールの表面に、利用者が自分等を実写した映像を、予め用意されたデザインフレームと合成してプリントアウトするものである。かかるシールプリント作製装置は、現在のところアミューズメント施設や駅構内などに設置され、利用者はこのシールプリント作製装置に固定的に取付けされたビデオカメラの前に立って、自分を写してシールプリントを作製している。
【0003】
シールプリント作製装置では、ビデオカメラを任意の撮影アングルを選べるように装置本体と別々に持ち運べるようにすると、利用者がビデオカメラを落とす、ぶつける、叩くなど乱暴に取り扱う可能性もあり、特にビデオカメラは精密機器であるから乱暴に取り扱うると壊れてしまう。このため、従来、かかるシールプリント作製装置のビデオカメラは本体装置内に内蔵する必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 シールプリント作製装置の場合、ビデオカメラを装置本体内に内蔵すると、利用者は撮影場所が限定されてしまい、また好きな撮影アングルをとることができなかった。
【0005】
一方、かかるシールプリント作製装置は、その普及に伴い、例えばアミューズメント施設、カラオケルーム、イベント会場などの不特定多数の人が利用するような場所に設置されるようになってきている。しかし、これらの場所では、利用にあたって利用者がシールプリント作製装置の前の決められた場所でだけ撮影が可能であるという利用形態は適さなくなっており、例えばカラオケルームの場合、歌唱している利用者を撮影してシールプリントを作製したいなどの要望にそった利用形態が必要となってくる。
【0006】
そこで、装置本体内に取り付けられたビデオカメラをリモコンで回転できるようにして撮影アングルに融通性を持たせるとか、ビデオカメラを装置本体と別体のものにするなどの対策手段を講じる必要が生じてきた。しかし、前者の場合、やはり利用者の撮影場所や撮影アングルは制限を受けるし、撮影の操作や手順が煩雑になったりで、利用回数が減ったり、コトスアップにつながるなどの問題点がある。また、後者のようにビデオカメラを装置本体と別体にしておくと、シールプリント作製装置が管理者の目の届かないような場所に設置された場合には、利用者に乱暴に取り扱われて壊される危険性がある。
【0007】
このような事情はシールプリント作製装置に限ったものではなく、ビデオカメラで実写映像を撮影してその映像を処理・利用する種々の形態の映像機器でも同じである。
【0008】
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、撮影場所が限定されず利用者によって自由な撮影アングルをとることができ、かつ乱暴に取り扱われても壊れることのない映像信号入力装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用および効果】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る映像信号入力装置は、実写した映像の映像信号を映像機器に供給するためのものであり、該映像機器とは別体に設けられて単独に手に握って持ち運びでき、該映像機器に対してコード線を介して接続できる構成の映像信号入力装置であって、手に握って持ち運びできる大きさの筐体と、光学系によりセンサ部に映像を結像させて撮影する固体撮像デバイスおよび固体撮像デバイスから映像信号を取り出して該映像機器に出力する出力回路を有する撮像ユニットと、該固体撮像デバイスのセンサ部の前面に配置されるよう該筐体に取り付けられ、該固体撮像デバイスのセンサ部を外傷から保護するための、外傷に対し堅固でありかつ少なくとも該撮像ユニットの有効画角に相当する部分が透明な材質からなる保護カバーと、衝撃を吸収する弾力性のある材質からなる衝撃吸収部材を該筐体と該撮像ユニットの間に介装させ、外部から該筐体に受けた衝撃を該衝撃吸収部材により吸収して該撮像ユニットに伝わる衝撃を緩和する態様で、該撮像ユニットを該筐体に対して保持する保持構造と、を備えたものである。
【0010】
上記の固体撮像デバイスとしては、CCD(Charge Coupled Device :電荷結合デバイス) 、MOSトランジスタをマトリクスアレイ状に配置した撮像デバイスなどが利用可能である。また衝撃吸収部材としては、シリコンゴム、ブチルゴム、ウレタン、エアクッションなどが利用可能である。また保護カバーの材質としては、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、スチレン、アクリルなどが利用可能である。この保護カバーは固体撮像デバイスに映像を結像させるための光学系として兼用することも可能である。
【0011】
このように構成した映像信号入力装置は、映像機器本体とは別体であり軽量であるから、手に持って簡単に運ぶことができ、人を好きな場所と撮影エングルで撮影することができる。また、利用者により乱暴に取り扱われても、外部から加えられた衝撃は保持機構の衝撃吸収部材により吸収されて撮像ユニットに伝えられる衝撃は大幅に緩和されるので、撮像ユニットが損傷することを防止できる。
また、固体撮像デバイスのセンサ部は保護カバーで覆われているので、外傷を受けることを防止できる。
【0012】
また請求項2に係る映像信号入力装置は、上記請求項1に係る映像信号入力装置において、上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである。
【0013】
このように筐体と固体撮像デバイス間の空間を密に塞いだ衝撃吸収部材で撮像ユニットをいわば包み込むように保持すると、外部から受けた衝撃は衝撃吸収部材で拡散されて伝えられるので、撮像ユニットには一点に集中することなくその外面に全体的に伝えられ、衝撃吸収部材による緩衝効果は格段と上がり、大きな衝撃に対しても撮像ユニットが破損されなくなる。
【0014】
また、上記の保持機構を作るにあたっては、筐体内に撮像ユニットを取り付けた後に衝撃吸収部材を筐体と撮像ユニット間に流し込んでモールドするものでもよいし、撮像ユニットを予め埋め込んだ衝撃吸収部材をその外形を筐体の寸法に合わせて予め作製しておいて、それを筐体にはめ込むようにしてもよい。いずれにしても作製は低コストで容易に行え、特に後者によればその効果は大きい。
【0015】
また、請求項3に係る映像信号入力装置は、請求項2に係る映像信号入力装置において、該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筐体に固定されて設けられた第1の受け部と、該撮像ユニットのセンサ部前側の位置に設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、この第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである。
【0016】
このように、衝撃吸収部材をシート状の第1、第2の部材に分け、これらによって撮像ユニットを挟み込みにして保持すると、保持構造を極めて簡単に作れるようになり、製造コストの低コスト化を図ることができる。
【0017】
また請求項4に係る映像信号入力装置は、請求項1に係る映像信号入力装置において、該映像機器に対する操作の指令信号を発生するための操作子であって該筐体の外側から該操作子を操作できる態様で該筐体に取り付けられたものをさらに備え、該操作子で発生した指令信号は該映像機器に伝送されるように構成したものである。
【0018】
このように構成すると、映像信号入力装置側にて映像機器を操作することができるので、本装置を持ち運んだ好きな撮影場所から映像機器を自由に操作することができ、よって操作性が一層向上する。
【0019】
また請求項5に係る映像信号入力装置は、請求項4に係る映像信号入力装置において、上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである。
【0020】
これにより、請求項5に係る映像信号入力装置でも、前述同様、筐体と撮像ユニット間を密閉した衝撃吸収部材で撮像ユニットをいわば包み込むように保持することで、外部から受けた衝撃は衝撃吸収部材で拡散されて伝えられるので、撮像ユニットに一点に集中することなくその外面に全体的に伝えられ、衝撃吸収部材による緩衝効果は格段と上がり、大きな衝撃に対しても撮像ユニットが破損されなくなる。
【0021】
また請求項6に係る映像信号入力装置は、請求項5に係る映像信号入力装置において、該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筐体に固定されて設けられた第1の受け部と、該撮像ユニットのセンサ部前側の位置に設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、この第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである。
【0022】
これにより、前述同様、衝撃吸収部材をシート状の第1、第2の部材に分け、これらによって撮像ユニットを挟み込みにして保持することで、保持構造を極めて簡単に作れるようになり、製造コストの低コスト化を図ることができる。
【0023】
請求項7に係るシールプリント作製装置用の映像信号入力装置は、請求項4に係る映像信号入力装置において、該映像機器は、該固体撮像デバイスで撮像した実写映像をシールの表面に印刷して排出するシールプリント作製装置であり、該操作子は、少なくとも、該シールプリント作製装置で用いる実写映像のポーズを決定するための指令信号とポーズを決定した後に該実写映像を該シールに印刷することを指令する指令信号とを発生させるためのものである。
【0024】
このように構成することで、シールプリント作製にあたって、人物像の撮影場所と撮影アングルは自由自在となり、特にシールプリント作製装置がカラオケルーム等に設置された場合には、例えば歌唱している人の像を気に入ったアングルや距離で撮影することができる。そして、映像信号入力装置側で操作子を操作することで、プリントに使用する人物像等のポーズを自由に決めることができ、気に入ったポーズが決まればそれをプリントアウトするよう遠隔から指示することができ、シールプリント作製装置の操作性が格段に上がる。また、かかるシールプリント作製装置は不特定多数の人が利用しまた管理者の目が届きにくいような場所に設置されることが多いが、かかる場所で本映像信号入力装置が利用者に乱暴に取り扱われても、簡単には壊れないものである。
【0025】
また請求項8に係る映像信号入力装置は、請求項7に係る映像信号入力装置において、上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである。
【0026】
これにより、請求項7に係る映像信号入力装置でも、前述同様、筐体と撮像ユニット間を密閉した衝撃吸収部材で撮像ユニットをいわば包み込むように保持することで、外部から受けた衝撃は衝撃吸収部材で拡散されて伝えられるので、撮像ユニットに一点に集中することなくその外面に全体的に伝えられ、衝撃吸収部材による緩衝効果は格段と上がり、大きな衝撃に対しても撮像ユニットが破損されなくなる。
【0027】
また請求項9に係る映像信号入力装置は、請求項7に係る映像信号入力装置において、該筐体は、細長い筒形からなるマイクロホン型の形状のものであり、該筐体の一端側には保護カバーが取り付けられてその後ろの筐体内部に該撮像ユニットが配置され、他端側にはコード線が接続されるようになっている。
【0028】
このように構成することで、例えばシールプリント作製装置をカラオケ酒場やカラオケルームなどにカラオケ装置とともに設置した場合、かかるマイクロホン型の映像信号入力装置は娯楽性が高くその場の雰囲気にもよく馴染んで利用者の遊興心を誘い、利用回数の増加が期待できる。
【0029】
また請求項10に係る映像信号入力装置は、請求項9に係る映像信号入力装置において、上記保持構造は、該撮像ユニットが配置された該筒体の一端側において該筒体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筒体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筒体に対して保持するようにしたものである。
【0030】
これにより、請求項9に係る映像信号入力装置でも、前述同様、筐体と撮像ユニット間を密閉した衝撃吸収部材で固体撮像デバイスをいわば包み込むように保持することで、外部から受けた衝撃は衝撃吸収部材で拡散されて伝えられるので、撮像ユニットに一点に集中することなくその外面に全体的に伝えられ、衝撃吸収部材による緩衝効果は格段と上がり、大きな衝撃に対しても撮像ユニットが破損されなくなる。
特にカラオケ酒場などのように利用者が酩酊して本映像信号入力装置を非常に乱暴に取り扱う可能性のある場所にシールプリント作製装置が設置された場合には、この効果は絶大である。
【0031】
また本発明に係る請求項11の映像信号入力装置は、請求項10の映像信号入力装置において、該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筒体の内壁から突き出して設けられた第1の受け部と、該撮像ユニットのセンサ部前側の位置に該保護カバーから突き出して設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、該筒体からなる筐体に該保護カバーを取り付けることによって該第1、第2の受け部によって押圧される第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである。
【0032】
これにより、前述同様、衝撃吸収部材をシート状の第1、第2の部材に分け、筐体に保護カバーを取り付ける作業に伴って、これら第1、第2部材で撮像ユニットを挟み込みにして保持することができ、保持構造を極めて簡単に作れるようになり、製造コストの低コスト化を図ることができる。
【0033】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1には本考案に係る第1の実施例としての映像信号入力装置の外観図と側断面図が示される。また図2には本発明にかかる映像信号入力装置(以下、単に本機と称する)が用いられる映像機器システムが示される。図2に示すように、本機はシールプリット作製装置の映像信号入力用に用いられている。すなわち、本機101はコード線としての多芯シールド線7を介してビデオプリンタ102に接続され、映像信号と制御信号が入力されるようになっており、ビデオプリット102はモニタ装置103に映像信号を出力するようになっている。また電源装置105からはコード線7を介して本機101に電源が供給されるようになっている。なお、図中には本機101からカラオケ装置104へのマイクロホン信号
が入力されるようになっているが、これば後述の第3の実施例の場合の形態で、これについては後述する。
【0034】
このシールプリント作製装置では、本機101で撮影した映像をビデオプリンタ102に送り、このビデオプリンタではその映像をモニタ装置103に映し出す。利用者はモニタ装置103の表示映像を見ながら本機101を用いて撮影対象の気に入ったポーズを決定し、プリント指示を与える。これによりビデオプリンタはその映像を、裏面に粘着面が形成されたシールの表面にプリントし、作製したシールプリントを排出する。このシールプリントの作製にあたっては、予め用意された複数のデザインフレーム(前景や額縁など)のうちから1つを選択し、そのデザインフレームを実写した映像と合成してプリントするようにしてもよい。シールプリントは例えば2×2、4×4などにシール面を分割して別々に剥がせるようにし、その各分割区分にそれぞれ映像をプリントすることができる。
【0035】
以下、図1を参照して本機を説明する。本機はマイクロホン型の形状をしており、円筒形の筐体1の一端側に半球形状のCCD収容部11を形成し、このCCD収容部11の開口側に保護カバー2を取り付ける。このCCD収容部11と保護カバー2とで筐体1の一端側にCCD収容用の球体形状が作られるすなわち。
保護カバー2も半球状をなしている。CCD収容部11と保護カバー2の取付け構造は両者にネジ山とネジ溝を設けたネジ込み式であっても、ツメとその係合部を設けたはめ込み式であってもよい。保護カバー2は外部からの衝撃に対して外傷を受けないような堅固であり、かつ透明な材質でできている。この材質としては、例えばポリカーボネート、メタクリル樹脂、スチレン、アクリルなどが利用可能である。なお、この保護カバー2はこの実施例では全体が透明となっているが、本考案の目的を達成するこめには、後述のCCDユニット3の有効画角に相当する部分のみが少なくとも透明であれば足り、この有効画角部分から外れる部分を例えば金属材料などで作るものであってもよい。
【0036】
この球体部の内側にはCCD(電荷結合デバイス)3が配置される。このCCDユニット3は図3に示すように、CCD本体31を基板33に取り付け、CCD本体31のセンサ面側には、撮影映像をセンサ面上に結像するための光学レンズ31が固定されている。また基板33にはCCD本体31から映像信号を取り出すための出力回路が取り付けており、この基板33に取り付けられた出力回路は供給電源装置105から電源が供給されて、取り出した映像信号を多芯シールド線7を介してビデオプリンタ102に出力するようになっている。この出力回路は極小のLSIからなり、基板33とほとんど一体的になっている。これらCCD本体31と基板31の形状はそれぞれ四角板状、光学レンズ32は円筒状をしているものである。
【0037】
なお、固体撮像デバイスとしては、CCD本体31に代えて、MOSトランジスタをマトリスクアレイ状に配置した撮像デバイスなどであってもよい。また、光学レンズ31は保護カバー2の正面にレンズを形成して光学系の機能を持たせたものに代えてもよい。
【0038】
図2において、CCD収容部11内にはCCDユニット3が配置され、このCCDユニット3とCCD収容部11の内壁との間の空間は、衝撃吸収部材5で密閉されている。すなわち衝撃吸収部材5の中にCCDユニット3が埋め込まれるような形になっているが、CCDユニット3のセンサ面側の光学レンズ4は衝撃吸収部材5から突き出ていて、センサ面は光学レンズ4を介して衝撃吸収部材5から外側に露出するようになっている。この衝撃吸収部材5は衝撃を吸収することができる弾力性のある材質からなり、例えばシリコンゴム、ブチルゴム、ウエタン、エアクッションなどが利用可能である。また衝撃吸収部材5はCCD収容部11の空間を密に塞いでいるので、CCDユニット3はその位置に衝撃吸収部材5で弾力的に保持されることになる。この衝撃吸収部材5の装着方法は、CCD収容部11にCCDユニット3を配置した後に、衝撃吸収部材5を流し込むようにしてモールドするものであってもよいし、CCDユニット3を埋め込んだ衝撃吸収部材5をその外形をCCD収容部11の寸法に合わせて予め作製しておいて、それをCCD収容部11にはめ込むようにしてもよい。
【0039】
筐体1の胴体にあたる部分にはコントローラ6が設けられる。コントローラ6は3つのコントロールスイッチ61〜63を操作子として持ち、これらのコントロールスイッチ61〜63は利用者が筐体1を手に持って操作できる態様で筐体1の胴体部に取り付けられる。これらコントロールスイッチ61〜63の接点信号は多芯シールド線7を介してビデオプリンタ102に制御信号として送られる。コントロールスイッチ62はメモリ指示用のもので、撮りたい映像のポーズが決まった時に押すと、ビデオプリンタ102側においてその時の映像信号がメモリされるものである。コントロールスイッチ63はキャンセル指示用のもので、一度決めたポーズを訂正したい場合に押すと、ビデオプリンタ102側においてメモリされていた映像信号がキャンセルされるものである。コントロールスイッチ61はプリント指示用のもので、このスイッチ61を押すと、ビデオプリンタ102側においてメモリされていた映像信号に基づき、シールプリントが作製されてプリントアウトされる。
【0040】
筐体1の他端側には防滴型コネクタ8が取り付けられており、この防滴型コネクタ8には多芯シールド線7が接続される。この多芯シールド線7はCCDユニット3の電源線、映像出力線、接地線、各コントロールスイッチ61〜63の信号線が含まれている。この多芯シールド線7の長さは本機をシールプリント作製装置本体から離れて持ち運ぶ必要がある距離に応じて適宜決定すればよい。
【0041】
本機によれば、利用者が本機を落としたりぶつけたり叩いたり等しても、その衝撃は衝撃吸収部材5により吸収されるとともにCCDユニット3に伝わる衝撃は一点に集中することなく全体的に拡散されるので十分に緩和され、CCDユニット3が破損されることを防止できる。また、CCDユニット3の前面側は保護カバー2により保護されているので、外部からの衝撃で外傷を受けることはない。また、本機によれば手に持って自由に撮影アングルを決めることができる。また、コントローラ6を操作することで、シールプリント作製装置本体の設置された場所から離れていても、撮影したい映像のポーズの決定やプリント指示ができるので、その操作性が向上する。
【0042】
図4には本考案の第2の実施例が示される。この実施例は基本的には前述の実施例の同じものであるが、CCDユニット3の形状が異なっている。図5にはこのCCDユニット3の構成が示される。CCD本体31のセンサ面側に光学レンズ32が取り付けられている点は同じであるが、基板33の形状が断面L字型の板となっている点が異なる。この基板33上に、CCD本体31から映像信号を読み出す出力回路の各種回路素子34が取り付けられている。このため、基板33の大きさは前述の実施例よりも大きいものになっている。この実施例では、図4に示すように、このCCDユニット3を筐体1に、衝撃吸収部材5内に埋め込んで保持する態様で取り付ける。
【0043】
図6には本考案の第3の実施例が示される。この実施例は前述の第1の実施例のものにマイクロホンも取り付けるようにしたものであり、CCD収容部11の側面にマイクロホン9の音を拾うための開口部12を設け、この開口部12にマイクロホン9を取り付け、このマイクロホン9は、CCDユニット3と同様に衝撃吸収部材5に埋め込んで、外部からの衝撃に対して耐衝撃性があるようにしてある。このマイクロホン9としてはコンデンサマイクロホン等が利用可能であり、マイクロホン9の音声出力は多芯シールド線7を介してカラオケ装置104に入力されるようになっている。
【0044】
図7には本考案の第4の実施例が示される。この実施例は、衝撃吸収部材5によるCCDユニット3の保持構造が第1の実施例と異なっている。すなわち、CCD収容部11の内壁からCCDユニット3の裏側の位置に向けて延びる受け部13を設ける。また、保護カバー2の開口側の縁近傍にも受け部21を設け、この受け部21の中央には窓を開けておき、ここからCCDユニット3の光学レンズ32が突出するようにする。衝撃吸収部材5は2枚のシート状の部材51、52で構成するようにし、シート状部材51は単純な円盤形状とし、シート状部材52はCCDユニット3のCCD本体31および光学レンズ32部分に相当する位置が開口している穴空き円盤形状とする。この実施例では、受け部13の上にシート状部材51を敷き、その上にCCDユニット3を載せ、さらにその上にシート状部材52をはめ込む。そして保護カバー2をCCD収容部11に取り付ける際に、その受け部21でシート状部材52を押しつけるようにすれば、CCDユニット3はシート状部材51、52に挟み込まれてこれらのシート状部材51、52で弾力的に保持される。
【0045】
図8には本考案の第5の実施例で示される。この実施例は上述の第4の実施例と同様に受け部13、21を設け、これらにゴムブッシュ53をはめ込む孔を受け部13、21のそれぞれ対向する位置に形成しておき、受け部13、21の間にCCDユニット3の基板33を介装させて各孔にゴムブッシュ53をはめ込み、これらのゴムブッシュ53で基板33を保持するようにする。これらの孔は保持の強度を考慮した必要な数だけ円形の線にそって設けて基板33を保持すればよい。
【0046】
図9には本考案の第6の実施例が示される。この実施例は、CCDユニット3の基板をOリング54で保持するもので、Oリングはシリコンゴム等で作られている。第4の実施例と同様、CCD収容部11側に受け部13、保護カバー2側に受け部21を設け、3つのOリング541 〜533 を用いて基板33を弾力的に保持する。このうち2つのOリング542 、543 は基板33の前後方向の動きを規制するよう保持し、Oリング541 は基板33の横方向の動きを規制するよう保持するものである。この保持は、保護カバー2の受け部21とCCD収容部11の受け部13の間にOリング542 、543 を挟み込んで押さえつけるようにして、保護カバー2とCCD収容部11を固定することによる。またOリング541 は受け部13、21で押されることにより偏平に変形して基板33を横方向から押さえつけることで保持している。
【0047】
図10には本考案の第7の実施例が示される。この実施例は1つのOリング55でCCDユニット3の基板33を保持するものである。この実施例では、基板33は円板形に形成してある。Oリング55はリングの内側に溝を形成してあり、この溝に基板33をはめ込めるようになってる。この保持の仕方は、保護カバー2の受け部21とCCD収容部11の受け部13の間にOリング55を挟み込んで押さえつけるようにして、保護カバー2とCCD収容部11を固定することによる。またOリング55は受け部13、21で押されることにより偏平に変形して基板33を前後方向および横方向から押さえつけることで保持している。
【0048】
図11には本考案の第8の実施例が示される。この実施例はゴム足でCCDユニット3の基板33を弾力的に保持するものである。CCDユニット3の基板33の複数の箇所にゴム足56の側面の溝部561 が嵌合する孔を設けておき、これらの孔にゴム足56の溝部561 を緊密に嵌合させる。ゴム足56の基端側にはブッシュ部562 を設け、これをCCD収容部11の受け部13に設けたブッシュ嵌合穴に嵌合させることで、CCDユニット3をゴム足56を用いてCCD収容部11側に弾力的に保持している。この構造では、筐体1に加えられた衝撃はゴム足56を介してCCDユニット3に伝えられるから、その衝撃をゴム足56の弾力性で緩和することができる。
【0049】
図12には本考案の第9の実施例が示される。この実施例もゴム足でCCDユニット3の基板33を弾力的に保持するものであるが、保持の仕方がやや異なっている。すなわち、この実施例では、第8の実施例のようにゴム足56をCCD収容部11の受け部13にブッシュ部562 を用いて固定することに代えて、ゴム足57の軸方向にネジ孔を設け、このネジ孔にネジを通して、このネジを受け部13に設けられたネジ溝にネジ止めすることでゴム足57を固定するものである。この構造では、筐体1に加えられた衝撃はゴム足57を介してCCDユニット3に伝えられるから、その衝撃をゴム足57の弾力性で緩和することができる。
【0050】
図13〜図18には本機の保護カバー2の形状等の種々の変形例を示す。図13はドーム状の保護カバー2の例であって、CCDユニット3のCCD本体部分を衝撃吸収部材5から露出させている例である。図14は同じくドーム状の保護カバー2であって、CCDユニット3のCCD本体部分を衝撃吸収部材5から露出させている例においてCCD収容部11の形状を半球状から細長いものにしたものである。図15はドーム状の保護カバー2の頂上部分を平面にした例である。図16は保護カバー2の形状を円板にしたもので、この場合にはCCDユニット3はCCD収容部11においてより後方位置に取り付けられる。図17は保護カバー2を円形の容器形にしたものの例である。図18は円形の容器の縁をより丸くし、CCD収容部11も円形の容器形にしたものである。
【0051】
以上の説明では、映像機器としてシールプリント作製装置を用いた場合の実施例をあげたが、本考案はこれに限られるものではないことは明らかであり、映像信号を入力して映像処理、映像出力する種々の映像機器に適用しうるものである。また、上述の実施例では、本機の形状がマイクロホン型のものについて説明したが、本考案はこれに限られるものではなく、例えば筐体形状が握り部分のあるガン型をし、握り部分にコントローラ、銃口側に固体撮像デバイスのセンサ部がある形態のものなどであってもよい。
【0052】
また、本機に対するマイクロホンの取付け構造は図6に示すものに限られるものではなく、例えば図1に示す実施例において、保護カバー2の側面(CCDユニット3の有効画角部分から外れた部分)にメッシュ状に収音用の孔を多数あけ、CCDユニット3に隣り合わせて前面方向(保護カバー2側)を向くようにマイクロホンを配置し、このマイクロホンもCCDユニット3と一緒に衝撃吸収材5でモールドするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の映像信号入力装置(本機)を示す図である。
【図2】本機が用いられる映像システムの例を示す図である。
【図3】第1の実施例で用いられているCCDユニットの例を示す図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示す図である。
【図5】本考案の第2の実施例で用いられているCCDユニットの例を示す図である。
【図6】本考案の第3の実施例を示す図である。
【図7】本考案の第4の実施例を示す図である。
【図8】本考案の第5の実施例を示す図である。
【図9】本考案の第6の実施例を示す図である。
【図10】本考案の第7の実施例を示す図である。
【図11】本考案の第8の実施例を示す図である。
【図12】本考案の第9の実施例を示す図である。
【図13】本考案の保護カバー等の変形例を示す図である。
【図14】本考案の保護カバー等の他の変形例を示す図である。第6の実施例を示す図である。
【図15】本考案の保護カバー等の変形例を示す図である。
【図16】本考案の保護カバー等の他の変形例を示す図である。
【図17】本考案の保護カバー等の変形例を示す図である。
【図18】本考案の保護カバー等の他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 保護カバー
3 CCDユニット
5 衝撃吸収部材
6 コントローラ
7 多芯シールド線
8 防滴型コネクタ
11 CCD収容部
13、21 受け部
31 CCD本体
32 光学レンズ
33 基板
34 出力回路の回路素子
61 プリント指示用のコントロールスイッチ
62 メモリ指示用のコントロールスイッチ
63 キャンセル指示用のコントロールスイッチ
51、52 シート状部材
53 ゴムブッシュ
54、55 Oリング
56、57 ゴム足

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】実写した映像の映像信号を映像機器に供給するためのものであり、該映像機器とは別体に設けられて単独に手に握って持ち運びでき、該映像機器に対してコード線を介して接続できる構成の映像信号入力装置であって、手に握って持ち運びできる大きさの筐体と、光学系によりセンサ部に映像を結像させて撮影する固体撮像デバイスおよび該固体撮像デバイスから映像信号を取り出して該映像機器に出力する出力回路を有する撮像ユニットと、該固体撮像デバイスのセンサ部の前面に配置されるよう該筐体に取り付けられ、該固体撮像デバイスのセンサ部を外傷から保護するための、外傷に対し堅固でありかつ少なくとも該撮像ユニットの有効画角に相当する部分が透明な材質からなる保護カバーと、衝撃を吸収する弾力性のある材質からなる衝撃吸収部材を該筐体と該撮像ユニットの間に介装させ、外部から該筐体に受けた衝撃を該衝撃吸収部材により吸収して該撮像ユニットに伝わる衝撃を緩和する態様で、該撮像ユニットを該筐体に対して保持する保持構造と、を備えた映像信号入力装置。
【請求項2】上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである請求項1記載の映像信号入力装置。
【請求項3】該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筐体に固定されて設けられた第1の受け部と、該撮像ユニットのセンサ部前側の位置に設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、この第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである請求項2記載の映像信号入力装置。
【請求項4】該映像機器に対する操作の指令信号を発生するための操作子であって該筐体の外側から該操作子を操作できる態様で該筐体に取り付けられたものをさらに備え、該操作子で発生した指令信号は該映像機器に伝送されるように構成した請求項1記載の映像信号入力装置。
【請求項5】上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである請求項4記載の映像信号入力装置。
【請求項6】該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筐体に固定されて設けられた第1の受け部と、該撮像ユニットのセンサ部前側の位置に設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、この第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである請求項5記載の映像信号入力装置。
【請求項7】該映像機器は、該固体撮像デバイスで撮像した実写映像をシールの表面に印刷して排出するシールプリント作製装置であり、該操作子は、少なくとも、該シールプリント作製装置で用いる実写映像のポーズを決定するための指令信号とポーズを決定した後に該実写映像を該シールに印刷することを指令する指令信号とを発生させるためのものである、該シールプリント作製装置用の映像信号入力装置としての請求項4記載の映像信号入力装置。
【請求項8】上記保持構造は、該筐体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筐体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筐体に対して保持するようにしたものである請求項7記載の映像信号入力装置。
【請求項9】該筐体は、細長い筒形からなるマイクロホン型の形状のものであり、該筐体の一端側には保護カバーが取り付けられてその後ろの筐体内部に該撮像ユニットが配置され、他端側にはコード線が接続されるようになっている請求項7記載の映像信号入力装置。
【請求項10】上記保持構造は、該撮像ユニットが配置された該筒体の一端側において該筒体と該撮像ユニットとの間に該衝撃部吸収部材を介装して該筒体の内壁と該撮像ユニットの間にできる空間を該衝撃吸収部材で密に塞ぐようにし、かつ該固体撮像デバイスの少なくともセンサ部側が該光学系側に露出するようにして該撮像ユニットを該衝撃吸収部材の中に埋め込み、該衝撃吸収部材によって該撮像ユニットを該筒体に対して保持するようにしたものである請求項9記載の映像信号入力装置。
【請求項11】該保持構造は、該撮像ユニットのセンサ部と裏側の位置に該筒体の内壁から突き出して設けられた第1の受け部と、該固体撮像デバイスのセンサ部前側の位置に該保護カバーから突き出して設けられた第2の受け部とを備え、該衝撃吸収部材は、該撮像ユニットの裏側と該第1の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第1の部材と、該撮像ユニットの裏側と該第2の受け部との間の空間を塞ぐシート状の形状をした第2の部材とし、該筒体からなる筐体に該保護カバーを取り付けることによって該第1、第2の受け部によって押圧される第1、第2の部材で該撮像ユニットを挟み込むようにして保持したものである請求項5記載の映像信号入力装置。

【図1】
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【図3】
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【図6】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【登録番号】第3046941号
【登録日】平成10年(1998)1月7日
【発行日】平成10年(1998)3月24日
【考案の名称】映像信号入力装置
【国際特許分類】
【評価書の請求】有
【出願番号】実願平9−6966
【出願日】平成9年(1997)8月7日
【出願人】(597112335)株式会社玄 (1)