説明

映像出力制御装置及び映像出力制御方法

【課題】映像出力制御に優れた映像出力制御装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の映像変換装置は、検出手段と、制御手段とを備える。前記検出手段は、映像表示装置の能力を検出する。前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記能力に基づき、前記映像表示装置に対して2D映像又は3D映像を出力するように制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、映像の出力を制御する映像出力制御装置及び映像出力制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、3D映像(3-dimensional image)の表示が望まれており、3D映像に対応したテレビ及びプレイヤーが今後普及すると考えられる。3D映像対応機器としては、3D変換機能を備える3D変換機能搭載機器と、3D変換機能非搭載機器とが考えられる。3D変換機能搭載機器は、3D変換機能により、2D映像(2-dimensional image)(放送波、DVDなどのコンテンツ)を3D映像に変換し、3D映像を出力することができる。これに対して、3D変換機能非搭載機器は、3D映像のコンテンツに基づき、3D映像を出力することができる。
【0003】
テレビの場合、以下の能力のテレビが考えられる。
【0004】
(1)3D映像非対応テレビ
(2)3D映像対応であって、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能を搭載しない3D変換機能非搭載テレビ
(3)3D映像対応であって、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能を搭載した3D変換機能搭載テレビ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−121553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プレイヤーは、上記した種々の能力のテレビと接続されることが想定される。
【0007】
しかしながら、プレイヤーが、接続相手(テレビ)側の能力に応じて、どのように動作すべきか、又はどのような制御を実行すべきかについてはこれまで十分に検討が成されていない。
【0008】
例えば、3D映像対応のプレイヤーが、3D映像非対応のテレビに接続された場合、3D映像対応のプレイヤーが、3D映像非対応のテレビに対して、3D映像を出力しても、3D映像非対応のテレビは、3D映像を表示することはできない。
【0009】
本発明の目的は、映像出力制御に優れた映像出力制御装置及び映像出力制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の映像変換装置は、検出手段と、制御手段とを備える。前記検出手段は、映像表示装置の能力を検出する。前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記能力に基づき、前記映像表示装置に対して2D映像又は3D映像を出力するように制御する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1〜第5の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、第1の接続例を示す図である。
【図2】第1及び第4の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、第2の接続例を示す図である。
【図3】第1及び第4の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、第3の接続例を示す図である。
【図4】図3に示す映像表示装置に対応したリモートコントローラの一例を示す図である。
【図5】図1〜図3に示す映像再生装置に対応したリモートコントローラの一例を示す図である。
【図6】第1の実施形態のアラート表示の一例を示す図である。
【図7】第2の実施形態のアラート表示の一例を示す図である。
【図8】第1及び第4の実施形態の映像変換制御及びアラート等の情報出力制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照し、第1〜第5の実施形態について説明する。
【0013】
図1は、第1〜第5の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、3D映像非対応の映像表示装置と3D映像対応且つ3D変換機能搭載の映像再生装置との接続例を示す図である。図2は、第1及び第4の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、3D映像対応且つ3D変換機能非搭載の映像表示装置と3D映像対応且つ3D変換機能搭載の映像再生装置との接続例を示す図である。図3は、第1及び第4の実施形態で共通の映像表示システムの一例を示す図であって、3D映像対応且つ3D変換機能搭載の映像表示装置と3D映像対応且つ3D変換機能搭載の映像再生装置との接続例を示す図である。なお、映像再生装置の3D変換機能は、各実施形態の内容に応じて、オプションであってもよい。
【0014】
図1に示す映像表示装置1(第1の映像表示装置)は、3D映像非対応であり、3D映像を表示することはできない。映像表示装置1は、例えばデジタルテレビジョン受信装置である。一方の映像再生装置2は、例えばDVDプレイヤー、BDプレイヤー、又はセットトップボックスである。
【0015】
映像表示装置1は、コントローラ11、インターフェース12、映像処理モジュール13(3D映像非対応)、入力部14、信号受信部15、インターフェース16、蓄積デバイス17、チューナー18、液晶パネル19を備えている。
【0016】
一方の映像再生装置2は、コントローラ21、インターフェース22、映像処理モジュール23、入力部24、信号受信部25、インターフェース26、蓄積デバイス27、チューナー28を備えている。蓄積デバイス17、27は、例えばDVD、BD、HDD等である。
【0017】
図2に示す映像表示装置1’(第2の映像表示装置)は、3D映像対応であり、3D映像を表示することができる。しかしながら、映像表示装置1’は、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能を備えていない。映像表示装置1と同様に、映像表示装置1’も、例えばデジタルテレビジョン受信装置である。
【0018】
映像表示装置1’は、コントローラ11、インターフェース12、映像処理モジュール13’、入力部14、信号受信部15、インターフェース16、蓄積デバイス17、チューナー18、液晶パネル19を備えている。映像処理モジュール13’は、3D映像を出力可能に構成されているが、3D変換機能は備えていない。
【0019】
なお、図2に示す映像再生装置2は、図1に示す映像再生装置2と同一である。
【0020】
図3に示す映像表示装置1’’(第3の映像表示装置)は、3D映像対応であり、3D映像を表示することができる。しかも、映像表示装置1’’は、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能を備えている。映像表示装置1と同様に、映像表示装置1’’も、例えばデジタルテレビジョン受信装置である。
【0021】
映像表示装置1’’は、コントローラ11、インターフェース12、映像処理モジュール13’’、入力部14、信号受信部15、インターフェース16、蓄積デバイス17、チューナー18、液晶パネル19を備えている。映像処理モジュール13’’は、3D映像を出力可能に構成されており、しかも3D変換機能(3D変換処理モジュール131)を備えている。
【0022】
なお、図3に示す映像再生装置2は、図1に示す映像再生装置2と同一である。
【0023】
以下、図3を参照して、映像表示装置1’’と映像再生装置2について説明し、その後で、映像表示装置1と、映像表示装置1’と、映像表示装置1’’との構成の違いについて説明する。
【0024】
映像表示装置1’’は、インターフェース12を介して、映像再生装置2(つまりインターフェース22)と接続可能に構成されている。言い換えれば、映像再生装置2は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’(つまりインターフェース12)と接続可能に構成されている。
【0025】
インターフェース12、22は、双方向通信手段であり、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)規格に準拠したインターフェースである。映像再生装置2は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して映像信号及びオーディオ信号を送信することができ、映像表示装置1’’は、インターフェース12を介して、映像再生装置2から送信された映像信号及びオーディオ信号を受信することができる。
【0026】
さらに、HDMI規格は、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)規格を定めている。インターフェース12、22のHDMI−CEC機能により、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して制御信号を送信することができ、映像表示装置1’’は、インターフェース12を介して、映像再生装置2から送信された制御信号を受信することができ、映像表示装置1’’のコントローラ11は、受信した制御信号に基づき各種動作を制御することができる。
【0027】
上記したように、インターフェース12、22は、制御信号の送受信可能に構成されている。これにより、インターフェース12、22を介して映像表示装置1’’と映像再生装置2とが接続されると、映像表示装置1’’のコントローラ11は、インターフェース12、22を介して、映像再生装置2に対して映像処理モジュール13’’の処理能力を通知し、また、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース12、22を介して、映像処理モジュール23の処理能力を通知することができる。
【0028】
つまり、インターフェース12、22を介して映像表示装置1’’と映像再生装置2とが接続されると、映像表示装置1’’のコントローラ11は、映像再生装置2の接続を検出するとともに、映像処理モジュール23の処理能力も検出することができ、また、映像再生装置2のコントローラ21は、映像表示装置1’’の接続を検出するとともに、映像処理モジュール13’’の処理能力も検出することができる。
【0029】
入力部14は、3D変換キー(2D→3D変換キー)141、2D変換キー(3D→2D変換キー)142などの複数キーを備える。3D変換キー141は、入力映像を3D映像へ変換する3D変換を指示するためのキーである。例えば、3D変換キー141が押下されると、入力部14は3D変換(3D変換オン)を指示し、再度、3D変換キー141が押下されると、入力部14は3D変換解除(3D変換オフ)を指示する。2D変換キー142は、入力映像を2D映像へ変換する2D変換を指示するためのキーである。例えば、2D変換キー142が押下されると、入力部14は2D変換(2D変換オン)を指示し、再度、2D変換キー142が押下されると、入力部14は2D変換解除(2D変換オフ)を指示する。
【0030】
信号受信部15は、図4に示すリモートコントローラ150からの信号を受信する。図4に示すように、リモートコントローラ150は、3D変換キー(2D→3D変換キー)151、2D変換キー(3D→2D変換キー)152などの複数キーを備える。3D変換キー151は、3D変換キー141と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。2D変換キー152も、2D変換キー142と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。
【0031】
なお、3D変換キー141と2D変換キー142との替わりに、例えば1つの2D/3D変換キーを設けるようにしてもよい。例えば、この2D/3D変換キーが1回押下されると、2D/3D変換キーは、入力映像を3D映像へ変換する3D変換を指示し、この2D/3D変換キーが連続して2回押下されると、2D/3D変換キーは、入力映像を2D映像へ変換する2D変換を指示する。
【0032】
同様に、入力部24は、3D変換キー(2D→3D変換キー)241、2D変換キー(3D→2D変換キー)242などの複数キーを備える。3D変換キー241は、3D変換キー141と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。2D変換キー242も、2D変換キー142と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。なお、3D変換キー241と2D変換キー242との替わりに、例えば1つの2D/3D変換キーを設けるようにしてもよい。
【0033】
信号受信部25は、図5に示すリモートコントローラ250からの信号を受信する。図5に示すように、リモートコントローラ250は、3D変換キー(2D→3D変換キー)251、2D変換キー(3D→2D変換キー)252などの複数キーを備える。3D変換キー251は、3D変換キー141と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。2D変換キー252も、2D変換キー142と実質的に同一であり、その機能説明は省略する。
【0034】
映像処理モジュール23は、3D変換処理モジュール231、2D変換処理モジュール232、案内情報出力モジュール(アラート発生モジュール)233を備えている。3D変換処理モジュール231は、蓄積デバイス27又はチューナー28からのオリジナル映像信号(2D映像信号)を3D映像信号に変換して出力する。つまり、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力されるオリジナル映像信号(2D映像信号)を3D映像信号に変換して出力する。
【0035】
2D変換処理モジュール232は、蓄積デバイス27又はチューナー28からのオリジナル映像信号(3D映像信号)を2D映像信号に変換して出力する。つまり、2D変換処理モジュール232は、インターフェース26を介して入力されるオリジナル映像信号(3D映像信号)を2D映像信号に変換して出力する。案内情報出力モジュール233は、各種案内情報に対応した案内映像信号を出力する。
【0036】
なお、映像処理モジュール23は、上記したように、2D変換された2D映像信号又は3D変換された3D変換信号を出力することもできるし、オリジナル映像信号(2D映像信号又は3D映像信号)をそのまま出力することもできる。
【0037】
インターフェース22は、映像処理モジュール23から出力される2D映像信号、3D映像信号、又は案内映像信号を出力することができる。又は、インターフェース22は、2D映像信号と案内映像信号とを合成した2D合成映像信号、又は3D映像信号と案内映像信号とを合成した3D合成映像信号を出力することができる。又は、インターフェース22は、オリジナル映像信号(2D映像信号又は3D映像信号)を出力する。
【0038】
インターフェース12は、上記した2D映像信号、3D映像信号、又は案内映像信号を入力することができる。又は、インターフェース12は、上記した2D合成映像信号、又は3D合成映像信号を入力することができる。又は、インターフェース12は、オリジナル映像信号(2D映像信号又は3D映像信号)を入力することができる。
【0039】
映像処理モジュール13’’は、3D映像に対応した映像処理モジュールであり、3D変換処理モジュール131、2D変換処理モジュール132、案内情報出力モジュール(アラート発生モジュール)133を備えている。3D変換処理モジュール131は、インターフェース12又はチューナー18を介して入力された入力映像信号(2D映像信号又は2D合成映像信号)を3D映像信号に変換して出力する。2D変換処理モジュール132は、インターフェース12又はチューナー18を介して入力された入力映像信号(3D映像信号又は3D合成映像信号)を2D映像信号に変換して出力する。案内情報出力モジュール133は、各種案内情報(例えば後述するアラート)に対応した案内映像信号を出力する。
【0040】
液晶パネル19は、映像処理モジュール13’’から出力される2D映像信号及び案内映像信号のうちの少なくとも一つの映像信号に基づき映像を表示する。例えば、映像処理モジュール13’’が、2D映像信号及び案内映像信号を合成して2D合成映像信号を出力する場合、液晶パネル19は、2D映像信号に対応した2D映像を表示するとともに、表示された2D映像上に重ねて案内映像信号に対応した案内映像を表示することができる。
【0041】
又は、液晶パネル19は、映像処理モジュール13’’から出力される3D映像信号及び案内映像信号のうちの少なくとも一つの映像信号に基づき映像を表示する。例えば、映像処理モジュール13’’が、3D映像信号及び案内映像信号を合成して3D合成映像信号を出力する場合、液晶パネル19は、3D映像信号に対応した3D映像を表示するとともに、表示された3D映像上に重ねて案内映像信号に対応した案内映像を表示することができる。
【0042】
なお、3D変換処理モジュール131、231における3D変換処理、及び2D変換処理モジュール132、232における2D変換処理には、例えば、特開2006−121553号公報に開示された2D変換処理及び3D変換処理を適用することができる。
【0043】
次に、映像表示装置1’’による映像変換制御について説明する。
【0044】
上記したように、映像表示装置1’’の入力部14は、3D変換キー(2D→3D変換キー)141、2D変換キー(3D→2D変換キー)142を備える。3D映像の表示を希望するユーザは、例えば、3D変換キー141を押下する。3D変換キー141の押下に対応して、入力部14は、コントローラ11に対して3D変換を指示する。コントローラ11は、各種条件に基づき、3D変換の指示の有効又は無効を判定し、有効判定の場合に映像処理モジュール13’’に対して3D変換を指示し、3D変換処理モジュール131は3D変換処理を実行する。例えば、コントローラ11は、インターフェース12を介して入力された映像信号が3D映像であることを検出した場合、3D変換の指示を無効と判定する。
【0045】
3Dメガネを使用したくないなどの理由で、2D映像の表示を希望するユーザは、例えば、2D変換キー142を押下する。2D変換キー142の押下に対応して、入力部14は、コントローラ11に対して2D変換を指示する。コントローラ11は、各種条件に基づき、2D変換の指示の有効又は無効を判定し、有効判定の場合に映像処理モジュール13’’に対して2D変換を指示し、2D変換処理モジュール132は2D変換処理を実行する。例えば、コントローラ11は、インターフェース12を介して入力された映像信号が2D映像であることを検出した場合、2D変換の指示を無効と判定する。
【0046】
なお、上記説明では、3D変換キー141による3D変換又は2D変換キー142による2D変換を指示するケースについて説明したが、映像再生装置1の液晶パネル19に表示されるメニュー画面等を介して、3D変換又は2D変換を指示することもできる。また、リモートコントローラ150に設けられた3D変換キー151又は2D変換キー152を介して、3D変換又は2D変換を指示することもできる。
【0047】
次に、映像再生装置2による映像変換制御について説明する。
【0048】
上記したように、映像再生装置2の入力部24は、3D変換キー(2D→3D変換キー)241、2D変換キー(3D→2D変換キー)242を備える。3D映像の表示を希望するユーザは、例えば、3D変換キー241を押下する。3D変換キー241の押下に対応して、入力部24は、コントローラ21に対して3D変換を指示する。コントローラ21は、各種条件に基づき、3D変換の指示の有効又は無効を判定し、有効判定の場合に映像処理モジュール23に対して3D変換を指示し、3D変換処理モジュール231は3D変換処理を実行する。例えば、コントローラ21は、インターフェース26を介して入力された映像信号が3D映像であることを検出した場合、3D変換の指示を無効と判定する。
【0049】
3Dメガネを使用したくないなどの理由で、2D映像の表示を希望するユーザは、例えば、2D変換キー242を押下する。2D変換キー242の押下に対応して、入力部24は、コントローラ21に対して2D変換を指示する。コントローラ21は、各種条件に基づき、2D変換の指示の有効又は無効を判定し、有効判定の場合に映像処理モジュール23に対して2D変換を指示し、2D変換処理モジュール232は2D変換処理を実行する。コントローラ21は、インターフェース26を介して入力された映像信号が2D映像であることを検出した場合、2D変換の指示を無効と判定する。
【0050】
なお、上記説明では、3D変換キー241による3D変換又は2D変換キー242による2D変換を指示するケースについて説明したが、映像再生装置1の液晶パネル19に表示されるメニュー画面等を介して、3D変換又は2D変換を指示することもできる。また、リモートコントローラ250に設けられた3D変換キー251又は2D変換キー252を介して、3D変換又は2D変換を指示することもできる。
【0051】
上記説明したように、図3に示す映像表示装置1’’は、映像処理モジュール13’’を備え、映像処理モジュール13’’は、3D映像を出力可能に構成されており、しかも、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能(3D変換処理モジュール131)を備えている。図3に示すように、例えば、映像処理モジュール13’は、案内情報出力モジュール(アラート発生モジュール)133を備えている。
【0052】
これに対して、図2に示す映像表示装置1’は、映像処理モジュール13’を備え、映像処理モジュール13’は、3D映像を出力可能に構成されているが、2D映像を3D映像へ変換する3D変換機能を備えていない。図2に示すように、例えば、映像処理モジュール13’は、案内情報出力モジュール(アラート発生モジュール)133を備えている。
【0053】
また、図1に示す映像表示装置1は、映像処理モジュール13を備え、映像処理モジュール13は、3D映像を出力可能に構成されていない。図1に示すように、例えば、映像処理モジュール13は、案内情報出力モジュール(アラート発生モジュール)133を備えている。
【0054】
以下、図1〜図3に示す接続例及び図8に示すフローチャートを参照し、第1〜第3の実施形態に示すアラート等の情報出力制御について説明する。
【0055】
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、映像再生装置2によるアラート等の情報出力制御について説明する。上記説明したように、映像再生装置2(映像処理モジュール23)は、3D映像対応であり、2D映像及び3D映像を出力可能に構成されている。第1の実施形態では、映像再生装置2は、3D変換処理モジュール231を必須構成として備え、2D変換処理モジュール232をオプション構成として備える。
【0056】
(1)図1に示す接続例のケース(映像表示装置1(テレビ)側が3D映像非対応のケース)
映像表示装置1と映像再生装置2とが接続された際(映像再生装置2が映像表示装置1を認識した際)、又は映像再生装置2による映像再生処理の際に、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース22を介して接続された映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出(受信)する(ST101)。
【0057】
映像再生装置2のコントローラ21は、検出された能力(3D映像非対応能力)に基づき(ST111、YES)、映像表示装置1に対して、好適な情報(3D映像非対応であることを示すアラートメッセージ)を生成(又は選択)し出力するように制御する。これに対応して、映像再生装置2の案内情報出力モジュール233は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して、アラートメッセージを生成(又は選択)し出力する(ST115)。さらに、コントローラ21が、このアラートメッセージの表示を制御するための表示制御情報を出力することもできる。
【0058】
映像表示装置1は、インターフェース12を介して、アラートメッセージを受信し、映像表示装置1の案内情報出力モジュール133は、受信したアラートメッセージの出力を制御し、液晶パネル19は、アラートメッセージを表示する(ST116)。或いは、映像表示装置1は、インターフェース12を介して、上記した表示制御情報及びアラートメッセージを受信し、映像表示装置1の案内情報出力モジュール133は、表示制御情報に基づき、受信したアラートメッセージの出力を制御し、液晶パネル19は、アラートメッセージを表示する(ST116)。
【0059】
つまり、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像再生装置2の制御により、3D映像非対応の映像表示装置1の液晶パネル19には、例えば図6に示すように、「本製品は3D表示に対応しておりません」のようなアラートメッセージが表示される。これにより、ユーザは、「映像表示装置1(テレビ)が3D映像非対応であること」、「3D映像対応の映像再生装置2(プレーヤ)を接続しても3D映像を表示できないこと」などを簡単且つ確実に認識することができる。
【0060】
さらに、上記したように、コントローラ21が、映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出した場合(ST111、YES)、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されても、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する(ST114)。よって、コントローラ21が、映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出した場合、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して2D映像(オリジナル2D映像)を出力する(ST115)。
【0061】
映像表示装置1は、インターフェース12を介して、2D映像を受信し、液晶パネル19は、2D映像を表示する(ST116)。
【0062】
(2)図2に示す接続例のケース(映像表示装置1’(テレビ)側が3D映像対応で且つ3D変換機能を備えていないケース)
映像表示装置1’と映像再生装置2とが接続された際(映像再生装置2が映像表示装置1’を認識した際)、又は映像再生装置2による映像再生処理の際に、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース22を介して接続された映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出(受信)する(ST101)。
【0063】
映像再生装置2のコントローラ21は、検出された能力(3D映像対応且つ3D変換不能)に基づき(ST121、YES)、映像表示装置1’に対して、上記したようなアラートメッセージを出力するように制御しない。つまり、映像表示装置1’の液晶パネル19には、上記したようなアラートメッセージは表示されない。
【0064】
さらに、上記したように、コントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出した場合(ST121、YES)、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると(或いは3D変換が既に指示されていると)、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する(ST124)。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する(ST124)。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’に対して3D映像を出力する(ST125)。
【0065】
また、コントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出し、映像処理モジュール23に対する3D映像の入力を検出した場合、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。その結果、3D変換処理は実行されないが、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’に対してオリジナルの3D映像を出力する(ST125)。
【0066】
映像表示装置1は、インターフェース12を介して、3D映像を受信し、液晶パネル19は、3D映像を表示する(ST126)。
【0067】
(3)図3に示す接続例のケース(映像表示装置1’’(テレビ)側が3D映像対応で且つ3D変換機能を備えるケース)
映像表示装置1’’と映像再生装置2とが接続された際(映像再生装置2が映像表示装置1’’を認識した際)、又は映像再生装置2による映像再生処理の際に、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース22を介して接続された映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出(受信)する(ST101)。
【0068】
映像再生装置2のコントローラ21は、検出された能力(3D映像対応且つ3D変換可能)に基づき(ST131、YES)、映像表示装置1’’に対して、上記したようなアラートメッセージを出力するように制御しない。つまり、映像表示装置1’’の液晶パネル19には、上記したようなアラートメッセージは表示されない。
【0069】
さらに、上記したように、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、例えば、映像再生装置2の3D変換機能を優先する第1の優先モードを選択する。
【0070】
これにより、3D変換キー241等により3D変換が指示されると(或いは3D変換が既に指示されていると)、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して3D映像を出力する。
【0071】
なお、このケースでは、コントローラ21が、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換停止、3D変換禁止、又は3D変換解除を指示してもよい(3D変換停止コマンド、3D変換禁止コマンド、又は3D変換解除を送信してもよい)。
【0072】
或いは、上記したように、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、例えば、映像表示装置1’’の3D変換機能を優先する第2の優先モードを選択する。
【0073】
これにより、3D変換キー241等により3D変換が指示されても(或いは3D変換が既に指示されていても)、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換を指示し(3D変換コマンドを送信し)、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して2D映像を出力する。
【0074】
これにより、映像表示装置1’’は、3D変換の指示及び2D映像を受信し、3D変換処理モジュール131は、3D変換の指示に基づき、2D映像を3D映像へ変換し、液晶パネル19は、変換された3D映像を表示する。
【0075】
或いは、上記したように、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)と映像再生装置2の3D変換能力(b)とを比較し、比較結果に基づき3D変換能力(a)又は(b)の一方を優先的に選択する第3の優先モードを選択する。
【0076】
これにより、コントローラ21が、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)が映像再生装置2の3D変換能力(b)より高いと判定し(ST132、YES)、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると(ST133、YES)、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)を優先し、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されても(或いは3D変換が既に指示されていても)、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。よって、コントローラ21は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換を指示し(3D変換コマンドを送信し)、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して2D映像を出力する(ST135)。
【0077】
これにより、映像表示装置1’’は、3D変換の指示及び2D映像を受信し、3D変換処理モジュール131は、3D変換の指示に基づき、2D映像を3D映像へ変換し、液晶パネル19は、変換された3D映像を表示する(ST136)。
【0078】
なお、コントローラ21が、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)が映像再生装置2の3D変換能力(b)より高いと判定しても(ST132、YES)、映像処理モジュール23に入力される映像信号が3D映像であることを検出すると(ST133、NO)、映像処理モジュール23は3D映像を出力する(ST145)。さらに、コントローラ21が、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換停止等を指示してもよい(3D変換停止コマンド等を送信してもよい)。
【0079】
これにより、映像表示装置1’’は、3D映像を受信し、液晶パネル19は、3D映像を表示する(ST146)。さらに、映像表示装置1’’が、3D変換停止等の指示を受信し、3D変換処理モジュール131の3D変換処理が実行されている場合又は変換処理が設定されている場合には、コントローラ11は、3D変換処理を停止又は解除する。
【0080】
また、コントローラ21が、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)が映像再生装置2の3D変換能力(b)より低いと判定した場合し(ST132、NO)、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると(或いは3D変換が既に指示されていると)、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する(ST154)。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する(ST154)。よって、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して3D映像を出力する(ST155)。なお、このケースでは、コントローラ21が、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換停止等を指示してもよい(3D変換停止コマンド等を送信してもよい)(ST155)。
【0081】
これにより、映像表示装置1’’は、3D映像を受信し、液晶パネル19は、3D映像を表示する(ST156)。さらに、映像表示装置1’’が、3D変換停止等の指示を受信し、3D変換処理モジュール131の3D変換処理が実行されている場合又は変換処理が設定されている場合には、コントローラ11は、3D変換処理を停止又は解除する。
【0082】
なお、コントローラ21には、第1、第2、又は第3の優先モードのうちの何れか一つのモードが初期値として設定されており、ユーザは、入力部24、リモートコントローラ250等を介して、優先モードを変更することもできる。
【0083】
以上により、映像再生装置2から出力された3D映像が、映像表示装置1’’でさらに3D変換されてしまうような事態(映像破綻)を自動的に防止することができる。ユーザは、このような映像破綻を防止するために、映像表示装置1’’及び映像再生装置2のいずれの3D変換の設定も変更しなくてよい。
【0084】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、映像再生装置2による映像変換制御及びアラート等の情報出力制御について説明する。上記説明したように、映像再生装置2(映像処理モジュール23)は、3D映像対応であり、2D映像及び3D映像を出力可能に構成されている。第2の実施形態では、映像再生装置2は、3D変換処理モジュール231、2D変換処理モジュール232を必須構成として備える。
【0085】
図1に示すように、映像表示装置1と映像再生装置2とが接続された際(映像再生装置2が映像表示装置1を認識した際)、又は映像再生装置2による映像再生処理の際に、映像再生装置2のコントローラ21は、インターフェース22を介して接続された映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出(受信)する。
【0086】
映像再生装置2のコントローラ21は、検出された能力(3D映像非対応能力)に基づき、映像表示装置1に対して、2D映像及び好適な情報(3D映像非対応であることを示す情報、及び2D映像を表示する旨のアラートメッセージ)を生成(又は選択)し出力するように制御する。これに対応して、映像再生装置2の案内情報出力モジュール233は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して、アラートメッセージを生成(又は選択)し出力し、映像処理モジュール23は、2D映像を出力する。
【0087】
例えば、コントローラ21が、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出した場合には、案内情報出力モジュール233は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して、第1のアラートメッセージ(3D映像非対応であることを示す情報、及びオリジナルの2D映像をそのまま表示する旨のアラートメッセージ)を生成(又は選択)し出力する。さらに、映像処理モジュール23は、コントローラ21の制御に基づき、インターフェース22を介して、そのまま2D映像を出力する。
【0088】
これに対応して、映像表示装置1は、インターフェース12を介して、第1のアラートメッセージを受信し、2D映像を受信し、映像処理モジュール13は、第1のアラートメッセージを出力してから、2D映像を出力する。或いは、映像処理モジュール13は、2D映像上に第1のアラートメッセージを合成し、合成映像信号を所定期間出力してから、第1のアラートメッセージを除外した2D映像を出力する。これにより、液晶パネル19は、第1のアラートメッセージを表示してから、2D映像を表示する。或いは、液晶パネル19は、2D映像とともに第1のアラートメッセージを所定期間表示してから、2D映像を単独で表示する。
【0089】
また、コントローラ21が、映像処理モジュール23に入力される映像信号が3D映像であることを検出した場合には、案内情報出力モジュール233は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して、第2のアラートメッセージ(3D映像非対応であることを示す情報、及び3D映像から変換された2D映像を表示する旨のアラートメッセージ)を生成(又は選択)し出力する。さらに、2D変換処理モジュール232は、コントローラ21の制御に基づき、3D映像を2D映像へ変換し、インターフェース22を介して、変換された2D映像を出力する。
【0090】
これに対応して、映像表示装置1は、インターフェース12を介して、第2のアラートメッセージを受信し、変換された2D映像を受信し、映像処理モジュール13は、第2のアラートメッセージを出力してから、変換された2D映像を出力する。或いは、映像処理モジュール13は、変換された2D映像上に第2のアラートメッセージを合成し、合成映像信号を所定期間出力してから、第2のアラートメッセージを除外した変換された2D映像を出力する。これにより、液晶パネル19は、第2のアラートメッセージを表示してから、変換された2D映像を表示する。或いは、液晶パネル19は、変換された2D映像とともに第2のアラートメッセージを所定期間表示してから、変換された2D映像を単独で表示する。図7は、第2のアラートメッセージの一例を示す図である。図7に示すように、「本製品は3D表示に対応しておりません。2D変換してコンテンツが表示されます。」のような第2のアラートメッセージが表示される。
【0091】
つまり、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像再生装置2の制御により、3D映像非対応の映像表示装置1の液晶パネル19には、例えば、「本製品は3D表示に対応しておりません。2D映像をそのまま表示します。」、又は「本製品は3D表示に対応しておりません。変換した2D映像を表示します。」のようなアラートメッセージが表示される。これにより、ユーザは、「映像表示装置1(テレビ)が3D映像非対応であること」、「3D映像対応の映像再生装置2(プレーヤ)を接続しても3D映像を表示できないこと」、及び「3D映像が2D映像へ変換されていること」などを簡単且つ確実に認識することができる。即ち、ユーザは、オリジナルの映像コンテンツが3D映像なのか2D映像なのかを意識すること無く、2D映像コンテンツ又は3D映像コンテンツを映像表示装置1で2D映像として視聴することが出来る。しかも、ユーザは、映像再生装置2に対して2D変換指示又は3D変換指示の取消等を入力する必要もない。
【0092】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、映像表示装置1によるアラート等の情報出力制御について説明する。上記説明したように、映像表示装置1(映像処理モジュール13)は、3D映像非対応であり、3D映像を出力することはできない。
【0093】
映像表示装置1と映像再生装置2とが接続された際(映像再生装置2が映像表示装置1を認識した際)、又は映像再生装置2による映像再生処理の際に、映像表示装置1のコントローラ11は、インターフェース12を介して接続された映像再生装置2の能力(3D映像対応能力)を検出(受信)する。
【0094】
映像表示装置1のコントローラ11は、検出された能力(3D映像対応能力)に基づき、案内情報出力モジュール133に対して、好適な情報(3D映像非対応であることを示すアラートメッセージ)を生成(又は選択)し出力するように制御する。これに対応して、案内情報出力モジュール133は、液晶パネル19に対して、アラートメッセージを生成(又は選択)し出力し、液晶パネル19は、アラートメッセージを表示する。
【0095】
つまり、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像表示装置1の制御により、液晶パネル19には、例えば図6に示すように、「本製品は3D表示に対応しておりません」のようなアラートメッセージが表示される。これにより、ユーザは、「映像表示装置1(テレビ)が3D映像非対応であること」、「3D映像対応の映像再生装置2(プレーヤ)を接続しても3D映像を表示できないこと」などを簡単且つ確実に認識することができる。
【0096】
以上説明した、第1又は第2の実施形態によれば、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像再生装置2が、3D映像非対応の映像表示装置1(テレビ)であることを示すアラートメッセージを生成(選択)し出力する。これにより、映像表示装置1が、上記したようなアラートメッセージを生成(選択)し出力する構成を備えていなくても、映像表示装置1が、上記したようなアラートメッセージを表示することができる。
【0097】
また、第3の実施形態によれば、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像表示装置1が、3D映像非対応であることを示すアラートメッセージを生成(選択)し出力する。これにより、映像再生装置2が、上記したようなアラートメッセージを生成(選択)し出力する構成を備えていなくても、映像表示装置1は、3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、上記したようなアラートメッセージを表示することができる。
【0098】
これにより、ユーザは、「映像表示装置1(テレビ)が3D映像非対応であること」、「3D映像対応の映像再生装置2(プレーヤ)を接続しても3D映像を表示できないこと」などを簡単且つ確実に認識することができる。
【0099】
次に、図1〜図3に示す接続例を参照し、第4及び第5の実施形態に示す映像変換制御について説明する。
【0100】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、映像再生装置2による映像変換制御について説明する。上記説明したように、映像再生装置2(映像処理モジュール23)は、3D映像対応であり、2D映像及び3D映像を出力可能に構成されている。第4の実施形態では、映像再生装置2は、3D変換処理モジュール231を必須構成として備え、2D変換処理モジュール232をオプション構成として備える。
【0101】
(1)図1に示す接続例のケース(映像表示装置1(テレビ)側が3D映像非対応のケース)
基本的には、第1の実施形態の(1)で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21が、映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出した場合、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されても、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出した場合、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1に対して2D映像を出力する。
【0102】
(2)図2に示す接続例のケース(映像表示装置1’(テレビ)側が3D映像対応で且つ3D変換機能を備えていないケース)
基本的には、第1の実施形態の(2)で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出し、映像処理モジュール23に対する2D映像の入力を検出した場合、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’に対して3D映像を出力する。
【0103】
また、コントローラ21が、映像表示装置1’の能力(3D映像対応且つ3D変換不能)を検出し、映像処理モジュール23に対する3D映像の入力を検出した場合、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。その結果、3D変換処理は実行されないが、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’に対してオリジナルの3D映像を出力する。
【0104】
(3)図3に示す接続例のケース(映像表示装置1’’(テレビ)側が3D映像対応で且つ3D変換機能を備えるケース)
基本的には、第1の実施形態の(3)で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、例えば、映像再生装置2の3D変換機能を優先する第1の優先モードを選択する。これにより、3D変換キー241等により3D変換が指示されると(或いは3D変換が既に指示されていると)、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して3D映像を出力する。
【0105】
或いは、第1の実施形態の(3)で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、例えば、映像表示装置1’’の3D変換機能を優先する第2の優先モードを選択する。これにより、3D変換キー241等により3D変換が指示されても(或いは3D変換が既に指示されていても)、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。よって、コントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換を指示し(3D変換コマンドを送信し)、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して2D映像を出力する。
【0106】
或いは、第1の実施形態の(3)で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21が、映像表示装置1’’の能力(3D映像対応且つ3D変換可能)を検出した場合、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)と映像再生装置2の3D変換能力(b)とを比較し、比較結果に基づき3D変換能力(a)又は(b)の一方を優先的に選択する第3の優先モードを選択する。
【0107】
これにより、コントローラ21が、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)が映像再生装置2の3D変換能力(b)より高いと判定し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)を優先し、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されても(或いは3D変換が既に指示されていても)、コントローラ21は、この3D変換の指示を無効と判定する。よって、コントローラ21は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して、3D変換を指示し(3D変換コマンドを送信し)、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して2D映像を出力する。
【0108】
また、コントローラ21が、映像表示装置1’’の3D変換能力(a)が映像再生装置2の3D変換能力(b)より低いと判定し、映像処理モジュール23に入力される映像信号が2D映像であることを検出すると、例えば3D変換キー241等により3D変換が指示されると(或いは3D変換が既に指示されていると)、コントローラ21は、この3D変換の指示を有効と判定する。或いは、コントローラ21は、3D変換の指示がなくても3D変換を有効と判定する。よって、3D変換処理モジュール231は、インターフェース26を介して入力される2D映像を3D映像へ変換し、映像処理モジュール23は、インターフェース22を介して、映像表示装置1’’に対して3D映像を出力する。
【0109】
なお、コントローラ21には、第1、第2、又は第3の優先モードのうちの何れか一つのモードが初期値として設定されており、ユーザは、入力部24、リモートコントローラ250等を介して、優先モードを変更することもできる。
【0110】
以上により、映像再生装置2から出力された3D映像が、映像表示装置1’’でさらに3D変換されてしまうような事態(映像破綻)を自動的に防止することができる。ユーザは、このような映像破綻を防止するために、映像表示装置1’’及び映像再生装置2のいずれの3D変換の設定も変更しなくてよい。
【0111】
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、映像再生装置2による映像変換制御ついて説明する。上記説明したように、映像再生装置2(映像処理モジュール23)は、3D映像対応であり、2D映像及び3D映像を出力可能に構成されている。第5の実施形態では、映像再生装置2は、3D変換処理モジュール231、2D変換処理モジュール232を必須構成として備える。
【0112】
基本的には、第2の実施形態で説明したように、映像再生装置2のコントローラ21は、映像表示装置1の能力(3D映像非対応能力)を検出し、さらに、映像処理モジュール23に入力される映像信号が3D映像であることを検出した場合には、コントローラ21は、2D変換を指示する。これにより、2D変換処理モジュール232は、3D映像を2D映像へ変換し、インターフェース22を介して、変換された2D映像を出力する。映像表示装置1は、インターフェース21を介して、変換された2D映像を受信し、液晶パネル19は、変換された2D映像を表示する。
【0113】
つまり、3D映像非対応の映像表示装置1と3D映像対応の映像再生装置2との接続に対応して、映像再生装置2は、自動的に3D映像を2D映像へ変換し、映像表示装置1に対して、変換した2D映像を出力する。よって、ユーザは、再生対象コンテンツが3D映像コンテンツであるか否かを意識することなく、また映像再生装置2に対して2D変換指示又は3D変換指示の取消等を入力する必要もなく、簡単に最適な映像を視聴することができる。
【0114】
以上により、第1〜第5の実施形態によれば、ユーザにとって好適な3D映像対応機器及び3D映像非対応機器の連携機能を提供することができる。
【0115】
なお、上記説明した第1〜第5の実施形態に記載の3D映像は、例えば、時分割方式により表示される。時分割方式とは、アクティブ方式の液晶シャッターメガネと高速駆動ディスプレイとを組み合わせて、3D映像を表示又は見せる方式である。
【0116】
つまり、映像表示装置1’、1’’は、時分割方式に対応した3D映像を表示することができる。即ち、映像処理モジュール13’、13’’は、右目用、左目用の映像を1フレームごとに切り換えて出力し、これに対応し、液晶パネル19(高速駆動ディスプレイ)は、右目用、左目用の映像を1フレームごとに切り換えて表示する。
【0117】
ユーザは、アクティブ方式の液晶シャッターメガネをかけて、3D映像を視ることができる。つまり、液晶シャッターメガネは、1フレームごとの右目用、左目用の映像切り換えに対応して、右目用のシャッターと左目用のシャッターとを交互に閉ざして、右目には右目用の映像、左目には左目の映像を見せる。
【0118】
上記では、時分割方式による3D映像表示の一例について説明したが、その他の3D表示方式を適用することも可能であり、例えば、裸眼で見ることができる3D映像の表示方式を適用することも可能である。
【0119】
なお、上記したモジュールとは、ハードウェアで実現するものであっても良いし、CPU等を使ってソフトウェアで実現するものであってもよい。
【0120】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決できる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0121】
以下に、本出願の原出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0122】
[1]
映像表示装置の能力を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記能力に基づき、前記映像表示装置に対して2D映像又は3D映像を出力するように制御する制御手段と、
を備えた映像出力制御装置。
【0123】
[2]
前記検出手段により検出された前記能力に基づき、前記2D映像を前記3D映像へ変換する3D変換の有効又は無効を判定する判定手段を備えた[1]に記載の映像出力制御装置。
【0124】
[3]
前記判定手段による前記3D変換の有効判定に対応して、前記2D映像を前記3D映像へ変換する変換手段と、
前記判定手段による前記3D変換の有効判定に対応して、前記映像表示装置に対して前記3D映像を出力する出力手段と、
を備えた[2]に記載の映像出力制御装置。
【0125】
[4]
前記出力手段は、前記判定手段による前記3D変換の無効判定に対応して、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力する[2]に記載の映像出力制御装置。
【0126】
[5]
前記検出手段は、3D映像非対応の第1の映像表示装置の接続を検出し、
前記制御手段は、前記第1の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第1の映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する[1]に記載の映像出力制御装置。
【0127】
[6]
前記検出手段は、3D映像対応の第2の映像表示装置の接続を検出し、
前記制御手段は、前記第2の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第2の映像表示装置に対して前記3D映像を出力するように制御する[1]に記載の映像出力制御装置。
【0128】
[7]
前記検出手段は、前記2D映像を前記3D映像へ変換不能に構成され且つ前記3D映像を出力可能に構成された第2の映像表示装置の接続を検出し、
前記制御手段は、前記第2の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第2の映像表示装置に対して前記3D映像を出力するように制御する[1]に記載の映像出力制御装置。
【0129】
[8]
前記検出手段は、前記2D映像を前記3D映像へ変換可能に構成され且つ前記3D映像を出力可能に構成された第3の映像表示装置の接続を検出し、
前記制御手段は、前記第3の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第3の映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する[1]に記載の映像出力制御装置。
【0130】
[9]
前記検出手段は、前記2D映像を前記3D映像へ変換可能に構成され且つ前記3D映像を出力可能に構成された第3の映像表示装置の接続を検出し、さらに、前記第3の映像表示装置の3D変換能力を検出し、
前記制御手段は、前記第3の映像表示装置の3D変換能力が前記変換手段の3D変換能力より高い場合に、前記第3の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第3の映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する[1]に記載の映像出力制御装置。
【0131】
[10]
前記制御手段は、前記第3の映像表示装置に対して3D変換の指示を出力するように制御する[8]又は[9]に記載の映像出力制御装置。
【0132】
[11]
前記変換手段は、前記第1の映像表示装置の接続検出に対応して、前記3D映像を前記2D映像へ変換し、
前記制御手段は、前記第1の映像表示装置の接続検出に対応して、前記第1の映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する[5]に記載の映像出力制御装置。
【0133】
[12]
映像表示装置の能力を検出し、
前記能力に基づき、前記映像表示装置に対して2D映像又は3D映像を出力するように制御する映像出力制御方法。
【符号の説明】
【0134】
1…映像表示装置(第1の映像表示装置)、1’…映像表示装置(第2の映像表示装置)、1’’…映像表示装置(第3の映像表示装置)、11…コントローラ、12…インターフェース、13…映像処理モジュール、14…入力部、15…信号受信部、16…インターフェース、17…蓄積デバイス、18…チューナー、19…液晶パネル、2…映像再生装置、21…コントローラ、22…インターフェース、23…映像処理モジュール、24…入力部、25…信号受信部、26…インターフェース、27…蓄積デバイス、28…チューナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像表示装置と接続するインターフェースと、
前記インターフェースを介して受信した情報に基づいて前記映像表示装置が3D映像対応であることを識別する識別手段と、
前記映像表示装置が2D映像を3D映像へ変換可能であると識別された場合に、前記2D映像を前記3D映像へ変換する3D変換を無効に設定し、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する制御手段と、
を備えた映像出力制御装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記映像表示装置に対して3D変換の指示を出力するように制御する請求項1に記載の映像出力制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記映像表示装置が3D映像対応であること又は3D映像非対応であることに基づき、前記3D変換の有効又は無効を設定する請求項1に記載の映像出力制御装置。
【請求項4】
前記制御手段による前記3D変換の有効設定に対応して、前記2D映像を前記3D映像へ変換する変換手段と、
前記制御手段による前記3D変換の有効設定に対応して、前記映像表示装置に対して前記3D映像を出力する出力手段と、
を備えた請求項3に記載の映像出力制御装置。
【請求項5】
前記出力手段は、前記制御手段による前記3D変換の無効設定に対応して、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力する請求項4に記載の映像出力制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記映像表示装置が3D映像非対応であると識別された場合に、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する請求項1に記載の映像出力制御装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記映像表示装置が前記2D映像を前記3D映像へ変換不能で且つ前記3D映像を出力可能であると識別された場合に、前記映像表示装置に対して前記3D映像を出力するように制御する請求項1に記載の映像出力制御装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記映像表示装置の3D変換能力が前記変換手段の3D変換能力より高いと認識された場合に、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する請求項4に記載の映像出力制御装置。
【請求項9】
前記3D映像を前記2D映像へ変換する変換手段と、
前記制御手段は、前記映像表示装置が3D映像非対応であると識別された場合に、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する請求項1に記載の映像出力制御装置。
【請求項10】
インターフェースを介して映像表示装置と接続し、
前記インターフェースを介して受信した情報に基づいて前記映像表示装置が3D映像対応であることを識別し、
前記映像表示装置が2D映像を3D映像へ変換可能であると識別された場合に、前記2D映像を前記3D映像へ変換する3D変換を無効に設定し、前記映像表示装置に対して前記2D映像を出力するように制御する映像出力制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−138936(P2012−138936A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−36178(P2012−36178)
【出願日】平成24年2月22日(2012.2.22)
【分割の表示】特願2011−240736(P2011−240736)の分割
【原出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】