説明

映像表示装置

【課題】 移動体の外部に存在する人に映像を提供することができる映像表示装置を提供すること。
【解決手段】 車両15のウィンドウ16に設けられ、外部から可視可能な表示手段11と、表示手段11に表示される映像を選択する入力部12と、入力部12によって選択された映像を表示手段11に表示する制御部14を設ける。また、車両に異常が発生した場合に、車両のウィンドウに設けられた音声出力部21から音声通知を行うとともに表示手段11により表示を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置に関し、例えば、車両等の移動体に設けられ、液晶表示パネル等に映像を表示する映像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の映像表示装置としては、特許文献1に示すようなものがあり、例えば、図10のように示される。図10において、車両の運転席1および助手席2の前方には映像を表示する表示部3が設けられており、この表示部3には表示制御部4によって映像が表示されるようになっている。なお、特許文献1に示すものは、表示部3が天井に設けられたプロジェクターから構成されているが、表示部3としては液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等を用いているものも公知である。
【特許文献1】特開平7−162783号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に示す映像表示装置にあっては、表示部3が運転席1および助手席2前方の車内に設置してあるため、車外に存在する人に映像を提供することができないという問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、移動体の外部に存在する人に映像を提供することができる映像表示装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の映像表示装置は、移動体に設けられ、前記移動体の外部に向かって映像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される映像を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された映像を前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたものから構成される。
【0006】
この構成により、移動体の外部に存在する人に映像を提供することができる。また、選択手段により表示手段に表示される映像を選択することができるので、外部の人に所望する映像を提供することができる。
【0007】
また、本発明の映像表示装置は、前記移動体に異常が発生したことを検出する異常検出手段を備え、前記映像制御手段は、前記移動体に異常が発生した場合に、前記選択手段によって選択された映像を前記映像表示手段に表示するものから構成される。
【0008】
この構成により、車両に異常が発生した際に、移動体の外部に存在する人に異常を通知することができるので、移動体が盗難されたり、搭乗者の急病等の異常を防止することができる。
【0009】
また、本発明の映像表示装置は、音声出力手段を有し、前記映像制御手段は、前記移動体に異常が発生した場合に、前記音声出力手段から音声通知を行うものから構成される。
【0010】
この構成により、車両に異常が発生した際に、移動体から離れた場所に存在する人に音声通知によって異常を通知することができるので、移動体が盗難されたり、搭乗者の急病等の異常を一層防止することができる。
【0011】
また、本発明の映像表示装置は、前記異常検出手段は、前記移動体の少なくとも一部が振動したものから構成される。
【0012】
この構成により、移動体に盗犯者が搭乗したりする等して移動体に振動が発生した場合に、移動体の異常を検出することができる。
【0013】
また、本発明の映像表示装置は、前記異常検出手段によって異常が検出されたときに、前記異常検出情報を通信回線を介して送信する送信手段を備えたものから構成される。
【0014】
この構成により、移動体から離れた人に移動体の異常を知らせることができるので、移動体が盗難されるのをより一層防止することができる。
【0015】
また、本発明の映像表示装置は、移動体の周囲の画像を撮像する撮像手段を有し、前記通信手段は前記異常検出手段によって移動体の振動が検出されたときに、前記撮像手段で撮像を行うとともに撮像された画像を送信するものから構成される。
【0016】
この構成により、盗犯者がドアを抉じ開けようとする等して移動体に振動が発生した場合に、撮像手段で盗犯者を撮像して盗犯者の画像を遠方に送信することができるので、盗犯者の特定を容易に行うことができる。
【0017】
また、本発明の映像表示装置は、移動体の周囲の音声が入力される音声入力手段を有し、前記通信手段は前記異常検出手段によって移動体の振動が検出されたときに、前記音声入力手段に音声を入力するとともに入力された音声を送信するものから構成される。
【0018】
この構成により、移動体のライトが点灯したままのとき等に、通行人がマイクからその旨を送信して所有者に知らせることにより、電力が無駄に消費されてしまうこと等を防止することができる。
【0019】
また、本発明の映像表示装置は、通信回線を介して外部からの情報を受信する受信手段を有し、前記映像表示手段は、前記受信した情報に基づいて前記表示手段に表示するものから構成される。
【0020】
この構成により、例えば、外部から移動体に対して広告等の情報を送信して表示手段に表示させたりすれば、移動体の外部に存在する多数の人に効果的な映像を提供することができる。
【0021】
また、本発明の映像表示装置は、前記音声通知手段は、前記受信した情報に基づいて前記音声出力手段から音声通知を行うものから構成される。
【0022】
この構成により、例えば、外部から移動体に対して広告等の情報を送信して音声通知手段から音声通知を行うようにすれば、移動体の外部に存在する多数の人に効果的な情報を提供することができる。
【0023】
また、本発明の映像表示装置は、前記移動体が車両からなり、前記表示手段または音声出力手段の少なくとも一方を、前記移動体のウィンドウに設けたものから構成される。
【0024】
この構成により、車両に既存のウィンドウに表示手段を取付けて表示を行ったり、あるいはウィンドウに音声通知手段を取付けて音声通知を行うようにすれば、移動体の外部に存在する人に簡単に映像を提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、本発明は、移動体の外部に存在する人に映像を与えることができる映像表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0027】
図1乃至図3は本発明に係る映像表示装置の第1の実施の形態を示す図であり、映像表示装置を車載用映像装置に適用した例を示している。
【0028】
図1において、映像表示装置は、表示手段11、入力部12、記憶部13、制御部14を含んで構成される。表示手段11は、図2の破線で示すように示すようにカラー動画を表示可能な透過性の液晶パネルを車両(移動体)15のウィンドウ16の内側に貼り付けたものから構成されており、制御部14からの信号に応じて表示制御される。
【0029】
入力部12は、リモコンから構成されており、テレビ映像やビデオ映像の選択・出力操作を行ったり、例えば、車両が店頭で展示されている販売用のものであれば、車両情報の選択操作を行う。
【0030】
具体的には、入力部12がテレビ映像やビデオ映像の選択・出力操作を行うものであれば、テンキー、電源キー、テレビ選択用のスイッチ、ビデオ選択用のスイッチ等を備えたものから構成され、車両が店頭で展示されたものであれば、車両の性能情報を指定するAボタン、車両の値段情報を指定するBボタン、デモ画像を表示するCボタン等を備えたものから構成される。本実施の形態では、入力部12が選択手段を構成している。
【0031】
記憶部13には車両の性能情報、値段情報、デモ情報が記憶されており、制御部14は入力部12からの操作信号に基づいて記憶部13から指定された情報を読み出して表示手段11に表示する。本実施の形態では、制御部14が表示制御手段を構成している。
【0032】
次に、図3のフローチャートに基づいて映像の表示方法を説明する。
【0033】
まず、制御部14は入力部12からの入力があるか否かを判別し(ステップS11)、例えば、車両が店頭で展示されていた場合にあっては、車両の購入希望者が車外にあるリモコンのAボタンを押すと、入力部12から入力があるものと判断し、記憶部13に記憶された性能情報を選択する(ステップS12)。
【0034】
次いで、この性能情報を記憶部13から読み出してこの性能情報に関する映像を表示手段11に表示する(ステップS13)。なお、この映像としては、車両の性能を表わす文字情報または実際に車両が走行している映像等によって表わされる。
【0035】
このように本実施の形態では、車両15のウィンドウ16に設けられ、外部から可視可能な表示手段11と、表示手段11に表示される映像を選択する入力部12と、入力部12によって選択された映像を表示手段11に表示する制御部14を設けたので、車両15の外部に存在する人に映像を提供することができる。また、入力部12により表示手段11に表示される映像を選択、例えば、テレビ画像、ビデオ画像、上述した販売用の画像を表示することができるので、外部の人に所望する映像を提供することができる。
【0036】
なお、本実施の形態では、入力部12を車外に設置したリモコンから構成しているが、車内に表示パネルからなる入力部12を設置し、バス等の車内での緊急事態を車外に知らせるために用いても良い。また、表示手段11として液晶パネルを車両15のウィンドウ16の内側に貼り付けたが、液晶パネルと車両15のウィンドウ16を一体にしたものから表示手段を構成しても良い。
【0037】
図4、図5は本発明に係る映像表示装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0038】
図4において、映像表示手段は、表示手段11に加えて、音声出力部21、異常検出部22、記憶部23および制御部24から構成されている。
【0039】
音声出力部21はウィンドウに埋め込まれたスピーカから構成されており、音声通知を行う。
【0040】
異常検出部22は、例えば、ドアの開閉を検出するドア開閉センサ、エンジンの始動を検出する始動センサ、車両の加速度を検出する加速度センサ、あるいは車両の振動を検出する振動センサ等から構成されており、これらを検出すると、異常ありとして異常信号を制御部(表示制御手段)24に出力する。なお、ドアの開閉を検出するドア開閉センサ、エンジンの始動を検出する始動センサ、車両の加速度を検出する加速度センサを設けなくても、ドアの開閉、エンジン始動による振動、加速度により車両に加わる振動を振動センサによって検出することにより異常を検出するようにしても良い。本実施の形態では、音声出力部21が音声出力手段を構成している。
【0041】
記憶部23は異常が発生したときの音声メッセージや映像メッセージを記憶しており、制御部24は異常検出部22が車両の異常を検出したときに記憶部23に記憶された音声メッセージおよび映像メッセージを読み出して表示手段11に表示したり、音声出力部21から出力する。本実施の形態では、音声出力部21が音声出力手段を構成している。
【0042】
次に、図5に基づいて異常検知方法を説明する。
【0043】
まず、制御部24は常時、異常の有無を監視しており(ステップS21)、例えば、車両の所有者が車両に乗車していない状態で車両が加速した場合には、異常検出部22が加速度を検出するので異常であると判断する。これにより制御部24は、車外に出力する音声メッセージを記憶部23から選択するとともに、車外に出力する映像メッセージを記憶部23から選択し(ステップS22)、音声出力部21から選択した音声、例えば「盗難発生」を繰り返し出力するとともに、表示手段11から選択した映像、例えば、泥棒が暴れているようなインパクトのある映像を表示する(ステップS23)。
【0044】
このように本実施の形態では、車両に異常が発生した場合に、車両のウィンドウに設けられた音声出力部21から音声通知を行うとともに表示手段11により表示を行うので、車両が盗難されるのをより一層防止することができる。特に、音声通知を行うので、車両から離れた場所に存在する人にも異常を通知することができる。
【0045】
また、映像メッセージとしては、「盗難発生」と周囲に分かり易いように表示しても良い。また、車外に出力する音声の設定者は、車両の所有者ではなく所有者から委託された第三者であっても良い。第三者としては、例えば警備会社等が考えられる。
【0046】
図6乃至図9は本発明に係る映像表示装置の第3の実施の形態を示す図であり、第1、2の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0047】
図6において、映像表示装置は、表示手段11、音声出力部21、異常検出部22に加えて、記憶部31、音声入力部32、映像入力部33、通信部34および制御部35を含んで構成される。
【0048】
音声入力部32は図7に示すように車両15に取付けられたマイク32aから構成されており、映像入力部33は車両15に取付けられたカメラ33aから構成されている。制御部(表示制御手段)35は映像入力部33に入力された画像および音声入力部32から入力された音声を通信部34を介して無線で送信するようになっている。
【0049】
ここで、車両15の所有者がカメラ付き携帯電話を所持している場合には、通信部34から携帯電話に映像入力部33で撮像された映像および携帯電話のマイクから入力された音声が送信される。
【0050】
また、携帯電話のマイクから所有者の音声が入力されるとともに携帯電話のカメラから画像が入力されると、通信部34はこの画像および音声を受信する。制御部35はこの音声を音声出力部21から出力するとともに、表示手段11に表示するようになっている。
【0051】
一方、通信部34は広告会社等からの映像メッセージおよび音声メッセージを含んだ広告を受信するようになっており、制御部35は通信部34が広告を受信するとこの広告を音声出力部21から音声によって出力したり、表示手段11に表示する。
【0052】
また、記憶部31には広告が記憶可能になっており、制御部35は記憶部31に記憶した広告を音声出力部21から音声によって出力したり、表示手段11に表示することもできる。
【0053】
なお、本実施の形態では、通信部34が送信手段および受信手段を構成し、映像入力部33が撮像手段を構成し、音声入力部32が音声入力手段を構成している。
【0054】
次に、図8のフローチャートに基づいて異常検知方法を説明する。
【0055】
まず、制御部35は車両15の異常の有無を監視している。例えば、路上に駐車している車両15のライトが点灯しており、図7に示すように通行人41が気づいた場合には、通行人41が車両15のウィンドウ16を軽く叩くと、異常検出部22が異常な振動を検出する(ステップS31のYES)。
【0056】
このため、制御部35は映像入力部33によって通行人41を撮像するとともに音声入力部32に音声の入力を許可し、この映像および音声を通信部34を介して車両15の所有者の携帯電話に送信する(ステップS32)。
【0057】
次に、図9のフローチャートに基づいて広告の表示方法を説明する。
【0058】
まず、制御部35は通信の有無を監視しており、通信要求があるか否かを判別する(ステップS41)。ここで、広告情報を保持する広告会社が存在し、広告会社と契約している車両15が停車している場合を考える。停車している車両に広告を表示させたい際には、広告会社が車両15に対して通信を開始し、制御部35が通信を検出すると(ステップS41のYES)、広告映像および広告音声を音声出力部21から出力するとともに表示手段11に表示する(ステップS42)。
【0059】
なお、通信する車両15は停車していなくても良い。また、広告映像および広告音声は広告会社が送信したものではなく、記憶部31に記憶されたものでも良く、この場合には、広告会社からは広告映像および広告音声を記憶部31から取り出す命令のみを送信する。
【0060】
次いで、制御部35が音声入力部32または映像入力部33からの入力を検出したか否かを判別し(ステップS43)、音声入力部32または映像入力部33に映像や音声が入力した場合には、車両15に異常が発生したことを意味するので、音声入力部32または映像入力部33に入力した音声や映像を優先して送信する。
【0061】
また、広告映像や広告音声または、音声入力部32や映像入力部33に入力がない場合には回線を切断して(ステップS44)通信を終了する。
【0062】
このように本実施の形態では、異常検出部22によって異常が検出されたときに、異常検出情報を通信部34から車両15の所有者に送信するようにしたので、車両15から離れた人に車両15の異常を知らせることができ、車両15が盗難されるのをより一層防止することができる。
【0063】
また、盗犯者がドアを抉じ開けようとする等して車両15に振動が発生した場合に、映像入力部33で盗犯者を撮像して盗犯者の画像を遠方に送信することができるので、盗犯者の特定を容易に行うことができる。
【0064】
また、車両15のライトが点灯したままのときに異常検出部22によって車両15の振動が検出されたときに、車両の周囲の音声を送信するようにしたので、通行人が音声入力部32からその旨を送信することにより、電力が無駄に消費されてしまうこと等を防止することができる。
【0065】
また、広告会社から車両に対して広告映像を送信したときに表示手段11に表示したり、広告音声を送信したときに音声出力部21から音声通知を行うようにしたので、車両15の外部に存在する多数の人に効果的な情報を提供することができる。
【0066】
なお、広告会社と通信する車両は複数でも良く、表示させる内容は個々の車両に応じた広告情報でも良い。また、本実施の形態では、映像表示装置を広告を表示するために用いたが、記録媒体に記録された情報を表示するため、あるいはテレビのモニタとして用いても良い。さらに、移動体を車両として説明したが、他にバスや電車、船舶、飛行機にも適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0067】
以上のように、本発明に係る映像表示装置は、移動体の外部に存在する人に映像を提供することができるという効果を有し、車両等の移動体に設けられ、液晶表示パネル等に映像を表示する映像表示装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像表示装置のブロック図
【図2】第1の実施の形態の車両の概略外観図
【図3】第1の実施の形態の映像の表示方法のフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る映像表示装置のブロック図
【図5】第2の実施の形態の異常検知方法のフローチャート
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る映像表示装置のブロック図
【図7】第3の実施の形態の車両の概略外観図
【図8】第3の実施の形態の異常検知方法のフローチャート
【図9】第3の実施の形態の広告の表示方法のフローチャート
【図10】従来の映像表示装置の概念図
【符号の説明】
【0069】
11 表示手段
12 入力部(選択手段)
14、24、35 制御部(表示制御手段)
21 音声出力部(音声出力手段)
22 異常検出部(異常検出手段)
32 音声入力部(音声入力手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に設けられ、前記移動体の外部に向かって映像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される映像を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された映像を前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする映像表示装置。
【請求項2】
前記移動体に異常が発生したことを検出する異常検出手段を備え、前記映像制御手段は、前記移動体に異常が発生した場合に、前記選択手段によって選択された映像を前記映像表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
音声出力手段を有し、前記映像制御手段は、前記移動体に異常が発生した場合に、前記音声出力手段から音声通知を行うことを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
【請求項4】
前記異常検出手段は、前記移動体の少なくとも一部が振動したことを検出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の映像表示装置。
【請求項5】
前記異常検出手段によって異常が検出されたときに、前記異常検出情報を通信回線を介して送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載の映像表示装置。
【請求項6】
移動体の周囲の画像を撮像する撮像手段を有し、前記通信手段は前記異常検出手段によって移動体の振動が検出されたときに、前記撮像手段で撮像を行うとともに撮像された画像を送信することを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の映像表示装置。
【請求項7】
移動体の周囲の音声が入力される音声入力手段を有し、前記通信手段は前記異常検出手段によって移動体の振動が検出されたときに、前記音声入力手段に音声を入力するとともに入力された音声を送信することを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載の映像表示装置。
【請求項8】
通信回線を介して外部からの情報を受信する受信手段を有し、前記映像表示手段は、前記受信した情報に基づいて前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の映像表示装置。
【請求項9】
前記音声通知手段は、前記受信した情報に基づいて前記音声出力手段から音声通知を行うことを特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
【請求項10】
前記移動体が車両からなり、前記表示手段または音声出力手段の少なくとも一方を、前記移動体のウィンドウに設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の映像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−82603(P2006−82603A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−266884(P2004−266884)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】