説明

映像表示装置

【課題】多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することが可能な映像表示装置を提供する。
【解決手段】通信端末装置がネットワークから取得したコンテンツである端末取得コンテンツを通信端末装置から受信し、受信した端末取得コンテンツが解析され、解析結果に基づいて、ネットワークから、コンテンツを取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置に関し、特に、コンテンツの表示制御を行なう映像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、宅内の複数種類の装置間において、互いにデータ通信を可能とするための規格(以下、異装置間通信規格ともいう)に準拠した装置が普及しつつある。異装置間通信規格は、たとえば、DLNA(Digital Living Network Alliance)規格である。異装置間通信規格に準拠した装置は、たとえば、テレビ受像機、HDD(Hard disk drive)レコーダ、オーディオ装置等である。また、異装置間通信規格に準拠した装置は、一般的に、ルータ等のネットワーク機器を介して、インターネット等のネットワークにも接続可能となっている。
【0003】
また、ネットワークに接続可能な異装置間通信規格に準拠した装置は、リモコンで操作可能な装置であるのが一般的である。そのため、リモコンで操作可能であり、かつ、ネットワークに接続可能な複数種類の装置を、1つの装置で操作することが要求される。
【0004】
特開2002−135810号公報(特許文献1)には、インターネット等のネットワークに接続可能であって、普及率が非常に高い携帯電話等の通信端末装置を、ネットワークに接続可能な装置を操作するためのリモコンとして使用する技術(以下、第1の先行技術ともいう)が開示されている。
【特許文献1】特開2002−135810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
最近では、携帯電話等の通信端末装置が、インターネットから取得したコンテンツ(以下、端末取得コンテンツともいう)に関連する多種多様なコンテンツを、インターネットから取得するケースが増えている。
【0006】
しかしながら、特開2002−135810号公報(特許文献1)には、端末取得コンテンツとしてのEPGデータを参照しながら、通信端末装置に対し特定の操作を行なうことで、番組などのシンプルなコンテンツをTVに表示させる技術は開示されているものの、端末取得コンテンツに関連する、多種多様なコンテンツを、多くの手間をかけることなく、取得するための技術は開示されていない。
【0007】
そのため、端末取得コンテンツに関連する、多種多様なコンテンツを取得するには、ユーザが、通信端末装置に対し多くの操作を行なう必要があり、ユーザに多くの手間をかけるという問題点がある。ここで、多くの操作とは、端末取得コンテンツが、たとえば、ニュースの情報である場合、当該ニュースに記載されている、ユーザが興味のある文字列を、通信端末装置で入力し、検索処理を行なうといった操作である。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することが可能な映像表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、ネットワークに接続され、ネットワークからコンテンツを取得する通信端末装置とデータ通信を行なう映像表示装置は、通信端末装置とデータ通信を行なう第1通信手段と、ネットワークとデータ通信を行なう第2通信手段とを備え、第1通信手段は、通信端末装置がネットワークから取得したコンテンツである端末取得コンテンツを、通信端末装置から受信し、映像表示装置は、受信した端末取得コンテンツを解析する解析手段をさらに備え、第2通信手段は、解析手段の解析結果に基づいて、ネットワークから、コンテンツを取得し、映像表示装置は、第2通信手段により取得されたコンテンツを表示する表示手段をさらに備える。
【0010】
好ましくは、第2通信手段がネットワークから取得するコンテンツは、端末取得コンテンツに関連するコンテンツである。
【0011】
好ましくは、解析手段の解析結果に基づいて、ネットワークから取得したコンテンツに応じた処理を実行する実行手段をさらに備える。
【0012】
好ましくは、解析手段は、受信した端末取得コンテンツからパラメータを抽出し、第2通信手段は、ネットワークから、抽出されたパラメータに関連するコンテンツを取得する。
【0013】
好ましくは、第1通信手段は、通信端末装置から受信する端末取得コンテンツに関し予め定めた規則情報を、通信端末装置へ送信する。
【0014】
好ましくは、第1通信手段は、第2通信手段により取得されたコンテンツを制御するための制御情報を、通信端末装置へ送信する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る映像表示装置は、通信端末装置がネットワークから取得したコンテンツである端末取得コンテンツを通信端末装置から受信し、受信した端末取得コンテンツが解析され、解析結果に基づいて、ネットワークから、コンテンツを取得する。
【0016】
したがって、多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0018】
本発明において取り扱うコンテンツとは、映像、音声、画像などのデジタルデータおよびそれらに関連する関連情報などを意図している。当然のことながら、上記コンテンツと同様の扱い方をされるものであれば、コンテンツはデジタルデータに限定されるものではない。また、コンテンツが、テレビ放送、インターネット放送、携帯電話網などのネットワークを介して提供されるならば、一つのコンテンツが複数のネットワークから提供されることも可能である。
【0019】
<第1の実施の形態>
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000には、ホームネットワーク501が含まれる。
【0020】
ホームネットワーク501は、たとえば、宅内に設けられたネットワークである。宅内とは、たとえば、ユーザの自宅内、会社内等である。ホームネットワーク501には、通信端末装置500と、映像表示装置600と、通信部50とが含まれる。
【0021】
通信端末装置500は、PDA(Personal Digital Assistance)である。また、通信端末装置500は、電話の機能を有する。なお、通信端末装置500は、電話の機能を有していなくてもよい。また、通信端末装置500は、PDAに限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PC(Personal Computer)、携帯電話)でもよい。
【0022】
通信端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。なお、通信端末装置500は、電話網60とデータ通信をした場合、データ通信時に使用したデータ量に応じたパケット料金が発生する。
【0023】
映像表示装置600は、液晶テレビである。なお、映像表示装置600は、液晶テレビに限定されることなく、画像を表示可能な装置であればどのような装置であってもよい。映像表示装置600は、たとえば、プラズマテレビであってもよい。また、映像表示装置600は、画像を表示するための表示装置と、当該表示装置に表示させるための画像データを送信する画像データ送信装置とから構成される装置であってもよい。画像データ送信装置は、たとえば、STB(Set Top Box)、PC、HDDレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等である。
【0024】
通信端末装置500と、映像表示装置600とは、無線または有線でデータ通信を行なう。すなわち、通信端末装置500と、映像表示装置600とから映像表示システムが構成される。
【0025】
通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、データ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
【0026】
通信部50は、無線LANの規格である、IEEE802.11gに基づく無線技術を利用して、複数の機器と同時にデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、無線でデータ通信を行なうことが可能である。
【0027】
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースを有し、ホームネットワーク501内の装置がネットワーク70への接続要求を出した場合、機器が有するアドレスをネットワーク70におけるアドレスに変換するNAT(Network Address Translation)機能を含むルータ機能を持つ。したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
【0028】
また、ネットワーク70は、電話網60と、無線または有線によりデータ通信可能である。したがって、通信端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
【0029】
ネットワークシステム1000には、さらに、サービスサーバ800Aと、検索サーバ800Sと、Webサーバ800Wとが含まれる。
【0030】
サービスサーバ800Aは、コンテンツおよび、コンテンツに関連する情報等を提供するサーバである。コンテンツは、たとえば、動画像、音楽データ等である。コンテンツが、たとえば、番組の動画像である場合、コンテンツに関連する情報とは、たとえば、番組情報である。サービスサーバ800Aは、PCである。なお、サービスサーバ800Aは、PCに限定されることなく、動画像等のコンテンツ、音楽データ等のコンテンツ、コンテンツに関連する情報等を提供する機能を有した装置であればどのような装置であってもよい。
【0031】
サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組を録画し、番組を録画した録画データを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)経過後の録画データを自動的に削除する。したがって、サービスサーバ800Aには、現在の日時から、所定期間前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。また、サービスサーバ800Aは、放送される番組の録画データとは別に、装置からの配信要求に応じて配信する、映画などの映像コンテンツを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、録画データの配信要求があれば、録画データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された録画データを、送信またはストリーミング配信する。
【0032】
また、サービスサーバ800Aは、現在、放送中の番組およびこれから放送予定の動画像データを所定期間(たとえば、24時間)分予め記憶している。そして、現在、放送中の番組の動画像データの配信要求があれば、動画像データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された動画像データをストリーミング配信する。
【0033】
検索サーバ800Sは、ネットワーク70に接続された端末装置から、検索情報としてのキーワードを受信すると、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索するサーバである。検索サーバ800Sは、PCである。なお、検索サーバ800Sは、PCに限定されることなく、ネットワーク70に接続された端末装置からキーワードを受信した場合、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
【0034】
Webサーバ800Wは、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供するサーバである。Webサーバ800Wは、たとえば、映画に関連する情報に対応する複数のWebページのデータを提供する。Webサーバ800Wは、PCである。なお、Webサーバ800Wは、PCに限定されることなく、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
【0035】
サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々は、ネットワーク70と、無線または有線でデータ通信を行なう。
【0036】
本実施の形態では、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、たとえば、最大で100Mbps(Mega bit per second)の速度でデータ通信が可能であるとする。
【0037】
また、ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、たとえば、最大で100Mbpsの速度でデータ通信が可能であるとする。したがって、たとえば、映像表示装置600とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。また、たとえば、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。
【0038】
なお、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度は、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の速度よりも遅いとする。通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の最大速度は、たとえば、256kbpsであるとする。
【0039】
また、通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の速度は、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度よりも、十分に速いとする。通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の最大速度は、たとえば、4Mbpsであるとする。
【0040】
(通信端末装置)
次に、通信端末装置500について詳細に説明する。
【0041】
図2は、通信端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、通信端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED576と、入力部540とを備える。
【0042】
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
【0043】
表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)である。なお、表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
【0044】
また、表示部530は、ユーザが、画面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが画面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
【0045】
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
【0046】
LED576は、通信端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
【0047】
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。
【0048】
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
【0049】
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
【0050】
機能ボタン543Aは、通信端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、通信端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、通信端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
【0051】
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが通信端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
【0052】
通信端末装置500は、さらに、音声入力部574を備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、通信端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。
【0053】
図3は、通信端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図3には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
【0054】
図3を参照して、通信端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
【0055】
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。プログラム180は、後述する、リモコンプログラムを含む。
【0056】
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、通信端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
【0057】
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、RAM(Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、RAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。
【0058】
通信端末装置500は、さらに、VDP532と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
【0059】
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
【0060】
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
【0061】
通信端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550を備える。
【0062】
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
【0063】
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が、通信端末装置500の外部に設けられた、記録媒体を挿入するための記録媒体挿入部(図示せず)に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
【0064】
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
【0065】
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
【0066】
記録媒体555は、SD(Secure Digital(登録商標))メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
【0067】
通信端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、映像表示装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
【0068】
通信部560は、USB(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
【0069】
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
【0070】
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、映像表示装置600と無線でデータ通信を行なう。
【0071】
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11gに基づく無線技術を利用して、複数の機器と同時にデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
【0072】
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
【0073】
したがって、本実施の形態における通信端末装置500は、ネットワーク70から、通信部50および通信部562を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
【0074】
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
【0075】
通信端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
【0076】
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
【0077】
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、通信端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
【0078】
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、通信端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
【0079】
通信端末装置500は、さらに、通信端末装置500の外部に設けられた、音声出力部572を備える。音声出力部572は、制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
【0080】
制御部510は、前述した音声出力部570,572、音声入力部574とデータ通信する。
【0081】
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。制御部510が、音声データを音声出力部572へ送信すると、音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
【0082】
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
【0083】
制御部510は、前述したLED576とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
【0084】
(映像表示装置)
次に、映像表示装置600について詳細に説明する。
【0085】
図4は、映像表示装置600の内部構成を示したブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555Aも示している。記録媒体555Aには、後述するプログラム180Aが記録されている。すなわち、プログラム180Aは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Aもプログラム製品として流通される。
【0086】
図4を参照して、映像表示装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。表示部630が表示可能な画像のサイズは、表示部530が表示可能な画像のサイズより大きい。また、表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、PCの画像が表示できる横1366(ドット)×縦768(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1366(ドット)×縦768(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
【0087】
音声出力部670は、映像表示装置600の外部に設けられる。音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
【0088】
映像表示装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
【0089】
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、映像表示装置600を識別するための装置ID、その他の各種データ等が記憶されている。
【0090】
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、映像表示装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0091】
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0092】
映像表示装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
【0093】
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
【0094】
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、前述したBMLデータ等が含まれる。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
【0095】
データ処理部607は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データを取得するとともに、放送信号の垂直帰線区間から、テキストデータ、EPGデータを取得する。
【0096】
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
【0097】
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。録画データは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。
【0098】
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、ディジタル放送の規格に基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。
【0099】
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像データを表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
【0100】
以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。なお、映像表示装置600を操作するための後述するリモコン300に設けられる、“1”〜“12”の数字ボタンの押下操作で、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は、最大で12個であるとする。当然のことながら、リモコン300に設けられる数字ボタンの数が多ければ多いほど、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は多くなる。
【0101】
リモコン300の“1”〜“12”の数字ボタンには、それぞれ、“1”〜“12”のリモコンチャンネル番号が設定される。たとえば、“3”の数字ボタンには、リモコンチャンネル番号“3”が設定される。また、1つのリモコンチャンネル番号には、1つのTV画像のチャンネルを登録可能である。たとえば、リモコンチャンネル番号“1”に対し、TV画像のチャンネル番号“8”が登録されているとする。この場合、リモコン300の“1”の数字ボタンが、ユーザにより押下処理されることにより、リモコン300から、チャンネル番号“8”のTV画像を選局するためのリモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。
【0102】
なお、映像表示装置600は、複数種類のTV画像を同時に、表示部630に表示する機能を有する。また、映像表示装置600は、TV画像と、他の種類の画像とを同時に、表示部630に表示する機能を有する。
【0103】
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
【0104】
映像表示装置600は、さらに、VDP632と、VRAM636とを備える。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
【0105】
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
【0106】
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、記憶部620内の後述するプログラム180Aからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
【0107】
映像表示装置600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
【0108】
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、映像表示装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
【0109】
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Aが記録された記録媒体555Aから、プログラム180Aを読出す機能を有する。記録媒体555Aに記憶されているプログラム180Aは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読み出され、制御部610が、プログラム180Aを、記憶部620に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、インストール処理は、制御部610が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
【0110】
なお、記憶部620には、プログラム180Aがインストールされていなくてもよい。この場合、制御部610は、記録媒体アクセス部650を介して、記録媒体555Aに記憶されたプログラム180Aを読み出して、プログラム180Aに基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555Aには、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
【0111】
記録媒体555Aは、SDメモリーカード(登録商標)である。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体、たとえば、Blu-ray Disc(登録商標)、HD−DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)(登録商標)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、等であってもよい。
【0112】
映像表示装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、通信端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
【0113】
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部662は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。また、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
【0114】
したがって、本実施の形態における映像表示装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
【0115】
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
【0116】
映像表示装置600は、さらに、リモコン信号受信部680を備える。リモコン信号受信部680は、リモコン(リモートコントローラー)300から出力される、映像表示装置600を操作するためのリモコン信号を受信する機能を有する。リモコン信号受信部680は、受信したリモコン信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したリモコン信号に応じて、対応する処理を行なう。なお、リモコン300には、前述したように、TV画像を選局するための“1”〜“12”の数字ボタンが設けられる。以下においては、ユーザによる、リモコン300の操作も、インターフェース操作Tともいう。
【0117】
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
【0118】
(サービスサーバ、検索サーバおよびWebサーバ)
図5は、サービスサーバ800Aの内部構成を示したブロック図である。図5を参照して、サービスサーバ800Aは、表示部830と、制御部810と、一時記憶部822と、記憶部820とを備える。
【0119】
表示部830は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部830は、前述の表示部630と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0120】
記憶部820は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部820は、制御部810によってデータアクセスされる。記憶部820は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部820は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部820には、プログラム180B、録画データ、コンテンツデータ、その他の各種データ等が記憶されている。
【0121】
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、サービスサーバ800A内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部810は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0122】
一時記憶部822は、制御部810によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部822は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0123】
サービスサーバ800Aは、さらに、VDP832と、VRAM836とを備える。
VRAM836は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
【0124】
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、VDP832に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部830に表示させる指示である。
【0125】
VDP832は表示部830と接続されている。VDP832は、制御部810からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180Bからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM836を利用して画像を生成する。そして、VDP832は、VRAM836に記憶された画像データを読出し、表示部830に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
【0126】
サービスサーバ800Aは、さらに、入力部840を備える。
入力部840には、マウス842と、キーボード844とが接続されている。ユーザは、マウス842またはキーボード844を利用して、サービスサーバ800Aに指示を与える。マウス842またはキーボード844からの入力指示は、入力部840を介して制御部810へ送信される。制御部810は、入力部840からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
【0127】
サービスサーバ800Aは、さらに、通信部860と、通信部862とを備える。
通信部860は、制御部810とデータの送受信を行なう。また、通信部860は、図示しない他の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部860は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
【0128】
通信部862は、制御部810と、データの送受信を行なう。通信部862は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部862は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。また、通信部862は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
【0129】
なお、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々も、前述したサービスサーバ800Aと同様な構成を有するので詳細な説明は繰り返さない。
【0130】
(リモコン)
次に、通信端末装置500を、映像表示装置600を操作するためのリモコン(以下、表示装置リモコンともいう)として使用するための処理について説明する。インターフェース操作Mにより、制御部510がプログラム180のリモコンプログラムを実行すると、通信端末装置500を、表示装置リモコンとして使用することが可能となる。この場合、表示部530には、以下のリモコン画像MG100が表示される。
【0131】
図6は、一例としてのリモコン画像MG100を示す図である。図6を参照して、リモコン画像MG100には、ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130が配置される。
【0132】
ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
【0133】
ボタン画像MBG110は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、電源リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。ここで、映像表示装置600は、待機モードを有する。待機モードとは、表示部630に画像を表示させるための電源がオフであるために、表示部630が画像を表示できない状態であって、主電源がオフでない状態である。すなわち、待機モードとは、表示部630に画像が表示されていない状態であって、主電源がオフでない状態である。以下においては、表示部630に画像を表示させるための電源を画像表示電源ともいう。
【0134】
したがって、映像表示装置600が待機モードの場合、電源リモコン信号を受信することにより、画像表示電源がオンされることにより、表示部630に画像を表示させることができる。なお、以下においては、画像表示電源がオンの状態の映像表示装置600を通常モードともいう。すなわち、電源リモコン信号は、映像表示装置600において、待機モードと、通常モードとを切替えるためのリモコン信号である。
【0135】
ボタン画像MBG120は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、番組表表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。番組表表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する番組表画像を表示させるためのリモコン信号である。
【0136】
ボタン画像MBG130は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、メニュー表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。メニュー表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述するメニュー画像を表示させるためのリモコン信号である。
【0137】
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154が配置される。ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
【0138】
ボタン画像MBG142は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量アップリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量アップリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を大きくさせるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG144は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量ダウンリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量ダウンリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を小さくさせるためのリモコン信号である。
【0139】
ボタン画像MBG152は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルプラスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルプラスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1インクリメントさせるためのリモコン信号である。
【0140】
ボタン画像MBG154は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルマイナスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルマイナスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1デクリメントさせるためのリモコン信号である。
【0141】
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG180が配置される。ボタン画像MBG180は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
【0142】
以下においては、通信端末装置500が、映像表示装置600へリモコン信号を送信することで映像表示装置600を操作可能な場合における、通信端末装置500の動作モードを、リモコンモードともいう。
【0143】
(サイトの情報)
映像表示装置600の記憶部620には、サービスを提供する複数種類のWebサイト(以下、サービスサイトともいう)の情報(以下、サイト情報ともいう)が予め記憶されている。ここで、サービスサイトが提供するサービスは、たとえば、コンテンツの配信である。配信されるコンテンツは、たとえば、動画像データ、地図データ、ニュース等の情報、スケジュール管理情報等である。
【0144】
具体的には、映像表示装置600の記憶部620には、以下のサイト情報テーブルD100が記憶されている。サイト情報テーブルD100は、複数種類のサービスサイトにそれぞれ対応する複数のサイト情報から構成される。複数種類のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。なお、複数種類のサービスサイトの各々は、異なる複数のサービスサーバがそれぞれ提供してもよい。
【0145】
図7は、一例としてのサイト情報テーブルD100を示す図である。図7を参照して、サイト情報テーブルD100は、複数のサイト情報から構成される。「番号」とは、複数のサイト情報の各々を管理するための番号である。「サイト名」とは、対応するサービスサイトの名称である。「URL」とは、対応するサービスサイトのURLである。
【0146】
(事前登録)
次に、映像表示装置600が、サービスサイトに登録する処理(以下、登録処理ともいう)について説明する。サービスサイトが提供するデータは、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されている。
【0147】
映像表示装置600は、サービスサイトに登録することで、サービスサイトから、様々なサービスを享受することが可能となる。前述したように、図7のサイト情報テーブルD100を構成する複数のサイト情報にそれぞれ対応する複数種類のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、サービスサーバ800Aが提供するサービスサイトに登録することは、サービスサーバ800Aに対し登録することになる。
【0148】
前述のプログラム180Aには、さらに、サービスサイトにアクセスするためのWebブラウザを表示部630に表示するためのWebブラウザプログラムが含まれる。以下の登録処理は、リモコンモードの通信端末装置500におけるインターフェース操作Mにより、制御部610がプログラム180AのWebブラウザプログラムを実行した状態で行なわれるとする。これにより、表示部630には、以下のWebブラウザ画像G200が表示されているとする。Webブラウザ画像G200は、一例として、図7のサイト情報テーブルD100における、番号“1”のサイト情報が示すURLのサービスサイトに登録する場合に、表示部630に表示される画像である。サイト情報テーブルD100における、番号“1”のサイト情報が示すURLのサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するサイトであるとする。
【0149】
図8は、一例としてのWebブラウザ画像G200を示す図である。図8を参照して、Webブラウザ画像G200には、URL表示画像G210と、Webページ画像G220と、ボタン画像BG281とが配置される。
【0150】
URL表示画像G210には、リモコンモードの通信端末装置500におけるインターフェース操作Mにより、サービスサイトに登録するためのWebページのURLが入力されている。
【0151】
Webページ画像G220は、サービスサーバ800Aの提供するサービスサイト内にあるWebページである。Webページ画像G220は、サービスサイトに登録するためのWebページを表示した画像である。Webページ画像G220には、リモコンモードの通信端末装置500におけるインターフェース操作Mにより、サービスサイトの登録に必要な情報が入力されている。サービスサイトの登録に必要な情報は、たとえば、名前、メールアドレス、性別等の情報である。
【0152】
Webページ画像G220には、ボタン画像BG285が配置されている。ボタン画像BG285は、押下処理されることにより、サービスサイトに登録する処理を許可するためのボタン画像である。ボタン画像BG285の押下処理は、リモコンモードの通信端末装置500において、ボタン画像BG285を押下処理するためのインターフェース操作Mがあった場合に行なわれる。
【0153】
ボタン画像BG281は、押下処理されることにより、Webブラウザ画像G200内に、現在、表示されているWebページ画像G220の前に、Webブラウザ画像G200に表示されていたWebページ画像(以下、旧Webページ画像ともいう)が存在する場合、旧Webページ画像をWebブラウザ画像G200に表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG281の押下処理は、リモコンモードの通信端末装置500において、ボタン画像BG281を押下処理するためのインターフェース操作Mがあった場合に行なわれる。
【0154】
図9は、登録処理のフローチャートである。図9では、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図9を参照して、映像表示装置600では、まず、ステップS110の処理が行なわれる。
【0155】
ステップS110では、制御部610が、登録許可操作があるか否かを判定する。登録許可操作とは、表示部630にWebブラウザ画像G200が表示されている状態で、ボタン画像BG285を押下処理する操作である。リモコンモードの通信端末装置500において、ボタン画像BG285を押下処理するためのインターフェース操作Mがあった場合、ボタン画像BG285を押下処理するためのリモコン信号が映像表示装置600へ送信され、制御部610は、当該リモコン信号を受信する。この場合、制御部610は、ボタン画像BG285を押下処理し、登録許可操作があったと判定する。
【0156】
ステップS110において、YESならば、ステップS112に進む。一方、ステップS110において、NOならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0157】
ステップS112では、制御部610が、登録情報を、サービスサーバ800Aへ送信する。登録情報には、たとえば、名前、メールアドレス、性別等の情報と、登録する映像表示装置の情報(たとえば、装置ID等)とが含まれる。その後、ステップS112の処理は終了する。
【0158】
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS120では、制御部810が、登録情報を受信したか否かを判定する。ステップS120において、YESならば、ステップS122に進む。一方、ステップS120において、NOならば、再度、ステップS120の処理が行なわれる。
【0159】
ステップS122では、制御部810が、ユーザ識別情報を、映像表示装置600へ送信する。ユーザ識別情報は、映像表示装置600を特定するための識別情報である。ユーザ識別情報は、たとえば、クッキーである。ステップS122の処理が終了すると、再度、ステップS120の処理が行なわれる。
【0160】
映像表示装置600では、ステップS112の処理が終了すると、ステップS114に進む。
【0161】
ステップS114では、制御部610が、サービスサーバ800Aから送信されたユーザ識別情報を受信する。その後、ステップS116に進む。
【0162】
ステップS116では、制御部610が、受信したユーザ識別情報を、登録したサービスサイトのURLに対応づけて記憶部620に記憶させる。以上により、映像表示装置600での処理は終了する。
【0163】
映像表示装置600が、図7のサイト情報テーブルD100に示される複数種類のサービスサイトに対し、前述した登録処理を行なうことで、記憶部620には、以下のユーザ識別情報登録テーブルD110が記憶される。
【0164】
図10は、一例としてユーザ識別情報登録テーブルD110を示す図である。図10を参照して、ユーザ識別情報登録テーブルD110は、複数のユーザ識別情報登録データから構成される。「番号」とは、複数のユーザ識別情報登録データを管理するための番号である。「URL」とは、登録したサービスサイトのURLである。「ユーザ識別情報」とは、登録したサービスサイトから受信したユーザ識別情報(たとえば、クッキー)である。
【0165】
(サービスを利用するための設定処理)
次に、サービスサイトのサービスを利用するために、事前に行なわれる設定処理(以下、サービス利用設定処理ともいう)について説明する。なお、通信端末装置500は、リモコンモードであり、表示部530には、図6のリモコン画像MG100が表示されているとする。
【0166】
図11は、サービス利用設定処理のフローチャートである。図11では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図11を参照して、通信端末装置500では、まず、ステップS210の処理が行なわれる。
【0167】
ステップS210では、制御部510が、サービス利用初期設定操作があるか否かを判定する。サービス利用初期設定操作は、リモコン画像MG100内のボタン画像MBG180を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS210において、YESならば、ステップS212に進む。一方、ステップS210において、NOならば、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
【0168】
ステップS212では、制御部510が、リモコン信号としてのサービス利用初期設定指示を、映像表示装置600へ送信する。送信されるサービス利用初期設定指示には、通信端末装置500の装置IDが含まれる。ここで、装置IDとは、装置を識別するための情報(以下、装置識別情報ともいう)である。通信端末装置500の装置IDは、一例として、“11MA”であるとする。そして、ステップS212の処理は終了する。
【0169】
映像表示装置600では、まず、ステップS2400の処理が行なわれる。
ステップS240では、制御部610が、リモコン信号としてのサービス利用初期設定指示を、受信したか否かを判定する。ステップS240において、YESならば、ステップS242に進む。一方、ステップS240において、NOならば、再度、ステップS240の処理が行なわれる。
【0170】
ステップS242では、サービス利用情報取得処理Tが行なわれる。サービス利用情報取得処理Tでは、制御部610が、サービス利用情報取得要求Tを、サービスサーバ800Aへ送信する。サービス利用情報取得要求Tは、図7のサイト情報テーブルD100に示される複数のサービスサイトがそれぞれ提供する複数のサービスを利用するのに必要なサービス利用情報を取得するための要求である。前述したように、サイト情報テーブルD100に示される複数のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。
【0171】
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS280の処理が行なわれる。
ステップS280では、制御部810が、サービス利用情報取得要求Tを受信したか否かを判定する。ステップS280において、YESならば、ステップS282に進む。一方、ステップS280において、NOならば、再度、ステップS280の処理が行なわれる。
【0172】
ステップS282では、制御部810が、サービス利用情報を含む、以下のサービス利用データテーブルD200を、サービス利用情報取得要求Tを送信した映像表示装置600へ送信する。その後、ステップS282の処理は終了し、再度、ステップS280の処理が行なわれる。
【0173】
図12は、一例としてのサービス利用データテーブルD200を示す図である。図12を参照して、サービス利用データテーブルD200は、複数のサービス利用データから構成される。「番号」とは、複数のサービス利用データの各々を管理するための番号である。「サイト名」、「URL」は、図7のサイト情報テーブルD100で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0174】
「サービス名」とは、対応するサービスサイトが提供するサービスの名称である。「パラメータ1,2,3,・・・」とは、対応するサービスサイトが、後述する処理により、対応するサービスを提供する際に必要なパラメータである。すなわち、当該パラメータが、前述のサービス利用情報である。
【0175】
なお、サービス利用データテーブルD200には表示されてないが、サービスを利用するためのパラメータは、たとえば、静止画像であってもよい。
【0176】
再び、図11を参照して、映像表示装置600では、ステップS242のサービス利用情報取得処理Tにおいて、制御部610が、サービス利用データテーブルD200を受信する。制御部610は、サービス利用データテーブルD200を受信すると、サービス利用データテーブルD200を記憶部620に記憶させる。そして、ステップS243に進む。
【0177】
ステップS243では、制御テーブル生成処理が行なわれる。制御テーブル生成処理では、制御部610が、サービス利用データテーブルD200に示されるパラメータの内容に基づいて、以下の制御テーブルD210を生成し、生成した制御テーブルD210を、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS243の処理は終了する。
【0178】
図13は、一例としての制御テーブルD210を示す図である。図13を参照して、制御テーブルD210は、複数の制御データから構成される。「番号」とは、複数の制御データの各々を管理するための番号である。「サイト名」、「サービス名」は、図7のサイト情報テーブルD100、図12のサービス利用データテーブルD200で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0179】
「パラメータA」とは、制御部610が、サービス利用データテーブルD200に示されるパラメータの内容に基づいて生成したパラメータである。
【0180】
たとえば、サービス利用データテーブルD200において、番号“1”のサービス利用データが示すパラメータ1,2,3は、ジャンル、日時、キーワードである。ジャンル、日時、キーワードは、テキストであるので、制御部610は、制御テーブルD210において、番号“1”のサービス利用データが示すサイト名「BBサイト」に対応するパラメータAを、「テキスト」に設定する。なお、サービス利用データテーブルD200において、あるサービス利用データが示す複数のパラメータが、2つ以上のもの(たとえば、テキスト、画像等)を示す場合、制御テーブルD210において、複数のパラメータ(たとえば、テキスト、画像等)が設定される。
【0181】
再び、図11を参照して、ステップS243の処理の後、ステップS244に進む。
ステップS244では、処理設定テーブル生成処理が行なわれる。処理設定テーブル生成処理では、制御部610が、図13の制御テーブルD210に示されるパラメータから、図12のサービス利用データテーブルD200に示されるパラメータ1,2,3,・・・を生成するための処理を設定した、以下の処理設定テーブルD220を生成する。そして、制御部610は、生成した処理設定テーブルD220を、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS244の処理は終了する。
【0182】
図14は、一例としての処理設定テーブルD220を示す図である。図14を参照して、処理設定テーブルD220は、複数の処理設定データから構成される。「番号」とは、複数の処理設定データの各々を管理するための番号である。「サイト名」、「サービス名」は、図7のサイト情報テーブルD100、図12のサービス利用データテーブルD200で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0183】
「処理データ」とは、制御部610が、処理の対象とするデータである。「処理A」,「処理B」,「処理C」,・・・は、対応する処理データに対して、制御部610が行なう処理である。たとえば、処理設定テーブルD220において、番号“1”の処理設定データは、処理データとしてのテキストデータに対し、ジャンル抽出、日時抽出、キーワード抽出といった処理を行なう。これらの処理により、サービス利用データテーブルD200の番号“1”のサービス利用データに示されるパラメータ1,2,3にそれぞれ対応するジャンル、日時、キーワードが生成される。
【0184】
再び、図11を参照して、ステップS244の処理の後、ステップS245に進む。
ステップS245では、操作情報設定テーブル生成処理が行なわれる。操作情報設定テーブル生成処理では、制御部610が、記憶部620に予め記憶されている、以下の操作情報データテーブルD300を利用した、後述する処理を行なう。
【0185】
図15は、一例としての操作情報データテーブルD300を示す図である。図15を参照して、操作情報データテーブルD300において、「操作部名」とは、通信端末装置500の操作部の名称である。通信端末装置500の方向ボタン541A,541B,541C,541Dの操作部名は、それぞれ、「上方向ボタン」、「下方向ボタン」、「左方向ボタン」、「右方向ボタン」であるとする。また、通信端末装置500の決定ボタン541Eの操作部名は、「決定ボタン」であるとする。
【0186】
また、通信端末装置500の機能ボタン542A,542B,543A,543Bの操作部名は、それぞれ、「機能1ボタン」、「機能2ボタン」、「機能3ボタン」、「機能4ボタン」であるとする。
【0187】
操作情報データテーブルD300において、「操作ID」とは、操作情報を特定するためのIDである。操作情報は、対応するボタンが押下された場合に、制御部610が行なう処理の情報である。たとえば、操作ID“CT1”により特定される操作情報は、決定ボタンが押下された場合、制御部610が、コンテンツの再生を開始することを示す。なお、操作ID“CT1”は、動画、音楽等のコンテンツの再生制御を行なう場合に使用される操作情報を特定するIDである。操作ID“CT2”は、テキスト、静止画等のコンテンツの制御を行なう場合に使用される操作情報を特定するIDである。
【0188】
再び、図11を参照して、ステップS245の操作情報設定テーブル生成処理では、制御部610が、図12のサービス利用データテーブルD200に示される複数のサービスサイトの各々と、複数のサービス名の各々とに、操作情報データテーブルD300に示される、操作IDにより特定される操作情報を対応づけた、以下の操作情報設定テーブルD120を生成する。そして、制御部610は、生成した操作情報設定テーブルD120を記憶部620に記憶させる。そして、ステップ245の処理は終了する。
【0189】
図16は、一例としての操作情報設定テーブルD120を示す図である。図16を参照して、操作情報設定テーブルD120は、複数の操作情報設定データから構成される。「番号」とは、複数の操作情報設定データの各々を管理するための番号である。「操作ID]とは、操作情報データテーブルD300に示される操作IDである。複数のサービスサイトの各々に対応付けられる操作情報は、サービスサイトが提供するサービスに基づいて設定される。
【0190】
たとえば、操作情報設定テーブルD120において、番号“1”に示される、サービスサイトとしての「BBサイト」は、動画配信のサービスを行なう。そのため、「BBサイト」には、動画の再生制御を行なうための操作情報を特定するための操作ID“CT1”が設定される。また、たとえば、操作情報設定テーブルD120において、番号“2”に示される、サービスサイトとしての「CCサイト」は、地図表示のサービスを行なう。地図表示は、静止画像により行なわれる。そのため、「CCサイト」には、Webブラウザを利用して、静止画像の制御を行なうための操作情報を特定するための操作ID“CT2”が設定される。なお、静止画像の制御は、Webブラウザを利用しなくてもよい。
【0191】
再び、図11を参照して、ステップS245の処理の後、ステップS247に進む。
ステップS247では、制御部610が、図13の制御テーブルD210を、サービス利用初期設定指示に含まれる装置IDの通信端末装置500へ送信する。ここで、装置IDは、“11MA”であるとする。そして、ステップS247の処理は終了する。
【0192】
通信端末装置500では、ステップS212の処理の後、ステップS214に進む。
ステップS214では、制御部510が、制御テーブルを受信したか否かを判定する。ステップS214において、YESならば、ステップS216に進む。一方、ステップS214において、NOならば、再度、ステップS214の処理が行なわれる。ここでは、制御テーブルD210を受信したとして、ステップS216に進む。
【0193】
ステップS216では、制御部510が、受信した制御テーブルD210を、記憶部520に記憶させる。そして、サービス利用設定処理における、通信端末装置500での処理は終了する。
【0194】
映像表示装置600では、ステップS247の処理の後、ステップS249に進む。
ステップS249では、送信装置管理処理が行なわれる。送信装置管理処理では、制御部610が、制御テーブルD210を送信した装置(通信端末装置500)の装置ID(“11MA”)を、記憶部620に記憶させる。これにより、制御部610は、記憶部620に記憶された装置IDの装置から送信されるデータ(リモコン信号等)にのみ、対応する処理を行なう。以下においては、記憶部620に記憶された装置IDの装置を、操作許可装置ともいう。そして、サービス利用設定処理における、映像表示装置600での処理は終了する。
【0195】
(コンテンツの取得)
次に、通信端末装置500がコンテンツとしての情報を取得し、当該コンテンツに関連するコンテンツを、サービスサイトから取得するための処理(以下、コンテンツ取得処理ともいう)について説明する。通信端末装置500では、制御部510が、前述した、Webブラウザプログラムを実行しているとする。
【0196】
図17は、コンテンツ取得処理のフローチャートである。図17では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。通信端末装置500では、まず、ステップS311の処理が行なわれる。
【0197】
ステップS311では、制御部510が、コンテンツ取得操作があるか否かを判定する。コンテンツ取得操作は、インターネット(ネットワーク70)から、コンテンツを取得するためのインターフェース操作Mである。ステップS311において、YESならば、ステップS312に進む。一方、ステップS311において、NOならば、再度、ステップS311の処理が行なわれる。
【0198】
ここでは、RSS(RDF(Resource Description Framework) Site Summary)データを取得するためのコンテンツ取得操作があったとして、ステップS312に進む。コンテンツ取得操作は、たとえば、表示部530に表示されているWebブラウザに表示されるRSSデータを取得するためのボタンを押下する操作であるとする。
【0199】
ステップS312では、コンテンツ取得処理Mが行なわれる。コンテンツ取得処理Mでは、制御部510が、インターネット(ネットワーク70)から、コンテンツ取得操作に応じたコンテンツを受信する。ここで、コンテンツ取得操作は、RSSデータを取得するための操作である。この場合、制御部510が、受信するコンテンツは、RSSデータである。受信したRSSデータは、以下の情報データD10を示すデータであるとする。
【0200】
図18は、一例としての情報データD10を示す図である。図18を参照して、情報データD10において、「日時」とは、データを受信した日時である。「ジャンル」とは、受信したデータが示す情報のジャンルを示す。「内容」とは、受信したデータが示す情報である。
【0201】
再び、図17を参照して、ステップS312のコンテンツ取得処理Mでは、制御部510が、VDP532を利用して、受信したRSSデータに基づく情報を表示したコンテンツ表示画像を生成し、生成したコンテンツ表示画像を、表示部530に表示させる処理を行なう。ここで、受信したRSSデータは、図18の情報データD10を示すデータであるとする。この場合、生成されるコンテンツ表示画像は、以下のコンテンツ表示画像MG200である。そして、ステップS312の処理は終了する。
【0202】
図19は、一例としてのコンテンツ表示画像MG200を示す図である。
再び、図17を参照して、ステップS312の処理の後、ステップS313に進む。
【0203】
ステップS313では、処理リスト画像表示処理Mが行なわれる。処理リスト画像表示処理Mでは、制御部510が、VDP532を利用して、図13の制御テーブルD210に基づいて、以下のサービスリスト画像MLG100を生成し、表示部530に表示されている画像の前面に表示させる処理を行なわれる。この処理により、表示部530には、以下のコンテンツ表示画像MG200Aが表示される。そして、ステップS313の処理は終了する。
【0204】
図20は、一例としてのコンテンツ表示画像MG200Aを示す図である。図20を参照して、コンテンツ表示画像MG200Aは、図19のコンテンツ表示画像MG200と比較して、サービスリスト画像MLG100がさらに表示されている点が異なる。それ以外は、コンテンツ表示画像MG200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。サービスリスト画像MLG100は、図13の制御テーブルD210に示されるサービス名のリストを表示した画像である。
【0205】
再び、図17を参照して、ステップS313の処理の後、ステップS314に進む。
ステップS314では、制御部510が、サービス選択操作があるか否かを判定する。サービス選択操作は、サービスリスト画像MLG100に表示されている複数のサービス名のいずれかを選択するためのインターフェース操作Mである。ステップS314において、YESならば、制御部510が、VDP532を利用して、サービスリスト画像MLG100を、表示部530から消去して、ステップS315に進む。この場合、表示部530には、図19のコンテンツ表示画像MG200が表示されることになる。
【0206】
一方、ステップS314において、NOならば、再度、ステップS314の処理が行なわれる。ここでは、サービスリスト画像MLG100に表示されている「動画配信」というサービス名を選択するサービス選択操作があったとして、ステップS315に進む。
【0207】
ステップS315では、制御部510が、選択サービス情報を、映像表示装置600へ送信する。送信される選択サービス情報は、サービス選択操作により選択されたサービス名と、コンテンツ取得処理Mにより取得したコンテンツデータのうち、図13の制御テーブルD210において、当該サービス名に対応するパラメータデータとを含む。
【0208】
ここで、サービス選択操作により選択されたサービス名は「動画配信」であるとする。この場合、制御テーブルD210において、サービス名「動画配信」に対応するパラメータデータは、テキストデータである。また、コンテンツ取得処理Mにより取得したコンテンツデータは、図18の情報データD10を示すテキストデータとしてのRSSデータである。したがって、選択サービス情報に含まれるパラメータデータは、図18の情報データD10を示すテキストデータとしてのRSSデータとなる。そして、ステップS315の処理は終了する。ここで、選択サービス情報を送信する通信端末装置500は、前述した操作許可装置であるとする。
【0209】
映像表示装置600では、まず、ステップS341の処理が行なわれる。
ステップS341では、制御部610が、前述した操作許可装置(通信端末装置500)から送信された選択サービス情報を受信したか否かを判定する。ステップS341において、YESならば、ステップS342に進む。一方、ステップS341において、NOならば、再度、ステップS341の処理が行なわれる。
【0210】
ステップS342では、データ解析処理Tが行なわれる。データ解析処理Tでは、制御部610が、図14の処理設定テーブルD220において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名に対応する処理を、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータに対して行なう。ここで、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名は、「動画配信」である。また、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータは、図18の情報データD10を示すテキストデータとしてのRSSデータであるとする。
【0211】
この場合、制御部610は、処理設定テーブルD220において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名「動画配信」に対応する、ジャンル抽出、日時抽出、キーワード抽出といった処理を、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータ(コンテンツデータ)としてのRSSデータ(図18の情報データD10)に対して行なう。
【0212】
ジャンル抽出の処理により、図12のサービス利用データテーブルD200に示される、パラメータ1の「ジャンル」として、「ニュース」が抽出される。日時抽出の処理により、サービス利用データテーブルD200に示される、パラメータ2の「日時」として、「2006年10月27日」が抽出される。
【0213】
キーワード抽出の処理では、処理対象となるテキストから、助詞等を除いた単語を抽出する処理が行なわれる。したがって、「処理対象となるテキスト」が、たとえば、図18の情報データD10が示す「サッカーのSリーグにおいて、Tチームが優勝」という文字列を示す場合、抽出されるキーワードは、たとえば、「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」となる。抽出された「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」というキーワードは、サービス利用データテーブルD200に示される、パラメータ3の「キーワード」に対応する。そして、ステップS342の処理は終了し、ステップS343に進む。
【0214】
ステップS343では、コンテンツ確認処理Tが行なわれる。コンテンツ確認処理Tでは、制御部610が、コンテンツ確認要求Tを、図12のサービス利用データテーブルD200において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名に対応するサービスサイトへ送信する。ここで、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名は、「動画配信」である。したがって、コンテンツ確認要求Tが送信されるサービスサイトは、サイト名が、「BBサイト」のサービスサイトである。前述したように、サイト情報テーブルD100に示される複数のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、コンテンツ確認要求Tは、サービスサーバ800Aへ送信される。
【0215】
送信されるコンテンツ確認要求Tには、サービスサイトのサイト名(BBサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)と、ステップS342のデータ解析処理Tにおいて解析されたパラメータとが含まれる。ここで、送信されるコンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータは、パラメータ1の「ジャンル」(ニュース)と、パラメータ2の「日時」(2006年10月27日)と、パラメータ3の「キーワード」(「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」)とを含むとする。
【0216】
コンテンツ確認要求Tは、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータにより特定されるコンテンツの存在の有無を確認するための要求である。
【0217】
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS381の処理が行なわれる。
ステップS381では、制御部810が、コンテンツ確認要求Tを受信したか否かを判定する。ステップS381において、YESならば、ステップS384に進む。一方、ステップS381において、NOならば、再度、ステップS381の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ確認要求Tを受信したとして、ステップS384に進む。
【0218】
受信したコンテンツ確認要求Tには、サービスサイトのサイト名(BBサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)に対応するユーザ識別情報(bbkk)と、ステップS342のデータ解析処理Tにおいて解析されたパラメータとが含まれる。ここで、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータは、パラメータ1の「ジャンル」(ニュース)と、パラメータ2の「日時」(2006年10月27日)と、パラメータ3の「キーワード」(「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」)とが含まれるとする。
【0219】
ステップS384では、制御部810が、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ確認要求Tに含まれるサービスサイトのURLに対応し、かつ、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報が、前述の図9のステップS122の処理により自装置が発行したユーザ識別情報であるか否かを判定する。ステップS384において、YESならば、認証成功として、ステップS386に進む。一方、ステップS384において、NOならば、再度、ステップS381の処理が行なわれる。
【0220】
ここで、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報は、“bbkk”である。コンテンツ確認要求Tに含まれるサービスサイトのURLは、“http://www.bb.com/”である。したがって、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ確認要求Tに含まれるサービスサイトのURLに対応する。また、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報“bbkk”は、自装置が発行したユーザ識別情報である。したがって、認証成功と判定されて、ステップS386に進む。
【0221】
ステップS386では、コンテンツデータ検索処理が行なわれる。コンテンツデータ検索処理では、制御部810が、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータに基づいて、コンテンツ確認要求Tに含まれるサイト名のサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータのうち、該当するコンテンツデータを検索する。ここで、コンテンツ確認要求Tに含まれるサイト名は、「BBサイト」である。サイト名が「BBサイト」のサービスサイトは、動画配信を行なうサイトである。したがって、サイト名が「BBサイト」のサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータは、動画データであり、記憶部820に記憶されている。
【0222】
具体的には、制御部810は、コンテンツ確認要求Tに含まれる、パラメータ1の「ジャンル」(ニュース)と、パラメータ2の「日時」(2006年10月27日)と、パラメータ3の「キーワード」(「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」)とで特定されるコンテンツデータが記憶部820に記憶されているか否かを判定する。
【0223】
記憶部820に、たとえば、ジャンルが「ニュース」のコンテンツデータであり、かつ、配信可能日時が「2006年10月27日」のコンテンツデータであり、かつ、「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」および「優勝」のうち、たとえば、「Tチーム」および「優勝」のキーワードを含むタイトルのコンテンツデータが記憶されている場合、当該コンテンツデータが、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータにより特定されるコンテンツデータ(以下、存在確認コンテンツデータともいう)となる。この場合、存在確認コンテンツデータは、たとえば、Tチームの試合状況、優勝時の状況等を撮影した動画像である。
【0224】
存在確認コンテンツデータが、記憶部820に記憶されている場合、制御部810は、存在確認コンテンツデータありと判定する。一方、要求コンテンツデータが、記憶部820に記憶されていない場合、制御部810は、存在確認コンテンツデータなしと判定する。そして、ステップS387に進む。
【0225】
ステップS387では、制御部810が、検索結果データを映像表示装置600へ送信する。検索結果データは、ステップS386のコンテンツデータ検索処理により判定された存在確認コンテンツデータの存在の有無を示すデータである。検索結果データが送信されると、ステップS387の処理は終了し、再度、ステップS381の処理が行なわれる。
【0226】
ここで、送信される検索結果データは、以下の検索結果データD400であるとする。検索結果データD400は、ステップS386のコンテンツデータ検索処理により存在確認コンテンツデータありと判定された場合に送信されるデータである。
【0227】
図21は、一例としての検索結果データD400を示す図である。図21を参照して、「サイト名」は、ステップS343の処理でコンテンツ確認処理Tが送信されたサービスサイトの名称である。「URL」は、ステップS343の処理でコンテンツ確認処理Tが送信されたサービスサイトのURLである。「検索結果」は、ステップS386のコンテンツデータ検索処理により判定された存在確認コンテンツデータの存在の有無を示す。なお、コンテンツデータ検索処理により、存在確認コンテンツデータがないと判定された場合、「検索結果」の項目には、「コンテンツデータなし」と記述される。
【0228】
「コンテンツID」とは、存在確認コンテンツデータを特定するためのIDである。なお、コンテンツデータ検索処理により、存在確認コンテンツデータがないと判定された場合、「コンテンツID」の項目にコンテンツIDは記述されない。なお、コンテンツIDは、コンテンツのURLであってもよい。「禁止操作」とは、存在確認コンテンツデータを表示制御する際に禁止されている操作を示す。
【0229】
再び、図17を参照して、映像表示装置600では、ステップS343のコンテンツ確認処理Tにおいて、制御部610が、検索結果データを受信し、受信した検索結果データを、記憶部620に記憶させる。ここで、受信した検索結果データは、検索結果データD400であるとする。そして、ステップS344に進む。
【0230】
ステップS344では、制御部610が、検索結果データを、通信端末装置500へ送信する。ここで、送信される検索結果データは、検索結果データD400であるとする。そして、ステップS344の処理は終了する。
【0231】
通信端末装置500では、ステップS315の処理の後、ステップS316に進む。
ステップS316では、制御部510が、検索結果データを受信したか否かを判定する。ステップS316において、YESならば、ステップS317に進む。一方、ステップS316において、NOならば、再度、ステップS316の処理が行なわれる。ここでは、検索結果データD400を受信したとして、ステップS317に進む。
【0232】
ステップS317では、制御部510が、受信した検索結果データを、記憶部520に記憶させる。ここでは、記憶部520に検索結果データD400が記憶されるとする。そして、ステップS317の処理は終了する。
【0233】
映像表示装置600では、ステップS344の処理の後、ステップS345に進む。
ステップS345では、存在確認コンテンツデータがあるか否かが判定される。具体的には、制御部610が、受信した検索結果データを参照して、検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているか否かを判定する。ステップS345において、YESならば、ステップS346に進む。一方、ステップS345において、NOならば、コンテンツ取得処理における映像表示装置600の処理は終了する。
【0234】
ここでは、図21の検索結果データD400を受信したとする。したがって、検索結果データD400の検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているので、ステップS346に進む。
【0235】
ステップS346では、コンテンツ制御データ送信処理が行なわれる。コンテンツ制御データ送信処理では、まず、制御部610が、図16の操作情報設定テーブルD120において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名に対応づけられている操作IDを特定する。
【0236】
ここで、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名は、「動画配信」であるとする。この場合、特定される操作IDは、“CT1”となる。そして、制御部610は、図15の操作情報データテーブルD300において、特定された操作ID(“CT1”)の操作情報を示した、以下のコンテンツ制御データを、通信端末装置500へ送信する。コンテンツ制御データは、存在確認コンテンツデータの表示制御を行なうためのデータである。送信されるコンテンツ制御データは、以下のコンテンツ制御データD500であるとする。そして、ステップS346の処理は終了する。
【0237】
図22は、一例としてのコンテンツ制御データD500を示す図である。図22を参照して、コンテンツ制御データD500は、図15の操作情報データテーブルD300と比較して、操作IDの項目が「処理」となっている点が異なる。それ以外は、操作情報データテーブルD300と同様なので詳細な説明は繰り返さない。「処理」とは、対応するボタンが押下された場合に、制御部610が行なう処理の情報である。
【0238】
再び、図17を参照して、通信端末装置500では、ステップS317の処理の後、ステップS318に進む。
【0239】
ステップS318では、存在確認コンテンツデータがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、受信した検索結果データを参照して、検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているか否かを判定する。ステップS318において、YESならば、ステップS320に進む。一方、ステップS318において、NOならば、コンテンツ取得処理における通信端末装置500の処理は終了する。
【0240】
ここでは、図21の検索結果データD400を受信したとする。したがって、検索結果データD400の検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているので、ステップS320に進む。
【0241】
ステップS320では、制御部510が、コンテンツ制御データを受信したか否かを判定する。ステップS320において、YESならば、ステップS321に進む。ステップS320において、NOならば、再度、ステップS320の処理が行なわれる。ここでは、図22のコンテンツ制御データD500を受信したとして、ステップS321に進む。
【0242】
ステップS321では、制御部510が、受信したコンテンツ制御データを、記憶部520に記憶させる。ここでは、コンテンツ制御データD500を受信したとする。したがって、記憶部520には、コンテンツ制御データD500が記憶される。そして、ステップS328に進む。
【0243】
ステップS328では、制御部510が、コンテンツ制御処理Mを実行する。コンテンツ制御処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、コンテンツ取得処理における通信端末装置500の処理は終了する。
【0244】
映像表示装置600では、ステップS346の処理の後、ステップS348に進む。
ステップS348では、制御部610が、コンテンツ制御処理Tを実行する。コンテンツ制御処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、コンテンツ取得処理における映像表示装置600の処理は終了する。
【0245】
図23は、コンテンツ制御処理M、コンテンツ制御処理Tおよびサービスサーバ800Aで行なわれる処理のフローチャートである。図23を参照して、通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理Mでは、まず、ステップS411の処理が行なわれる。
【0246】
ステップS411では、制御部510が、通信端末装置500をリモコンモードに設定する。そして、ステップS412に進む。
【0247】
ステップS412では、制御部510が、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。送信されるコンテンツ取得リモコン信号は、記憶部520に記憶されている検索結果データに示されるコンテンツIDを含む。この場合、コンテンツ取得リモコン信号は、コンテンツIDにより特定されるコンテンツを、当該コンテンツを提供するサービスサイト(サービスサーバ800A)から受信するためのリモコン信号である。
【0248】
ここで、検索結果データは、図21の検索結果データD400であるとする。この場合、コンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDは、“M1234”となる。そして、ステップS412の処理は終了する。
【0249】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、まず、ステップS441の処理が行なわれる。
【0250】
ステップS441では、制御部610が、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号を受信したか否かを判定する。ステップS441において、YESならば、ステップS442に進む。一方、ステップS442において、NOならば、再度、ステップS441の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツID“M1234”を含むコンテンツ取得リモコン信号を受信したとして、ステップS442に進む。
【0251】
ステップS442では、制御部610が、コンテンツ取得要求Tを、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDを示す検索結果データ(以下、処理対象検索結果データともいう)に示されるサービス名に対応するサービスサイトへ送信する。
【0252】
ここで、コンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDは、“M1234”である。したがって、処理対象検索結果データは、図21の検索結果データD400である。この場合、検索結果データD400に示されるサービス名に対応するサービスサイトは、サイト名が、「BBサイト」のサービスサイトである。前述したように、「BBサイト」のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、コンテンツ取得要求Tは、サービスサーバ800Aへ送信される。そして、ステップS442の処理は終了する。
【0253】
送信されるコンテンツ取得要求Tには、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツID(“M1234”)と、サービスサイトのサイト名(BBサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)とが含まれる。
【0254】
サービスサーバ800Aでは、ステップS481の処理が行なわれる。
ステップS481では、制御部810が、コンテンツ取得要求Tを受信したか否かを判定する。ステップS481において、YESならば、ステップS484に進む。一方、ステップS481において、NOならば、再度、ステップS481の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ取得要求Tを受信したとして、ステップS484に進む。受信したコンテンツ取得要求Tには、コンテンツID(“M1234”)と、サービスサイトのサイト名(BBサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)とが含まれる。
【0255】
ステップS484では、制御部810が、コンテンツ取得要求Tに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ取得要求Tに含まれるサービスサイトのURLに対応し、かつ、コンテンツ取得要求Tに含まれるユーザ識別情報が、前述の図9のステップS122の処理により自装置が発行したユーザ識別情報であるか否かを判定する。ステップS484において、YESならば、認証成功として、ステップS488に進む。一方、ステップS484において、NOならば、再度、ステップS481の処理が行なわれる。
【0256】
ここで、コンテンツ取得要求Tに含まれるユーザ識別情報は、“bbkk”である。コンテンツ取得要求Tに含まれるサービスサイトのURLは、“http://www.bb.com/”である。したがって、コンテンツ取得要求Tに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ取得要求Tに含まれるサービスサイトのURLに対応する。また、コンテンツ取得要求Tに含まれるユーザ識別情報“bbkk”は、自装置が発行したユーザ識別情報である。したがって、認証成功と判定されて、ステップS488に進む。
【0257】
ステップS488では、コンテンツ配信処理が行なわれる。コンテンツ配信処理では、制御部810が、受信したコンテンツ取得要求Tに含まれるコンテンツID(“M1234”)により特定されるコンテンツデータ(以下、要求コンテンツデータともいう)を、映像表示装置600へ配信(送信)する。
【0258】
ここで、要求コンテンツデータは、動画像のデータであるとする。また、要求コンテンツデータは、MPEG2−TS(Transport Stream)形式で圧縮された動画像データであるとする。なお、動画像データの圧縮形式は、MPEG2−TS形式に限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG2、H.264等の形式である。要求コンテンツデータは、前述したように、たとえば、Tチームの試合状況、優勝時の状況等を撮影した動画像のデータである。
【0259】
この場合、制御部810は、要求コンテンツデータを、コンテンツ取得要求Tを送信した映像表示装置600へストリーミング配信する処理を開始する。なお、要求コンテンツデータは、放送電波として、映像表示装置600へされてもよい。なお、要求コンテンツデータは、ストリーミング配信ではなく、映像表示装置600が、要求コンテンツデータをダウンロード可能なように送信されてもよい。要求コンテンツデータの配信が終了すると、ステップS488の処理は終了し、再度、ステップS481の処理が行なわれる。
【0260】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、ステップS442の処理の後、ステップS445に進む。
【0261】
ステップS445では、コンテンツ受信処理Tを実行する。コンテンツ受信処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、ステップS445の処理は終了する。
【0262】
コンテンツ受信処理Tでは、制御部610が、VDP632を利用して、要求コンテンツデータに基づく画像(以下、コンテンツ画像ともいう)を、表示部630に表示させる。なお、要求コンテンツデータが、動画像のデータである場合、制御部610が、VDP632を利用して、要求コンテンツデータをサービスサーバ800Aから受信しながら、要求コンテンツデータの再生(復号化)を行ない、要求コンテンツデータに基づく画像(以下、コンテンツ画像ともいう)を、表示部630に表示するストリーミング再生表示処理が行なわれる。
【0263】
通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理Mでは、ステップS412の処理の後、ステップS414に進む。
【0264】
ステップS414では、操作パネル表示処理が行なわれる。操作パネル表示処理では、制御部510が、VDP532を利用して、記憶部520に記憶されているコンテンツ制御データおよび検索結果データに基づいて、操作パネル画像を生成し、表示部530に表示されている画像の前面に表示させる処理を行なわれる。
【0265】
ここで、コンテンツ制御データは、図22のコンテンツ制御データD500であるとする。また、検索結果データは、図21の検索結果データD400であるとする。この場合、生成される操作パネル画像は、サービス名である「動画配信」を示す、以下の操作パネル画像CTG100となる。なお、表示部530には、図19のコンテンツ表示画像MG200が表示されているとする。この処理により、表示部530には、以下のコンテンツ表示画像MG200Bが表示される。そして、ステップS414の処理は終了する。
【0266】
図24は、一例としてのコンテンツ表示画像MG200Bを示す図である。図24を参照して、コンテンツ表示画像MG200Bは、図19のコンテンツ表示画像MG200と比較して、操作パネル画像CTG100がさらに表示されている点が異なる。それ以外は、コンテンツ表示画像MG200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0267】
操作パネル画像CTG100は、図22のコンテンツ制御データD500に示される複数の処理から、図21の検索結果データD400に示される禁止操作の処理(一時停止、巻き戻し、早送り)を除いた処理が示される。
【0268】
再び、図23を参照して、ステップS414の処理の後、ステップS418に進む。
ステップS418では、制御部510が、後述する操作判定処理Mを実行する。操作判定処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、ステップS418の処理は終了し、コンテンツ制御処理Mは終了する。
【0269】
映像表示装置600では、ステップS445の処理の後、ステップS448に進む。
ステップS448では、制御部610が、通信端末装置500から送信されるリモコン信号に対応する処理を行なうための制御信号対応処理Tを実行する。制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、ステップS448の処理は終了し、コンテンツ制御処理Tは終了する。
【0270】
図25は、操作判定処理Mおよび制御信号対応処理Tのフローチャートである。図25を参照して、通信端末装置500が行なう操作判定処理Mでは、まず、ステップS510の処理が行なわれる。なお、通信端末装置500の表示部530には、図24のコンテンツ表示画像MG200Bが表示されているとする。
【0271】
ステップS510では、制御部510が、制御操作があるか否かを判定する。ここで、制御操作は、コンテンツ表示画像MG200Bの操作パネル画像CTG100に表示されている、「停止」、「再生」および「終了」にそれぞれ対応する複数のボタンのいずれかの押下操作、または、操作パネル画像CTG100に表示されている、「停止」、「再生」および「終了」の文字列のいずれかのタッチ操作であるとする。ステップS510において、YESならば、ステップS512に進む。一方、ステップS510において、NOならば、再度、ステップS510の処理が行なわれる。ここでは、「停止」に対応する「下方向ボタン」を操作部名とする方向ボタン541Bを押下する制御操作があったとして、ステップS512に進む。
【0272】
ステップS512では、制御部510が、通信部560を利用して、制御操作に対応する制御信号としてのリモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。制御操作が、「停止」に対応する「下方向ボタン」を操作部名とする方向ボタン541Bを押下する操作である場合、送信されるリモコン信号は、「停止」の情報を含んだリモコン信号となる。ステップS512の処理が終了すると、再度、ステップS510の処理が行なわれる。
【0273】
映像表示装置600が行なう制御信号対応処理Tでは、まず、ステップS520の処理が行なわれる。
【0274】
ステップS520では、制御部610が、制御信号としてのリモコン信号を受信したか否かを判定する。ステップS520において、YESならば、ステップS522に進む。一方、ステップS520において、NOならば、再度、ステップS520の処理が行なわれる。ここでは、「停止」の情報を含んだリモコン信号を受信したとして、ステップS522に進む。
【0275】
ステップS522では、制御信号対応処理が行なわれる。制御信号対応処理では、制御部610が、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。たとえば、前述した、図23のコンテンツ受信処理Tにより、動画像のコンテンツ画像が表示部630で再生表示されているとする。この場合、制御部610は、「停止」の情報を含んだリモコン信号を受信すると、VDP632を利用して、コンテンツ画像の再生表示を停止させる。ステップS522の処理が終了すると、再度、ステップS520の処理が行なわれる。
【0276】
以上説明したように、通信端末装置500は、図17のステップS312のコンテンツ取得処理Mにより、インターネット(ネットワーク70)からコンテンツ(RSSデータ)を取得し、取得したコンテンツ(RSSデータ)を、映像表示装置600へ送信する。
【0277】
映像表示装置600は、図17のステップS342のデータ解析処理Tにより、受信したコンテンツ(RSSデータ)を解析し、インターネット(ネットワーク70)に接続されたサービスサイト(サービスサーバ800A)からコンテンツを取得するためのパラメータを抽出する。そして、映像表示装置600は、抽出したパラメータを、サービスサイト(サービスサーバ800A)へ送信する。
【0278】
サービスサイト(サービスサーバ800A)では、受信したパラメータに対応するコンテンツが存在する場合、映像表示装置600からの要求に応じて、コンテンツを、映像表示装置600へ送信する。
【0279】
すなわち、通信端末装置500がインターネット(ネットワーク70)から取得したコンテンツ(以下、端末取得コンテンツともいう)が、映像表示装置600により自動的に解析され、解析結果に基づく、端末取得コンテンツに関連するコンテンツが、インターネット(ネットワーク70)に接続されたサービスサイト(サービスサーバ800A)から取得される。
【0280】
したがって、多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することができるという効果を奏する。
【0281】
また、映像表示装置600は、サービスサイト(サービスサーバ800A)から受信したコンテンツに応じた、当該コンテンツの表示制御を行なうためのコンテンツ制御データを、通信端末装置500へ送信する。通信端末装置500は、受信したコンテンツ制御データに基づいて、映像表示装置600の表示部630に表示されているコンテンツの表示制御を行なうことができる。
【0282】
したがって、受信したコンテンツに適した、多種多様な表示制御を行なうことができるという効果を奏する。
【0283】
(コンテンツの取得の他の例)
次に、通信端末装置500に、コンテンツとしての情報を取得し、当該コンテンツに関連するコンテンツを、サービスサイトから取得するためのコンテンツ取得処理の他の例について説明する。通信端末装置500では、制御部510が、前述した、Webブラウザプログラムを実行しているとする。
【0284】
再び、図17を参照して、ステップS311では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、RSSデータを取得するためのコンテンツ取得操作があったとして、ステップS312に進む。コンテンツ取得操作は、たとえば、表示部530に表示されているWebブラウザに表示されるRSSデータを取得するためのボタンを押下する操作であるとする。
【0285】
ステップS312では、前述したのと同様にコンテンツ取得処理Mが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の情報データD11を示すRSSデータが受信されたとする。
【0286】
図26は、一例としての情報データD11を示す図である。図26を参照して、情報データD11は、図18の情報データD10と比較して、「ジャンル」、「内容」の情報が異なる。それ以外は、情報データD10と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0287】
再び、図17を参照して、ステップS312のコンテンツ取得処理Mでは、制御部510が、VDP532を利用して、受信したRSSデータに基づく情報を表示したコンテンツ表示画像を生成し、生成したコンテンツ表示画像を、表示部530に表示させる処理を行なう。ここで、受信したRSSデータは、図26の情報データD11を示すデータであるとする。この場合、生成されるコンテンツ表示画像は、以下のコンテンツ表示画像MG300である。そして、ステップS312の処理は終了する。
【0288】
図27は、一例としてのコンテンツ表示画像MG300を示す図である。
再び、図17を参照して、ステップS313では、前述したのと同様に処理リスト画像表示処理Mが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、以下のコンテンツ表示画像MG300Aが表示される。そして、ステップS313の処理は終了する。
【0289】
図28は、一例としてのコンテンツ表示画像MG300Aを示す図である。図28を参照して、コンテンツ表示画像MG200Aは、図27のコンテンツ表示画像MG300と比較して、サービスリスト画像MLG100がさらに表示されている点が異なる。サービスリスト画像MLG100は、図20において説明したので詳細な説明は繰り返さない。
【0290】
再び、図17を参照して、ステップS313の処理の後、ステップS314に進む。
ステップS314では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、サービスリスト画像MLG100に表示されている「地図表示」というサービス名を選択するサービス選択操作があったとして、ステップS315に進む。
【0291】
ステップS315では、前述したのと同様に、制御部510が、選択サービス情報を、映像表示装置600へ送信する。送信される選択サービス情報は、サービス選択操作により選択されたサービス名と、コンテンツ取得処理Mにより取得したコンテンツデータのうち、図13の制御テーブルD210において、当該サービス名に対応するパラメータデータとを含む。
【0292】
ここで、サービス選択操作により選択されたサービス名は「地図表示」であるとする。この場合、制御テーブルD210において、サービス名「地図表示」に対応するパラメータデータは、テキストデータである。また、コンテンツ取得処理Mにより取得したコンテンツデータは、図26の情報データD11を示すテキストデータとしてのRSSデータである。したがって、選択サービス情報に含まれるパラメータデータは、図26の情報データD11を示すテキストデータとしてのRSSデータとなる。そして、ステップS315の処理は終了する。
【0293】
映像表示装置600では、ステップS341において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、選択サービス情報を受信したとして、ステップS342に進む。
【0294】
ステップS342では、前述したのと同様に、データ解析処理Tが行なわれる。データ解析処理Tでは、制御部610が、図14の処理設定テーブルD220において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名に対応する処理を、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータ(たとえば、RSSデータ)に対して行なう。ここで、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名は、「地図表示」である。また、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータは、図26の情報データD11を示すテキストデータであるとする。
【0295】
この場合、制御部610は、図14の処理設定テーブルD220において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名「地図表示」に対応する、都道府県抽出、市町村抽出といった処理を、受信した選択サービス情報に含まれるパラメータデータ(コンテンツデータ)としてのRSSデータ(図26の情報データD11)に対して行なう。
【0296】
都道府県抽出の処理により、図12のサービス利用データテーブルD200に示される、パラメータ1の「都道府県」として、「A県」が抽出される。市町村抽出の処理により、サービス利用データテーブルD200に示される、パラメータ2の「市町村」として、「B市」が抽出される。そして、ステップS342の処理は終了し、ステップS343に進む。
【0297】
ステップS343では、前述したのと同様に、コンテンツ確認処理Tが行なわれる。この処理により、制御部610が、コンテンツ確認要求Tを、図12のサービス利用データテーブルD200において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名(地図表示)に対応するサービスサイト(サービスサーバ800A)へ送信する。
【0298】
送信されるコンテンツ確認要求Tには、サービスサイトのサイト名(CCサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)に対応するユーザ識別情報(cckk)(図10参照)と、ステップS342のデータ解析処理Tにおいて解析されたパラメータとが含まれる。ここで、送信されるコンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータは、パラメータ1の「都道府県」(A県)と、パラメータ2の「市町村」(B市)とを含むとする。
【0299】
サービスサーバ800Aでは、ステップS381において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツ確認要求Tを受信したとして、ステップS384に進む。受信したコンテンツ確認要求Tには、サービスサイトのサイト名(CCサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)に対応するユーザ識別情報(cckk)(図10参照)と、ステップS342のデータ解析処理Tにおいて解析されたパラメータとが含まれるとする。
【0300】
ステップS384では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、認証成功と判定されて、ステップS386に進む。
【0301】
ステップS386では、前述したようにコンテンツデータ検索処理が行なわれる。コンテンツデータ検索処理では、制御部810が、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータに基づいて、コンテンツ確認要求Tに含まれるサイト名のサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータのうち、該当するコンテンツデータを検索する。ここで、コンテンツ確認要求Tに含まれるサイト名は、「CCサイト」である。サイト名が「CCサイト」のサービスサイトは、地図表示のサービスを行なうサイトである。したがって、サイト名が「CCサイト」のサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータは、地図データであり、記憶部820に記憶されている。
【0302】
具体的には、制御部810は、コンテンツ確認要求Tに含まれる、パラメータ1の「都道府県」(A県)と、パラメータ2の「市町村」(B市)とで特定されるコンテンツデータが記憶部820に記憶されているか否かを判定する。
【0303】
記憶部820に、たとえば、A県、B市の地図データがある場合、当該コンテンツデータとしての地図データが、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータにより特定される存在確認コンテンツデータとなる。ここでは、制御部810は、存在確認コンテンツデータありと判定したとする。そして、ステップS387に進む。
【0304】
ステップS387では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、検索結果データが映像表示装置600へ送信される。
【0305】
ここで、送信される検索結果データは、以下の検索結果データD410であるとする。検索結果データD410は、ステップS386のコンテンツデータ検索処理により存在確認コンテンツデータありと判定された場合に送信されるデータである。
【0306】
図29は、一例としての検索結果データD410を示す図である。図29を参照して、検索結果データD410に示される各項目は、図21で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0307】
再び、図17を参照して、映像表示装置600では、ステップS343のコンテンツ確認処理Tにおいて、制御部610が、検索結果データD410を受信し、受信した検索結果データD410を、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS344に進む。
【0308】
ステップS344では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、検索結果データD410が通信端末装置500へ送信される。
【0309】
通信端末装置500では、ステップS316において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、検索結果データD410を受信したとして、ステップS317に進む。
【0310】
ステップS317では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、記憶部520に検索結果データD410が記憶される。
【0311】
映像表示装置600では、ステップS345において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、検索結果データD410を受信したとする。したがって、検索結果データD410の検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているので、ステップS346に進む。
【0312】
ステップS346では、前述したように、コンテンツ制御データ送信処理が行なわれる。コンテンツ制御データ送信処理では、まず、制御部610が、図16の操作情報設定テーブルD120において、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名に対応づけられている操作IDを特定する。ここで、受信した選択サービス情報に含まれるサービス名は、「地図表示」であるとする。この場合、特定される操作IDは、“CT2”となる。
【0313】
そして、制御部610は、図15の操作情報データテーブルD300において、特定された操作ID(“CT2”)の操作情報を示した、以下のコンテンツ制御データを、通信端末装置500へ送信する。コンテンツ制御データは、存在確認コンテンツデータの表示制御を行なうためのデータである。送信されるコンテンツ制御データは、以下のコンテンツ制御データD510であるとする。そして、ステップS346の処理は終了する。
【0314】
図30は、一例としてのコンテンツ制御データD510を示す図である。図30を参照して、コンテンツ制御データD510は、図22のコンテンツ制御データD500と比較して、「処理」の項目の内容が異なる。それ以外は、コンテンツ制御データD500と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0315】
再び、図17を参照して、通信端末装置500では、ステップS318において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、検索結果データD410を受信したとする。したがって、検索結果データD410の検索結果の項目に「コンテンツデータあり」と記述されているので、ステップS320に進む。
【0316】
ステップS320では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、図30のコンテンツ制御データD510を受信したとして、ステップS321に進む。
【0317】
ステップS321では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、記憶部520には、コンテンツ制御データD510が記憶される。そして、ステップS328に進む。
【0318】
ステップS328では、前述したように、コンテンツ制御処理Mが実行される。
映像表示装置600では、ステップS348において、前述したように、コンテンツ制御処理Tが実行される。
【0319】
再び、図23を参照して、通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理Mでは、ステップS411において、制御部510が、通信端末装置500をリモコンモードに設定する。そして、ステップS412に進む。
【0320】
ステップS412では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。ここで、コンテンツ取得リモコン信号は、記憶部520に記憶されている、図29の検索結果データD410に示されるコンテンツID“MAP1234”を含む。
【0321】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、ステップS441において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツID“MAP1234”を含むコンテンツ取得リモコン信号を受信したとして、ステップS442に進む。
【0322】
ステップS442では、前述したのと同様な処理が行なわれる。具体的には、制御部610が、コンテンツ取得要求Tを、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDを示す検索結果データ(以下、処理対象検索結果データともいう)に示されるサービス名に対応するサービスサイトへ送信する。ここで、コンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDは、“MAP1234”である。したがって、処理対象検索結果データは、図29の検索結果データD410である。
【0323】
この場合、検索結果データD400に示されるサービス名に対応するサービスサイトは、サイト名が、「CCサイト」のサービスサイトである。前述したように、「CCサイト」のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、コンテンツ取得要求Tは、サービスサーバ800Aへ送信される。
【0324】
送信されるコンテンツ取得要求Tには、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツID“MAP1234”と、サービスサイトのサイト名(CCサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.cc.com/)に対応するユーザ識別情報(cckk)(図10参照)とが含まれる。
【0325】
サービスサーバ800Aでは、ステップS481において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツ取得要求Tを受信したとして、ステップS484に進む。
【0326】
ステップS484では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、認証成功として、ステップS488に進む。
【0327】
ステップS488では、コンテンツ配信処理が行なわれる。コンテンツ配信処理では、制御部810が、受信したコンテンツ取得要求Tに含まれるコンテンツID(“MAP1234”)により特定される要求コンテンツデータを、映像表示装置600へ配信(送信)する。ここで、要求コンテンツデータは、A県、B市の地図の画像データである。
【0328】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、ステップS445において、前述したように、コンテンツ受信処理Tが実行される。コンテンツ受信処理Tでは、制御部610が、VDP632を利用して、要求コンテンツデータに基づくコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。
【0329】
この場合、表示部630には、A県、B市の地図を示した、以下のコンテンツ画像G300が表示される。
【0330】
図31は、一例としてのコンテンツ画像G300を示す図である。
再び、図23を参照して、通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理Mでは、ステップS414において、前述した操作パネル表示処理が行なわれる。操作パネル表示処理では、制御部510が、VDP532を利用して、記憶部520に記憶されている、図30のコンテンツ制御データD510および図29の検索結果データD410に基づいて、サービス名である「地図表示」を示す、以下の操作パネル画像CTG100Bを生成し、表示部530に表示されている画像の前面に表示させる処理を行なわれる。なお、表示部530には、図27のコンテンツ表示画像MG300が表示されているとする。この処理により、表示部530には、以下のコンテンツ表示画像MG300Bが表示される。
【0331】
図32は、一例としてのコンテンツ表示画像MG300Bを示す図である。図32を参照して、コンテンツ表示画像MG300Bは、図27のコンテンツ表示画像MG300と比較して、操作パネル画像CTG100Bがさらに表示されている点が異なる。それ以外は、コンテンツ表示画像MG300と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0332】
操作パネル画像CTG100Bは、図30のコンテンツ制御データD510に示される複数の処理から、図29の検索結果データD410に示される禁止操作の処理(なし)を除いた処理が示される。
【0333】
再び、図23を参照して、ステップS418では、前述したように、操作判定処理Mが実行される。
【0334】
映像表示装置600では、ステップS448において、前述したように、制御信号対応処理Tが実行される。
【0335】
再び、図25を参照して、通信端末装置500が行なう操作判定処理Mでは、ステップS510において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、制御操作は、コンテンツ表示画像MG300Bの操作パネル画像CTG100Bに表示されている、「上移動」、「下移動」、「左移動」、「右移動」、「決定」、「選択終了」および「終了」にそれぞれ対応する複数のボタンのいずれかの押下操作、または、操作パネル画像CTG100Bに表示されている、「上移動」、「下移動」、「左移動」、「右移動」、「決定」、「選択終了」および「終了」の文字列のいずれかのタッチ操作であるとする。ここでは、「上移動」に対応する「上方向ボタン」を操作部名とする方向ボタン541Aを押下する制御操作があったとして、ステップS512に進む。
【0336】
ステップS512では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、「上移動」の情報を含んだリモコン信号が映像表示装置600へ送信される。
【0337】
映像表示装置600が行なう制御信号対応処理Tでは、ステップS520において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、「上移動」の情報を含んだリモコン信号を受信したとして、ステップS522に進む。
【0338】
ステップS522では、前述したように、制御信号対応処理が行なわれる。制御信号対応処理では、制御部610が、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。ここで、表示部630に、図31のコンテンツ画像G300が表示されているとする。この場合、制御部610は、「上移動」の情報を含んだリモコン信号を受信すると、VDP632を利用して、コンテンツ画像G300を、上方向に、所定距離移動させた画像を、表示部630に表示させる。
【0339】
以上説明したように、地図等の静止画像(コンテンツ)を表示部630に表示させ、コンテンツの表示制御を行なうための前述した処理においても、動画像のコンテンツを表示させ、表示されたコンテンツの表示制御を行なうための前述した処理と同様な効果を得ることができる。
【0340】
すなわち、多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することができるという効果を奏する。また、受信したコンテンツに適した、多種多様な表示制御を行なうことができるという効果を奏する。
【0341】
<第1の実施の形態の変形例>
第1の実施の形態では、通信端末装置500が、表示部530に表示された1つの情報データに基づく処理について説明した。本実施の形態の変形例では、通信端末装置500が、表示部530に表示された複数の情報データに基づく処理について説明する。
【0342】
(コンテンツの取得)
次に、通信端末装置500に、コンテンツとしての情報を取得し、当該コンテンツに関連するコンテンツを、サービスサイトから取得するための処理(以下、コンテンツ取得処理Aともいう)について説明する。通信端末装置500では、制御部510が、前述した、Webブラウザプログラムを実行しているとする。
【0343】
図33は、コンテンツ取得処理Aのフローチャートである。図33では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。コンテンツ取得処理Aにおいて、図17のコンテンツ取得処理と同じステップ番号の処理は、図17の処理と同様な処理が行なわれる。
【0344】
通信端末装置500では、まず、ステップS311の処理が行なわれる。
ステップS311では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、RSSデータを取得するためのコンテンツ取得操作があったとして、ステップS312に進む。コンテンツ取得操作は、たとえば、表示部530に表示されているWebブラウザに表示されるRSSデータを取得するためのボタンを押下する操作であるとする。
【0345】
ステップS312では、前述したのと同様にコンテンツ取得処理Mが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下の情報データテーブルD600を示すRSSデータが受信されたとする。
【0346】
図34は、一例としての情報データテーブルD600を示す図である。図34を参照して、情報データテーブルD600は、複数の情報データから構成される。「番号」とは、複数の情報データの各々を管理するための番号である。たとえば、番号“1”の情報データは、図18の情報データD10と同じである。「日時」、「ジャンル」、「内容」については、図18で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0347】
再び、図33を参照して、ステップS312のコンテンツ取得処理Mでは、制御部510が、VDP532を利用して、受信したRSSデータに基づく情報を表示したコンテンツ表示画像を生成し、生成したコンテンツ表示画像を、表示部530に表示させる処理を行なう。ここで、受信したRSSデータは、図34の情報データテーブルD600を示すデータであるとする。この場合、生成されるコンテンツ表示画像は、以下のコンテンツ表示画像MG400である。そして、ステップS312の処理は終了する。
【0348】
図35は、一例としてのコンテンツ表示画像MG400を示す図である。図35を参照して、コンテンツ表示画像MG400には、情報画像MG410が配置される。情報画像MG410は、図34の情報データテーブルD600に示される複数の情報データを示した画像である。
【0349】
再び、図33を参照して、ステップS312の処理の後、ステップS314Aに進む。
ステップS314Aでは、制御部510が、端末取得コンテンツを、映像表示装置600へ送信する。ここで、端末取得コンテンツは、ステップS312のコンテンツ取得処理Mにより、取得されたコンテンツである。ここでは、端末取得コンテンツは、情報データテーブルD600であるとする。
【0350】
映像表示装置600では、まず、ステップS341Aの処理が行なわれる。
ステップS341Aでは、制御部610が、端末取得コンテンツを受信したか否かを判定する。ステップS341Aにおいて、YESならば、ステップS342Aに進む。一方、ステップS341Aにおいて、NOならば、再度、ステップS341Aの処理が行なわれる。ここでは、端末取得コンテンツとしての情報データテーブルD600を受信したとして、ステップS342Aに進む。
【0351】
ステップS342Aでは、データ解析処理TAが行なわれる。データ解析処理TAでは、制御部610が、受信した情報データテーブルを構成する複数の情報データの各々に対し、図14の処理設定テーブルD220に示される複数のサービス名にそれぞれ対応する処理を行なう。
【0352】
ここで、受信した情報データテーブルは、情報データテーブルD600であるとする。したがって、情報データテーブルD600を構成する複数の情報データの各々は、テキストデータである。
【0353】
具体的には、制御部610は、まず、情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し、処理設定テーブルD220に示される、番号“1”に対応するジャンル抽出、日時抽出、キーワード抽出といった処理を行なう。これらの処理は、図17のステップS342のデータ解析処理Tで説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。これにより、図12のサービス利用データテーブルD200において、番号“1”に対応する各パラメータが抽出される。
【0354】
そして、制御部610は、情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し、処理設定テーブルD220に示される、番号“2”,“3”,・・・,にそれぞれ対応する複数の処理を順次行なう。当該複数の処理の各々が行なわれる毎に、図12のサービス利用データテーブルD200において、番号“2”以降に対応する各パラメータが抽出される。情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し上記処理が行なわれることにより、以下の取得パラメータデータテーブルD710が、制御部610により、記憶部620に記憶される。
【0355】
図36は、一例としての取得パラメータデータテーブルD710を示す図である。図36を参照して、取得パラメータデータテーブルD710は、図12のサービス利用データテーブルD200と比較して、パラメータ1,2,3,・・・,の各項目に、図34の情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し、前述した処理が行なわれることにより抽出されたパラメータが記述されている点が異なる。なお、取得パラメータデータテーブルD710のパラメータの項目において「なし」と記述されている箇所は、対応するパラメータがなかったことを示す。取得パラメータデータテーブルD710は、複数の取得パラメータデータから構成される。「番号」とは、複数の取得パラメータデータの各々を管理するための番号である。
【0356】
再び、図33を参照して、ステップS342Aのデータ解析処理TAでは、制御部610が、情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し行なった前述の処理を、情報データテーブルD600の番号“2”にそれぞれ対応する複数の情報データの各々に対しても同様に行なう。これにより、記憶部620には、以下の取得パラメータデータテーブルD720が記憶される。
【0357】
図37は、一例としての取得パラメータデータテーブルD720を示す図である。図37を参照して、取得パラメータデータテーブルD720は、図12のサービス利用データテーブルD200と比較して、パラメータ1,2,3,・・・,の各項目に、図34の情報データテーブルD600の番号“2”の情報データに対し、前述した処理が行なわれることにより抽出されたパラメータが記述されている点が異なる。なお、取得パラメータデータテーブルD720のパラメータの項目において「なし」と記述されている箇所は、対応するパラメータがなかったことを示す。取得パラメータデータテーブルD720は、複数の取得パラメータデータから構成される。「番号」とは、複数の取得パラメータデータの各々を管理するための番号である。
【0358】
再び、図33を参照して、ステップS342Aのデータ解析処理TAでは、制御部610が、情報データテーブルD600の番号“1”の情報データに対し行なった前述の処理を、情報データテーブルD600の番号“3”,“4”,・・・,にそれぞれ対応する複数の情報データの各々に対しても同様に行なう。以上の処理により、記憶部620には、情報データテーブルD600の番号“1”,“2”,・・・,にそれぞれ対応する複数の取得パラメータデータテーブルが記憶される。そして、ステップS343Aに進む。
【0359】
ステップS343Aでは、コンテンツ確認処理TAが行なわれる。コンテンツ確認処理TAでは、制御部610が、コンテンツ確認要求TAを、図34の情報データテーブルD600の番号“1”,“2”,・・・,にそれぞれ対応する複数の取得パラメータデータテーブルの各々に示されるサービスサイトへ送信する。当該複数の取得パラメータデータテーブルの各々に示されるサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、コンテンツ確認要求TAは、サービスサーバ800Aへ送信される。
【0360】
具体的には、まず、制御部610は、情報データテーブルD600の番号“1”に対応する、図36の取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータに示される「BBサイト」(サービスサーバ800A)へ、コンテンツ確認要求TAを送信する。この場合、送信されるコンテンツ確認要求TAには、取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータと、「BBサイト」に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)とが含まれる。
【0361】
コンテンツ確認要求TAは、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータが示すパラメータにより特定されるコンテンツの存在の有無を確認するための要求である。
【0362】
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS381Aの処理が行なわれる。
ステップS381Aでは、制御部810が、コンテンツ確認要求TAを受信したか否かを判定する。ステップS381Aにおいて、YESならば、ステップS384Aに進む。一方、ステップS381Aにおいて、NOならば、再度、ステップS381Aの処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ確認要求TAを受信したとして、ステップS384Aに進む。
【0363】
受信したコンテンツ確認要求TAには、図36の取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータと、「BBサイト」に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)とが含まれる。
【0364】
ステップS384Aでは、制御部810が、コンテンツ確認要求TAに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータが示すURLに対応し、かつ、コンテンツ確認要求TAに含まれるユーザ識別情報が、前述の図9のステップS122の処理により自装置が発行したユーザ識別情報であるか否かを判定する。ステップS384Aにおいて、YESならば、認証成功として、ステップS386Aに進む。一方、ステップS384Aにおいて、NOならば、再度、ステップS381Aの処理が行なわれる。
【0365】
ここで、コンテンツ確認要求TAに含まれるユーザ識別情報は、“bbkk”である。コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータは、取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータであり、URL“http://www.bb.com/”を示す。したがって、コンテンツ確認要求TAに含まれるユーザ識別情報が、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータが示すURLに対応する。また、コンテンツ確認要求Tに含まれるユーザ識別情報“bbkk”は、自装置が発行したユーザ識別情報である。したがって、認証成功と判定されて、ステップS386Aに進む。
【0366】
ステップS386Aでは、コンテンツデータ検索処理Aが行なわれる。コンテンツデータ検索処理Aでは、制御部810が、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータが示すパラメータに基づいて、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータが示すサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータのうち、該当するコンテンツデータを検索する。
【0367】
ここで、コンテンツ確認要求TAに含まれる取得パラメータデータは、図36の取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータである。当該番号“1”の取得パラメータデータが示すサイト名が「BBサイト」のサービスサイトは、動画配信を行なうサイトである。したがって、サイト名が「BBサイト」のサービスサイトが提供可能な複数のコンテンツデータは、動画データであり、記憶部820に記憶されている。
【0368】
具体的には、制御部810は、コンテンツ確認要求TAに含まれる、取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータが示す、パラメータ1の「ジャンル」(ニュース)と、パラメータ2の「日時」(2006年10月27日)と、パラメータ3の「キーワード」(「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」、「優勝」)とで特定されるコンテンツデータが記憶部820に記憶されているか否かを判定する。
【0369】
記憶部820に、たとえば、ジャンルが「ニュース」のコンテンツデータであり、かつ、配信可能日時が「2006年10月27日」のコンテンツデータであり、かつ、「サッカー」、「Sリーグ」、「Tチーム」および「優勝」のうち、たとえば、「Tチーム」および「優勝」のキーワードを含むタイトルのコンテンツデータが記憶されている場合、当該コンテンツデータが、コンテンツ確認要求Tに含まれるパラメータにより特定される存在確認コンテンツデータとなる。
【0370】
存在確認コンテンツデータが、記憶部820に記憶されている場合、制御部810は、存在確認コンテンツデータありと判定する。一方、要求コンテンツデータが、記憶部820に記憶されていない場合、制御部810は、存在確認コンテンツデータなしと判定する。そして、ステップS387に進む。
【0371】
ステップS387では、前述したように、制御部810が、検索結果データを映像表示装置600へ送信する。検索結果データは、ステップS386のコンテンツデータ検索処理により判定された存在確認コンテンツデータの存在の有無を示すデータである。検索結果データが送信されると、ステップS387の処理は終了する。
【0372】
ここで、送信される検索結果データは、図21の検索結果データD400であるとする。検索結果データD400は、ステップS386Aのコンテンツデータ検索処理Aにより存在確認コンテンツデータありと判定された場合に送信されるデータである。
【0373】
再び、図33を参照して、映像表示装置600では、ステップS343Aのコンテンツ確認処理TAにおいて、制御部610が、検索結果データを受信し、受信した検索結果データを、記憶部620に記憶させる。ここで、受信した検索結果データは、検索結果データD400であるとする。
【0374】
そして、制御部610は、図34の情報データテーブルD600の番号“1”に対応する、図36の取得パラメータデータテーブルD710の番号“2”, “3”,・・・,の各々に対応する取得パラメータデータに対しても、前述した、取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”の取得パラメータデータを含むコンテンツ確認要求TAを送信するのと同様な処理を行なう。
【0375】
サービスサーバ800Aでは、コンテンツ確認要求TAを受信する毎に、前述したのと同様に、ステップS381A,S384A,S386A,S387の処理が行なわれる。
【0376】
これらの処理により、映像表示装置600では、制御部610が、図36の取得パラメータデータテーブルD710の番号“1”,“2”,・・・の各々に対応する取得パラメータデータに対応する検索結果データをサービスサーバ800Aから順次受信し、順次受信した複数の検索結果データが、記憶部620に記憶される。制御部610は、受信した複数の検索結果データを、情報データテーブルD600の番号“1”に対応づけた検索結果データテーブルとして、記憶部620に記憶させる。情報データテーブルD600の番号“1” に対応する複数の検索結果データから構成される検索結果データテーブルは、以下の検索結果データテーブルD810となる。
【0377】
図38は、一例としての検索結果データテーブルD810を示す図である。図38を参照して、検索結果データテーブルD810において、「情報データ番号」とは、図34の情報データテーブルD600の情報データの番号を示す。検索結果データテーブルD810は、複数の検索結果データから構成される。「番号」とは、複数の検索結果データの各々を管理するための番号である。たとえば、番号“1”の検索結果データは、図21の検索結果データD400である。検索結果データテーブルD810の各項目については、図21で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0378】
そして、制御部610は、情報データテーブルD600の番号“2”,“3”,・・・の各々に対応する、取得パラメータデータテーブルに対しても、前述した、図36の取得パラメータデータテーブルD710に対して行った処理を、順次行なう。これにより、情報データテーブルD600の番号“1”,“2”,・・・にそれぞれ対応する複数の検索結果データテーブルが記憶部620に記憶される。そして、ステップS344Aに進む。
【0379】
ステップS344Aでは、制御部610が、ステップS343Aのコンテンツ確認処理TAにより取得した、情報データテーブルD600の番号“1”,“2”,・・・にそれぞれ対応する複数の検索結果データテーブルを、通信端末装置500へ順次送信する。送信された複数の検索結果データテーブルのうちの1つは、図38の検索結果データテーブルD810である。全ての検索結果データテーブルの送信が終了すると、ステップS344Aの処理は終了する。
【0380】
通信端末装置500では、ステップS314Aの処理の後、ステップS316Aに進む。
【0381】
ステップS316Aでは、検索結果データ受信処理Mが行なわれる。検索結果データ受信処理Mでは、制御部510が、複数の検索結果データテーブルを順次受信し、受信した複数の検索結果データテーブルを、順次記憶部520に記憶させる。そして、ステップS317Aに進む。
【0382】
ステップS317Aでは、検索結果表示処理Mが行なわれる。検索結果表示処理Mでは、制御部510が、VDP532を利用して、記憶部520に記憶されている複数の検索結果データテーブルに基づいて、以下のコンテンツ表示画像MG400Aを生成し、生成したコンテンツ表示画像MG400Aを、表示部530に表示させる。複数の検索結果データテーブルの1つは、たとえば、図38の検索結果データテーブルD810である。そして、ステップS317Aの処理は終了する。
【0383】
図39は、一例としてのコンテンツ表示画像MG400Aを示す図である。図39を参照して、コンテンツ表示画像MG400Aは、図35のコンテンツ表示画像MG400と比較して、情報画像MG410の代わりに情報画像MG410Aが配置されている点と、丸、三角、四角のマークの説明が表示されている点が異なる。それ以外は、コンテンツ表示画像MG400と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0384】
情報画像MG410Aは、情報画像MG410と比較して、各情報データの右横に、丸、三角、四角のマークが表示されている点が異なる。それ以外は、情報画像MG410と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0385】
丸のマークは、対応する情報データに関連する動画のコンテンツが配信可能であることを示す。三角のマークは、対応する情報データに関連する情報検索結果に基づくコンテンツが配信可能であることを示す。四角のマークは、対応する情報データに関連する地図データが配信可能であることを示す。すなわち、丸、三角、四角のマークは、対応する情報データが選択された場合に、提供可能なサービスを示す。
【0386】
情報画像MG410Aに表示される丸、三角、四角のマークは、複数の検索結果データテーブルの各々に示される検索結果に基づいて表示される。たとえば、複数の検索結果データテーブルのうちの1つが、図38の検索結果データテーブルD810であるとする。ここで、検索結果データテーブルD810の番号“1”,“3”の検索結果が、「コンテンツデータあり」となっている。そのため、情報データ番号“1”に対応する、情報画像MG410Aの示す情報データの右横に、丸および三角のマークが表示される。
【0387】
再び、図33を参照して、ステップS317Aの処理の後、ステップS318Aに進む。
【0388】
ステップS318Aでは、制御部510が、情報データ選択操作があるか否かを判定する。情報データ選択操作は、図39の情報画像MG410Aに表示される複数の情報データのいずれかを選択するための操作(たとえば、タッチ操作)である。ステップS318Aにおいて、YESならば、ステップS319Aに進む。一方、ステップS318Aにおいて、NOならば、再度、ステップS318Aの処理が行なわれる。ここでは、図39の情報画像MG410Aに表示される番号“1”の情報データを選択するための情報データ選択操作があったとして、ステップS319Aに進む。
【0389】
ステップS319Aでは、選択情報表示処理が行なわれる。選択情報表示処理では、制御部510が、VDP532を利用して、情報データ選択操作により選択された情報データのみと、かつ、当該選択された情報データに基づいて提供可能なサービス名のリストを示すサービスリスト画像とを表示したコンテンツ表示画像を生成し、生成したコンテンツ表示画像を、表示部530に表示させる。そして、ステップS319Aの処理は終了する。
【0390】
ここで、情報データ選択操作により選択された情報データは、図39の情報画像MG410Aにおいて、番号“1”の情報データであるとする。この場合、番号“1”の情報データの右横には、丸および三角のマークが表示されるので、選択された番号“1”の情報データに基づいて提供可能なサービス名は、動画配信と、情報検索となる。この場合、表示部530に表示されるコンテンツ表示画像は、以下のコンテンツ表示画像MG200Dとなる。
【0391】
図40は、一例としてのコンテンツ表示画像MG200Dを示す図である。図40を参照して、コンテンツ表示画像MG200Dは、図20のコンテンツ表示画像MG200Aと比較して、サービスリスト画像MLG100の代わりにサービスリスト画像MLG100Dが配置される点が異なる。それ以外は、コンテンツ表示画像MG200Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0392】
サービスリスト画像MLG100Dは、情報データ選択操作により選択された、図39の情報画像MG410Aの番号“1”の情報データに基づいて提供可能なサービス名のリストを示す画像である。
【0393】
再び、図33を参照して、ステップS319Aの処理の後、ステップS324Aに進む。
【0394】
ステップS324Aでは、制御部510が、サービス選択操作があるか否かを判定する。サービス選択操作は、図40のサービスリスト画像MLG100Dに表示されている1以上のサービス名のいずれかを選択するためのインターフェース操作Mである。ステップS324Aにおいて、YESならば、制御部510が、VDP532を利用して、サービスリスト画像MLG100Dを、表示部530から消去して、ステップS325Aに進む。この場合、表示部530には、図19のコンテンツ表示画像MG200が表示されることになる。
【0395】
一方、ステップS324Aにおいて、NOならば、再度、ステップS324Aの処理が行なわれる。ここでは、サービスリスト画像MLG100Dに表示されている「動画配信」というサービス名を選択するサービス選択操作があったとして、ステップS325Aに進む。
【0396】
ステップS325Aでは、制御部510が、選択サービス情報Mを、映像表示装置600へ送信する。送信される選択サービス情報Mは、サービス選択操作により選択されたサービス名を含む。ここで、サービス選択操作により選択されたサービス名は「動画配信」であるとする。そして、ステップS325Aの処理は終了する。
【0397】
映像表示装置600では、ステップS344Aの処理の後、ステップS351Aに進む。
【0398】
ステップS351Aでは、制御部610が、選択サービス情報Mを受信したか否かを判定する。ステップS351Aにおいて、YESならば、ステップS356Aに進む。一方、ステップS351Aにおいて、NOならば、再度、ステップS351Aの処理が行なわれる。ここで、サービス名「動画配信」を含む選択サービス情報Mを受信したとして、ステップS356Aに進む。
【0399】
ステップS356Aでは、コンテンツ制御データ送信処理Aが行なわれる。コンテンツ制御データ送信処理Aでは、まず、制御部610が、図16の操作情報設定テーブルD120において、受信した選択サービス情報Mに含まれるサービス名に対応づけられている操作IDを特定する。ここで、受信した選択サービス情報Mに含まれるサービス名は、「動画配信」であるとする。この場合、特定される操作IDは、“CT1”となる。そして、制御部610は、図15の操作情報データテーブルD300において、特定された操作ID(“CT1”)の操作情報を示した、図22のコンテンツ制御データD500を、通信端末装置500へ送信する。コンテンツ制御データは、存在確認コンテンツデータの表示制御を行なうためのデータである。そして、ステップS356Aの処理は終了する。
【0400】
通信端末装置500では、ステップS325Aの処理の後、ステップS330に進む。
ステップS330では、制御部510が、コンテンツ制御データを受信したか否かを判定する。ステップS330において、YESならば、ステップS331に進む。ステップS330において、NOならば、再度、ステップS330の処理が行なわれる。ここでは、図22のコンテンツ制御データD500を受信したとして、ステップS331に進む。
【0401】
ステップS331では、制御部510が、受信したコンテンツ制御データを、記憶部520に記憶させる。ここでは、コンテンツ制御データD500を受信したとする。したがって、記憶部520には、コンテンツ制御データD500が記憶される。そして、ステップS338に進む。
【0402】
ステップS338では、制御部510が、コンテンツ制御処理Mを実行する。コンテンツ制御処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、コンテンツ取得処理Aにおける通信端末装置500の処理は終了する。
【0403】
映像表示装置600では、ステップS356Aの処理の後、ステップS358Aに進む。
【0404】
ステップS358Aでは、制御部610が、コンテンツ制御処理Tを実行する。コンテンツ制御処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、コンテンツ取得処理における映像表示装置600の処理は終了する。
【0405】
再び、図23を参照して、通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理MのステップS411では、制御部510が、通信端末装置500をリモコンモードに設定する。そして、ステップS412に進む。
【0406】
ステップS412では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、コンテンツ取得要求としてのコンテンツ取得リモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。ここで、コンテンツ取得リモコン信号は、記憶部520に記憶されている、図38の検索結果データテーブルD810の番号“1”の検索結果データに示されるコンテンツIDを含む。この場合、コンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDは、“M1234”となる。なお、コンテンツ取得リモコン信号は、コンテンツIDの代わりに、検索結果データテーブルD810の情報データ番号“1”と、番号“1”の検索結果データとを示す情報が含まれてもよい。
【0407】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、ステップS441において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツID“M1234”を含むコンテンツ取得リモコン信号を受信したとして、ステップS442に進む。
【0408】
ステップS442では、制御部610が、コンテンツ取得要求Tを、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDを示す検索結果データ(以下、処理対象検索結果データともいう)に示されるサイト名のサービスサイトへ送信する。
【0409】
ここで、コンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツIDは、“M1234”である。したがって、処理対象検索結果データは、図38の検索結果データテーブルD810の番号“1”の検索結果データである。この場合、当該番号“1”の検索結果データに示されるサイト名のサービスサイトは、サイト名が、「BBサイト」のサービスサイトである。前述したように、「BBサイト」のサービスサイトは、サービスサーバ800Aが提供するWebサイトである。したがって、コンテンツ取得要求Tは、サービスサーバ800Aへ送信される。
【0410】
送信されるコンテンツ取得要求Tには、受信したコンテンツ取得リモコン信号に含まれるコンテンツID(“M1234”)と、サービスサイトのサイト名(BBサイト)と、サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)と、当該サービスサイトのURL(http://www.bb.com/)に対応するユーザ識別情報(bbkk)(図10参照)とが含まれる。
【0411】
サービスサーバ800Aでは、ステップS481において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツ取得要求Tを受信したとして、ステップS484に進む。
【0412】
ステップS484では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、認証成功として、ステップS488に進む。
【0413】
ステップS488では、前述したのと同様にコンテンツ配信処理が行なわれる。この処理により、制御部810は、要求コンテンツデータを、コンテンツ取得要求Tを送信した映像表示装置600へストリーミング配信する処理を開始する。
【0414】
映像表示装置600が行なうコンテンツ制御処理Tでは、ステップS445において、前述したように、コンテンツ受信処理Tが実行される。コンテンツ受信処理Tでは、制御部610が、VDP632を利用して、要求コンテンツデータに基づくコンテンツ画像を、表示部630に表示させる。
【0415】
通信端末装置500が行なうコンテンツ制御処理Mでは、ステップS414において、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、図24のコンテンツ表示画像MG200Bが表示される。
【0416】
再び、図23を参照して、ステップS418では、前述したように、操作判定処理Mが実行される。
【0417】
映像表示装置600では、ステップS448において、前述したように、制御信号対応処理Tが実行される。
【0418】
操作判定処理Mおよび制御信号対応処理Tは、図25で説明したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
【0419】
以上説明したように、本実施の形態の変形例では、通信端末装置500が、図33のステップS312のコンテンツ取得処理Mにより、インターネット(ネットワーク70)から複数のコンテンツとしての情報データから構成される、図34の情報データテーブルD600を取得する。そして、通信端末装置500は、取得した情報データテーブルD600を、映像表示装置600へ送信する。
【0420】
映像表示装置600は、受信した情報データテーブルD600を構成する複数の情報データ(コンテンツ)の各々を解析し、情報データ毎に、対応する複数のサービスサイト(サービスサーバ800A)の各々に対し、解析結果に基づく、対応するコンテンツの存在の有無を確認する。そして、映像表示装置600は、確認結果を、通信端末装置500へ送信する。
【0421】
通信端末装置500では、確認結果を受信し、図39に示すように、表示部530に表示されている複数の情報データの各々に対し、利用可能なサービスを表示させる。
【0422】
したがって、多くの手間をかけることなく、複数の情報データの各々に対し、利用可能なサービスを容易に確認することができる。その結果、多くの手間をかけることなく、多種多様なコンテンツを取得することができるという効果を奏する。
【0423】
(機能ブロック図)
図41は、本発明における制御部610の機能ブロック図である。図41を参照して、制御部610は、第1通信部612と、第2通信部614と、解析部616とを含む。第1通信部612は、通信端末装置500とデータ通信を行なう。第2通信部614は、ネットワーク70(インターネット)とデータ通信を行なう。
【0424】
また、第1通信部612は、通信端末装置500がネットワーク70(インターネット)から取得したコンテンツである端末取得コンテンツ(たとえば、RSSデータ)を、通信端末装置500から受信する。
【0425】
解析部616は、第1通信部612が受信した端末取得コンテンツを解析する。また、第2通信部614は、解析部616の解析結果に基づいて、ネットワーク70(インターネット)から、コンテンツを取得する。
【0426】
なお、制御部610に含まれる、第1通信部612、第2通信部614および解析部616の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
【0427】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0428】
【図1】本実施の形態におけるネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】通信端末装置の外観を正面から示した図である。
【図3】通信端末装置の内部構成を示したブロック図である。
【図4】映像表示装置の内部構成を示したブロック図である。
【図5】サービスサーバの内部構成を示したブロック図である。
【図6】一例としてのリモコン画像を示す図である。
【図7】一例としてのサイト情報テーブルを示す図である。
【図8】一例としてのWebブラウザ画像を示す図である。
【図9】登録処理のフローチャートである。
【図10】一例としてユーザ識別情報登録テーブルを示す図である。
【図11】サービス利用設定処理のフローチャートである。
【図12】一例としてのサービス利用データテーブルを示す図である。
【図13】一例としての制御テーブルを示す図である。
【図14】一例としての処理設定テーブルを示す図である。
【図15】一例としての操作情報データテーブルを示す図である。
【図16】一例としての操作情報設定テーブルを示す図である。
【図17】コンテンツ取得処理のフローチャートである。
【図18】一例としての情報データを示す図である。
【図19】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図20】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図21】一例としての検索結果データを示す図である。
【図22】一例としてのコンテンツ制御データを示す図である。
【図23】コンテンツ制御処理M、コンテンツ制御処理Tおよびサービスサーバで行なわれる処理のフローチャートである。
【図24】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図25】操作判定処理Mおよび制御信号対応処理Tのフローチャートである。
【図26】一例としての情報データを示す図である。
【図27】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図28】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図29】一例としての検索結果データを示す図である。
【図30】一例としてのコンテンツ制御データを示す図である。
【図31】一例としてのコンテンツ画像を示す図である。
【図32】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図33】コンテンツ取得処理Aのフローチャートである。
【図34】一例としての情報データテーブルを示す図である。
【図35】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図36】一例としての取得パラメータデータテーブルを示す図である。
【図37】一例としての取得パラメータデータテーブルを示す図である。
【図38】一例としての検索結果データテーブルを示す図である。
【図39】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図40】一例としてのコンテンツ表示画像を示す図である。
【図41】本発明における制御部の機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0429】
50 通信部、70 ネットワーク、180,180A,180B プログラム、300 リモコン、500 通信端末装置、510,610,810 制御部、520,620,820 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555,555A 記録媒体、600 映像表示装置、800A サービスサーバ、800S 検索サーバ、800W Webサーバ、1000 ネットワークシステム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続され、前記ネットワークからコンテンツを取得する通信端末装置とデータ通信を行なう映像表示装置であって、
前記通信端末装置とデータ通信を行なう第1通信手段と、
前記ネットワークとデータ通信を行なう第2通信手段とを備え、
前記第1通信手段は、前記通信端末装置が前記ネットワークから取得したコンテンツである端末取得コンテンツを、前記通信端末装置から受信し、
受信した前記端末取得コンテンツを解析する解析手段をさらに備え、
前記第2通信手段は、前記解析手段の解析結果に基づいて、前記ネットワークから、コンテンツを取得し、
前記第2通信手段により取得されたコンテンツを表示する表示手段をさらに備える、映像表示装置。
【請求項2】
前記第2通信手段が前記ネットワークから取得するコンテンツは、前記端末取得コンテンツに関連するコンテンツである、請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
前記解析手段の解析結果に基づいて、前記ネットワークから取得したコンテンツに応じた処理を実行する実行手段をさらに備える、請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項4】
前記解析手段は、前記受信した端末取得コンテンツからパラメータを抽出し、
前記第2通信手段は、前記ネットワークから、抽出された前記パラメータに関連するコンテンツを取得する、請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項5】
前記第1通信手段は、前記通信端末装置から受信する前記端末取得コンテンツに関し予め定めた規則情報を、前記通信端末装置へ送信する、請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項6】
前記第1通信手段は、前記第2通信手段により取得されたコンテンツを制御するための制御情報を、前記通信端末装置へ送信する、請求項1に記載の映像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【公開番号】特開2008−177939(P2008−177939A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−10591(P2007−10591)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】