説明

映像記録再生装置

【課題】利便性良好に視聴制限を行う。
【解決手段】HDDレコーダ100のDSP32は、映像情報のディスプレイへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報を予め格納する視聴制限記憶部329と、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が視聴制限時間帯に含まれるか否かを判定する時刻判定部322と、時刻判定部322によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読取部321によって読み取られた映像情報のディスプレイへの出力を遮断することによりディスプレイへの表示を禁止する視聴制限実行部323と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から入力された映像情報を記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体に格納された映像情報を再生しモニタに表示する映像記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像機等の外部機器又はネットワークを介して入力された映像情報をHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体に記録すると共に、記録媒体に格納された映像情報を再生しモニタに表示するHDDレコーダ等の映像記録再生装置の普及、及び、ネットワークを介して視聴可能な映画等のコンテンツの拡充に伴い、大人であっても就寝予定時刻を過ぎて映画等を視聴してしまう虞が増大している。
【0003】
上記課題を解消するために、種々の方法、装置等が提案されている。例えば、RTCが計時する現在時間が、記憶部が記憶する電源オフ時間帯の範囲内に含まれているか否か判定し、含まれていると判定すれば、電源部からの電源の供給を禁止するテレビ受像機が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−333028号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記テレビ受像機と同様の方法でHDDレコーダ等の映像記録再生装置の視聴制限を行う場合には、電源オフ時間帯において映像記録再生装置への電源の供給が禁止されるため、HDD等記録媒体への録画処理を行うことができないことになる。すなわち、例えば、HDDレコーダ等において録画予約がされている場合に、電源オフ時間帯と録画予約された番組の放送時間帯とが重なっていると、その重なった時間帯の録画予約番組の録画を行うことができないのである。
【0005】
上記の課題に鑑みて、本発明は、利便性良好に視聴制限を行うことの可能な映像記録再生装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1に記載の映像記録再生装置は、外部から入力された映像情報を記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体に格納された映像情報を再生しモニタに表示する映像記録再生装置であって、前記記録媒体に格納された映像情報を読み取る読取手段と、映像情報の前記モニタへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、前記視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報を予め格納する視聴制限記憶手段と、前記視聴制限記憶手段に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が前記視聴制限時間帯に含まれるか否かを判定する時刻判定手段と、前記時刻判定手段によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、前記読取手段によって読み取られた映像情報の前記モニタへの出力を遮断することにより前記モニタへの表示を禁止する視聴制限実行手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の映像記録再生装置は、請求項1に記載の映像記録再生装置であって、前記読取手段によって読み取られた映像情報を、前記モニタへ出力する映像信号に変換するDAコンバータを備え、前記視聴制限実行手段が、前記DAコンバータの動作を停止させることによって、前記モニタへの表示を禁止することを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の映像記録再生装置は、請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置であって、パスワード情報を予め格納するパスワード記憶手段と、外部からのパスワードの入力を受け付けて、受け付けられたパスワード情報が前記パスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致するか否かを判定するパスワード判定手段と、前記パスワード判定手段によって一致すると判定された場合に、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定を行い、設定された視聴制限実行可否情報を前記視聴制限記憶手段に記録する視聴制限設定手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の映像記録再生装置は、請求項3に記載の映像記録再生装置であって、前記パスワード判定手段によって一致すると判定された場合に、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記視聴制限時間帯を設定し、設定された視聴制限時間帯情報を前記視聴制限記憶手段に記録する時間帯設定手段を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の映像記録再生装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の映像記録再生装置であって、前記時刻判定手段によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報を前記モニタへ表示する表示制御手段を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の映像記録再生装置によれば、映像情報のモニタへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報が予め視聴制限記憶手段に格納されており、記録媒体に格納された映像情報が読み取られる。そして、視聴制限記憶手段に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が視聴制限時間帯に含まれるか否かが判定され、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読み取られた映像情報のモニタへの出力が禁止されることによりモニタへの表示が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0012】
すなわち、視聴制限記憶手段に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が視聴制限記憶手段に格納された視聴制限時間帯に含まれるか否かが判定され、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読み取られた映像情報のモニタへの出力が遮断されることによりモニタへの表示が禁止されるため、録画予約番組の録画等の処理を行うことができるので、利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0013】
請求項2に記載の映像記録再生装置によれば、記録媒体から読み取られた映像情報をモニタへ出力する映像信号に変換するDAコンバータの動作を停止させることによって、モニタへの表示が禁止されるため、簡素な構成で利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0014】
請求項3に記載の映像記録再生装置によれば、パスワード情報が予めパスワード記憶手段に格納されており、外部からのパスワードの入力が受け付けられて、受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致するか否かが判定される。そして、一致すると判定された場合に、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定が行われ、設定された視聴制限実行可否情報が視聴制限記憶手段に記録されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0015】
すなわち、外部から受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、外部からの操作入力に基づいて、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定が行われ、設定された視聴制限実行可否情報が視聴制限記憶手段に記録されるため、例えば、視聴制限を受けるユーザ(例えば、子供)と、視聴制限を設定するユーザ(例えば、親)とが異なる場合に、親は自由に視聴制限を行うか否かの設定を行うことができ、子供は視聴制限を行うか否かの設定を行うことができないので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【0016】
請求項4に記載の映像記録再生装置によれば、外部から受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯が設定され、設定された視聴制限時間帯情報が視聴制限記憶手段に記録されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0017】
すなわち、外部から受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、外部からの操作入力に基づいて、視聴制限時間帯が設定され、設定された視聴制限時間帯情報が視聴制限記憶手段に記録されるため、例えば、視聴制限を受けるユーザ(例えば、子供)と、視聴制限を設定するユーザ(例えば、親)とが異なる場合に、親は自由に視聴制限時間帯の設定を行うことができ、子供は視聴制限時間帯の設定を行うことができないので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【0018】
請求項5に記載の映像記録再生装置によれば、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報がモニタに表示されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0019】
すなわち、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報がモニタに表示されるため、例えば、ユーザが、故障等に起因して映像情報がモニタに表示されないと誤認することを防止することができるので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るHDDレコーダの一例を示す構成図である。HDDレコーダ100(映像記録再生装置に相当する)は、テレビ受像機200と通信可能に接続され、テレビ受像機200から入力された映像情報及び音声情報を、HDD8及びDVD2に記録すると共に、HDD8及びDVD2に格納された映像情報及び音声情報を再生し、それぞれ、テレビ受像機200に配設されたディスプレイ及びスピーカに表示するものであって、光ピックアップ1、出力装置3、制御装置4、駆動装置5、表示部6、操作部7、及び、HDD8を備えている。
【0021】
光ピックアップ1(読取手段の一部に相当する)は、CD用LD(Laser Diode)及びDVD用LDを備え、再生する対象の光ディスク2(記録媒体に相当する:CD又はDVD)からの反射光を電気信号に変換し、光ディスク2(CD、又は、DVD)に格納された音声情報、映像情報等の各種情報の読み取りを行うと共に、光ディスク2(CD、又は、DVD)に音声情報、映像情報等の各種情報を書き込むものである。CD用LDは、CDに格納された情報を読み取ると共に、情報を書き込むレーザ光を照射するものである。DVD用LDは、DVDに格納された情報を読み取ると共に、情報を書き込むレーザ光を照射するものである。また、光ピックアップ1は、送りモータ51によって、光ディスク2の径方向、及び、垂直方向(近接、離間方向)に移動可能に構成されている。
【0022】
出力装置3は、光ピックアップ1からの音声情報、映像情報等の情報を、音声及び映像に変換して、それぞれ、テレビ受像機200に配設された図略のスピーカ及びモニタに出力するものであって、RFアンプ31、DSP(Digital Signal Processor)32、再生処理回路33、及び、出力回路34を備えている。
【0023】
RFアンプ31(読取手段の一部に相当する)は、光ピックアップ1からの音声情報、映像情報等に対応する信号を増幅してDSP32に出力するものである。
【0024】
DSP32及び再生処理回路33は、RFアンプ31からの信号に対して、再生のための各種情報処理(例えばデコード処理、画像処理等)を施すものである。出力回路34(視聴制限実行手段の一部、表示制御手段の一部に相当する)は、再生処理回路33からの情報を、テレビ受像機200に配設された図略のスピーカ及びディスプレイに出力するためにDA変換処理等を行うものである。
【0025】
また、DSP32は、システムコントローラ41を介してテレビ受像機200から受け付けられた映像情報及び音声情報等を、光ピックアップ1及びドライバIC42を介して光ディスク2に書き込むと共に、インターフェイス部81を介してHDD8に書き込むものである。
【0026】
制御装置4は、操作部7を介して受け付けた指示操作に基づいて、光ピックアップ1及び駆動装置5の動作を制御するものであって、システムコントローラ41、及び、ドライバIC42を備えている。システムコントローラ41は、操作部7からの情報を受け付けてDSP32に伝送すると共に、DSP32からの情報を表示部6に伝送するものである。また、システムコントローラ41は、インターフェイス部411を介してテレビ受像機200からの映像情報及び音声情報等を受け付け、DSP32へ出力するものである。
【0027】
ドライバIC42は、DSP32からの指示に基づいて、光ピックアップ1及び駆動装置5の動作を制御するものである。具体的には、ドライバIC42は、光ピックアップ1に配設されたCD用LD及びDVD用LDの動作を制御すると共に、駆動装置5を構成する送りモータ51及びスピンドルモータ52の動作を制御するものである。
【0028】
駆動装置5は、送りモータ51及びスピンドルモータ52を備える。送りモータ51は、ドライバIC42からの指示に基づいて光ピックアップ1を光ディスク2の径方向及び垂直方向に移動させるものである。スピンドルモータ52は、ドライバIC42からの指示に基づいて光ディスク2を回転駆動するものである。
【0029】
表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備え、DSP32からの情報を外部から視認可能に表示するものである。操作部7(パスワード判定手段の一部、視聴制限設定手段の一部、及び、時間帯設定手段の一部に相当する)は、種々の操作キー等を備え、ユーザからの操作を受け付けて、DSP32に対応する操作信号を出力するものである。
【0030】
HDD8(記録媒体に相当する)は、テレビ受像機200からシステムコントローラ41を介して受け付けられた映像情報及び音声情報等を格納すると共に、格納された映像情報及び音声情報をテレビ受像機200(ディスプレイ及びスピーカ)に対して出力するものである。
【0031】
テレビ受像機200は、LCD等からなる図略のディスプレイ(モニタに相当する)及びスピーカを備え、テレビジョン放送を受信して、受信した映像情報及び音声情報にそれぞれ対応する映像及び音声を出力すると共に、受信した映像情報及び音声情報をHDDレコーダ100(システムコントローラ41)へ出力するものである。また、テレビ受像機200は、出力回路34からの映像情報及び音声情報にそれぞれ対応する映像及び音声を出力するものである。
【0032】
図2は、本発明に係るHDDレコーダ100における主要部の構成の一例を示す機能構成図である。DSP32は、CPU(Central Processing Unit)32A、RAM(Random Access Memory)32B、及び、図略のROM(Read Only Memory)を備えている。CPU32Aは、機能的に、読取部321、時刻判定部322、視聴制限実行部323、表示制御部324、パスワード判定部325、視聴制限設定部326、及び、時間帯設定部327を備え、RAM32Bは、機能的に、パスワード記憶部328、及び、視聴制限記憶部329を備えている。
【0033】
ここでは、CPUが、図略のROM等に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、読取部321、時刻判定部322、視聴制限実行部323、表示制御部324、パスワード判定部325、視聴制限設定部326、時間帯設定部327等の機能部として機能すると共に、RAM32Bを、パスワード記憶部328、視聴制限記憶部329等の機能部として機能させるものである。
【0034】
また、RAM32B又は図略のROMに格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0035】
更に、出力回路34は、映像DA(Digital to Analog)コンバータ341、音声DAコンバータ342、及び、OSD(On−Screen Display)回路343を備えている。映像DAコンバータ341(視聴制限実行手段の一部)は、読取部321によって読み出された光ディスク2に格納された映像情報(=デジタル信号)を、映像信号(=アナログ信号)に変換してテレビ受像機200(ディスプレイ)に出力するものである。
【0036】
音声DAコンバータ342は、読取部321によって読み出された光ディスク2に格納された音声情報(=デジタル信号)を、音声信号(=アナログ信号)に変換してテレビ受像機200(スピーカ)に出力するものである。OSD回路343(表示制御手段の一部に相当する)は、表示制御部324からの指示に基づいて、テレビ受像機200(ディスプレイ)にOSD(On−Screen Display)表示を行うものである。
【0037】
パスワード記憶部328(パスワード記憶手段に相当する)は、パスワード情報を予め格納するものである。パスワード記憶部328に格納されたパスワード情報は、パスワード判定部325によって読み出されるものである。
【0038】
視聴制限記憶部329(視聴制限記憶手段に相当する)は、映像情報のディスプレイへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報を予め格納するものである。視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯情報は、視聴制限実行部323によって読み出されると共に、時間帯設定部327によって記録される(=書き込まれる)ものである。視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報は、視聴制限実行部323によって読み出されると共に、視聴制限設定部326によって記録される(=書き込まれる)ものである。
【0039】
読取部321(読取手段の一部に相当する)は、図1に示す光ピックアップ1、RFアンプ31を介して光ディスク2(又はHDD8)に格納された映像情報及び音声情報を読み取ると共に、読み取られた映像情報及び音声情報を、デコード回路331を介して、出力回路34(映像DAコンバータ341、音声DAコンバータ342)に出力するものである。
【0040】
時刻判定部322(時刻判定手段に相当する)は、計時機能を備え、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、計時機能によって取得された現在時刻が、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯に含まれるか否かを判定するものである。
【0041】
視聴制限実行部323(視聴制限実行手段の一部に相当する)は、時刻判定部322によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読取部321によって読み取られた映像情報のテレビ受像機200(ディスプレイ)への出力を遮断することによりテレビ受像機200に配設されたディスプレイへの表示を禁止すると共に、読取部321によって読み取られた音声情報のテレビ受像機200(スピーカ)への出力を遮断することによりテレビ受像機200に配設されたスピーカへの出力を禁止するものである。
【0042】
具体的には、視聴制限実行部323は、映像DAコンバータ341の動作を停止させる(=映像DAコンバータ341をOFFする)ことによって、映像情報のテレビ受像機200(ディスプレイ)への表示を禁止すると共に、音声DAコンバータ342の動作を停止させる(=音声DAコンバータ342をOFFする)ことによって、音声情報のテレビ受像機200(スピーカ)への表示を禁止するものである。
【0043】
表示制御部324(表示制御手段の一部に相当する)は、時刻判定部322によって現在時刻が視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、OSD回路343を介して、視聴制限が行われている旨の情報(ここでは、図5(a)に示す視聴制限表示画面900)をテレビ受像機200(ディスプレイ)へ表示するものである。
【0044】
パスワード判定部325(パスワード判定手段の一部に相当する)は、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力を受け付けて、受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致するか否かを判定するものである。
【0045】
ここでは、パスワード判定部325は、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の視聴制限解除ボタン902が押下された場合に、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力を受け付けると共に、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の時間帯変更ボタン903が押下された場合に、図5(b)に示す視聴制限設定画面910を介して、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力を受け付けるものである。
【0046】
視聴制限設定部326(視聴制限設定手段の一部に相当する)は、パスワード判定部325によって一致すると判定された場合に、操作部7を介してユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定を行い、設定された視聴制限実行可否情報を視聴制限記憶部329に記録するものである。
【0047】
ここでは、視聴制限設定部326は、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の視聴制限解除ボタン902が押下された場合に、パスワード判定部325に対して、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力を受け付けさせ、パスワード判定部325によって、受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、視聴制限を行わないことを示す視聴制限実行可否情報を視聴制限記憶部329に記録するものである。
【0048】
また、視聴制限設定部326は、パスワード判定部325によって、操作部7を介して受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合(=視聴制限が解除された場合)に、視聴制限実行部323を介して、映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342を動作させる(=映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342をONする)ものである。
【0049】
時間帯設定部327(時間帯設定手段の一部に相当する)は、パスワード判定部325によって一致すると判定された場合に、操作部7を介してユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯を設定し、設定された視聴制限時間帯情報を視聴制限記憶部329に記録するものである。
【0050】
ここでは、時間帯設定部327は、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の時間帯変更ボタン903が押下された場合に、図5(b)に示す視聴制限設定画面910を、OSD回路343を介してテレビ受像機200(ディスプレイ)へ表示し、パスワード判定部325に対して、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力を受け付けさせ、パスワード判定部325によって、受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、操作部7を介して受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯を設定し、設定された視聴制限時間帯情報を視聴制限記憶部329に記録する(=更新する)ものである。
【0051】
図3、図4は、本発明に係るHDDレコーダ100(主にDSP32のCPU32A)の動作の一例を示すフローチャートである。まず、読取部321によって、光ディスク2に格納された映像情報が読み取られる(S101)。そして、時刻判定部322によって、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報であるか否かの判定が行われる(S103)。視聴制限を行う旨の情報ではないと判定された場合(S103でNO)には、処理が待機状態とされる。視聴制限を行う旨の情報であると判定された場合(S103でYES)には、時刻判定部322によって、現在時刻が、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯に含まれるか否かが判定される(S105)。
【0052】
視聴制限時間帯に含まれないと判定された場合(S105でNO)には、視聴制限実行部323によって、映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342がONされ(S109)、処理がステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。視聴制限時間帯に含まれると判定された場合(S105でYES)には、視聴制限実行部323によって、映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342がOFFされる(S107)。そして、表示制御部324によって、視聴制限が行われている旨の情報(ここでは、図5(a)に示す視聴制限表示画面900)がテレビ受像機200(ディスプレイ)に表示される(S111)。
【0053】
次いで、視聴制限設定部326によって、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の視聴制限解除ボタン902が押下されたか否かの判定が行われる(S113)。視聴制限解除ボタン902が押下されたと判定された場合(S113でYES)には、処理が図4に示すステップS117に進められる。視聴制限解除ボタン902が押下されていないと判定された場合(S113でNO)には、時間帯設定部327によって、図5(a)に示す視聴制限表示画面900の時間帯変更ボタン903が押下されたか否かの判定が行われる(S115)。時間帯変更ボタン903が押下されたと判定された場合(S115でYES)には、処理が図4に示すステップS125に進められる。時間帯変更ボタン903が押下されていないと判定された場合(S115でNO)には、処理がステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。
【0054】
図4に示すように、図3のステップS113でYESの場合には、パスワード判定部325によって、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力が受け付けられる(S117)。そして、パスワード判定部325によって、ステップS117において受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致するか否かの判定が行われる(S119)。一致しないと判定された場合(S119でNO)には、処理が図3に示すステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。一致すると判定された場合(S119でYES)には、視聴制限設定部326によって、視聴制限を行わないことを示す視聴制限実行可否情報が視聴制限記憶部329に記録される(S121)。そして、視聴制限設定部326によって、映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342がONされ(S123)、処理が図3に示すステップS103に戻され、ステップS103以降の処理が繰り返し実行される。
【0055】
また、図4に示すように、図3のステップS115でYESの場合には、パスワード判定部325によって、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力が受け付けられる(S125)。そして、パスワード判定部325によって、ステップS125において受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致するか否かの判定が行われる(S127)。一致しないと判定された場合(S127でNO)には、処理が図3に示すステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。一致すると判定された場合(S127でYES)には、時間帯設定部327によって、操作部7を介して視聴制限時間帯の設定が受け付けられたか否かの判定が行われる(S129)。
【0056】
視聴制限時間帯の設定が受け付けられていないと判定された場合(S129でNO)には、処理が図3に示すステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。視聴制限時間帯の設定が受け付けられたと判定された場合(S129でYES)には、ステップS119で受け付けられた視聴制限時間帯情報が視聴制限記憶部329に記録され(S131)、処理が図3に示すステップS103に戻され、ステップS103以降の処理が繰り返し実行される。
【0057】
図5(a)は、図3に示すフローチャートのステップS111においてテレビ受像機200(ディスプレイ)に表示される視聴制限表示画面の一例を示す画面図であり、図5(b)は、図4に示すフローチャートのステップS125においてテレビ受像機200(ディスプレイ)に表示される視聴制限設定画面の一例を示す画面図である。図5(a)に示す視聴制限表示画面900には、画面上部に、ガイダンス表示部901が表示され、画面下部に、視聴制限解除ボタン902及び時間帯変更ボタン903が表示されている。
【0058】
ガイダンス表示部901は、視聴制限が行われている旨の情報を文字情報として表示するものである。ここでは、ガイダンス表示部901には、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯情報に対応する時間帯を示す文字情報(AM0:00〜AM8:00)も併せて表示されており、午前0時から午前8時までの間が視聴制限時間帯に設定されていることが判る。
【0059】
視聴制限解除ボタン902は、視聴制限を解除する場合に押下するボタンである。視聴制限解除ボタン902が押下された場合には、パスワードを入力が促され、入力されたパスワードがパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致する場合には、視聴制限が解除されて、映像情報及び音声情報が出力される。
【0060】
時間帯変更ボタン903は、視聴制限を行う時間帯である視聴制限時間帯を変更する場合に押下されるボタンである。時間帯変更ボタン903が押下された場合には、図5(b)に示す視聴制限設定画面910がテレビ受像機200(ディスプレイ)に表示される。
【0061】
図5(b)に示す視聴制限設定画面910には、画面略中央部に、パスワード表示部911が表示され、パスワード表示部911の下側に、視聴制限表示部912が表示され、視聴制限表示部912の下側に、時間帯表示部913が表示され、画面下部に、設定ボタン914及びキャンセルボタン915が表示されている。
【0062】
パスワード表示部911は、操作部7を介して入力されたパスワード情報を表示するものである。視聴制限表示部912は、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報に対応する文字情報を表示するものである。ここでは、視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合には、「視聴制限:ON」と表示され、視聴制限実行可否情報が視聴制限を行わない旨の情報である場合には、「視聴制限:OFF」と表示される。
【0063】
時間帯表示部913は、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯を変更可能に表示するものである。パスワード表示部911を介して入力されたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合には、ユーザは、操作部7を介して所望する視聴制限時間帯を時間帯表示部913へ入力することによって、視聴制限時間帯を設定することができる。
【0064】
設定ボタン914は、時間帯表示部913に表示された視聴制限時間帯に設定する場合に押下されるボタンである。キャンセルボタン915は、時間帯表示部913に表示された視聴制限時間帯をキャンセルする場合に押下されるボタンである。キャンセルボタン915が押下された場合には、図5(a)に示す視聴制限表示画面900が表示される。
【0065】
このようにして、映像情報のテレビ受像機200に配設されたディスプレイへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報が予め視聴制限記憶部329に格納されており、光ディスク2(又は、HDD8)に格納された映像情報が読み取られる。そして、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が視聴制限時間帯に含まれるか否かが判定され、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読み取られた映像情報のディスプレイへの出力が禁止されることによりディスプレイへの表示が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0066】
すなわち、視聴制限記憶部329に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が視聴制限記憶部329に格納された視聴制限時間帯に含まれるか否かが判定され、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、読み取られた映像情報のディスプレイへの出力が遮断されることによりディスプレイへの表示が禁止されるため、録画予約番組の録画等の処理を行うことができるので、利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0067】
また、光ディスク2(又は、HDD8)から読み取られた映像情報をテレビ受像機200に配設されたディスプレイへ出力する映像信号に変換する映像DAコンバータ341の動作を停止させることによって、ディスプレイへの表示が禁止されるため、簡素な構成で利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0068】
更に、パスワード情報が予めパスワード記憶部328に格納されており、操作部7を介してユーザからのパスワードの入力が受け付けられて、受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致するか否かが判定される。そして、一致すると判定された場合に、操作部7を介してユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定が行われ、設定された視聴制限実行可否情報が視聴制限記憶部329に記録されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0069】
すなわち、操作部7を介してユーザから受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、操作部7を介するユーザからの操作入力に基づいて、視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定が行われ、設定された視聴制限実行可否情報が視聴制限記憶部329に記録されるため、例えば、視聴制限を受けるユーザ(例えば、子供)と、視聴制限を設定するユーザ(例えば、親)とが異なる場合に、親は自由に視聴制限を行うか否かの設定を行うことができ、子供は視聴制限を行うか否かの設定を行うことができないので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【0070】
加えて、操作部7を介してユーザから受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、操作部7を介してユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、視聴制限時間帯が設定され、設定された視聴制限時間帯情報が視聴制限記憶部329に記録されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0071】
すなわち、操作部7を介してユーザから受け付けられたパスワード情報がパスワード記憶部328に格納されたパスワード情報と一致すると判定された場合に、操作部7を介するユーザからの操作入力に基づいて、視聴制限時間帯が設定され(図5(b)参照)、設定された視聴制限時間帯情報が視聴制限記憶部329に記録されるため、例えば、視聴制限を受けるユーザ(例えば、子供)と、視聴制限を設定するユーザ(例えば、親)とが異なる場合に、親は自由に視聴制限時間帯の設定を行うことができ、子供は視聴制限時間帯の設定を行うことができないので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【0072】
また、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報がディスプレイに表示されるため、更に利便性良好に視聴制限を行うことができる。
【0073】
すなわち、視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報がディスプレイに表示される(図5(a)参照)ため、例えば、ユーザが、故障等に起因して映像情報がディスプレイに表示されないと誤認することを防止することができるので、更に利便性良好に視聴制限を行うことができるのである。
【0074】
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、映像記録再生装置がHDDレコーダ100である場合について説明したが、映像記録再生装置が外部から入力された映像情報を記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体に格納された映像情報を再生しモニタに表示する装置であればよい。例えば、映像記録再生装置が、DVDレコーダである形態でもよいし、ハードディスク等の記録媒体に格納された映像情報を再生可能に構成されたパーソナルコンピュータである形態でもよい。
【0075】
(B)本実施形態では、記録媒体が光ディスク2及びHDD8である場合について説明したが、記録媒体が光ディスク2又はHDD8である形態でもよいし、その他の種類の記録媒体である形態でもよい。例えば、記録媒体が、フレキシブルディスク、半導体メモリ等である形態でもよい。
【0076】
(C)本実施形態では、DSP32が、読取部321、時刻判定部322、視聴制限実行部323、表示制御部324、パスワード判定部325、視聴制限設定部326、時間帯設定部327等の機能部として機能する場合について説明したが、読取部321、時刻判定部322、視聴制限実行部323、表示制御部324、パスワード判定部325、視聴制限設定部326、及び、時間帯設定部327の内、少なくとも1の機能部が回路等のハードウェアによって実現されている形態でもよい。
【0077】
(D)本実施形態では、視聴制限実行部323が、映像DAコンバータ341の動作を停止させることによって、映像情報のテレビ受像機200(ディスプレイ)への出力を禁止する場合について説明したが、視聴制限実行部323が、映像情報のディスプレイへの出力を遮断することによりディスプレイへの表示を禁止する形態であればよい。例えば、映像DAコンバータ341の出力側にスイッチを備え、視聴制限実行部323が、このスイッチをOFFすることによってディスプレイへの表示を禁止する形態でもよい。
【0078】
(E)本実施形態では、視聴制限実行部323が、映像DAコンバータ341及び音声DAコンバータ342の動作を停止させる場合について説明したが、視聴制限実行部323が、映像DAコンバータ341のみの動作を停止させる形態でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】は、本発明に係るHDDレコーダの一例を示す構成図である。
【図2】は、本発明に係るHDDレコーダにおける主要部の構成の一例を示す機能構成図である。
【図3】は、本発明に係るHDDレコーダ(主にDSP)の動作の一例を示すフローチャート(前半部)である。
【図4】は、本発明に係るHDDレコーダ(主にDSP)の動作の一例を示すフローチャート(後半部)である。
【図5】は、図3に示すフローチャートのステップS111及び図4に示すフローチャートのステップS125においてそれぞれディスプレイに表示される視聴制限表示画面、及び、視聴制限設定画面の一例を示す画面図である。
【符号の説明】
【0080】
100 HDDレコーダ(映像記録再生装置)
1 光ピックアップ(読取手段の一部)
3 出力装置
31 RFアンプ(読取手段の一部)
32 DSP
32A CPU
321 読取部(読取手段の一部)
322 時刻判定部(時刻判定手段)
323 視聴制限実行部(視聴制限実行手段の一部)
324 表示制御部(表示制御手段の一部)
325 パスワード判定部(パスワード判定手段の一部)
326 視聴制限設定部(視聴制限設定手段の一部)
327 時間帯設定部(時間帯設定手段の一部)
32B RAM
328 パスワード記憶部(パスワード記憶手段)
329 視聴制限記憶部(視聴制限記憶手段)
321 読取部(読取手段の一部)
33 再生処理回路
34 出力回路
341 映像DAコンバータ(視聴制限実行手段の一部)
342 音声DAコンバータ
343 OSD回路(表示制御手段の一部)
7 操作部(パスワード判定手段の一部、視聴制限設定手段の一部、時間帯設定手段の一部)
2 光ディスク(記録媒体)
8 HDD(記録媒体)
200 テレビ受像機(モニタ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から入力された映像情報を記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体に格納された映像情報を再生しモニタに表示する映像記録再生装置であって、
前記記録媒体に格納された映像情報を読み取る読取手段と、
映像情報の前記モニタへの表示を禁止する時間帯である視聴制限時間帯情報、及び、前記視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かを示す視聴制限実行可否情報を予め格納する視聴制限記憶手段と、
前記視聴制限記憶手段に格納された視聴制限実行可否情報が視聴制限を行う旨の情報である場合に、現在時刻が前記視聴制限時間帯に含まれるか否かを判定する時刻判定手段と、
前記時刻判定手段によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、前記読取手段によって読み取られた映像情報の前記モニタへの出力を遮断することにより前記モニタへの表示を禁止する視聴制限実行手段と、
を備えることを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項2】
前記読取手段によって読み取られた映像情報を、前記モニタへ出力する映像信号に変換するDAコンバータを備え、
前記視聴制限実行手段は、前記DAコンバータの動作を停止させることによって、前記モニタへの表示を禁止することを特徴とする請求項1に記載の映像記録再生装置。
【請求項3】
パスワード情報を予め格納するパスワード記憶手段と、
外部からのパスワードの入力を受け付けて、受け付けられたパスワード情報が前記パスワード記憶手段に格納されたパスワード情報と一致するか否かを判定するパスワード判定手段と、
前記パスワード判定手段によって一致すると判定された場合に、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記視聴制限時間帯において視聴制限を行うか否かの設定を行い、設定された視聴制限実行可否情報を前記視聴制限記憶手段に記録する視聴制限設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置。
【請求項4】
前記パスワード判定手段によって一致すると判定された場合に、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記視聴制限時間帯を設定し、設定された視聴制限時間帯情報を前記視聴制限記憶手段に記録する時間帯設定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の映像記録再生装置。
【請求項5】
前記時刻判定手段によって視聴制限時間帯に含まれると判定された場合に、視聴制限が行われている旨の情報を前記モニタへ表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の映像記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−111547(P2009−111547A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−279898(P2007−279898)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】