映像記録装置及びＤＶＤレコーダ
【課題】利便性良好に且つ確実に番組を録画する。
【解決手段】ＤＶＤレコーダ１のＭＰＵ１１は、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予約録画番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定部１１１と、予約録画番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出部１１２と、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定部１１３と、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納し、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了する録画実行部１１７と、を備えている。
【解決手段】ＤＶＤレコーダ１のＭＰＵ１１は、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予約録画番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定部１１１と、予約録画番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出部１１２と、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定部１１３と、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納し、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了する録画実行部１１７と、を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する複数の記録媒体を有する映像記録装置に関する。特に、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）及びＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）を有するＤＶＤレコーダに関する。
【背景技術】
【０００２】
テレビジョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送の映像情報を記録媒体に記録し、必要に応じて接続されたテレビジョン装置で再生するＤＶＤレコーダ等の映像記録装置が普及している。また、大容量のＨＤＤを備えると共にＤＶＤへの録画が可能な映像記録装置も普及しており、ユーザはテレビジョン番組の映像情報を、ＨＤＤ又はＤＶＤを選択して格納することができる。
【０００３】
一方、映像記録装置において、１の記録媒体（例えば、ＤＶＤ）への番組の録画を設定した場合に、この１の記録媒体の記録領域の残量が番組の録画中に無くなってしまい、番組の録画が中断されてしまうことがあった。
【０００４】
上記課題を解消するべく、種々の方法、装置が提案されている。例えば、予約録画が指定された記録媒体（例えば、ＶＴＲ）の記録領域が無くなったとき、その予約録画の続きを他の記録媒体（例えば、ＨＤＤ）に記録する記録再生装置が開示されている（特許文献１参照）。この記録再生装置によれば、番組を確実に録画することができる。
【特許文献１】特開２００５−２６８８３９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記記録再生装置においては、複数の記録媒体への録画の順序が予め設定されている（例えば、ＶＴＲ、ＨＤＤの順に録画される）ため、利便性が充分ではない場合があった。例えば、ＶＴＲ記録領域が無くなったときには、録画を中断したい場合にも、ＨＤＤに予約録画の続きが録画されてしまうのである。
【０００６】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、利便性良好に且つ確実に番組を録画することの可能な映像記録装置及びＤＶＤレコーダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために請求項１に記載のＤＶＤレコーダは、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲを有するＤＶＤレコーダであって、予め録画するべく設定された番組を受信して、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ又はＶＣＲに格納する録画実行手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【０００８】
請求項２に記載の映像記録装置は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体、第２記録媒体又は第３記録媒体に格納する録画実行手段と、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【０００９】
請求項３に記載の映像記録装置は、請求項２に記載の映像記録装置であって、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納することを特徴としている。
【００１０】
請求項４に記載の映像記録装置は、請求項３に記載の映像記録装置であって、前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【００１１】
請求項５に記載の映像記録装置は、請求項４に記載の映像記録装置であって、前記第１継続設定手段及び第２継続設定手段が、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かを設定することを特徴としている。
【００１２】
請求項６に記載の映像記録装置は、請求項４又は請求項５に記載の映像記録装置であって、前記第１媒体設定手段及び第２媒体設定手段が、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記番組を格納する記録媒体を設定することを特徴としている。
【００１３】
請求項７に記載の映像記録装置は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体及び第２記録媒体を有する映像記録装置であって、予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体又は第２記録媒体に格納する録画実行手段と、前記第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【発明の効果】
【００１４】
請求項１に記載のＤＶＤレコーダによれば、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００１５】
すなわち、ユーザは、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１６】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１７】
また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００１８】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１９】
更に、番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００２０】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定されていない記録媒体に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２１】
加えて、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２２】
また、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、番組を格納する記録媒体が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２３】
請求項２に記載の映像記録装置によれば、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００２４】
すなわち、ユーザは、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２５】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２６】
請求項３に記載の映像記録装置によれば、記録媒体に格納すると設定されている場合に、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２７】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２８】
請求項４に記載の映像記録装置によれば、番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００２９】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定されていない記録媒体に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００３０】
請求項５に記載の映像記録装置によれば、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００３１】
請求項６に記載の映像記録装置によれば、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、番組を格納する記録媒体が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００３２】
請求項７に記載の映像記録装置によれば、第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体及び第２記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００３３】
すなわち、ユーザは、第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００３４】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体及び第２記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【００３５】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図１は、本発明に係るＤＶＤレコーダの構成の一例を示すブロック図である。ＤＶＤレコーダ１（＝ＨＤＤ、ＶＣＲ搭載ＤＶＤレコーダ：映像記録装置に相当する）は、出力装置２と通信可能に接続されると共に、リモートコントローラ（＝Ｒｅｍｏｔｅｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ：以下、「リモコン」という）３と赤外線通信を介して通信可能に接続されている。
【００３６】
ＤＶＤレコーダ１は、リモコン３を介してユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に基づいて、テレビジョン放送を受信し、受信した番組情報をＨＤＤ１９１等に格納するものである。また、ＤＶＤレコーダ１は、ＨＤＤ１９１等に格納された番組情報を読み出して、出力装置２に対して映像及び音声を出力するものである。
【００３７】
出力装置２は、ディスプレイ２１及びスピーカ２２を備え、ＤＶＤレコーダ１から入力された音声情報及び映像情報を出力するものである。ディスプレイ２１は、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、ＰＤＰ（Ｐｌａｓｍａ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｐａｎｅｌ）等を備え、ＤＶＤレコーダ１から入力された映像情報を外部から視認可能に表示するものである。スピーカ２２は、ＤＶＤレコーダ１から入力された音声情報を出力するものである。
【００３８】
リモコン３（第１媒体設定手段の一部、第１継続設定手段の一部、第２媒体設定手段の一部、及び、第２継続設定手段の一部に相当する）は、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に対応する赤外線信号を生成して、ＤＶＤレコーダ１に対して出力するものである。
【００３９】
また、ＤＶＤレコーダ１は、ＭＰＵ１１、ＲＡＭ１２、ＲＯＭ１３、操作部１４、受信部１５、音声出力部１６、ＭＰＥＧ２デコード部１７、画像出力部１８、及び、記録部１９を備えている。更に、記録部１９は、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２、及び、ＶＣＲ記録部１９３を備えている。
【００４０】
ＭＰＵ（Ｍｉｃｒｏ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）１１は、ＤＶＤレコーダ１全体の動作を制御するものである。ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１２は、音声情報、映像情報等の情報を読み書き自在に格納するものである。ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１３は、ＭＰＵ１１を動作させる制御プログラム等を格納するものである。
【００４１】
操作部１４は、電源のＯＮ、ＯＦＦ操作、選局等の各種操作を受け付けるものである。また、操作部１４は、赤外線通信を介して、リモコン３からの操作信号を受け付けて、各種操作を受け付けるものである。受信部１５は、テレビジョン放送を受信して復調するものであって、アンテナ部１５１、チューナ部１５２、Ａ／Ｄ変換部１５３、復調部１５４、及び、ＴＳデマルチプレクサ１５５を備えている。
【００４２】
アンテナ部１５１は、テレビジョン放送波を受信するものである。チューナ部１５２は、アンテナ部１５１で受信されたテレビジョン放送波から、予め設定されたチャンネルの放送を選局するものである。Ａ／Ｄ変換部１５３は、チューナ部１５２からの出力信号（＝アナログ信号）をデジタル情報に変換するものである。復調部１５４は、Ａ／Ｄ変換部１５３からの出力情報を復調するものである。ＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅａｍ）デマルチプレクサ１５５は、復調部１５４によって復調された出力情報を種別毎に分離して出力するものである。
【００４３】
音声出力部１６は、受信部１５によって受信されたテレビジョン放送に対応する音声信号をスピーカ２２に対して出力するものであって、Ｄ／Ａ変換部１６１、及び、音声信号出力部１６２を備えている。Ｄ／Ａ変換部１６１は、ＴＳデマルチプレクサ１５５から出力された音声情報（＝デジタル情報）をアナログ信号に変換するものである。音声信号出力部１６２は、Ｄ／Ａ変換部１６１によってアナログ信号に変換された音声信号をスピーカ２２に対して出力するものである。
【００４４】
ＭＰＥＧ（Ｍｏｔｉｏｎ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）２デコード部１７は、ＴＳデマルチプレクサ１５５から出力された映像情報を圧縮前の映像情報に復号化するものである。
【００４５】
画像出力部１８は、ＭＰＥＧ２デコード部１７によって復号化された映像信号をディスプレイ２１に対して出力するものであって、ＮＴＳＣエンコード部１８１、及び、映像信号出力部１８２を備えている。ＮＴＳＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｔａｎｄａｒｄｓ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ）エンコード部１８１は、ＭＰＥＧ２デコード部１７によって復号化された映像情報をＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号に変換するものである。映像信号出力部１８２は、ＮＴＳＣエンコード部１８１から出力されたＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号をディスプレイ２１に対して出力するものである。
【００４６】
ＨＤＤ１９１（記録実行手段の一部、第１記録媒体に相当する）は、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を格納すると共に、格納された映像情報、音声情報等の種々の情報を読み出すものである。ＤＶＤ記録部１９２（記録実行手段の一部に相当する）は、ＤＶＤ（第２記録媒体に相当する）を載置可能に構成され、載置されたＤＶＤに、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を記録する（＝書き込む）ものである。ＶＣＲ記録部１９３（記録実行手段の一部に相当する）は、ＶＣ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ：第３記録媒体に相当する）を挿入可能に構成され、挿入されたＶＣに、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を記録する（＝書き込む）ものである。
【００４７】
次に、ＤＶＤレコーダ１が放送を受信する場合の動作について説明する。まず、送信されてきたデジタル放送波がアンテナ部１５１で受信される。操作部１４を介して選局操作が受け付けられた場合には、チューナ部１５２によって受信するトランスポンダ（Ｔｒａｎｓｐｏｎｄｅｒ）の切換が行われる。受信されたデジタル放送波は、Ａ／Ｄ変換部１５３によりデジタル情報に変換され、復調部１５４によって復調される。
【００４８】
なお、デジタル放送波は、送信側（送信局）からＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅａｍ）パケットとして送信される。このＴＳパケットは、映像情報、音声情報、制御情報等を含み、これらの情報がＴＳデマルチプレクサ１５５によって、分離して出力され、ＲＡＭ１２に格納される。そして、ＲＡＭ１２から読み出された音声情報がＤ／Ａ変換部１６１によってアナログ信号に変換され、音声信号出力部１６２を介してスピーカ２２から音声が出力される。
【００４９】
また、ＲＡＭ１２から読み出された映像情報がＭＰＥＧ２デコード部１７によって圧縮前の映像情報に復号化され、ＮＴＳＣエンコード部１８１によってＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号に変換されて、映像信号出力部１８２を介してディスプレイ２１に映像が表示される。
【００５０】
図２は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１における主要部の構成の一例を示すブロック図である。ＭＰＵ１１は、機能的に、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、及び、録画実行部１１７を備えている。
【００５１】
ここでは、ＭＰＵ１１が、図１に示すＲＯＭ１３等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、録画実行部１１７等の機能部として機能するものである。
【００５２】
また、図２に示すＲＡＭ１２、ＲＯＭ１３に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ、半導体メモリ等である。
【００５３】
第１媒体設定部１１１（第１媒体設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、録画するべき番組（以下、「予約録画番組」という）を設定すると共に、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、番組を格納する記録媒体（以下、「第１優先の記録媒体」という）を設定するものである。
【００５４】
第１残量検出部１１２（第１残量検出手段に相当する）は、予約録画番組を録画中に、第１媒体設定部１１１によって設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かを検出するものである。
【００５５】
第１継続設定部１１３（第１継続設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定するものである。
【００５６】
第２媒体設定部１１４（第２媒体設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、第１媒体設定部１１１によって設定されていない記録媒体であって、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（以下、「第２優先の記録媒体」という）を設定するものである。
【００５７】
第２残量検出部１１５（第２残量検出手段に相当する）は、予約録画番組を録画中に、第２媒体設定部１１４によって設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かを検出するものである。
【００５８】
第２継続設定部１１６（第２継続設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１又は第２媒体設定部１１４のいずれによっても設定されていない記録媒体（以下、「第３優先の記録媒体」という）に格納するか否かを設定するものである。
【００５９】
録画実行部１１７（録画実行手段に相当する）は、第１媒体設定部１１１、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、及び、第２継続設定部１１６によって設定された条件に従って、且つ、第１残量検出部１１２、第２残量検出部１１５によって検出された結果に基づいて、受信部１５を介して予約録画番組を受信して、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣに格納するものである。
【００６０】
具体的には、録画実行部１１７は、予約録画番組の録画開始時刻から、受信部１５を介して予約録画番組を受信して、第１媒体設定部１１１によって設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）に格納すると共に、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、第２媒体設定部１１４によって設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納し、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了するものである。
【００６１】
また、録画実行部１１７は、第２継続設定部１１６によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１又は第２媒体設定部１１４のいずれによっても設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納し、第２継続設定部１１６によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了するものである。
【００６２】
図３は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１の設定動作の一例を示すフローチャートである。まず、第１媒体設定部１１１によって、予約録画番組の設定が受け付けられたか否かの判定が行われる（Ｓ１０１）。予約録画番組の設定が受け付けられていないと判定された場合（Ｓ１０１でＮＯ）には、処理が待機状態とされる。予約録画番組の設定が受け付けられたと判定された場合（Ｓ１０１でＹＥＳ）には、第１媒体設定部１１１によって、第１優先の記録媒体の設定が受け付けられる（Ｓ１０３）。そして、第１継続設定部１１３によって、第１優先の記録媒体の残量が無くなった場合に録画を継続するか否かの設定が受け付けられる（Ｓ１０５）。録画を継続しない（＝録画を終了する）と設定された場合（Ｓ１０５でＮＯ）には、処理が終了される。
【００６３】
録画を継続すると設定された場合（Ｓ１０５でＹＥＳ）には、第２媒体設定部１１４によって、第２優先の記録媒体の設定が受け付けられる（Ｓ１０７）。そして、第２継続設定部１１６によって、第２優先の記録媒体の残量が無くなった場合に録画を継続するか否かの設定が受け付けられる（Ｓ１０９）。録画を継続しない（＝録画を終了する）と設定された場合（Ｓ１０９でＮＯ）には、処理が終了される。録画を継続すると設定された場合（Ｓ１０９でＹＥＳ）には、第２継続設定部１１６によって、第３優先の記録媒体が設定され（Ｓ１１１）、処理が終了される。
【００６４】
図４は、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５〜１１１においてディスプレイ２１に表示される設定画面の一例を示す画面図である。（ａ）に示す設定画面４００は、第１優先の記録媒体として、ＨＤＤ１９１が設定された場合の設定画面であり、（ｂ）に示す設定画面４１０は、第１優先の記録媒体として、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤが設定された場合の設定画面であり、（ｃ）に示す設定画面４２０は、第１優先の記録媒体として、ＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣが設定された場合の設定画面である。
【００６５】
設定画面４００、４１０、４２０には、それぞれ、画面略中央部に、設定項目表示部４０１、４１１、４２１が表示され、画面下部に、画面下部に、決定ボタン４０３、４１３、４２３、及び、キャンセルボタン４０４、４１４、４２４が表示されている。設定項目表示部４０１、４１１、４２１は、第１優先の記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に録画を継続するか否かの設定、第２優先の記録媒体の設定、第２優先の記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に録画を継続するか否かの設定、を表示された選択肢の中からリモコン３を介して選択することにより行うものである。
【００６６】
例えば、（ａ）に示す設定画面４００において、最上段に表示された設定（図では、「ＯＦＦ：ＯＦＦ」と表示されている）が選択される場合には、第１優先の記録媒体（ここでは、ＨＤＤ１９１）の残量が無くなったと検出された場合に録画が中止される。また、例えば、（ａ）に示す設定画面４００において、最下段に表示された設定（図では、「ＶＣＲ：ＤＶＤ」と表示されている）が選択される場合には、第１優先の記録媒体（ここでは、ＨＤＤ１９１）の残量が無くなったと検出された場合に、以降の予約録画番組がＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣに格納され、ＶＣ残量が無くなったと検出された場合に、以降の予約録画番組がＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤに格納される。
【００６７】
（ａ）に示す設定画面４００では、選択マーク４０２が最上段に表示された設定に表示されており、最上段に表示された設定が選択されている。すなわち、選択マーク４０２、４１２、４２２は、対応する設定が選択状態にあることを示すものである。
【００６８】
決定ボタン４０３、４１３、４２３は、選択マーク４０２が表示された条件を設定する場合に押下されるボタンである。キャンセルボタン４０４、４１４、４２４は、選択状態を元に戻す場合に押下されるボタンである。
【００６９】
図５、図６は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１の録画動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作の内、特に明記しない処理は全て録画実行部１１７によって行われる。また、ここでは、便宜上、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５、及び、ステップＳ１０９において、録画を継続すると設定されている場合について説明する。まず、予約録画番組の録画開始時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２０１）。録画開始時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２０１でＮＯ）には、処理が待機状態とされる。
【００７０】
録画開始時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２０１でＹＥＳ）には、予約録画番組を格納する記録媒体として第１優先の記録媒体が選択される（Ｓ２０３）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２０５）。次に、第１残量検出部１１２によって、第１優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２０７）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２０７でＹＥＳ）には、処理がステップＳ２１１に進められる。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２０７でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２０９）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２０９でＮＯ）には、処理がステップＳ２０５に戻され、ステップＳ２０５以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２０９でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７１】
ステップＳ２０７でＹＥＳの場合には、予約録画番組を格納する記録媒体として第２優先の記録媒体が選択される（Ｓ２１１）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２１３）。次に、第２残量検出部１１５によって、第２優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２１５）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２１５でＹＥＳ）には、処理が図６に示すステップＳ２１９に進められる。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２１５でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２１７）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２１７でＮＯ）には、処理がステップＳ２１３に戻され、ステップＳ２１３以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２１７でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７２】
ステップＳ２１５でＹＥＳの場合には、図６に示すように、予約録画番組を格納する記録媒体として第３優先の記録媒体が選択される（Ｓ２１９）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２２１）。次に、第３優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２２３）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２２３でＹＥＳ）には、処理が終了される。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２２３でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２２５）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２２５でＮＯ）には、処理がステップＳ２２１に戻され、ステップＳ２２１以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２２５でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７３】
このようにして、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体）が設定され、予約録画番組を録画中に、設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの内、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００７４】
すなわち、ユーザは、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体）を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７５】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの内、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない予約録画番組が設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７６】
また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（＝第２優先の記録媒体）が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００７７】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（＝第２優先の記録媒体）を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７８】
更に、予約録画番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００７９】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない予約録画番組が設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００８０】
加えて、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００８１】
また、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体、第２優先の記録媒体）が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００８２】
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
（Ａ）本実施形態では、映像記録装置が、ＤＶＤレコーダ１である場合について説明したが、映像記録装置が、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する複数の記録媒体を有する装置であればよい。例えば、映像記録装置が、ＨＤＤを搭載したＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）である形態でもよい。
【００８３】
（Ｂ）本実施形態では、映像記録装置（ここでは、ＤＶＤレコーダ１）が３個の記録媒体（＝ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣ）を有する場合について説明したが、映像記録装置（ここでは、ＤＶＤレコーダ１）が２個の記録媒体を有する形態でもよいし、４個以上の記録媒体を有する形態でもよい。
【００８４】
（Ｃ）本実施形態では、ＭＰＵ１１が第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、録画実行部１１７等の機能部を有する場合について説明したが、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、及び、録画実行部１１７の少なくとも１つが回路等のハードウェアによって構成されている形態でもよい。
【図面の簡単な説明】
【００８５】
【図１】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】は、本発明に係るＤＶＤレコーダにおける主要部の構成の一例を示すブロック図である。
【図３】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの設定動作の一例を示すフローチャートである。
【図４】は、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５〜１１１においてディスプレイに表示される設定画面の一例を示す画面図である。
【図５】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの録画動作の一例を示すフローチャート（前半部）である。
【図６】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの録画動作の一例を示すフローチャート（後半部）である。
【符号の説明】
【００８６】
１ ＤＶＤレコーダ（映像記録装置）
１１ ＭＰＵ
１１１ 第１媒体設定部（第１媒体設定手段の一部）
１１２ 第１残量検出部（第１残量検出手段）
１１３ 第１継続設定部（第１継続設定手段の一部）
１１４ 第２媒体設定部（第２媒体設定手段の一部）
１１５ 第２残量検出部（第２残量検出手段）
１１６ 第２継続設定部（第２継続設定手段の一部）
１１７ 録画実行部（録画実行手段の一部）
１５ 受信部（録画実行手段の一部）
１９１ ＨＤＤ（録画実行手段の一部、第１記録媒体）
１９２ ＤＶＤ記録部（録画実行手段の一部、第２記録媒体）
１９３ ＶＣＲ記録部（録画実行手段の一部、第３記録媒体）
２ 出力装置
２１ ディスプレイ
３ リモコン（第１媒体設定手段の一部、第１継続設定手段の一部、第２媒体設定手段の一部、及び、第２継続設定手段の一部）
【技術分野】
【０００１】
本発明は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する複数の記録媒体を有する映像記録装置に関する。特に、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）及びＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）を有するＤＶＤレコーダに関する。
【背景技術】
【０００２】
テレビジョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送の映像情報を記録媒体に記録し、必要に応じて接続されたテレビジョン装置で再生するＤＶＤレコーダ等の映像記録装置が普及している。また、大容量のＨＤＤを備えると共にＤＶＤへの録画が可能な映像記録装置も普及しており、ユーザはテレビジョン番組の映像情報を、ＨＤＤ又はＤＶＤを選択して格納することができる。
【０００３】
一方、映像記録装置において、１の記録媒体（例えば、ＤＶＤ）への番組の録画を設定した場合に、この１の記録媒体の記録領域の残量が番組の録画中に無くなってしまい、番組の録画が中断されてしまうことがあった。
【０００４】
上記課題を解消するべく、種々の方法、装置が提案されている。例えば、予約録画が指定された記録媒体（例えば、ＶＴＲ）の記録領域が無くなったとき、その予約録画の続きを他の記録媒体（例えば、ＨＤＤ）に記録する記録再生装置が開示されている（特許文献１参照）。この記録再生装置によれば、番組を確実に録画することができる。
【特許文献１】特開２００５−２６８８３９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記記録再生装置においては、複数の記録媒体への録画の順序が予め設定されている（例えば、ＶＴＲ、ＨＤＤの順に録画される）ため、利便性が充分ではない場合があった。例えば、ＶＴＲ記録領域が無くなったときには、録画を中断したい場合にも、ＨＤＤに予約録画の続きが録画されてしまうのである。
【０００６】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、利便性良好に且つ確実に番組を録画することの可能な映像記録装置及びＤＶＤレコーダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために請求項１に記載のＤＶＤレコーダは、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲを有するＤＶＤレコーダであって、予め録画するべく設定された番組を受信して、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ又はＶＣＲに格納する録画実行手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【０００８】
請求項２に記載の映像記録装置は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体、第２記録媒体又は第３記録媒体に格納する録画実行手段と、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【０００９】
請求項３に記載の映像記録装置は、請求項２に記載の映像記録装置であって、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納することを特徴としている。
【００１０】
請求項４に記載の映像記録装置は、請求項３に記載の映像記録装置であって、前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【００１１】
請求項５に記載の映像記録装置は、請求項４に記載の映像記録装置であって、前記第１継続設定手段及び第２継続設定手段が、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かを設定することを特徴としている。
【００１２】
請求項６に記載の映像記録装置は、請求項４又は請求項５に記載の映像記録装置であって、前記第１媒体設定手段及び第２媒体設定手段が、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記番組を格納する記録媒体を設定することを特徴としている。
【００１３】
請求項７に記載の映像記録装置は、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体及び第２記録媒体を有する映像記録装置であって、予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体又は第２記録媒体に格納する録画実行手段と、前記第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、を備え、前記録画実行手段が、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴としている。
【発明の効果】
【００１４】
請求項１に記載のＤＶＤレコーダによれば、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００１５】
すなわち、ユーザは、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１６】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１７】
また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００１８】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００１９】
更に、番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００２０】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定されていない記録媒体に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２１】
加えて、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２２】
また、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、番組を格納する記録媒体が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２３】
請求項２に記載の映像記録装置によれば、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００２４】
すなわち、ユーザは、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２５】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２６】
請求項３に記載の映像記録装置によれば、記録媒体に格納すると設定されている場合に、第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００２７】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組を格納する記録媒体を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００２８】
請求項４に記載の映像記録装置によれば、番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００２９】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定されていない記録媒体に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００３０】
請求項５に記載の映像記録装置によれば、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００３１】
請求項６に記載の映像記録装置によれば、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、番組を格納する記録媒体が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００３２】
請求項７に記載の映像記録装置によれば、第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体が設定され、番組を録画中に、設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体及び第２記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００３３】
すなわち、ユーザは、第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、予め録画するべく設定された番組を格納する記録媒体を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００３４】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、第１記録媒体及び第２記録媒体の内、設定されていない記録媒体に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の番組を、設定されていない記録媒体に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない番組が設定されていない記録媒体に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【００３５】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図１は、本発明に係るＤＶＤレコーダの構成の一例を示すブロック図である。ＤＶＤレコーダ１（＝ＨＤＤ、ＶＣＲ搭載ＤＶＤレコーダ：映像記録装置に相当する）は、出力装置２と通信可能に接続されると共に、リモートコントローラ（＝Ｒｅｍｏｔｅｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ：以下、「リモコン」という）３と赤外線通信を介して通信可能に接続されている。
【００３６】
ＤＶＤレコーダ１は、リモコン３を介してユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に基づいて、テレビジョン放送を受信し、受信した番組情報をＨＤＤ１９１等に格納するものである。また、ＤＶＤレコーダ１は、ＨＤＤ１９１等に格納された番組情報を読み出して、出力装置２に対して映像及び音声を出力するものである。
【００３７】
出力装置２は、ディスプレイ２１及びスピーカ２２を備え、ＤＶＤレコーダ１から入力された音声情報及び映像情報を出力するものである。ディスプレイ２１は、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、ＰＤＰ（Ｐｌａｓｍａ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｐａｎｅｌ）等を備え、ＤＶＤレコーダ１から入力された映像情報を外部から視認可能に表示するものである。スピーカ２２は、ＤＶＤレコーダ１から入力された音声情報を出力するものである。
【００３８】
リモコン３（第１媒体設定手段の一部、第１継続設定手段の一部、第２媒体設定手段の一部、及び、第２継続設定手段の一部に相当する）は、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に対応する赤外線信号を生成して、ＤＶＤレコーダ１に対して出力するものである。
【００３９】
また、ＤＶＤレコーダ１は、ＭＰＵ１１、ＲＡＭ１２、ＲＯＭ１３、操作部１４、受信部１５、音声出力部１６、ＭＰＥＧ２デコード部１７、画像出力部１８、及び、記録部１９を備えている。更に、記録部１９は、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２、及び、ＶＣＲ記録部１９３を備えている。
【００４０】
ＭＰＵ（Ｍｉｃｒｏ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）１１は、ＤＶＤレコーダ１全体の動作を制御するものである。ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１２は、音声情報、映像情報等の情報を読み書き自在に格納するものである。ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１３は、ＭＰＵ１１を動作させる制御プログラム等を格納するものである。
【００４１】
操作部１４は、電源のＯＮ、ＯＦＦ操作、選局等の各種操作を受け付けるものである。また、操作部１４は、赤外線通信を介して、リモコン３からの操作信号を受け付けて、各種操作を受け付けるものである。受信部１５は、テレビジョン放送を受信して復調するものであって、アンテナ部１５１、チューナ部１５２、Ａ／Ｄ変換部１５３、復調部１５４、及び、ＴＳデマルチプレクサ１５５を備えている。
【００４２】
アンテナ部１５１は、テレビジョン放送波を受信するものである。チューナ部１５２は、アンテナ部１５１で受信されたテレビジョン放送波から、予め設定されたチャンネルの放送を選局するものである。Ａ／Ｄ変換部１５３は、チューナ部１５２からの出力信号（＝アナログ信号）をデジタル情報に変換するものである。復調部１５４は、Ａ／Ｄ変換部１５３からの出力情報を復調するものである。ＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅａｍ）デマルチプレクサ１５５は、復調部１５４によって復調された出力情報を種別毎に分離して出力するものである。
【００４３】
音声出力部１６は、受信部１５によって受信されたテレビジョン放送に対応する音声信号をスピーカ２２に対して出力するものであって、Ｄ／Ａ変換部１６１、及び、音声信号出力部１６２を備えている。Ｄ／Ａ変換部１６１は、ＴＳデマルチプレクサ１５５から出力された音声情報（＝デジタル情報）をアナログ信号に変換するものである。音声信号出力部１６２は、Ｄ／Ａ変換部１６１によってアナログ信号に変換された音声信号をスピーカ２２に対して出力するものである。
【００４４】
ＭＰＥＧ（Ｍｏｔｉｏｎ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）２デコード部１７は、ＴＳデマルチプレクサ１５５から出力された映像情報を圧縮前の映像情報に復号化するものである。
【００４５】
画像出力部１８は、ＭＰＥＧ２デコード部１７によって復号化された映像信号をディスプレイ２１に対して出力するものであって、ＮＴＳＣエンコード部１８１、及び、映像信号出力部１８２を備えている。ＮＴＳＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｔａｎｄａｒｄｓ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ）エンコード部１８１は、ＭＰＥＧ２デコード部１７によって復号化された映像情報をＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号に変換するものである。映像信号出力部１８２は、ＮＴＳＣエンコード部１８１から出力されたＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号をディスプレイ２１に対して出力するものである。
【００４６】
ＨＤＤ１９１（記録実行手段の一部、第１記録媒体に相当する）は、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を格納すると共に、格納された映像情報、音声情報等の種々の情報を読み出すものである。ＤＶＤ記録部１９２（記録実行手段の一部に相当する）は、ＤＶＤ（第２記録媒体に相当する）を載置可能に構成され、載置されたＤＶＤに、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を記録する（＝書き込む）ものである。ＶＣＲ記録部１９３（記録実行手段の一部に相当する）は、ＶＣ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ：第３記録媒体に相当する）を挿入可能に構成され、挿入されたＶＣに、ＭＰＵ１１からの指示に従って映像情報、音声情報等の種々の情報を記録する（＝書き込む）ものである。
【００４７】
次に、ＤＶＤレコーダ１が放送を受信する場合の動作について説明する。まず、送信されてきたデジタル放送波がアンテナ部１５１で受信される。操作部１４を介して選局操作が受け付けられた場合には、チューナ部１５２によって受信するトランスポンダ（Ｔｒａｎｓｐｏｎｄｅｒ）の切換が行われる。受信されたデジタル放送波は、Ａ／Ｄ変換部１５３によりデジタル情報に変換され、復調部１５４によって復調される。
【００４８】
なお、デジタル放送波は、送信側（送信局）からＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅａｍ）パケットとして送信される。このＴＳパケットは、映像情報、音声情報、制御情報等を含み、これらの情報がＴＳデマルチプレクサ１５５によって、分離して出力され、ＲＡＭ１２に格納される。そして、ＲＡＭ１２から読み出された音声情報がＤ／Ａ変換部１６１によってアナログ信号に変換され、音声信号出力部１６２を介してスピーカ２２から音声が出力される。
【００４９】
また、ＲＡＭ１２から読み出された映像情報がＭＰＥＧ２デコード部１７によって圧縮前の映像情報に復号化され、ＮＴＳＣエンコード部１８１によってＮＴＳＣ方式のテレビジョン信号に変換されて、映像信号出力部１８２を介してディスプレイ２１に映像が表示される。
【００５０】
図２は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１における主要部の構成の一例を示すブロック図である。ＭＰＵ１１は、機能的に、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、及び、録画実行部１１７を備えている。
【００５１】
ここでは、ＭＰＵ１１が、図１に示すＲＯＭ１３等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、録画実行部１１７等の機能部として機能するものである。
【００５２】
また、図２に示すＲＡＭ１２、ＲＯＭ１３に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ、半導体メモリ等である。
【００５３】
第１媒体設定部１１１（第１媒体設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、録画するべき番組（以下、「予約録画番組」という）を設定すると共に、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、番組を格納する記録媒体（以下、「第１優先の記録媒体」という）を設定するものである。
【００５４】
第１残量検出部１１２（第１残量検出手段に相当する）は、予約録画番組を録画中に、第１媒体設定部１１１によって設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かを検出するものである。
【００５５】
第１継続設定部１１３（第１継続設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定するものである。
【００５６】
第２媒体設定部１１４（第２媒体設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、第１媒体設定部１１１によって設定されていない記録媒体であって、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（以下、「第２優先の記録媒体」という）を設定するものである。
【００５７】
第２残量検出部１１５（第２残量検出手段に相当する）は、予約録画番組を録画中に、第２媒体設定部１１４によって設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かを検出するものである。
【００５８】
第２継続設定部１１６（第２継続設定手段の一部に相当する）は、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１又は第２媒体設定部１１４のいずれによっても設定されていない記録媒体（以下、「第３優先の記録媒体」という）に格納するか否かを設定するものである。
【００５９】
録画実行部１１７（録画実行手段に相当する）は、第１媒体設定部１１１、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、及び、第２継続設定部１１６によって設定された条件に従って、且つ、第１残量検出部１１２、第２残量検出部１１５によって検出された結果に基づいて、受信部１５を介して予約録画番組を受信して、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣに格納するものである。
【００６０】
具体的には、録画実行部１１７は、予約録画番組の録画開始時刻から、受信部１５を介して予約録画番組を受信して、第１媒体設定部１１１によって設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）に格納すると共に、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、第２媒体設定部１１４によって設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納し、第１継続設定部１１３によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、第１残量検出部１１２によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了するものである。
【００６１】
また、録画実行部１１７は、第２継続設定部１１６によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を、第１媒体設定部１１１又は第２媒体設定部１１４のいずれによっても設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納し、第２継続設定部１１６によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、第２残量検出部１１５によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了するものである。
【００６２】
図３は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１の設定動作の一例を示すフローチャートである。まず、第１媒体設定部１１１によって、予約録画番組の設定が受け付けられたか否かの判定が行われる（Ｓ１０１）。予約録画番組の設定が受け付けられていないと判定された場合（Ｓ１０１でＮＯ）には、処理が待機状態とされる。予約録画番組の設定が受け付けられたと判定された場合（Ｓ１０１でＹＥＳ）には、第１媒体設定部１１１によって、第１優先の記録媒体の設定が受け付けられる（Ｓ１０３）。そして、第１継続設定部１１３によって、第１優先の記録媒体の残量が無くなった場合に録画を継続するか否かの設定が受け付けられる（Ｓ１０５）。録画を継続しない（＝録画を終了する）と設定された場合（Ｓ１０５でＮＯ）には、処理が終了される。
【００６３】
録画を継続すると設定された場合（Ｓ１０５でＹＥＳ）には、第２媒体設定部１１４によって、第２優先の記録媒体の設定が受け付けられる（Ｓ１０７）。そして、第２継続設定部１１６によって、第２優先の記録媒体の残量が無くなった場合に録画を継続するか否かの設定が受け付けられる（Ｓ１０９）。録画を継続しない（＝録画を終了する）と設定された場合（Ｓ１０９でＮＯ）には、処理が終了される。録画を継続すると設定された場合（Ｓ１０９でＹＥＳ）には、第２継続設定部１１６によって、第３優先の記録媒体が設定され（Ｓ１１１）、処理が終了される。
【００６４】
図４は、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５〜１１１においてディスプレイ２１に表示される設定画面の一例を示す画面図である。（ａ）に示す設定画面４００は、第１優先の記録媒体として、ＨＤＤ１９１が設定された場合の設定画面であり、（ｂ）に示す設定画面４１０は、第１優先の記録媒体として、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤが設定された場合の設定画面であり、（ｃ）に示す設定画面４２０は、第１優先の記録媒体として、ＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣが設定された場合の設定画面である。
【００６５】
設定画面４００、４１０、４２０には、それぞれ、画面略中央部に、設定項目表示部４０１、４１１、４２１が表示され、画面下部に、画面下部に、決定ボタン４０３、４１３、４２３、及び、キャンセルボタン４０４、４１４、４２４が表示されている。設定項目表示部４０１、４１１、４２１は、第１優先の記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に録画を継続するか否かの設定、第２優先の記録媒体の設定、第２優先の記録媒体の残量が無くなったと検出された場合に録画を継続するか否かの設定、を表示された選択肢の中からリモコン３を介して選択することにより行うものである。
【００６６】
例えば、（ａ）に示す設定画面４００において、最上段に表示された設定（図では、「ＯＦＦ：ＯＦＦ」と表示されている）が選択される場合には、第１優先の記録媒体（ここでは、ＨＤＤ１９１）の残量が無くなったと検出された場合に録画が中止される。また、例えば、（ａ）に示す設定画面４００において、最下段に表示された設定（図では、「ＶＣＲ：ＤＶＤ」と表示されている）が選択される場合には、第１優先の記録媒体（ここでは、ＨＤＤ１９１）の残量が無くなったと検出された場合に、以降の予約録画番組がＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣに格納され、ＶＣ残量が無くなったと検出された場合に、以降の予約録画番組がＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤに格納される。
【００６７】
（ａ）に示す設定画面４００では、選択マーク４０２が最上段に表示された設定に表示されており、最上段に表示された設定が選択されている。すなわち、選択マーク４０２、４１２、４２２は、対応する設定が選択状態にあることを示すものである。
【００６８】
決定ボタン４０３、４１３、４２３は、選択マーク４０２が表示された条件を設定する場合に押下されるボタンである。キャンセルボタン４０４、４１４、４２４は、選択状態を元に戻す場合に押下されるボタンである。
【００６９】
図５、図６は、本発明に係るＤＶＤレコーダ１の録画動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の動作の内、特に明記しない処理は全て録画実行部１１７によって行われる。また、ここでは、便宜上、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５、及び、ステップＳ１０９において、録画を継続すると設定されている場合について説明する。まず、予約録画番組の録画開始時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２０１）。録画開始時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２０１でＮＯ）には、処理が待機状態とされる。
【００７０】
録画開始時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２０１でＹＥＳ）には、予約録画番組を格納する記録媒体として第１優先の記録媒体が選択される（Ｓ２０３）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２０５）。次に、第１残量検出部１１２によって、第１優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２０７）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２０７でＹＥＳ）には、処理がステップＳ２１１に進められる。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２０７でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２０９）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２０９でＮＯ）には、処理がステップＳ２０５に戻され、ステップＳ２０５以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２０９でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７１】
ステップＳ２０７でＹＥＳの場合には、予約録画番組を格納する記録媒体として第２優先の記録媒体が選択される（Ｓ２１１）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２１３）。次に、第２残量検出部１１５によって、第２優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２１５）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２１５でＹＥＳ）には、処理が図６に示すステップＳ２１９に進められる。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２１５でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２１７）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２１７でＮＯ）には、処理がステップＳ２１３に戻され、ステップＳ２１３以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２１７でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７２】
ステップＳ２１５でＹＥＳの場合には、図６に示すように、予約録画番組を格納する記録媒体として第３優先の記録媒体が選択される（Ｓ２１９）。そして、受信部１５を介して予約録画番組が受信されて、録画が実行される（Ｓ２２１）。次に、第３優先の記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かの判定が行われる（Ｓ２２３）。残量が無くなったと判定された場合（Ｓ２２３でＹＥＳ）には、処理が終了される。残量が無くなっていないと判定された場合（Ｓ２２３でＮＯ）には、予約録画番組の録画終了時刻に到達したか否かの判定が行われる（Ｓ２２５）。録画終了時刻に到達していないと判定された場合（Ｓ２２５でＮＯ）には、処理がステップＳ２２１に戻され、ステップＳ２２１以降の処理が繰り返し実行される。録画終了時刻に到達したと判定された場合（Ｓ２２５でＹＥＳ）には、処理が終了される。
【００７３】
このようにして、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体）が設定され、予約録画番組を録画中に、設定された記録媒体（＝第１優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かが検出される。そして、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かが設定される。また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの内、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ確実に番組を録画することができる。
【００７４】
すなわち、ユーザは、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体）を設定することができ、また、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定することができるため、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７５】
更に、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの内、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納されるため、確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない予約録画番組が設定されていない記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７６】
また、記録媒体に格納すると設定されている場合に、ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ又はＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣの中から、設定されていない記録媒体であって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（＝第２優先の記録媒体）が設定され、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の番組が、設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）に格納されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００７７】
すなわち、ユーザは、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組を格納する記録媒体（＝第２優先の記録媒体）を設定することができるため、更に利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００７８】
更に、予約録画番組を録画中に、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったか否かが検出され、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納するか否かが設定される。そして、記録媒体に格納すると設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、１番目及び２番目のいずれにも設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納され、記録媒体に格納しないと設定されている場合に、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理が終了されるため、利便性良好に且つ更に確実に番組を録画することができる。
【００７９】
すなわち、ユーザは、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納する旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミング以降の予約録画番組が、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納されるため、更に確実に番組を録画することができるのである。一方、ユーザは、２番目に設定された記録媒体（＝第２優先の記録媒体）の記録領域の残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の予約録画番組を、設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に格納しない旨の設定を行うことによって、残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することができるため、重要ではない予約録画番組が設定されていない記録媒体（＝第３優先の記録媒体）に録画されることを回避することができるので、利便性良好に番組を録画することができるのである。
【００８０】
加えて、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かが設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００８１】
また、リモコン３を介して、ユーザからの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、予約録画番組を格納する記録媒体（＝第１優先の記録媒体、第２優先の記録媒体）が設定されるため、更に利便性良好に番組を録画することができる。
【００８２】
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
（Ａ）本実施形態では、映像記録装置が、ＤＶＤレコーダ１である場合について説明したが、映像記録装置が、テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する複数の記録媒体を有する装置であればよい。例えば、映像記録装置が、ＨＤＤを搭載したＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ Ｃａｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）である形態でもよい。
【００８３】
（Ｂ）本実施形態では、映像記録装置（ここでは、ＤＶＤレコーダ１）が３個の記録媒体（＝ＨＤＤ１９１、ＤＶＤ記録部１９２に載置されたＤＶＤ及びＶＣＲ記録部１９３に挿入されたＶＣ）を有する場合について説明したが、映像記録装置（ここでは、ＤＶＤレコーダ１）が２個の記録媒体を有する形態でもよいし、４個以上の記録媒体を有する形態でもよい。
【００８４】
（Ｃ）本実施形態では、ＭＰＵ１１が第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、録画実行部１１７等の機能部を有する場合について説明したが、第１媒体設定部１１１、第１残量検出部１１２、第１継続設定部１１３、第２媒体設定部１１４、第２残量検出部１１５、第２継続設定部１１６、及び、録画実行部１１７の少なくとも１つが回路等のハードウェアによって構成されている形態でもよい。
【図面の簡単な説明】
【００８５】
【図１】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】は、本発明に係るＤＶＤレコーダにおける主要部の構成の一例を示すブロック図である。
【図３】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの設定動作の一例を示すフローチャートである。
【図４】は、図３に示すフローチャートのステップＳ１０５〜１１１においてディスプレイに表示される設定画面の一例を示す画面図である。
【図５】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの録画動作の一例を示すフローチャート（前半部）である。
【図６】は、本発明に係るＤＶＤレコーダの録画動作の一例を示すフローチャート（後半部）である。
【符号の説明】
【００８６】
１ ＤＶＤレコーダ（映像記録装置）
１１ ＭＰＵ
１１１ 第１媒体設定部（第１媒体設定手段の一部）
１１２ 第１残量検出部（第１残量検出手段）
１１３ 第１継続設定部（第１継続設定手段の一部）
１１４ 第２媒体設定部（第２媒体設定手段の一部）
１１５ 第２残量検出部（第２残量検出手段）
１１６ 第２継続設定部（第２継続設定手段の一部）
１１７ 録画実行部（録画実行手段の一部）
１５ 受信部（録画実行手段の一部）
１９１ ＨＤＤ（録画実行手段の一部、第１記録媒体）
１９２ ＤＶＤ記録部（録画実行手段の一部、第２記録媒体）
１９３ ＶＣＲ記録部（録画実行手段の一部、第３記録媒体）
２ 出力装置
２１ ディスプレイ
３ リモコン（第１媒体設定手段の一部、第１継続設定手段の一部、第２媒体設定手段の一部、及び、第２継続設定手段の一部）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲを有するＤＶＤレコーダであって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ又はＶＣＲに格納する録画実行手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、
前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了し、
前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とするＤＶＤレコーダ。
【請求項２】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体、第２記録媒体又は第３記録媒体に格納する録画実行手段と、
前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする映像記録装置。
【請求項３】
前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納することを特徴とする請求項２に記載の映像記録装置。
【請求項４】
前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、
前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする請求項３に記載の映像記録装置。
【請求項５】
前記第１継続設定手段及び第２継続設定手段は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かを設定することを特徴とする請求項４に記載の映像記録装置。
【請求項６】
前記第１媒体設定手段及び第２媒体設定手段は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記番組を格納する記録媒体を設定することを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の映像記録装置。
【請求項７】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体及び第２記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体又は第２記録媒体に格納する録画実行手段と、
前記第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする映像記録装置。
【請求項１】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納するＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲを有するＤＶＤレコーダであって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ又はＶＣＲに格納する録画実行手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記ＨＤＤ、ＤＶＤ及びＶＣＲの中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、
前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了し、
前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とするＤＶＤレコーダ。
【請求項２】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体、第２記録媒体又は第３記録媒体に格納する録画実行手段と、
前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の内、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする映像記録装置。
【請求項３】
前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１記録媒体、第２記録媒体及び第３記録媒体の中から、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体であって、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を格納する記録媒体を設定する第２媒体設定手段を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体に格納することを特徴とする請求項２に記載の映像記録装置。
【請求項４】
前記番組を録画中に、前記第２媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第２残量検出手段と、
前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第２継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段又は第２媒体設定手段のいずれによっても設定されていない記録媒体に格納し、前記第２継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第２残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする請求項３に記載の映像記録装置。
【請求項５】
前記第１継続設定手段及び第２継続設定手段は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、記録媒体に格納するか否かを設定することを特徴とする請求項４に記載の映像記録装置。
【請求項６】
前記第１媒体設定手段及び第２媒体設定手段は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、前記番組を格納する記録媒体を設定することを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の映像記録装置。
【請求項７】
テレビジョン放送を受信し、受信した映像情報を格納する第１記録媒体及び第２記録媒体を有する映像記録装置であって、
予め録画するべく設定された番組を受信して、前記第１記録媒体又は第２記録媒体に格納する録画実行手段と、
前記第１記録媒体及び第２記録媒体の中から、前記番組を格納する記録媒体を設定する第１媒体設定手段と、
前記番組を録画中に、前記第１媒体設定手段によって設定された記録媒体の記録領域の残量が無くなったか否かを検出する第１残量検出手段と、
前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出された場合に、そのタイミング以降の前記番組を、前記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納するか否かを設定する第１継続設定手段と、
を備え、
前記録画実行手段は、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納すると設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミング以降の前記番組を、記第１媒体設定手段によって設定されていない記録媒体に格納し、前記第１継続設定手段によって記録媒体に格納しないと設定されている場合に、前記第１残量検出手段によって残量が無くなったと検出されたタイミングで録画処理を終了することを特徴とする映像記録装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００８−２３６４４６（Ｐ２００８−２３６４４６Ａ）
【公開日】平成２０年１０月２日（２００８．１０．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−７３８５７（Ｐ２００７−７３８５７）
【出願日】平成１９年３月２２日（２００７．３．２２）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１０月２日（２００８．１０．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年３月２２日（２００７．３．２２）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
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