Notice: Undefined variable: fterm_desc_sub in /mnt/www/biblio_conv.php on line 353
時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラム
説明

時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラム

【課題】限られた表示領域においても適切な時刻表の表示を行うことができ、ユーザが乗車可能な周辺の駅における到着時間前後の乗車可能な列車等の交通機関を適切に案内することができる、時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、利用者の現在位置情報を取得し、ネットワークデータに基づいて、現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出し、算出した案内経路に基づいて、所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出し、算出した所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出し、算出した到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定し、出発時刻と移動指標を対応付けた時刻表情報を表示部に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザから利用しようとする駅の入力を受け付けると、当該駅の時刻表データを取得して表示する技術が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、携帯情報端末において、GPS信号により測位したユーザの現在位置から最寄駅までの距離を算出し、最寄駅の列車発車時刻情報に基づく乗車すべき列車の発車時刻と現在時刻から残り時間を算出し、算出した距離と残り時間とに基づいて、ユーザが対象の列車に徒歩の移動のままで乗車可能か否か、走ることにより乗車可能か否かを判断して、状況にあった案内表示を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−281521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の時刻表データ表示技術においては、参照する時刻表は一時間単位で時間指定が可能なものもあるが、所定の時刻または情報取得曜日の時刻表一覧が表示されてしまうため、携帯端末装置のように限られた表示領域において表示を行うと複数ページにわたるスクロールを必要とするため、最適な表示とはいえない、という問題点を有していた。
【0006】
さらに、特許文献1においては、ユーザが選択した乗車希望の最寄駅の対象列車についてのみ乗車か否かの案内を行っており、ユーザが乗車可能な周辺の駅における到着時間前後の乗車可能な列車を適切に案内することができない、という問題点を有していた。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、限られた表示領域においても適切な時刻表の表示を行うことができ、利用者の周辺の駅における到着時間前後の乗車可能な列車等の交通機関を適切に案内することができる、時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するため、本発明の時刻表情報提供システムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続した時刻表情報提供システムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記サーバ装置の上記制御部は、上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信する時刻表情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記利用者の上記現在位置情報を上記サーバ装置に送信する現在位置情報送信手段と、上記サーバ装置から送信される、上記時刻表情報を受信する時刻表情報受信手段と、上記時刻表情報受信手段により受信された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記現在位置情報受信手段は、上記現在位置情報を受信した受信時刻を取得して、上記受信時刻に対応付けて上記現在位置情報の履歴を上記記憶部に格納し、上記経路探索手段は、上記現在位置情報受信手段により上記記憶部に格納された上記現在位置情報の上記履歴に基づいて上記利用者の進行方向を算出し、上記進行方向と上記現在位置情報に基づいて上記周辺駅を設定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記現在位置情報は、さらに利用者の進行方向に関する方位情報を含み、上記経路探索手段は、上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく上記現在位置および上記進行方向に基づいて、上記周辺駅を設定することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記到達時刻算出手段は、上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、上記所定の上記速度と上記各移動指標に対応する上記速度との割合で定義される相対速度係数から、上記到達時刻を算出することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記複数の上記移動指標のいずれか一つは、上記現在位置情報に基づく上記利用者の上記速度を表すことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記所定の上記速度は、自動車の上記速度であり、上記各移動指標に対応する上記速度は、自転車、ランニング、早歩き、または、徒歩の上記速度であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の時刻表情報提供システムは、上記記載の時刻表情報提供システムにおいて、上記記憶部は、上記出発時刻の遅延情報を記憶する遅延情報記憶手段、を更に備え、上記移動指標設定手段は、更に、上記取得した上記時刻表情報の上記出発時刻の上記遅延情報を上記遅延情報記憶手段から取得して当該時刻表情報に設定することを特徴とする。
【0015】
また、本発明のサーバ装置は、表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の時刻表情報提供装置は、記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の時刻表情報提供方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続した時刻表情報提供システムにおいて実行される時刻表情報提供方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部において実行される、利用者の現在位置情報を上記サーバ装置に送信する現在位置情報送信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、上記現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信する時刻表情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記サーバ装置から送信される、上記時刻表情報を受信する時刻表情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記時刻表情報受信ステップにて受信された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の時刻表情報提供方法は、表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される時刻表情報提供方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の時刻表情報提供方法は、記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置において実行される時刻表情報提供方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明のプログラムは、表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
【0021】
また、本発明のプログラムは、記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
この発明によれば、サーバ装置において、交通網を規定するネットワークデータを記憶し、駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶し、端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信し、ネットワークデータに基づいて、受信した現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出し、算出した案内経路に基づいて、所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出し、算出した所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出し、算出した到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定し、移動指標が設定された時刻表情報を端末装置に送信し、端末装置において、利用者の現在位置情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置から送信される、時刻表情報を受信し、受信した時刻表情報に基づいて、出発時刻と移動指標を対応付けて表示部に表示させる。これにより、本発明によれば、限られた表示領域においても適切な時刻表の表示を行うことができ、利用者の周辺の駅における到着時間前後の乗車可能な列車等の交通機関を、直感的に理解し易いよう案内することができるという効果を奏する。より具体的には、各移動指標が表す速度で予想される周辺駅の到達時刻に応じて、急げばどの電車に乗れるか、少し歩みを緩めればどの電車に乗れるか等を一括して表示することができるという効果を奏する。
【0023】
また、本発明によれば、サーバ装置において、現在位置情報を受信した受信時刻を取得して、受信時刻に対応付けて現在位置情報の履歴を記憶部に格納し、記憶部に格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の進行方向を算出し、進行方向と現在位置情報に基づいて周辺駅を設定するので、周辺駅が複数にわたる場合であっても、利用者の進行方向に応じて適切な周辺駅に限定して適切な時刻表を提供することができるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明によれば、現在位置情報は、さらに利用者の進行方向に関する方位情報を含み、サーバ装置において、受信した現在位置情報に基づく現在位置および進行方向に基づいて、周辺駅を設定するので、周辺駅が複数にわたる場合であっても、利用者の進行方向に応じて適切な周辺駅に限定して適切な時刻表を提供することができるという効果を奏する。
【0025】
また、本発明によれば、サーバ装置において、算出した所要時間に基づいて、所定の速度と各移動指標に対応する速度との割合で定義される相対速度係数から、到達時刻を算出するので、1つの移動速度で算出した所要時間を基準の所要時間として、その他の移動速度での到達時刻を求めることができるので、経路探索回数を一回に抑えることができ、サーバの処理負荷の軽減やパフォーマンスの向上に資することができるという効果を奏する。
【0026】
また、本発明によれば、複数の移動指標のいずれか一つは、現在位置情報に基づく利用者の速度を表すので、実際の利用者の速度における到達時刻を予測して、利用者に現在の速度で乗車可能な列車等の交通機関の出発時刻を適切に提供することができるという効果を奏する。より具体的には、現在位置情報の履歴を用いて実際の利用者の現在の平均移動速度を算出することにより、正確な相対速度係数を算出したり、現在表示する時刻表のどこにあたるかを強調表示したりすることが可能となり、現状の移動状態で間に合う列車等がどれかを明確に利用者に提示することが可能となる。
【0027】
また、本発明によれば、所定の速度は、自動車の速度であり、各移動指標に対応する速度は、自転車、ランニング、早歩き、または、徒歩の速度であるので、最も速いと考えられる自動車の速度を基準にして、各出発時刻に乗車可能な移動指標を適切に利用者に提示することができるという効果を奏する。
【0028】
また、本発明によれば、サーバ装置において、出発時刻の遅延情報を記憶し、更に、取得した時刻表情報の出発時刻の遅延情報を取得して当該時刻表情報に設定するので、遅延情報を利用者に提供することによって、表示した移動指標よりも低速であっても出発時刻に間に合うことを通知することができるという効果を奏する。
【0029】
なお、上記において、本発明の時刻表情報提供システムを一例に効果の説明をしたが、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1は、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図2は、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】図3は、利用者の進行方向に基づいて周辺駅を設定する例を模式的に示した図である。
【図4】図4は、算出された到達時刻以降の所定時間内の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する処理の例を模式的に示した図である。
【図5】図5は、時刻表情報に基づく表示画面例を示す図である。
【図6】図6は、時刻表情報に基づく表示画面の遷移例を示す図である。
【図7】図7は、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】図8は、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に、本発明にかかる、時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0032】
以下、本発明の構成および処理について、第1の実施形態(時刻表情報提供システム)、第2の実施形態(時刻表情報提供装置(スタンドアローン型))の順にて詳細に説明する。
【0033】
[第1の実施形態]
最初に、本発明の第1の実施形態(時刻表情報提供システム)について、図1から図6を参照して以下に説明する。
【0034】
[時刻表情報提供システムの構成]
まず、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの構成の一例について、図1を参照して以下に説明する。ここで、図1は、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0035】
図1に示すように、第1の実施形態の時刻表情報提供システムは、概略的に、サーバ装置200、端末装置100、および、外部システム600を通信可能に接続して構成される。ここで、図1に示すように、通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。
【0036】
図1に示すように、第1の実施形態の時刻表情報提供システムにおいて、サーバ装置200は、概略的に、制御部202と記憶部206とを少なくとも備えており、端末装置100は、位置取得部112と表示部114と入力部116と制御部102とを少なくとも備える。また、これら時刻表情報提供システムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0037】
[サーバ装置200の構成]
ここで、図1において、サーバ装置200は、端末装置100から送信される、利用者の現在位置情報を受信し、ネットワークデータに基づいて、受信した現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出し、算出した案内経路に基づいて、所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出し、算出した所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出し、算出した到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定し、移動指標が設定された時刻表情報を端末装置に送信する等の機能を有する。サーバ装置200は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、端末装置100や外部システム600と相互に通信可能に接続されており、制御部202と記憶部206とを備える。また、ネットワーク300は、端末装置100、サーバ装置200、および、外部システム600等の外部機器とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網および一般電話回線網等)、イントラネット、または、電力線通信(PLC)等であってもよい。外部システム600は、運行情報を提供する機能を有し、発生した交通状態に応じた運行情報をサーバ装置200に送信する。例えば、運行情報は、各路線に対応付けられた、列車やバスやフェリー等の交通機関の遅延情報等である。
【0038】
また、制御部202は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部204は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、サーバ装置200とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部204は、端末装置100や外部システム600等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部206は、HD(Hard Disk)等の固定ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(ネットワークデータベース206a、時刻表データベース206b、運行情報データベース206c、および、現在位置情報履歴ファイル206d等)を格納する。
【0039】
これら記憶部206の各構成要素のうち、ネットワークデータベース206aは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段である。ここで、ネットワークデータベース206aに記憶されるネットワークデータは、道路ネットワークデータの他、施設内ネットワークデータや路線網ネットワークデータを含んでいてもよい。これらネットワークデータは、ネットワークデータベース206aに予め記憶されており、サーバ装置200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、ネットワークデータを提供するネットワークデータサーバなど)等からダウンロードしてネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータをアップデートしてもよい。
【0040】
ここで、ネットワークデータベース206aに記憶される道路ネットワークデータは、道路網を規定するネットワークデータであり、例えば、駅や交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。ノードデータには、ノード番号、緯度経度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号、接続する道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、車線数、制限速度など交通規制、高架やトンネルや橋等のリンク内属性、所要時間、および、名称等を含んでいてもよい。また、道路ネットワークデータは、交通規制データや利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、および、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、利用料金データは、自動車、オートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、高速自動車国道や自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワークデータは、自動車、オートバイ、自転車、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の地点の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。なお、ネットワークデータには、ノードとリンクで構成される各案内経路についての評価を行うために、ノード番号やリンク番号等に対応付けて評価用情報が格納されてもよい。一例として、評価用情報として交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含む。
【0041】
また、時刻表データベース206bは、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段である。ここで、時刻表データベース206bに記憶される時刻表情報は、例えば、電車、飛行機、バス、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、リニアモーターカー、および、船等の各公共交通機関の各駅の時刻表を表す情報等であってもよい。ここで、本実施の形態において「駅」とは、電車、飛行機、バス、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、リニアモーターカー、および、船等の交通機関の停留地点(列車駅、バス駅、停車場、停車所、空港や停機場を含む。)である。また、時刻表情報は、駅名に対応付けて、交通機関の出発時刻のほか、通過時刻や到着時刻を定義づけたデータであってもよく、交通機関の便名や行き先や、普通や快速等の種別等を更に定義づけたデータであってもよい。時刻表情報は、時刻表データベース206bに予め記憶されており、サーバ装置200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、時刻表情報を提供する時刻表サーバなど)等からダウンロードして時刻表データベース206bに記憶された時刻表情報をアップデートしてもよい。
【0042】
また、運行情報データベース206cは、列車やバスやフェリー等の交通機関の遅延情報等の運行情報を記憶する運行情報記憶手段である。ここで、運行情報は、各路線に対応付けられた遅延時間を含む遅延情報であってもよく、各出発時刻の交通機関に対応付けられた遅延時間を含む遅延情報であってもよい。運行情報は、運行情報データベース206cに記憶されており、サーバ装置200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、運行情報を提供する運行情報サーバなど)等からダウンロードして運行情報データベース206cに記憶された運行情報をアップデートしてもよい。
【0043】
また、現在位置情報履歴ファイル206dは、日時情報(受信時刻等)に対応付けて現在位置情報の履歴を記憶する現在位置情報履歴記憶手段である。例えば、現在位置情報履歴ファイル206dは、現在位置情報に対応付けて、利用者の現在位置情報が取得または受信された日時等に関する日時情報を記憶してもよい。ここで、「日時」には、年、月、日、曜日、祝日、時、分、秒等を特定する情報を含んでもよい。
【0044】
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、現在位置情報受信部202a、経路探索部202b、所要時間算出部202c、到達時刻算出部202d、移動指標設定部202e、および、時刻表情報送信部202fを備える。
【0045】
このうち、現在位置情報受信部202aは、端末装置100から送信される利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段である。ここで、現在位置情報受信部202aは、現在位置情報を受信した受信時刻を取得して、受信時刻に対応付けて現在位置情報の履歴(ログ)を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよい。また、現在位置情報受信部202aは、端末装置100から送信される現在位置情報に対応付けられた日時情報を受信して、日時情報に対応付けて現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよい。なお、現在位置情報受信部202aは、受信した現在位置情報に方位情報が含まれる場合、方位情報を含む現在位置情報の履歴(ログ)を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよい。
【0046】
また、経路探索部202bは、ネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータに基づいて、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段である。ここで、「周辺駅」とは、利用者の現在位置周辺にある駅であり、例えば、現在位置から所定の直線距離内にある駅や、ネットワークデータに基づいて周辺検索を行った結果、現在位置から駅までの経路が所定の距離内にある駅等である。また、ここで、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより現在位置情報履歴ファイル206dに格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の進行方向を算出し、進行方向と現在位置情報に基づいて周辺駅を設定してもよい。なお、現在位置情報の履歴に基づいて進行方向を算出することに限られず、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に方位情報が含まれる場合、現在位置情報に基づく現在位置に加えて当該方位情報に基づく進行方向に基づいて、周辺駅を設定してもよい。
【0047】
また、所要時間算出部202cは、経路探索部202bにより算出された案内経路に基づいて、所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段である。ここで、「所定の速度」は、基準となる任意の速度であり、例えば、駅までの移動手段で最も速いと考えられる、自動車の速度(平均速度等)であってもよい。
【0048】
また、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段である。ここで、「移動指標」とは、直接的または間接的に速度を表す指標である。すなわち、移動指標は、利用者がどの程度のスピードで移動すればよいかを目安として示す情報等であって、例えば、移動手段(自動車や自転車や徒歩等)の平均速度や、当該移動手段における速度レベル(早歩きレベル、ランニングレベル、現在の利用者の速度レベル等)等を示す文字や記号やアイコンや絵等であってもよい。すなわち、各移動指標には速度が対応付けられており、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標ごとに対応する速度で、周辺駅の到達時刻を算出する。ここで、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、相対速度係数から到達時刻を算出してもよい。ここで、「相対速度係数」は、基準となる所定の速度と、各移動指標に対応する速度との割合(比など)で定義される数値である。例えば、相対速度係数は、基準となる所定の速度を1とした場合の相対速度である。
【0049】
また、移動指標設定部202eは、到達時刻算出部202dにより算出された到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を時刻表データベース206bから取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する移動指標設定手段である。ここで、移動指標設定部202eは、取得した時刻表情報の出発時刻の遅延情報を運行情報データベース206cから取得して更に当該時刻表情報に設定してもよい。
【0050】
また、時刻表情報送信部202fは、移動指標設定部202eにより移動指標や遅延情報が設定された時刻表情報を端末装置100に送信する時刻表情報送信手段である。
【0051】
[端末装置100の構成]
また、図1において、端末装置100は、サーバ装置200に利用者の現在位置情報を送信し、サーバ装置200から送信される時刻表情報を受信し、受信した時刻表情報を表示させる等の機能を有する。端末装置100は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末等である。ここで、端末装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーションや乗換案内アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置100は、リアルタイムに現在位置取得が行えるよう、GPS機能やIMES機能等を有する位置取得部112を備える。また、端末装置100は、少なくとも表示部114と入力部116と制御部102を備える。ここで、表示部114は、表示案内データ等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶や有機EL等から構成されるディスプレイやモニタ等)のほか、サーバ装置200から受信した時刻表情報を音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)を備えてもよい。また、入力部116としては、例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、マイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部108は、位置取得部112、表示部114、および、入力部116等の制御を行う。
【0052】
ここで、位置取得部112は、例えば、位置発信装置500から発信される位置情報信号を受信する位置取得手段であってもよい。ここで、位置発信装置500は、位置情報信号(GPS信号)を発信するGPS装置であってもよく、また、GPS信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするIMES(Indoor Message System)技術を実現するIMES装置であってもよい。なお、IMES技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。また、位置発信装置500は、屋外で受信したGPS信号を屋内で発信するGPSリピータであってもよい。また、位置発信装置500は、建物(例えば、立体駐車場等)内の各フロアや地下構造物(例えば、トンネル、地下駐車場等)の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報(位置ID等)が割り振られている。そして、端末装置100が通信可能範囲に入ると、端末装置100は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグシステムやBluetooth(登録商標)等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部112は、無線LAN信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部102は、位置取得部112にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部102は、位置取得部112にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
【0053】
また、位置取得部112は、例えば、位置取得部112の加速度センサにて検出した端末装置100の加速度情報、方位センサにて検出した端末装置100の進行方向等の方位情報、距離センサにて検出した距離情報、および、地図データに基づいて端末装置100の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。ここで、方位センサには、端末装置100の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置100の相対走行方位を検出する光ジャイロが使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパスであってもよい。
【0054】
また、通信制御インターフェース部104は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部104は、サーバ装置200等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
【0055】
また、制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、現在位置情報取得部102a、現在位置情報送信部102b、時刻表情報受信部102c、および、時刻表情報表示部102dを備える。
【0056】
また、現在位置情報取得部102aは、端末装置100の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部102aは、端末装置100の利用者の現在位置情報を所定周期ごと(例えば、1秒ごと等)に取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、位置取得部112にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を、端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。更に、位置取得部112の方位センサ等にて検出した端末装置100の進行方向等の方位情報や、位置取得部112の加速度センサにて検出した端末装置100の加速度情報を、端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、利用者により入力部116を介して入力された現在位置についての位置座標等を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部116を介して入力された現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置(一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点)であってもよい。具体的には、現在位置情報取得部102aは、入力部116を介して利用者に表示部114に表示された地図データの表示画面上で指定(例えば、タッチパネル式の表示部での指定操作等)させた座標を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。更に、入力部116を介して利用者に表示部114に表示された地図データの表示画面上で指定させた方位情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、現在位置情報取得部102aは、利用者の現在位置情報とともに、当該現在位置情報を取得した日時情報を取得してもよい。
【0057】
また、現在位置情報送信部102bは、現在位置情報取得部102aにより取得された利用者の現在位置情報を、サーバ装置200に送信する現在位置情報送信手段である。ここで、現在位置情報送信部102bは、利用者の現在位置情報とともに現在位置情報取得部102aにより取得された日時情報を併せてサーバ装置200に送信してもよい。また、現在位置情報送信部102bは、現在位置情報取得部102aにより随時取得された利用者の現在位置情報を、リアルタイムにサーバ装置200に送信してもよく、現在位置情報取得部102aにより一定時間内に取得された複数の現在位置情報を、サーバ装置200に送信してもよい。
【0058】
また、時刻表情報受信部102cは、サーバ装置200から送信される時刻表情報を受信する時刻表情報受信手段である。
【0059】
また、時刻表情報表示部102dは、時刻表情報受信部102cにより受信された時刻表情報に基づいて、少なくとも出発時刻と移動指標を対応付けて表示部114に表示させる時刻表情報表示手段である。ここで、時刻表情報表示部102dは、時刻表情報受信部102cにより受信された時刻表情報に遅延情報が含まれる場合、遅延情報を表示部114に表示させてもよい。
【0060】
以上で、本実施形態における時刻表情報提供システムの構成の一例の説明を終える。
【0061】
[時刻表情報提供システムの処理]
次に、このように構成された本実施形態における時刻表情報提供システムの処理の一例について、以下に図2から図6を参照して詳細に説明する。図2は、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【0062】
図2に示すように、まず、端末装置100の現在位置情報送信部102bは、現在位置情報取得部102aにより取得された利用者の現在位置情報を、サーバ装置200に送信する(ステップSA−1)。ここで、現在位置情報取得部102aは、利用者の現在位置情報とともに、当該現在位置情報を取得した日時情報を取得してもよく、現在位置情報送信部102bは、利用者の現在位置情報とともに取得された日時情報をサーバ装置200に送信してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、位置取得部112にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を利用者の現在位置情報として取得してもよく、更に、位置取得部112の方位センサ等にて検出した端末装置100の進行方向等の方位情報を含む現在位置情報を取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、利用者により入力部116を介して入力された現在位置についての位置座標等を利用者の現在位置情報として取得してもよく、更に、利用者により入力部116を介して入力された方位情報を含む現在位置情報を取得してもよい。
【0063】
そして、サーバ装置200の現在位置情報受信部202aは、端末装置100から送信された利用者の現在位置情報を受信する(ステップSA−2)。ここで、現在位置情報受信部202aは、現在位置情報を受信した受信時刻を取得して、受信時刻に対応付けて現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよく、端末装置100から送信された現在位置情報に対応付けられた日時情報を受信して、日時情報に対応付けて現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよい。なお、現在位置情報受信部202aは、受信した現在位置情報に方位情報が含まれる場合、方位情報を含む現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル206dに格納してもよい。
【0064】
そして、サーバ装置200の経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に基づく現在位置の周辺の周辺駅を設定する(ステップSA−3)。例えば、経路探索部202bは、ネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータに基づいて周辺検索を行った結果、現在位置情報に基づく現在位置から駅までの経路が所定の距離内にある駅を周辺駅として設定してもよく、現在位置情報に基づく現在位置から所定の直線距離内にある駅を周辺駅として設定してもよい。また、ここで、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより現在位置情報履歴ファイル206dに格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の進行方向を算出し、進行方向と現在位置情報に基づいて周辺駅を設定してもよい。ここで、図3は、利用者の進行方向に基づいて周辺駅を設定する例を模式的に示した図である。
【0065】
図3に示すように、一例として、経路探索部202bは、まず、現在位置情報に基づく最新の現在位置に基づいて所定範囲内にある駅(駅A、駅B、駅C)を周辺駅候補として抽出し、抽出した周辺駅候補の位置と現在位置とに基づいて、周辺駅候補までの基準ベクトルを算出する。一方、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより現在位置情報履歴ファイル206dに格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の検出ベクトルを算出する。ここで、検出ベクトルは、利用者の進行方向のほか現在位置情報の履歴に基づく移動速度を表してもよい。そして、周辺駅候補までの基準ベクトルと検出ベクトルとに基づいて、周辺駅を設定する。例えば、周辺駅候補までの基準ベクトルと検出ベクトルとの内積等を求めることにより、基準ベクトルと検出ベクトルとのなす角が90°より小さい周辺駅候補を周辺駅として設定する。図3の例の場合、周辺駅候補のうち、駅Aと駅Cが周辺駅として設定される。なお、これに限られず、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に方位情報が含まれる場合、現在位置情報に基づく現在位置に加えて当該方位情報に基づく進行方向に基づいて、周辺駅を設定してもよい。例えば、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された方位情報を含む現在位置情報に基づく現在位置および進行方向により検出ベクトルを生成して、一例として図3を用いて上述した処理により周辺駅を設定してもよい。
【0066】
再び図2に戻り、サーバ装置200の経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に基づく現在位置から、設定した周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する(ステップSA−4)。すなわち、経路探索部202bは、現在位置情報受信部202aにより受信された現在位置情報に基づく現在位置を出発地として周辺駅を目的地として設定して、経路探索を行い、案内経路を算出する。
【0067】
そして、サーバ装置200の所要時間算出部202cは、経路探索部202bにより算出された案内経路に基づいて、所定の速度(例えば、自動車の速度)における周辺駅までの所要時間を算出する(ステップSA−5)。例えば、所要時間算出部202cは、経路探索部202bにより算出された案内経路データの総リンク長を、所定の速度で除することにより、基準となる所要時間を算出する。
【0068】
そして、サーバ装置200の到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出する(ステップSA−6)。すなわち、各移動指標には速度が対応付けられており、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標ごとに対応する速度で、周辺駅の到達時刻を算出する。ここで、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間に基づいて、所定の速度と、各移動指標に対応する速度との割合(比など)で定義される相対速度係数から到達時刻を算出してもよい。例えば、自動車の速度を1とした場合の各移動指標における相対速度係数は、以下となる。
移動指標「自動車(タクシー)レベル」:1.0
移動指標「全力ダッシュ!レベル」または「自転車レベル」:0.6
移動指標「ランニングレベル」:0.5
移動指標「早歩きレベル」:0.4
移動指標「徒歩(歩き)レベル」:0.3
【0069】
相対速度定数を用いる場合、到達時刻算出部202dは、所要時間算出部202cにより算出された所要時間から相対速度係数を除することにより、各移動指標における所要時間を求め、出発時刻(現在時刻)に所要時間を加算して到達時刻を算出する。例えば、所要時間算出部202cにより所定の速度を自動車の速度として所要時間5分と算出されている場合、各所要時間は、移動指標「自動車(タクシー)レベル」の場合、5×1/1.0=5分、移動指標「全力ダッシュ!レベル」(「自転車レベル」)の場合、5×1/0.6=8分20秒、移動指標「ランニングレベル」の場合、5×1/0.5=10分、移動指標「早歩きレベル」の場合、5×1/0.4=12分30秒、および、移動指標「徒歩(歩き)レベル」の場合、5×1/0.3=16分40秒となる。そして、到達時刻算出部202dは、出発時刻(現在時刻)に各所要時間を足し合わせて、各到達時刻を算出する。例えば、現在時刻が8:08の場合、各到達時刻は、移動指標「自動車(タクシー)レベル」の場合、8:13:00となり、移動指標「全力ダッシュ!レベル」(「自転車レベル」)の場合、8:16:20となり、移動指標「ランニングレベル」の場合、8:18:00となり、移動指標「早歩きレベル」の場合、8:20:30となり、移動指標「徒歩レベル」の場合、8:24:40となる。
【0070】
そして、移動指標設定部202eは、到達時刻算出部202dにより算出された到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を時刻表データベース206bから取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する(ステップSA−7)。ここで、移動指標設定部202eは、取得した時刻表情報の出発時刻の遅延情報を運行情報データベース206cから取得して更に当該時刻表情報に設定してもよい。ここで、図4は、算出された到達時刻以降の所定時間内の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する処理の例を模式的に示した図である。
【0071】
図4に示すように、移動指標設定部202eは、上記に例示列挙した到達時刻(例えば、移動指標「タクシーレベル」の場合の8:13:00)以降の出発時刻の時刻表情報を時刻表データベース206bから取得する。取得する出発時刻の時刻表の範囲は任意であるが、一例として、最も速い速度の移動指標(図4の場合、「タクシーレベル」)による到達時刻(8:13:00)以降の最初の出発時刻(8:13)から、最も遅い速度の移動指標(図4の場合、「歩きレベル」)による到達時刻(8:24:40)以降の最初の出発時刻(8:27)までの時刻表の範囲としてもよい。そして、図4に示すように、移動指標設定部202eは、取得した時刻表情報の出発時刻毎に対応する移動指標を設定する。なお、対応する移動指標が複数ある場合(例えば、出発時刻8:17の場合、移動指標「タクシーレベル!!」と移動指標「全力ダッシュ」)、遅い方の移動指標(この場合、「全力ダッシュ」)を優先的に設定してもよい。また、図4に示すように、移動指標設定部202eは、現在位置情報(の履歴)に基づく利用者の速度を表す移動指標として、網掛けや色付け等の強調表示がされるよう設定してもよい。
【0072】
そして、サーバ装置200の時刻表情報送信部202fは、移動指標設定部202eにより移動指標や遅延情報が設定された時刻表情報を端末装置100に送信する(ステップSA−8)。
【0073】
そして、端末装置100の時刻表情報受信部102cは、サーバ装置200から送信される時刻表情報を受信する(ステップSA−9)。
【0074】
そして、端末装置100の時刻表情報表示部102dは、時刻表情報受信部102cにより受信された時刻表情報に基づいて、出発時刻と移動指標等を対応付けて表示部114に表示させる(ステップSA−10)。ここで、時刻表情報表示部102dは、複数の周辺駅の時刻表情報を、周辺駅ごとにタブで切り替え可能となるよう表示処理を行ってもよい。ここで、図5は、時刻表情報に基づく表示画面例を示す図である。
【0075】
図5に示すように、この例では、出発時刻(「時刻」の項目)に対応づけて、移動指標としてアイコン(「目安」の項目)が表示されている。また、図5に示すように、時刻表情報に応じて、「2010/01/12 AM8:05現在」等の出発時刻(現在時刻)や、「AA駅」等の周辺駅の駅名、「BB線CC方面」等の路線名、「普通」や「快速」等の種別名、「DD」等の行先、および、「列車に遅れが出ています」等の遅延情報が表示部114に表示されてもよい。
【0076】
以上が第1の実施の形態による処理の一例である。なお、時刻表情報提供システムにおける処理は、端末装置100が周辺駅等に到達するまで、継続して、および/または、繰り返し行ってもよく、一例として、上述したステップSA−1からSA−10の処理を繰り返し実行してもよい。ここで、図6は、時刻表情報に基づく表示画面の遷移例を示す図である。図6に示すように、上述した処理を現在位置情報等の更新に応じて繰り返し実行することにより、最新の現在位置や現在時刻や利用者の速度に基づいた時刻表情報が更新され、例えば、現在位置情報に基づく利用者の速度に応じて予想される到達時刻以降の8:27の列車の強調表示が、8:31の列車に遷移して表示されることとなる。また、遅延情報を反映した時刻表を提示することによって、例えば、本来ならば現在の移動速度を保って(図6の場合、移動指標「早歩き」)、最寄駅に到着しなければならなかったとすると、現在の遅延時刻を反映した時刻表にすることによって、移動指標が「歩き」に変更された場合は、利用者は、その指標を参考に、歩みを緩めても乗車可能となることを把握することができる。以上のように、利用者の実際の速度に基づいてターゲットとなる列車と前後情報を含めて、移動指標のように直感的な表現で表示可能となるので、乗車すべき列車までの状況を経時的に把握することができるようになる。また、前後情報が表示されることで、利用者は、移動状態を変更すべきか、例えば普通の歩きから早歩きにすることで一本前の列車に間に合う可能性があるか否かを把握することができる。
【0077】
以上で、第1の実施形態における時刻表情報提供システムの処理の説明を終える。
【0078】
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態(時刻表情報提供装置400(スタンドアローン型))について、図7および図8を参照して以下に説明する。ここで、図7は、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0079】
なお、第2の実施形態においては、全ての機能を時刻表情報提供装置400に集約し、ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより案内経路を算出し、算出した案内経路に基づいて所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出し、算出した所要時間に基づいて複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出し、算出した到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定し、移動指標が設定された時刻表情報に基づいて出発時刻と移動指標を対応付けて表示部414に表示させる。このように、第2の実施形態は、時刻表情報提供装置400がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点が第1の実施形態と異なる。
【0080】
[時刻表情報提供装置400(スタンドアローン型)の構成]
まず、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400(スタンドアローン型)の構成の一例について、図7を参照して以下に説明する。
【0081】
図7に示すように、本発明の第2の実施形態の時刻表情報提供装置400は、位置取得部412と表示部414と入力部416と制御部402と記憶部406とを少なくとも備える。これら時刻表情報提供装置400の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。例えば、時刻表情報提供装置400は、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうPND(Portable Navigation Device)等のナビゲーション端末等である。
【0082】
図7において、入出力制御インターフェース部408、通信制御インターフェース部404、位置取得部412、表示部414、および、入力部416、並びに、ネットワーク300、位置発信装置500、および、外部システム600の各機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部406の各部(ネットワークデータベース406a、時刻表データベース406b、運行情報データベース406c、および、現在位置情報履歴ファイル406d等)についても、サーバ装置200ではなく時刻表情報提供装置400に備えられている点を除き、各機能が第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0083】
また、制御部402の各部(現在位置情報取得部402a〜時刻表情報表示部402f等)については、本実施形態の時刻表情報提供装置400がスタンドアローン型であり、制御部402が各送受信部を備えていない点を除き、各機能は第1の実施形態と基本的に同様である。
【0084】
図7において、制御部402は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部402は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部402は、機能概念的に、現在位置情報取得部402a、経路探索部402b、所要時間算出部402c、到達時刻算出部402d、移動指標設定部402e、および、時刻表情報表示部402fを備える。
【0085】
このうち、現在位置情報取得部402aは、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部402aは、現在位置情報を取得した取得時刻(日時情報)を取得して、取得時刻に対応付けて現在位置情報の履歴(ログ)を現在位置情報履歴ファイル406dに格納してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報を所定周期ごと(例えば、1秒ごと等)に取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、位置取得部412にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。更に、位置取得部412の方位センサにて検出した時刻表情報提供装置400の進行方向等の方位情報や、位置取得部412の加速度センサにて検出した時刻表情報提供装置400の加速度情報を、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、利用者により入力部416を介して入力された現在位置についての位置座標等を時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部416を介して入力された現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置(一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点)であってもよい。具体的には、現在位置情報取得部402aは、入力部416を介して利用者に表示部414に表示された地図データの表示画面上で指定(例えば、タッチパネル式の表示部での指定操作等)させた座標を、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。更に、入力部416を介して利用者に表示部414に表示された地図データの表示画面上で指定させた方位情報を、時刻表情報提供装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。なお、現在位置情報取得部402aは、取得した現在位置情報に方位情報が含まれる場合、方位情報を含む現在位置情報の履歴(ログ)を現在位置情報履歴ファイル406dに格納してもよい。
【0086】
また、経路探索部402bは、ネットワークデータベース406aに記憶されたネットワークデータに基づいて、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段である。ここで、「周辺駅」とは、利用者の現在位置周辺にある駅であり、例えば、現在位置から所定の直線距離内にある駅や、ネットワークデータに基づいて周辺検索を行った結果、現在位置から駅までの経路が所定の距離内にある駅等である。また、ここで、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより現在位置情報履歴ファイル406dに格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の進行方向を算出し、進行方向と現在位置情報に基づいて周辺駅を設定してもよい。また、これに限られず、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に方位情報が含まれる場合、現在位置情報に基づく現在位置に加えて当該方位情報に基づく進行方向に基づいて、周辺駅を設定してもよい。
【0087】
また、所要時間算出部402cは、経路探索部402bにより算出された案内経路に基づいて、所定の速度における周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段である。ここで、「所定の速度」は、基準となる任意の速度であり、例えば、駅までの移動手段で最も速いと考えられる、自動車の速度(平均速度等)であってもよい。
【0088】
また、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段である。ここで、「移動指標」とは、直接的または間接的に速度を表す指標である。すなわち、移動指標は、利用者がどの程度のスピードで移動すればよいかを目安として示す情報等であって、例えば、移動手段(自動車や自転車や徒歩等)の平均速度や、当該移動手段における速度レベル(早歩きレベル、ランニングレベル、現在の利用者の速度レベル等)等を示す文字や記号やアイコンや絵等であってもよい。すなわち、各移動指標には速度が対応付けられており、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標ごとに対応する速度で、周辺駅の到達時刻を算出する。ここで、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、相対速度係数から到達時刻を算出してもよい。ここで、「相対速度係数」は、基準となる所定の速度と、各移動指標に対応する速度との割合(比など)で定義される数値である。例えば、相対速度係数は、基準となる所定の速度を1とした場合の相対速度である。
【0089】
また、移動指標設定部402eは、到達時刻算出部402dにより算出された到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を時刻表データベース406bから取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する移動指標設定手段である。ここで、移動指標設定部402eは、取得した時刻表情報の出発時刻の遅延情報を運行情報データベース406cから取得して更に当該時刻表情報に設定してもよい。
【0090】
また、時刻表情報表示部402fは、移動指標設定部402eにより移動指標が設定された時刻表情報に基づいて、少なくとも出発時刻と移動指標を対応付けて表示部414に表示させる時刻表情報表示手段である。ここで、時刻表情報表示部402fは、時刻表情報に遅延情報が含まれる場合、遅延情報を表示部414に表示させてもよい。
【0091】
以上で、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の構成の一例の説明を終える。
【0092】
[時刻表情報提供装置400(スタンドアローン型)の処理]
次に、このように構成された第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の処理の一例について、以下に図8を参照して詳細に説明する。ここで、図8は、第2の実施形態における時刻表情報提供装置400の処理の一例を示すフローチャートである。
【0093】
図8に示すように、まず、現在位置情報取得部402aは、利用者の現在位置情報を取得する(ステップSB−1)。ここで、現在位置情報取得部402aは、利用者の現在位置情報とともに、当該現在位置情報を取得した取得時刻(日時情報)を取得して、当該取得時刻に対応付けて現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル406dに格納してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、位置取得部412にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を利用者の現在位置情報として取得してもよく、更に、位置取得部412の方位センサ等にて検出した利用者の進行方向等の方位情報を含む現在位置情報を取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、利用者により入力部416を介して入力された現在位置についての位置座標等を利用者の現在位置情報として取得してもよく、更に、利用者により入力部416を介して入力された方位情報を含む現在位置情報を取得してもよい。なお、現在位置情報取得部402aは、取得した現在位置情報に方位情報を含む場合、方位情報を含む現在位置情報の履歴を現在位置情報履歴ファイル406dに格納してもよい。
【0094】
そして、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に基づく現在位置の周辺の周辺駅を設定する(ステップSB−2)。例えば、経路探索部402bは、ネットワークデータベース406aに記憶されたネットワークデータに基づいて周辺検索を行った結果、現在位置情報に基づく現在位置から駅までの経路が所定の距離内にある駅を周辺駅として設定してもよく、現在位置情報に基づく現在位置から所定の直線距離内にある駅を周辺駅として設定してもよい。また、ここで、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより現在位置情報履歴ファイル406dに格納された現在位置情報の履歴に基づいて利用者の進行方向を算出し、進行方向と現在位置情報に基づいて周辺駅を設定してもよい。なお、これに限られず、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に方位情報が含まれる場合、現在位置情報に基づく現在位置に加えて当該方位情報に基づく進行方向に基づいて、周辺駅を設定してもよい。
【0095】
そして、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に基づく現在位置から、設定した周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する(ステップSB−3)。すなわち、経路探索部402bは、現在位置情報取得部402aにより取得された現在位置情報に基づく現在位置を出発地として周辺駅を目的地として設定して、経路探索を行い、案内経路を算出する。
【0096】
そして、所要時間算出部402cは、経路探索部402bにより算出された案内経路に基づいて、所定の速度(例えば、自動車の速度)における周辺駅までの所要時間を算出する(ステップSB−4)。例えば、所要時間算出部402cは、経路探索部402bにより算出された案内経路データの総リンク長を、所定の速度で除することにより、基準となる所要時間を算出する。
【0097】
そして、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で周辺駅の到達時刻を算出する(ステップSB−5)。すなわち、各移動指標には速度が対応付けられており、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、複数の移動指標ごとに対応する速度で、周辺駅の到達時刻を算出する。ここで、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間に基づいて、所定の速度と、各移動指標に対応する速度との割合(比など)で定義される相対速度係数から到達時刻を算出してもよい。相対速度定数を用いる場合、到達時刻算出部402dは、所要時間算出部402cにより算出された所要時間から相対速度係数を除することにより、各移動指標における所要時間を求め、出発時刻(現在時刻)に所要時間を加算して到達時刻を算出する。
【0098】
そして、移動指標設定部402eは、到達時刻算出部402dにより算出された到達時刻以降の出発時刻を含む時刻表情報を時刻表データベース406bから取得して、当該出発時刻毎に対応する移動指標を設定する(ステップSB−6)。ここで、移動指標設定部402eは、取得した時刻表情報の出発時刻の遅延情報を運行情報データベース406cから取得して更に当該時刻表情報に設定してもよい。なお、対応する移動指標が複数ある場合、遅い速度を示す方の移動指標を優先的に設定してもよい。また、移動指標設定部402eは、現在位置情報(の履歴)に基づく利用者の速度を表す移動指標として、網掛けや色付け等の強調表示がされるよう設定してもよい。
【0099】
そして、時刻表情報表示部402fは、移動指標設定部402eにより移動指標や遅延情報等が設定された時刻表情報に基づいて、出発時刻と移動指標等を対応付けて表示部414に表示させる(ステップSB−7)。ここで、時刻表情報表示部402fは、複数の周辺駅の時刻表情報を、周辺駅ごとにタブで切り替え可能となるよう表示処理を行ってもよい。
【0100】
以上が第2の実施の形態による処理の一例である。なお、時刻表情報提供システムにおける処理は、時刻表情報提供装置400が周辺駅等に到達するまで、継続して、および/または、繰り返し行ってもよく、一例として、上述したステップSB−1からSB−7までの処理を繰り返し実行してもよい。
【0101】
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【0102】
例えば、時刻表情報提供装置400がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、時刻表情報提供装置400は、クライアント端末(時刻表情報提供装置400とは別筐体である)からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するようにしてもよい。
【0103】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0104】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0105】
また、端末装置100、サーバ装置200、および、時刻表情報提供装置400に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0106】
例えば、端末装置100、サーバ装置200、および、時刻表情報提供装置400の各装置が備える処理機能、特に制御部102,202,402にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100やサーバ装置200や時刻表情報提供装置400に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの106などは、OS(Operating System)として協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0107】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100やサーバ装置200や時刻表情報提供装置400に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0108】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
【0109】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0110】
記憶部206,406に格納される各種のデータベース等(ネットワークデータベース206a,406a、時刻表データベース206b,406b、および、運行情報データベース206c,406c、現在位置情報履歴ファイル206d,406d等)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
【0111】
また、サーバ装置200は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、サーバ装置200は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0112】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0113】
以上詳述に説明したように、本発明によれば、限られた表示領域においても適切な時刻表の表示を行うことができ、利用者の周辺の駅における到着時間前後の乗車可能な列車等の交通機関を適切に案内することができる、時刻表情報提供システム、サーバ装置、時刻表情報提供装置、時刻表情報提供方法、および、プログラムを提供することができるので、情報提供を行う情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
【符号の説明】
【0114】
100 端末装置
102 制御部
102a 現在位置情報取得部
102b 現在位置情報送信部
102c 時刻表情報受信部
102d 時刻表情報表示部
104 通信制御インターフェース部
108 入出力制御インターフェース部
112 位置取得部
114 表示部
116 入力部
200 サーバ装置
202 制御部
202a 現在位置情報受信部
202b 経路探索部
202c 所要時間算出部
202d 到達時刻算出部
202e 移動指標設定部
202f 時刻表情報送信部
204 通信制御インターフェース部
206 記憶部
206a ネットワークデータベース
206b 時刻表データベース
206c 運行情報データベース
206d 現在位置情報履歴ファイル
300 ネットワーク
400 時刻表情報提供装置
402 制御部
402a 現在位置情報取得部
402b 経路探索部
402c 所要時間算出部
402d 到達時刻算出部
402e 移動指標設定部
402f 時刻表情報表示部
404 通信制御インターフェース部
406 記憶部
406a ネットワークデータベース
406b 時刻表データベース
406c 運行情報データベース
406d 現在位置情報履歴ファイル
408 入出力制御インターフェース部
412 位置取得部
414 表示部
416 入力部
500 位置発信装置
600 外部システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続した時刻表情報提供システムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記サーバ装置の上記制御部は、
上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、
上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、
上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、
上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、
上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信する時刻表情報送信手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記利用者の上記現在位置情報を上記サーバ装置に送信する現在位置情報送信手段と、
上記サーバ装置から送信される、上記時刻表情報を受信する時刻表情報受信手段と、
上記時刻表情報受信手段により受信された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする時刻表情報提供システム。
【請求項2】
請求項1に記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記現在位置情報受信手段は、
上記現在位置情報を受信した受信時刻を取得して、上記受信時刻に対応付けて上記現在位置情報の履歴を上記記憶部に格納し、
上記経路探索手段は、
上記現在位置情報受信手段により上記記憶部に格納された上記現在位置情報の上記履歴に基づいて上記利用者の進行方向を算出し、上記進行方向と上記現在位置情報に基づいて上記周辺駅を設定することを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項3】
請求項1に記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記現在位置情報は、さらに利用者の進行方向に関する方位情報を含み、
上記経路探索手段は、
上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく上記現在位置および上記進行方向に基づいて、上記周辺駅を設定することを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記到達時刻算出手段は、
上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、上記所定の上記速度と上記各移動指標に対応する上記速度との割合で定義される相対速度係数から、上記到達時刻を算出することを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一つに記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記複数の上記移動指標のいずれか一つは、
上記現在位置情報に基づく上記利用者の上記速度を表すことを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一つに記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記所定の上記速度は、自動車の上記速度であり、
上記各移動指標に対応する上記速度は、自転車、ランニング、早歩き、または、徒歩の上記速度であることを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一つに記載の時刻表情報提供システムにおいて、
上記記憶部は、
上記出発時刻の遅延情報を記憶する遅延情報記憶手段、
を更に備え、
上記移動指標設定手段は、
更に、上記取得した上記時刻表情報の上記出発時刻の上記遅延情報を上記遅延情報記憶手段から取得して当該時刻表情報に設定することを特徴とする、時刻表情報提供システム。
【請求項8】
表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信手段により受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、
上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、
上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、
上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、
上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
【請求項9】
記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索手段と、
上記経路探索手段により算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出手段と、
上記所要時間算出手段により算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出手段と、
上記到達時刻算出手段により算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定手段と、
上記移動指標設定手段により上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする時刻表情報提供装置。
【請求項10】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続した時刻表情報提供システムにおいて実行される時刻表情報提供方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
利用者の現在位置情報を上記サーバ装置に送信する現在位置情報送信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、上記現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信する時刻表情報送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記サーバ装置から送信される、上記時刻表情報を受信する時刻表情報受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記時刻表情報受信ステップにて受信された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、
を含むことを特徴とする時刻表情報提供方法。
【請求項11】
表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される時刻表情報提供方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、
上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、
上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信ステップと、
を含むことを特徴とする時刻表情報提供方法。
【請求項12】
記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置において実行される時刻表情報提供方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、
上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、
上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、
を含むことを特徴とする時刻表情報提供方法。
【請求項13】
表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される、利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記現在位置情報受信ステップにて受信された上記現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、
上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、
上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報を上記端末装置に送信することにより、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させるよう制御する時刻表情報送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項14】
記憶部と制御部と表示部とを少なくとも備えた時刻表情報提供装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
駅毎に、少なくとも出発時刻を含む時刻表情報を記憶する時刻表情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、利用者の現在位置情報に基づく現在位置から周辺駅までの経路探索を実行することにより、案内経路を算出する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて算出された案内経路に基づいて、所定の速度における上記周辺駅までの所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
上記所要時間算出ステップにて算出された上記所要時間に基づいて、複数の移動指標に対応する速度で上記周辺駅の到達時刻を算出する到達時刻算出ステップと、
上記到達時刻算出ステップにて算出された上記到達時刻以降の上記出発時刻を含む上記時刻表情報を上記時刻表情報記憶手段から取得して、当該出発時刻毎に上記対応する上記移動指標を設定する移動指標設定ステップと、
上記移動指標設定ステップにて上記移動指標が設定された上記時刻表情報に基づいて、上記出発時刻と上記移動指標を対応付けて上記表示部に表示させる時刻表情報表示ステップと、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−197746(P2011−197746A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−60876(P2010−60876)
【出願日】平成22年3月17日(2010.3.17)
【出願人】(500168811)株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Fターム(参考)】