景品取出装置の張り替え方法
【課題】 本発明は、景品取出装置の張り替え方法に関する発明である。
【解決手段】 本発明は、景品取出装置に合った外装シール型の選択１６をし、前記外装シール型を選択１６した後に外装シールのデザインの作成１７を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定１９をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷２０を行って前記印刷済み外装シールの裁断２１を行い、景品取出装置に外装シールの張り替え２２て曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法とした。
【解決手段】 本発明は、景品取出装置に合った外装シール型の選択１６をし、前記外装シール型を選択１６した後に外装シールのデザインの作成１７を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定１９をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷２０を行って前記印刷済み外装シールの裁断２１を行い、景品取出装置に外装シールの張り替え２２て曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、景品取出装置の外装の張り替え方法に関する発明である。
【背景技術】
【０００２】
従来、景品取出装置は単体又は２段に重ねた装置で内包している景品の情報はその情報を記載したプレート等を景品収納部内の正面又は側面貼付けて外部から認識できるようにしていた。
【０００３】
しかしながら、従来の景品取出装置では、情報の記載したプレート等により内包している商品の情報は認識できるが、利用者が欲する商品がまだ内包されているか等を実際に確認することができず、購買意欲を下げる原因の一つとなることがあった。
【０００４】
また、直射日光などにより景品取出装置の外面が色あせてしまった場合や、装置自体の外装に商品情報を記載しており提供する商品を変える場合などは、装置自体を変えなければならず、コストがかかり無駄が多かった。
【特許文献１】特開２００３−１２３１３５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
そこで、本発明は、内包している商品の状況が容易に確認でき、本体の外面の色あせによる景品取出装置の取り替えや提供商品の変更による景品取出装置の取り替えを必要としない張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置の張り替え方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、上記の課題を解決するために、景品取出装置に合った外装シール型の選択１６をし、前記外装シール型を選択１６した後に外装シールのデザインの作成１７を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定１９をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷２０を行って前記印刷済み外装シールの裁断２１を行い、景品取出装置に外装シールの張り替え２２て曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法とした。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置は景品収納部内に景品情報を記載したプレート等を使用することがなく景品情報を提供できるため景品収納部内の商品の状態を容易に確認することができるため、利用者の購買意欲を高めることができる。
【０００８】
また、専用の外装シールを使用することにより景品取出装置の外装を簡単に変えることができるため、外面が色あせにより景品取出装置ごと交換することもなく、提供する商品が変わった場合も景品取出装置を交換する必要がないため維持費が易く、その分提供する商品に費用を充てることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
景品取出装置の利用意欲を高め、装置本体自体を交換せずに常に綺麗で新しい状態の装置本体を低コストで維持することができるという目的を、景品取出装置に専用外装シールを使用することによって実現した。
【実施例１】
【００１０】
図１は本発明である張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置の斜視図である。図１に示すように、本発明である張り替え可能な外装シール１は、正面下部に景品取出口２５、ハンドル２６、コイン投入口２７、返却口２８を備え正面上部に景品収納部２９を備えた景品取出装置を２段に重ねた縦長の景品取出装置の外周面に貼り付ける外装シールである。
【００１１】
前記張り替え可能な外装シール１は、前述の景品取出装置の形状に合わせて上面シール２、２枚の上側面シール３、左右側面シール４、５、２枚の側面後部シール６、中央左右シール７、８、底面左右シール９、１０、連結部シール１１、脚正面シール１２及び２枚の脚側面シール１３とからなる。
【００１２】
図２は本発明である張り替え可能な外装シールの上面シールを示した図である。図１及び図２に示すように、張り替え可能な外装シール１の上面シール２は、長方形状をしており、景品取出装置の上面に貼り付けるシールである。
【００１３】
図３は本発明である張り替え可能な外装シールの上側面シールを示した図である。図１及び図３に示すように、張り替え可能な外装シール１の上側面シール３は、景品取出装置の上側面の形状に合わせて下辺は平坦で両辺のうち一辺は他の一辺の約半分の高さであり、そのため上辺は一端から他端にかけて緩やかにカーブをしながら下がっている。
【００１４】
景品取出装置の上側面が左右あるため上側面シール３も左右分用意されている。景品取出装置の左右上側面が対称であるので、２枚の上側面シール３も左右対称の関係にある。また、上側面シール３の周囲には余白３ａが設けられており、余白３ａと上側面シール３の境界が分かるように上側面シール３の縁は切取線３ｂが設けられている。
【００１５】
図４は本発明である張り替え可能な外装シールの右側面シールを示した図である。図１及び図４に示すように、張り替え可能な外装シール１の右側面シール４は、景品取出装置の正面ほぼ中央から右側及び右側面の大部分に貼り付けるシールである。
【００１６】
右側面シール４は、２つのシールからなり、それぞれ複雑な形状をしている。即ち、上平坦部４ａの右端から下方に垂直に右垂直部４ｂを形成し、右垂直部４ｂの下端からは左方に向かって垂直に下平坦部４ｃを形成する。下平坦部４ｃの左端は上方に垂直に向かい左斜め上方に傾斜した下傾斜部４ｄを経て平坦部４ｅを形成する。
【００１７】
前記平坦部４ｅの左端は上方に垂直に伸び更に左斜め上方に湾曲した湾曲部４ｇを経て右突出部４ｈを形成して上方に向かい右斜め上方へ伸びる上傾斜部４ｉを形成する。上傾斜部４ｉの上端は左垂直部４ｊを形成して上方に向かい左方へ湾曲して上内平坦部４ｋとなる。このとき、上平坦部４ａと上内平坦部４ｋは平行関係にある。
【００１８】
前記上内平坦部４ｋの左端は上湾曲部４ｌを形成して上方に向かい、前記上平坦部４ａの左端に繋がる。
【００１９】
右側面シール４を形成するもう一方のシールは、次のような形状をしている。即ち、左上平坦部４ｍの左端は下方に向かって垂直に下り、左外突出部４ｏを形成して右方に向かい下方に向かって左下平坦部４ｐとなる。左下平坦部４ｐの右端は上方に向かって垂直に伸び斜め右上方に湾曲した左湾曲部４ｑを経て左突出部４ｒとなる。左突出部４ｒは折り返して左方に向かい湾曲しながら上方へ向かい前記左上辺他陰部４ｍの右端に繋がる。
【００２０】
図４に示すように、以上の２つのシールを向かい合わせた状態で余白４ｕ内に配置し、前記下垂直部４ｆと左湾曲部４ｑの間に景品取出口目印４ｓを設け、更に右突出部４ｈと左突出部４ｒの上部に長方形状の目印４ｔを設けた。尚、２つのシールは余白４ｕから容易に剥がすことができるように切取線４ｖが付けられている。
【００２１】
図５は本発明である張り替え可能な外装シールの左側面シールを示した図である。図１及び図５に示すように、張り替え可能な外装シール１の左側面シール５は、景品取出装置の正面の左部から左側面の大部分に貼り付けるシールである。
【００２２】
左側面シール５は複雑な形状をしている。即ち、上平坦部５ａの左端から下方に垂直に左垂直部５ｂを形成し、左垂直部５ｂの下端からは右方に向かって垂直に下平坦部５ｃを形成する。下平坦部５ｃの右端は上方に垂直に向かい右斜め上方に傾斜した下傾斜部５ｄを経て平坦部５ｅを形成する。
【００２３】
前記平坦部５ｅの右端は上方に垂直に伸び右方に向かって突出する突出部５ｆを形成する。突出部５ｆは左方に折返しながら右垂直部５ｇとなり上方に向かって垂直に上がり左斜め上方に向かって傾斜する上傾斜部５ｈに繋がる。上傾斜部５ｈの上端は上方に向かって垂直に伸びる上右垂直部５ｉを形成して右方へ湾曲し上内平坦部５ｊとなる。このとき、上平坦部５ａと上内平坦部５ｊは平行関係にある。
【００２４】
前記上内平坦部５ｊの右端は湾曲部５ｋを形成して上方に向かい、前記上平坦部５ａの右端に繋がる。このような複雑な形状をした左側面シール５の周囲は余白５ｌで覆われており、余白５ｌから左側面シール５を容易に剥がすことができるように切取線５ｍが付けられている。
【００２５】
図６は本発明である張り替え可能な外装シールの側面後部シールを示した図である。図１及び図６に示すように、張り替え可能な外装シール１の側面後部シール６は、景品取出装置の左右側面の後部に貼り付けるシールである。
【００２６】
側面後部シール６は、４つの角が丸くなった略長方形状をしており、周囲には余白６ｂを設けいる。また、余白６ｂから側面後部シール６を容易に剥がすことができるように切取線６ａが付けられている。
【００２７】
図７は本発明である張り替え可能な外装シールの中央左シールを示した図である。図１及び図７に示すように、張り替え可能な外装シール１の中央左シール７は、景品取出装置の景品収納部２９の下左側に貼り付けるシールである。
【００２８】
中央左シール７は、取りの爪のような形状をしたシールで周囲に余白７ｂを設けている。前記余白７ｂから中央左シール７を容易に剥がすことができるように切取線７ａが付けられている。
【００２９】
図８は本発明である張り替え可能な外装シールの中央右シールを示した図である。図１及び図８に示すように、張り替え可能な外装シール１の中央右シール６は、景品取出装置の左右側面の後部に貼り付けるシールである。
【００３０】
中央右シール８は、長方形状の左辺が短くなり先端部８ｃを形成し、更に先端部８ｃが下方に向かって大きく湾曲した形状をしている。中央右シール８の周囲は余白８ｂが設けられており、余白８ｂから中央右シール８を容易に剥がすことができるように切取線８ａが付けられている。
【００３１】
図９は本発明である張り替え可能な外装シールの底面左シールを示した図である。図１及び図９に示すように、底面左シール９は景品取出装置の返却口２８の下に貼り付けるシールである。
【００３２】
底面左シール９は、４つの角が丸くなった略菱形状をしており、周囲には余白９ｂを設け、更に余白９ｂから底面左シール９を容易に剥がすことができるように切取線９ａが付けられている。
【００３３】
図１０は本発明である張り替え可能な外装シールの底面右シールを示した図である。図１及び図１０に示すように、底面右シール１０は、景品取出装置の景品取出口２５の下に貼り付けるシールである。
【００３４】
底面右シール１０は、４つの角が丸くなった略長方形状をしており、更に上下辺の右側部分は平行を保ちながら下方に下がっている。底面右シール１０の周囲は余白１０ｂが設けられており、余白１０ｂから底面右シール１０を容易に剥がすことができるように切取線１０ａが付けられている。
【００３５】
図１１は本発明である張り替え可能な外装シールの連結部シールを示した図である。図１及び図１１に示すように、連結部シール１１は２段に重ねられた景品取出装置の連結部分に貼り付けるシールであり、横長の細長いシールである。
【００３６】
連結部シール１１の周囲には余白１１ｂが設けられており、余白１１ｂから連結部シール１１を容易に剥がすことができるように切取線１１ａが付けられている。
【００３７】
図１２は本発明である張り替え可能な外装シールの脚正面シールを示した図である。図１及び図１２に示すように、脚正面シール１２は景品取出装置の脚の正面部分に貼り付けるシールである。
【００３８】
脚正面シール１２は略長方形状をしており、上下辺の上部両端１２ｂと下部両端１２ｃが平行状態を保ったままつり上がっている。脚正面シール１２の周囲は余白１２ｄが設けられており、余白１２ｄから脚正面シール１２を容易に剥がすことができるよう切取線１２ａが付けられている。
【００３９】
図１３は本発明である張り替え可能な外装シールの脚側面シールを示した図である。図１及び図１３に示すように、脚側面シール１３は景品取出装置の脚の側面部分に貼り付けるシールである。
【００４０】
脚側面シール１３は左右片が傾斜部１３ｂ、１３ｃとなった略台形状をしており、傾斜部１３ｂのほうがもう一方の傾斜部１３ｃよりも長い。脚側面シール１３の周囲は余白１３ｄが設けられており、余白１３ｄから脚側面シール１３を容易に剥がすことができるよう切取線１３ａが付けられている。
【００４１】
図１４は本発明である張り替え可能な外装シールの曲面処理をしている状態を示した図である。景品取出装置には多くの曲面が形成されているため、本発明である張り替え可能な外装シール１を貼り付ける際に曲面処理をしなければ簡単に剥がれてしまうため、図１４に示したような曲面処理をする。
【００４２】
本発明である張り替え可能な外装シール１の上面シール２を貼り付ける例で説明することとする。景品取出装置の上面に上面シール２を貼付け、上面シール２が景品取出装置の上面からはみ出した状態で、上面シール２のはみ出し部分を手１５で摘み、軽く引っ張りながらドライヤー１４で熱風を当て、景品取出装置の曲面に上面シール２を貼り付ける。
【００４３】
これにより上面シール２を景品取出装置の上面に綺麗に貼り付けることができ、剥がれにくくなる。他の部分も同じように周囲にはみ出し部分を設けて各シールを貼り付け、はみ出し部分を軽く引っ張りながら温風を当てて貼り付けてゆく。
【００４４】
図１５は本発明である張り替え可能な外装シールの張り替え行程を示したフローチャートである。図１５に示すように、本発明出る張り替え可能な外装シールは、シールの表面に様々なデザインを印刷することができるため１台の景品取出装置を着せ替えることが容易にできる。以下に張り替え可能な外装シール１の作成から景品取出装置の張り替えの手順を説明する。
【００４５】
図１５に示すように、まず景品取出装置の形状は製作販売している企業毎に異なるため外装シールを貼り付ける景品取出装置に合った外装シール型の選択１６を行う。外装シール型を選択した後、シールのデザインの作成１７を行う。
【００４６】
シールのデザインは例えば景品取出装置の中に入っている景品を宣伝するような既存のデザインとしてもよいし、設置する店舗に合わせたオリジナルデザインでもよい。また、本発明の場合、写真等を使用してシールのデザインとすることも可能である。その場合、写真等の取込み１８を行い、シールのデザインとする。このほか、デジタル処理された画像データなどを使用することもできる。
【００４７】
外装シール型を選択し、デザインの作成１７等をしてデザインの決定１９を終え、張り替え可能な外装シール１にデザインの印刷２０を行う。
【００４８】
次に出来上がった印刷済み外装シールの裁断２１を行う。ここで貼付け部分毎に裁断し、景品取出装置の外装シールの張り替え２２を行う。景品取出装置の貼付面に曲面がない場合はそのまま貼付け、曲面がある場合は、曲面処理をしながら外装シールを貼り替えてゆく。景品取出装置の全ての面を張り替えて張り替え完了２４となる。
【図面の簡単な説明】
【００４９】
【図１】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールと、それを使用した景品取出装置の斜視図である。
【図２】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの上面シールを示した図である。
【図３】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの上側面シールを示した図である。
【図４】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの右側面シールを示した図である。
【図５】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの左側面シールを示した図である。
【図６】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの側面後部シールを示した図である。
【図７】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの中央左シールを示した図である。
【図８】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの中央右シールを示した図である。
【図９】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの底面左シールを示した図である。
【図１０】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの底面右シールを示した図である。
【図１１】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの連結部シールを示した図である。
【図１２】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの脚正面シールを示した図である。
【図１３】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの脚側面シールを示した図である。
【図１４】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの曲面処理をしている状態を示した図である。
【図１５】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの張り替え行程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【００５０】
１ 景品取出装置の張り替え方法
２ 上面シール
３ 上側面シール
３ａ 余白
３ｂ 切取線
４ 右側面シール
４ａ 上平坦部
４ｂ 右垂直部
４ｃ 下平坦部
４ｄ 下傾斜部
４ｅ 平坦部
４ｆ 下垂直部
４ｇ 湾曲部
４ｈ 右突出部
４ｉ 上傾斜部
４ｊ 左垂直部
４ｋ 上内平坦部
４ｌ 上湾曲部
４ｍ 左上平坦部
４ｎ 左垂直部
４ｏ 左外突出部
４ｐ 左下平坦部
４ｑ 左湾曲部
４ｒ 左突出部
４ｓ 景品取出口目印
４ｔ 目印
４ｕ 余白
４ｖ 切取線
５ 左側面シール
５ａ 上平坦部
５ｂ 左垂直部
５ｃ 下平坦部
５ｄ 下傾斜部
５ｅ 平坦部
５ｆ 突出部
５ｇ 右垂直部
５ｈ 上傾斜部
５ｉ 上右垂直部
５ｊ 上内平坦部
５ｋ 湾曲部
５ｌ 余白
５ｍ 切取線
６ 側面後部シール
６ａ 切取線
６ｂ 余白
７ 中央左シール
７ａ 切取線
７ｂ 余白
８ 中央右シール
８ａ 切取線
８ｂ 余白
８ｃ 先端部
９ 底面左シール
９ａ 切取線
９ｂ 余白
１０ 底面右シール
１０ａ 切取線
１０ｂ 余白
１１ 連結部シール
１１ａ 切取線
１１ｂ 余白
１２ 脚正面シール
１２ａ 切取線
１２ｂ 上部両端
１２ｃ 下部両端
１２ｄ 余白
１３ 脚側面シール
１３ａ 切取線
１３ｂ 傾斜部
１３ｃ 傾斜部
１３ｄ 余白
１４ ドライヤー
１５ 手
１６ 外装シール型の選択
１７ デザインの作成
１８ 写真等の取込み
１９ デザインの決定
２０ デザインの印刷
２１ 印刷済み外装シールの裁断
２２ 外装シールの張り替え
２３ 曲面処理
２４ 張り替え完了
２５ 景品取出口
２６ ハンドル
２７ コイン投入口
２８ 返却口
２９ 景品収納部
３０ 鍵穴
３１ キャスター
【技術分野】
【０００１】
本発明は、景品取出装置の外装の張り替え方法に関する発明である。
【背景技術】
【０００２】
従来、景品取出装置は単体又は２段に重ねた装置で内包している景品の情報はその情報を記載したプレート等を景品収納部内の正面又は側面貼付けて外部から認識できるようにしていた。
【０００３】
しかしながら、従来の景品取出装置では、情報の記載したプレート等により内包している商品の情報は認識できるが、利用者が欲する商品がまだ内包されているか等を実際に確認することができず、購買意欲を下げる原因の一つとなることがあった。
【０００４】
また、直射日光などにより景品取出装置の外面が色あせてしまった場合や、装置自体の外装に商品情報を記載しており提供する商品を変える場合などは、装置自体を変えなければならず、コストがかかり無駄が多かった。
【特許文献１】特開２００３−１２３１３５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
そこで、本発明は、内包している商品の状況が容易に確認でき、本体の外面の色あせによる景品取出装置の取り替えや提供商品の変更による景品取出装置の取り替えを必要としない張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置の張り替え方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、上記の課題を解決するために、景品取出装置に合った外装シール型の選択１６をし、前記外装シール型を選択１６した後に外装シールのデザインの作成１７を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定１９をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷２０を行って前記印刷済み外装シールの裁断２１を行い、景品取出装置に外装シールの張り替え２２て曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法とした。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置は景品収納部内に景品情報を記載したプレート等を使用することがなく景品情報を提供できるため景品収納部内の商品の状態を容易に確認することができるため、利用者の購買意欲を高めることができる。
【０００８】
また、専用の外装シールを使用することにより景品取出装置の外装を簡単に変えることができるため、外面が色あせにより景品取出装置ごと交換することもなく、提供する商品が変わった場合も景品取出装置を交換する必要がないため維持費が易く、その分提供する商品に費用を充てることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
景品取出装置の利用意欲を高め、装置本体自体を交換せずに常に綺麗で新しい状態の装置本体を低コストで維持することができるという目的を、景品取出装置に専用外装シールを使用することによって実現した。
【実施例１】
【００１０】
図１は本発明である張り替え可能な外装シールとそれを使用した景品取出装置の斜視図である。図１に示すように、本発明である張り替え可能な外装シール１は、正面下部に景品取出口２５、ハンドル２６、コイン投入口２７、返却口２８を備え正面上部に景品収納部２９を備えた景品取出装置を２段に重ねた縦長の景品取出装置の外周面に貼り付ける外装シールである。
【００１１】
前記張り替え可能な外装シール１は、前述の景品取出装置の形状に合わせて上面シール２、２枚の上側面シール３、左右側面シール４、５、２枚の側面後部シール６、中央左右シール７、８、底面左右シール９、１０、連結部シール１１、脚正面シール１２及び２枚の脚側面シール１３とからなる。
【００１２】
図２は本発明である張り替え可能な外装シールの上面シールを示した図である。図１及び図２に示すように、張り替え可能な外装シール１の上面シール２は、長方形状をしており、景品取出装置の上面に貼り付けるシールである。
【００１３】
図３は本発明である張り替え可能な外装シールの上側面シールを示した図である。図１及び図３に示すように、張り替え可能な外装シール１の上側面シール３は、景品取出装置の上側面の形状に合わせて下辺は平坦で両辺のうち一辺は他の一辺の約半分の高さであり、そのため上辺は一端から他端にかけて緩やかにカーブをしながら下がっている。
【００１４】
景品取出装置の上側面が左右あるため上側面シール３も左右分用意されている。景品取出装置の左右上側面が対称であるので、２枚の上側面シール３も左右対称の関係にある。また、上側面シール３の周囲には余白３ａが設けられており、余白３ａと上側面シール３の境界が分かるように上側面シール３の縁は切取線３ｂが設けられている。
【００１５】
図４は本発明である張り替え可能な外装シールの右側面シールを示した図である。図１及び図４に示すように、張り替え可能な外装シール１の右側面シール４は、景品取出装置の正面ほぼ中央から右側及び右側面の大部分に貼り付けるシールである。
【００１６】
右側面シール４は、２つのシールからなり、それぞれ複雑な形状をしている。即ち、上平坦部４ａの右端から下方に垂直に右垂直部４ｂを形成し、右垂直部４ｂの下端からは左方に向かって垂直に下平坦部４ｃを形成する。下平坦部４ｃの左端は上方に垂直に向かい左斜め上方に傾斜した下傾斜部４ｄを経て平坦部４ｅを形成する。
【００１７】
前記平坦部４ｅの左端は上方に垂直に伸び更に左斜め上方に湾曲した湾曲部４ｇを経て右突出部４ｈを形成して上方に向かい右斜め上方へ伸びる上傾斜部４ｉを形成する。上傾斜部４ｉの上端は左垂直部４ｊを形成して上方に向かい左方へ湾曲して上内平坦部４ｋとなる。このとき、上平坦部４ａと上内平坦部４ｋは平行関係にある。
【００１８】
前記上内平坦部４ｋの左端は上湾曲部４ｌを形成して上方に向かい、前記上平坦部４ａの左端に繋がる。
【００１９】
右側面シール４を形成するもう一方のシールは、次のような形状をしている。即ち、左上平坦部４ｍの左端は下方に向かって垂直に下り、左外突出部４ｏを形成して右方に向かい下方に向かって左下平坦部４ｐとなる。左下平坦部４ｐの右端は上方に向かって垂直に伸び斜め右上方に湾曲した左湾曲部４ｑを経て左突出部４ｒとなる。左突出部４ｒは折り返して左方に向かい湾曲しながら上方へ向かい前記左上辺他陰部４ｍの右端に繋がる。
【００２０】
図４に示すように、以上の２つのシールを向かい合わせた状態で余白４ｕ内に配置し、前記下垂直部４ｆと左湾曲部４ｑの間に景品取出口目印４ｓを設け、更に右突出部４ｈと左突出部４ｒの上部に長方形状の目印４ｔを設けた。尚、２つのシールは余白４ｕから容易に剥がすことができるように切取線４ｖが付けられている。
【００２１】
図５は本発明である張り替え可能な外装シールの左側面シールを示した図である。図１及び図５に示すように、張り替え可能な外装シール１の左側面シール５は、景品取出装置の正面の左部から左側面の大部分に貼り付けるシールである。
【００２２】
左側面シール５は複雑な形状をしている。即ち、上平坦部５ａの左端から下方に垂直に左垂直部５ｂを形成し、左垂直部５ｂの下端からは右方に向かって垂直に下平坦部５ｃを形成する。下平坦部５ｃの右端は上方に垂直に向かい右斜め上方に傾斜した下傾斜部５ｄを経て平坦部５ｅを形成する。
【００２３】
前記平坦部５ｅの右端は上方に垂直に伸び右方に向かって突出する突出部５ｆを形成する。突出部５ｆは左方に折返しながら右垂直部５ｇとなり上方に向かって垂直に上がり左斜め上方に向かって傾斜する上傾斜部５ｈに繋がる。上傾斜部５ｈの上端は上方に向かって垂直に伸びる上右垂直部５ｉを形成して右方へ湾曲し上内平坦部５ｊとなる。このとき、上平坦部５ａと上内平坦部５ｊは平行関係にある。
【００２４】
前記上内平坦部５ｊの右端は湾曲部５ｋを形成して上方に向かい、前記上平坦部５ａの右端に繋がる。このような複雑な形状をした左側面シール５の周囲は余白５ｌで覆われており、余白５ｌから左側面シール５を容易に剥がすことができるように切取線５ｍが付けられている。
【００２５】
図６は本発明である張り替え可能な外装シールの側面後部シールを示した図である。図１及び図６に示すように、張り替え可能な外装シール１の側面後部シール６は、景品取出装置の左右側面の後部に貼り付けるシールである。
【００２６】
側面後部シール６は、４つの角が丸くなった略長方形状をしており、周囲には余白６ｂを設けいる。また、余白６ｂから側面後部シール６を容易に剥がすことができるように切取線６ａが付けられている。
【００２７】
図７は本発明である張り替え可能な外装シールの中央左シールを示した図である。図１及び図７に示すように、張り替え可能な外装シール１の中央左シール７は、景品取出装置の景品収納部２９の下左側に貼り付けるシールである。
【００２８】
中央左シール７は、取りの爪のような形状をしたシールで周囲に余白７ｂを設けている。前記余白７ｂから中央左シール７を容易に剥がすことができるように切取線７ａが付けられている。
【００２９】
図８は本発明である張り替え可能な外装シールの中央右シールを示した図である。図１及び図８に示すように、張り替え可能な外装シール１の中央右シール６は、景品取出装置の左右側面の後部に貼り付けるシールである。
【００３０】
中央右シール８は、長方形状の左辺が短くなり先端部８ｃを形成し、更に先端部８ｃが下方に向かって大きく湾曲した形状をしている。中央右シール８の周囲は余白８ｂが設けられており、余白８ｂから中央右シール８を容易に剥がすことができるように切取線８ａが付けられている。
【００３１】
図９は本発明である張り替え可能な外装シールの底面左シールを示した図である。図１及び図９に示すように、底面左シール９は景品取出装置の返却口２８の下に貼り付けるシールである。
【００３２】
底面左シール９は、４つの角が丸くなった略菱形状をしており、周囲には余白９ｂを設け、更に余白９ｂから底面左シール９を容易に剥がすことができるように切取線９ａが付けられている。
【００３３】
図１０は本発明である張り替え可能な外装シールの底面右シールを示した図である。図１及び図１０に示すように、底面右シール１０は、景品取出装置の景品取出口２５の下に貼り付けるシールである。
【００３４】
底面右シール１０は、４つの角が丸くなった略長方形状をしており、更に上下辺の右側部分は平行を保ちながら下方に下がっている。底面右シール１０の周囲は余白１０ｂが設けられており、余白１０ｂから底面右シール１０を容易に剥がすことができるように切取線１０ａが付けられている。
【００３５】
図１１は本発明である張り替え可能な外装シールの連結部シールを示した図である。図１及び図１１に示すように、連結部シール１１は２段に重ねられた景品取出装置の連結部分に貼り付けるシールであり、横長の細長いシールである。
【００３６】
連結部シール１１の周囲には余白１１ｂが設けられており、余白１１ｂから連結部シール１１を容易に剥がすことができるように切取線１１ａが付けられている。
【００３７】
図１２は本発明である張り替え可能な外装シールの脚正面シールを示した図である。図１及び図１２に示すように、脚正面シール１２は景品取出装置の脚の正面部分に貼り付けるシールである。
【００３８】
脚正面シール１２は略長方形状をしており、上下辺の上部両端１２ｂと下部両端１２ｃが平行状態を保ったままつり上がっている。脚正面シール１２の周囲は余白１２ｄが設けられており、余白１２ｄから脚正面シール１２を容易に剥がすことができるよう切取線１２ａが付けられている。
【００３９】
図１３は本発明である張り替え可能な外装シールの脚側面シールを示した図である。図１及び図１３に示すように、脚側面シール１３は景品取出装置の脚の側面部分に貼り付けるシールである。
【００４０】
脚側面シール１３は左右片が傾斜部１３ｂ、１３ｃとなった略台形状をしており、傾斜部１３ｂのほうがもう一方の傾斜部１３ｃよりも長い。脚側面シール１３の周囲は余白１３ｄが設けられており、余白１３ｄから脚側面シール１３を容易に剥がすことができるよう切取線１３ａが付けられている。
【００４１】
図１４は本発明である張り替え可能な外装シールの曲面処理をしている状態を示した図である。景品取出装置には多くの曲面が形成されているため、本発明である張り替え可能な外装シール１を貼り付ける際に曲面処理をしなければ簡単に剥がれてしまうため、図１４に示したような曲面処理をする。
【００４２】
本発明である張り替え可能な外装シール１の上面シール２を貼り付ける例で説明することとする。景品取出装置の上面に上面シール２を貼付け、上面シール２が景品取出装置の上面からはみ出した状態で、上面シール２のはみ出し部分を手１５で摘み、軽く引っ張りながらドライヤー１４で熱風を当て、景品取出装置の曲面に上面シール２を貼り付ける。
【００４３】
これにより上面シール２を景品取出装置の上面に綺麗に貼り付けることができ、剥がれにくくなる。他の部分も同じように周囲にはみ出し部分を設けて各シールを貼り付け、はみ出し部分を軽く引っ張りながら温風を当てて貼り付けてゆく。
【００４４】
図１５は本発明である張り替え可能な外装シールの張り替え行程を示したフローチャートである。図１５に示すように、本発明出る張り替え可能な外装シールは、シールの表面に様々なデザインを印刷することができるため１台の景品取出装置を着せ替えることが容易にできる。以下に張り替え可能な外装シール１の作成から景品取出装置の張り替えの手順を説明する。
【００４５】
図１５に示すように、まず景品取出装置の形状は製作販売している企業毎に異なるため外装シールを貼り付ける景品取出装置に合った外装シール型の選択１６を行う。外装シール型を選択した後、シールのデザインの作成１７を行う。
【００４６】
シールのデザインは例えば景品取出装置の中に入っている景品を宣伝するような既存のデザインとしてもよいし、設置する店舗に合わせたオリジナルデザインでもよい。また、本発明の場合、写真等を使用してシールのデザインとすることも可能である。その場合、写真等の取込み１８を行い、シールのデザインとする。このほか、デジタル処理された画像データなどを使用することもできる。
【００４７】
外装シール型を選択し、デザインの作成１７等をしてデザインの決定１９を終え、張り替え可能な外装シール１にデザインの印刷２０を行う。
【００４８】
次に出来上がった印刷済み外装シールの裁断２１を行う。ここで貼付け部分毎に裁断し、景品取出装置の外装シールの張り替え２２を行う。景品取出装置の貼付面に曲面がない場合はそのまま貼付け、曲面がある場合は、曲面処理をしながら外装シールを貼り替えてゆく。景品取出装置の全ての面を張り替えて張り替え完了２４となる。
【図面の簡単な説明】
【００４９】
【図１】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールと、それを使用した景品取出装置の斜視図である。
【図２】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの上面シールを示した図である。
【図３】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの上側面シールを示した図である。
【図４】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの右側面シールを示した図である。
【図５】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの左側面シールを示した図である。
【図６】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの側面後部シールを示した図である。
【図７】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの中央左シールを示した図である。
【図８】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの中央右シールを示した図である。
【図９】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの底面左シールを示した図である。
【図１０】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの底面右シールを示した図である。
【図１１】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの連結部シールを示した図である。
【図１２】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの脚正面シールを示した図である。
【図１３】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの脚側面シールを示した図である。
【図１４】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの曲面処理をしている状態を示した図である。
【図１５】本発明である景品取出装置の張り替え方法に使用する外装シールの張り替え行程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【００５０】
１ 景品取出装置の張り替え方法
２ 上面シール
３ 上側面シール
３ａ 余白
３ｂ 切取線
４ 右側面シール
４ａ 上平坦部
４ｂ 右垂直部
４ｃ 下平坦部
４ｄ 下傾斜部
４ｅ 平坦部
４ｆ 下垂直部
４ｇ 湾曲部
４ｈ 右突出部
４ｉ 上傾斜部
４ｊ 左垂直部
４ｋ 上内平坦部
４ｌ 上湾曲部
４ｍ 左上平坦部
４ｎ 左垂直部
４ｏ 左外突出部
４ｐ 左下平坦部
４ｑ 左湾曲部
４ｒ 左突出部
４ｓ 景品取出口目印
４ｔ 目印
４ｕ 余白
４ｖ 切取線
５ 左側面シール
５ａ 上平坦部
５ｂ 左垂直部
５ｃ 下平坦部
５ｄ 下傾斜部
５ｅ 平坦部
５ｆ 突出部
５ｇ 右垂直部
５ｈ 上傾斜部
５ｉ 上右垂直部
５ｊ 上内平坦部
５ｋ 湾曲部
５ｌ 余白
５ｍ 切取線
６ 側面後部シール
６ａ 切取線
６ｂ 余白
７ 中央左シール
７ａ 切取線
７ｂ 余白
８ 中央右シール
８ａ 切取線
８ｂ 余白
８ｃ 先端部
９ 底面左シール
９ａ 切取線
９ｂ 余白
１０ 底面右シール
１０ａ 切取線
１０ｂ 余白
１１ 連結部シール
１１ａ 切取線
１１ｂ 余白
１２ 脚正面シール
１２ａ 切取線
１２ｂ 上部両端
１２ｃ 下部両端
１２ｄ 余白
１３ 脚側面シール
１３ａ 切取線
１３ｂ 傾斜部
１３ｃ 傾斜部
１３ｄ 余白
１４ ドライヤー
１５ 手
１６ 外装シール型の選択
１７ デザインの作成
１８ 写真等の取込み
１９ デザインの決定
２０ デザインの印刷
２１ 印刷済み外装シールの裁断
２２ 外装シールの張り替え
２３ 曲面処理
２４ 張り替え完了
２５ 景品取出口
２６ ハンドル
２７ コイン投入口
２８ 返却口
２９ 景品収納部
３０ 鍵穴
３１ キャスター
【特許請求の範囲】
【請求項１】
景品取出装置に合った外装シール型の選択をし、前記外装シール型を選択した後に外装シールのデザインの作成を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷を行って前記印刷済み外装シールの裁断を行い、景品取出装置に外装シールの張り替えて曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法。
【請求項１】
景品取出装置に合った外装シール型の選択をし、前記外装シール型を選択した後に外装シールのデザインの作成を行い、その後写真により外装シールのデザインをしてデザインの決定をし、その後に張り替え可能な外装シールにデザインの印刷を行って前記印刷済み外装シールの裁断を行い、景品取出装置に外装シールの張り替えて曲面がある場合には曲面処理をしながら外装シールを貼り替える景品取出装置の張り替え方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【公開番号】特開２００７−２２６３７２（Ｐ２００７−２２６３７２Ａ）
【公開日】平成１９年９月６日（２００７．９．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−４４７３６（Ｐ２００６−４４７３６）
【出願日】平成１８年２月２２日（２００６．２．２２）
【出願人】（３０１０７１５９４）有限会社クリエイション・コム (3)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年９月６日（２００７．９．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年２月２２日（２００６．２．２２）
【出願人】（３０１０７１５９４）有限会社クリエイション・コム (3)
【Ｆターム（参考）】
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