【課題】 暗渠排水用素焼土管のずれ防止と排水効果の向上の機能を持たせた、ずれ防止ソケットを提供する。
【解決手段】暗渠排水用素焼土管（１）と暗渠排水用素焼土管（２）の接合部に、ずれ防止ソケット（３）を被せる。ストッパーにより、ソケットのずれを防止し、内壁の突線により、排水効果を高める。
素焼土管と同じ素材を用いる事により、ソケットの曲がりを抑え、自然環境に優しい資材とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【００１】
この発明は、農業用暗渠排水用素焼土管に、ずれ防止機能を持たせるソケット部品に関するものである。
【背景技術】
【００２】
従来、暗渠排水用素焼土管の接合接ぎ手は、合成樹脂等の円筒形のものが考案されていた。
【発明が解決しようとする課題】
【００３】
そのために、次のような欠点があった。
（イ）ソケット本体がずれて、ソケットとしての機能をはたせなくなる可能性がある。
（ロ）素材上の特性から、環境面で悪影響を及ぼす可能性がある。
（ハ）素材上の特性から、曲がり、変形がおきやすく排水不良を起こす可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【００４】
（イ）外壁から内壁へ貫通する２カ所の孔にストッパーを通す事により、ソケットのずれを防止し、施工しやすくする。
（ロ）ソケット内壁に突線を３カ所設けることにより、排水効果を高めている。
（ハ）素焼土管と同じ素材を用いる事により、曲がりに強く、環境に優しい資材となる。
暗渠排水用素焼土管（１）と暗渠排水用素焼土管（２）の接合部に、ずれ防止ソケット（３）を被せる。
本発明は、以上の構成からなる暗渠排水用素焼土管ずれ防止ソケットである。
【発明を実施するための最良の形態】
【００５】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）暗渠排水用素焼土管（１）を設置する。
（ロ）暗渠排水用素焼土管（１）の接合部にずれ防止ソケット（３）を被せる。
（ハ）設置された暗渠排水用素焼土管（１）と、ずれ防止ソケット（３）に暗渠排水用素焼土管（２）を接続する。
本発明は、以上のような構造でこれを使用する時は、暗渠排水用素焼土管（１）と暗渠排水用素焼土管（２）の接合部のずれを防ぎ、素焼土管と同じ素材を用いる事と、ストッパー（４）の使用により、ずれ防止ソケット（３）のずれ・曲がりを防ぐものである。
【発明の効果】
【００６】
ストッパーを使用することにより、地殻変動等によるずれ・曲がりを防止することができる。また、素焼土管と同じ素材を用いることにより、自然環境に優しく、内部に施された突線による空隙から排水効果を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の正面図
【図２】 本発明の側面図
【図３】 本発明の斜視図
【図４】 本発明の実施例図
【符号の説明】
（１）暗渠排水用素焼土管
（２）暗渠排水用素焼土管
（３）ずれ防止ソケット
（４）ストッパー

【特許請求の範囲】
【請求項１】
暗渠排水用素焼土管（１）と暗渠排水用素焼土管（２）の接合部に被せて使用する、ずれ防止ソケット（３）

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【公開番号】特開２００６−２７４７８１（Ｐ２００６−２７４７８１Ａ）
【公開日】平成１８年１０月１２日（２００６．１０．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１２８６０６（Ｐ２００５−１２８６０６）
【出願日】平成１７年３月２９日（２００５．３．２９）
【出願人】（５０５１５６２０４）
【Ｆターム（参考）】