説明

暗証番号(キャッシュカード等)が簡単に分かるカード

【課題】キャッシュカードなどの暗証番号が必要なカードにおいて、個人情報などから暗証番号が類推されることがなく、暗証番号が直ぐ思い出せるようにしたカードを提供する。
【解決手段】 キャッシュカード等の暗証番号の認証が必要なカードであって、暗証番号早見表と暗証番号記入欄を当該カードの裏面に設けて一体にする。暗証番号早見表は0から9の数字を使った縦4列横4行の16枡目表で、表の内側の4個の枡目に4種類の数字を1つずつ配置し、さらに、外側の12個の枡目に残りの6種類の数字を2つずつ用いて、同じ種類の数字が対面になるように配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、キャッシュカードまたはクレジットカード等、暗証番号のある、カードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、暗証番号が必要な、キャッシュカードやクレジットカード等は、カード自体はお預入れ、お引き出し、残高照会などに使用されるだけで、カードに暗証番号早見表や暗証番号記入欄等を設けて一体にしたものはなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 過去に、キャッシュカードまたは、クレジットカード等の、カードの裏面に暗証番号旱見表か暗証番号記入欄などを設けたものはなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、暗証番号は生年月日、電話番号、車のナンバーなど覚えやすい番号にしていたがカードの偽造、盗難など、キャッシュカード規定等に基づき、被害を補償するようになり、他人に容易に類推されやすい番号は使用できなくなり、設定の時に番号をあれこれ考えたり、カードやメモに書き記したり番号を勘違いしたり、また番号を忘れる人も多く、暗証番号照会なども増えて暗証番号の管理が難しくなっている。
本発明は、以上のような欠点をなくすために考案されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
4桁の暗証番号を、縦、横、斜め、から設定するには、縦4列、横4行の、16枡目表(4)が最も適するが、数字の配列が難しかった、表の内側4枡目(5)に1数字、外側12枡目(6)に6つの数字を、それぞれ対面に配置(7)して、隣同士の重複を避け問題を解決した。上下、左右、斜めの、どこからでも設定できるようにして暗証番号の順番や、ラインやかたちをパターンで覚えられるようにして、簡単に確認できるようにしたものである。
【0006】
また暗証番号記入欄は7枡目を横1行(イ)にしたもので、好きな所へ覚えやすい番号を、暗証番号(ロ)として入れて空欄にはダミーの数字(ハ)を入れる事で暗証番号(ニ)だけ分かるようにして、覚えるべき番号の位置(ホ)と入力パターンを覚える事で複数のカードにも、違う暗証番号の設定が出来るようにしたものである。
なお、暗証番号の桁数が増えると枡目も増やすようにする。
【発明の効果】
【0007】
キャッシュカード等の暗証番号は、早見表があれば番号をあれこれ考えなくても表を見て設定が出来、また、記入欄は、複数のカードに違う暗証番号の設定が出来、カードを使用する時は、カードの裏面を見て、暗証番号を確認することが出来るので忘れる事がなくなり、暗証番号照会のお問い合わせも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】暗証番号早見表と暗証番号記入欄を、カード(キャッシュカード等)の裏面に設けて一体にしたカードの背面図で実物大である。
【図2】キャッシュカードの正面図である。
【図3】暗証番号早見表
【図4】内側4枡目
【図5】外側12枡目
【図6】対面に配置した図
【図7】暗証番号記入欄
【図8】暗証番号の箇所
【図9】数字のダミー
【図10】暗証番号の位置
【発明を実施するための形態】
【0009】
現在、暗証番号を必要とするカードは、社会に普及しているので、カードを新しく作る人はカード裏面に暗証番号早見表と暗証番号記入欄を設けたカードは暗証番号の確認がすぐに出来るので、利用価値があり受注はある。
【産業上の利用可能性】
【0010】
キャッシュカード等は広く社会に普及しているが、カードの裏面に暗証番号早見表や暗証番号記入欄を設けたカードはないので、カードの裏面を見て暗証番号の設定や暗証番号の確認がすぐに出来るカードは、一般的に利用されるものである。
【符号の説明】
【0011】
1 暗証番号早見表
2 暗証番号記入欄
3 キャッシュカード
4 16枡目表
5 内側4枡目
6 外側12枡目
7 対面に配置した図
イ 7枡目を横1行にしたもの
ロ ○は好きな番号の暗証番号
ハ △は数字のダミー
ニ 覚えるべき番号の位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
暗証番号がいる、キャッシュカード等に,暗証番号早見表(1)と暗証番号記入欄(2)を、カードの裏面に設けて一体にしたものである。
【請求項2】
暗証番号早見表(1)は、縦4列・横4行の16枡目表(4)にして表の内側4枡目(5)に数字を1つ配置して、外側の12枡目(6)に6つの数字を対面に配置(7)する事で、隣同士で重複するのを避け暗証番号が、縦、横、斜め、から設定できるように考案したものである。
【請求項3】
暗証番号記入欄(2)は、7枡目を1行にしたもの(イ)で覚えやすい数字(ロ)を暗証番号として入れる事が出来、空いた枡目には暗証番号と重複しない数字を、ダミー(ハ)として入れ、複数のカードでそれぞれ暗証番号が違っていても、暗証番号の位置(ニ)と入力パターンを覚える事で番号が確認できるように、考案したものである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−4070(P2013−4070A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148672(P2011−148672)
【出願日】平成23年6月15日(2011.6.15)
【特許番号】特許第5065514号(P5065514)
【特許公報発行日】平成24年11月7日(2012.11.7)
【出願人】(599051281)
【Fターム(参考)】