書込みシート
【課題】選挙の投票用紙や公共機関の申込に用いる申請用紙等の書込みシートであって、筆記具を用いて所定事項を記入する際、隣で記入している人や後ろで待っている人から、すねわち、外部から見えにくくすることで、記入内容を他人に見られる心配をしないで記入できる書込みシートを提供することを課題とする。
【解決手段】 筆記用具で筆記する基材シートの表面に、または、記入部に前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けることにより解決した。
【解決手段】 筆記用具で筆記する基材シートの表面に、または、記入部に前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けることにより解決した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、投票用紙、申込用紙等の筆記用具で書込む書込み用紙に関するもので、特に、書込み中、他人に盗み見されにくい書込みシートに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、個人情報を保護する観点から、例えば、郵便物の記載事項の表面に隠蔽シールを設ける等いろいろな工夫がなされている。
しかし、選挙の投票用紙や公共機関の申込に用いる申請用紙は、所定の記入欄が形成されていて、この記入欄に、申請人が鉛筆等の筆記具で所定事項を直接に記入している。
例えば、選挙の際、隣で記入している人に記載内容が見られているのではないかと危惧しながら記入しなければならなかった。
前述の隠蔽シールを用いた場合、一旦記入した記載事項を他人の目に触れなくすることの工夫はできるが、記入の最中の記載事項の隠蔽はできない別の課題が生じていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そこで、本発明は、選挙の投票用紙や公共機関の申込に用いる申請用紙等の書込みシートであって、筆記具を用いて所定事項を記入する際、外部から見えにくくすることで、記入内容を他人に見られる心配をしないで記入できる書込みシートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の書込みシートは、筆記用具で筆記する基材シートの表面に、前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けたことを特徴とするものである。
【０００５】
この構成によれば、塗布層の透過または反射と、筆記用具による記述したに限定することが可能となる。
【０００６】
この場合、前記塗布層は、基材シートの書込み予定部に形成することが好ましい。
【０００７】
この構成によれば、書込み予定部に、所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けられているので、所定の筆記用具で書込みをすることによって、斜め方向から記載内容を確認することが難しくなる。
【０００８】
また、この場合、所定非光線吸収性インクが筆記用具の色と同系色の色であることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
以下、本発明の一実施形態に係る書込みシートについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係る書込みシートは、図１に示すように、筆記用具で筆記する記入部２を有する基材シート１の表面に、前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層３を設けた書き込みシート１０である。
【００１０】
また、図２に示すように、前記塗布層３は、基材シート１の全面でなく、記入部２の表面に設けられていればよい。
ここで、基材シート１は、紙、プラスチックまたはこれらの複合シートからなり、また、前記塗布層は、所定非光線吸収性インクが筆記用具の色と同系色の色であることが好ましい。
【００１１】
例えば、所定非光線吸収性インクとして、赤外線を透過若しくは反射する赤外線非吸収性インクにより印刷して塗布層３を形成することで、記入者が、書込み用紙の記入部２に鉛筆を使用して必要事項を記入を行うことにより、筆記用具である鉛筆に含まれる黒鉛の赤外線吸収性により影響がないように、黒鉛が吸収不能な波長帯域の赤外線を吸収する吸収特性を有していることが好ましい。
【００１２】
このように、記入部２の色が筆記用具である鉛筆に近い色とすることで、記入内容は、第３者からは見えにくくなるが、前記記入内容は、例えば、赤外線により読み取ることができる判定機を使用することにより容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の一実施形態を示す説明図である。
【図２】本発明の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
【００１４】
１…基材シート ２…記入部 ３…塗布層 １０…書込みシート
【技術分野】
【０００１】
本発明は、投票用紙、申込用紙等の筆記用具で書込む書込み用紙に関するもので、特に、書込み中、他人に盗み見されにくい書込みシートに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、個人情報を保護する観点から、例えば、郵便物の記載事項の表面に隠蔽シールを設ける等いろいろな工夫がなされている。
しかし、選挙の投票用紙や公共機関の申込に用いる申請用紙は、所定の記入欄が形成されていて、この記入欄に、申請人が鉛筆等の筆記具で所定事項を直接に記入している。
例えば、選挙の際、隣で記入している人に記載内容が見られているのではないかと危惧しながら記入しなければならなかった。
前述の隠蔽シールを用いた場合、一旦記入した記載事項を他人の目に触れなくすることの工夫はできるが、記入の最中の記載事項の隠蔽はできない別の課題が生じていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そこで、本発明は、選挙の投票用紙や公共機関の申込に用いる申請用紙等の書込みシートであって、筆記具を用いて所定事項を記入する際、外部から見えにくくすることで、記入内容を他人に見られる心配をしないで記入できる書込みシートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の書込みシートは、筆記用具で筆記する基材シートの表面に、前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けたことを特徴とするものである。
【０００５】
この構成によれば、塗布層の透過または反射と、筆記用具による記述したに限定することが可能となる。
【０００６】
この場合、前記塗布層は、基材シートの書込み予定部に形成することが好ましい。
【０００７】
この構成によれば、書込み予定部に、所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けられているので、所定の筆記用具で書込みをすることによって、斜め方向から記載内容を確認することが難しくなる。
【０００８】
また、この場合、所定非光線吸収性インクが筆記用具の色と同系色の色であることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
以下、本発明の一実施形態に係る書込みシートについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係る書込みシートは、図１に示すように、筆記用具で筆記する記入部２を有する基材シート１の表面に、前記筆記用具の筆記材料の所定の光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層３を設けた書き込みシート１０である。
【００１０】
また、図２に示すように、前記塗布層３は、基材シート１の全面でなく、記入部２の表面に設けられていればよい。
ここで、基材シート１は、紙、プラスチックまたはこれらの複合シートからなり、また、前記塗布層は、所定非光線吸収性インクが筆記用具の色と同系色の色であることが好ましい。
【００１１】
例えば、所定非光線吸収性インクとして、赤外線を透過若しくは反射する赤外線非吸収性インクにより印刷して塗布層３を形成することで、記入者が、書込み用紙の記入部２に鉛筆を使用して必要事項を記入を行うことにより、筆記用具である鉛筆に含まれる黒鉛の赤外線吸収性により影響がないように、黒鉛が吸収不能な波長帯域の赤外線を吸収する吸収特性を有していることが好ましい。
【００１２】
このように、記入部２の色が筆記用具である鉛筆に近い色とすることで、記入内容は、第３者からは見えにくくなるが、前記記入内容は、例えば、赤外線により読み取ることができる判定機を使用することにより容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の一実施形態を示す説明図である。
【図２】本発明の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
【００１４】
１…基材シート ２…記入部 ３…塗布層 １０…書込みシート
【特許請求の範囲】
【請求項１】
筆記用具で筆記する基材シートの表面に、前記筆記用具の筆記材料に対して光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けたことを特徴とする書き込みシート。
【請求項２】
前記塗布層は、基材シートの書込み予定部に形成したことを特徴とする請求項１に記載の書込みシート。
【請求項３】
前記基材シートは、不透明材料から形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の書込みシート。
【請求項４】
前記基材シートは、透明材料から形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の書込みシート。
【請求項１】
筆記用具で筆記する基材シートの表面に、前記筆記用具の筆記材料に対して光線を透過若しくは反射する所定光線非吸収性材料による塗布層を設けたことを特徴とする書き込みシート。
【請求項２】
前記塗布層は、基材シートの書込み予定部に形成したことを特徴とする請求項１に記載の書込みシート。
【請求項３】
前記基材シートは、不透明材料から形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の書込みシート。
【請求項４】
前記基材シートは、透明材料から形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の書込みシート。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００９−２５５２９６（Ｐ２００９−２５５２９６Ａ）
【公開日】平成２１年１１月５日（２００９．１１．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１０３５７７（Ｐ２００８−１０３５７７）
【出願日】平成２０年４月１１日（２００８．４．１１）
【出願人】（０００００３１９３）凸版印刷株式会社 (10,630)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年１１月５日（２００９．１１．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年４月１１日（２００８．４．１１）
【出願人】（０００００３１９３）凸版印刷株式会社 (10,630)
【Ｆターム（参考）】
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