説明

最大消費電力軽減装置

【課題】本発明は複数のユニットを備える端末装置において、最大消費電力の軽減を図り、電源装置を大型化することなく、設備のコストダウンを図る最大消費電力軽減装置を提供するものである。
【解決手段】複数のユニットの処理を細分化し、各ユニットにおいて細分化した処理を順次実行する端末機器の最大消費電力軽減装置であって、上記細分化した各処理に必要な電力の情報を記憶する第1の記憶手段と、各処理に必要な時間の情報を記憶する第2の記憶手段と、上記各処理に必要な電力の情報を読み出すと共に、上記各処理に必要な時間の情報を読み出し、最大消費電力が最も少ない処理順序を設定する制御手段とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のユニットで構成される端末機器の最大消費電力を軽減する最大消費電力軽減装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、競馬や、競輪、競艇等の公営競技において、投票券を発売するための端末装置が、公営競技場の内外に設置され、投票券の購入に使用されている。このような端末装置は、紙幣/硬貨ユニットや、投票カード読取ユニット、発券ユニット等で構成されている。
【0003】
図10は上記端末装置の処理を模式的に示す図である。同図に示すように、先ず紙幣/硬貨ユニットは投票券の購入者が挿入した紙幣や硬貨を取込み、その鑑別を行い、収納部に紙幣や硬貨を収納する。また、投票カード読取ユニットは投票券の購入者が挿入した投票カードを取込み、情報を読取り、収納部に投票カードを収納する。また、発券ユニットは投票券を印刷し、装置から放出して、投票券の購入者に発行する。
【0004】
尚、特許文献1は集積回路において、電力島を形成し、この電力島の単位で電力レベルを決定し、当該電力レベルを変更し、電力を効率よく管理する発明である。また、特許文献2はマイクロプロセッサにおける個々の機能ユニットの消費電力を制御する発明であり、個々の機能ユニットの消費電力を制御する値を予め記憶し、ソフトウエアによって消費電力を制御する発明である。さらに、特許文献3は複数の実行ユニットを使用する集積回路において、電力を節約するため、集積回路によって消費される総電力が所定値を超える場合、複数の実行ユニットの中の1つの命令実行を凍結し、電力の削減を図る発明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−277252号公報
【特許文献2】特開平09−062418号公報
【特許文献3】特開2005−527010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の投票券を発売するための端末装置では、各ユニットの処理が重なる場合がある。例えば、図10に示す例では、紙幣/硬貨ユニットによる紙幣等の収納処理と、投票カードの収納処理と、投票券の印刷処理が重なる場合である。重なる場合、端末装置の最大消費電力が極めて大きくなる。
【0007】
特に、投票券を発売するための端末装置は公営競技の主催場内、及び主催場外に多数設置されており、例えば競技の締め切り時間ぎりぎりには、端末装置の使用が集中し、システム全体の最大消費電力も大きくなる。そのため、端末装置が設置される設備や場所には最大消費電力分をまかなうのに十分な大型の電源装置が必要となり、設置場所確保や設置費用など負担が生じる。
【0008】
そこで、本発明は複数のユニットを備える端末装置において、最大消費電力の軽減を図り、電源装置を大型化することなく、設備のコストダウンを図る最大消費電力軽減装置を提供するものである。また、投票券の購入者に最短時間で投票券を発行し、投票券の購入者の便宜も図るものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
複数のユニット、例えば紙幣/硬貨ユニットや、投票カード読取ユニット、発券ユニットの各処理を細分化し、各ユニットにおいて処理を順次実行する端末機器の最大消費電力軽減装置であり、上記ユニットが処理を実行するのに必要な電力の情報を第1の記憶手段に記憶し、上記ユニットが処理を実行するのに必要な時間の情報を第2の記憶手段に記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した各処理に必要な電力の情報を読み出し、第2の記憶手段に記憶した各処理に必要な時間の情報を読み出し、最大消費電力が最も小さくなる処理順序を設定する。このように構成することにより、端末装置の最大消費電力を軽減することができる。
また、上記制御手段は、更に上記複数のユニットの全ての処理が完了するまでに要する時間が最も短くなる処理順序を設定する。このように構成することにより、端末装置の処理時間を短くすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、公営競技における発券処理を行う際、消費電力の軽減を重視した処理、消費電力の軽減を考慮しつつ発券速度を重視した処理、及び発券速度を重視した処理を状況に応じて設定し、端末装置の最大消費電力の軽減を図り、電源装置を大型化することなく、設備のコストダウンを図ることができる。また、投票券の購入者に最短時間で投票券を発行し、投票券の購入者の便宜を図る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態の最大消費電力軽減装置を含むトータリゼータ端末装置のシステム構成図である。
【図2】紙幣/硬貨ユニット、投票カード読取ユニット、及び発券ユニットの構成を示す図である。
【図3】各ユニットが行う処理を表形式で示した図である。
【図4】各ユニットの処理に必要な電力の割合を示す図である。
【図5】本実施形態の処理を説明するフローチャートである。
【図6】速さ重視の発券処理を説明する図である。
【図7】速さを重視するが、電力消費も考慮した発券処理を説明する図である。
【図8】速さを考慮しつつ、電力消費を重視した発券処理を説明する図である。
【図9】電力消費を重視した発券処理を説明する図である。
【図10】従来の発券処理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の最大消費電力軽減装置を含む、競馬等の公営競技のトータリゼータ(賭率計算機)としての端末装置のシステム構成図である。尚、ホスト機器2は上記端末装置1の上位装置であり、例えば公営競技を開催する団体の管理サーバであり、このホスト機器2には同じ構成の端末装置1が多数接続されている。例えば、ホスト機器2は公営競技の主催場に設置され、主催場内の端末装置1や、主催場外に設けられた投票券売場の端末装置1に接続されている。
【0013】
端末装置1は、制御部3、紙幣鑑別部4、硬貨鑑別部5、投票カード読取部6、投票券発行部7で構成されている。制御部3は上記ホスト機器2と通信を行うと共に、端末装置1のシステム制御を行う。紙幣鑑別部4は投票券の購入者が挿入した紙幣の鑑別を行い、当該鑑別結果を制御部3に送信する。また、硬貨鑑別部5も投票券の購入者が投入した硬貨の鑑別を行い、当該鑑別結果を制御部3に送信する。
【0014】
投票カード読取部6は投票券の購入者が挿入した投票カードの読み取りを行い、読み取った投票券の購入者の投票内容の情報、例えば投票したレース番号や選択した着順等の情報を制御部3に送信する。投票券発行部7は投票券の印刷処理、及び投票券の発券処理を行い、制御部3から送信される印刷データを投票券に印刷し、発券する。尚、上記印刷処理は、投票カード読取部6によって読み取られた情報等を印刷し、制御部3を介して受信したレース番号や着順等の情報を投票券に印刷する。
【0015】
また、端末装置1は、図2に示すように紙幣/硬貨ユニット8、投票カード読取ユニット9、及び発券ユニット10を備える。尚、図1では上記各ユニットの記載を省略している。
紙幣/硬貨ユニット8は紙幣や硬貨の取込処理a、鑑別処理b、及び収納処理cを行う。ここで、鑑別処理bは上記紙幣鑑別部4及び硬貨鑑別部5によって実行される。また、投票カード読取ユニット9は投票カードの取込処理d、読取処理e、及び収納処理fを行う。ここで、投票カードの読取処理eは上記投票カード読取部6によって実行される。さらに、発券ユニット10は投票券の印刷処理g、及び投票券の放出処理hを行い、上記投票券発行部7によって実行される。
【0016】
図3は上記各ユニットが行う処理を表形式で示した図である。同図において、紙幣/硬貨ユニット8が行う紙幣及び硬貨の鑑別処理b、及び投票カード読取ユニット9が行う投票カードの読取処理eは、発券ユニット10が行う印刷処理gの前提条件である。つまり、発券ユニット10は、紙幣及び硬貨の鑑別処理bによる入金確認と、投票カードの読取処理eによる投票内容の確認が行われた後でなければ、投票券の印刷を行うことができない。尚、制御部3は紙幣鑑別部4及び硬貨鑑別部5から送信される鑑別結果と、投票カード読取部6から送信された投票カードの情報に基づいて投票券発行部7に投票券の印刷処理の指示を行う。
【0017】
したがって、上記各処理の優先度は、[取込処理a、d]>[鑑別処理b、読取処理e]>[印刷処理g]>[収納部c、f、放出処理h]である。特に、投票券の購入者が紙幣や硬貨、投票カードを挿入した後、最短で投票券を取得するための優先度は、[取込処理a、d]>[鑑別処理b、読取処理e]>[印刷処理g]>[放出処理h]>[収納部c、f]である。
尚、上記投票カード読取部6から取得した投票カードの情報は制御部3からホスト機器2に送信され、オッズ表示等の情報として使用される。
【0018】
一方、最大消費電力を軽減するためには、上記優先度と異なり、各処理に必要な電力を考慮する必要がある。例えば、図4は上記各処理に必要な電力の割合を示す。同図の例では、取込処理a及びdに“20”、鑑別処理/読取処理b及びeに“30”、収納処理c及びfに“20”、印刷処理gに“70”、放出処理hに“20”の電力が必要である。したがって、同時に行う処理が重なることによって必要な消費電力が決まり、端末装置1の最大消費電力を軽減するためには如何なる処理を同時に行うかを決定することが重要である。
【0019】
しかし、他方において上記のように、投票券の購入者に最短時間で投票券を発行することも重要である。そこで、以下に各種の条件下において、端末装置1における最大消費電力の軽減を図ると共に、投票券の購入者に最も短い時間で投票券を発行することができる処理方法を説明する。
【0020】
図5は上記処理を説明するフローチャートである。
同図において、先ず投票場所がレース主催場であるか判断する(ステップ(以下、Sで示す)1)。ここで、投票場所がレース主催場である場合、即ち投票場所がレース主催場内に設置された端末装置1を使用する場合、判断(S1)はYESである。この場合、更に投票カード読取部6によって読み取られたレースが重賞レースの開催日であるか判断する(S2)。
【0021】
例えば、公営競技が競馬であり、天皇賞やダービー等の重賞レースの開催日である場合(S2がYES)、更に当該重賞レースの投票券発売の締め切り10分前であるか判断する(S3)。ここで、重賞レースの投票券発売の締め切り10分前であれば(S3がYES)、速さ重視の発券処理を行う(S4)。この場合、電力消費の軽減より、投票券の発売処理を急ぐ場合であり、以下の速さ重視の発券処理を行う。
上述のような処理を行うのは、重賞レースの場合は通常レースと比較し投票件数が多く、処理速度を上げ処理能力を高くする必要があるためであり、さらに、レース締め切り間際(本実施例では10分前)はオッズなどの情報がほぼ確定するため、駆け込みで投票する人が多く、処理速度を上げ処理能力を高くする必要があるためである。
【0022】
図6はこの場合の発券処理を説明するものであり、先ず紙幣/硬貨ユニット8によって投票券の購入者が挿入した紙幣や硬貨の取込処理aを行い、紙幣や硬貨の鑑別処理bを行う。また、投票カード読取ユニットによって投票券の購入者が挿入した投票カードの取込処理dを行い、更に挿入された投票カードの読取処理eを行う。そして、この読取処理eによって読み取られた重賞レースのレース番号や着順情報の印刷処理gを行う間、同時に紙幣や硬貨の収納処理cや投票カードの収納処理fを実行し、速さ重視の発券処理を行う。このように処理することによって、レース直前の発券処理を迅速に行うことができる。尚、この場合の処理時間が最も短く、例えば200(t)である。また、この場合の最大消費電力は、収納処理c(“20”)と収納処理f(“20”)と印刷処理g(“70”)が加算され、110(P)となる。
【0023】
一方、前述の判断(S3)において、重賞レースの開催日ではあるが(S2がYES)、当該重賞レースの投票券発売の締め切り10分前ではない場合(S3がNO)、速さを重視するが、電力消費も考慮した発券処理を行う(S5)。
【0024】
図7はこの発券処理を説明する図であり、上記と同様、先ず紙幣/硬貨ユニット8によって投票券の購入者が挿入した紙幣や硬貨を取込処理aを行い、挿入された紙幣や硬貨の鑑別処理bを実行する。また、投票カード読取ユニット9によって利用者が挿入した投票カードの取込処理d、及び投票カードの読取処理eを行う。そして、読取処理eによって読み取られた重賞レースのレース番号や着順等の情報の印刷処理gを行う間、同時に紙幣や硬貨の収納処理cを行う。但し、この間、投票カードの収納処理fは行わない。このように処理することによって、速さを重視すると共に、電力消費も考慮した発券処理を行うことができる。したがって、この場合投票カードの収納処理fは、例えば投票券の放出処理hと同時に行う。
尚、この場合の処理時間は220(t)である。また、最大消費電力は、収納処理c(“20”)と印刷処理g(“70”)を加算した、90(P)となる。
【0025】
一方、前述の判断(S2)において、重賞レースの開催日ではないが(S2がNO)、重賞レース以外のレース(所謂ノーマルレース)の投票券発売の締め切り10分前である場合(S6がYES)、速さを考慮するが電力消費を重視した発券処理を行う(S7)。
【0026】
図8はこの発券処理を説明する図であり、上記と同様、先ず紙幣/硬貨ユニット8によって利用者が挿入した紙幣や硬貨を取込処理aを行い、挿入された紙幣や硬貨の鑑別処理bを実行する。また、投票カード読取ユニット9によって利用者が挿入した投票カードの取込処理d、及び投票カードの読取処理eを行う。そして、読取処理eによって読み取られたレースのレース番号や着順情報の印刷処理gを行う。この間、紙幣や硬貨の収納処理cや投票カードの収納処理fは行わない。このように処理することによって、速さを考慮しつつ電力消費を重視した発券処理を行うことができる。したがって、この場合、紙幣や硬貨の収納処理c及び投票カードの収納処理fは、例えば投票券の放出処理hと同時に行う。
尚、この場合の処理時間は240(t)である。また、最大消費電力は印刷処理g(“70”)のみであり、70(P)である。
【0027】
また、前述の判断(S1)において、投票場所がレース主催場ではない場合(S1がYES)、例えば発売専用投票場所の場合であり、レースの投票券発売の締め切り10分前である場合(S8がYES)、前述と同様、図8に示す速さを考慮するが電力消費を重視した発券処理を行う(S7)。
すなわち、この場合も印刷処理gを行う間、紙幣や硬貨の収納処理cや投票カードの収納処理fは行わない。紙幣や硬貨の収納処理c及び投票カードの収納処理fは、投票券の放出処理hと同時に行う。このように処理することによって、速さを考慮しつつ電力消費を重視した発券処理を行うことができる。
【0028】
一方、投票場所がレース主催場ではない場合であり、レースの投票券発売の締め切り10分前でもない場合(S1がNO、S8がNO)、電力消費を重視した発券処理を行う(S9)。また、投票場所がレース主催場であるが、重賞レースの開催日ではなく、ノーマルレースの投票券発売の締め切り10分前ではない場合においても(S1がYES、S2がNO、S6がNO)、電力消費を重視した発券処理を行う(S9)。
すなわち、この場合発券処理を急ぐ必要はなく、電力消費を重視した発券処理を行う。
【0029】
図9はこの発券処理を説明する図であり、上記と同様、先ず紙幣/硬貨ユニット8によって利用者が挿入した紙幣や硬貨の取込処理aを行い、挿入された紙幣や硬貨の鑑別処理bを行い、更に収納処理cを行う。また、投票カード読取ユニット9によって利用者が挿入した投票カードの取込処理d、投票カードの読取処理e、更に投票カードの収納処理fを行う。その後、投票券の印刷処理gを行い、投票券を放出する。このように処理することによって、各処理が分散し、端末装置1の最大消費電力も小さくなる。この場合、最大消費電力70(P)であり、処理時間は300(t)となる。
【0030】
以上のように、本実施形態によれば、競馬や、競輪、競艇等の公営競技の発券処理において、各種条件に対応して発券処理時間をできる限り短くすると共に、端末装置1の最大消費電力の軽減を図ることができる。したがって、本実施形態によれば、投票券の購入者に最短時間で投票券の発行を行い、かつ端末装置1に使用する最大消費電力の軽減を図ることができる。また、端末装置1に供給する電源装置を小型化することができ、端末装置1を含むシステムのコストダウンを図ることもできる。
【0031】
尚、本実施形態の説明では、最大消費電力の軽減を図り、投票券の購入者に最も短い時間で投票券を発行するための条件として、投票券の発売場所、重賞レースの有無、投票券の発売10分前か否かの条件によって、発券モードの設定を行ったが、上記条件に限るものではない。例えば、公営競技を開催する季節や曜日等によって上記条件を設定してもよく、また条件を組み合わせて設定してもよい。さらに、公営競技の内容等によって条件を変更してもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 端末装置
2 ホスト機器
3 制御部
4 紙幣鑑別部
5 硬貨鑑別部
6 投票カード読取部
7 投票券発行部
8 紙幣/硬貨ユニット
9 投票カード読取ユニット
10 発券ユニット
a 取込処理
b 鑑別処理
c 収納処理
d 取込処理
e 読取処理
f 収納処理
g 印刷処理
h 放出処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユニットの処理を細分化し、各ユニットで処理を順次実行する端末機器の最大消費電力軽減装置であり、
前記ユニットが処理を実行するのに必要な電力の情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記ユニットが処理を実行するのに必要な時間の情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶した各処理に必要な電力の情報を読み出し、前記第2の記憶手段に記憶した各処理に必要な時間の情報を読み出し、最大消費電力が最も少ない処理順序を設定する制御手段と、
を有することを特徴とする最大消費電力軽減装置。
【請求項2】
前記制御手段は、更に前記複数のユニットの全ての処理が完了するまでに要する時間が最も短くなる処理順序を設定することを特徴とする請求項1に記載の最大消費電力軽減装置。
【請求項3】
前記端末機器は公営競技の投票券を発売する投票端末であり、
前記制御手段は、前記投票端末の設置される場所が主催場で無い場合、主催場で有る場合と比較して、最大消費電力を少なくする処理順序を設定することを特徴とする請求項2に記載の最大消費電力軽減装置。
【請求項4】
前記端末機器は公営競技の投票券を発売する投票端末であり、
前記制御手段は、重賞レース開催日で無い場合、重賞レース開催日で有る場合と比較して、最大消費電力を少なくする処理順序を設定することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の最大消費電力軽減装置。
【請求項5】
前記端末機器は公営競技の投票券を発売する投票端末であり、
前記制御手段は、発売締切り間際で無い場合、発売締切り間際で有る場合と比較して、最大消費電力を少なくする処理順序を設定することを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の最大消費電力軽減装置。
【請求項6】
複数のユニットの処理を細分化し、各ユニットで処理を順次実行する端末機器の最大消費電力軽減方法であり、
前記ユニットが処理を実行するのに必要な電力の情報を第1の記憶手段に記憶する処理と、
前記ユニットが処理を実行するのに必要な時間の情報を第2の記憶手段に記憶する処理と、
前記第1の記憶手段に記憶した各処理に必要な電力の情報を読み出し、前記第2の記憶手段に記憶した各処理に必要な時間の情報を読み出し、最大消費電力が最も少ない処理順序を設定する制御処理と、
を行うことを特徴とする最大消費電力軽減方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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