説明

有害動物防除組成物及び有害動物の防除方法

【課題】有害動物に対する優れた防除効力を有する有害動物防除用組成物、及び有害動物の防除方法を提供する。
【解決手段】式(1)〔式中、A1及びA2は窒素原子等を表し、R1、R2、R3及びR4はハロゲン原子等を表し、R5はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基等を表し、R6およびR7はハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基等を表し、nは0または1を表す。〕で示される縮合イミダゾール化合物と、ピリプロキシフェンとを含有する有害動物防除組成物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)

[式中、
1及びA2は同一または相異なり、窒素原子または=CH-を表し、
mは0、1または2を表し、
1、R2、R3及びR4は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-S(O)m8、−SOCl、−SONR89、-CO210、-CONR89、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子を表し、
5はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピルメチル基、-OR13、-NR1314またはシアノ基を表し、
6及びR7は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15、-S(O)m15、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R6及びR7は同時にハロゲン原子及び水素原子からなる群から選ばれる基を表さない。)、あるいは、R6とR7とが結合し、R6とR7が結合している炭素原子が一緒になって、ハロゲン原子で置換された5員環もしくは6員環を形成してもよく、
8及びR9は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子を表し(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表し、
11及びR12は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C5アルコキシカルボニル基または水素原子を表し、
13及びR14は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基または水素原子を表し、
15はハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基を表し、
nは0または1を表す。
群X:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、-CO216(但し、R16はハロゲンで置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、シアノ基及びハロゲン原子からなる群。
群Y:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子からなる群。]
で示される縮合イミダゾール化合物と、ピリプロキシフェンとを含有する有害動物防除組成物。
【請求項2】
縮合イミダゾール化合物とピリプロキシフェンとの重量比が、0.1:99.9〜99.9:0.1の請求項1に記載の有害動物防除組成物。
【請求項3】
縮合イミダゾール化合物が、式(1)において、
1が=CH-であり、
2が窒素原子または=CH-であり、
mが0、1または2であり、
1、R2、R3及びR4が同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-S(O)m8、-CO210、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子であり、
5がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、またはハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基であり、
6がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15または-S(O)m15であり、
7が水素原子であり、
8が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子であり(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子であり、
15がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基であり、
nが0である請求項1または2に記載の有害動物防除組成物。
【請求項4】
式(1)

[式中、
1及びA2は同一または相異なり、窒素原子または=CH-を表し、
mは0、1または2を表し、
1、R2、R3及びR4は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-S(O)m8、−SOCl、−SONR89、-CO210、-CONR89、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子を表し、
5はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピルメチル基、-OR13、-NR1314またはシアノ基を表し、
6及びR7は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15、-S(O)m15、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R6及びR7は同時にハロゲン原子及び水素原子からなる群から選ばれる基を表さない。)、あるいは、R6とR7とが結合し、R6とR7が結合している炭素原子が一緒になって、ハロゲン原子で置換された5員環もしくは6員環を形成してもよく、
8及びR9は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子を表し(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表し、
11及びR12は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C5アルコキシカルボニル基または水素原子を表し、
13及びR14は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基または水素原子を表し、
15はハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基を表し、
nは0または1を表す。
群X:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、-CO216(但し、R16はハロゲンで置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、シアノ基及びハロゲン原子からなる群。
群Y:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子からなる群。]
で示される縮合イミダゾール化合物と、ピリプロキシフェンとの有効量を、有害動物または有害動物の生息場所に施用する有害動物の防除方法。
【請求項5】
縮合イミダゾール化合物が、式(1)において、
1が=CH-であり、
2が窒素原子または=CH-であり、
mが0、1または2であり、
1、R2、R3及びR4が同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-S(O)m8、-CO210、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子であり、
5がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、またはハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基であり、
6がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15または-S(O)m15であり、
7が水素原子であり、
8が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子であり(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子であり、
15がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基であり、
nが0である請求項4に記載の有害動物の防除方法。
【請求項6】
式(1)

[式中、
1及びA2は同一または相異なり、窒素原子または=CH-を表し、
mは0、1または2を表し、
1、R2、R3及びR4は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-S(O)m8、−SOCl、−SONR89、-CO210、-CONR89、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子を表し、
5はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピルメチル基、-OR13、-NR1314またはシアノ基を表し、
6及びR7は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15、-S(O)m15、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R6及びR7は同時にハロゲン原子及び水素原子からなる群から選ばれる基を表さない。)、あるいは、R6とR7とが結合し、R6とR7が結合している炭素原子が一緒になって、ハロゲン原子で置換された5員環もしくは6員環を形成してもよく、
8及びR9は同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子を表し(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表し、
11及びR12は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C5アルコキシカルボニル基または水素原子を表し、
13及びR14は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基または水素原子を表し、
15はハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基を表し、
nは0または1を表す。
群X:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、-CO216(但し、R16はハロゲンで置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、シアノ基及びハロゲン原子からなる群。
群Y:ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子からなる群。]
で示される縮合イミダゾール化合物と、ピリプロキシフェンとの有効量を、植物または植物を栽培する土壌に施用する有害動物の防除方法。
【請求項7】
縮合イミダゾール化合物が、式(1)において、
1が=CH-であり、
2が窒素原子または=CH-であり、
mが0、1または2であり、
1、R2、R3及びR4が同一または相異なり、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-S(O)m8、-CO210、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、または水素原子であり、
5がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、またはハロゲン原子で置換されていてもよいシクロプロピル基であり、
6がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基、-OR15または-S(O)m15であり、
7が水素原子であり、
8が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子であり(-S(O)m8において、mは前記と同じ意味を表し、但し、mが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)、
10がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子であり、
15がハロゲン原子で置換されたC1−C4鎖式炭化水素基であり、
nが0である請求項6に記載の有害動物の防除方法。

【公開番号】特開2012−92052(P2012−92052A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241513(P2010−241513)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】