有害生物駆除組成物及び方法
有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含む標的有害生物を駆除するための組成物であって、活性剤が標的有害生物中の受容体と相互作用可能であり;有害生物駆除生成物は活性剤なしに適用されたときに標的有害生物に対して第一活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第二の活性を有し;第二活性が第一活性よりも大きい組成物を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有する標的有害生物を駆除するための組成物であって、
活性剤が標的有害生物中の受容体と相互作用可能であり;
有害生物駆除生成物は活性剤なしに適用されたときに標的有害生物に対して第一活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第二の活性を有し;
第二活性は第一活性よりも大きい、組成物。
【請求項2】
第一及び第二活性が、標的有害生物を駆除するのに有効な有害生物駆除生成物の濃度を測定することによって定量され、第一活性に対応する濃度が第二活性に対応する濃度よりも高い請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
第一及び第二活性が、有害生物駆除生成物の標準濃度での標的有害生物の無能力化効果を測定することによって定量され、組成物が、活性剤なしに適用された有害生物駆除生成物よりも大なる無能力化効果を示す請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
第一活性が第一期間の間持続し、第二活性が第二期間の間持続し、第二期間が第一期間よりも長い請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
活性剤が少なくとも二の受容体リガンドの相乗的組み合わせを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
第二活性が活性剤と有害生物駆除生成物の相乗的相互作用を反映する請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
標的有害生物が、真菌、植物、動物、モネラ界生物、及び原生生物からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
標的有害生物が節足動物種である請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
節足動物が、昆虫、クモ類、又はクモ形類動物である請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
標的有害生物が、ダニ目、シラミ目、真正クモ目、ゴキブリ目、甲虫目、トビムシ目、ハエ目、直翅目、カメムシ亜目、ヨコバイ亜目、ハチ目、等脚目、等翅目、鱗翅目、カマキリ目、ハジラミ目、アミメカゲロウ目、トンボ目、バッタ目、チャタテムシ目、ノミ目、コムカデ目、シミ目、及び総翅目から選択される動物目に属する種である請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
有害生物駆除生成物がクロロフェノキシ化合物である請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
有害生物駆除生成物が、2,4−Dアミン及び2,4D IBEからなる群から選択される請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
有害生物駆除生成物がカルバメートである請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
有害生物駆除生成物が、メトミル、カルボフラン、カルバリル、BPMC、カルベンダジム、カルボスルファン、カプタン塩酸塩、及びカルタップからなる群から選択される請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
有害生物駆除生成物が有機リン酸である請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
有害生物駆除生成物が、アセフェート、マラチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、フェノキシカルブ、エジフェンホス、フェブコナゾール、クロルフェナピル、リン化マグネシウム、メタミドホス、及びフェニトロチオンからなる群から選択される請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
有害生物駆除生成物が有機塩素である請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
有害生物駆除生成物が、DDT、DDE、及び ヘプタクロルエポキシドから選択される請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
有害生物駆除生成物が ピレスロイドである請求項1に記載の組成物。
【請求項20】
有害生物駆除生成物が、シペルメトリン、シンメチリン、+2,4−D IBE、ラムダサイハロスリン、ダゾメット、シフルトリン、ベータシペルメトリン、ペンディメタリン、ペルメトリン、デルタメトリン、ビフェニスリン、アルファシペルメトリン、フェンバレレート、プロパニル、及びエスフェンバレレートからなる群から選択される請求項17に記載の組成物。
【請求項21】
有害生物駆除生成物がネオニコチノイドである請求項1に記載の組成物。
【請求項22】
有害生物駆除生成物がチオメトキサム、フィプロニル、クロチアニジン、イミダクロプリドである請求項19に記載の組成物。
【請求項23】
有害生物駆除生成物がアベルメクチン、アバメクチン、スピノサド、フルオキサストロビン、及びインドキサカルブの少なくとも一を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項24】
有害生物駆除生成物が植物生成物である請求項1に記載の組成物。
【請求項25】
有害生物駆除生成物が、ロテノン、ニコチン、カフェイン、ジョチュウギク、精油、及び固定油からなる群から選択される請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
有害生物駆除生成物が、殺真菌剤、殺線虫剤、及び殺虫剤、及び殺ダニ剤、及び殺菌剤である請求項1に記載の組成物。
【請求項27】
受容体がGタンパク質結合受容体(GPCR)である請求項1に記載の組成物。
【請求項28】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
受容体がオクトパミン受容体である請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
駆除が、死滅、ノックダウン、撥水、再生妨害、フィード妨害、標的有害生物の生活環の段階の妨害からなる群から選択される状態を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項33】
請求項1の組成物によって保護された作物。
【請求項34】
有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有する標的有害生物を駆除するための組成物であって、
活性剤が標的有害生物中のGPCRのリガンドを含み、GPCRへのリガンドの結合が、標的有害生物の駆除を可能にするcAMP又はカルシウムのレベルの変化を生じさせ;
有害生物駆除生成物は標的有害生物に対して第一活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第二の活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第三活性を有し;
第三活性は第一活性又は第二活性よりも大きい、組成物。
【請求項35】
活性剤が少なくとも2つのGPCRリガンドの相乗的組み合わせを含む請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
第三活性が、活性剤と有害生物駆除生成物の間の相乗効果の指標である請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
少なくとも二の活性成分を含み、少なくとも一の活性成分が有害生物のGタンパク質結合受容体(GPCR)と相互作用し、少なくとも一の活性成分がGPCRと相互作用せず、少なくとも二の活性成分が組み合わさって相乗的駆除活性を有する駆除組成物。
【請求項38】
有害生物が昆虫であり、GPCRが嗅覚と関係しており、更に該GPCRが脊椎動物にはない請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
相乗的駆除活性が1.5を越える相乗効果係数を有している請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
相乗的駆除活性が、相乗効果のコルビーの計算式によって測定して、活性成分の相加効果を越える請求項37に記載の組成物。
【請求項41】
GPCRが標的生物中において活性成分に対して高親和性を有し、GPCRが非対象生物中において存在しないか又は活性成分に対して低親和性を有する請求項37に記載の組成物。
【請求項42】
非対象生物が脊椎動物である請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
標的生物が、植物、動物、真菌類、原生生物、及びモネラ界生物から選択され、非対象生物が、収穫植物、脊椎動物、及び非有害無脊椎動物から選択される請求項41に記載の組成物。
【請求項44】
少なくとも第一活性成分及び第二活性成分を含有し、該第一活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第一分子標的と相互作用し、第二活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第二分子標的と相互作用し、組成物中の成分が標的有害生物に対して相補的な方法で協働して作用し、個々の標的有害生物の組成物に対する耐性が有害生物の無抵抗集団から相違する二の別個の遺伝的病変を必要とする低耐性駆除組成物。
【請求項45】
第一及び第二分子標的が別個の遺伝因子によってコード化されるか又は制御される二の別個の分子を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
相補的な方法が、別個に作用する各薬剤の相加効果を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項47】
相補的方法が、別個に作用する各薬剤と比較して相乗効果を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項48】
第一分子標的がGPCRであり、第二分子標的が第一分子標的と同じではない請求項44に記載の組成物。
【請求項49】
無脊椎動物に対して高い効力を示し脊椎動物に対して低毒性の駆除組成物であって、活性薬剤の相乗的組合せを含み、各活性薬剤が、標的有害生物において高親和性を有し、脊椎動物には不在な形態であるか、低親和性で存在する分子標的と相互作用する駆除組成物。
【請求項50】
少なくとも一の活性薬剤が選択されたGPCRのリガンドであり、少なくとも一の活性薬剤が選択されたGPCRのリガンドではない請求項49に記載の駆除組成物。
【請求項51】
高標的効力及び低脊椎動物毒性が、50%致死量(標的)対50%致死量(脊椎動物)の比として表され、該比が100:1より少ない請求項49に記載の駆除組成物。
【請求項52】
標的有害生物を請求項1に記載の組成物に接触させて、有害生物を駆除することを含む駆除方法。
【請求項53】
受容体がGPCRである請求項52に記載の方法。
【請求項54】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項53に記載の方法。
【請求項55】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項54に記載の方法。
【請求項56】
受容体がオクトパミン受容体である請求項54に記載の方法。
【請求項57】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項54に記載の方法。
【請求項58】
標的有害生物に又は標的有害生物に付随する基質に組成物を適用することを含み、該組成物が農薬と少なくとも一の受容体リガンドを含む活性薬剤を含有し、駆除が、受容体リガンドに関連する受容体の機能にまた影響を及ぼしながら農薬の機能に関連する有害生物の生理学的状態に影響を及ぼすことを含む駆除方法。
【請求項59】
受容体がGPCRである請求項58に記載の方法。
【請求項60】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項59に記載の方法。
【請求項61】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項60に記載の方法。
【請求項62】
受容体がオクトパミン受容体である請求項60に記載の方法。
【請求項63】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項60に記載の方法。
【請求項64】
農薬が、クロロフェノキシ化合物、カルバメート、有機リン酸、有機塩素、ピレスロイド、ネオニコチノイド、植物生成物、殺菌剤、殺線虫剤、殺虫剤、及びダニ駆除剤及びアベルメクチンから選択される請求項58に記載の方法。
【請求項65】
基質が収穫植物である請求項58に記載の方法。
【請求項66】
基質が土壌である請求項58に記載の方法。
【請求項67】
標的有害生物が、真菌類、植物、モネラ界生物、及び原生生物からなる群から選択される請求項58に記載の方法。
【請求項68】
標的有害生物が節足動物種である請求項67に記載の組成物。
【請求項69】
節足動物が昆虫、クモ類、又はクモ形類動物である請求項68に記載の組成物。
【請求項70】
標的有害生物が、ダニ目、シラミ目、真正クモ目、ゴキブリ目、甲虫目、トビムシ目、ハエ目、直翅目、カメムシ亜目、ヨコバイ亜目、ハチ目、等脚目、等翅目、鱗翅目、カマキリ目、ハジラミ目、アミメカゲロウ目、トンボ目、バッタ目、チャタテムシ目、ノミ目、コムカデ目、シミ目、及び総翅目から選択される動物目に属する種である請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
組成物の使用により、農薬単独又は活性薬剤単独の使用と比較して有害生物の駆除の改善がなされる請求項58に記載の方法。
【請求項72】
改善が活性薬剤との有害生物駆除生成物の相乗的相互作用を含む請求項71に記載の方法。
【請求項73】
改善が有害生物駆除生成物の実質的に同様な量の使用で改善した結果を含む請求項71に記載の方法。
【請求項74】
改善された結果が、標的有害生物の増加した死滅;標的有害生物による再生妨害の増加;及び有害生物駆除生成物の延長された効果の少なくとも一つである請求項73に記載の方法。
【請求項75】
改善が、実質的に低い量の有害生物駆除生成物及び/又は活性剤を使用しての実質的に同様な結果を含む請求項71に記載の方法。
【請求項76】
組成物の使用が、収穫収量の増加;有害生物駆除生成物の適用頻度の減少;農薬に伴う薬害の低減;及び少なくとも一の環境因子と関係しているコスト低下又は価値の増加からなる群から選択される農業的改善を可能にする請求項75に記載の方法。
【請求項77】
環境因子が、空気質、水質、土壌質、検出可能な農薬残留分、作業者の安全性又は快適さ;及び非標的生物に対する副次的な効果から選択される請求項76に記載の方法。
【請求項78】
駆除組成物の開発方法であって、
チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a又は嗅覚受容体Or83bの少なくとも一を発現する細胞株を提供し、ここで、受容体の何れかへのリガンドの結合がcAMP又はカルシウムの細胞内レベルに変化を生じさせ、該変化が無脊椎駆除の可能性の指標であり;
細胞を候補リガンドと接触させ;
細胞中のcAMP及び/又はカルシウムレベルの変化を検出し;
候補リガンドを無脊椎有害生物の駆除のための活性化合物として同定し;
該活性化合物を農薬と組み合わせて駆除組成物を形成し、ここで、農薬は活性化合物が結合した受容体には結合せず、活性化合物と農薬の組み合わせた効果は、活性化合物単独又は農薬単独の何れかの効果よりも大きい標的有害生物に対する効果を含む方法。
【請求項79】
組成物が、受容体の少なくとも一に結合可能な第二活性化合物を更に含有する請求項78に記載の方法。
【請求項80】
活性化合物が協働して、細胞株及び/又は標的有害生物においてcAMP及び/又はカルシウムのレベルの相乗的変化を生じさせる請求項79に記載の方法。
【請求項81】
活性化合物及び農薬の組合せ効果が相乗的である請求項78に記載の方法。
【請求項82】
組合せ効果が、死滅、ノックダウン、撥水、再生妨害、フィード妨害、標的有害生物の生活環の段階の妨害からなる群から選択される少なくとも一の状態により決定される請求項78に記載の方法。
【請求項83】
駆除方法であって、
第一及び第二活性成分を含有する組成物を提供し、ここで第一活性成分は標的有害生物の受容体と相互作用し、第二活性成分は第一活性成分の受容体と相互作用しない農薬であり;
有害生物を該組成物に接触させ、該接触が相乗的駆除を生じる方法。
【請求項84】
該組成物が第三活性成分を更に含有し、該第三活性成分が標的有害生物の受容体と相互作用し、少なくとも第一及び第三活性成分が組み合わさって相乗的に相互作用して標的有害生物の駆除をなす請求項83に記載の方法。
【請求項85】
第一及び第三活性成分が同じ受容体に結合する請求項84に記載の方法。
【請求項86】
第一及び第三活性成分が同じ受容体には結合しない請求項84に記載の方法。
【請求項87】
第一、第二、及び第三活性成分が組み合わさって、何れかの単一の成分の効果よりも大きく、また第一及び第二成分の併用の相乗効果よりも大きい相乗効果を有する請求項84に記載の方法。
【請求項88】
受容体がGPCRである請求項83に記載の方法。
【請求項89】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項88に記載の方法。
【請求項90】
駆除が、有害生物内のcAMP及び/又はカルシウムのレベルの受容体活性化改変に関係している請求項83に記載の方法。
【請求項91】
改変が少なくとも約60秒持続する請求項90に記載の方法。
【請求項92】
駆除方法であって、
少なくとも二種の活性成分を含有する組成物を提供し、ここで、少なくとも一の活性成分は標的有害生物のGPCRと相互作用し、該組成物はGPCR発現細胞中に該細胞への暴露時に細胞内カルシウム及びサイクリックAMPの少なくとも一の第一レベルをつくり出し、該第一レベルが、細胞が任意の単一の活性成分と接触したときにつくり出される第二レベルより高く;
該組成物に有害生物を接触させ、該接触により相乗的駆除が得られる方法。
【請求項93】
駆除組成物の使用を含む標的有害生物の駆除方法であって、該組成物が有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有し、
活性剤が標的有害生物中のGPCRのリガンドを含み、GPCRへのリガンドの結合が、標的有害生物の駆除を可能にするcAMP又はカルシウムのレベルの変化を生じさせ;
有害生物駆除生成物が標的有害生物に対して第一活性を有し、該活性剤は標的有害生物に対して第二の活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第三活性を有し;
第三活性は第一活性又は第二活性よりも大きい方法。
【請求項94】
駆除組成物の使用を含む駆除方法であって、該組成物が少なくとも二の活性成分を含み、少なくとも一の活性成分が有害生物のGタンパク質結合受容体(GPCR)と相互作用し、少なくとも一の活性成分がGPCRと相互作用せず、少なくとも二の活性成分が組み合わさって相乗的駆除活性を有する方法。
【請求項95】
標的有害生物において低耐性を許容する駆除方法であって、駆除組成物を投与することを含み、該組成物は少なくとも第一活性成分と第二活性成分を含有し、該第一活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第一分子標的と相互作用し、第二活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第二分子標的と相互作用し、組成物中の成分が標的有害生物に対して相補的な方法で協働して作用し、個々の標的有害生物の組成物に対する耐性が有害生物の無抵抗集団から相違する二の別個の遺伝的病変を必要とする方法。
【請求項96】
ライラック花精油、D−リモネン、タイム油の配合物を組み合わせて含有する駆除組成物。
【請求項97】
農薬がクロチアニジンである請求項96に記載の組成物。
【請求項98】
配合物が、10−80%のライラック花精油、5−60%のD−リモネン、及び10−80%のタイム油を含んでなる請求項96に記載の組成物。
【請求項99】
配合物が、20−60%のライラック花精油、10−45%のD−リモネン、及び20−60%のタイム油を含んでなる請求項96に記載の組成物。
【請求項100】
配合物が、42.6w/w%のライラック花精油、27.35w/w%のD−リモネン及び30.08w/w%のタイム油ホワイトを含んでなる請求項96に記載の組成物。
【請求項1】
有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有する標的有害生物を駆除するための組成物であって、
活性剤が標的有害生物中の受容体と相互作用可能であり;
有害生物駆除生成物は活性剤なしに適用されたときに標的有害生物に対して第一活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第二の活性を有し;
第二活性は第一活性よりも大きい、組成物。
【請求項2】
第一及び第二活性が、標的有害生物を駆除するのに有効な有害生物駆除生成物の濃度を測定することによって定量され、第一活性に対応する濃度が第二活性に対応する濃度よりも高い請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
第一及び第二活性が、有害生物駆除生成物の標準濃度での標的有害生物の無能力化効果を測定することによって定量され、組成物が、活性剤なしに適用された有害生物駆除生成物よりも大なる無能力化効果を示す請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
第一活性が第一期間の間持続し、第二活性が第二期間の間持続し、第二期間が第一期間よりも長い請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
活性剤が少なくとも二の受容体リガンドの相乗的組み合わせを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
第二活性が活性剤と有害生物駆除生成物の相乗的相互作用を反映する請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
標的有害生物が、真菌、植物、動物、モネラ界生物、及び原生生物からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
標的有害生物が節足動物種である請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
節足動物が、昆虫、クモ類、又はクモ形類動物である請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
標的有害生物が、ダニ目、シラミ目、真正クモ目、ゴキブリ目、甲虫目、トビムシ目、ハエ目、直翅目、カメムシ亜目、ヨコバイ亜目、ハチ目、等脚目、等翅目、鱗翅目、カマキリ目、ハジラミ目、アミメカゲロウ目、トンボ目、バッタ目、チャタテムシ目、ノミ目、コムカデ目、シミ目、及び総翅目から選択される動物目に属する種である請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
有害生物駆除生成物がクロロフェノキシ化合物である請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
有害生物駆除生成物が、2,4−Dアミン及び2,4D IBEからなる群から選択される請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
有害生物駆除生成物がカルバメートである請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
有害生物駆除生成物が、メトミル、カルボフラン、カルバリル、BPMC、カルベンダジム、カルボスルファン、カプタン塩酸塩、及びカルタップからなる群から選択される請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
有害生物駆除生成物が有機リン酸である請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
有害生物駆除生成物が、アセフェート、マラチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、フェノキシカルブ、エジフェンホス、フェブコナゾール、クロルフェナピル、リン化マグネシウム、メタミドホス、及びフェニトロチオンからなる群から選択される請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
有害生物駆除生成物が有機塩素である請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
有害生物駆除生成物が、DDT、DDE、及び ヘプタクロルエポキシドから選択される請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
有害生物駆除生成物が ピレスロイドである請求項1に記載の組成物。
【請求項20】
有害生物駆除生成物が、シペルメトリン、シンメチリン、+2,4−D IBE、ラムダサイハロスリン、ダゾメット、シフルトリン、ベータシペルメトリン、ペンディメタリン、ペルメトリン、デルタメトリン、ビフェニスリン、アルファシペルメトリン、フェンバレレート、プロパニル、及びエスフェンバレレートからなる群から選択される請求項17に記載の組成物。
【請求項21】
有害生物駆除生成物がネオニコチノイドである請求項1に記載の組成物。
【請求項22】
有害生物駆除生成物がチオメトキサム、フィプロニル、クロチアニジン、イミダクロプリドである請求項19に記載の組成物。
【請求項23】
有害生物駆除生成物がアベルメクチン、アバメクチン、スピノサド、フルオキサストロビン、及びインドキサカルブの少なくとも一を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項24】
有害生物駆除生成物が植物生成物である請求項1に記載の組成物。
【請求項25】
有害生物駆除生成物が、ロテノン、ニコチン、カフェイン、ジョチュウギク、精油、及び固定油からなる群から選択される請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
有害生物駆除生成物が、殺真菌剤、殺線虫剤、及び殺虫剤、及び殺ダニ剤、及び殺菌剤である請求項1に記載の組成物。
【請求項27】
受容体がGタンパク質結合受容体(GPCR)である請求項1に記載の組成物。
【請求項28】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
受容体がオクトパミン受容体である請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
駆除が、死滅、ノックダウン、撥水、再生妨害、フィード妨害、標的有害生物の生活環の段階の妨害からなる群から選択される状態を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項33】
請求項1の組成物によって保護された作物。
【請求項34】
有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有する標的有害生物を駆除するための組成物であって、
活性剤が標的有害生物中のGPCRのリガンドを含み、GPCRへのリガンドの結合が、標的有害生物の駆除を可能にするcAMP又はカルシウムのレベルの変化を生じさせ;
有害生物駆除生成物は標的有害生物に対して第一活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第二の活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第三活性を有し;
第三活性は第一活性又は第二活性よりも大きい、組成物。
【請求項35】
活性剤が少なくとも2つのGPCRリガンドの相乗的組み合わせを含む請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
第三活性が、活性剤と有害生物駆除生成物の間の相乗効果の指標である請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
少なくとも二の活性成分を含み、少なくとも一の活性成分が有害生物のGタンパク質結合受容体(GPCR)と相互作用し、少なくとも一の活性成分がGPCRと相互作用せず、少なくとも二の活性成分が組み合わさって相乗的駆除活性を有する駆除組成物。
【請求項38】
有害生物が昆虫であり、GPCRが嗅覚と関係しており、更に該GPCRが脊椎動物にはない請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
相乗的駆除活性が1.5を越える相乗効果係数を有している請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
相乗的駆除活性が、相乗効果のコルビーの計算式によって測定して、活性成分の相加効果を越える請求項37に記載の組成物。
【請求項41】
GPCRが標的生物中において活性成分に対して高親和性を有し、GPCRが非対象生物中において存在しないか又は活性成分に対して低親和性を有する請求項37に記載の組成物。
【請求項42】
非対象生物が脊椎動物である請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
標的生物が、植物、動物、真菌類、原生生物、及びモネラ界生物から選択され、非対象生物が、収穫植物、脊椎動物、及び非有害無脊椎動物から選択される請求項41に記載の組成物。
【請求項44】
少なくとも第一活性成分及び第二活性成分を含有し、該第一活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第一分子標的と相互作用し、第二活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第二分子標的と相互作用し、組成物中の成分が標的有害生物に対して相補的な方法で協働して作用し、個々の標的有害生物の組成物に対する耐性が有害生物の無抵抗集団から相違する二の別個の遺伝的病変を必要とする低耐性駆除組成物。
【請求項45】
第一及び第二分子標的が別個の遺伝因子によってコード化されるか又は制御される二の別個の分子を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
相補的な方法が、別個に作用する各薬剤の相加効果を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項47】
相補的方法が、別個に作用する各薬剤と比較して相乗効果を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項48】
第一分子標的がGPCRであり、第二分子標的が第一分子標的と同じではない請求項44に記載の組成物。
【請求項49】
無脊椎動物に対して高い効力を示し脊椎動物に対して低毒性の駆除組成物であって、活性薬剤の相乗的組合せを含み、各活性薬剤が、標的有害生物において高親和性を有し、脊椎動物には不在な形態であるか、低親和性で存在する分子標的と相互作用する駆除組成物。
【請求項50】
少なくとも一の活性薬剤が選択されたGPCRのリガンドであり、少なくとも一の活性薬剤が選択されたGPCRのリガンドではない請求項49に記載の駆除組成物。
【請求項51】
高標的効力及び低脊椎動物毒性が、50%致死量(標的)対50%致死量(脊椎動物)の比として表され、該比が100:1より少ない請求項49に記載の駆除組成物。
【請求項52】
標的有害生物を請求項1に記載の組成物に接触させて、有害生物を駆除することを含む駆除方法。
【請求項53】
受容体がGPCRである請求項52に記載の方法。
【請求項54】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項53に記載の方法。
【請求項55】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項54に記載の方法。
【請求項56】
受容体がオクトパミン受容体である請求項54に記載の方法。
【請求項57】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項54に記載の方法。
【請求項58】
標的有害生物に又は標的有害生物に付随する基質に組成物を適用することを含み、該組成物が農薬と少なくとも一の受容体リガンドを含む活性薬剤を含有し、駆除が、受容体リガンドに関連する受容体の機能にまた影響を及ぼしながら農薬の機能に関連する有害生物の生理学的状態に影響を及ぼすことを含む駆除方法。
【請求項59】
受容体がGPCRである請求項58に記載の方法。
【請求項60】
GPCRが昆虫嗅覚器官カスケードの受容体である請求項59に記載の方法。
【請求項61】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項60に記載の方法。
【請求項62】
受容体がオクトパミン受容体である請求項60に記載の方法。
【請求項63】
組成物の成分による受容体の結合により、cAMP及び/又はカルシウムの細胞内レベルの変化が生じ、該変化が標的有害生物の駆除をなすのに十分である請求項60に記載の方法。
【請求項64】
農薬が、クロロフェノキシ化合物、カルバメート、有機リン酸、有機塩素、ピレスロイド、ネオニコチノイド、植物生成物、殺菌剤、殺線虫剤、殺虫剤、及びダニ駆除剤及びアベルメクチンから選択される請求項58に記載の方法。
【請求項65】
基質が収穫植物である請求項58に記載の方法。
【請求項66】
基質が土壌である請求項58に記載の方法。
【請求項67】
標的有害生物が、真菌類、植物、モネラ界生物、及び原生生物からなる群から選択される請求項58に記載の方法。
【請求項68】
標的有害生物が節足動物種である請求項67に記載の組成物。
【請求項69】
節足動物が昆虫、クモ類、又はクモ形類動物である請求項68に記載の組成物。
【請求項70】
標的有害生物が、ダニ目、シラミ目、真正クモ目、ゴキブリ目、甲虫目、トビムシ目、ハエ目、直翅目、カメムシ亜目、ヨコバイ亜目、ハチ目、等脚目、等翅目、鱗翅目、カマキリ目、ハジラミ目、アミメカゲロウ目、トンボ目、バッタ目、チャタテムシ目、ノミ目、コムカデ目、シミ目、及び総翅目から選択される動物目に属する種である請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
組成物の使用により、農薬単独又は活性薬剤単独の使用と比較して有害生物の駆除の改善がなされる請求項58に記載の方法。
【請求項72】
改善が活性薬剤との有害生物駆除生成物の相乗的相互作用を含む請求項71に記載の方法。
【請求項73】
改善が有害生物駆除生成物の実質的に同様な量の使用で改善した結果を含む請求項71に記載の方法。
【請求項74】
改善された結果が、標的有害生物の増加した死滅;標的有害生物による再生妨害の増加;及び有害生物駆除生成物の延長された効果の少なくとも一つである請求項73に記載の方法。
【請求項75】
改善が、実質的に低い量の有害生物駆除生成物及び/又は活性剤を使用しての実質的に同様な結果を含む請求項71に記載の方法。
【請求項76】
組成物の使用が、収穫収量の増加;有害生物駆除生成物の適用頻度の減少;農薬に伴う薬害の低減;及び少なくとも一の環境因子と関係しているコスト低下又は価値の増加からなる群から選択される農業的改善を可能にする請求項75に記載の方法。
【請求項77】
環境因子が、空気質、水質、土壌質、検出可能な農薬残留分、作業者の安全性又は快適さ;及び非標的生物に対する副次的な効果から選択される請求項76に記載の方法。
【請求項78】
駆除組成物の開発方法であって、
チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a又は嗅覚受容体Or83bの少なくとも一を発現する細胞株を提供し、ここで、受容体の何れかへのリガンドの結合がcAMP又はカルシウムの細胞内レベルに変化を生じさせ、該変化が無脊椎駆除の可能性の指標であり;
細胞を候補リガンドと接触させ;
細胞中のcAMP及び/又はカルシウムレベルの変化を検出し;
候補リガンドを無脊椎有害生物の駆除のための活性化合物として同定し;
該活性化合物を農薬と組み合わせて駆除組成物を形成し、ここで、農薬は活性化合物が結合した受容体には結合せず、活性化合物と農薬の組み合わせた効果は、活性化合物単独又は農薬単独の何れかの効果よりも大きい標的有害生物に対する効果を含む方法。
【請求項79】
組成物が、受容体の少なくとも一に結合可能な第二活性化合物を更に含有する請求項78に記載の方法。
【請求項80】
活性化合物が協働して、細胞株及び/又は標的有害生物においてcAMP及び/又はカルシウムのレベルの相乗的変化を生じさせる請求項79に記載の方法。
【請求項81】
活性化合物及び農薬の組合せ効果が相乗的である請求項78に記載の方法。
【請求項82】
組合せ効果が、死滅、ノックダウン、撥水、再生妨害、フィード妨害、標的有害生物の生活環の段階の妨害からなる群から選択される少なくとも一の状態により決定される請求項78に記載の方法。
【請求項83】
駆除方法であって、
第一及び第二活性成分を含有する組成物を提供し、ここで第一活性成分は標的有害生物の受容体と相互作用し、第二活性成分は第一活性成分の受容体と相互作用しない農薬であり;
有害生物を該組成物に接触させ、該接触が相乗的駆除を生じる方法。
【請求項84】
該組成物が第三活性成分を更に含有し、該第三活性成分が標的有害生物の受容体と相互作用し、少なくとも第一及び第三活性成分が組み合わさって相乗的に相互作用して標的有害生物の駆除をなす請求項83に記載の方法。
【請求項85】
第一及び第三活性成分が同じ受容体に結合する請求項84に記載の方法。
【請求項86】
第一及び第三活性成分が同じ受容体には結合しない請求項84に記載の方法。
【請求項87】
第一、第二、及び第三活性成分が組み合わさって、何れかの単一の成分の効果よりも大きく、また第一及び第二成分の併用の相乗効果よりも大きい相乗効果を有する請求項84に記載の方法。
【請求項88】
受容体がGPCRである請求項83に記載の方法。
【請求項89】
受容体が、チラミン受容体、嗅覚受容体Or43a及び嗅覚受容体Or83bから選択される請求項88に記載の方法。
【請求項90】
駆除が、有害生物内のcAMP及び/又はカルシウムのレベルの受容体活性化改変に関係している請求項83に記載の方法。
【請求項91】
改変が少なくとも約60秒持続する請求項90に記載の方法。
【請求項92】
駆除方法であって、
少なくとも二種の活性成分を含有する組成物を提供し、ここで、少なくとも一の活性成分は標的有害生物のGPCRと相互作用し、該組成物はGPCR発現細胞中に該細胞への暴露時に細胞内カルシウム及びサイクリックAMPの少なくとも一の第一レベルをつくり出し、該第一レベルが、細胞が任意の単一の活性成分と接触したときにつくり出される第二レベルより高く;
該組成物に有害生物を接触させ、該接触により相乗的駆除が得られる方法。
【請求項93】
駆除組成物の使用を含む標的有害生物の駆除方法であって、該組成物が有害生物駆除生成物と少なくとも一種の活性剤を含有し、
活性剤が標的有害生物中のGPCRのリガンドを含み、GPCRへのリガンドの結合が、標的有害生物の駆除を可能にするcAMP又はカルシウムのレベルの変化を生じさせ;
有害生物駆除生成物が標的有害生物に対して第一活性を有し、該活性剤は標的有害生物に対して第二の活性を有し、該組成物は標的有害生物に対して第三活性を有し;
第三活性は第一活性又は第二活性よりも大きい方法。
【請求項94】
駆除組成物の使用を含む駆除方法であって、該組成物が少なくとも二の活性成分を含み、少なくとも一の活性成分が有害生物のGタンパク質結合受容体(GPCR)と相互作用し、少なくとも一の活性成分がGPCRと相互作用せず、少なくとも二の活性成分が組み合わさって相乗的駆除活性を有する方法。
【請求項95】
標的有害生物において低耐性を許容する駆除方法であって、駆除組成物を投与することを含み、該組成物は少なくとも第一活性成分と第二活性成分を含有し、該第一活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第一分子標的と相互作用し、第二活性成分が選択された有害生物内で遺伝制御の下で第二分子標的と相互作用し、組成物中の成分が標的有害生物に対して相補的な方法で協働して作用し、個々の標的有害生物の組成物に対する耐性が有害生物の無抵抗集団から相違する二の別個の遺伝的病変を必要とする方法。
【請求項96】
ライラック花精油、D−リモネン、タイム油の配合物を組み合わせて含有する駆除組成物。
【請求項97】
農薬がクロチアニジンである請求項96に記載の組成物。
【請求項98】
配合物が、10−80%のライラック花精油、5−60%のD−リモネン、及び10−80%のタイム油を含んでなる請求項96に記載の組成物。
【請求項99】
配合物が、20−60%のライラック花精油、10−45%のD−リモネン、及び20−60%のタイム油を含んでなる請求項96に記載の組成物。
【請求項100】
配合物が、42.6w/w%のライラック花精油、27.35w/w%のD−リモネン及び30.08w/w%のタイム油ホワイトを含んでなる請求項96に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2010−515775(P2010−515775A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−546415(P2009−546415)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/000573
【国際公開番号】WO2008/088827
【国際公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願人】(509018568)タイラテック, インク. (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/000573
【国際公開番号】WO2008/088827
【国際公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願人】(509018568)タイラテック, インク. (6)
【Fターム(参考)】
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