説明

有害節足動物防除組成物及び有害節足動物の防除方法

【課題】有害節足動物に対する優れた防除効力を有する有害節足動物防除組成物を提供する。
【解決手段】下式(I)で示される化合物と、群(A)より選ばれる1種以上のいもち病防除化合物とを含有する有害節足動物防除組成物。群(A):イソチアニル、プロベナゾール、チアジニル、トリシクラゾール、オリサストロビン及びピロキロンからなる群。


[式中、Qは、CH=CH、S、O又はNCH3等を表し、R1は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子を置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子を置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲン原子を置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、R2は2−クロロチアゾリル基、1−メチル−4−ピラゾリル基、6−クロロ−3−ピリジル基等を表し、nは0〜3のいずれかの整数を表す。]

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有害節足動物防除組成物及び有害節足動物の防除方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、有害節足動物防除組成物の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2009/099929号パンフレット
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】The Pesticide Manual−15th edition(BCPC刊);ISBN 978-1-901396−18−8
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、有害節足動物に対する優れた防除効力を有する有害節足動物防除組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、有害節足動物に対する優れた防除効力を有する有害節足動物防除組成物を見出すべく検討の結果、下記式(I)で示される化合物と、下記群(A)で示されるいもち病防除化合物とを含有する組成物が、有害節足動物に対する優れた防除効力を有することを見出し、本発明に到った。
すなわち、本発明とは以下の[1]〜[4]のものである。
[1] 式(I)

[式中、
Qは、CR5=CR6、S、O又はNCH3を表し、
1は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルケニル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
nは、0〜3のいずれかの整数を表し、
2は、以下に示されるR2a、R2b、R2c又はR2d

[式中、
3a、R3b及びR3cはそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
3dは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
a、Xb、Xc及びXdはそれぞれ、0、1又は2を表し、
b及びZcはそれぞれ、O、S又はNR7を表し、
7は水素又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基を表す。
なお、Xaが2である場合のR3a、Xbが2である場合のR3b、Xcが2である場合のR3c及びXdが2である場合のR3dはいずれも、互いに相異なっていてもよい。]を表し、
5は、水素又はフッ素を表し、
6は、水素、フッ素、ジフルオロメチル基又はトリフルオロメチル基を表す。
なお、nが2又は3である場合、R1は互いに相異なっていてもよい。]で示される化合物と、群(A)より選ばれる1種以上のいもち病防除化合物とを含有する有害節足動物防除組成物;
群(A):イソチアニル、プロベナゾール、チアジニル、トリシクラゾール、オリサストロビン及びピロキロンからなる群。
[2] 式(I)で示される化合物と、いもち病防除化合物との重量比が、10:1〜1:100である[1]記載の有害節足動物防除組成物。
[3] [1]又は[2]に記載の有害節足動物防除組成物の有効量を、植物又は植物の栽培地に施用する工程を含む有害節足動物の防除方法。
[4] 植物又は植物の栽培地が、イネ又はイネの栽培地である[3]記載の有害節足動物の防除方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、有害節足動物を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の有害節足動物防除組成物とは、下記式(I)で示される化合物(以下、本メソイオン化合物と記す。)と、下記群(A)より選ばれる1種以上のいもち病防除化合物(以下、本いもち病防除化合物と記す。)とを含有するものである。

[式中、
Qは、CR5=CR6、S、O又はNCH3を表し、
1は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルケニル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
nは、0〜3のいずれかの整数を表し、
2は、以下に示されるR2a、R2b、R2c又はR2d

[式中、
3a、R3b及びR3cはそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
3dは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
a、Xb、Xc及びXdはそれぞれ、0、1又は2を表し、
b及びZcはそれぞれ、O、S又はNR7を表し、
7は水素又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基を表す。
なお、Xaが2である場合のR3a、Xbが2である場合のR3b、Xcが2である場合のR3c及びXdが2である場合のR3dはいずれも、互いに相異なっていてもよい。]を表し、
5は、水素又はフッ素を表し、
6は、水素、フッ素、ジフルオロメチル基又はトリフルオロメチル基を表す。
なお、nが2又は3である場合、R1は互いに相異なっていてもよい。]

群(A):イソチアニル、プロベナゾール、チアジニル、トリシクラゾール、オリサストロビン及びピロキロンからなる群。
【0009】
式(I)における、R1、R2a、R2b、R2c、R2d、R3a、R3b、R3c、R3d及びR7で示される各置換基としては、それぞれ次のものが挙げられる。
【0010】
1、R3a、R3b、R3c及びR3dで示される、ハロゲンとしては、例えばフッ素、塩素、臭素及びヨウ素が挙げられる。
【0011】
1、R3a、R3b、R3c、R3d及びR7で示される、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基としては、例えば、メチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、エチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、プロピル基、1−メチルエチル基、1−トリフルオロメチルテトラフルオロエチル基、ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基及び1,1−ジメチルエチル基が挙げられる。
【0012】
1で示される、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルケニル基としては、例えば、2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基及び2−メチル−2−プロペニル基が挙げられる。
【0013】
1、R3a、R3b及びR3cで示される、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキニル基としては、例えば、2−プロピニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、2−ブチニル基及び3−ブチニル基が挙げられる。
【0014】
1、R3a、R3b、R3c及びR3dで示される、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、エトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、プロポキシ基、1−メチルエトキシ基、ブトキシ基、2−メチルプロポキシ基、1−メチルプロポキシ基及び1,1−ジメチルエトキシ基が挙げられる。
【0015】
2aとしては、例えば、6−フルオロ−3−ピリジル基、6−クロロ−3−ピリジル基、6−ブロモ−3−ピリジル基、6−メチル−3−ピリジル基、6−シアノ−3−ピリジル基、3−ピリジル基、2−ピリジル基、5,6−ジクロロ−3−ピリジル基が挙げられる。
2bとしては、例えば、2−フルオロ−5−チアゾリル基、2−クロロ−5−チアゾリル基、2−ブロモ−5−チアゾリル基、2−メチル−5−チアゾリル基、5−チアゾリル基、2−フルオロ−5−オキサゾリル基、2−クロロ−5−オキサゾリル基、5−オキサゾリル基、2−クロロ−1−メチル−5−イミダゾリル基及び2−フルオロ−1−メチル−5−イミダゾリル基が挙げられる。
2cとしては、例えば、1−メチル−4−ピラゾリル基及び3−メチル−5−イソキサゾリル基が挙げられる。
2dとしては、例えば、テトラヒドロフラン−2−イル基及びテトラヒドロフラン−3−イル基が挙げられる。
【0016】
式(I)において、QがCR5=CR6である化合物とは、下記式(II−a)

[式中、R1、R2、R5、R6及びnは前記と同じ意味を表す。]
で示される化合物を表す。
【0017】
式(I)において、QがSである化合物とは、下記式(II−b)

[式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を表す。]
で示される化合物を表す。
【0018】
式(I)において、QがOである化合物とは、下記式(II−c)

[式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を表す。]
で示される化合物を表す。
【0019】
式(I)において、QがNCH3である化合物とは、下記式(II−d)

[式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を表す。]
で示される化合物を表す。
【0020】
本メソイオン化合物の態様としては、例えば次の化合物が挙げられる。
式(I)において、nが0又は1であり、nが0である場合にR2が2−クロロ−5−チアゾリル基、6−クロロ−3−ピリジル基、1−メチル−4−ピラゾリル基又はテトラヒドロフラン−3−イル基であり、QがCH=CH又はSである化合物であり、nが1である場合にR1がフッ素、塩素、臭素、メチル基、メトキシ基、トリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基であり、R2が2−クロロ−5−チアゾリル基、6−クロロ−3−ピリジル基、1−メチル−4−ピラゾリル基又はテトラヒドロフラン−3−イル基であり、QがCH=CH又はSである化合物;
式(I)において、nが0又は1であり、nが1である場合にR1がフッ素、塩素、臭素、メチル基、メトキシ基、トリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基であり、R2が2−クロロ−5−チアゾリル基、6−クロロ−3−ピリジル基、1−メチル−4−ピラゾリル基又はテトラヒドロフラン−3−イル基であり、QがCH=CH又はSである化合物;
式(I)において、nが0又は1であり、nが0である場合にR2が2−クロロ−5−チアゾリル基であり、QがCH=CHである化合物であり、nが1である場合にR1がフッ素、トリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基であり、R2が2−クロロ−5−チアゾリル基又は6−クロロ−3−ピリジル基であり、QがCH=CHである化合物;
式(I)において、nが0又は1であり、nが1である場合にR1がフッ素、トリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基であり、R2が2−クロロ−5−チアゾリル基又は6−クロロ−3−ピリジル基であり、QがCH=CHである化合物。
【0021】
次に、本メソイオン化合物の具体例を示す。
式(I−a)で示される化合物;

[式中、n、R1及びR2の組合せは、[表1]又は[表2]に示されるいずれかの組合せを表す。]
【0022】
【表1】

【0023】
【表2】


なお、[表1]及び[表2]中のR1における「3−OCF3」及び「3−F」等の「3−」との記載は、前記式(I−a)中のベンゼン環上の置換位置が3位であることを表す。
【0024】
式(I−b)で示される化合物;

[式中、n、R1及びR2の組合せは、[表3]に示されるいずれかの組合せを表す。]
【0025】
【表3】


なお、[表3]中のR1における「3−OCF3」及び「3−F」等の「3−」との記載は、前記式(I−b)中のベンゼン環上の置換位置が3位であることを表す。
【0026】
本メソイオン化合物には、式(I)に示される構造のほかに、他の構造式で示されるイオン化の態様も存在し、それらの態様のいずれかが単独で又は2種以上が混合して存在し得るが、本メソイオン化合物はこれらを包含する。
【0027】
本メソイオン化合物は、国際公開第2009/099929号パンフレットに記載される方法により製造することができる。
【0028】
また、本発明に用いられるプロベナゾール、チアジニル、トリシクラゾール、オリサストロビン及びピロキロンはいずれも公知の化合物であり、例えば「The Pesticide Manual−15th edition(BCPC刊);ISBN 978−1−901396−18−8 」の927、1134、1163、840及び999ページ等に記載されている。これらの化合物は市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
本発明に用いられるイソチアニルは公知の化合物であり、例えば国際公開第99/024413号パンフレットに記載された方法で製造することができる。
【0029】
本発明の有害節足動物防除組成物における、本発明に用いられる本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との含有割合は、特に限定されるものではないが、本メソイオン化合物100重量部に対して、本いもち病防除化合物が、通常1〜100000重量部、好ましくは10〜10000重量部である。
【0030】
本発明の有害節足動物防除組成物は、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物とを単に混合したものでもよいが、通常は、本メソイオン化合物及び本いもち病防除化合物と不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、フロアブル剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤等に製剤化されたものが用いられる。
また、前記の製剤化された有害節足動物防除組成物は、そのまま又はその他の不活性成分を添加して有害節足動物防除剤として使用することができる。
本発明の有害節足動物防除組成物における、本メソイオン化合物及び本いもち病防除化合物の合計量は、通常0.01〜99重量%、好ましくは0.1〜90重量%の範囲、さらに好ましくは0.5〜70重量%の範囲である。
【0031】
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えばカオリンクレー、アッタパルジャイトクレー、ベントナイト、モンモリロナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合成有機物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の塩類、合成含水酸化珪素等の合成無機物等からなる微粉末あるいは粒状物等が挙げられ、液体担体としては、例えばキシレン、アルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、2−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル等のアルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、ダイズ油、綿実油等の植物油、石油系脂肪族炭化水素類、エステル類、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル及び水が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルトリメチルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギン酸及びその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、防腐剤、着色剤及びPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT等の安定化剤が挙げられる。
【0032】
本発明の有害節足動物防除組成物は、植物に対して摂食、吸汁等の加害を行う有害節足動物による加害から植物を保護するために用いることができる。
【0033】
本発明の有害節足動物防除組成物が防除効力を有する有害節足動物としては、例えば次のものが挙げられる。
【0034】
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、ホソハリカメムシ(Riptortus clavetus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、ターニシュトプラントバグ(Lygus lineolaris)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)等のカイガラムシ類、グンバイムシ類、トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類、ペアシラ(Cacopsylla pyricola)等のキジラミ類等。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、サンカメイガ(Tryporyza incertulas)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon),タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella),アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai.)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)のホソガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類、トゥタアブソリュータ(Tuta absoluta)等。
アザミウマ目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips parmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、タバコアザミウマ(Frankliniella fusca)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等のアザミウマ類等;
双翅目害虫:タマネギバエ(Hylemya antiqua)、タネバエ(Hylemya platura)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)等のハモグリバエ類、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等;
甲虫目害虫:ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、マメコガネ(Popillia japonica)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、コーンルートワームの仲間(Diabrotica spp.)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、コメツキムシの仲間(Agriotes spp.)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)等;
直翅目害虫:ケラ(Gryllotalpa africana)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)等。
【0035】
前記有害節足動物の中でも、好ましい例として、ウンカ類、アブラムシ類等を挙げることができる。
【0036】
本発明の有害節足動物防除組成物は植物病害を防除する目的で使用してもよく、例えばイネのいもち病(Magnaporthe grisea)等の病害を防除することができる。
【0037】
本発明の有害節足動物防除組成物は、畑、水田、乾田、芝生、果樹園等の農耕地又は非農耕地用にて用いることができる。また、本発明の有害節足動物防除組成物は、「植物」等を栽培する農耕地等において、当該農耕地の有害生物を防除するために使用することができる。
【0038】
本発明の有害節足動物防除組成物を用いることができる植物としては、例えば次のものが挙げられる。
【0039】
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等。
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー、アブラナ等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等。
果樹:仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類(サツキ、ツバキ、アジサイ、サザンカ、シキミ、サクラ、ユリノキ、サルスベリ、キンモクセイ等)、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ、等。
芝生:シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、シンビジューム、ベゴニア等)、バイオ燃料植物(ヤトロファ、ベニバナ、アマナズナ類、スイッチグラス、ミスカンサス、クサヨシ、ダンチク、ケナフ、キャッサバ、ヤナギ等)、観葉植物等。
【0040】
前記植物の中でも、好ましい例として、トウモロコシ、コムギ、イネ等を挙げることができる。その中でも、特にイネが好ましい。
【0041】
上記「植物」は、遺伝子組換え技術や交配による育種法により耐性を付与された植物であってもよい。
【0042】
本発明の有害節足動物防除組成物は、植物又は植物の栽培地に施用することにより、有害節足動物を防除するために用いられる。ここで植物としては、植物の茎葉、植物の花、植物の実、植物の種子等が挙げられる。
【0043】
本発明の有害節足動物の防除方法は、本発明の有害節足動物防除組成物を処理することにより行われるが、具体的には、例えば、茎葉散布などの植物の茎葉への処理、植物の種子への処理、土壌処理、水面施用などの植物の栽培地への処理等が挙げられる。また、本発明の有害節足動物の防除方法には、本メソイオン化合物および本いもち病防除化合物とを、別々に、又は連続して、植物又は植物の栽培地に施用する態様も含まれる。
【0044】
本発明における茎葉散布などの植物の茎葉への処理としては、具体的には、例えば、人力噴霧機、動力噴霧機、ブームスプレーヤ若しくはパンクルスプレーヤを用いて行う地上散布や、航空防除若しくは無人ヘリコプターを用いて行う空中散布等により、栽培されている植物の表面に処理する方法が挙げられる。
【0045】
本発明における植物の種子への処理としては、具体的には、例えば、浸漬処理、吹きつけ処理、塗沫処理、フィルムコート処理及びペレットコート処理等が挙げられる。
【0046】
本発明における土壌処理や水面施用などの植物の栽培地への処理としては、具体的には、例えば、植穴処理、株元処理、植溝処理、作条処理、全面処理、側条処理、育苗箱処理、苗床処理、培土混和、床土混和、ペースト肥料混和、水面処理、湛水散布等が挙げられ、好ましくは育苗箱処理が挙げられる。
【0047】
本発明の有害節足動物組成物を、植物又は植物の栽培地に処理する場合、その処理量は、処理する植物の種類、防除対象である有害節足動物の種類や発生程度、製剤形態、処理時期、気象条件等によって変化させ得るが、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との合計量として、当該植物を栽培する場所1000m2あたり通常0.05〜10000g、好ましくは0.5〜1000gである。
【0048】
本発明の有害節足動物組成物を、イネの育苗箱に施用する場合、その処理量は、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との合計量として育苗箱1箱(横 約60cm、縦 約30cm)あたり通常0.1〜35g、好ましくは0.2〜20gであり、イネを栽培する場所1000m2あたり育苗箱20箱を用いる場合、その処理量は、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との合計量として、移植後のイネを栽培する場所1000m2あたり通常2〜700g、好ましくは4〜400gである。
【0049】
本発明の有害節足動物組成物を、植物の種子に処理する場合、その処理量は、処理する植物の種類、防除対象である有害節足動物の種類や発生程度、製剤形態、処理時期、気象条件等によって変化させ得るが、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との合計量として、種子1kgあたり通常0.001〜100g、好ましくは0.05〜50gである。
【0050】
本発明の有害節足動物組成物は、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常水で希釈して散布することにより処理する。この場合、本メソイオン化合物と本いもち病防除化合物との合計での濃度は、通常0.00001〜10重量%、好ましくは0.0001〜5重量%の範囲である。粉剤、粒剤等は通常希釈することなくそのまま処理する。
【0051】
本発明の有害節足動物組成物は、イネ又はイネの栽培地にて使用する際には、例えば、イネの播種前、播種時、播種後、移植前、移植時若しくは移植後に施用することができる。施用する時期は、イネの生育状態、病虫害雑草の発生状況、気象条件等によって変わりうるが、通常、イネの播種あるいは移植の日を基準として、播種30日前から移植20日後までを挙げることができ、好ましくは、播種時から移植前であり、更に好ましくは、移植3日前から移植前である。
【実施例】
【0052】
以下、本発明を製剤例及び試験例にてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。また、以下の例において『本メソイオン化合物(化合物No.4)』等の記載により特定される化合物とは、表1乃至表3中に記載の対応する「化合物No.」により特定された化合物と同じである。
【0053】
まず、製剤例を示す。
【0054】
本メソイオン化合物(化合物No.4)1部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0055】
製剤例2〜7
イソチアニル2部に代えて、[表4]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例1と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0056】
【表4】

【0057】
製剤例8
本メソイオン化合物(化合物No.4)2部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0058】
製剤例9〜14
イソチアニル2部に代えて、[表5]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例8と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0059】
【表5】

【0060】
製剤例15
本メソイオン化合物(化合物No.5)1部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0061】
製剤例16〜21
イソチアニル2部に代えて、[表6]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例15と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0062】
【表6】

【0063】
製剤例22
本メソイオン化合物(化合物No.5)2部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0064】
製剤例23〜28
イソチアニル2部に代えて、[表7]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例22と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0065】
【表7】

【0066】
製剤例29
本メソイオン化合物(化合物No.42)1部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0067】
製剤例30〜35
イソチアニル2部に代えて、[表8]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例29と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0068】
【表8】

【0069】
製剤例36
本メソイオン化合物(化合物No.42)2部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0070】
製剤例37〜42
イソチアニル2部に代えて、[表9]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例36と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0071】
【表9】

【0072】
製剤例43
本メソイオン化合物(化合物No.44)1部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0073】
製剤例44〜49
イソチアニル2部に代えて、[表10]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例43と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0074】
【表10】

【0075】
製剤例50
本メソイオン化合物(化合物No.44)2部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0076】
製剤例51〜56
イソチアニル2部に代えて、[表11]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例50と同様の操作を行い、粒剤を得る。
【0077】
【表11】

【0078】
製剤例57
本メソイオン化合物(化合物No.4)1部及びイソチアニル4部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土残部を混合した中に加え、よく攪拌混合して水和剤100部を得る。
【0079】
製剤例58〜62
イソチアニル4部に代えて、[表12]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例57と同様の操作を行い、それぞれの水和剤100部を得る。
【0080】
【表12】

【0081】
製剤例63
本メソイオン化合物(化合物No.5)1部及びイソチアニル4部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土残部を混合した中に加え、よく攪拌混合して水和剤100部を得る。
【0082】
製剤例64〜68
イソチアニル4部に代えて、[表13]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例63と同様の操作を行い、水和剤100部を得る。
【0083】
【表13】

【0084】
製剤例69
本メソイオン化合物(化合物No.42)1部及びイソチアニル4部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土残部を混合した中に加え、よく攪拌混合して水和剤100部を得る。
【0085】
製剤例70〜74
イソチアニル4部に代えて、[表14]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例69と同様の操作を行い、それぞれの水和剤100部を得る。
【0086】
【表14】

【0087】
製剤例75
本メソイオン化合物(化合物No.44)1部及びイソチアニル4部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土残部を混合した中に加え、よく攪拌混合して水和剤100部を得る。
【0088】
製剤例76〜80
イソチアニル4部に代えて、[表15]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例75と同様の操作を行い、それぞれの水和剤100部を得る。
【0089】
【表15】

【0090】
製剤例81
本メソイオン化合物(化合物No.4)0.25部、イソチアニル1部、カオリンクレー88.75部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
【0091】
製剤例82〜86
イソチアニル1部に代えて、[表16]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例81と同様の操作を行い、それぞれの粉剤を得る。
【0092】
【表16】

【0093】
製剤例87
本メソイオン化合物(化合物No.5)0.25部、イソチアニル1部、カオリンクレー88.75部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
【0094】
製剤例88〜92
イソチアニル1部に代えて、[表17]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例87と同様の操作を行い、それぞれの粉剤を得る。
【0095】
【表17】

【0096】
製剤例93
本メソイオン化合物(化合物No.42)0.25部、イソチアニル1部、カオリンクレー88.75部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
【0097】
製剤例94〜98
イソチアニル1部に代えて、[表18]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例93と同様の操作を行い、それぞれの粉剤を得る。
【0098】
【表18】

【0099】
製剤例99
本メソイオン化合物(化合物No.44)0.25部、イソチアニル1部、カオリンクレー88.75部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
【0100】
製剤例100〜104
イソチアニル1部に代えて、[表19]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例99と同様の操作を行い、それぞれの粉剤を得る。
【0101】
【表19】

【0102】
製剤例105
本メソイオン化合物(化合物No.4)10部、イソチアニル2部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン30部及び水残部を混合した混合物100部を湿式粉砕法で微粉砕することにより、フロアブル剤を得る。
【0103】
製剤例106〜110
イソチアニル2部に代えて、[表20]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例105と同様の操作を行い、それぞれのフロアブル剤を得る。
【0104】
【表20】

【0105】
製剤例111
本メソイオン化合物(化合物No.5)10部、イソチアニル2部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン30部及び水残部を混合した混合物100部を湿式粉砕法で微粉砕することにより、フロアブル剤を得る。
【0106】
製剤例112〜116
イソチアニル2部に代えて、[表21]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例111と同様の操作を行い、それぞれのフロアブル剤を得る。
【0107】
【表21】

【0108】
製剤例117
本メソイオン化合物(化合物No.42)10部、イソチアニル2部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン30部及び水残部を混合した混合物100部を湿式粉砕法で微粉砕することにより、フロアブル剤を得る。
【0109】
製剤例118〜122
イソチアニル2部に代えて、[表22]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例117と同様の操作を行い、それぞれのフロアブル剤を得る。
【0110】
【表22】

【0111】
製剤例123
本メソイオン化合物(化合物No.44)10部、イソチアニル2部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン30部及び水残部を混合した混合物100部を湿式粉砕法で微粉砕することにより、フロアブル剤を得る。
【0112】
製剤例124〜128
イソチアニル2部に代えて、[表23]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例123と同様の操作を行い、それぞれのフロアブル剤を得る。
【0113】
【表23】

【0114】
製剤例129
本メソイオン化合物(化合物No.1)1部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0115】
製剤例130〜135
イソチアニル2部に代えて、[表24]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例129と同様の操作を行い、それぞれの粒剤を得る。
【0116】
【表24】

【0117】
製剤例136
本メソイオン化合物(化合物No.1)2部、イソチアニル2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイトを30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
【0118】
製剤例137〜142
イソチアニル2部に代えて、[表25]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例136と同様の操作を行い、粒剤を得る。
【0119】
【表25】

【0120】
製剤例143
本メソイオン化合物(化合物No.1)1部及びイソチアニル4部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土残部を混合した中に加え、よく攪拌混合して水和剤100部を得る。
【0121】
製剤例144〜148
イソチアニル4部に代えて、[表26]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例143と同様の操作を行い、それぞれの水和剤100部を得る。
【0122】
【表26】

【0123】
製剤例149
本メソイオン化合物(化合物No.1)0.25部、イソチアニル1部、カオリンクレー88.75部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
【0124】
製剤例150〜154
イソチアニル1部に代えて、[表27]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例149と同様の操作を行い、それぞれの粉剤を得る。
【0125】
【表27】

【0126】
製剤例155
本メソイオン化合物(化合物No.1)10部、イソチアニル2部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン30部及び水残部を混合した混合物100部を湿式粉砕法で微粉砕することにより、フロアブル剤を得る。
【0127】
製剤例156〜160
イソチアニル2部に代えて、[表28]記載のそれぞれの化合物及び使用量で適用した以外は製剤例155と同様の操作を行い、それぞれのフロアブル剤を得る。
【0128】
【表28】

【0129】
次に、本発明の効果を試験例にて示す。
【0130】
試験例1
本メソイオン化合物(化合物No.4)、本メソイオン化合物(化合物No.42)、イソチアニル、プロベナゾール及びオリサストロビンそれぞれ10mgを、ソルゲンTW−20(第一工業製薬製)を5%(w/v)含むアセトン(和光純薬工業製)0.2mlにそれぞれ溶解した後、所定濃度になるように水で希釈した。
本メソイオン化合物(化合物No.4)又は本メソイオン化合物(化合物No.42)の水希釈液と、イソチアニル、プロベナゾール又はオリサストロビンの水希釈液とを混合し、試験用薬液を調製した。
2.5葉期のペーパーポット植えイネ(Oryza sativa、品種:ほしのゆめ)稚苗1株の株元土壌に前記試験用の薬液0.5mlを施用した。2時間静置した後、1/10000aワグネルポットの湛水した土壌に移植し、温室(23℃)に置いた。処理28日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼した。これを処理区と呼ぶ。
一方、前記試験用の薬液で処理しなかったイネ稚苗を、処理区と同様に、移植し、温室に置き、幼虫を放飼した。これを無処理区と呼ぶ。
放飼6日後に供試した幼虫の生死を観察した。その観察結果から、式1)によって死虫率、式2)によって補正死虫率を算出した。なお、試験は2反復で行った。その平均値を表29に示す。
【0131】
式1);死虫率(%)=(供試虫数−生存虫数)/供試虫数×100
【0132】
式2);補正死虫率(%)={(処理区死虫率−無処理区死虫率)/(100−無処理区死虫率)}×100
【0133】
【表29】

【0134】
試験例2
本メソイオン化合物(化合物No.5)、イソチアニル、プロベナゾール及びオリサストロビンそれぞれ10mgを、ソルゲンTW−20(第一工業製薬製)を5%(w/v)含むアセトン(和光純薬工業製)0.2mlにそれぞれ溶解した後、所定濃度になるように水で希釈した。
本メソイオン化合物(化合物No.5)の水希釈液と、イソチアニル、プロベナゾール又はオリサストロビンの水希釈液とを混合し、試験用薬液を調製した。
2.5葉期のペーパーポット植えイネ(Oryza sativa、品種:ほしのゆめ)稚苗1株の株元土壌に前記試験用の薬液0.5mlを施用した。2時間静置した後、1/10000aワグネルポットの湛水した土壌に移植し、温室(23℃)に置いた。処理35日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼した。これを処理区と呼ぶ。
一方、前記試験用の薬液で処理しなかったイネ稚苗を、処理区と同様に、移植し、温室に置き、幼虫を放飼した。これを無処理区と呼ぶ。
放飼6日後に供試した幼虫の生死を観察した。その観察結果から、試験例1と同様に、式1)によって死虫率、式2)によって補正死虫率を算出した。なお、試験は2反復で行った。その平均値を表30に示す。
【0135】
【表30】

【0136】
試験例3
本メソイオン化合物(化合物No.44)、イソチアニル、プロベナゾール及びオリサストロビンそれぞれ10mgを、ソルゲンTW−20(第一工業製薬製)を5%(w/v)含むアセトン(和光純薬工業製)0.2mlにそれぞれ溶解した後、所定濃度になるように水で希釈した。
本メソイオン化合物(化合物No.44)の水希釈液と、イソチアニル、プロベナゾール又はオリサストロビンの水希釈液とを混合し、試験用薬液を調製した。
2.5葉期のペーパーポット植えイネ(Oryza sativa、品種:ほしのゆめ)稚苗1株の株元土壌に前記試験用の薬液0.5mlを施用した。2時間静置した後、1/10000aワグネルポットの湛水した土壌に移植し、温室(23℃)に置いた。処理28日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼した。これを処理区と呼ぶ。
一方、前記試験用の薬液で処理しなかったイネ稚苗を、処理区と同様に、移植し、温室に置き、幼虫を放飼した。これを無処理区と呼ぶ。
放飼6日後に供試した幼虫の生死を観察した。その観察結果から、試験例1と同様に、式1)によって死虫率、式2)によって補正死虫率を算出した。なお、試験は2反復で行った。その平均値を表31に示す。
【0137】
【表31】

【0138】
試験例4
本メソイオン化合物(化合物No.4)、本メソイオン化合物(化合物No.5)、本メソイオン化合物(化合物No.42)、本メソイオン化合物(化合物No.44)、トリシクラゾール、ピロキロン及びチアジニルそれぞれ10mgを、ソルゲンTW−20(第一工業製薬製)を5%(w/v)含むアセトン(和光純薬工業製)0.2mlにそれぞれ溶解した後、所定濃度になるように水で希釈した。
本メソイオン化合物(化合物No.4)、本メソイオン化合物(化合物No.5)、本メソイオン化合物(化合物No.42)又は本メソイオン化合物(化合物No.44)の水希釈液と、トリシクラゾール、ピロキロン又はチアジニルの水希釈液とを混合し、試験用薬液を調製した。
2.5葉期のペーパーポット植えイネ(Oryza sativa、品種:ほしのゆめ)稚苗1株の株元土壌に前記試験用の薬液0.5mlを施用した。2時間静置した後、1/10000aワグネルポットの湛水した土壌に移植し、温室(23℃)に置いた。処理7日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼した。これを処理区と呼ぶ。
一方、前記試験用の薬液で処理しなかったイネ稚苗を、処理区と同様に、移植し、温室に置き、幼虫を放飼した。これを無処理区と呼ぶ。
放飼6日後に供試した幼虫の生死を観察した。その観察結果から、試験例1と同様に、式1)によって死虫率、式2)によって補正死虫率を算出した。なお、試験は2反復で行った。その平均値を表32及び表33に示す。
【0139】
【表32】

【0140】
【表33】

【0141】
試験例5
本メソイオン化合物(化合物No.1)、イソチアニル、プロベナゾール及びオリサストロビンそれぞれ10mgを、ソルゲンTW−20(第一工業製薬製)を5%(w/v)含むアセトン(和光純薬工業製)0.2mlにそれぞれ溶解した後、所定濃度になるように水で希釈した。
本メソイオン化合物(化合物No.1)の水希釈液と、イソチアニル、プロベナゾール又はオリサストロビンの水希釈液とを混合し、試験用薬液を調製した。
2.5葉期のペーパーポット植えイネ(Oryza sativa、品種:ほしのゆめ)稚苗1株の株元土壌に前記試験用の薬液0.5mlを施用した。2時間静置した後、1/10000aワグネルポットの湛水した土壌に移植し、温室(23℃)に置いた。処理2日後、イネの株元をプラスチック製カップで覆い、トビイロウンカの3齢幼虫を10頭ずつ放飼した。これを処理区と呼ぶ。
一方、前記試験用の薬液で処理しなかったイネ稚苗を、処理区と同様に、移植し、温室に置き、幼虫を放飼した。これを無処理区と呼ぶ。
放飼6日後に供試した幼虫の生死を観察した。その観察結果から、試験例1と同様に、式1)によって死虫率、式2)によって補正死虫率を算出した。なお、試験は2反復で行った。その平均値を表34に示す。
【0142】
【表34】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

[式中、
Qは、CR5=CR6、S、O又はNCH3を表し、
1は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルケニル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
nは、0〜3のいずれかの整数を表し、
2は、以下に示されるR2a、R2b、R2c又はR2d

[式中、
3a、R3b及びR3cはそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲンを置換基として有していてもよいC2−C4アルキニル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
3dは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルコキシ基を表し、
a、Xb、Xc及びXdはそれぞれ、0、1又は2を表し、
b及びZcはそれぞれ、O、S又はNR7を表し、
7は水素又はハロゲンを置換基として有していてもよいC1−C4アルキル基を表す。
なお、Xaが2である場合のR3a、Xbが2である場合のR3b、Xcが2である場合のR3c及びXdが2である場合のR3dはいずれも、互いに相異なっていてもよい。]を表し、
5は、水素又はフッ素を表し、
6は、水素、フッ素、ジフルオロメチル基又はトリフルオロメチル基を表す。
なお、nが2又は3である場合、R1は互いに相異なっていてもよい。]で示される化合物と、群(A)より選ばれる1種以上のいもち病防除化合物とを含有する有害節足動物防除組成物;
群(A):イソチアニル、プロベナゾール、チアジニル、トリシクラゾール、オリサストロビン及びピロキロンからなる群。
【請求項2】
式(I)で示される化合物と、いもち病防除化合物との重量比が、10:1〜1:100である請求項1記載の有害節足動物防除組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の有害節足動物防除組成物の有効量を、植物又は植物の栽培地に施用する工程を含む有害節足動物の防除方法。
【請求項4】
植物又は植物の栽培地が、イネ又はイネの栽培地である請求項3記載の有害節足動物の防除方法。

【公開番号】特開2012−149043(P2012−149043A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−277188(P2011−277188)
【出願日】平成23年12月19日(2011.12.19)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】