説明

有機金属モノアシルアルキルホスフィン

【課題】光開始剤であるアシルホスフィンオキシド又はアシルホスフィンスルフィドの製造のための出発材料として適する、金属化アルキルアシルホスフィンの製造方法を見出す。
【解決手段】下記の化合物は


非対称のビスアシルホスフィンオキシド及びモノアシルホスフィンオキシドの製造のための貴重な中間体である。これらの光開始剤は、酸化的乾燥系の硬化用の開始剤としても適切である。本発明の化合物は、乳化重合、粒状重合、懸濁重合の開始剤として、又は液晶のモノ−及びオリゴマーの配向状態を固定する重合の開始剤として、又は有機材料に染料を固着するための開始剤としても、また、放射線硬化性粉末被覆のラジカル光開始剤又は光開始剤系として用いることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II):
【化93】


又は、式(III):
【化94】


〔式中、
Aは、O、又はSであり;
Xは、0又は1であり;
Arは、基:
【化95】


であるか;あるいはArは、シクロペンチル、シクロヘキシル、ナフチル、アントラシル、ビフェニリル、又はO、S若しくはNを含む5若しくは6員複素環であって、基シクロペンチル、シクロヘキシル、ナフチル、アントラシル、ビフェニリル、及び5若しくは6員複素環は、非置換であるか、又はハロゲン、C−Cアルキル及び/若しくは、C−Cアルコキシで置換されており;
及びRは、互いに独立して、C−C20アルキル、OR11、CF又はハロゲンであり;
、R及びRは、互いに独立して、水素、C−C20アルキル、OR11又はハロゲンであるか;あるいは、それぞれの場合に、基R、R、R、R及びRのうち二つは、一緒になって、O、S又はNR14で中断されていることができるC−C20アルキレンを形成し;
は、非置換であるか、又はC−C24シクロアルケニル、フェニル、CN、C(O)R11、C(O)OR11、C(O)N(R14、OC(O)R11、OC(O)OR11、N(R14)C(O)N(R14)、OC(O)NR14、N(R14)C(O)OR11、シクロアルキル、ハロゲン、OR11、SR11、N(R12)(R13)若しくは
【化96】


で置換されているC−C24アルキル;
連続しないO、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はフェニル、OR11、SR11、N(R12)(R13)、CN、C(O)R11、C(O)OR11、C(O)N(R14及び/若しくは
【化97】


で置換されているC−C24アルキル;
非中断であるか、又は連続しないO、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR11、SR11若しくはN(R12)(R13)で置換されているC−C24アルケニル;
非中断であるか、又は連続しないO、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR11、SR11若しくはN(R12)(R13)で置換されているC−C24シクロアルケニル;
非置換であるか、又はアリール基においてC−C12アルキル、C−C12アルコキシ若しくはハロゲンで置換されているC−C24アリールアルキル;
非中断であるか、又はO、S及び/若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR11、SR11若しくはN(R12)(R13)で置換されているC−C24シクロアルキル;
又はC−C24アリールシクロアルキル若しくはC−C24アリールシクロアルケニルであり;
11は、H、C−C20アルキル、C−C20アルケニル、C−Cシクロアルキル、フェニル、ベンジル、又は連続しないO原子で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOH及び/若しくはSHで置換されているC−C20アルキルであり;
12及びR13は、互いに独立して、水素、C−C20アルキル、C−Cシクロアルキル、フェニル、ベンジル、又はO若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOH及び/若しくはSHで置換されているC−C20アルキルであるか;あるいはR12及びR13は、一緒になって、非中断であるか、又はO、S若しくはNR14で中断されたC−Cアルキレンであり;
は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれ以上のフェニルで置換されているC−C18アルキル;C−C18ハロゲノアルキル;O若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつOH及び/若しくはSHで置換されていることができるC−C18アルキル;非置換C−C18シクロアルキル、又はC−C20アルキル、OR11、CF若しくはハロゲンで置換されているC−C18シクロアルキル;C−C18アルケニルであるか;あるいはYは、OR11、N(R12)(R13)、又は基:
【化98】


の一つであるか;あるいはYは、シクロペンチル、シクロヘキシル、ナフチル、アントラシル、ビフェニリル、又はO、S若しくはNを含む5若しくは6員複素環であって、基シクロペンチル、シクロヘキシル、ナフチル、アントラシル、ビフェニリル、及び5若しくは6員複素環は、非置換であるか、又はハロゲン、C−Cアルキル及び/若しくは、C−Cアルコキシで置換されており;
ただし、Yは、Arと同一ではなく;化合物n−ブチル−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、i−ブチル−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド及び(2,6−ジメトキシベンゾイル)−(2,6−ジメチルベンゾイル)−(2,4,4−トリメチルペンチル)ホスフィンオキシドを除くこととし;
は、直接結合;非置換、又はフェニル置換C−C18アルキレン;非置換C−C18シクロアルキレン、又はC−C12アルキル、OR11、ハロゲン及び/若しくはフェニルで置換されているC−C18シクロアルキレン;非置換C−C18シクロアルケニレン、又はC−C12アルキル、OR11、ハロゲン及び/若しくはフェニルで置換されているC−C18シクロアルケニレン;非置換フェニレン、又はC−C12アルキル、OR11、ハロゲン、−(CO)OR14、−(CO)N(R12)(R13)及び/若しくはフェニルで1〜4回置換されているフェニレンであるか;あるいはYは、基:
【化99】


であって、これらの基は、非置換であるか、又は一方若しくは双方の芳香環においてC−C12アルキル、OR11、ハロゲン及び/若しくはフェニルで1〜4回置換されており;
は、O、S、SO、SO、CH、C(CH、CHCH、C(CF、CO又は直接結合であり;
14は、水素、フェニル、C−C12アルキル、又はO若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつOH及び/若しくはSHで置換されていることができるC−C12アルキルであり;
′及びR′は、互いに独立して、R及びRについて示されたものと同じ意味を有し;
′、R′及びR′は、互いに独立して、R、R及びRについて示されたものと同じ意味を有すか;あるいはそれぞれの場合に、基R′、R′、R′、R′及びR′のうち二つは、一緒になって、O、S又はNR14で中断されていてよいC−C20アルキレンを形成し;
は、非置換であるか、又はOR15、SR15、N(R16)(R17)、フェニル、ハロゲン、CN、−N=C=A、
【化100】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C24アルキルであるか、又はZは、O、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断され、かつOR15、SR15、N(R16)(R17)、フェニル、ハロゲン、
【化101】


で置換されていることができるC−C24アルキルであるか;あるいはZは、フェニル、CN、−N=C=A、
【化102】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C24アルコキシであるか;あるいはZは、
【化103】


であるか;あるいはZは、非置換C−C24シクロアルキル、又はC−C20アルキル、OR11、CF若しくはハロゲンで置換されているC−C24シクロアルキル;非置換C−C24アルケニル、又はC−C12アリール、CN、(CO)OR15若しくは(CO)N(R18で置換されているC−C24アルケニルであるか;あるいはZは、C−C24シクロアルケニル、又は基:
【化104】


の一つであるか;あるいはZは、アルキル基が、非中断であるか、又は連続しないO若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR15、SR15及び/若しくはハロゲンで置換されているC−C24アルキルチオであり;Z及びRは、同一ではないものとし;
ただし、RとZとは、同一ではなく;化合物ベンジル−n−ブチル−(2,6−ジメトキシベンゾイル)ホスフィンオキシド及びベンジル−n−ブチル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−ホスフィンオキシドを除くこととし;
は、O、S又はNR18aであり;
は、C−C24アルキレン;O、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断されたC−C24アルキレン;C−C24アルケニレン;O、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断されたC−C24アルケニレン;C−C24シクロアルキレン;O、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断されたC−C24シクロアルキレン;C−C24シクロアルケニレン;O、S若しくはNR14で1回若しくは1回以上中断されたC−C24シクロアルケニレンであって;基C−C24アルキレン、C−C24アルキレン、C−C24アルケニレン、C−C24シクロアルキレン及びC−C24シクロアルケニレンは、非置換であるか、又はOR11、SR11、N(R12)(R13)及び/若しくはハロゲンで置換されているか;あるいは
は、基
【化105】


の一つであって、これらの基は、非置換であるか、又は芳香環において、C−C20アルキル;連続しないO原子で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOH及び/若しくはSHで置換されているC−C20アルキル;OR11、SR11、N(R12)(R13)、フェニル、ハロゲン、NO、CN、(CO)OR11、(CO)R11、(CO)N(R12)(R13)、SO24、OSO24、CF及び/若しくはCClで置換されているか;あるいは
は、基:
【化106】


であり;
は、CH、CH(OH)、CH(CH)又はC(CHであり;
は、S、O、CH、C=O、NR14又は直接結合であり;
は、S、O、CH、CHCH、C(CH、C(CF、SO、SO又はCOであり;
及びZは、互いに独立して、CH、CHCH又はC(CHであり;
rは、0、1又は2であり;
sは、1〜12の数であり;
qは、0〜50の数であり;
t及びpは、それぞれ、0〜20の数であり;
E、G、G及びGは、互いに独立して、非置換C−C12アルキル若しくはハロゲン置換C−C12アルキル、又は非置換フェニル、又は1個若しくは1個以上のC−Cアルキルで置換されているフェニル;又はC−C12アルケニルであり;
11aは、OR15若しくは
【化107】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C20アルキルであるか;又は連続しないO原子で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR15、ハロゲン若しくは
【化108】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C20アルキルであるか;又はR11aは、C−C20アルケニル、C−C12アルキニルであるか;又はR11aは、ハロゲン、NO、C−Cアルキル、OR11若しくはC(O)OR18で1回若しくは1回以上置換されているC−C12シクロアルケニル;又はC−C16アリールアルキル若しくはC−C16アリールシクロアルキルであり;
14は、水素、フェニル、C−C12アルコキシ、C−C12アルキル、又はO若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOH及び/若しくはSHで置換されているC−C12アルキルであり;
15は、R11について示された意味の一つを有するか、又は基:
【化109】


であり;
16及びR17は、互いに独立して、R12について示された意味の一つを有するか、又は基:
【化110】


であり;
18は、水素、C−C24アルキル、C−C12アルケニル、C−Cシクロアルキル、フェニル、ベンジル;あるいはO若しくはSで1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOHで置換されているC−C20アルキルであり;
18a及びR18bは、互いに独立して、水素;OR15、ハロゲン、スチリル、メチルスチリル、−N=C=A又は
【化111】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C20アルキル;あるいは連続しないO原子で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOR15、ハロゲン、スチリル、メチルスチリル若しくは
【化112】


で1回若しくは1回以上置換されているC−C20アルキルであるか;あるいはR18a及びR18bは、C−C12アルケニル;−N=C=A又は−CH−N=C=Aで置換され、さらに、非置換であるか、又は1個若しくは1個以上のC−Cアルキルで置換されているC−C12シクロアルキルであるか;あるいはR18a及びR18bは、非置換であるか、又はハロゲン、NO、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、OR11、−N=C=A、−CH−N=C=A又はC(O)OR18で1回若しくはそれ以上置換されているC−C12アリールであるか;あるいはR18a及びR18bは、C−C16アリールアルキルであるか;あるいはR18a及びR18bは、一緒になって、C−C16アリールシクロアルキルであるか;あるいはR18a及びR18bは、互いに独立して、
【化113】


であり;
は、O、S、SO、SO、CH、C(CH、CHCH、C(CF、CO又は直接結合であり;
19、R20、R21、R22及びR23は、互いに独立して、水素、C−C20アルキル;連続しないO原子で1回若しくは1回以上中断され、かつ非置換であるか、又はOH及び/若しくはSHで置換されているC−C20アルキルであるか;あるいはR19、R20、R21、R22及びR23は、OR11、SR11、N(R12)(R13)、NO、CN、SO24、OSO24、CF、CCl、ハロゲン;あるいは非置換であるか、又はC−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシで1回若しくはそれ以上置換されているフェニルであるか;あるいは、それぞれの場合に、R19、R20、R21、R22及びR23のうち二つは、一緒になって、非中断であるか、又はO、S又はNR14で中断されたC−C20アルキレンを形成し;
24は、C−C12アルキル、ハロゲン置換C−C12アルキル、フェニル、又はOR11及び/若しくはSR11で置換されているフェニルである〕
で示される化合物。
【請求項2】
請求項1記載の式(II)の化合物を製造する方法であって、(1)式(IV):
【化114】


〔式中、Arは、請求項2に定義されたとおりであり、
Xは、Cl又はBrである〕
で示されるハロゲン化アシルと、式(V):
【化115】


〔式中、Rは、請求項2に定義されたとおりであり、
は、Na、Li又はKである〕
で示される二金属化オルガノホスフィンとの、約1:1のモル比での反応;
(2)その後の、該生成物と、式(IVa):
【化116】


〔式中、Yは、請求項1に定義されたとおりであり、
Xは、上記に定義されたとおりであり、
式(IV)のハロゲン化アシルは、式(IVa)のハロゲン化アシルと同一ではないものとする〕
で示されるハロゲン化アシルとの、約1:1のモル比での反応;そして、
(3)Aが酸素又は硫黄である式(II)の化合物を得ようとする場合は、その後の該ホスフィン化合物の酸化又は硫化、
による方法。
【請求項3】
Aが酸素であり、xが1である請求項1記載の式(II)の化合物を製造する方法であって、
(1)請求項1記載の式(I):
【化117】


〔式中、Ar、M及びRは、請求項1に定義されたとおりである〕
で示される化合物とホスゲンとの反応により、対応する塩化ホスフィン(Ii):
【化118】


を得て;
(2)その後、該塩化ホスフィン(Ii)とアルコールとの反応により、式(Iii):
【化119】


〔式中、Rは、アルコールの炭化水素基、特にC−C12アルキル、C−Cシクロアルキル、又はベンジルである〕
で示される化合物を得て;そして、
(3)得られた式(Iii)の化合物とハロゲン化アシル:
【化120】


〔式中、Yは、請求項2に定義されたとおりであり、
Xは、Cl又はBrである〕
との反応により、式(II)の化合物〔しかし、式中、ArとYとが必ずしも異ならない〕を得ること、
による方法。
【請求項4】
式(III)の化合物を製造する方法であって、
(1)式(IV):
【化121】


〔式中、Arは、請求項3に定義されたとおりであり、
Xは、Cl又はBrである〕
で示されるハロゲン化アシルと、式(V):
【化122】


〔式中、Rは、請求項3に定義されたとおりであり、
は、Na、Li又はKである〕
で示される二金属化オルガノホスフィンとの、約1:1のモル比での反応;
(2)その後の、該生成物と、式(VI)又は(VI′):
−X (VI) Z−X′ (VI′)
〔式中、Zは、請求項3に定義されたとおりであり、
Xは、上記に定義されたとおりであり、
X′は、−N=C=A、−N=C=N=Z
【化123】


又は−CHOであり、Zは、Rと同一ではないものとする〕
で示される化合物との、約1:1のモル比での反応、
及びZが、基(v)、(w)又はC−C12アルキルチオではない場合に、
(3)Aが酸素又は硫黄である式(III)の化合物を得ようとする場合は、その後の、得られたホスフィン化合物の酸化又は硫化、
による方法。
【請求項5】
請求項1記載の式(III)の化合物を製造する方法であって、
(1)式(IV):
【化124】


〔式中、Arは、請求項1に定義されたとおりであり、
Xは、Cl又はBrである〕
で示されるハロゲン化アシルと、式(VII):
【化125】


〔式中、Rは、請求項1に定義されたとおりであり、
は、請求項1に定義されたとおりであるが、RとZとは同一ではないものとする〕
で示される非対称のホスフィンとの、塩基又は有機リチウム化合物の存在下での、約1:1のモル比での反応により、対応するアシルホスフィンを得て;
(2)その後の、こうして得られたアシルホスフィンの酸化又は硫化、
による方法。
【請求項6】
Aが酸素であり、xが1である請求項1記載の式(III)の化合物を製造する方法であって、
(1)請求項1記載の式(I):
【化126】


〔式中、Ar、M及びRは、請求項1に定義されたとおりである〕
で示される化合物と、ホスゲンとの反応により、対応する塩化ホスフィン(Ii):
【化127】


を得て、
(2)その後の、該塩化ホスフィン(Ii)とアルコールとの反応により、式(Iii):
【化128】


〔式中、Rは、アルコールの炭化水素基、特にC−C12アルキル、C−Cシクロアルキル、又はベンジルである〕
で示される化合物を得て;そして、
(3)得られた式(Iii)の化合物と、有機ハロゲン化物:
−X
〔式中、Zは、請求項3に定義されたとおりであるが、式(I)からのRと同一ではなく、
Xは、Cl又はBrである〕
との反応により、式(III)の化合物を得ること、
による方法。
【請求項7】
(a)少なくとも1種類のエチレン性不飽和の光重合性化合物と、
(b)光開始剤として、請求項1記載の式(II)又は(III)で示される、少なくとも1種類の化合物と、
を含む光硬化性組成物。
【請求項8】
少なくとも1つのエチレン性不飽和二重結合を有する、不揮発性のモノマー、オリゴマー又はポリマーの化合物を光重合させる方法であって、請求項7記載の組成物に、200〜600nmの範囲の光を照射することを含む方法。
【請求項9】
着色又は着色されていない、表面コーティング、印刷インク、スクリーン印刷インク、オフセット印刷インク、フレキソ印刷インク、粉末コーティング、印刷版、接着剤、歯科材料、光学導波管、光学スイッチ、色彩試験システム、複合材料、ゲルコート、ガラス繊維ケーブルコーティング、スクリーン印刷ステンシル、レジスト材料及びカラーフィルターの製造のための;電気及び電子部品の封入のための;磁気記録材料、立体リトグラフ工程による三次元物体、写真複製、及び画像記録材料、特にホログラフィーによる記録用の画像記録材料の製造のための;脱色材料、特に画像記録材料用の脱色材料の製造のための;マイクロカプセルを用いた画像記録材料の製造のための、請求項7記載の組成物。
【請求項10】
少なくとも一の表面を請求項7記載の組成物で被覆された被覆基板。

【公開番号】特開2011−251965(P2011−251965A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−133344(P2011−133344)
【出願日】平成23年6月15日(2011.6.15)
【分割の表示】特願2001−174045(P2001−174045)の分割
【原出願日】平成13年6月8日(2001.6.8)
【出願人】(396023948)チバ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Holding Inc.
【Fターム(参考)】