説明

服用感が改善された経口用アミノ酸製剤

【課題】 慢性腎不全時のアミノ酸補給製剤について、アミノ酸自体の苦み等の異味、異風味を効率的にマスキングすることにより、服用感が改善されたアミノ酸製剤を提供すること。
【解決手段】 イソロイシン、ロイシン及びバリンからなる分岐鎖アミノ酸を1/1.2〜2.0/1〜1.2の重量比で含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸顆粒と共に、甘味料として白糖及びステビア抽出精製物を、香料としてメントール及び柑橘系香料とを、それぞれ含有することを特徴とする服用感の改善された経口用アミノ酸製剤であり、特に、アミノ酸の全含有量が、2000〜2400mgであって、分岐鎖アミノ酸の含有量が700〜800mgであることを特徴とする上服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノ酸、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)であるバリン、ロイシン、イソロイシンを始めとする異味を有するアミノ酸に由来する苦み等の異味、異風味を低減又は緩和させ、服用感を改善した経口用アミノ酸製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
アミノ酸は、栄養強化、薬用等の目的で飲食品、医薬品等に幅広く利用されている。そのなかでも特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)であるバリン、ロイシン及びイソロイシンは、生体内で合成できない必須アミノ酸であり、肝硬変等の肝疾患に有効なアミノ酸として利用されており、また、これに他の塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジン等の必須アミノ酸を加えた経口アミノ酸製剤が、腎不全用時の必須アミノ酸補給によるアミノ酸バランスの改善を目的として、特に、慢性腎不全時のアミノ酸補給製剤として使用されてきている。
【0003】
これらのアミノ酸には固有の味(異味)、風味がある。すなわち、バリン、ロイシン及びイソロイシンのBCAA、更にフェニルアラニン、トリプトファンの各アミノ酸は、特徴的な苦みを主な呈味特性とするアミノ酸であり、塩酸塩アミノ酸である塩酸リジン、塩酸ヒスチジンは、苦みと他の呈味を併せ持つアミノ酸である。また、メチオニンは特異な臭い、後味を有するアミノ酸である。
したがって、これらのアミノ酸を含有するアミノ酸製剤にあっては、苦みを始めとする固有の味、風味が強く、そのまま服用する場合は勿論のこと、他の成分と組み合わせた使用の場合であっても、全体の味、風味を損なうことになり易い。
【0004】
そのため、アミノ酸製剤の苦み等の異味、異風味等を軽減或いは緩和する技術がこれまで種々提案されてきている(特許文献1〜6)。
これらの技術は、例えば、ハーブ系又はフルーツ系の香料及び/又は香辛料を含有させたもの(特許文献1)、グルコン酸ナトリウムを一緒に含有させたもの(特許文献2)、甘味料、フレーバー及び苦味低減アミノ酸を含有させたもの(特許文献3)、トレハロースによりアミノ酸混合粉末の顆粒を被覆したもの(特許文献4)、或いはマスキング剤を使用するもの(特許文献5)などである。
【0005】
【特許文献1】特開平02−128670号公報
【特許文献2】特開2000−217547号公報
【特許文献3】特開2003−235512号公報
【特許文献4】特許第2934695号掲載公報
【特許文献5】特開2005−336078号公報
【0006】
ところで、上記した慢性腎不全時におけるアミノ酸バランスの補給製剤としてのバリン、ロイシン、イソロイシンを含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジン等の必須アミノ酸を含有してなるアミノ酸製剤は、これらの異味を有するアミノ酸に由来する苦み等の異味、異風味が強く、したがって、これらのアミノ酸混合物を顆粒とし、その顆粒表面をポリマーコーティングした上で、甘味料(白糖)、香料(メントール)を一緒に配合し、配合したアミノ酸の異味・異風味を軽減している。
【0007】
しかしながら、このような異味・異風味の軽減を施したものであっても、アミノ酸自体には独特の臭い、味があり、服用しにくいという問題点があった。
また、アミノ酸自体の独特の臭いを打ち消すためには、多量の香料(メントール)が必要であり、人によってはこの香料の香味が強すぎて、不快と感じる例もあった。
そのため、従来の技術による異味・異風味の軽減では、服用後の後味、服用感に問題があり、その服用感の更なる改善が求められているのが現状である。
【0008】
かかる問題点の改善策としては、例えば、上記した先行技術を根拠に、
(1)アミノ酸混合粉末を製剤的に被覆して、アミノ酸特有の味をマスキングする手段、
(2)一緒に配合されている甘味料、香料を検討し、服用時の味を改善する手段、
(3)苦みを抑え、また苦みを旨味に代える機能を有する添加剤を配合する手段、
等が考えられるが、これまでかかる問題点を解決した慢性腎不全時のアミノ酸バランスの改善を図るアミノ酸補給製剤は登場してきていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、かかる現状を鑑み、バリン、ロイシン、イソロイシンを含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなる慢性腎不全時のアミノ酸補給製剤について、アミノ酸自体の苦み等の異味、異風味を効率的にマスキングすることにより、服用感が改善されたアミノ酸製剤を提供することを課題とする。
【0010】
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、含有するアミノ酸をアミノ酸顆粒とし、服用時の初期段階における甘味発現に有効な白糖に加え、白糖とは甘味の発現時間が異なるステビア抽出精製物を含有させ、さらに、アミノ酸と相性の良いL−メントールと柑橘系香料を含有させることにより、上記課題を解決した、アミノ酸製剤の服用感が改善できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって本発明は、その基本は、イソロイシン、ロイシン及びバリンからなる分岐鎖アミノ酸を1/1.2〜2.0/1〜1.2の重量比で含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸顆粒と共に、甘味料として白糖及びステビア抽出精製物を、香料としてメントール及び柑橘系香料とを、それぞれ含有することを特徴とする服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。
【0012】
より具体的には、本発明は、アミノ酸の全含有量が、2000〜2400mgであって、分岐鎖アミノ酸の含有量が700〜800mgであることを特徴とする上記の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。
【0013】
より好ましくは、本発明は、アミノ酸顆粒がポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートによりコーティングされていることを特徴とする上記の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。
【0014】
また本発明は、甘味料として含有する白糖及びステビア抽出精製物が、重量比で25:1〜30:1の範囲内にあることを特徴とする上記の記載の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。
【0015】
更に本発明は、柑橘系香料がグレープフルーツ香料、オレンジ香料、レモン香料、ライム香料又は柚子香料である上記の服用感が改善された経口用アミノ酸製剤である。
【発明の効果】
【0016】
本発明により、外観・崩壊性・含量などの保存安定性を損なうことなく、特異的で不快な苦味を呈するアミノ酸を含有するアミノ酸製剤について、その服用感を改善することが可能となった。
特に、本発明においては、甘味を微量で発揮し、また持続性の甘味発現によりアミノ酸の後味を改善するステビア抽出精製物と、柑橘系香料を併用することにより、柑橘系香料の有する服用感に違和感のない苦味を連想させ、アミノ酸特有の苦味と異味を抑制させた点で、特異的なものである。
また、本発明における柑橘系香料の配合は、メントールの風味を和らげる効果を発揮するものであり、不快な苦味を呈するアミノ酸製剤に対し、従来のポリマーコーティング・メントール及び白糖添加では不十分であったアミノ酸の異味を改善するものであり、その服用感は、既存品に比較して大幅に改善する利点を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明は、その基本は、上記したように、分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンを含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸顆粒と共に、甘味料として白糖及びステビア抽出精製物を、香料としてメントール及び柑橘系香料とを、それぞれ含有することを特徴とする服用感の改善された経口用アミノ酸製剤である。
【0018】
このバリン、ロイシン、イソロイシン、塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸製剤は、「腎不全用必須アミノ酸製剤」であって、特に腎不全時のアミノ酸補給製剤、「アミユー顆粒(登録商標)」として臨床的に使用されている経口アミノ酸製剤である。
【0019】
かかる経口アミノ酸製剤は、分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの異味、異風味、更には塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジン等の必須アミノ酸の苦みに起因する、服用感が好ましくない製剤である。
そのアミノ酸の含有量は、基本的には2,500mg製剤として、以下の表1に記載する配合処方が基本となっている。
【0020】
【表1】

【0021】
本発明が提供する経口用アミノ酸製剤にあっても、上記した処方中に記載されるアミノ酸処方を基本とするものであり、したがって、以下の範囲にあるアミノ酸処方が好ましいものである。
【0022】
アミノ酸合計 2000〜2200mg中:
L−イソロイシン 195〜215mg
L−ロイシン 305〜335mg
塩酸L−リジン 275〜305mg
L−メチオニン 305〜335mg
L−フェニルアラニン 305〜335mg
L−トレオニン 135〜155mg
L−トリプトファン 65〜 80mg
L−バリン 220〜245mg
塩酸L−ヒスチジン 200〜230mg
【0023】
本経口アミノ酸製剤は、腎不全時のアミノ酸バランスの改善を図るアミノ酸補給製剤であり、バリン、ロイシン及びイソロイシンに加え、他の必須アミノ酸を配合したものであり、特にBCAAであるイソロイシン、ロイシン及びバリンからなる分岐鎖アミノ酸を1/1.2〜2.0/1〜1.2の重量比で含有するものであり、またアミノ酸の全含有量が、2000〜2400mg程度であって、BCAAの含有量が700〜800mgであることを特徴とする。
【0024】
このアミノ酸製剤は、その配合される各種アミノ酸の異味、異風味を軽減し、服用時の違和感を少なくするために、アミノ酸混合物が顆粒とされ、かつ、該顆粒が例えば、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、ポリビニルアセテートフタレート、ポリエチレングリコール(例えば、マクロゴール6000等)等によりコーティングされている。
それに加えて、甘味料として精製白糖、及び香料としてL−メントールが配合されている。
しかしながらこの場合であってもその服用感は満足するものではない。
【0025】
以下、その点を改良するべく本発明者等が検討した、服用感の改善検討を説明しながら本発明を詳細に説明していく。
【0026】
検討試験1:甘味料の検討
上記の表1に記載のアミノ酸配合処方に基づくアミノ酸顆粒に対し、有用な甘味料の調査を実施した。
使用した甘味料としては、微量添加でも強い甘味を生じるアスパルテーム、アセスルファムカリウム、サッカリンナトリウム、スクラロース、ステビア抽出精製物及びソーマチンを用いた。
その結果は、下記表2に記載の評価結果となった。
【0027】
【表2】

【0028】
上記の結果から、甘味料としては、ステビア抽出精製物を用いることが良いことが判明した。そこで具体的な甘味料として白糖(精製白糖)とステビア抽出精製物を組み合わせ検討した結果、驚くべきことに、白糖と、ステビア抽出精製物とでは甘味発現に時間的なずれがあり、アミノ酸製剤の服用時の初期段階における甘味発現には白糖が効果的であり、その後に白糖とは甘味の発現時間が異なるステビア抽出精製物の甘味が持続し、服用感が改善されることが判明した。
【0029】
このような甘味発現時間の異なる複数の甘味料を用い、アミノ酸製剤の服用感を改善させる手段は、本発明が最初であって、その点で本発明の特異性がよく理解される。
含有する白糖と、ステビア抽出精製物の配合比率は両者の甘味度によって決定され、検討の結果、白糖及びステビア抽出精製物が、重量比で25:1〜30:1の範囲内にあるのが良いことが判明した。
【0030】
検討試験2:香料の検討
次いで、香料の検討を行った。基本としては一緒に配合するメントールとの相性がよい香料としてフルーツ系香料を選定した。その中でも特にメントールとの相性が良く、更にアミノ酸の苦味と相性が良い香料として、柑橘系の香料を選定した。
柑橘系の香料としてグレープフルーツ香料、オレンジ香料、レモン香料、ライム香料、柚子香料等が上げられるが、そのなかでも特にグレープフルーツ香料、オレンジ香料、レモン香料が好ましいものであることが判明した。
【0031】
以上記載のように、本発明者等の検討によれば、イソロイシン、ロイシン及びバリンからなる3種のBCAAを1/1.2〜2.0/1〜1.2の重量比で含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸顆粒と共に、甘味料として白糖及びステビア抽出精製物を、香料としてメントール及び柑橘系香料とを、それぞれ含有することで、服用初期のアミノ酸の異味を甘味発現の速い白糖にて抑制し、更に服用後のアミノ酸による後味の悪さを甘味発現の持続性が高いステビア抽出精製物及び爽快感のあるメントールにて改善し、さらに全体のアミノ酸による苦味等を、他の矯味剤との相性を備えた柑橘系香料にて抑制した、服用感の改善された経口用アミノ酸製剤が提供されることが判明した。
【実施例】
【0032】
以下に、具体的実施例、およびその実施例に基づくアミノ酸製剤の服用官能試験の結果を示す。
実施例1:経口アミノ酸製剤の調製
上記した表1に記載の処方に基づき、L−イソロイシン、L−ロイシン、塩酸L−リジン、L−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−トレオニン、L−トリプトファン、L−バリン、L−塩酸ヒスチジンを量り、また別に結晶セルロース及びバレイショデンプンを量り、「第十五改正日本薬局方 製剤総則7.顆粒剤」の製法に従い、亜硫酸水素ナトリウム水溶液を用いて練合し、顆粒を製した。
この顆粒を流動層乾燥機に取り、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、硬化油、流動パラフィン、タルク、酸化チタン、イソプロピルアルコール及び塩化メチレンを混合して製したコーティング液をスプレーして、白色の皮膜を施し、アミノ酸顆粒を得た。
次いで、得られたアミノ酸顆粒に、更にl−メントールで芳香性のにおいをつけ、精製白糖、含水二酸化ケイ素、ステビア抽出精製物(守田化学工業社:ステビロンC)及びオレンジ香料(日本フィルメニッヒ社:オレンジデュラローム 861341 TD0594)を混合して、目的とする経口アミノ酸製剤を調製した。
【0033】
実施例2:経口アミノ酸製剤の調製
上記実施例1において、オレンジ香料の代わりにレモン香料(日本フィルメニッヒ社:レモンデュラローム 860013 TD0594)を使用して目的とする経口アミノ酸製剤を調製した。
【0034】
風味官能試験:
上記の実施例1及び実施例2で得られた経口アミノ酸製剤について、30代〜50代のパネラー27名(男性20名/女性7名)により服用感の評価試験を行った。
パネラーの年齢構成は以下のとおりである。
20歳代:2名/30歳代:10名/40歳代:11名/50歳代:4名
なお、対照の経口アミノ酸製剤として、既既存品であるアミユー顆粒(登録商標:味の素ファルマ社)の現行品を用いた。
その結果を図1にまとめて示した。
【0035】
図中に示した結果からも判明するように、本発明の実施例1(オレンジ香料:−■−)及び実施例2(レモン香料−▲−)で調製された経口アミノ酸製剤は、その服用感が既存品(−◆−)に比較して大幅に改善されていることが理解される。
この服用感の改善は、甘味料として甘味発現時間の異なる白糖及びステビア抽出精製物の2種の甘味料を使用し、そのうえで、柑橘系の香料であるオレンジ香料或いはレモン香料を使用した結果得られるものであり、極めて特異的なものであるといえる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上記載のように、本発明により、外観・崩壊性・含量などの保存安定性を損なうことなく、特異的な不快な苦味を呈するアミノ酸を含有するアミノ酸製剤について、その服用感を改善することが可能となった。
従来のアミノ酸製剤には、服用感に違和感があり、アミノ酸自体の苦み等の異味、異風味が十分にマスキングされていないものであったが、本発明により服用感が改善されたアミノ酸製剤が提供される点で、産業上の利用性は多大なものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施例1及び実施例2で得られた経口アミノ酸製剤の服用感についての官能試験の結果を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イソロイシン、ロイシン及びバリンからなる分岐鎖アミノ酸を1/1.2〜2.0/1〜1.2の重量比で含有し、さらに塩酸リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン及び塩酸ヒスチジンを含有してなるアミノ酸顆粒と共に、甘味料として白糖及びステビア抽出精製物を、香料としてメントール及び柑橘系香料とを、それぞれ含有することを特徴とする服用感の改善された経口用アミノ酸製剤。
【請求項2】
アミノ酸の全含有量が、2000〜2400mgであって、3種の分岐鎖アミノ酸の含有量が700〜800mgであることを特徴とする請求項1に記載の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤。
【請求項3】
アミノ酸顆粒がポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートによりコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤。
【請求項4】
甘味料として含有する白糖及びステビア抽出精製物が、重量比で25:1〜30:1の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の服用感の改善された経口用アミノ酸製剤。
【請求項5】
柑橘系香料がグレープフルーツ香料、オレンジ香料、レモン香料、ライム香料又は柚子香料である請求項1に記載の服用感が改善された経口用アミノ酸製剤。

【図1】
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【公開番号】特開2010−59120(P2010−59120A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−228130(P2008−228130)
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【出願人】(000000066)味の素株式会社 (887)
【Fターム(参考)】