説明

木材スライスシートの塊状体及び該塊状体を使用した日用品

【課題】檜材,杉材その他の木材の特性を活かした地球環境に優しい各種日用品を提供するための木材スライスシートの塊状体及び該塊状体を使用した日用品を提供する。
【解決手段】厚さ0.1mm〜0.5mmのペーパー状に薄くスライスした木材のスライスシートを空隙4を有する塊状に付形してなる木材スライスシートの塊状体3を基本として提供する。そして、乾燥した無節の木材をペーパー状に薄くスライスし、直径30mm〜200mmのボール状の塊に付形する。これらの木材スライスシートの塊状体3をそのまま使用してなる日用品5として、入浴時に浴槽に投入して使用する入浴剤6,たわし7,花卉保持具8,消臭剤9,防草材10,緩衝材11又は着火材12を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柱材や板材等として利用される檜材や杉材等の各種木材の表面仕上げ工程において、カンナがけによって切除される木材スライスシートや木材の間伐材の有効利用を図るとともに、各種木材の特性を活かした地球環境に優しい各種日用品を提供するための木材スライスシートの塊状体及び該塊状体を使用した日用品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
わが国における代表的な木材である檜は日本と台湾にのみ分布する木材であって、わが国では古来より最高品質の建築材として人気があり、広く使用されている。これは次のような理由による。
(1)檜が伐採後に強度を増していく材料であって高い耐久性を有すること。
(2)檜は含水率が低く、又キメが細かく湿気に強いため腐りにくいこと。
(3)檜に含まれる成分には殺虫効果があり、白アリなどの虫害に対する強さを有していること。
(4)独特の芳香を有しており、心をゆったりと落ちつかせリラックスさせる森林浴効果(フィトンチッド効果)があること。
(5)木目が美しいこと。
(6)手触りや肌触りがよいこと。
【0003】
そのため、檜材は構造材としてはもとより、内装材や化粧材として広く使用されている。特に節のない柾目の檜材は床柱、柱材、床材、壁材として人気が高い。また、檜風呂は、単に体の汚れを落とすだけではなく、心の疲れを取って気持ちをほぐすことができるため、現代の日本人にとって究極のあこがれのひとつといえるものである。
【0004】
また、近時はこれらの檜の有用性に着目して、建築材に止まらず、檜を使用した各種日用品も豊富に提供されている。例えば、檜材を粒状或いは粉状に形成し、これを不織布等の柔軟性を有するシート状物の少なくとも一面に固着した積層体(特許文献1)、通気性のよい内袋に扁平角形粒状の檜チップを充填した安眠枕(特許文献2)等が提供されている。更に、檜から抽出した精油を使用した芳香剤や消臭剤も提供されている。
【0005】
同様に杉材も独特の芳香や肌触りのよさや木目の美しさから、内装材や化粧材として広く使用されている。また、檜材や杉材に限らず、ヒバ材,ナラ材,キリ材,ケヤキ材,サワラ材等の各種の木材が木材の性質に合わせて、内装材、化粧材、構造材、家具の材料や建具の材料として広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実公平4−43309号公報
【特許文献2】実用新案登録第3068010号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
柱材や板材等の内装材や化粧材、或いは家具の材料や建具の材料として使用される木材、例えば檜材は、木目を美しく表出し、かつ、手触りや肌触りをよくするための仕上げ加工として、表面をカンナがけによって、ペーパー状に薄くスライスして切除する作業が不可欠である。従前は職人の技能としてのカンナを使用した手作業によるカンナがけが広く行われていたが、近時は電動カンナを使用した機械作業が主流となっている。このカンナがけによって、檜材の表面からはペーパー状に薄くスライスした檜のスライスシートが切除され、大量に発生することとなる。特に電動カンナを使用した場合はこれらのスライスシートは、電動カンナの切削厚さとして設定された均一の厚さを有する工業製品として大量に発生することとなる。
【0008】
これらのカンナがけによって発生した檜のスライスシートは、檜材のもっとも美しい表面を切削したものであり、前記した檜の特徴をそのまま具備している真に檜の中の檜ともいえる。しかしながら、現状では廃棄物に過ぎず、単に廃棄処分や焼却処分されているのが現状である。
【0009】
一方、特許文献1に示す積層体は、檜材を粒状或いは粉状に加工する必要があり、又特許文献2に示す安眠枕も扁平角形粒状の檜チップに加工する必要がある。よって、いずれも檜材を粒状や粉状に二次加工することによって新たな付加価値を付与するものであり、間伐材や端材の有効利用の一つの手段を提供している。
【0010】
しかしながら、粒状や粉状の檜材は限られた用途にしか使用する途がないため、間伐材や端材の有効利用を促進しているとは言い難い。また、これらの手段は、薄いシート状体である檜スライスシートの有効利用に図る手段としては適していない。更に、檜スライスシートは精油を抽出する素材としても適していない。また、檜風呂にあこがれる人は多いが、設置費用やメンテナンス等から、檜風呂を実現出来る人は少ない。
【0011】
更に、間伐材の有効利用の促進は林業業界における喫緊の課題である。檜材であっても、間伐材の有効利用の促進は十分ではなく、間伐材を単に廃棄処分や焼却処分して資源の無駄使いや地球環境に負荷を与えるのではなく、商品価値を有する製品として有効利用する手段を提供することが大きな課題となっている。これらのことは、檜材に限らず、他の杉材やヒバ材等の各種木材においても同様である。
【0012】
そこで、本発明者はこれらの事情に基づき、柱材や板材等の檜材その他の木材の表面仕上げ工程において、カンナがけによって切除される木材スライスシートや間伐材の有効利用を図るとともに、木材の特性を活かした地球環境に優しい各種日用品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明者は柱材や板材等の檜材の表面仕上げ工程において、カンナがけによって切除される木材スライスシートが木材の利点を有する極上の素材であることから、この木材スライスシートの持つ薄さを利用して有効利用を図ることができれば、間伐材を利用して木材スライスシートを製造することによって、間伐材の有効利用を図ることができることを課題として設定し、鋭意研究を重ねた。
【0014】
その結果、上記目的を達成するために、厚さ0.1mm〜0.5mmのペーパー状に薄くスライスした木材のスライスシートを空隙を有する塊状に付形してなる木材スライスシートの塊状体を基本として提供する。そして、乾燥した無節の木材をペーパー状に薄くスライスし、直径30mm〜200mmのボール状の塊に付形する。また、木材として長さ200mm〜5000mm,幅20mm〜500mm,厚さ10mm〜500mmの木材を使用し、更に、木材として、木材の間伐材を使用する。そして、木材として、檜材又は杉材を使用する。
【0015】
更に、これらの木材スライスシートの塊状体をそのまま使用してなる日用品であって、該日用品が入浴時に浴槽に投入して使用する入浴剤,たわし,花卉保持具,消臭剤,防草材,緩衝材又は着火材のいずれかである木材スライスシートの塊状体を使用した日用品を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、従来カンナ屑として廃棄処分されていた、柱材や板材等の檜材,杉材その他の木材の表面仕上げ工程におけるカンナがけによって発生した木材スライスシートや、木材の間伐材を多様な用途の日用品として有効に再利用することができる。そして、ペーパー状の木材スライスシートを空隙を有する塊状に付形して得た木材スライスシートの塊状体は、塊状をしているため、取り扱いが容易である。また、塊状体に形成された空隙によって、適度なクッション性質を有し、又空隙を利用してその内部に他の部材を保持することもできる。
【0017】
この塊状体は、檜材,杉材その他の木材の利点を活かしてそのまま各種の日用品として使用することができる。具体的には塊状体を入浴時の浴槽に投入すれば、本物の檜材の芳香によって檜風呂の雰囲気を味わうことができる。また、たわしとして浴槽内で体をこすることによって、あかすり効果とともに、檜材,杉材その他の木材の芳香を味わうことができる。更に、石けんやボディシャンプーを泡立てれば、塊状体の空隙内にこれらの泡や成分を保持してボディたわしとして体の洗浄に使用することができる。
【0018】
また、花瓶の中に塊状体を挿入・保持すれば本物の檜材,杉材その他の木材の芳香や消臭作用によって、花瓶の水の浄化剤として作用する。更に、空隙に花卉類の茎を挿入して保持することにより、花卉保持具、即ち剣山として作用する。或いは、部屋内にそのまま載置すれば、檜材,杉材その他の本物の木材が持つ芳香作用や消臭作用による部屋の消臭剤として利用できる。更に、塊状体を庭や鉢、プランターの土の表面を被覆するように載置することによって、雑草の生育を抑制する防草材として利用できる。また、塊状体は空隙によって適度なクッション性を有しているため、各種物品の輸送時における緩衝材として利用できる。更に、塊状体は乾燥して空隙を有するため、着火材としても利用できる。このように、塊状体は檜材,杉材その他の木材の持つ利点や塊状体としての形状、空隙を利用できる各種の日用品として多様に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明にかかる木材スライスシートの塊状体の製造工程の説明図。
【図2】木材スライスシートの全体斜視図。
【図3】本発明にかかる木材スライスシートの塊状体のイメージ図。
【図4】本発明にかかる木材スライスシートの塊状体の全体斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下図面に基づいて本発明にかかる木材スライスシートの塊状体及び該塊状体を使用した日用品の実施形態を説明する。図1は本発明にかかる木材スライスシートの塊状体の製造工程の説明図である。先ずステップAで檜材,杉材その他の木材を準備する。図示例では、木材として檜材1を使用して説明する。木材としては、檜材や杉材に限らず、ヒバ材,ナラ材,キリ材,ケヤキ材,サワラ材等の各種の木材の性質に合わせて、広く利用することができる。好ましくは、芳香性を有する木材を使用することが適当である。
【0021】
檜材1は間伐材を利用することが適当であるが、柱材や板材等に使用する檜材を使用することもできる。なお、檜材1は樹皮を剥ぎ、角材や板材としておく。具体的には檜材1として、長さ200mm〜5000mm,幅20mm〜500mm,厚さ10mm〜500mmであって、無節のものが適当である。節があると檜スライスシートとした場合に節部分で割れる可能性があるためである。勿論、節が存在することを排除するものではなく、加工に影響を与えない節であれば節のある檜材1も使用することができる。
【0022】
次にステップBに示すスライス工程において、檜材1を電動カンナ等を使用して、ペーパー状に薄くスライスし、ステップC及び図2に示す檜スライスシート2を得る。得られた檜スライスシート2は図2に示すように、厚さ0.1mm〜0.5mm,長さLが200mm〜5000mm,幅Wが20mm〜500mmの薄いペーパー状を呈している。そして、檜材1として間伐材を使用する場合は、檜材1の全量をスライスすればよい。また、檜材1として柱材や床材として使用する建築材を使用する場合は、表面仕上げ分のみをスライスする。このように檜材1として柱材等を使用する場合は、質のよい檜スライスシート2を得ることができる。なお、電導カンナを使用することなく、手作業によるカンナがけでスライスしてもよい。
【0023】
次に、この檜スライスシート2をステップDに示す付形工程において付形し、ステップE及び図3,図4に示す空隙4を有する塊状体3に付形する。付形する手段は特に限定はないが、檜スライスシート2を手で塊状に丸めて檜スライスシート2の繊維を適宜損壊して付形し、その塊状を保持することのできる袋体等の容器の中に保持すれば、そのままの塊状体に付形されて保持される。塊状体3の形態としては特に限定はないが、例えば、直径30mm〜200mmのボール状の塊に付形する。或いは、ボール状に限らず、角形,ラグビーボール状,ピラミッド型,円柱状,角柱状,動物型,人型等任意の立体的形状に付形すればよい。また、塊状体3のサイズに特定はなく、用途に応じて大小のサイズを決定すればよい。そして、この塊状体3は内部に空隙4が形成されており、高い透気性とクッション性を有する。
【0024】
なお、檜スライスシート2を塊状体3に付形するに際して、天然素材からなる接着剤を檜スライスシート2に塗布してから、付形するようにしてもよく、その付形手段に限定はない。なお、檜材1に限らず、他の杉材やヒバ材その他の木材であっても同様の工程にて塊状体3を得ることができる。
【0025】
このようにして、製造された檜スライスシートの塊状体3は、ステップFに示すように、そのまま各種の日用品5として使用することができる。即ち、本発明が対象とする日用品5は檜スライスシートの塊状体3を新たに加工や成形することなく、そのままの形で使用することができるものである。日用品5の具体例としては、ステップGに示すように、入浴時に浴槽に投入して使用する入浴剤6,たわし7,花卉保持具8,消臭剤9,防草材10,緩衝材11,着火材12として使用できる。その概要は次の通りである。
【0026】
[入浴剤]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、浴槽の湯の中にそのまま投入すれば、入浴剤6として使用することができる。湯の中で、塊状体3のままで、又は塊状体3から檜スライスシート2に展開して浮遊することにより、天然の檜の香りを楽しむことができるとともに、その成分が湯に溶出し、しかも天然の檜の手触りを楽しむこともでき、多方面から檜風呂を楽しむことができる。また、乾燥させることにより、繰り返して使用することができる。
【0027】
[たわし]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、人体洗浄用或いは物品洗浄用のたわし7として、そのまま使用することができる。即ち、塊状体3として手で持ち、そのままで、或いは石鹸をつけて揉むことにより、柔らかな泡を作ることができ、カラダの各所を洗浄することができる。洗浄後はほのかな檜の香りが体に残る。なお、人体に限らず、食器その他の物品洗浄用のたわし7としても使用することができる。
【0028】
[花卉保持具]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、花瓶の中に載置することにより、花卉保持具8として、そのまま使用することができる。即ち、花瓶の中に挿入して載置した花卉保持具8の空隙4の間に切り花等の花卉類の茎や根を挿入して支持させることにより、剣山と同様に花卉類を保持することができる。同時に花瓶の中の水の浄化剤として機能し、水が腐りにくくなるとともに、その交換回数を減らすことができる。
【0029】
[消臭剤]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、部屋の中や押し入れ,冷蔵庫,戸棚,靴箱,靴の中等に収納して載置することにより、消臭剤9として、そのまま使用することができる。併せて除湿剤としても機能する。
【0030】
[防草材]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、鉢植えや花壇の土の上へ敷くことで、防草材10としてそのまま使用することができて、草が生えることを防止できる。更に、防草材10として鉢植えや花壇の土の上へ敷くことで水やりの水跳ね防止になり、茎や幹へ土が跳ねて付かないので、茎や幹が腐るのを防止でき、又土に日光が当たるのを防止し、根焼けを防止することができるとともに、適度な保湿ができる。
【0031】
[緩衝材]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、適度のクッション性を有するため、各種製品を輸送や保管する際に、その容器内に充填することにより、緩衝材11としてそのまま使用することができる。
【0032】
[着火材]
檜スライスシート2の塊状体3からなる日用品5は、適度の空隙を有して乾燥しているため、アウトドアにおける調理やたき火に際して木材や炭の着火材12としてそのまま使用することができる。
【0033】
また、上記した例に限定されるることなく、檜スライスシート2の塊状体3をそのまま使用できるものであれば、各種の日用品5として多用途に使用することができる。なお、檜材1に限らず、他の杉材やヒバ材その他の木材から製造した塊状体3であっても同様に各種日用品として利用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明によれば、従来カンナ屑として廃棄処分されていた、檜材,杉材その他の木材の柱材や板材等の表面仕上げ工程におけるカンナがけによって発生した木材スライスシートや、木材の間伐材を多様な用途の日用品として有効に再利用することができる。そして、ペーパー状の木材スライスシートを空隙を有する塊状に付形して得た檜スライスシートの塊状体は、塊状をしているため、取り扱いが容易である。また、塊状体に形成された空隙によって、適度なクッション性質を有し、又空隙を利用してその内部に他の部材を保持することもできる。
【0035】
この塊状体は、檜材,杉材その他の木材の利点を活かしてそのまま各種の日用品として使用することができる。具体的には塊状体を入浴時の浴槽に投入すれば、本物の檜材の芳香によって檜風呂の雰囲気を味わうことができる。また、たわしとして浴槽内で体をこすることによって、あかすり効果とともに、檜材,杉材その他の木材の芳香を味わうことができる。更に、石けんやボディシャンプーを泡立てれば、塊状体の空隙内にこれらの泡や成分を保持してボディたわしとして体の洗浄に使用することができる。
【0036】
また、花瓶の中に塊状体を挿入・保持すれば本物の檜材,杉材その他の木材の芳香や消臭作用によって、花瓶の水の浄化剤として作用する。更に、空隙に花卉類の茎を挿入して保持することにより、花卉保持具、即ち剣山として作用する。或いは、部屋内にそのまま載置すれば、本物の檜材,杉材その他の木材が持つ芳香作用や消臭作用による部屋の消臭剤として利用できる。更に、塊状体を庭や鉢、プランターの土の表面を被覆するように載置することによって、雑草の生育を抑制する防草材として利用できる。また、塊状体は空隙によって適度なクッション性を有しているため、各種物品の輸送時における緩衝材として利用できる。更に、塊状体は乾燥して空隙を有するため、着火材としても利用できる。このように、塊状体は檜材,杉材その他の木材の持つ利点や塊状体としての形状、空隙を利用できる各種の日用品として多様に利用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1…檜材
2…檜スライスシート
3…塊状体
4…空隙
5…日用品
6…入浴剤
7…たわし
8…花卉保持具
9…消臭剤
10…防草材
11…緩衝材
12…着火材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペーパー状に薄くスライスした木材のスライスシートを空隙を有する塊状に付形してなることを特徴とする木材スライスシートの塊状体。
【請求項2】
厚さ0.1mm〜0.5mmのペーパー状に薄くスライスした木材のスライスシートを空隙を有する塊状に付形してなることを特徴とする木材スライスシートの塊状体。
【請求項3】
乾燥した無節の木材をペーパー状に薄くスライスした請求項1又は2記載の木材スライスシートの塊状体。
【請求項4】
直径30mm〜200mmのボール状の塊に付形してなる請求項1,2又は3記載の木材スライスシートの塊状体。
【請求項5】
木材として長さ200mm〜5000mm,幅20mm〜500mm,厚さ10mm〜500mmの木材を使用する請求項1,2,3又は4記載の木材スライスシートの塊状体。
【請求項6】
木材として、木材の間伐材を使用する請求項1,2,3,4又は5記載の木材スライスシートの塊状体。
【請求項7】
木材として、檜材又は杉材を使用する請求項1,2,3,4,5又は6記載の木材スライスシートの塊状体。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の木材スライスシートの塊状体をそのまま使用してなる日用品であって、該日用品が入浴時に浴槽に投入して使用する入浴剤,たわし,花卉保持具,消臭剤,防草材,緩衝材又は着火材のいずれかである木材スライスシートの塊状体を使用した日用品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−66526(P2012−66526A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214402(P2010−214402)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(310020541)
【Fターム(参考)】