説明

木製壁

【課題】剛性を向上することができる木製壁を得ることを目的とする。
【解決手段】横木材20の一方の側面20S1側には、複数の第1縦木材30Xが配置されている。複数の第1縦木材30Xは複数の横木材20と格子状に連結されており、これらの横木材20及び第1縦木材30Xによって木製壁10の表面側に複数の第1格子枠42Xが形成されている。また、複数の横木材20の他方の側面20S2側には、複数の第2縦木材30Yが配置されている。複数の第2縦木材30Yは複数の横木材20と格子状に連結されており、これらの横木材20及び第2縦木材30Yによって木製壁10の裏面側に複数の第2格子枠42Yが形成されている。これらの第1格子枠42X及び第2格子枠42Yに、第1パネル材40X及び第2パネル材40Yが適宜取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木製壁に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の縦鋼材と、これらの縦鋼材と格子状に連結された複数の横鋼材と、縦鋼材及び横鋼材によって形成された格子枠に設けられた鋼板とを備えた鋼製の耐力壁(補強壁)が知られている(例えば、特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−88632号公報
【特許文献2】特開2007−16547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、間仕切り壁や意匠壁、耐力壁等を木材で形成することが考えられる。しかしながら、木材では、十分な剛性を確保することが困難な場合がある。
【0005】
本発明は、上記の事実を考慮し、剛性を向上することができる木製壁を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載に木製壁は、柱の間に架設されて架構を構成する上下の水平部材の間に、上下方向に間隔を空けて設けられた複数の横木材と、前記横木材の表裏面側に配置され、該横木材と格子状に連結された複数の縦木材と、前記横木材及び前記縦木材によって該横木材の表裏面側に形成された格子枠に取り付けられたパネル材と、を備えている。
【0007】
請求項1に係る木製壁によれば、複数の横木材の表裏面側に複数の縦木材が配置されている。複数の横木材と複数の縦木材とは格子状に連結されており、これらの横木材及び縦木材によって横木材の表裏面側に格子枠が形成されている。これらの格子枠にパネル材が取り付けられている。
【0008】
このように本発明では、複数の横木材の表裏面側に複数の縦木材を配置したことにより、木製壁の軸剛性が向上する。また、横木材の表裏面側に形成された格子枠の各々にパネル材を取り付けることができるため、木製壁のせん断剛性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記の構成としたので、木製壁の剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る木製壁を示す正面図である。
【図2】(A)は図1の2−2線断面図であり、(B)は図2(A)に相当する分解断面図である。
【図3】(A)は図1の3−3線断面図であり、(B)は図3(A)に相当する分解断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】(A)は本発明の一実施形態に係る木製壁の変形例を示す拡大正面図であり、(B)は図5(A)の5B−5B線断面図である。
【図6】(A)は本発明の一実施形態に係る木製壁の変形例を示す拡大正面図であり、(B)は図6(A)の6B−6B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る木製壁について説明する。なお、各図において、適宜示される矢印Hは木製壁の高さ方向(上下方向)を示し、矢印Wは木製壁の幅方向を示し、矢印Dは木製壁の厚さ方向(面外方向)を示している。
【0012】
先ず、本実施形態に係る木製壁の概略構成について説明する。
【0013】
図1には、本実施形態に係る木製壁10が示されている。木製壁10は、水平部材としての上下の梁12の間に、梁12の長手方向を幅方向(矢印W方向)として配置されており、その上端部及び下端部がガセットプレート14を介して上下の梁12に接合されている。上下の梁12はH形鋼で形成されており、図示しない一対の柱間に架設されてこれらの柱と共に架構(ラーメン架構)を構成している。
【0014】
木製壁10は、複数の横木材20と、縦木材としての複数の第1縦木材30Xと、縦木材としての複数の第2縦木材30Y(図2(A)参照)と、パネル材としての複数の第1パネル材40Xと、パネル材としての複数の第2パネル材40Y(図2(A)参照)とを備えている。
【0015】
複数の横木材20は、木製壁10の幅方向を長手方向とすると共に、木製壁10の高さ方向(矢印H方向)に所定の間隔を空けて配置されている。これらの横木材20の一方の側面(表面)20S1側には、複数の第1縦木材30Xが配置されている。これらの第1縦木材30Xは、木製壁10の高さ方向を長手方向とすると共に、木製壁10の幅方向に所定の間隔を空けて配置されている。これらの横木材20と第1縦木材30Xとは格子状に連結されている。これにより、木製壁10の表面側に、横木材20及び第1縦木材30Xで囲まれた複数の第1格子枠42Xが形成されている。これらの第1格子枠42Xには、矩形板状の第1パネル材40Xが適宜取り付けられている。なお、第1パネル材40Xが取り付けられていない第1格子枠42Xは、開口44とされている。
【0016】
一方、図2(A)及び図3(A)に示されるように、複数の横木材20の他方の側面(裏面)20S2側には、複数の第2縦木材30Yが配置されている。複数の第2縦木材30Yは、木製壁10の高さ方向を長手方向とすると共に、第1縦木材30Xの各々と対向するように木製壁10の幅方向に所定の間隔を空けて配置されている。つまり、複数の第2縦木材30Yは、横木材20を挟んで複数の第1縦木材30Xの各々と対向して配置されている。これらの横木材20と第2縦木材30Yとは格子状に連結されている。これにより、木製壁10の裏面側に、横木材20及び第2縦木材30Yで囲まれた複数の第2格子枠42Yが形成されている。これらの第2格子枠42Yには、矩形板状の第2パネル材40Yが適宜取り付けられている。なお、第1パネル材40Xが取り付けられていない第2格子枠42Yは、開口44とされている。
【0017】
次に、本実施形態に係る木製壁を構成する主要部材の構成について詳説する。
【0018】
図2(B)に示されるように、横木材20の一方の側面20S1には、複数の横木側切欠き部22Xが形成されている。これらの横木側切欠き部22Xは、横木材20の長手方向に所定の間隔を空けて形成されている。また、各横木側切欠き部22Xは、その側壁に形成された段部22Aと、段部22Aよりも底壁側に形成された底側切欠き部22Bと、段部22Aよりも横木材20の側面20S1側に形成され、底側切欠き部22Bよりも開口幅が広い開口側切欠き部22Cとを有している。
【0019】
横木材20の上面20Uにおける側面20S1側の端部には、第1パネル材40Xの下端部を支持するパネル支持部24Xが形成されている。パネル支持部24Xは、隣接する横木側切欠き部22Xに渡って形成されており、底面24Aと、横木材20の長手方向に延びると共に底面24Aと横木材20の上面20Uとの間に段差を形成する段部24Bとを有している。この段部24Bに第1パネル材40Xの下端部が係止されるようになっている。
【0020】
これと同様に、図3(B)に示されるように、横木材20の下面20Lにおける側面20S1側の端部には、第1パネル材40Xの上端部を支持するパネル支持部26Xが形成されている。このパネル支持部26Xの構成はパネル支持部24Xの構成と同じとされており、底面26Aと、横木材20の長手方向に延びると共に底面26Aと横木材20の下面20Lとの間に段差を形成する段部26Bとを有している。この段部26Bに第1パネル材40Xの上端部が係止されるようになっている。
【0021】
一方、図2(B)に示されるように、横木材20の他方の側面20S2には、複数の横木側切欠き部22Yが形成されている。これらの横木側切欠き部22Yは、横木材20の一方の側面20S1に形成された各横木側切欠き部22Xと向かい合うように形成されている。また、図3(B)に示されるように、横木材20の側面20S2の端部における上面20U及び下面20Lには、第2パネル材40Yを支持するパネル支持部24Y,26Yがそれぞれ形成されている。これらの横木側切欠き部22Y、及びパネル支持部24Y,26Yは、横木側切欠き部22X及びパネル支持部24X,26Xと同じ構成とされている。
【0022】
ここで、横木材20の一方の側面20S1側には第1縦木材30Xが配置されており、横木材20の他方の側面20S2側には第2縦木材30Yが配置されている。これらの第1縦木材30X及び第2縦木材30Yの構成は同じとされており、横木材20の材軸に対して線対称に配置されている。なお、以下では、第1縦木材30Xの構成について説明し、第2縦木材30Yの構成の説明は適宜省略する。
【0023】
図2(B)に示されるように、第1縦木材30Xの一方の側面30S1における横木材20側には、第1パネル材40Xの側端部を支持するパネル支持部36が形成されている。パネル支持部36は、第1縦木材30Xの長手方向の全長に渡って形成されており、底面36Aと、第1縦木材30Xの長手方向に延びると共に底面36Aと第1縦木材30Xの側面30S1との間に段差を形成する段部36Bとを有している。これと同様に、第1縦木材30Xの他方の側面30S2における横木材20側には、パネル支持部36が形成されている。これらのパネル支持部36の段部36Bに第1パネル材40Xの各側端部が係止されるようになっている。
【0024】
また、図3(B)に示されるように、横木材20の側面20S1と対向する第1縦木材30Xの対向面30Tには、複数の縦木側切欠き部32が形成されている。複数の縦木側切欠き部32は、第1縦木材30Xの長手方向に所定の間隔を空けて形成されている。これらの縦木側切欠き部32と横木材20の側面20S1に形成された横木側切欠き部22Xの底側切欠き部22B(図2(B)参照)とを互いに嵌め合わせることにより、第1縦木材30Xと横木材20とが連結されると共に、連結された第1縦木材30X及び横木材20によって横木材20の一方の側面20S1側に第1格子枠42Xが形成されている。
【0025】
また、縦木側切欠き部32と横木側切欠き部22Xの底側切欠き部22Bとを互いに嵌め合わせたときに、横木側切欠き部22Xの開口側切欠き部22C内に縦木材30Xの側面30S1,30S2が挿入されると共に、パネル支持部24X,26Xの段部24B,26Bに対し、パネル支持部36の段部36Bが対向するようになっている。これらの段部24B,26Bと段部36Bとの間で第1パネル材40Xの外周部を把持することにより、第1格子枠42Xに第1パネル材40Xが固定されている。
【0026】
これと同様に、第2縦木材30Yの縦木側切欠き部32と横木材20の側面20S2に形成された横木側切欠き部22Yの底側切欠き部22Bとを互いに嵌め合わせることにより、第2縦木材30Yと横木材20とが連結されると共に、連結された第2縦木材30Y及び横木材20によって横木材20の他方の側面20S2側に第2格子枠42Yが形成されている。これらの第2格子枠42Yに、第2パネル材40Yが適宜取り付けられている。
【0027】
なお、図1に示されるように、第1縦木材30X及び第2縦木材30Yと横木材20との連結部(交差部)は、座金54を介してボルト50及びナット52によって適宜連結されている。
【0028】
図4に示されるように、木製壁10の上端部を構成する横木材60は、幅方向の中央部で2つの横材60A,60Bに分割されており、これらの横材60A,60Bの間にガセットプレート14が配置されている。このガセットプレート14は、ボルト50及びナット52によって横材60A,60B、第1縦木材30X、及び第2縦木材30Yと連結されている。また、ガセットプレート14の上端部は、梁12の下側のフランジ部12Fに溶接等で接合されている。これにより、木製壁10の上端部が梁12と接合されている。これと同様に、図1に示されるように、木製壁10の下端部は、ガセットプレート14を介して下の梁12に接合されている。
【0029】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0030】
本実施形態に係る木製壁10によれば、複数の横木材20の側面20S1側に複数の第1縦木材30Xが配置されると共に、複数の横木材20の側面20S2側に複数の第2縦木材30Yが配置されている。これらの横木材20と第1縦木材30Xとは格子状に連結されている。これにより、木製壁10の表面側に、横木材20と第1縦木材30Xとで囲まれた複数の第1格子枠42Xが形成されており、これらの第1格子枠42Xに第1パネル材40Xが適宜取り付けられている。これと同様に、複数の横木材20と複数の第2縦木材30Yとは格子状に連結されている。これにより、木製壁10の裏面側に、横木材20と第2縦木材30Yとで囲まれた複数の第2格子枠42Yが形成されており、これらの第2格子枠42Yに第2パネル材40Yが適宜取り付けられている。
【0031】
このように本実施形態に係る木製壁10では、横木材20の両方の側面20S1,20S2側に第1縦木材30X及び第2縦木材30Yをそれぞれ設けたことにより、横木材20の一方の側面20S1(又は側面20S2)側にのみ第1縦木材30X(又は第2縦木材30Y)を設けた構成と比較して、木製壁10の軸剛性が向上する。
【0032】
更に、横木材20の両方の側面20S1,20S2側に第1縦木材30X及び第2縦木材30Yをそれぞれ設けたことにより、木製壁10の表面側及び裏面側に第1格子枠42X及び第2格子枠42Yがそれぞれ形成される。これにより、木製壁10の表面側及び裏面側に第1パネル材40X及び第2パネル材40Yをそれぞれ取り付けることができる。従って、横木材20の一方の側面20S1(又は側面20S2)側にのみ第1縦木材30X(又は第2縦木材30Y)を設けた構成と比較して、第1パネル材40X及び第2パネル材40Yの設置可能枚数が増加するため、木製壁10のせん断剛性を向上させることができる。
【0033】
また、本実施形態では、例えば、横木材20に形成された横木側切欠き部22Xの底側切欠き部22Bと第1縦木材30Xに形成された縦木側切欠き部32とを互いに嵌め合わせることにより、横木材20と第1縦木材30Xとを連結するため、継手金物等が不要になる。従って、施工性が向上する。
【0034】
更に、第1パネル材40X及び第2パネル材40Yを取り付ける第1格子枠42X及び第2格子枠42Yを適宜選択することにより、意匠性、採光性、通風性等を向上することができる。しかも、木製壁10は文字通り木製であるため、仕上げ材等を省略できると共に、環境負荷を低減することができる。
【0035】
次に、上記実施形態に係る木製壁の変形例について説明する。
【0036】
上記実施形態では、例えば、横木材20に形成されたパネル支持部24X,26Xの段部24B,26Bと第1縦木材30Xに形成されたパネル支持部36の段部36Bとの間で第1パネル材40Xの外周部を把持することにより、第1格子枠42Xに第1パネル材40Xを固定したがこれに限らない。例えば、横木材20及び第1縦木材30Xに第1パネル材40Xを釘やビス、ボルト等で接合することにより、第1格子枠42Xに第1パネル材40Xを取り付けても良い。
【0037】
具体的には、図5(A)及び図5(B)に示される変形例では、第1パネル材80Xは、隣接する横木材70の一方の側面(表面)70S1間に渡って配置されており、その上端部及び下端部が各側面70S1に釘82によって接合されている。また、第1パネル材80Xは隣接する第1縦木材72X間に渡って配置されており、横木材70の側面70S1と対向する第1縦木材72Xの対向面72Tに対し、その両側部が釘82によって接合されている。これと同様に、第2パネル材80Yは、横木材70の側面70S2、及び当該側面70S2と対向する第2縦木材72Yの対向面72Tに釘82によって接合されている。これにより、横木材70及び第1縦木材72Xによって形成された第1格子枠74Xに第1パネル材80Xが取り付けられると共に、横木材70及び第2縦木材72Yによって形成された第2格子枠74Yに第2パネル材80Yが取り付けられている。
【0038】
また、図6(A)及び図6(B)に示される変形例では、第1パネル材84Xは、隣接する横木材70の側面70S1間に渡って配置されると共に、隣接する第1縦木材72Xの対向面72T間に渡って配置されており、その各角部が横木材70の側面70S1と第1縦木材72Xの対向面72Tとの間に配置されている。これと同様に、第2パネル材84Yは、隣接する横木材70の側面70S2間に渡って配置されると共に、隣接する第2縦木材72Yの対向面72T間に渡って配置されており、その各角部が横木材70の側面70S2と第2縦木材72Yの対向面72Tとの間に配置されている。
【0039】
これらの第1パネル材84X及び第2パネル材84Yの各角部には、横木材70と第1縦木材72X及び第2縦木材72Yとの交差部を貫通するボルト86が貫通されている。このボルト86及びナット88によって、横木材70及び第1縦木材72Xによって形成された第1格子枠74Xに第1パネル材84Xが取り付けられると共に、横木材70及び第2縦木材72Yによって形成された第2格子枠74Yに第2パネル材84Yが取り付けられている。
【0040】
なお、第1パネル材84Xが取り付けられていない第1格子枠74Xでは、横木材70と第1縦木材72Xとの間に板状のスペーサ90が適宜配置されている。これと同様に、第2パネル材84Yが取り付けられていない第2格子枠74Yでは、横木材70と第2縦木材72Yとの間に板状のスペーサ90が適宜配置されている。
【0041】
また、上記実施形態では、鉄骨造の上下の梁12の間に木製壁10を配置したが、コンクリート造、鉄筋コンクリート造等の梁の間に木製壁10を配置しても良い。また、上記実施形態では、水平部材としての上下の梁12の間に木製壁10を配置したが、水平部材としての上下の床スラブの間に木製壁10を配置しても良いし、梁12と床スラブとの間に木製壁10を配置しても良い。
【0042】
更に、上記実施形態に係る木製壁10は、間仕切り壁や意匠壁、耐力壁等の種々の壁に適用可能である。
【0043】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0044】
10 木製壁
12 梁(水平部材)
20 横木材
30X 第1縦木材(縦木材)
30Y 第2縦木材(縦木材)
40X 第1パネル材(パネル材)
40Y 第2パネル材(パネル材)
42X 第1格子枠(格子枠)
42Y 第2格子枠(格子枠)
60 横木材
70 横木材
72X 第1縦木材(縦木材)
72Y 第2縦木材(縦木材)
74X 第1格子枠(格子枠)
74Y 第2格子枠(格子枠)
80X 第1パネル材(パネル材)
80Y 第2パネル材(パネル材)
84X 第1パネル材(パネル材)
84Y 第2パネル材(パネル材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柱の間に架設されて架構を構成する上下の水平部材の間に、上下方向に間隔を空けて設けられた複数の横木材と、
前記横木材の表裏面側に配置され、該横木材と格子状に連結された複数の縦木材と、
前記横木材及び前記縦木材によって該横木材の表裏面側に形成された格子枠に取り付けられたパネル材と、
を備える木製壁。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2013−96085(P2013−96085A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237499(P2011−237499)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000003621)株式会社竹中工務店 (1,669)
【Fターム(参考)】