説明

本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する方法と装置並びにそのような装置を備える本最終仕上げ通路

【課題】本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する方法と装置並びにそのような装置を備える本最終仕上げ通路を提供する。
【解決手段】供給堆積物(1)に対する表紙情報を備える供給堆積物の未知或いは公知の順番に重なっている本表紙(2.1−2.m)を編成させ、供給堆積物の本表紙が同じ表紙フォーマットを有し、次に挙げられた方法工程で一つの終了信号まで変更されない順番で供給堆積物の本表紙をばらばらにして、ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を搬送させ、各ばらばらになった本表紙の一つの標識(40)を認識し、各標識から表紙情報を読み取りそして表紙情報を中間記憶させ、一つの検出された堆積物(7)を形成するためにばらばらにする順番にばらばらになった本表紙を重ねて堆積させ、検出された堆積物を確認する標識を中間記憶された表紙情報に記憶させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する請求項1に記載の方法と請求項6に記載の装置並びにそのような装置を備える請求項12に記載の本最終仕上げ通路に関する。
【0002】
公知の本最終仕上げ通路は一時的に前後にそれぞれに一つの本ブロックと一つの本に対する一つの本表紙とを組合せる。
【0003】
まず最初に本ブロックと本表紙とが通常には別の機械で製造される。公知の本最終仕上げ通路には、本ブロックが付属の本表紙から離れて開始するように丸め、締付け、背面貼付け、ヘッドバンドなどの加工ステーションを通過する。本ブロックと本表紙との重複と呼ばれた統合が引き続いて表紙付け機で行われ、表紙付け機が重複用の本最終仕上げ通路の製造ユニットとして理解される。
【0004】
表紙付け機に本ブロックが到達されることは、例えば欧州特許第1780037号明細書(特許文献1)から知られていて、鞍プレート上に馬乗りに座って縦方向に側面貼付け部の傍を通過される。
【0005】
供給レールによって且つスライダによって本表紙が側面貼付け部の上部に水平に供給されて、到達する本ブロックの上に位置決めされる。引き続いて、駆動体が本表紙を受けられ、これを適切に本ブロックと組合せることは、欧州特許第1780038号明細書(特許文献2)から知られている。
【0006】
公知の本最終仕上げ通路には、平均的或いは大きなカバーとして本の加工から出発される。したがって、連続の複数の本ブロックのために、同様に多くの本表紙が既に位置する。この場合に一つのカバーの内部に本が構成されるから、順番に注意する必要がない。
【0007】
具現化された本、例えば写真本の製造の場合には、本ブロック及び本表紙が一通だけの書類(正本)である。一般に具現化された本或いは小さいカバーや最小カバーの製造の場合には、本表紙と本ブロックの明白な選別は決定的な基準である。機械に摩擦なしに進行するために、本表紙或いは本ブロックが制御機能を受けられる。それ故に、遅れた本の一部が本最終仕上げ通路に送られ、その一部と遅れた本の他の部分を結合すべきである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許第1780037号明細書
【特許文献2】欧州特許第1780038号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
これから、この課題は、本最終仕上げ通路において一つの小さいカバーや最小カバーの本の一部の適切且つ柔軟な合併と結合すべき部分の出来るだけ経済的且つ確実な配分とを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この課題は、本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する請求項1に記載の方法と請求項6に記載の装置並びにそのような装置を備える請求項12に記載の本最終仕上げ通路によって解決される。好ましい実施態様は、それぞれに従属請求項に記載されている。
【0011】
本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する方法では、未知或いは公知の順番に重なっている本表紙と未知の表紙情報とを一つの供給堆積物に編成することが行われる。この場合に供給堆積物の本表紙が強制的に同じ表紙フォーマットの観察された供給堆積物の一つのあらゆる本表紙を有する。さらに、引き続いて或いは堆積物形成中に、供給堆積物の本表紙をばらばらにしてばらばらにされた本表紙で搬送し、終了信号まで、次の前記方法行程で変更しない順番に搬送することが行われる。
【0012】
ばらばらにされた本表紙が数えられる。一つの目印(標識)がばらばらにされた本表紙毎に認識され、それぞれの標識から成る表紙情報が読み取られる。その上、表紙情報の中間記憶が行われる。ばらばらにされた本表紙はばらばらの順番で一つの検出された堆積物を形成するように下ろされ、検出された堆積物を確認する一つの標識を中間記憶された表紙情報に記憶することが行われる。
【0013】
通常には方法の開始の前に外部で製造された本表紙が堆積物に供給され、その本表紙が例えばタイトルを印刷された外面を上方或いは下方に向けて包装されている。供給状態に応じて本表紙の順番が上昇するか、或いは下降する。印刷された外面が後で本の印刷された外面でもあるべきである。印刷された外面は標識を有する。標識は例えば本表紙のフォーマットのような本表紙情報を含有する。
【0014】
標識、例えばバーコードは、通常には標識が表紙情報としてフォーマット、材料及び顧客情報を含んでいるように創作されている。そのようなコードの構成は、使用されたバーコード基準と顧客特殊要件とに依存している。この構成は複数部分から構成される。例えば第一部分は、さらに一つの個人的構成種類を含んでいる顧客データにより得られたフォーマットと材料の記述を記録するコード化を含んでいる。フォーマットや材料に基づく製造すべき製品の予備選別によって、シークエンスとして理解すべき供給堆積物が同じフォーマットに構成されるから、これら情報が本を経済的に製造するために利用できる。顧客データにより好ましく次にばらばらに一つの個人的表紙構成が制御され得て、重複直前に製造すべきである。バーコードの外に、専門家に知られた他の標識が考慮でき、この標識は画像認識或いは本文認識用の装置によって読み取られ得る。さらに、標識もRFID(無線周波数識別)或いは磁気情報担体によって可能である。
【0015】
供給堆積物が例えば手動作業行程で直接にばらばらにする装置の前に設置される。この供給堆積物の最終本表紙がばらばらにされているならば、例えば機械操作者の手動開放によって終了信号が与えられ得る。けれども、供給堆積物が更に終了されないならば、ばらばらにすることが一時的に本表紙をもはや貯蔵しなかったにもかかわらず、手動で継ぎ足されて後で開放される。費用のかかる方法は複数の供給堆積物における一つの伸張された貯蔵を企図する。例えば第一供給堆積物が本表紙の側面縁によりコンベアベルトに載置され、縦方向にばらばらにする装置に対してひっくり返される。第一供給堆積物の一部である次の堆積物がその第一供給堆積物の下に載置され、出来るだけ収納された本表紙間に隙間が生じることなしに、不完全に最初に収納されてコンベアベルトに位置する供給堆積物に落下される。第一供給堆積物の最終本表紙がコンベアベルトに位置するならば、第一供給堆積物の隙間が生じる。
【0016】
次に、好ましくは類似に、第二と第三と場合によっては他の供給堆積物がコンベアベルトに準備されている。
【0017】
予め記載された種類の隙間は、明白に存在されて、それぞれに供給堆積物の一つの終了をマーク付けさせる。この隙間は機械操作者により容易に認識される。同様に、光遮断が隙間を検出できる。隙間に反応して、例えばコンベアベルトが停止される。
【0018】
選択的に、如何に多くの本表紙が検出された堆積物を包含するすべきであるかが与えられる。このように進行する方法によると、ばらばらにすることは適切な数に基づく作業時刻に停止される。
【0019】
ばらばらにされた本表紙は方法によると、本表紙を数えて、それぞれの標識を認識し、標識から表紙情報の少なくとも一つを読み、表紙情報を中間記憶する一つ或いは複数の装置を通過する。次に、そのように検出されてばらばらにされた本表紙がばらばらにする順番に完全に検出された堆積物を形成するように互いに取り出される。中間記憶された表紙情報に対する検出された堆積物を確認する標識の記憶が行われる。
【0020】
前もって記載された方法は、同様に、堆積物を公知の順番に完全性について検査するように適している。しかし、堆積物の構成はこの場合に知られていて、方法によって検出するか、或いは制御することである。その場合に、調整がディジタルで行われ、場合によっては本表紙情報の調整が行われる。
【0021】
通常には本最終仕上げ通路ー外部本表紙機械からタイトルを備える本表紙堆積物が下方に供給される。この隣接状態は正確に製本通路において再加工を必要とされる形状に一致する。このように隣接した本表紙堆積物の転向の後に、最初に加工すべき表紙の本表紙堆積物の元の最上表紙がばらばらにする装置のマガジン縦坑に一致して、今や下に供給堆積物に位置する。本表紙が正しい加工順番に発生されたならば、認識データが直接に本表紙機械から製本通路に引渡され得る。
【0022】
立体的分離或いは本表紙仕上げと本最終仕上げ通路の間の大きな間隔の際に、本表紙機械から認識データを引き受けることが、推薦されなく、むしろ、方法により外部所謂カバー適合システムで本表紙情報の読み取りが推薦される。このシステムでは本表紙の順番が検出され、前提基準に一致して制御され、本最終仕上げ通路の新たな情報パケットとして引渡される。
【0023】
検出された堆積物は再加工では本端仕上げ通路においてフォーマットの本表紙のシークエンスとして本ブロックの流れに一体化されるか、或いは本表紙の流れと順番を制御する。本表紙或いは本ブロックの少なくとも一方の供給における本仕上げ通路の制御が例えばバーコード読取器を備えていて、バーコードを備える本表紙或いは本ブロックの少なくとも一方の調整と制御を受けることが可能となる。本ブロックと本表紙の所謂不適合の際に適切な本ブロックが機械に入る前に加速される。機械には本ブロックのみが検出された堆積物或いは表紙給紙機に存在する本表紙の要件による順番と前提基準とに一致して存在する。
【0024】
根本的に予め記載された方法によって不適合が排除されなけれなならなかった。不適合が生じるにもかかわらず、本最終仕上げが中断される。
【0025】
本最終仕上げ通路において検出された堆積物の結合の例は、次のように開始する。バーコード読取器は本ブロックと本表紙の合流前の二つのサイクルを比較し、表紙情報と待機している本ブロックのデータとを比較する。不適合の際に本最終仕上げ通路が制御されて停止する。既に必要とされた加工行程が終了まで導かれる。表紙付け機に存在する四つの本から三つが仕上げられて機械から移行される。表紙なしの第四本ブロックが側面貼付けを受けなく、本陳列棚に取り出される。
【0026】
取出された本ブロックが検出されなく、むしろ、表紙を有しないので、本ブロックが後の加工で適切な表紙を再び供給され得る。
【0027】
方法の好ましい実施態様では、一時的に前記方法行程の複数或いはすべてが重なる。
【0028】
他の好ましい実施態様では、一つの本表紙の一つ或いは複数の表紙情報が検出された堆積物の標識として使用される。そのために、特に検出された堆積物に下ろされた最終本表紙の一つ或いは複数の表紙情報が使用される。
【0029】
方法の他の好ましい実施態様では、終了信号が光遮断によって作動され、その光遮断が与えられた本表紙による隙間を検出された供給堆積物の終端として記録する。
【0030】
本最終仕上げ用の本表紙から成る堆積物を準備する装置は、未知或いは公知の構成の供給堆積物の同じフォーマット状本表紙をばらばらにして装置によってばらばらにされた本表紙を縦方向に搬送する表紙マガジンを有する。各ばらばらにされた本表紙が標識に表紙情報を有する。装置の認識手段或いは複数のそのような手段は、ばらばらにされた本表紙を数えられ、それぞれの標識を認識し、或いは標識から表紙情報を読み取りするのに適している。
【0031】
装置は表紙情報を加工する加工手段を有する。表紙情報が加工手段によって記憶できるか、或いは外部カバー適合システムを備える加工手段によって通信できる。最終の場合には、最終信号が伝送されるまで、外部システムで進行する堆積物形成中に表紙情報の記憶が行われる。検出された堆積物の堆積物形成が終了されるとすぐに、終了信号が出される。手動開放が供給堆積物から本表紙の完全にばらばらにした後に与えられるならば、それは例えばその場合である。
【0032】
装置は、ばらばらにする手段による純粋な堆積物形成が行われないように、本最終仕上げ通路に一体化できる。標識を備えた堆積物がこの場合には例えば鱗状になった或いはばらばらになった検出された本表紙を引渡しベルト上に置く。
【0033】
装置の好ましい実施態様によると、縦方向に表紙マガジン後には、堆積物縦坑が検出された堆積物に対してばらばらになった本表紙を堆積するように配置されている。この実施態様は例えば独自ユニットとしてまず最初に本最終仕上げ通路と無関係に稼働することである。本最終仕上げ通路へのそれぞれの一つの標識を備える検出された堆積物の引渡しは例えば手動で行われる。標識が本最終仕上げ通路で読み取られ得る。本ブロックの順番が標識により読み取られたデータパケットに一致して、引渡されて検出された堆積物における本表紙の順番に対して本最終仕上げ通路に適合して分類して入れられる。
【0034】
これは、縦コンベアが認識手段の前或いは下部に配置されているならば、認識手段の隔離に用いられる。
【0035】
装置の他の好ましい実施態様は、縦方向に見て次に表紙マガジンに配置されて縦コンベアを有する。最終的に、縦コンベアが認識手段後に配置され得て、既に検出された堆積物を受け取る。
【0036】
認識手段後に配置された縦コンベアは、本最終仕上げ通路に引渡し前に、本表紙、特におよそ100枚から200枚までの本表紙から成る製品流の緩衝用の自由空間を形成する。それは場合によっては製造処理の連続性或いは処理安全性のために利点である。
【0037】
少なくとも一つの認識手段は、装置の他の好ましい実施態様では、表紙マガジン内或いは傍に、特に本表紙のコンベア路の上部に配置されている。それ故に、装置のコンパクトな構成形状が好都合に働く。
【0038】
少なくとも一つの認識手段は、他の好ましい実施態様では、縦方向を横切って移動可能に配置されている。
【0039】
他の好ましい実施態様は標識手段を有する。標識手段によって検出された堆積物内或いは傍に一つの第二標識が検出された堆積物の目印として取付けできる。
【0040】
好ましくは、本最終仕上げ通路が一つの予め記載された装置を有する。
【0041】
次に、この発明は、図に基づいて詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】第一実施例による装置の斜視表示を示す。
【図2】第二実施例による装置の斜視表示を示し、第二実施例による装置が縦コンベア手段とロールを有する。
【図3】装置によって準備された堆積物を本最終仕上げ通路に引渡することを具体化する原理スケッチを示す。
【発明を実施するための形態】
【0043】
図1では、上下に位置する本表紙7.1−7.nから成る検出された本最終仕上げ用堆積物を準備する装置の第一実施例が図示されている。この場合には、検出するために、装置に供給された供給堆積物1のそれぞれの本表紙2.1−2.mの表紙情報がある。
【0044】
装置によって検出すべき本表紙2.1−2.mは、表紙情報を読み取る認識手段10によって認識でき且つ読取りできる大抵視覚可能な標識40を有する。例えば図1は装置によって走行する本表紙流の一時収容を意味し、装置で鱗状流れの形態に図示された供給堆積物1から既に若干の本表紙7.1−7.nがばらばらにされ、形成して検出された堆積物7に下ろされた。供給堆積物11は最大部で鱗状流れの形態にコンベアベルト8上に置かれている。装置によってばらばらにすべき本表紙2.1が供給堆積物1のコンベアベルト8の下流に形成された部分堆積物2の下面に存在して、部分堆積物2が少なくとも一つの保持バー21の前に収集される。二つの保持バー21が図示されている。選択的に、一つのみの保持バー或いは本表紙幅に渡って分布された複数の保持バーを備えることは有効である。ばらばらにする間中に本表紙2.1が部分堆積物2から下に取り出され、この時点でこの部分堆積物2の最上本表紙2.2上に次の本表紙2.3がコンベアベルト8上に存在して鱗状供給堆積物1から落下される。部分堆積物2の堆積物形成が終了され、そして供給堆積物1の最後の本表紙2.4が保持バー21の前に輸送される。本表紙2.1−2.mの通し番号付けはここで随意に与えられる。本表紙2.4がおよそ第四本表紙ではなく、mを与えられた本表紙2.1−2.mの最後且つ終了する本表紙として本表紙2.mに相当する。
【0045】
本表紙2.mは一つの供給堆積物1に或いは公知の構成の上下に置かれた堆積物にその側面縁上に存在してコンベアベルト8上に与えられる。これは、自動化或いは手動を生じる。供給堆積物1はコンベアベルト8上にその搬送方向に鱗状流れを形成して前へひっくり返される。本表紙の同じ仕上げ指示を備える他の堆積物は同じ種類と形式でコンベアベルト8上に搬送方向に見てひっくり返された供給堆積物1の後に載置され得る。最終的に仕上げ指示の検出すべき本表紙2.mは完全に且つ隙間なしに前後鱗状にコンベアベルト8上に位置すべきである。
【0046】
コンベアベルト8の下流端では、本表紙2.mが検出すべき部分堆積物2上に落下する。装置はそれ自体公知のばらばらにする手段を備える表紙マガジン20を有し、予め記載されたコンベアベルト8が完全に表紙マガジン20の構成部材と見做され得る。部分堆積物2が二つの保持バー21によってほぼ全高さを越えて押さえられる一方で、最下本表紙が部分堆積物2の下に引き出される。表紙マガジン20がとりわけ保持バー21の整合によって保持されるので、最下本表紙がばらばらにされ、唯一の本表紙2.1のみが部分堆積物2を下に縦方向Lに離れる。
【0047】
ばらばらにされた本表紙7.1−7.nに対する供給堆積物1の本表紙2.1−2.mをばらばらにしてそれに関連して搬送することは、一つの終了信号まで、次に挙げられた方法工程で変更されない順番に行われる。
【0048】
ばらばらにされた本表紙が部分堆積物2を離れるので、それ故に、本表紙が縦方向Lに表紙マガジン20を離れる。ばらばらにされた本表紙が縦方向Lに次に保持バー21に或いは図1に示されるように、表紙マガジン20で一体化されるか、或いは例えば図2に示されるように、縦方向Lに次に認識手段10の装置内或いは認識手段10の装置の傍に検出される。図1と2にスケッチされた認識手段10が本表紙7.1−7.nを数え、ばらばらにされた本表紙7.1−7.n上の標識40を認識し、標識40から表紙情報を読み取るのに適している。
【0049】
保持バー21は、常に一つの本表紙7.1−7.nのみが部分堆積物2を離れるので、与えられた本表紙2.1−2.mの数mがばらばらにされた本表紙7.1−7.nの数nに一致することを保証する。さらに、下から保証した取り出しによって、ばらばらの順番が次に表紙マガジン20で確認されるか、或いは検査され得ることが保証される。
【0050】
加工手段30には、供給堆積物1の本表紙2.1−2.nの表紙マガジン20が認識手段10から収集されて、そして増加する検出された堆積物7のばらばらにされた本表紙7.1−7.nの順番が中間記憶される。検出された堆積物7の最後の本表紙7.nが認識手段10を通過して、その表紙情報が加工手段30で加工されるならば、最後の本表紙7.nの表紙情報の少なくとも一つが最後の本表紙7.nの収容を完全に検出された堆積物7の確認に用いられる。それ故に、最後本表紙7.nが確認する本表紙7.nと呼ばれている。
【0051】
図2には、装置の第二実施例が図示されている。装置はロール25上に移行可能に構成されている。装置は第一実施例による装置と比べて表紙マガジン20の保持バー21の後に縦コンベアを延びている。認識手段10はここで表紙マガジン20に一体化されずに配置されている。認識手段10は表紙流の上部に(一時的収容部に認識手段10を通過する本表紙7.2により図示された)縦コンベアの一端に存在して、縦コンベアが保持バー21に移送される。認識手段10は次に本表紙7.1−7.nを一つの堆積物縦坑内の検出された堆積物7上に落下する。
【0052】
図3には、一つの一時的収容部における本最終仕上げ通路100に可動装置を接続することが描かれている。このときには、本表紙の適切な部分堆積物の形態の給紙Gが装置上に存在する。給紙D,EとFは本最終仕上げ通路100用の検出された堆積物7として準備する。既に本最終仕上げ通路上に給紙A,BとCが同様に装置によって先行して検出された堆積物7として図示されている。
【0053】
装置は各堆積物7に対して一つの標識を作成するか、或いは決定する。装置はそのために、表紙情報を加工する加工手段30を有する。表紙情報は加工手段30によって記憶できるか、或いは例えば記憶プログラム可能な制御部(SPS)として形成された外部カバー適合システム130を備える加工手段30によってデータ伝送S毎に通信できる。最終場合には、終了信号が伝送されるまで、表紙情報の記憶が堆積物形成中の行われ、外部システム130に進行する。検出された堆積物7の堆積物形成が終了されるとすぐに、終了信号が発生される。それは、本表紙の完全ばらばら後の手動開放が一つの供給堆積物1から与えられるときに、例えばその場合である。
【0054】
それぞれの堆積物7の標識並びに全本表紙情報は外部システム130に引渡される。次の堆積物7が給紙Dとして載置されるならば、各堆積物A〜Gに対するこれら情報に関して本最終仕上げ通路100がアクセスできる。その後に例えば本最終仕上げ通路の表紙給紙機がフォーマットに関して制御される。その他に給紙Dの本表紙7.1−7.nに適する本ブロックが要求される。
【0055】
供給A〜Gによる表紙貯蔵に基づいて、本ブロックを本表紙の順番に一致して、ディジタル印刷機或いは次の機械の少なくとも一方の「インライン」に呼び出すことが可能である。公知のインラインシステムはミュラーマルチニ会社の生産ライン「シグマライン」である。
【0056】
例えば本最終仕上げ通路100における給紙Dの検出された堆積物7の確実な結合のために、本最終仕上げ通路100上の堆積物7の加工中にも発生する堆積物7のバーコードが読み取られる。カバー適合システム130は例えば本ブロックと本表紙の合流前の二サイクルで供給Dからのそれぞれの本表紙に対する表紙情報を準備する本ブロックのデータと比較する。不適合では、本最終仕上げ通路が制御されて停止する。既に要求された加工工程は、終了を導かれる。表紙輸送が停止されて、誤った本表紙を取り出させる。本最終仕上げ通路の表紙付け機に存在する四つの本から、三つが仕上げられ、本最終仕上げ通路から移動される。本表紙なしの第四本ブロックが側面貼付けを受けずに、本陳列棚に取り出される。
【0057】
首尾一貫して、本最終仕上げ通路における本最終仕上げ用の本表紙の代わりにソフトカバー生産用表紙も生じる。前記方法により読み取られた表紙が所謂表紙給紙機で接着バインダーに供給されて、そこで表紙が本ブロックと組合せられる。
【符号の説明】
【0058】
1....供給堆積物
2.1−2.m...本表紙
7....堆積物
7.1−7.n...本表紙
10...認識手段
20...表紙マガジン
30...加工手段
40...標識
50...堆積物縦坑
60...縦コンベア
100...本最終仕上げ通路
130...カバー適合システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の方法工程(a−e)により本最終仕上げ用の本表紙(7.1−7.n)から成る堆積物(7)を準備する方法において、
a.供給堆積物(1)に対する表紙情報を備える供給堆積物(1)の未知或いは公知の順番に重なっている本表紙(2.1−2.m)を編成させ、供給堆積物(1)の本表紙(2.1−2.m)が同じ表紙フォーマットを有し、
b.次に挙げられた方法工程で一つの終了信号まで変更されない順番で供給堆積物(1)の本表紙(2.1−2.m)をばらばらにして、ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を搬送させ、
c.ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を数えて、各ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)の一つの標識(40)を認識し、各標識(40)から表紙情報を読み取りそして表紙情報を中間記憶させ、
d.一つの検出された堆積物(7)を形成するためにばらばらにする順番にばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を重ねて堆積させ、
e.検出された堆積物(7)を確認する標識を中間記憶された表紙情報に記憶させることを特徴とする方法。
【請求項2】
複数或いはすべての方法工程が一時的に重なることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
検出された堆積物(7)の標識として一つの本表紙(7.n)の一つ或いは複数の表紙情報が使用されることを特徴とする請求項1或いは2に記載の方法。
【請求項4】
検出された堆積物(7)の標識として検出された堆積物(7)上に置かれた最終本表紙(7.n)の一つ或いは複数の表紙情報が使用されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
終了信号は、検出すべき供給堆積物(1)の終了として与えられた本表紙(2.1−2.m)の後の隙間を記録する光遮断器によって作動されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
次の構成a−cにより本最終仕上げ用の本表紙(7.1−7.n)から成る堆積物(7)を準備する装置において、
a.未知或いは公知の構成の供給堆積物(1)の同じフォーマット状本表紙をばらばらにして装置を通して縦方向(L)にばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を搬送する表紙マガジン(20)であって、各ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)が一つの標識(40)に表紙情報を有するものと、
b.ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を数えて、それぞれの標識(40)を認識すること或いは標識(40)から表紙情報を読み取ることの少なくとも一方を行う少なくとも一つの認識手段(10)と、
c.表紙情報を加工する加工手段(30)であって、表紙情報が加工手段(30)によって記憶できること、或いは表紙情報が加工手段(30)によって外部カバー適合システム(130)と通信できることの少なくとも一方が行われることを特徴とする装置。
【請求項7】
縦方向(L)に見て次に表紙マガジン(20)には、ばらばらになった本表紙(7.1−7.n)を一つの検査された堆積物(7)に堆積させる堆積物縦坑(50)が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
縦方向(L)に見て次に表紙マガジン(20)には、一つの縦コンベア(60)が配置されていることを特徴とする請求項6或いは7に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも一つの認識手段(10)が表紙マガジン(20)内或いは傍で、特に本表紙(7.1−7.n)のコンベア路の上部に配置されていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも一つの認識手段(10)が縦方向(L)を横切って移動可能に配置されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
装置は認識手段を有し、検出された堆積物(7)内或いは傍の認識手段によって一つの第二標識が検出された堆積物(7)の標識として取付けできることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
請求項6乃至11のいずれか一項に記載の装置を備える本最終仕上げ通路(100)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−235640(P2011−235640A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105988(P2011−105988)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(502200092)ミュラー・マルティニ・ホルディング・アクチエンゲゼルシヤフト (51)