説明

条体の容器

【課題】 製造が容易である条体の収容容器を提供する。
【解決手段】 互いに間隔をおいてほぼ平行に配置された主壁4、6の一端部同士を連結壁8が結合、主壁4、6における連結壁8側からその反対側の他端部側まで間隔をおいて伸びる2つの縁部を有する切れ目12,14を主壁4、6に入れることによって、舌片14、16が形成され、舌片14は主壁6側に、舌片16は主壁4側に、それぞれ起こされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば糸や紐のような条体を8の字状に巻いて収容する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば釣り糸を8の字状に巻いて収容する容器の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術によれば、同じ大きさの長方形状である第1及び第2の主壁が間隔を開けて互いに平行に配置され、第1及び第2の主壁の一方の端部が結合体によって結合され、側面形状がコ字状とされている。第1の主壁の内面から、第2の主壁側に向かって第1の突出部が突出し、第2の主壁の内面から、第1の主壁側に向かって第2の突出部が突出している。第1の主壁の内面の結合体側から反対側に向かって第1の片状部が伸延し、その中途の裏面が第1の突出部に結合されている。第2の主壁の内面の結合体側から反対側に向かって第2の片状部が伸延し、その中途の裏面が第2の突出部の突出端部に結合されている。8の字に巻かれた釣り糸の交差部分を結合体側に位置させ、8の字状に巻いた糸の2つのループの一方が第1の突出部に架けられ、他方のループが第2の突出部に架けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3899117号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように構成された糸の容器を製造する場合、第1及び第2の主壁に第1及び第2の突出部を設けた上に、第1及び第2の主壁とは別個に第1及び第2の片状部を準備し、これら第1及び第2の片状部の中途を第1及び第2の突出部に取り付けなければならず、その製造が面倒であった。
【0005】
本発明は、製造が容易である条体の収容容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の条体の収容容器は、第1及び第2の主壁を有している。第1及び第2の主壁は、互いに間隔をおいてほぼ平行に配置されており、例えば矩形に形成されている。他の形状、例えば円板状や楕円状に第1及び第2の主壁を構成することもできる。第1及び第2の主壁の一端部同士を連結壁が結合している。連結壁と第1及び第2の主壁とを、1枚のシートによって構成すると、製造が容易になる。第1及び第2の主壁における前記連結壁側からその反対側の他端部側まで互いに間隔をおいて伸びた切れ目を第1及び第2の主壁に入れることによって、第1及び第2の舌片部が形成されている。第1の舌片部は第2の主壁側に、第2の舌片部は第1の主壁側に、それぞれ起こされている。8の字に巻かれた条体、例えば糸の交差部分が、連結壁の近傍に位置し、ループ部分が、それぞれ第1及び第2の舌片部における他端部側に位置する。
【0007】
このように構成された条体の容器では、第1及び第2の舌片部が第1及び第2の主壁を切り起こすことによって形成されているので、その製造が容易である。
【0008】
第1及び第2の舌片部の前記他端部側の端部から前記連結壁側に向かう間隔をあけて位置する2つの切れ目を形成することによって折り曲げ片を形成することができる。この折り曲げ片が第1及び第2の主壁に対して傾斜するように、前記折り曲げ片の両端がそれぞれ折り曲げられている。
【0009】
このように構成すると、折り曲げ片それぞれに、8の字に巻かれた糸のループ部分の先端を架けることができる。
【0010】
第1及び第2の舌片部の前記連結壁側の端部が第1及び第2の主壁に連なっており、これら端部を第1及び第2の舌片部の長さ方向に直交する方向に沿って折り曲げることができる。このように構成すると、例えば連結壁を内側に折り曲げることが可能となり、収容される糸の量に応じて第1及び第2の主壁間の高さを調整することができる。
【0011】
第1及び第2の舌片部の前記連結壁側の端部を、第1及び第2の主壁に入れた切れ目によって第1及び第2の主壁から分離することによって、第1及び第2の主壁に孔を形成すると共に、第1及び第2の舌片部の連結壁側の端部とを形成することができる。前記孔の第1及び第2の前記連結壁側の端部に対応する部分に形成された切り目に、第1及び第2の舌片部の連結壁側の端部が挿入されている。このように構成すると、第1及び第2の舌片部の連結壁側の端部が第1及び第2の主壁に接触するので、収容された条体のループ部分が浮き上がろうとしても第1及び第2の主壁の連結側の端部によって押さえられ、条体が浮き上がることが防止できる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、第1及び第2の主壁から第1及び第2の舌片部が切り起こされるので、その製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施形態の条体の収容容器の平面図及び縦断側面図である。
【図2】図1の条体の収容容器の展開図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の条体の収容容器の展開図である。
【図4】図3の条体の収容容器の平面図及び部分破断側面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の条体の収容容器の展開図である。
【図6】図5の条体の収容容器の部分省略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の第1の実施形態の条体の収容容器は、条体、例えば釣り糸を8の字に巻回したものを収容するためのもので、図2に示すような1枚のシート2を組み立てて、図1に示すような形態に形成される。
【0015】
シート2は、図2に示すように、第1及び第2の主壁、例えば主壁4及び6を有している。主壁4及び6は、例えば同一の形状、具体的には同一の長方形に形成され、それらの長手方向の中心線が一致するように間隔を開けて横長状態に配置されている。その間隔を埋めるように、例えば矩形、具体的には長方形状の連結壁8が縦長の状態に配置され、主壁4及び6を連結している。
【0016】
主壁4及び6並びに連結壁8に、切れ目10、12を入れることによって、第1及び第2の舌片、例えば舌片14、16が主壁4、6に形成されている。舌片14及び16は、同一形状で連結壁8の長さ方向の中心軸を対称軸として線対象に形成されている。
【0017】
舌片14及び16は、連結壁8と主壁4とに跨った位置及び連結壁8と主壁6とに跨った位置に、それぞれ一端部、例えば係合部18、20を有している。係合部18、20は、連結壁8の両端側に、主壁4及び6の両長手縁側に伸びる概略台形状の膨大部22及び24を有している。この膨大部22及び24は、連結壁8の内側に長さの短い上底を有し、連結壁8と主壁4との境界及び連結壁8と主壁6との境界に、長さの長い下底を有し、この下底の中途から主壁4及び6に向かうに従って幅が狭くなる逆台形状に伸びる首部26及び28を有している。
【0018】
これら係合部18、20における主壁4、6の両長手縁側の縁部の中途、例えば膨大部22及び首部26の境界と、膨大部24及び首部28の境界とに、係合用の切り込み30、30及び32、32がそれぞれ中心側に向かって形成されている。舌片14及び16は、後述するように切り目10、12から起こされるが、起こされた後に切り目10、12に沿って貫通孔が形成される。これら貫通孔に、切り込み22、22及び24、24が係合する係合用の切り込み34、34及び36、36が形成されている。これら切り込み34、34及び36、36は、係合部18の両長手縁を形成する切り目10及び12の部分、例えば首部26及び30の長さの短い上底に対応する切り目10及び12の部分から主壁4及び6の両長手縁方向に向かって伸びている。
【0019】
舌片14及び16は、首部26及び28の一方の端に連ねて、主壁4及び6の一方の長手縁に向かう傾斜縁37a及び39aを有し、これに連なり主壁4及び6の中心側に湾曲する湾曲縁37b及び39bを有し、これに連なって主壁4及び6の一方の長手縁にほぼ平行な直線縁37c及び39cを有し、これに連ねて主壁4及び6の中心側に湾曲する湾曲縁37d及び39dを有している。また舌片14及び16は、首部26及び28の他方の端に連ねて、主壁4及び6の他方の長手縁に向かって直線状に伸びる傾斜縁37e及び39eも有し、これら傾斜縁37e及び39eにそれぞれ連なり、主壁4及び6の中心側に向かって湾曲する湾曲縁37f、39fも有している。膨大部22、24及び首部26、28の外縁と、傾斜縁37a及び39aと、湾曲縁37b及び39bと、直線縁37c及び39cと、湾曲縁37d及び39dと、傾斜縁37e及び39eと、湾曲縁37f、39fとに切り目10及び12が対応している。舌片14及び12は、連結壁8側から主壁4及び6の反対側の端部付近まで伸びる仮想の直線、例えば中心線の両側に位置するように形成され、主壁4及び6の両長手縁側にそれぞれ互いに間隔を位置している縁を有し、これら縁に対応して切り目10、12が形成されている。
【0020】
湾曲縁37d、39d及び37f及び39fにおける固定壁8と反対側の端から、固定壁8側に向かって主壁4及び6の中心線の両側で中心線に沿って切れ目38、38及び40、40が切り目10及び12に連ねて形成されている。これら切れ目38及び38の連結壁8側の端部間に折り線42が形成され、同様に切れ目40及び40の連結壁8側の端部間に折り線44が形成されている。また、切り目38、38の中途、例えば切り目38、38の中央よりも幾分連結壁8と反対側によった位置間に折り目46が形成され、同様に切り目40、40の中央よりも幾分連結壁8と反対側によった位置に折り目48が形成されている。これら折り目42及び46によって囲われた範囲が折り曲げ片50とされ、折り目44及び48によって囲われた範囲が折り曲げ片52とされている。
【0021】
この状態において、舌片14及び16が切り目10及び12から主壁4及び6の内面(図2の紙面の表方向)に起こされ、折り曲げ片50、52が折り目42、44を山折りに折り曲げられ、折り目46、48が谷折りに折り曲げられている。次に、係合部18及び20の切り込み30、30及び32、32が、切り目10及び12の切り込み34及び36に係合させられている。このとき、係合部18及び20は、主壁4及び6の外面(図2の紙面の裏面)側に出される。この状態において、8の字に巻いた糸が図2に示す主壁4及び6の内面側に配置され、特にその交差部分が連結壁8上に配置され、かつ2つのループの外側部分(交差部分と反対側の部分)が舌片14及び16の湾曲縁37d、37f及び39d、39fよりも外側に配置される。そして、主壁4と連結壁8との境界及び主壁6と連結壁8との境界が谷折りされて、図1(b)に示すように主壁4の上に主壁6が重ねられて側面形状がコ字状となるようにされる。これによって、8の字に巻いた糸の収容が完了する。
【0022】
この条体の収容容器では、舌片14及び16を主壁4及び6から切り起こして形成しているので、その製造が容易である。
【0023】
第2の実施形態の条体の収容容器の展開図を図3に示す。第1の実施形態の条体の収容容器では、図1に示すように折り曲げた後に、糸の広がり等を押さえたり、主壁4及び6が広がるのを押さえたりするために、この収容容器と別個に形成した直方体状の箱内に第1の実施形態の条体の収容容器を収納する必要がある。
【0024】
第2の実施形態の条体の収容容器は、単独で、糸の広がりを押さえ、かつ、主壁4及び6が広がるのを抑えるように構成したものである。なお、第1の実施形態の収容容器の構成要素と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0025】
主壁4の一方の長手縁の全域に沿って側壁54が形成され、同様に主壁6の他方の長手縁の全域に沿って側壁56が形成されている。これら側壁54及び56は、主壁4及び6に対して垂直となるように第3図の紙面の表面側に折り曲げられる。これら側壁54及び56の主壁4及び6と反対側の縁部には、連結壁8側からその反対側の中途まで舌片抑え板58及び60が形成されている。これら抑え板58及び60は、側壁54及び56を主壁4及び6に対して垂直に起こした後、主壁4及び6の上部側に折り曲げられる。
【0026】
同様に主壁4の他方の側縁と主壁6の一方の側縁とには、連結壁8側からその反対側の端部まで中途を一部欠除させた条体で側壁62及び64が形成され、その主壁4及び6と反対側の縁部には舌片抑え板66及び68が形成されている。これら抑え板66及び68も、側壁62及び64を主壁4及び6に対して垂直に起こした後、主壁4及び6の上部側に折り曲げられる。
【0027】
上述したように舌片抑え板58、60、66及び68を主壁4及び6の上に配置した状態では、これらは、切り起こされた舌片14及び16の間に位置し、舌片14及び16が内側によって来ることを防止する。
【0028】
主壁4及び6の連結壁8と反対側の端部には、外壁となる矩形、例えば長方形状の外壁板状体70及び72が形成されている。これら外壁板状体70及び72に連ねて、中間壁となる矩形、例えば長方形状の中間壁板状体74及び76が形成されている。中間壁板状体74及び76に連ねて、内壁となる矩形、例えば長方形状の内壁板状体78及び80が形成されている。これら内壁板状体78及び80に連ねて主壁接触壁となる矩形、例えば長方形状の主壁接触壁板状体82及び84が形成されている。
【0029】
外壁板状体70及び72と中間壁板状体74及び76の境界縁には、切り込み86及び88が形成されている。
【0030】
また、内壁板状体78及び80と主壁接触壁板状体82及び84との境界縁の中央には、内壁板状体78及び80側に食い込んで係合片90及び92を形成するように切り込み94及び96が形成されている。この係合片90及び92と係合可能な切り込み98及び100が主壁4及び6の連結壁8と反対側の端部近傍に形成されている。
【0031】
内壁板状体78及び80の両端(主壁4及び6の両長手縁に相当する端)には外方に突出するように折り曲げ片102、102及び104、104が形成されている。同様に、主壁接触壁板状体82及び84の長手縁の両端には、それぞれ外方に向かって耳片106、106及び108、108が形成されている。
【0032】
側壁54及び56の連結壁8と反対側の端には、側壁54及び56と垂直に外方に向かって織り込み片110及び112が形成されている。同様に側壁62及び64の連結壁8と反対側の端にも、側壁62及び64と垂直に外方に向かって織り込み片114及び116が形成されている。なお、織り込み片110、112、114及び116の側壁54、56、62及び64との境界部分には、固定壁8側の端から反対側に切り込み118、120、122及び124が形成され、これら切り込み118、120、122及び124が噛み合うように、中間壁板状体74及び76の内壁板状体78及び80との境界付近の両端が幾分欠除されている。
【0033】
外壁板状体70及び72は主壁4及び6に対して直角に外壁板状体70及び72と主壁4及び6の境界縁で折り曲げられ、中間壁板状体74及び76が主壁4及び6上に位置するように中間壁板状体74及び76は、中間壁板状体74及び76と外壁板状体70及び72の境界縁で直角に折り曲げられる。更に内壁板状体78及び80が外壁板状体70及び72と平行となるように、内壁板状体78及び80と中間壁板状体74及び76との境界縁で直角に折り曲げられ、主壁接触壁板状体82及び84が主壁4及び6と接触するように主壁接触壁板状体82及び84と内壁板状体78及び80との境界縁で直角におり曲げられる。この状態で、耳片106、106及び108、108は主壁4及び6に接触している。また、係合片90及び92が切り込み98及び102に挿入され、外壁板状体70、72、中間壁板状体74、76、内壁板状体78、80及び主壁接触壁板状体82、84によって形成された直方体が開くのが防止される。これら直方体の側壁54、56及び62、64側の2つの開口をそれぞれ閉じるように、折り曲げ片102、102及び104、104が内壁板状体78及び80に対して直角に折り曲げられる。これら直方体内に織り込み片110、112、114及び116が進入するように、織り込み片110、112、114及び116が、織り込み片110、112、114及び116と側壁54、56、62及び64との境界縁で直角に折り曲げられる。これによって、側壁54、56、63及び64と2つの直方体が結合される。
【0034】
このようにして組み立てられた容器を図4(a)、(b)に示す。この容器に内部に収容された糸は、2つの中間壁板状体74及び76の接触している面の間から外部に引き出される。
【0035】
本発明の第3の実施形態の条体の収容容器を図5及び図6に示す。第1及び第2の実施形態では、舌片14及び16が連結壁8から切り離されていたのに対し、第3の実施形態では、舌片14a及び16aは、図5に示すように連結壁8から切り離されていない。
【0036】
すなわち、主壁4及び6から舌片14a及び16aを切り離すための切り目126a、126b及び128a及び128bが連結壁8と主壁4及び6との境界から一部連結壁8内に進入した状態で終了している。切り離されずに、連結壁8内に一部切り込んだ状態のままである。そして主壁4及び6と連結壁8との境界において切り目126a、126b及び128a、128bの両側に切り込み130、130及び132、132が、連結壁8の両端縁(主壁4及び6の長手縁と繋がっている縁)に到達しないように形成されている。
【0037】
切り目126a及び128aをつなぐように連結壁8内には折り線134が形成され、同様に切り目126b及び128bをつなぐように連結壁8内には折り線136が形成されている。さらに、切り目130及び132の先端間をつなぐように連結壁8内には折り線138が形成され、切り目130、130及び132、132の先端間をつなぐように連結壁8内には折り線138、138が形成されている。また、切り目130、130及び132、132の先端から連結壁8の端縁まで折り線140、140、140、140が形成され。切り目126a、126bの間をつなぐように折り線142が形成され、切り目128a、128b間をつなぐように折り線144が形成されている。さらに、切り込み130、130と切れ目126a、126bとの間、切り込み132、132と切れ目128a、128bとの間に、それぞれ折り線146、146、146、146が形成されている。
【0038】
連結壁8の両端縁の中央には、それぞれ耳片148、148が形成され、連結壁8の両端縁との境界には折り線149、149が形成されている。これら耳片148、148が係合する切り込み150、150、150、150が、側壁54a、56aと舌片抑え板58a、60aとの境界及び側壁62a、64aと舌片抑え板66a、68aとの境界に形成されている。
【0039】
他の構成は、第2の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0040】
この条体の収容容器では、図6に示すように、折り線138、138での折り角度を調整することによって、側壁54a、56aと側壁62a、64aとの間の距離(幅寸法)を調整することができ、収容される8の字状に巻かれた糸のループの径に対応した幅寸法とすることができる。
【0041】
第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に側壁や舌片抑え板等を設けたが、第1の実施形態と同様にこれらを省略することもできる。上記の実施形態では、条体として糸を使用したが、これに限ったものではなく、ひもや光ファイバー等を使用することもできる。
【符号の説明】
【0042】
4 6 (第1及び第2の)主壁
8 連結壁
14 16 (第1及び第2の)舌片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに間隔をおいてほぼ平行に配置された第1及び第2の主壁と、
第1及び第2の主壁の一端部同士を結合している連結壁と、
第1及び第2の主壁における前記連結壁側からその反対側の他端部側まで互いに間隔をおいて伸びた2つの切れ目を第1及び第2の主壁にそれぞれ入れることによって形成された第1及び第2の舌片部とを、
具備し、第1の舌片部は第2の主壁側に、第2の舌片部は第1の主壁側に、それぞれ起こされている
条体の容器。
【請求項2】
請求項1記載の条体の容器において、第1及び第2の舌片部の前記他端部側の端部から前記連結壁側に向かう互いに間隔をあけて位置する2つの切れ目を形成することによって折り曲げ片が形成され、この折り曲げ片が第1及び第2の主壁に対して傾斜するように、前記折り曲げ片の両端がそれぞれ折り曲げられている条体の容器。
【請求項3】
請求項1記載の条体の容器において、第1及び第2の舌片部の前記連結壁側の端部が第1及び第2の主壁につながっており、第1及び第2の舌片部の長さ方向に直交する方向に沿って折り曲げられている条体の容器。
【請求項4】
請求項1記載の条体の容器において、第1及び第2の舌片部の前記連結壁側の端部が、第1及び第2の主壁に入れた切れ目によって第1及び第2の主壁から分離されることによって、第1及び第2の主壁に孔が形成されると共に、第1及び第2の舌片部の連結壁側の端部が形成され、前記孔の第1及び第2の前記連結壁側の端部に対応する部分に形成された切り目に、第1及び第2の舌片部の連結壁側の端部が挿入されている条体の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−28386(P2013−28386A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166692(P2011−166692)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(505446150)株式会社キム工 (1)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】