説明

板材取付部材

【課題】着脱容易な構成でありながら、取り付け後は外れ難い、けんどん式の板材取付部材を提供する。
【解決手段】板材取付部材1は一体に形成され、機能的に分離すると、取付部11、支持部12、立上り部13の3つの部分から構成される。立上り部13の取付部11及び支持部12側への投影形状は、長方形状であり、支持部12は、この投影形状の図中左下端に位置するため、搭載面Aに対する支持部12の壁面高さH3が、搭載面Bに対する支持部12の壁面高さH4より、高く形成されている。したがって、搭載面Aにおけるコの字形状は、搭載面Bにおけるコの字形状より深いコの字を形成している。板材取付部材1は、そこで、取り付け時から固定時に至る際に、図2(a)の態様から図2(b)の態様に回転させて用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具や建築部材などの、けんどん(慳貪、倹飩)式で設置される板材を保持する板材取付部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家具や建築部材などの取付構造として、上部から蓋や扉を嵌め込んで設置するけんどん(慳貪、倹飩)式を採用した例が知られている。例えば、浴室に取り付けられる収納棚や洗面化粧台に用いられる収納棚において、上下に対向する嵌め込み凹部を設け、収納棚をけんどん式でその上端部と下端部とを、嵌め込み凹部に嵌め込むことで着脱自在に構成されたものである(特許文献1参照)。
【0003】
また、システムキッチンの背面に設けられた点検口に点検口パネルが、けんどん式で着脱自在に構成された構造が開示されている(特許文献2参照)。このけんどん式の取り付け構造では、その上下端部に、断面略U字状の溝が形成されており、このU字状の溝に、点検口パネルの上端部を嵌め込むようにして用いるものである。
【0004】
さらに、化学実験器具として用いられるドラフトチャンバにおいて、チャンバ内上部にバッフル板を、着脱自在に取り付けた取り付け部材が開示されている(特許文献3参照)。このバッフル板は、チャンバ背面との間に排気経路を形成する部分であるが、この部分は、ドラフトチャンバを用いる実験者の視界に入る部分であるので、取付具やネジ等を目立たないようにしつつ着脱自在な構成を提供するものとして、けんどん式の取付構造を採用している。具体的には、図6に示すように、横長長方形状の板材Pの下端部に、板材取付部材40を板材Pの長手方向に3つ設けるとともに、これに対応して、コの字型の上部支持部材Uを3つ設けることで、実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−264384号公報
【特許文献1】特開2007−307053号公報
【特許文献2】特開2006−313029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、家具や建築部材の取付構造として、けんどん式を採用する理由は、着脱自在性にある。すなわち、けんどん式では、取り付け対象の板材を、その上端部を上部に設けられた凹状の部分に挿入した後、下端部を下部に設けられた凹状の部分に挿入することで容易に取り付けを行うことが可能である。
【0007】
これに対して、着脱容易ということは裏を返せば外れやすいということもいえる。例えば、特許文献3に示したドラフトチャンバのバッフル板では、実験者がチャンバ内に身体を乗り入れて使用する場合もあり、実験者の身体が接する可能性もある。このような場合、着脱容易な構成であると、板材Pの下端に設けた板材取付部材40の凹状を浅く形成しているため、板材取付部材40から外れてしまうことがあった。したがって、けんどん式を採用する場合でも取り付け後は、取り付け対象の板材が容易には外れないような構造の提案が望まれている。
【0008】
この点、特許文献2は、上下の凹部をU字状の溝で形成し、取り付け対象の板材である点検口パネルが上下に移動しないように規制する構造としており、このような課題に答える面もある。しかしながら、取り付け対象の板材の上下移動を規制する構成とすると、その代償として、どうしても着脱容易性が失われてしまう。
【0009】
本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、着脱容易な構成でありながら、取り付け後は外れ難い、けんどん式の板材取付部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述課題を解決するため、請求項1に係る発明は、上部と下部でコの字形状の取付部材により板材を保持するけんどん式の取付構造において板材下部を保持する板材取付部材であって、コの字型の底面で板材を重力方向に支持する搭載面と、この搭載面の両壁をなし板材の転倒方向を挟持する立上り部と、を備え、前記立上り部の高さが高くコの字形状の深い第1の搭載面と、前記立上り部の高さが低くコの字形状の浅い第2の搭載面とが、回転により選択可能に設けられたことを特徴とする。
【0011】
以上の態様では、板材を保持するコの字形状が、深いものと浅いものとの2段階の位置を回動させて選択可能な構成とした。これにより、取り付け時には立上り部の高さが低い第2の搭載面の設けられた位置に回動させ、板材を第2の搭載面に搭載し、固定時には、この状態から板材取付部材を回転させて立上り部の高さが高い第1の搭載面の位置に回動させて、板材を第1の搭載面に搭載する。これにより、取り付け時に、板材の下端部に位置する立上り部を立上りの低い構成にすることで、取り付け時に板材を必要以上に持ち上げる必要がなく、板材を搭載面へ移動させることができる。また、固定時には、板材取付部材を回動させて、立上り部の高い位置にすることで、けんどん式に固定された下端部がずれて外れてしまうことがない。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の搭載面と前記第2の搭載面との重心が、回転する回転軸に対して等距離に設けられたことを特徴とする。
以上の態様では、板材取付部材を、第1の搭載面から第2の搭載面へ回転させて、板材を移動させた場合でも、第1の搭載面と第2の搭載面の重力方向に対する高さは変わらないため、回転時に板材の上下動を抑えることができるので、けんどん式の取付構造における上端部分の取付具の深さを一定に保つことができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記第1の搭載面と、前記第2の搭載面とは、回転面上で隣接して設けられたことを特徴とする。
以上の態様では、第1の搭載面と第2の搭載面とが隣接して設けられているので、板材取付部材を90度程度回転させることで、板材を第1の搭載面から第2の搭載面に移動させることができ、使い勝手がよい。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1の搭載面と前記第2の搭載面の境界がR状に形成されたことを特徴とする。
以上の態様では、板材取付部材を回転させて板材の底面を第2の搭載面側から第1の搭載面側に変わるようにした場合、又はその反対に回転させた場合に、板材の底面を、この両面の境界のR状に沿って滑らかに移動させることができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記第1の搭載面と前記第2の搭載面とは、回転面上に、交互に複数設けられたことを特徴とする。
以上の態様では、立上り部の高さが低くコの字形状の浅い第2の搭載面の状態から、回転方向左右いずれの方向に回動させても、立上り部の高さが高くコの字形状の深い第1の搭載面の位置に移動させることができるので、板材取付部材を回転させる方向が限定されず、非常に使い勝手の良い板材取付部材を提供することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上のような本発明によれば、着脱容易な構成でありながら、取り付け後は外れ難い、けんどん式の板材取付部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態に係る板材取付部材の使用状態を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る板材取付部材の全体構成を示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る板材取付部材の取付手順を示す模式図。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る板材取付部材の全体構成を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る板材取付部材の全体構成を示す斜視図。
【図6】従来の板材取付部材の使用状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態(以下、本実施形態という。)について、図面を参照しながら説明する。なお、従来技術の項において示した構成と同一の構成については同一の符号を付して説明し、適宜説明を省略する。また、図面においては、一部分を省略して示す場合がある。
【0019】
[1.本実施形態]
[1−1.構成]
図1は、本実施形態の板材取付部材1をけんどん式の固定具として用いた例を示す斜視図である。本実施形態において示す板材取付部材1は、従来技術の項において特許文献3として示した化学実験器具のドラフトチャンバに用いられるバッフル板の保持部材として適用した例を示すものである。そのため、図1においては、板材Pが図面手前側に向かって傾斜して保持されている例を示している。
【0020】
なお、本実施形態の板材取付部材1は、このようなバッフル板の保持部材としてだけでなく、従来例として示したシステムキッチンにおける点検口パネル、浴室用収納棚又は洗面化粧台など、家具や建築部材などの取付構造として、けんどん式の取付構造が採用される箇所であれば、幅広く適用可能である。
【0021】
同図に示すように、板材取付部材1は、板材Pの下端を支持するものとして、板材Pの長手方向に3つ設けられている。板材Pの上端部分は、従来と同様に、コの字型に形成された上部支持部材Uが、板材取付部材1と対応する位置に3つ設けられている。この上部支持部材Uと、板材取付部材1とで、上下方向から板材Pを保持するようになっている。なお、板材取付部材1を、板材Pの下端部にいくつ配置するかは、板材の大きさ等に応じて適宜決定すべき事項である。
【0022】
詳細は後述するが、板材取付部材1は、板材取付部材1の本体を、壁面パネルWに取り付ける取付部11と、板材Pの底面を支持する支持部12と、板材Pの転倒方向を支持する立上り部13とから構成されている。板材Pは、取付部11、支持部12及び立上り部13を両壁とし、これらにより形成されるコの字状の囲いにより、板材Pの下端側で転倒方向を支持している。
【0023】
板材取付部材1において、取付部11、支持部12、立上り部13とは一体に形成され、壁面パネルWに対して取付穴14にネジ等の取付具Nを介して一体的に取り付けられている。そのため、板材取付部材1は、壁面パネルWに対して、取付具Nの締め具合により回動自在に構成される。
【0024】
続いて図2を用いて板材取付部材1の詳細な構成を説明する。図2は、板材取付部材1の2態様を示す斜視図(a)及び(b)と、板材取付部材1を仮想的に分解して表した分解斜視図(c)である。図2(a)に示す態様は、板材Pの取り付け時に用いる態様であり、同図(b)に示す態様は、板材Pの固定時に用いる態様である。板材取付部材1は、上述のように、固定される壁面パネル等にネジ(図2では図示せず)により回転自在に取り付けられる。そこで、取り付け時から固定時に至る際に、図2(a)の態様から図2(b)の態様に回転させて用いるようになっている。
【0025】
図2(a)と(b)で示される板材取付部材1の2態様を概略的に説明すると、図2(a)における態様では、板材Pの下端部を支持するコの字形状の溝が浅く形成される状態となり、図2(b)における態様では、コの字形状が深く形成される状態となる。以下、この点について、具体的に説明する。
【0026】
図2(a)及び(b)に示すように、板材取付部材1は一体に形成されている。この一体形成された板材取付部材1を機能的に分離して説明すると、取付部11、支持部12、立上り部13の3つの部分から構成される。
【0027】
なお、本発明の板材取付部材は、本実施形態に示すように一体に形成する場合だけでなく、取付部11、支持部12及び立上り部13のそれぞれを構成要素別に別体に構成し、ネジにより組み合わせて用いることも可能である。しかしながら、本実施形態のように一体に設けたほうが部品点数を減らすことが可能であるので実施態様としてより好ましい。
【0028】
取付部11は、上述のように、板材取付部材1を、壁面パネル等に取り付けて固定するための部分である。取り付けに当たっては、取付部11、支持部12及び立上り部13を貫通する取付穴14に、図示しないネジを立上り部13側から通過させ、取付部11側を取付面として固定する。取付部11は、また、全体の形状が直方体形状からなり、その長軸方向の一方の端部に支持部12が設けられている。
【0029】
図2(c)に示すように、支持部12は、取付部11との境界面を正方形状で形成し、全体の形状は平板状の直方体形状をなす。すなわち、取付部11において、図中に示す長さH1と、長さH2とは、同等の長さを有する。したがって、板材取付部材1を、図2(a)の状態から同図(b)の状態へ回転させて用いた場合でも、取付部11における搭載面Aと搭載面Bとの略重力方向に対する高さは変わらないように構成されている。そのため、回転時に板材Pの上下動を抑えることができるので、上部支持部材の深さを一定に保つことができる。
【0030】
立上り部13は、取付部11との組み合わせによりコの字型の保持部を形成するものであるので、取付部11と同様の形状にして、直方体で形成するのが通常の構成である。この点、本実施形態では、図1に示すように、板材Pが傾斜して固定されるため、この板材Pの傾斜に合わせて、立上り部13の支持部12との接合面に向かって傾斜を設けて構成される。また、立上り部13の取付部11及び支持部12側への投影形状は、長方形状であり、支持部12は、この投影形状の図中左下端に位置するため、搭載面Aに対する支持部12の壁面高さH3が、搭載面Bに対する支持部12の壁面高さH4より、高く形成されている。したがって、搭載面Aにおけるコの字形状は、搭載面Bにおけるコの字形状より深いコの字を形成している。
【0031】
[1−2.作用効果]
以上のような構成からなる本実施形態の板材取付部材1の使用方法について図3を参照して説明する。図3は、板材取付部材1を用いて、板材Pを固定する際の取り付け時の様子を示す(a)と、固定時の様子を示す(b)である。
【0032】
同図(a)に示すように、板材Pの取り付け時においては、板材取付部材1を回転させて、図2(a)の状態、すなわち、搭載面Bが上に位置する状態であって、立上り部13の壁面高さが低い状態(図2(a)におけるH4)となるように設定される。
【0033】
この場合において、板材Pは、通常のけんどん式を採用した取付構造における取付手順と同様、上部に3つ設けられたコの字型の上部支持部材Uに差し込まれる。そして、板材Pの底面が、図中実線矢印で示す方向に、立上り部13を越える高さまで持ち上げる。その後、板材Pの下端部分を、板材取付部材1の搭載面Bにスライドさせて搭載させる。
【0034】
板材Pの下端部を、板材取付部材1の搭載面Bに搭載した後、板材取付部材1を図3(b)の状態に回動させる。これにより、板材取付部材1は、図2(b)に示す状態、すなわち、搭載面Aが上に位置する状態であって、立上り部13の壁面高さが高い状態(図2(b)におけるH3)になるように設定される。この状態で、取付具Nを締めることで、板材取付部材1が回動しなくなるように固定する。
【0035】
以上のような本実施形態の板材取付部材1では、板材Pを保持するコの字形状が、深いものと浅いものとの2段階の位置を回動させて選択可能な構成とした。このような構成において、取り付け時には搭載面Bの設けられたコの字形状が浅い位置にある状態に回動させ、板材Pを搭載面Bに搭載し、この状態から板材取付部材1を回転させてコの字形状が深い位置に回動させて、板材Pを搭載面Aに位置を変更して搭載する。
【0036】
これにより、取り付け時に、板材Pの下端部に位置する立上り部13を立上りの低い構成にすることで、取り付け時に板材Pを必要以上に持ち上げる必要がなく、板材Pを搭載面へ移動させることができる。また、固定時には、板材取付部材1を回動させて、立上り部の壁面を高くすることで、けんどん式に固定された下端部がずれて外れてしまうことがない。
【0037】
また、板状取付部材1では、立上り部13の高さが高くコの字形状の深い搭載面Aと、立上り部13の高さが低くコの字形状の浅い搭載面Bとを、取付穴14を回転軸とした場合に、この取付穴を回転軸とする回転面上で隣接して設けている。このため、板材取付部材1を90度程度回転させることで、板材Pを搭載面Bから搭載面Aに移動させることができ、使い勝手がよい。
【0038】
[2.他の実施形態]
本発明は、本実施形態に示される態様に限定されるものではなく、例えば、以下の態様も包含する。本実施形態では、板材取付部材1において、立上り部13の高さが高くコの字形状の深い搭載面Aと、立上り部13の高さが低くコの字形状の浅い搭載面Bとを、板材取付部材1の周囲2面に設けたが、本発明はこのような態様に限られない。例えば、図4に板材取付部材20として示すように、立上り部23の高さが高くコの字形状の深い搭載面Aと、立上り部23の高さが低くコの字形状の浅い搭載面Bとを、板材取付部材1の支持部12の周囲4面に設けて構成することも可能である。この場合、立上り部13の高さが高くコの字形状の深い搭載面Aを向かい合う面に計2つ設け、立上り部13の高さが低くコの字形状の浅い搭載面Bを他の向かい合う面に計2つ設ける態様が好ましい。
【0039】
以上のような態様では、図4(a)の立上り部23の高さが低くコの字形状の浅い搭載面Bの状態から、左右いずれの方向に回動させても、図4(b)の立上り部23の高さが高くコの字形状の深い搭載面Aの位置に移動させることができるので、板材取付部材20を回転させる方向が限定されず、非常に使い勝手の良い板材取付部材を提供することができる。
【0040】
板材取付部材1の他の変形例として、図5に示す板材取付部材30に表れる態様も採用可能である。すなわち、上記実施形態における板材取付部材1の搭載面Aと搭載面Bとの境界は、直角にされていたが、本発明では、図5に示すように、この搭載面Aと搭載面Bの境界をR状に形成した誘導面35を設けることも可能である。これにより、板材取付部材30を回転させて板材Pの底面を搭載面B側から搭載面A側に変わるようにした場合、又はその反対に回転させた場合に、板材Pの底面が、この両面の境界の誘導面35のR状に沿って滑らかに移動させることができる。
【符号の説明】
【0041】
1,20,30…板材取付部材
11,21,31…取付部
12,22,32…支持部
13,23,33…立上り部
14,24,34…取付穴
35…誘導面
A…深い搭載面
B…浅い搭載面
N…取付具
P…板材
U…上部支持部材
W…壁面パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部と下部でコの字形状の取付部材により板材を保持するけんどん式の取付構造において板材下部を保持する板材取付部材であって、
コの字型の底面で板材を重力方向に支持する搭載面と、この搭載面の両壁をなし板材の転倒方向を挟持する立上り部と、を備え、
前記立上り部の高さが高くコの字形状の深い第1の搭載面と、前記立上り部の高さが低くコの字形状の浅い第2の搭載面とが、回転により選択可能に設けられたことを特徴とする板材取付部材。
【請求項2】
前記第1の搭載面と前記第2の搭載面との重心が、回転する回転軸に対して等距離に設けられたことを特徴とする請求項1記載の板材取付部材。
【請求項3】
前記第1の搭載面と、前記第2の搭載面とは、回転面上で隣接して設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の板材取付部材。
【請求項4】
前記第1の搭載面と前記第2の搭載面の境界がR状に形成されたことを特徴とする請求項3記載の板材取付部材。
【請求項5】
前記第1の搭載面と前記第2の搭載面とは、回転面上に、交互に複数設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の板材取付部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−52170(P2013−52170A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193843(P2011−193843)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)