説明

【課題】 仰向きから横向きになったり、横向きから仰向きになったり、と言ったようにいずれの状態で寝る場合でも頭部を略水平状態に保持できる、発砲スチール芯材からなる枕を提供する。
【解決手段】 左端と中央部と右端を凹部形状に構成し、上部に左端と右端に耳の圧迫感をなくするために窪みを付け、それが頭の二点の支持で頭を安定できるし、寝返りをスムーズに出来るように凹部と凸部の境界部分の形状が、滑らかな曲線にして、よりスムーズに寝返りができることが特徴の枕。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仰向け、横向けのどちらの寝姿勢の状態でも楽に気持ち良く眠ることができる、発砲スチール芯材からなる枕に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の枕は、高さ調整に詰め物などが多く、蒲鉾型が多く見られるが、蒲鉾型の上に丸い頭を載せても安定する訳がないと思われる。
たとえば、あるプロ野球選手が宿泊先のホテルで、寝違えて先発できなくなくなったことがあった。
その後、マイ枕お持ち歩く用になったと聞いている。
これはホテル側のミスだと思われる。
スポーツ選手のように肩幅の広い方に、仰向け用だけの枕では横寝の場合肩が下に来るので頭が下がりすりて、寝違いてしまう。
そこで、考えられるのが、略凹形二点の支持するフラット形枕である。
本発明は、以上の問題点お解決するためになされるものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、枕の高さは使用者によって好みが分かれるため、様々な高さの枕が販売されているが、使用者は自分の好みの高さの枕を選んで講入するのが一般的であるが、必ずしも自分にあった枕は99パーセントないと思われる。
このような枕では、仰向けに寝ることを想定したものが多く、枕全体の高さが一定のものが多い。
そうすると寝返りなどで横寝の場合、肩幅の広い方は肩が下に来るので頭の位置が仰向けに寝るときよりも高くなり、枕が低いと感じるものであった。
また、人口の70%〜80%が、しょうゆ顔と言われているいま、高さ調整の詰め物等では、顔の形に合わせた調整まで出来ない。
また、丸い頭を一定の高さの枕に載せても頭の後頭骨と肩甲骨の二点の支持では、真ん中の顎が下がり、気道が圧迫されて、鼾や睡眠時に無呼吸症候群の一因でもあるといわれている。
人工呼吸法の第一にやることは気道確保からである。その姿勢は気道を高くすることである、そうすることで鼾も減らせる。その姿勢を作れるのは発砲スチールなどの芯材の枕である。
また、仰向け、横向けのどちらの寝姿勢でも頭部を略水平状態に対応した枕であって、楽に気持ち良く眠ることの出来る枕を提供することである。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決すための手段】
【0004】
課題は、左端部、および、右端部と中央部との高さの異なる略凹形状に構成されてなることを特徴とするこの枕によって解決される。
特に、左端部、および、右端部は横寝の状態の高さであり、中央部は仰向け寝の状態の高さである、この枕によって解決される。
本発明は、枕の芯材を発砲スチール材とし、使用者自身の頭、顔、体重、肩幅など考慮した枕を提供するものである。
上記のような枕芯材には、硬さをカバーするために、低反発ウレタン厚み約30ミリなどを載せるのが好ましい。
また、好みによってウレタンを2枚重ねるもよし、バスタオルを載せるか、包むと凹凸部分が、なお滑らかな曲線になるので、よりスムーズに寝帰りが出来るようになる。
また、天然素材や複雑な構造の枕ではコスト高となっている。そのてん発砲スチール芯材は、天然素材に比べればダニの温床も減らせるし、大量生産が可能なうえコスト安で、使用者自身の体形に合わせて簡単に加工出来るのが特徴である。
この枕によって解決される。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、仰向け、および、横向け、および、しょうゆ顔などの寝姿勢に対応した発砲スチール芯材からなる枕である。
軟質ポリウレタンフォームなどでも良い。
枕の中央部は仰向けの寝姿勢で頭を置くための凹部である。
および、左右の端部は横向きの寝姿勢で、上部に窪みを付けて耳やメガネなどの圧迫感をなくして、また、通気性も良くする。
また、丸い頭には丸い頭にあった受け皿が好ましい、そこで窪みの前後が二点の支持で頭や顔や肩幅に合わせて調整出来て略水平状態に保持できて、気持ち良く眠ることが出来る枕である。
また、家庭で一番ダニの多いところは寝具類です、喘息、アレルリー体質の一因にもなっているといわれている、枕芯材をバスタオルで巻いたり、載せて使用したのは洗濯すれば枕全体のダニ退治できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の枕芯材の斜視図である。
【図2】 本発明の枕芯材の上に載せる柔軟素材の斜視図である。
【図3】 本発明の枕の芯材の正面の断面図である。
【図4】 本発明の枕の芯材の横の断面図である。
【図5】 本発明の枕の高さ調整用の下駄材の斜視図である。
【図6】 発明の実施するための癖の採り方の説明図である。
【図7】 本発明の枕の実施例の図である。
【図8】 本発明の鼾緩和用頚推用の首枕の図である。
【図9】 本発明の鼾緩和枕の斜視図である。
【図10】 本発明の鼾緩和台の型取り図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
枕の大きさは約20cm×50cm位とし凹部分の低い場合は底部分にゴム板、ベニヤ板などで強度を上げることも必要である。
左端と中央部と右端を凹部状に構成し、上部に左端と右端に耳の圧迫感をなくするために窪みを付け、それが頭の二点の支持で頭お安定できるし、寝返りをスムーズに出来るように凹部と凸部の境界部分の形状が、滑らかな曲線であることが好ましい。
世界で一つのマイ枕の作り方、加工、また、寸法の出し方を説明する。
課題のひとつである。
使用者自身の体形に合わせた枕を作るには、枕の芯材に発砲スチール芯材を使用したのは、素人でも、たとえば、既製品の枕でも、カッター、紙ヤスリ、鋸、スプーンなどで簡単に正確に加工できて、また、高さ調整が楽にできることが特徴である。
寸法の出し方は、素人でも家庭にあるもので簡単でより正確な方法を説明する。
出入り口の、引き戸の柱に背を向けて、自然な姿勢で立ち引き戸の側面(垂直)から胸骨の中芯と、額の寸法を計り誤差を出す。仮に誤差を1cmの場合である。
布団の場合は前後に椅子、ダンボールの箱などで動かないように重石などを利用して床上前後同じ高さに50cm〜70cm位の所に、糸を張って(水平)にする。
必ず自分の使用の寝具の上で測る。オーダーメイドの枕を買っても会わないのは寝具の硬さが違うからです硬さによっては、約2cm〜3cmは違う。寝具の上に本を載せて、その上に仰向けに寝てページをめくりながら、上記の糸の高さから胸骨と額の高さを計り誤差1cmに調整する。
その本の高さが仰向け寝の図Iの(C)の高さである。仮の高さを約4cmとしておく。
また、ベット、マットレスなどの軟らかいものは、体重などで沈みこみが大きいので枕の面積と同じくらいの本が好ましい、工夫をして同じく糸を張って計測する。
横寝の場合も同じく、胸骨、鳩尾の中芯と額と顎の中芯が糸と平行になるように調整する。その高さが図Iの(I)の高さである。仮に横寝の高さを約8cmとしておく。
この計測方法なら仰向け、横寝のどちらの姿勢でも略水平状態に保てる。
また、 横寝の場合バンドにビニールの紐などを結び、臍と、みぞおち,鼻の線を頭の上まで伸ばして紐と、額と顎の中芯が平行であれば正解である。
基準線は、図1、図7の(1)のラインとする。
耳の上、約Icmくらい上の所から耳下1cm(約7cm〜約9cm)が二点の支持とする。
基準線を枕の位置の出し方、枕の上に仰向け、横寝を繰り返してみて肩と枕の隙間を調整して、耳上1cmが基準線にするが、図1の(1)のラインである。
図6の(6)の柱、また、壁などに、図6の(7)に、木、また、固形物など、基準線の上場から約2cm上(耳上3cm)に水平、または、直角にでも、固定しダンボールなどで約17cm×約30cm位の型紙を図6の(7)に沿ってスライドしながら、図6の立ち姿勢の後頭部の癖を取り、ハサミなどで切り取る。癖のとり方はコンパスなど水平にして片方を頭、顔に沿って線を引けばよい、最初は広く最後は狭くすればより正確になる。
また、脊髄上部から下へ約5cm位まで癖をとって、それを写せば、気道の圧迫を減らせて鼾を緩和できる。
図8、図9、図10の後頭骨と脊髄の間の頚推部分は自然体より少し高いほうがより効果がある。
横寝の場合肌の緩和のため約17cm前後ほしい、耳の上下に肌の接点面が約2cm〜4cmくらい。 同じく顔の横の部分も取る。
耳の部分は多く(深く)取ったほうが横寝のときの、耳、メガネ、などの圧迫感が少なくなる。その型紙に柱面を出し(垂直)基準線(耳上1cm)のところに横寝の高さ(仮の高さ8cm)を出し垂直線が枕の底面である。
加工の注意点、枕芯材の上に載せるウレタン、バスタオルなど約1cmから約2cm引いて加工して仕上がり後に下駄材、バスタヲル等で微調整する。
ウレタン約30mm+バスタヲルで厚み約1cm位である
節電、節電で枕にも保冷材を使用する人も増えているので低めに設定して冬場はタオルなどで調整するのも良い。
加工の手順は、上記の、横寝の型紙から横寝の仮の高さ8cmの上に載せる分、約8cm−約1.5cm=約6.5cmを垂直に引いたのが枕の底の線である。
枕の側面に型紙を枕の底の線と基準線を合わせて横顔の癖を写して図7のように加工する。
仰向けの仮の高さ4cm+1.5cm=5.5cmの高さを図1(C面D面)を幅約10cm位カットして後頭骨の部分の癖をスプンなどで1.5cm窪みをつけ頚推部分は、図8の首枕を作り、仰向け寝して調整後両面テープで張り付ければ楽だと思う
また、あお向け寝の型紙の反対の後頭部を写し取り、基準線に合わせ垂直に立てて、削り合わせればよい。図3、図4の点線部分であらわす。
次に凹凸部分の調節である。(C面)約10cm幅から約45℃位で(A面)までカットする。
また、仰向け、横寝の段差が大きい場合(A面とA面の)内法が大きくなるが、体型にも違うが睡眠中無意識のうちに寝返りしたとき滑り落ちないように頭の大きさにもよるが約17cm位から注意する。何回も寝返りを繰り返して見て幅を決める。
最後の仕上げに紙ヤスリで滑らかにして仕上がる。
横寝の、耳の窪み部分のウレタンを約7cm×10cm位カットすれば、図2の耳の違和感が減る。
枕の加工が終わったら、もういちど上記の寝具の上にウレタン、タオルを載せて糸からの高さを確認して、微調整して仕上がる。
枕の高さは仰向けの一般の場合約2cm〜5cm横寝の場合約3cm〜15cm位と言われているが、一定の高さ以上は下駄材で調整が良い。
また、図5の高さ調節用の下駄材は約200mm×約500mm×約10mm(約10mm、約15mm、約20mm)の大きさを、3種類位をそろえて置けば、組み合わせ次第でどんな高さにも調節出来る。
【符号の説明】
【0008】
1 基準線
2 枕の前部
3 二点支持部
4 枕の後部
6 柱又壁
7 基準線固定材
8 型紙
10 耳載講
11 横寝の加工線
12 仰向けの加工線
A 上部横寝の高さ
B 上部横寝の高さ
C 上部仰向けの高さ
D 上部仰向けの高さ
E 窪み部
F 鼾緩和の首枕

【特許請求の範囲】
【請求項1】
仰向け、および横向け寝の姿勢に対応した、発砲スチール芯材からなる枕で、左端と中央部と右端を凹部形状に構成し、上部に左端と右端に耳の圧迫感をなくするために窪みを付け、それが頭の二点の支持で頭を安定できるし、寝返りおスムーズに出来るように凹部と凸部の境界部分の形状が、滑らかな曲線にし、よりスムーズに寝返りができることが特徴の枕。
【請求項2】
左端部と右端部は横向き状態において頭部が略水平状態となる高さであり、中央部の高さは仰向け状態において略水平状態となる高さであることを特徴とする請求項1の枕。
【請求項3】
枕は一定以上の高さには、下駄材で調整し、また上記枕材の上に硬さをカバーするために低反発ウレタンなどを載せて好みの硬さに調整出来ることを特徴とする請求項1又請求項2の枕。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−106920(P2013−106920A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−266259(P2011−266259)
【出願日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【出願人】(511296321)
【Fターム(参考)】