説明

果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素

【課題】ブドウ酒発酵液の残渣からの有用成分採取方法、及びその成分の利用方法の提供。
【解決手段】ブドウ酒発酵液の残渣を綿布袋に入れ圧迫或いは搾り、糖質非アルコール性発酵酵素が多量に含まれる液体を得る。これを糖液(糖濃度20〜40%)に混合し、15〜30℃にて48〜72時間培養して純粋培養液を得る。この培養液に小麦粉を添加して発酵させ、風味豊かな自然食品のパンを製造することができる。又、該培養液を使用して、シャンパンを製造することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
パン類の製造には古来イースト菌が使用され、その発酵により小麦粉の膨張せるものを使用し製品化させており、抗菌、抗黴性に難点あり防腐剤、防菌剤、保存剤等使用されており、自然食品のみによる製造方法は全く無い。
【0003】
シャンパンの製造は古来より白葡萄酒に糖分を加え瓶詰めとして自然発酵により製造されて参りましたが、工程が複雑であり、非常に難しかった。此れを本発明の果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素純粋培養液を使用することにより簡便化、品質の向上を課題とした。又 本発明による酵素による製造は全く無い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
イースト菌による発酵、化学薬品等を全く使用しない自然食品のみによるパンの製造を課題とした。
【0004】
化学薬品を全く使用せず抗菌、抗黴性を有するパンの製造を課題とした。
【0005】
原料に小麦薄力粉を使用し、尚且つ風味の優れたパンの製造を課題とした。
【0006】
良質シャンパンの簡易なる製造方法を課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
葡萄果実3000グラムに糖分500グラム〜900グラム加え混合、5日間〜10日間後、液体即ち果汁糖分を流出せしめ、残液の葡萄果実皮及び種子を綿布袋に入れ圧迫或いは搾り、果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素を多量に合んだ液体を得る。
【0008】
【0007】
により得られた液体を更に水1000グラムに対し糖分200グラム〜400グラムを加えた糖液に加え果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素の純粋培養に成功する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の果実糖質非アルコール性発酵酵素により製造されたパンは全く無塩であり且つ化学薬品を全く使用しない自然食品であり抗菌、抗黴性に優れている。
【0010】
本発明のによる果実糖質非アルコール性発酵酵素の使用によりシャンペンの製造方法が簡易となり且つ種類品質の向上に成功した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
葡萄果実3000グラムに糖分300グラム〜900グラム加え混合15℃〜30℃とし、10日間〜20日間後、果汁所謂葡萄酒を流出せしめ、残余の果実皮、種子を綿布袋に入れ圧迫或いは搾り、果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素液を得る。
【0012】
【0011】
になる液体を更に水1000グラムに糖分200グラム〜400グラム加えた糖液と混合し、15℃〜30℃として72時間〜120時間純粋培養を行う極めて非アルコール性発酵性能に優れた酵素液となり、又、長期保存にも成功す。
【実施例】
【0013】
小麦粉1000グラムに対し
【0012】
にある本発明の果実に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素300グラム〜500グラム加え、充分捏ね混ぜ12時間〜24時間15℃〜30℃にて3倍〜5倍に発酵膨張せるものを蒸すかパン窯で焼くと風味豊かな自然食品によるパンとなる。
【0014】
【0012】
にある本発明の果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素培養液へ、水400グラム〜1000グラム、糖分200グラム〜400グラム加えた糖液へ混合し瓶詰めとし15℃〜30℃として10日間〜20日間後風味豊かな炭酸ガスの多量に含まれるシャンパンとなる。
【0015】
【0012】
にある本発明の果実中に含まれる非アルコール性発酵酵素純粋培養液を少数薬剤効果のない難病患者へ、1日40グラム服用せしめた。若干の改善が見られ医薬品として利用応用が期待される。
【産業上の利用の可能性】
【0016】
実施例
【0013】
の如く本発明の果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素は、小麦粉に対して充分発酵膨張し風味豊かな抗菌、抗黴性あるパンの製造に成功した。
化学薬品を全く使用しない自然食品でありパン製造の画期的な製法と云わざるを得ない。産業廃棄物同様の果実皮、種子と少量の糖液により得る貴重な酵素物質である
【0017】
実施例
【0014】
の如くシャンパンの製造が簡素化され種類も多く自然食品のみによる高品質と糖分の濃度により種々なるシャンパンの製造が可能となった。
【0018】
実施例
【0015】
の如く従来薬物の期待され得なかった難病えの効果も若干あった事は、薬物学的解明となり医療上の利用応用されれば幸甚です。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
葡萄果実3000グラムに糖分300グラム〜900グラム加え混合、15℃〜30℃とし10日間〜20日間後、果汁糖分所謂葡萄酒を流出せしめ、残余の果実皮、種子を綿布袋に入れ圧迫或いは搾り、果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素が多量に含まれる液体を得る。
【請求項2】

【請求項1】
にある果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素を更に水1000グラムへ糖分100グラム〜400グラムを加えた糖液に加え純粋培養保存に成功した。
【請求項3】

【請求項2】
にある本発明の果実中に含まれる糖質非アルコール性発酵酵素純粋培養液によるパンの製造シャンパン製造その他利用応用は全て本発明の範囲内に属する事は云うまでもない。
【請求項1】

【請求項2】
にある工程全てを含むものである。

【公開番号】特開2007−124996(P2007−124996A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−348438(P2005−348438)
【出願日】平成17年11月2日(2005.11.2)
【出願人】(599067385)
【Fターム(参考)】