説明

果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤とその応用

【目的】
本発明は、果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤に関するものである。さらに詳しくは、皮膚に外用した時の感触が軽く、またべたつきのない良好な使用感が得られ、持続性ある保湿作用、皮膚老化防止作用、美白作用、抗酸作用等の機能性を有し、皮膚の乾燥、肌荒れ、シミ、しわの防止および改善と、肌にハリ、弾力を付与する果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤、およびそれらを応用した美肌用の皮膚外用剤又は浴用剤を提供する。
【構成】
本発明は、果汁の乳酸菌醗酵物、特に、赤ブドウ果汁、アセロラ果汁、イチゴ果汁、オレンジ果汁、カムカム果汁、白ブドウ果汁、西洋ナシ果汁、パイナップル果汁、ピーチ果汁、ブルーベリー果汁、メロン果汁から選ばれる果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤と、それらを配合した美肌用の皮膚外用剤又は浴用剤により構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤であり、皮膚に外用した時の感触が軽く、またべたつきのない良好な使用感が得られ、その有する持続性ある保湿作用、皮膚老化防止作用、美白作用、抗酸作用等の機能性により、皮膚の乾燥、肌荒れ、しみ、しわの防止および改善と、肌にハリ、弾力を付与する効果を有する。したがって、美肌用の皮膚外用剤又は浴用剤として応用することができる。
【背景技術】
【0002】
皮膚は紫外線、乾燥などの外的環境による影響や、自然老化、疾病といった内的環境の影響を受け、しわ,しみ,かさつき,ざらつき、肌荒れといった現象が生ずることが知られている。これら皮膚の老化現象を改善するために多くの研究がおこなわれ、現在までに様々な皮膚外用剤が開発され実用されてきた。
【0003】
例えば、慢性的な肌荒れやしわ、小じわは、皮膚の保湿性の低下によるものとされ、エイジングに伴って保湿機能が低下する皮膚にモイスチャーバランスのとれたクリームや有効な成分を補給することや、マッサージや冷暖刺激で血行を促進し、皮膚への栄養の補給をよくするなどで、皮膚の恒常性維持機能を保つこと等が試みられている。
【0004】
また、皮膚細胞の代謝活性能が低下することが皮膚老化の原因の一つとして挙げられていることから、皮膚の細胞を活性化させることで皮膚の代謝機能を向上させ、結果的に皮膚の恒常性を高めることで症状の改善や老化防止を図るといった試みもなされている。
【0005】
一方、紫外線等の影響により生じる活性酸素が、しわ、しみの発生、炎症等皮膚の老化現象に大きく関わっていることが判明していることから、活性酸素を消去する物質を皮膚外用剤として応用することが効果的とされ、多くの抗酸化剤が現在までに検索されている。
【0006】
例えば、皮膚の老化を防止する皮膚外用剤では、コラーゲン、ポリグルタミン酸などの高分子蛋白質,ヒアルロン酸、アロエベラ抽出液などの高分子多糖体、スフィンゴ脂質、セラミド等の脂質類、カルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル等の成分、さらには動物臓器抽出物、植物抽出物、微生物培養物、合成物等が現在までに皮膚外用剤として応用されてきた。
【0007】
特に、植物抽出物には多様で特異的な成分が見いだされており、アロエ抽出物、緑茶抽出物、ボタンピ抽出物、センブリ抽出物、カミツレ抽出物等様々な植物成分が皮膚外用剤に応用されている。中でも特に果実を搾って得られる果汁には、皮膚に対して有用とされている糖類、ビタミン類、ミネラル類、有機酸、色素、フラボノイド、遊離アミノ酸等の成分が豊富に含まれていることが知られており、アセロラ、ブドウ、オレンジ、モモ等の果汁が現在まで応用されている。
【特許文献1】特開平2−200610
【特許文献2】特開平11−255625
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら果汁を皮膚外用剤へ配合する場合、品質管理に伴う安定性の問題や皮膚刺激等の安全性、皮膚に外用した時のべとつき感、重い皮膚残留感等の違和感を伴うといった問題があり、美容剤として利用するには不向きであったり、また皮膚外用剤等に応用する場合においても配合量の上限を低く設定する必要があることが多く、このことにより果汁成分が有する美容上における有益な作用・効果を十分発現させる処方設計を困難とさせていた。
【0009】
こうした事情に鑑み、本発明者らは様々な果汁成分による美容効果、特に、加齢に伴う老化や乾燥の抑制または改善、紫外線などによる傷害、例えば、炎症、しみ、しわ等の抑制または改善といった有用性のスクリーニングを続ける中で、少ない配合量でも前記美容効果が十分発揮される果汁の利用方法について鋭意研究を行った。
【課題を解決するための手段】
【0010】
その結果、果汁を乳酸菌により醗酵させた醗酵代謝物である果汁醗酵物は、醗酵させていない果汁と比較して格段優れた美容効果を示すようになり、少ない配合量でも美容上における有益な作用・効果を十分発現する美容剤となることを見い出した。これに基づき、果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤とすることにより、従来、果汁において安定性、安全性、感触等の影響により美容剤としての利用や皮膚外用剤等への高配合が困難とされ、十分な美容効果を得られなかったという課題を解決することができる。
【0011】
本発明において使用する果汁としては、例えば、赤ブドウ果汁、アセロラ果汁、イチゴ果汁、オレンジ果汁、カムカム果汁、西洋ナシ果汁、パイナップル果汁、ピーチ果汁、ブルーベリー果汁、白ブドウ果汁、メロン果汁が特に好ましいが、それ以外の果汁を用いてもよく、濃縮果汁や、透明化処理された果汁を使用してもよい。尚、赤ブドウとは黒ブドウとも呼ばれるデラウェア,カベルネ・ソーヴィニヨン,メルロ等を示し、白ブドウとは、マスカットや甲州,シャルドネ,ソーヴィニヨン・ブラン等を示す。
【0012】
また、本発明において果汁の醗酵のために供する「乳酸菌」とは、一般的な乳酸菌の分類に当てはまるものであり、「Lactobacillus属」、「Streptococcus属」、「Lactococcus属」、「Leuconostoc属」、「Pediococcus属」、「Sporolactobacillus属」、「Bifidobacterium属」等のことである。
【0013】
「Lactobacillus属」の菌類としては、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus casei、Lactobacillus delbruckii subsp. bulgaricus、Lactobacillus delbrueckii subsp. delbrueckii、Lactobacillus delbruckii subsp.lactis、Lactobacillus fermentum、Lactobacillus gasseri、Lactobacillus helveticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus sanfrancisco等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0014】
「Streptococcus属」の菌類としては、Streptococcus thermophilus等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0015】
「Lactococcus属」の菌類としては、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0016】
「Leuconostoc属」の菌類としては、Leuconostoc citreum、Leuconostoc lactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、Leuconostoc mesenteroides subsp. dextranicum、Leuconostoc mesenteroides subsp.
mesenteroides等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。
【0017】
「Pediococcus属」の菌類としては、Pediococcus acidilactici、Pediococcus halophilus、Pediococcus pentosaceus等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0018】
「Sporolactobacillus属」の菌類としては、Sporolactobacillus inulinus等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0019】
「Bifidobacterium属」の菌類としては、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactentis、Bifidobacterium liberrorum、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium parvulorum、Bifidobacterium pseudolongum、Bifidobacterium thermophilum等を用いるが、その他、同属種を用いることもできる。何れの種類のものも、またこれら任意の交配種のものも使用することができる。

【0020】
乳酸菌接種後の醗酵条件は特に制限されるものはなく、使用菌種によって任意に選択できるが、目安として醗酵温度が15〜45℃、好ましくは25〜40℃、初発pHが3.0〜7.0、好ましくは4.0〜6.5、培養時間が6〜120時間、好ましくは18〜64時間行う。このとき、糖をはじめとする各種の栄養素やpH調製のための酸、アルカリ等を適宜加えても良い。醗酵は、混合醗酵でも、連続醗酵でも良く、乳酸菌以外の微生物、例えば酵母等を乳酸菌との混合醗酵若しくは乳酸菌醗酵後の二次醗酵に使用しても良い。醗酵後は濾過し、必要であれば、滅菌処理、pH調整、イオン交換樹脂、活性炭カラム、透析膜などを利用し、脱臭、脱色等の精製処理を行う。また、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の有機溶媒、又はこれらの任意の混液を添加することもできる。このようにして得た抽出液はそのままでも利用可能であるが、濃縮、乾燥してペースト状、粉末状としてから利用してもよい。
【0021】
尚、本発明で使用する菌の醗酵培地は、各果汁、または各果汁に糖、酵母エキス、ペプトン、植物成分等の栄養成分やL−グルタミン酸、L−グルタミン酸ナトリウムを用いることができ、これらの成分を単独或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。またpH調製のための酸、アルカリ等を適宜加えてもよく、果汁濃度については、特に制限される物ではないが、果汁由来固形分として、1〜30%、好ましくは5〜20%で行うのがよい。
【0022】
pHや温度等の醗酵条件や時間等は各菌種によって任意に設定でき、使用菌種は単一、あるいは2種以上を併用してもよい。醗酵後の培養基をそのまま果汁醗酵代謝物とすることができるが、果汁の乳酸菌醗酵物の機能及び外観等の点で醗酵後の培養基を濾過したものが好ましい。又、醗酵後の培養基を必要に応じて濾過、遠心分離、抽出、精製、滅菌等本発明の本質を損なわない範囲内で任意の操作を適宜加えることも可能であり、得られた抽出液を希釈、濃縮、乾燥することもできる。
【0023】
醗酵後の培養基を抽出する際の溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノールなどの低級アルコール、又はプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなどの多価アルコール)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステルなどのエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルムなどの有機溶媒を、単独でまたは2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができる。
【0024】
本発明の美肌用皮膚外用剤は、果汁の乳酸菌発酵物を有効成分とする美容剤を配合したものであり、処方中における果汁の乳酸菌醗酵物の含有量としては、通常、固形分換算して0.00001重量%以上、好ましくは0.0001〜10.0重量%程度が良い。また浴用剤の場合では、200〜300Lの浴湯に投じて同程度の濃度になるような使用量に調整される。
【0025】
本発明による美肌用皮膚外用剤又は浴用剤は、1)局所又は全身用の皮膚洗浄料又は皮膚化粧料類、2)頭皮・頭髪に適用する薬用及び/又は化粧用の製剤類、3)浴湯に投じて使用する浴用剤、4)人体用の消臭・防臭剤、5)皮膚貼付用シート、化粧用シート、化粧用コットン、衛生用品、衛生綿類、ウエットティッシュなどを意味し、アンプル、カプセル、粉末(パウダー)、顆粒、固形、溶液、ゲル、気泡、エマルジョン、シート、ミスト、スプレー剤など利用上の適当な形態とすることができる。
【0026】
具体的には、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ジェル、ローション、オイル、パック、ミスト、顔面用化粧用シートなどの基礎化粧料、ひげ剃り用剤、洗顔料、皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラなどのメークアップ化粧料、香水類、皮膚用消臭剤、制汗剤、入浴剤等が上げられる。
【0027】
本発明による美肌用皮膚外用剤又は浴用剤には、必要に応じ本発明の効果を損なわない範囲内で、下記に例示する成分や添加剤を任意に選択し添加することができる。
【0028】
(1)各種油脂類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
【0029】
(2)ロウ類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。
【0030】
(3)鉱物油
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。
【0031】
(4)脂肪酸類
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
【0032】
(5)アルコール類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。
【0033】
(6)多価アルコール類
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。
【0034】
(7)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
【0035】
(8)金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
【0036】
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
【0037】
(10)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
【0038】
(11)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
【0039】
(12)各種アミノ酸類
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
【0040】
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
【0041】
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール或いは含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル等の各種有機溶媒の中から選ばれる1種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノール等の溶媒を採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
【0042】
これら植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。
【0043】
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノアカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、エンドウ、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、キマメ、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ジョウオウヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンキリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ
、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウサイカチ、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。

【0044】
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
【0045】
その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。
【0046】
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。
【0047】
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
【0048】
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。

【0049】
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。
【0050】
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は豚の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、牛・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛又は豚のエラスチン又はエラスチン加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
【0051】
植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細胞、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群等も使用することができる。
【0052】
(14)海洋成分
深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石等。
【0053】
(15)微生物培養代謝物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米醗酵エキス、米糠(赤糠、白糠)醗酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸醗酵物、マメ科植物の乳酸菌醗酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌醗酵物等。
【0054】
(16)α-ヒドロキシ酸類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
【0055】
(17)無機顔料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
【0056】
(18)紫外線吸収/遮断剤
ベンゾフェノン誘導体(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2-エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
【0057】
(19)美白剤
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
【0058】
(20)チロシナーゼ活性阻害剤
ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、ヒドロキシチロソール又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
【0059】
(21)メラニン色素還元/分解物質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
【0060】
(22)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、醗酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリ)等。
【0061】
(23)収斂剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
【0062】
(24)活性酸素消去剤
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
【0063】
(25)抗酸化剤
ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール又はその誘導体、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
【0064】
(26)過酸化脂質生成抑制剤
β-カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、ローズマリー、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
【0065】
(27)抗炎症剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
【0066】
(28)抗菌・殺菌・消毒薬
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p-クロロフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、p-クロロ-m-クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、O-フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
【0067】
(29)保湿剤
グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヒアルロン酸又はその塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、ミニササニシキエキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、ヘチマ水、シラカバ(白樺)又は赤松の樹液
【0068】
(30)エラスターゼ活性阻害剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
【0069】
(31)頭髪用剤
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
【0070】
(32)抗アンドロゲン剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。
【0071】
(33)末梢血管血流促進剤
ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
【0072】
(34)刺激剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l-メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
【0073】
(35)代謝活性剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
【0074】
(36)抗脂漏剤
ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
【0075】
(37)角質溶解剤
レゾルシン、サリチル酸、乳酸,尿素等。
【0076】
(38)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β-チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。
【0077】
(39)除毛剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグ
リコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウム)等。
【0078】
(40)毛髪膨潤剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
【0079】
(41)染料剤
5-アミノオルトクレゾール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、3,3′-イミノジフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4-ジアミノフェノール、塩酸トルエン-2,5-ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N-フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4-ジアミノアントラキノン、2,6-ジアミノピリジン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、トルエン-2,5-ジアミン、トルエン-3,4-ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N′-ビス(4-アミノフェニル)-2,5-ジアミノ-1,4-キノンジイミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、N-フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5-アミノオルトクレゾール、硫酸2-アミノ-5-ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′-ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4-ジアミノフェノール、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2-ヒドロキシ-5-ニトロ-2′,4′-ジアミノアゾベンゼン-5′-スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
【0080】
(42)香料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精
油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
【0081】
(43)色素・着色剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
【0082】
(44)その他
ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等)、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等が上げられ、これらと併用することによって、本発明効果又は他の美容的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0083】
果汁の乳酸菌醗酵物の製造
【実施例1】
【0084】
(製造例1)
各種果汁に乳酸菌を1重量%量接種し、30℃で3日間培養した後、次にこの培養物を80℃で達温殺菌後、遠心分離し不溶性固形分を除去することにより果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を得た。
【0085】
(製造例2)
各種果汁に乳酸菌を1重量%量接種し、30℃で3日間培養した後、次にこの培養物を80℃で達温殺菌後、遠心分離し、上清にエタノールを10重量%、パラオキシ安息香酸メチルを0.1重量%となるように加え、十分攪拌した後メンブランフィルターにて濾過することにより果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を得た。
【0086】
(製造例3)
各種果汁に乳酸菌を1重量%量接種し、30℃で3日間培養した後、次にこの培養物を80℃で達温殺菌後、遠心分離し、上清に1,3−ブチレングリコールを30重量%となるように加え、十分攪拌した後メンブランフィルターにて濾過することにより果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を得た。
【0087】
上記、実施例で得た果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液は表1の通りである。
【表1】

【実施例2】
【0088】
保湿作用の評価1
果汁の乳酸菌醗酵物の外用による保湿作用を評価するため、モニターによる経表皮水分喪失量を測定した。
(試料溶液)実施例(製造例1)で得た果汁の乳酸菌醗酵物を含む各種溶液を1%に精製水にて調整,比較対象として醗酵させていない果汁を同様に1%に精製水にて調整した。
(測 定 器)TEWAMETER TM210;COURAGE+KHAZAKA Electronic Gmbh製

(方 法)モニターの左右前腕屈側に各試料水溶液(1mL)を1日3回塗布する。以上を3日間連続して行い、終日3回目の塗布後、恒温恒湿室(24℃、50%RH)にて1時間安定させた後、測定器を用いて経表皮水分喪失量の測定を行った。測定は、2秒間隔で3分間測定し、全数値の平均値を被検部位のTEWL値とする。結果を表2に示す。
【0089】
(結 果)表2のとおり果汁の乳酸菌醗酵物の保湿性は醗酵させていない果汁に比べ、有意に経表皮水分蒸発量を抑制し、優れた保湿作用を示した。特に、赤ブドウ果汁、アセロラ果汁、イチゴ果汁、オレンジ果汁、カムカム果汁、西洋ナシ果汁、パイナップル果汁、ピーチ果汁、ブルーベリー果汁、白ブドウ果汁、メロン果汁の乳酸菌発酵物は、醗酵させていない果汁に比べ顕著な向上が認められた。これにより果汁の乳酸菌醗酵物は、保湿剤の有効成分として有用であると認められた。
【表2】

【実施例3】
【0090】
保湿作用の評価2
果汁の乳酸菌醗酵物の外用による保湿作用を評価するため、モニターによる表皮角層水分量を測定した。
(試料溶液)実施例(製造例1)で得た果汁の乳酸菌醗酵物を含む各種溶液を1%に精製水にて調整し,比較対象として醗酵させていない果汁を同様に1%に精製水にて調整した。この際陰性対象としては精製水を用意した。
(測 定 器)表皮角層水分量測定装置(高周波 IMPERDANCE METER model IB 335, アイ・ビイ・エス株式会社製)

(方 法)測定部位は前腕屈側内側とし、外周直径6mm、中心直径1mmの電極で皮膚の測定部位の電気伝導度をあらかじめ測定し、次に測定部位に各試料約1mLを塗布し、30秒後に余剰の試料を除去し、直後より30秒毎の電気伝導度を3分間測定した。
尚、モニターは試験開始30分前より温度:22〜24℃、相対湿度:50〜52%の恒温恒湿室に入室し同条件下で測定を行った。
【0091】
(結 果)図1〜10のとおり、果汁の乳酸菌醗酵物は醗酵させていない果汁に比べ、保湿効果が高くかつ長く維持されていることが判明した。尚、他の果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液においても同様に、醗酵させていない果汁に比べ保湿効果が高くかつ長く維持されている傾向が見られた。この結果からも果汁の乳酸菌醗酵物は、保湿剤の有効成分として有用であると認められた。
【実施例4】
【0092】
美白作用の評価
(試料溶液)実施例(製造例1)で得た果汁の乳酸菌醗酵物を含む各種溶液、および比較対象として醗酵させていない果汁を用意した。
(方 法)L−チロシン溶液1.0mLおよびMcilvaine Buffer溶液1.0mLを試験管に加え37℃の恒温槽の中で10分間放置し、これに試料溶液1.0mL、チロシナーゼ溶液を0.1mLを加え37℃恒温槽中で20分間反応させた。反応後、吸光度475nmにおける赤色ドーパクロムの生成量を測定した。その測定値から以下の式を使ってチロシナーゼ活性阻害率を計算した。

【0093】
(数1)
阻害率(%)=(1−((A−A)/(B−B))×100
A:試料溶液を含む反応液の吸光度
B:試料溶液を含まない反応液の吸光度
:Aのチロシナーゼの代わりに精製水を入れた反応液の吸光度
:Bのチロシナーゼの代わりに精製水を入れた反応液の吸光度
【0094】
(結 果)表3のとおり、果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液は醗酵させていない果汁を含む溶液に比べ、何れも高いチロシナーゼ活性阻害率を示した。このことから果汁の乳酸菌醗酵物はチロジナーゼ活性阻害剤(美白剤)として有用であると認められた。
【表3】

【実施例5】
【0095】
抗酸化作用の評価
NBT(ニトロブルーテトラゾリウム)還元法を用いて、活性酸素消去作用(スーパーオキサイドジスムターゼ<SOD>様作用)を計測した。この方法は、NBT試薬がxanthine-xantineoxidase系で発生させたスーパーオキサイドにより還元され、青色のdiformazanに変わる原理を利用した方法である。
(試料溶液)実施例(製造例1)で得た果汁の乳酸菌醗酵物を含む各種溶液、および比較対象として醗酵させていない果汁を用意した。
(方 法)Xanthineとエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムをそれぞれ3.0mMとなるように溶解した0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH=10.2)2.6mLに、0.75mM−NBT水溶液0.1mL、0.15%牛血清アルブミン水溶液0.1mLを加え、そこに試料溶液0.1mLを混合して10分間放置した後、これにあらかじめ吸光度変化が約0.3/20分となるように調整したキサンチンオキシダーゼ水溶液0.1mLを添加して、さらに20分間放置した。その後6mM塩化第二銅水溶液0.1mLを添加して反応を停止させ、560nmにおけるO.D(NBT試薬を還元し、それによって生成するdiformazanの量)を測定した。なお試料溶液の代わりにその溶媒を添加したものを対照とし、各試料、対照について、酵素反応を行う前に反応停止液を添加した、ブランクを設定し、次式によりNBT還元抑制率を計算した。
【0096】
(数2)
NBT還元抑制率(%)=[1-(試料O.D−試料ブランクO.D)/(対照O.D−対照ブランクO.D)]×100
【0097】
(結 果)表4のとおり、果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液は醗酵させていない果汁を含む溶液に比べ、何れも高いNBT還元抑制率を示した。このことから果汁の乳酸菌醗酵物は活性酸素消去剤(抗酸化剤)として有用であると認められた。
【表4】

【実施例6】
【0098】
モニターによる官能評価試験
男女20名のモニターに対して、製造例1の果汁の乳酸菌醗酵物について官能評価試験を行った。評価は「匂い」と頬部適用における「使用感」「べたつき感」の3項目とし、「使用感」「べたつき感」については、醗酵させていない果汁と比べ次の基準にて採点を求めた。
(「匂い」の基準)
良好…得点3,
普通(違和感なし)…得点2,
やや気になる(多少違和感がある)…得点1,
不良(不快感あり)…得点0
(「使用感」の基準)
果汁より明らかに使用感が軽い…得点3,
果汁よりやや使用感が軽い…得点2,
果汁と使用感はかわらない…得点1,
果汁より使用感が重い…得点0
(「べたつき感」の基準)
べたつき感がない…得点3,
果汁よりべたつき感が軽い…得点2,
果汁とべたつき感はかわらない…得点1,
果汁よりべたつき感がある…得点0
【0099】
(試験結果)表5の通りであった。本発明による果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液の中で「におい」「感触」の面でとくに評価の高かったのが、赤ブドウ果汁醗酵液、イチゴ果汁醗酵液、西洋ナシ果汁醗酵液、白ブドウ果汁発酵液、カムカム果汁醗酵液であった。なお試験において塗布した皮膚部位に異常は何ら認められなかった。
【表5】

【実施例7】
【0100】
安全性試験
(1)皮膚一次刺激性試験
製造例1〜3によって得られた果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を背部を剪毛した日本白色家兎(雌性,1群3匹,体重2.2kg前後)の皮膚に適用した。判定は、適用後24、48、72時間後にドレイズの判定基準に基づき、紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0101】
(2)皮膚累積刺激性試験
製造例1〜3によって得られた果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を、側腹部を剪毛したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回,0.5mL/匹を塗布した。塗布は2週に渡って行い、剪毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最終塗布日の翌日にドレイズの判定基準に基づき紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、2週間に渡って何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0102】
(3)急性毒性試験
製造例1〜3によって得られた果汁の乳酸菌醗酵物を含む溶液を減圧・乾燥したものを試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性,1群5匹,5週齢)に2000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日間何等異状を認めず、又、解剖の結果も異状がなかった。よって、LD50は2000mg/kg以上と判定された。
【実施例8】
【0103】
各種皮膚外用剤の製造
(処方例1)乳液
重量%
1.スクワラン 8.0

2.ホホバ油 7.0

3.セチルアルコール 1.5

4.グリセリンモノステアレート 2.0

5.ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0

6.ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0

7.1,3-ブチレングリコール 1.0

8.グリセリン 2.0

9.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 5.0

10.防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 適量
11.精製水 100とする残余

【0104】
(処方例2)化粧水
重量%
1.グリセリン 5.0

2.1,3-ブチレングリコール 5.0

3.モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.0
4.エタノール 15.0
5.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 2.0

6.モロヘイヤ50%エタノール抽出液 1.0

7.抗菌・防腐剤(チアミンラウリル硫酸塩) 適量
8.香料(ウイキョウ水) 適量
9.精製水 100とする残余

【0105】
(処方例3)パック
重量%

1.ポリビニルアルコール 15.0
2.カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0

3.プロピレングリコール 3.0

4.エタノール 10.0
5.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 2.0

6.ユキノシタ50%エタノール抽出液 1.0

7.サボンソウ50%エタノール抽出液 1.0

8.防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 適量
9.香料(セージ水) 適量
10.精製水 100とする残余

【0106】
(処方例4)洗顔料
重量%
1.ミリスチン酸 25.0
2.ステアリン酸 5.0

3.牛脂脂肪酸 5.0

4.プロピレングリコール 10.0
5.水酸化カリウム 6.0

6.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 6.0

7.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 2.0

8.シイタケ50%1,3-ブチレングリコール抽出液 2.0

9.松葉50%1,3-ブチレングリコール抽出液 2.0

10.グリチルレチン酸ジカリウム 1.0

11.ローヤルゼリーエキス 0.1

12.防腐剤(フェノキシエタノール) 0.1

13.香料(セージ水) 適量
14.精製水 100とする残余

【0107】
(処方例5)サンスクリーン化粧品(O/W型)
重量%
1.オキシベンゾン 2.0

2.パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0

3.スクワラン 10.0
4.ワセリン 5.0

5.ステアリルアルコール 3.0

6.ステアリン酸 3.0

7.グリセリルモノステアレート 2.0

8.ポリアクリル酸エチル 1.0

9.1,3-ブチレングリコール 6.0

10.エデト酸二ナトリウム 0.1

11.トリエタノールアミン99% 1.0

12.二酸化チタン 5.0

13.果汁の乳酸菌醗酵液

※(製造例1〜3の何れか1種) 2.0

14.シラカバ50%エタノール抽出物 0.5

15.紅花50%エタノール抽出物 0.5

16.防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 適量
17.香料(アップル水) 適量
18.精製水 100とする残余

【0108】
(処方例6)ファンデーション(O/W型)
重量%
1.ステアリン酸 4.0

2.モノステアリン酸グリセリン 3.0

3.セタノール 1.5

4.ミリスチン酸イソプロピル 7.0

5.流動パラフィン 10.0
6.サラシミツロウ 3.0

7.トリエタノールアミン 1.5

8.グリセリン 3.0

9.ベントナイト 1.0

10.酸化チタン 8.0

11.カオリン 3.0

12.タルク 3.0

13.着色顔料 1.0

14.果汁の乳酸菌醗酵液を乾燥したもの

※(製造例1〜3の何れか1種) 0.5

15.紅花熱水抽出粉末 0.5

16.防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 適量
17.香料(ラベンダー水) 適量
18.精製水 100とする残余
【0109】
(処方例7)シャンプー
重量%
1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0

2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12.0
3.1,3-ブチレングリコール 4.0

4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0

5.エデト酸二ナトリウム 0.1

6.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 2.0

7.ローズマリー30%エタノール抽出液 1.0

8.5%コラーゲン加水分解物含有溶液 1.0

9.抗菌・防腐剤(チアミンラウリル硫酸塩) 適量
10.pH調整剤 適量
11.香料(ハマメリス水) 適量
12.精製水 100とする残余

【0110】
(処方例8)リンス
重量%

1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0

2.セトステアリルアルコール 2.0

3.ポリオキシエチレンラノリンエーテル 3.0

4.プロピレングリコール 5.0

5.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 1.0

6.アロエ50%エタノール抽出液 0.1

7.ハンゲ50%エタノール抽出液 0.1

8.シャクヤク50%エタノール抽出液 0.1

9.30%トレハロ−ス溶液 1.0

10.加水分解シルク溶液 1.0

11.牡丹皮50%エタノール抽出液 0.1

12.抗菌・防腐剤(塩化ベンザルコニウム) 適量
13.香料(ボダイジュ水) 適量
14.精製水 100とする残余

【0111】
(処方例9)ヘアーリキッド
重量%

1.エタノール 29.0
2.ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸 10.0
3.ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル 5.0

4.トリエタノールアミン 1.0

5.ウヤク熱水抽出物 1.0

6.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 1.0

7.塩化カルプロニウム 0.3

8.ヒノキチオール 0.5

9.ケラチン分解溶液 1.0

10.抗菌・防腐剤(パラベン、塩化ベンザルコニウム) 適量
11.香料(リンゴ水) 適量
12.精製水 100とする残余

【0112】
(処方例10)ヘアートニック
重量%

1.エタノール 40.0
2.オレイン酸エチル 1.0

3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.0

4.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 5.0

5.防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 適量
6.精製水 100とする残余

【0113】
(処方例11)育毛・養毛剤
重量%

1.エタノール 60.0
2.果汁の乳酸菌醗酵液
※(製造例1〜3の何れか1種) 5.0

3.ボダンピ70%プロピレングリコール抽出物 2.0

4.ビタミンE誘導体 0.5

5.トウガラシチンキ 0.5

6.レゾルシン 0.5

7.グリチルリチン酸 0.5

8.ヒドロキシプロピルキトサン溶液 0.5

9.牛ヘマチン液 0.5

10.シラカバ50%プロピレングリコール抽出物 2.0

11.アミノ酸(グリシン、グルタミンなど) 0.5

12.抗菌・防腐剤(パラオキシ安息香酸アルキルエステル) 0.1

13.香料(ローズマリー) 適量
14.精製水 100とする残余
【0114】
(処方例12)浴用剤
重量%

1.炭酸水素ナトリウム 58
2.無水硫酸ナトリウム 30
3.ホウ砂 2

4.果汁の乳酸菌醗酵液を乾燥したもの
※(製造例1〜3の何れか1種) 10
5.色素(グンジョウピンク) 任意
【0115】
(処方例13)被覆保護剤
ガーゼ又はリニメント布に果汁の乳酸菌醗酵液(製造例1〜3の何れか1種)、抗菌・殺菌・消毒薬、抗炎症剤など適量を混合した処方液を含浸させる。
【実施例9】
【0116】
使用試験
本発明の化粧料を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは肌荒れ,乾燥肌で悩む人、及び、肌にツヤ・張りのない人、21〜46歳の20名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に処方例1の乳液(本発明品)の適量を顔面及び手に1ヶ月に渡って塗布することにより行った。対照には、乳液から果汁の乳酸菌醗酵液を除き代わりに果汁を同様な方法にて処方したもの(対照品)を用いた。又、評価方法は下記のアンケート項目への回答にて行い、結果は表6の通りでであった(表中の数値は人数を表す)。尚、使用期間中に皮膚の異常を訴えた者はいなかった。
【0117】
(アンケート項目)
1.肌に潤いがでてきた。
2.肌荒れ、手荒れが改善された。
3.しみ、黒ずみ等が改善された。
4.しわが改善された。
5.肌にツヤがでてきた。
6.肌に張り・弾力がでてきた。
【0118】
【表6】

【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(赤ブドウ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0120】
【図2】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(アセロラ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0121】
【図3】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(イチゴ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0122】
【図4】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(オレンジ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0123】
【図5】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(カムカム果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0124】
【図6】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(白ブドウ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0125】
【図7】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(西洋ナシ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0126】
【図8】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(パイナップル果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0127】
【図9】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(ピーチ果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0128】
【図10】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(ブルーベリー果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。
【0129】
【図11】実施例−保湿作用の評価2で、本発明の果汁醗酵代謝物(メロン果汁)と発酵させていない果汁とを適用した部位の表皮角層水分量を測定した値を示した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする美容剤。
【請求項2】
果汁が、赤ブドウ果汁、アセロラ果汁、イチゴ果汁、オレンジ果汁、カムカム果汁、白ブドウ果汁、西洋ナシ果汁、パイナップル果汁、ピーチ果汁、ブルーベリー果汁、メロン果汁から選ばれるものである請求項1記載の美容剤。
【請求項3】
果汁の乳酸菌醗酵物を有効成分とする請求項1乃至2記載の美容剤を配合してなる美肌用皮膚外用剤又は浴用剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−8566(P2006−8566A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−186801(P2004−186801)
【出願日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(000119472)一丸ファルコス株式会社 (78)
【出願人】(000208086)大洋香料株式会社 (34)
【Fターム(参考)】