説明

架橋系ゴム材料の破壊試験方法

【課題】架橋系ゴム材料において本質破壊仕事法を導入し、ゴム材料の破壊靱性評価を簡便に行う方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、少なくとも両側に切り欠き部を形成した架橋系ゴム材料を用いた破壊試験法において、該架橋系ゴム材料の切り欠き部間の距離と総入力エネルギーとの関係を評価する破壊試験方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架橋系ゴム材料の破壊靱性特性の評価のための破壊試験方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タイヤに要求される性能はますます厳しくなっており、その材料としてのゴムの力学特性評価は重要性を増している。特に材料の破壊靱性は、製品として極めて重要な物性であるにも関わらず、破断伸度や破断強度といった漠然とした破壊靱性評価にのみとどまっていた。詳しくは、J積分やクラック開口係数などの弾性力学の破壊靱性評価法も知られているが、計算が煩雑なため積極的には利用されていないのが現状である。
【0003】
J積分やクラック開口係数などの弾性力学の破壊靱性評価法における問題点は、材料の破壊に必要としたエネルギーである総破壊仕事のみを扱い、その構成については扱わない理論体系であることにある。
【0004】
総破壊仕事は、材料が破断するまでに入力された総エネルギーに相当し、一般的には力−伸び曲線(SSカーブ)の下面積で求められる。しかし、この総破壊仕事は、破壊を引き起こすのに本質的に必要なエネルギーである本質破壊仕事と、破壊までに材料を変形させる際に失われるエネルギーである塑性・粘性仕事の二つの和で記述される。材料の破壊特性を詳細に知るためには、この両者を分離し詳細に議論する必要がある。
【0005】
本質破壊仕事法(EWF法)は本質的な破壊仕事と破壊までの変形で失われた塑性・粘性仕事を簡便に分離することが可能な現存する唯一の方法である。この手法では、本質破壊仕事が破壊面の面積に比例し、塑性・粘性仕事が変形領域の体積に比例することを利用する。試料両端に剃刀により亀裂(切り欠き部)を入れることで破壊面、変形領域を限定すると、破壊面積と変形領域がそれぞれ亀裂間距離(切り欠き部間の距離)の2乗、3乗に比例することから、亀裂間距離を変数とすることで、本質破壊仕事と塑性・粘性仕事を分離することができる。
【0006】
具体的には、得られた変位−荷重曲線(SSカーブ)の下面積で定義される総破壊仕事を求める。この総破壊仕事を破壊面の面積である試料厚みと亀裂間距離を乗じたもので除することで、単位破壊面あたりの総仕事を求める。本質破壊仕事法が適用可能であるとき、この単位破壊面あたりの総仕事は亀裂間距離に対して直線的に変化し、その切片から本質的に破壊に必要なエネルギーである本質破壊仕事が、傾きから変形によって失われたエネルギーである塑性・粘性仕事が求められる。
【0007】
これまで、本質破壊仕事法は、大きな塑性変形を示すプラスチック材料、もしくは粘性成分が比較的大きな未架橋の熱可塑性エラストマーに対してのみ適応されてきており、弾性変形が主となる架橋系ゴム材料には適応されていない(非特許文献1および2)。実際に特許文献検索や学術文献検索を行っても本質破壊仕事法を架橋系ゴム材料に適用した文献は全く見られないのが現状である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】T. Barany, T. Czigany, J. Karger−Kocsis, Application of the essential work of fracture (EWF) concept for polymers, related blends and composites: A review, Progress in Polymer Science, 35, 1257−1287 (2010)
【非特許文献2】A.D. Drozdov *, S. Clyens, J. Christiansen, Essential work of fracture and viscoplastic response of a carbon black−filled thermoplastic elastomer, Engineering Fracture Mechanics, 76, 1977−1995 (2009)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、架橋系ゴム材料において本質破壊仕事法を導入し、ゴム材料の破壊靱性評価を簡便に行う方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明は、少なくとも両側に切り欠き部を形成した架橋系ゴム材料を用いた破壊試験法において、該架橋系ゴム材料の切り欠き部間の距離と総入力エネルギーとの関係を評価する破壊試験方法に関する。
【0011】
上記破壊試験法は、架橋系ゴム材料の切り欠き部間を選択的に塑性変形させる条件で引張変形を加えることが好ましい。
【0012】
架橋系ゴム材料が、タイヤトレッド又はサイドウォール用架橋系ゴム材料であることが好ましい。
【0013】
架橋系ゴム材料は、厚みが0.05〜2.5mmのシートであることが好ましい。
【0014】
上記破壊試験法は、引張速度が毎分15〜500mmであることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、架橋系ゴム材料、特にタイヤトレッド又はサイドウォール用架橋系ゴム材料について、架橋系ゴム材料の破壊靱性評価を簡便に行うことができ、タイヤの破壊性能や疲労特性を評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】両側に切り欠き部を形成した、引張試験用の架橋系ゴム材料の全体図である。
【図2】引張速度100mm/分での測定より得られた荷重−変位曲線である。
【図3】単位破壊面あたりの総仕事を亀裂間距離に対してプロットしたものである。
【図4】引張速度10mm/分での測定より得られた荷重−変位曲線である。
【図5】引張速度500mm/分での測定より得られた荷重−変位曲線である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、少なくとも両側に切り欠き部を形成した架橋系ゴム材料を用いた破壊試験法において、該架橋系ゴム材料の切り欠き部間の距離と総入力エネルギーとの関係を評価する破壊試験方法である。すなわち、本発明は、EWF法を架橋系ゴム材料に適用した破壊試験方法であり、本発明によれば、架橋系ゴム材料の切り欠き部間の距離と総入力エネルギーとの関係をプロットしたグラフから、本質的な破壊仕事(破壊靱性)と破壊までの変形で失われた塑性・粘性仕事とを分離させ、これらを正確に測定することが可能となる。
【0018】
EWF法は、CotterellおよびReddelによって提案された方法であり、切欠きのある試験片を引張・破壊する際の全仕事量を2成分、すなわち実際に破壊の進行する部分で消費される実質仕事(=破壊靱性)と、塑性変形域で消費される非実質仕事とに分離することができる。元来、金属や延性高分子に適用されてきたが、最近になってSethらが紙の分野にも導入した。
【0019】
図1に示すような両側切り欠き試験片(B/3≧L≧5t;tは厚さ)を引張変形させる際の塑性変形域の形状として、切欠き先端間(リガメントL)を直径とする円形が仮定されている。破壊までに与える全仕事量Wは、破壊が実際に進行する領域(Fracture Process Zone)で消費される実質破壊仕事Wと、塑性変形域(Outer Plastic Region)で消費される非実質破壊仕事Wの2つの要素に分離され、全仕事量Wは以下の式で表される。
=W+W=Ltw+βLtw
ここで、wは破壊が実際に進行する領域内の単位クラック領域あたりで消費される実質仕事であり、試料固有の値である。一方、wは材料の単位体積あたりで消失する非実質仕事である。またβは試料・クラックの形状に依存する塑性変形域の形状ファクターである。上式を書き直すと、
(=W/Lt)=w+βLw
となる。ここでwをLに対してプロットすると直線が得られ、その切片からw(破壊靱性)が求められる。なお、これらの関係はクラック成長前にリガメントが完全に降伏する場合において妥当とされる。
【0020】
本質破壊仕事法による正確な破壊靱性評価を行うために満たすべき条件としては、一般的に三つあるとされる。一つ目は試料の形状と亀裂間距離に対する規定であり、平面応力状態を維持するために、試料厚みt、幅Bに対して、亀裂間距離Lは5t≦L≦B/3の関係になければならない。二つ目はクレイズ・クラック進展に対する規定であり、亀裂間においてクレイズ・クラックは両端より最短距離で進行し、中央で出会わなければならない。三つ目は力−伸び曲線に対する規定で、亀裂間距離に対して総入力エネルギーが直線的に増加し(相似形で大きく)ならなければならない。
【0021】
架橋系ゴム材料について、本質破壊仕事法による破壊靱性評価を行う上で問題点となるのは、二番目、および三番目の条件である。したがって、本発明において解決すべき問題は、亀裂間で直線的にクレイズ・クラックが進展するように、試料全体ではなく、亀裂間が優位に変形するような試験条件を規定する点に尽きる。
【0022】
力−伸び曲線が、亀裂間距離に対して総入力エネルギーが直線的に増加するためには、変形が亀裂間周辺のみに起こり、試料全体の変形が無視できること、すなわち、亀裂間を選択的に塑性変形させることが大切である。プラスチック材料の場合、応力集中と材料の降伏により、自動的にこの領域のみに変形が制限される。一方、架橋系ゴム材料では、亀裂間に応力集中が起きるものの、材料は降伏を示さず、亀裂間の長さを幅とした通常の一軸引張試験と同等の変形になってしまう。このことを回避するためには、架橋系ゴム材料の見掛けの弾性率を高くし、クレイズ・クラック進展のエネルギーを下げることが有効であると考えられ、架橋密度などの試料構造を変えない簡便な方法として引張速度を上げる方法が考えられる。
【0023】
したがって、引張速度の下限は、粘弾性による緩和が十分に進行してしまい見掛けの弾性率があまり低下しない程度の速度によって規定される。この速度は架橋系ゴム材料のガラス緩和速度(ガラス緩和時間)によって規定される。
【0024】
一般に架橋系ゴム材料の室温におけるガラス緩和時間は数秒から十数秒の時間単位であり、この2倍の時間以内に試験を終了すれば、全体の9割の分子鎖が緩和する前に試験を終了することができる。
【0025】
したがって、試験開始から終了まで遅くとも30秒以内で行うことが必要である。架橋系ゴム材料よりも破断までの伸びが大きいプラスチック材料であっても、本質破壊仕事法による破断までに必要な変形量が50mmを超えることはまれである。したがって、架橋系ゴム材料の試験において、引張速度の下限は、試料の大きさや亀裂間距離に依存するが、全長50mm程度の一般的な試料片であれば、概ね15mm/分より大きい速度で試験可能な領域に入る。さらに好ましくは、2倍の安全域を設け、30mm/分以上であることが望ましい。
【0026】
一方、引張速度の上限は、衝撃破壊−靭性破壊の境界で規定される必要がある。一般的な架橋系ゴム材料において、この境界は、室温において500mm/分程度であるため、この値をもって引張速度の上限値とする。さらに好ましくは、2倍の安全域を設け、250mm/分以下であることが望ましい。
【0027】
なお、架橋系ゴム材料の見掛けの弾性率を高くする方法はこれに限定されず、他の方法であってもよく、例えば、試験温度を架橋系ゴム材料のガラス転移温度(Tg)付近とする方法が挙げられる。
【0028】
架橋系ゴム材料(試験片)において、切り欠き部は、引張試験において引張変形を加える方向に垂直な方向に、試験片の左右両側に少なくとも1ずつ設けることが好ましい。
【0029】
また、試験片は、シートであることが好ましい。シートの厚みの最大値は、本質破壊仕事法の亀裂間距離に関する制約と測定装置の大きさによって上限が規定される。一般的な引張試験装置に用いられる試料片の最大幅は40mm程度であることから、厚みの上限は2.5mm以下が好ましい。
【0030】
一方、シートの厚みの最小値は、物性が異なるとされる試料表面の影響が無視できなくなる点で規定される。一般に、高分子材料では、試料表面0.02mm程度は表面の影響を受けるとされており、実際にこの領域でガラス転移温度や分子鎖の配向性が異なるデータが多く得られている。このことから、厚みの最小値は0.05mm以上、好ましくはその2倍の0.1mm以上である。
【0031】
本発明の破壊試験方法で用いる架橋系ゴム材料の材料としては、例えば天然ゴム(NR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)等の改質天然ゴム、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、イソブチレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ブタジエン共重合ゴム(EPDM)、スチレン−イソプレンゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)、イソプレン−ブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アクリルゴム(ACM、ANM)、エピクロルヒドリンゴム(CO、ECO、GECO)、多硫化ゴム(T)、シリコーンゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)などが挙げられる。
【0032】
本試験法において架橋系ゴム材料調製の際に用いる架橋剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄;一塩化硫黄、二塩化硫黄などのハロゲン化硫黄;ジクミルパーオキシド、ジターシャリブチルパーオキシドなどの有機過酸化物;p−キノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイルキノンジオキシムなどのキノンジオキシム;トリエチレンテトラミン、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、4,4’−メチレンビス−o−クロロアニリンなどの有機多価アミン化合物;メチロール基をもったアルキルフェノール樹脂;などが挙げられ、これらの中でも、硫黄が好ましく、粉末硫黄がより好ましい。これらの架橋剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられる。架橋剤の配合量は、全ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1〜15質量部、より好ましくは0.5〜5質量部である。
【0033】
本発明によってもたらされる効果は、架橋系ゴム材料の破壊エネルギーを、本質的に破壊に必要なエネルギーと、変形によって失われたエネルギーとに分離できることにある。本発明により、例えば、チッピングやサイドウォールクラックなどの破壊現象に対して、材料のゴム強度が低いことが原因なのか、変形によるエネルギー損失が少ないことが原因であるのか、判別できるようになる。よって、本発明の試験方法は、タイヤトレッド、サイドウォール用架橋系ゴム材料に対して好適に使用することができる。
【実施例】
【0034】
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0035】
実施例および比較例で使用した試験片は以下の方法により調製したものを用いた。
【0036】
(試験片の作製)
住友化学株式会社製スチレン−ブタジエンゴム(SBR)「SBR1502」をゴム試料として準備した。このゴム試料はスチレン含量15%、ビニル含量57%を含むコポリマーである。このゴム試料に下記の配合で加硫剤を配合し、バンバリーミキサーで混合後、170℃で20分間プレス成形して、厚さ1mmのゴム架橋体シートを得た。
ゴム組成物の配合
SBR(住友化学(株)社製の「住友SBR1502」) 100質量部
ステアリン酸(日油(株)社製の「ステアリン酸椿」) 2質量部
酸化亜鉛(三井金属工業(株)社製の「酸化亜鉛2種」) 3質量部
硫黄(日本乾溜(株)社製の「セイミ硫黄」) 1.5質量部
加硫促進剤(大内新興化学工業(株)社製の「ノクセラーNS) 2質量部
【0037】
得られたゴム架橋体シートより、幅15mm、長さ35mmの長方形状に試験片を切り出し、長さ方向中央に3.3mmから8.0mmの亀裂間距離となるように剃刀で該試験片の両端に亀裂(切り欠き部)を入れた。
【0038】
<実施例1>
作製した試験片を用い、引張速度を10mm/分、100mm/分、500mm/分の条件で試験を行った。試験には、一軸引張試験機を用い、室温において測定を行った。試験結果は荷重−変位曲線として出力される。なお、この荷重−変位曲線が亀裂間距離に対して相似的に拡大縮小することが試験成立の条件となる。
【0039】
図2に、引張速度100mm/分での測定より得られた荷重−変位曲線を示す。亀裂間距離が長くなるにつれて、荷重−変位曲線が相似的に拡大していることがわかる。このことより、本質破壊仕事法による正確な破壊靱性評価が可能であることが示された。
【0040】
得られた荷重−変位曲線の下面積より総破壊仕事を見積もり、この総破壊仕事を破壊面の面積である試料厚みと亀裂間距離を乗じたもので除することで、単位破壊面あたりの総仕事を求めた。この単位破壊面あたりの総仕事を亀裂間距離に対してプロットしたものを図3に示す。実施例1では単位破壊面あたりの総仕事は亀裂間距離に対して直線的に増加しており、本質破壊仕事法による正確な破壊靱性評価が可能であることが示された。さらに、得られた直線の切片より、この架橋系ゴム材料の本質破壊仕事(破壊靱性)は21.2MJ/mであることがわかった。
【0041】
<実施例2>
図4に引張速度が10mm/分の条件で行った試験より得られた荷重−変位曲線を示す。
亀裂間距離が長くなっても荷重−変位曲線の形状はほとんど変わっていない。これは、試料の引張速度が遅く、見かけの弾性率を効果的に上昇させることができないことにより、亀裂間のみに効果的に応力を集中させることができなかったことに起因すると考えられる。したがって、実施例2では、正確な破壊靱性評価が実施できなかったことがわかる。
【0042】
<実施例3>
図5に引張速度が500mm/分の条件で行った試験より得られた荷重−変位曲線を示す。
荷重変位曲線の初期の領域において、下に凸な形状が観察されると共に、破断後においても下に凸な形状で応力が減衰していることがわかる。これらの現象は衝撃破壊に特有の現象であることから、この引っ張り速度において、試料は一部で衝撃破壊を起こしており、本質破壊仕事と塑性・粘性仕事を分離することができないものと考えられる。したがって、実施例3では、正確な破壊靱性評価が実施できなかったことがわかる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも両側に切り欠き部を形成した架橋系ゴム材料を用いた破壊試験法において、
該架橋系ゴム材料の切り欠き部間の距離と総入力エネルギーとの関係を評価することを特徴とする破壊試験方法。
【請求項2】
架橋系ゴム材料の切り欠き部間を選択的に塑性変形させる条件で引張変形を加える請求項1記載の破壊試験方法。
【請求項3】
架橋系ゴム材料が、タイヤトレッド又はサイドウォール用架橋系ゴム材料である請求項1または2に記載の破壊試験方法。
【請求項4】
架橋系ゴム材料が、厚みが0.05〜2.5mmのシートである請求項1〜3のいずれかに記載の破壊試験方法。
【請求項5】
引張速度が毎分15〜500mmである請求項1〜4のいずれかに記載の試験方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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