説明

梱包用多重積層フィルム

プラスチック材製の第1の層(11,111,211,311,411,511,611,711)と、プラスチック材、金属材、紙状材あるいはそれらの類似材の中から選択される材料製の少なくともひとつの第2の層(12,112,212,312,412,512,612,712,213,313,413,513,613,713,614,714)とからなり、各層は接着材の間挿層(15)により隣接層に結合されている梱包材用多重積層フィルム。本発明に基づく前記多重積層フィルム(10,110,210,310,410,510,610,710)は、プラスチック材(11,111,211,311,412,512,613,713)のより高い剛性層の少なくともひとつの面(16,216,416,616,117,317,517,717)上に連続的かつ平行な複数の並置切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)を有しており、これらは切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)の方向に対して直角な破断荷重の低減を促進するために適合している。前記切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)は材料を除去することにより得られ、またより高い剛性層の厚さに対して部分的に影響を及ぼすものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包用多重積層フィルムに関する。
本発明は、本発明に基づく多重積層フィルムにより提供される梱包材にも関する。
【背景技術】
【0002】
開放容易式梱包材は、ユーザーにおけるそれらの実用性、およびメーカーにおけるそれらの低コストによりに、限定されるものではないが、特に食品分野において使用が増大している。
これらの梱包材は、一般に種々の方法により複数の層からなる積層フィルムを折りたたみ、かつ密閉することにより得られる。
このような多重積層フィルムは裂開のために予備加工された区域を有するが、それらは梱包材がパッケージ化されたときにいわゆる「開放容易個所」を形成する。
裂開のために予備加工された区域を備えた様々な種類のフィルムが市販されている。
【0003】
第1のタイプは、金属材、一般にアルミニウム製の第2の下層に接着されたプラスチック材製の第1の外層からなる積層フィルムにより構成される。
第1の層は裂開過程を案内する複数の連続的かつ平行な切込みを有しており、それらはレーザーまたは超音波処理により得られるが、前記第1の層を完全に貫通して前述のように一般にアルミニウム製の第2の層において停止する。
しかし、これらの貫通切込みは下層のアルミニウムにとって弊害をもたらす。なぜならそれらによってアルミニウムが周辺湿気に晒されて早期に劣化するため、この第1のタイプのフィルムにより構成される梱包材の中に含まれる製品の健全性にとって致命的となり得るからである。
さらに、優れたレーザー加工を達成するためには、切込みを設ける材料がレーザー照射に対して優れた反応を発揮して、フィルムの特性の望ましくない変質を惹起するような融解部分における層特性の変化を阻止しなければならない。
【0004】
同様に、第2の積層フィルムタイプは、同様に貫通穴である複数の穴により構成される裂開用に予備加工された区域を備えている。
連続的切込みとは異なり、これらの穴は下部のアルミニウム層をより好適に保護するが、アルミニウムが外部環境に露出される問題を解消しておらず、また直線的な裂開を案内できない。
開放容易式梱包材用積層フィルムの第3のタイプも知られており、その場合には裂開のために予備加工された区域は、完全には貫通しない実質的に平行な複数のカットにより形成されており、これらのカットは互いに近接し、かつ実質的に任意に配置されている。
これらのカットは貫通カットではないため、下部のアルミニウム層を保護するが、それらの任意の配置のために、梱包材に沿った裂開の容易な進行あるいは実質的に直線の経路に沿った進行が確保されない。
しかも、前記カットが剥離または機械的打抜きにより得られた場合には、材料の機械的脆性の危険な増大を惹起する恐れがある。
【0005】
本発明の目的は、公知のフィルムのタイプが露呈している種々の問題および欠点を解消するための特に開放容易式梱包材用の積層フィルムを提供することである。
この目的内で、本発明は、適切に弱化された区域における梱包材の裂開の意図された方向への実質的に直線的な進行を確保する多重積層フィルムを提供することを目標とする。
本発明の別の目標は、金属材料層が外部環境との接触から常に保護される多重積層フィルムを提供することである。
本発明のさらに別の目標は、公知のタイプのフィルムと同様に容易に裂開できる多重積層フィルムを提供することである。
本発明のさらなる目標は、公知の形式の包装機械において使用できるフィルムを提供することである。
本発明のさらに別の目標は、公知のシステムおよび技術工学により安価に製造できる多重積層フィルムを提供することである。
【0006】
以下に更に明らかとなる本目的並びにこれらと他の目標は、特に開放容易式梱包材用の多重積層フィルムにより達成されるが、該積層フィルムはプラスチック材製の第1の層と、プラスチック材、金属材、紙状材あるいはそれらの類似材の中から選択される材料製の少なくともひとつの第2の層とからなり、各層は接着材の間挿層により隣接層に結合されており、前記多重積層フィルムはプラスチック材のより高い剛性層の少なくともひとつの面上に連続的かつ平行な複数の並置切込みを有することを特徴としており、これらの切込みは前記積層フィルムの裂開の実質的に直線的な進行を促進するために適合しており、また前記切込みは前記のより高い剛性層の厚さに対して部分的に影響を及ぼすと共に、材料を除去することにより得られる。
【0007】
(図面の簡単な説明)
本発明のさらなる特性および長所は、添付図面における非限定的な例によって説明される、以下の限定されない好適な8つのその実施形態より明らかとなるであろう。
図1は、本発明に基づくフィルムの部分斜視図である。
図2は、部分的に裂開された本発明に基づくフィルムの部分斜視図である。
図3は、図1および図2においても示された、第1の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図4は、第2の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図5は、第3の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図6は、第4の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図7は、第5の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図8は、第6の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図9は、第7の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
図10は、第8の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図面において、本発明に基づく特に容易開放式の多重積層フィルムは、図1ないし図3に示される第1の実施形態において、一般に参照番号10により表されている。
フィルム10は、プラスチック材製の第1の層11、および同様にプラスチック製の第2の層12により構成される。
この第1の実施形態における第1の層11は、方向性ポリプロピレン(以下oPPと称する)からなる。
第2の層12は、ポリエチレン(以下PEと称する)からなる。
これらの2つの層は、接着材からなる間挿層15により接着される。
間挿層15は、選択的に2部接着材または押出しポリエチレンにより構成される。
多重積層フィルム10は、プラスチック材のより高い剛性層の少なくともひとつの面上に連続的かつ平行な複数の並置切込み18を有する。
これらの切込みは、個別に参照番号18a,18b,18c,18dおよび18eにより表される。
切込み18は、フィルム10の裂開の実質的に直線的な進行を促進するために適している。
切込み18は、より高い剛性層の厚さに部分的に影響する。
【0009】
この第1の実施形態において、より高い剛性層はoPP製の第1の層11である。
この実施形態では、切込み18は第1の層11の外面16に設けられる。
切込み18は、材料を除去することによって得られる。
ここに説明された実施形態については、材料除去操作は機械的形式である。
機械的除去により、融解部分における層特性の変化という問題が回避されると共に、フィルム特性に対する変化という結果として生じる望ましくないリスクが阻止される。
切込み18,18a,18b,18c,18dおよび18eの深さは、有利にはそれが得られる層11の厚さの15%から85%までの範囲に含まれる。
試験により判明したのは、15%より下では積層フィルムの裂開方向性が満足ではなく、また85%より上では積層フィルム10の機械的特性が著しく低下する。
【0010】
図2は、第1部分を右下へ、また第2部分を左上へ引くこと、つまり適切に作成された容易開放区域において梱包材を裂開する際に指により典型的に実施する動作により、フィルムを2つの部分に分離するために適したトルクの適用後のフィルム10における裂開の進行を、例示的に示している。
裂開は切込み18dにおいて始まり、切込み18cにおいて継続する。
各切込み18の平行配置により、裂開は実質的に直線方向に継続する。
第1の実施形態の変更形態では、第1の層11は方向性ポリエステル(以下oPETと称する)製であり、また第2の層12はポリプロピレン(以下PPと称する)製またはPE製である。
この場合には、より大きな剛性を有する材料はPETであるため、切込み18は第1の層11の一面、この場合には外面16に得られる。
【0011】
図4の第2の実施形態は、oPP製の第1の層111およびPE製またはPP製の第2の層112からなるフィルム110を概略的に示している。
より強い第1の層111は、その内面117に切込み118を備えている。
【0012】
図5に示された本発明に基づくフィルムの第3の実施形態は、oPPまたはPET製の第1の層211、アルミニウム製の第2の層212およびPEまたはPP製の第3の層213を備えている。
より高い剛性層はoPPまたはPET製の第1の層211であり、したがってそれは切込み218が形成される前記第1の層の外面216上にある。
切込み218は貫通切込みでないため、それらはアルミニウムの第2の層212を外部環境から保護することができる。
【0013】
ここで説明する本発明の第4の実施形態においても、フィルム310はoPPまたはPET製の第1の層311、アルミニウム製の第2の層312およびPEまたはPP製の第3の層313により構成される。
第1の層311は、その内面317に切込み318を備えている。
前述のように、この場合にも同様に切込みの内部位置はフィルムの容易な裂開を許容しない、なぜならば、それを構成する層は常に10ミクロン台の厚さを有するからである。
【0014】
図7に概略的に示された第5の実施形態では、フィルム410はoPPまたはPET製の第1の層411、PETまたは方向性ポリアミド(oPA)製の第2の層412およびPPまたはPE製の第3の層413からなる。
最も高い剛性層は第2の層412である。
切込み418は、第1の層411に対向する面416上に設けられる。
【0015】
第6の実施形態では、フィルム510はoPPまたはPET製の第1の層511、PETまたはoPA製の第2の層512およびPPまたはPE製の第3の層513を備えている。
この場合には、第2の層512上の切込み518は第3の層513に対向する面517に設けられる。
積層フィルム全体の裂開を達成するためには、最も高い剛性層が他の2つの層の間に挟まれている場合でも、その破断を開始すれば十分である。
【0016】
図9に概略的に示された第7の実施形態では、フィルム610はPET製の第1の層611、アルミニウム製の第2の層612、方向性ポリアミド(oPA)製の第3の層613およびPPまたはPE製の第4の層614からなる。
ここに提供された4つの層の中で最も剛性の高い層は、oPA製の第3の層613である。
したがって、本例においてアルミニウム製の第2の層612に対向する面616上に切込み618を有するのは第3の層613である。
【0017】
同じく第8の実施形態では、フィルム710はやはりPET製の第1の層711、アルミニウム製の第2の層712、oPA製の第3の層713およびPPまたはPE製の第4の層714からなり、また第3の層713の一面上に切込み718を備えている。
前記の実施形態とは異なり、切込みを備えた面717は非方向性ポリプロピレン製の第4の層714に対向する面である。
【0018】
本発明は、前記請求項のいずれか一項または複数項に基づく多重積層フィルムにより提供され、また容易開放区域を備えていることを特徴とする梱包材にも関する。
そのような梱包材は大半の食品を密封する分野において高く評価されている。なぜなら、それが食品保存の品質と、開放の簡略かつ容易な裂開の品質および前記開放が生じる方向上の精度の品質とを兼ね備えるからである。
実際に判明しているのは、上記の本発明は特に容易開放式の多重積層フィルムの公知の形式に関して述べた諸問題を解決できることである。
特に、本発明は適切に弱化された区域における梱包材の所期方向での裂開の実質的に直線的進行を保証する多重積層フィルムを提供する。
さらに、本発明は金属材料製の層が常に外部環境との接触に対して保護される多重積層フィルムを提供する。
【0019】
加えて、本発明は公知のタイプのフィルムと同様に容易に裂開できる多重積層フィルムを提供する。
さらに、本発明は公知のシステムおよび技術工学により安価に製造できる多重積層フィルムを提供する。
このように構想された本発明は、当該請求項の範囲内にある多数の変更および変形を受け入れることができ、すべての細部はさらに技術的に同等の他の要素により代替することができる。
実際的に、サイズと同様に特定の使用との互換性があるかぎり、採用される材料は、あらゆる要件および最新技術に基づくことができる。
本出願書が優先権を主張するイタリア特許出願書第PD2004A000302号における開示内容は、参考資料として本書に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】発明に基づく積層フィルムの部分斜視図である。
【図2】部分的に裂開された発明に基づく積層フィルムの部分斜視図である。
【図3】図1および図2においても示された、第1の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図4】第2の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図5】第3の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図6】第4の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図7】第5の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図8】第6の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図9】第7の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【図10】第8の実施形態における本発明に基づくフィルムの断面図である。
【符号の説明】
【0021】
10 多重積層フィルム
11 第1の層
12 第2の層
15 間挿層
16 外面
18 切込み
18a 切込み
18b 切込み
18c 切込み
18d 切込み
18e 切込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック材製の第1の層(11,111,211,311,411,511,611,711)と、
プラスチック材、金属材、紙状材あるいはそれらの類似材の中から選択される材料製の少なくともひとつの第2の層(12,112,212,312,412,512,612,712,213,313,413,513,613,713,614,714)とから成り、
各層は接着材の間挿層(15)により隣接層に結合されている梱包材用多重積層フィルムであって、
前記多重積層フィルム(10,110,210,310,410,510,610,710)はプラスチック材(11,111,211,311,412,512,613,713)のより高い剛性層の少なくともひとつの面(16,216,416,616,117,317,517,717)上に、連続的かつ平行な複数の並置切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)を有することを特徴としており、
これらは切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)の方向に対して直角な破断荷重の低減を促進するために適合しており、
また前記切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)は、前記のより高い剛性層の厚さに対して部分的に影響を及ぼすと共に、材料を除去することにより得られることを特徴とする梱包材用多重積層フィルム。
【請求項2】
前記切込み(18,18a,18b,18c,18d,18e,118,218,318,418,518,618,718)の深さはそれが形成される層(11,111,211,311,412,512,613,713)の厚さの15%から85%までの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項3】
前記間挿層(15)は2部接着材で作られたことを特徴とする請求項1に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項4】
前記間挿層(15)は押出しポリエチレンで作られたことを特徴とする請求項1に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項5】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレン製の第1の層(11)およびポリエチレンまたはポリプロプレン製の第2の層(12)により構成されており、前記第1の層(11)はその外面(16)に前記切込み(18)を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項6】
前記多重積層フィルムが方向性ポリエステル製の第1の層(11)およびポリプロピレンまたはポリエチレン製の第2の層(12)により構成されており、前記第1の層(11)はその外面(16)に前記切込み(18)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項7】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレン製の第1の層(111)およびポリエチレンまたはポリプロピレン製の第2の層(112)により構成されており、前記第1の層(111)はその内面(117)に前記切込み(118)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項8】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレンまたは方向性ポリエステル製の第1の層(211)、アルミニウム製の第2の層(212)およびポリエチレンまたはポリプロピレン製の第3の層(213)により構成されており、前記第1の層(211)はその外面(216)に前記切込み(218)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項9】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレンまたは方向性ポリエステル製の第1の層(311)、アルミニウム製の第2の層(312)およびポリエチレンまたはポリプロピレン製の第3の層(313)により構成されており、前記第1の層(311)はその内面(317)に前記切込み(318)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項10】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレンまたはポリエステル製の第1の層(411)、方向性ポリアミドまたはポリエステル製の第2の層(412)、ポリプロピレンまたはポリエチレン製の第3の層(413)により構成されており、前記第2の層(412)は前記第1の層(411)に対向するその面(416)に切込み(418)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項11】
前記多重積層フィルムが方向性ポリプロピレンまたはポリエステル製の第1の層(511)、方向性ポリアミドまたはポリエステル製の第2の層(512)、ポリプロピレンまたはポリエチレン製の第3の層(513)により構成されており、前記第2の層(512)は前記第3の層(513)に対向するその面(517)に前記切込み(518)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項12】
前記多重積層フィルムが方向性ポリエステル製の第1の層(611)、アルミニウム製の第2の層(612)、方向性ポリアミド製の第3の層(613)およびポリプロピレンまたはポリエチレン製の第4の層(614)により構成されており、前記第3の層(613)はアルミニウム製前記第2の層(612)に対向するその面(616)に前記切込み(618)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項13】
前記多重積層フィルムが方向性ポリエステル製の第1の層(711)、アルミニウム製の第2の層(712)、方向性ポリアミド製の第3の層(713)およびポリプロピレンまたはポリエチレン製の第4の層(714)により構成されており、前記第3の層(713)は前記第4の層(714)に対向するその面(717)に前記切込み(718)を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項14】
前記の材料除去操作は機械的形式であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の梱包材用多重積層フィルム。
【請求項15】
請求項1ないし14のいずれか一項に記載の多重積層フィルムにより提供され、また容易開放区域を有することを特徴とする梱包材。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−521712(P2008−521712A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−541889(P2007−541889)
【出願日】平成17年9月8日(2005.9.8)
【国際出願番号】PCT/EP2005/054441
【国際公開番号】WO2006/056495
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(507165604)アルカン パケージング イタリア エス.アール.エル. (1)
【Fターム(参考)】