説明

梱包装置

【課題】外装箱を必要とせず、部品点数が少なく、構造が簡潔で、しかも低コストの梱包装置を提供する。
【解決手段】段ボール製の上下一対のトレー11、12を備え、これらのトレー11、12の内側にそれぞれ段ボールを折曲げて組立てたクッション15、16および13、14を配し、これらのクッション15、16および13、14の係合用凹部に、トレー11、12のコーナの部分を内側に折曲げたL字状の係止部38、39、40を係合させるようにし、これによってクッション15、16および13、14を上下のトレー11、12の内側に位置決め保持する。しかも上下のトレー11、12の係止部38、39、40の位置に外側に形成される凹陥部に締結バンド20を掛渡して締結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包装置に係り、とくにトレーとクッションとによって被梱包物品を梱包するようにした梱包装置に関する。
【背景技術】
【0002】
精密機器のように外部からの衝撃によって損傷を受け易い物品を物流に供する場合には、このような精密機器を段ボールケース内に収納するとともに、精密機器と段ボールケースとの間に発泡スチロール樹脂の緩衝体を配するようにしている。外部からの衝撃が加わった場合には、この衝撃が段ボールケースと精密機器との間に介在されている発泡スチロール樹脂の緩衝体によって吸収されるために、衝撃が精密機器に直接伝達されることがなく、これによって精密機器が衝撃から保護される。
【0003】
発泡スチロール樹脂の緩衝体は高い衝撃吸収能力を有するものの、発泡成形のための金型を必要とし、それぞれの形状に応じた金型を予め用意する必要がある。従って金型によって成形体のコストが増大することになる。また発泡スチロール樹脂から成る緩衝体はかさばるばかりでなく、廃棄して焼却する際に黒煙を発生するとともに、高熱を発して焼却炉を損傷させる可能性がある。
【0004】
そこで特開平8−34477号公報、特開平8−252879号公報、実開平7−40537号公報等には、段ボールを適用した緩衝体が提案されている。また本願出願人等は特開2000−128249号公報によって、機械によって自動的に組立てることが可能で、しかも完全なリサイクルが可能な包装用緩衝体を提供することを目的として、段ボールの段目の方向に延びる方向と直角な方向に複数本の切断線を互いにほぼ平行に形成するとともに、これらの切断線に間欠的にそれぞれ複数の連結部を形成しておき、これによって複数枚の段ボールを互いに折曲げ可能にし、そして切断線のところで交互に山折りと谷折りとを行なうとともに、段ボール板を互いに接合することによって組立てを行なうようにした包装用緩衝体を提案している。
【0005】
ところが従来のこの種の包装用緩衝体は、段ボールケースの使用を前提とするものであって、包装用緩衝体を外装箱である段ボールケース内に物品を配し、しかもこのような物品を保護するために、物品と段ボールケースとの間に例えば段ボールを折曲げて成る包装用緩衝体を配するようにしている。従って梱包装置の部品点数が多く、梱包のコストも増大することになる。
【特許文献1】特開平8−34477号公報
【特許文献2】特開平8−252879号公報
【特許文献3】実開平7−40537号公報
【特許文献4】特開2000−128249号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明の課題は、段ボール製の外装箱を必要としないようにした梱包装置を提供することである。
【0007】
本願発明の別の課題は、部品点数が少なく、簡潔な構造の梱包装置を提供することである。
【0008】
本願発明の別の課題は、部品点数が少なくて簡潔であり、これによって低コスト化が図られるようにした梱包装置を提供することである。
【0009】
本願発明の別の課題は、外装箱を用いることなく、トレーとクッションとによって被梱包物品を確実に梱包できるようにした梱包装置を提供することである。
【0010】
本願発明のさらに別の課題は、段ボール製のトレーとクッションとから成り、しかも外側に締結バンドを締結して確実に梱包状態を保持できるようにした梱包装置を提供することである。
【0011】
本願発明のさらに別の課題は、クッションを内側に備える上下一対のトレーを締結バンドによって確実に締結した状態で被梱包物品を保護できるようにした梱包装置を提供することである。
【0012】
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想およびその実施の形態によって明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本願の主要な発明は、上下一対のトレーと、
前記トレーの内側に配され、被梱包物品の上下のコーナまたは稜線部分を受けるクッションと、
を具備し、前記クッションには凹部が形成され、該凹部が前記被梱包物品のコーナまたは稜線部分を受入れることを特徴とする梱包装置に関するものである。
【0014】
ここで、前記上下のトレーの4隅にそれぞれクッションが装着され、前記クッションは被梱包物品の上下の4隅のコーナまたは側部の稜線部分をそれぞれ凹部によって受入れてよい。また前記上下のトレーの外側から締結バンドが掛渡され、該締結バンドによって前記上下のトレーが前記被梱包物品に対して固定されてよい。また前記クッションに係合用凹部が形成されるとともに、前記トレーの稜線部分の一部を内側に折込んで係止部が形成され、該係止部が前記係合用凹部に受入れられて前記クッションが前記トレーに固定されてよい。また前記トレーの稜線部分の一部を内側に折込んで形成される係止部の外側の凹陥部に前記締結バンドが掛渡されてよい。また前記トレーが段ボールから形成され、中央の板状部に対してその4辺にそれぞれ側壁が連設されてよい。
【0015】
また前記クッションが段ボールを折曲げて積層した積層体から成るものであってよい。また段ボールの段目の方向に一方のライナーが連結された半切り線と間欠的に連結部で連結された切断線とを交互に形成し、前記半切り線と前記切断線のところで交互に山折りと谷折りとによってジクザグに折曲げて重ねた積層体によって前記クッションが組立てられてよい。また前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される開口によって前記クッションの稜線部分に凹部が形成され、該凹部に前記被梱包物品のコーナまたは稜線部分が受入れられてよい。また前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される係合孔と段目の方向の端部に臨む切込みとを整合さて前記クッションに前記係合用凹部が形成されてよい。また前記クッションの前記係合用凹部が前記クッションの外側部に臨む段部から成り、前記トレーの係止部が前記トレーの稜線部分の一部分を内側に折込んだ断面L字状の係止部であってよい。また前記クッションの切断線に、前記係合用凹部の段目の方向の延長位置に前記連結部が形成され、該連結部上を前記締結バンドが通過するようにしてよい。
【0016】
本願発明の好ましい態様は、例えば洗面化粧台等の被梱包物品を、上下一対のトレーと、これらのトレーの内側に配される段ボールを折畳んで成るクッションとによって梱包するようにしたものであって、クッションは、段ボールの段目の方向に一方のライナーが連結された半切り線と間欠的に連結部で連結された切断線とを交互に形成し、前記半切り線と前記切断線のところで交互に山折りと谷折りとによってジクザグに折曲げて重ねた積層体から構成され、しかも前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される開口によって前記クッションの稜線部分に凹部が形成され、該凹部に前記被梱包物品のコーナが受入れられるようにしており、外装箱を用いることなく梱包装置が組立てられるようになる。
【0017】
しかも上記段ボールを折曲げて組立てられるクッションには、前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される係合孔と段目の方向の端部に臨む切込みとを整合させて前記クッションに前記係合用凹部が形成されるようにし、しかも前記トレーのコーナの一部分を内側に折込んだ断面がL字状の係止部が前記トレーの係合用凹部に係合されるようにし、トレーの外側からバンドを締着するとともに、このときにトレーの係止部によって形成される凹陥部に締結バンドが受入れられるようにし、これによって締結バンドの脱落やずれを確実に防止している。
【発明の効果】
【0018】
本願の主要な発明は、上下一対のトレーと、トレーの内側に配され、被梱包物品の上下のコーナを受けるクッションと、を具備し、クッションには凹部が形成され、該凹部が被梱包物品のコーナを受入れるようにしたものである。
【0019】
従ってこのような梱包装置によると、上下一対のトレーと、これらのトレーの内側に配されるクッションとによって梱包装置が組立てられるようになり、梱包装置が外装箱を必要とせず、これによって梱包材料の使用量が大幅に節約される。しかも被梱包物品が、上下のトレーと、これらのトレーの内側に配される上下のコーナクッションとによって確実に保護されることになり、このために被梱包物品がより完全に保護されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1および図2は、本実施の形態の梱包装置の全体の構成を示しており、ここでは被梱包物品10として、洗面化粧台を用いた例を示しており、この洗面化粧台から成る被梱包物品10を、上トレー11と下トレー12と、下トレー12の内側に配される下前側クッション13と、下後側クッション14と、上トレー11の内側に配される上前側クッション15と、上後側クッション16とによって構成しており、さらに下トレー12上には、上記被梱包物品10を下から受けるセンタークッション17(図31参照)を配するようにしている。ここで被梱包物品10はその内側にクッション15、16を配した上トレー11とクッション13、14を配した下トレー12とによって梱包し、外側から図2に示すように締結バンド20を掛渡して締結して梱包を行なうようにしている。
【0021】
図3はこのような梱包装置の特徴部分を示しており、例えば下トレー12の内側に配される下前側クッション13の上面には凹部88が形成され、この凹部88によって被梱包物品10の下側のコーナの部分を受入れている。しかも下前側クッション13の下側であってその外側部には係合用凹部89が形成され、この係合用凹部89に、下トレー12の係止部38が係合し、これによって下前側クッション13が下トレー12の内側に位置決めされた状態で保持されている。しかも下トレー12の稜線部分の一部を内側に折込んで断面がL字状の係止部38を形成している。そしてこのような係止部38を形成するときに下トレー12の下面の外側部に形成される凹陥部に締結バンド20を掛渡すようにしており、これによって締結バンド20の幅方向のずれを防止するとともに、締結バンド20がトレー11、12を介して被梱包物品10を確実に押えるようにしている。
【0022】
次に上下のトレー11、12の構造を図4〜図6によって説明する。なお上下のトレー11、12は全く同じ構造になっている。上下のトレー11、12は、図4に示す段ボールから構成される。この段ボールはその中央部に矩形の板状部25を備え、この板状部25の長辺側と短辺側にそれぞれ折曲げ線27、28を介して前後の側壁29と、左右の側壁30とが折曲げ可能に連設されている。また左右の側壁30の両端には、折曲げ線31を介して接合片32が連設されている。接合片32はほぼ正方形の形状をなし、図6に示すように折曲げ線31のところで直角に折曲げられ、前後の側壁29の内側に糊付けされて接合される。
【0023】
また上下のトレー11、12は、左右の側壁30と板状部25のコーナの折曲げ線28をまたぐように3組の切込み35、36、37がそれぞれ形成されている。これらの切込み35、36、37はともに左右一対の切込みから構成されている。ここで切込み35、36の間隔は等しくなっているのに対し、背面側の切込み37はそれらの間の距離が短くなっている。これら3組の一対ずつの切込み35、36、37によって、図5および図6に示すように、側壁30と板状部25の一部がL字状に折曲げられるようになっており、これによって左右にそれぞれ係止部38、39、40を形成するようにしている。これらの係止部38、39、40は、後述するクッション13〜16の係合用凹部と係合され、これによってクッション13〜16を位置決めした状態でトレー11、12の内側に保持するようにしている。またこのように係止部38、39、40を形成することによって、とくに図5に示すように、上下のトレー11、12の折曲げ線28によって形成される稜線部分にそれぞれ3個所ずつの凹陥部が形成され、このような凹陥部が上述の如く締結バンド20の位置決め手段として用いられるようになっている(図2、図3参照)。
【0024】
次に図7〜図13によって下前側クッション13の組立てについて説明する。下前側クッション13は図7に示す段ボールによって組立てられる。この段ボールは、段目の方向に沿って所定の間隔で交互に半切り線44と切断線45とが段目と直交して形成されており、これらの半切り線44および切断線45によって、互いに同じ大きさの12枚の板状部46〜57に区画されている。
【0025】
ここで板状部46〜57を形成するために半切り線44と交互に形成される切断線45は、図8に示すように、段ボールの厚み方向の全体を切断する切断線45を間欠的に連結する連結部60を備えている。すなわち互いに背中合わせに配される円弧状の切込み61によって切断線45を遮断して両側の板状部47、48を連結している。なお連結部60には、後述するようにU字状に湾曲させるときに湾曲し易いようにミシン目の切込み62が互いに平行に2本形成されている。従って切断線45のところで板状部47、48が互いに折曲げ可能に連結される。
【0026】
一方上記切断線45と交互に形成される半切り線44は一方のライナーが切断されたものであって、図9に示すように、例えば上側のライナー65のみを連結した状態にし、中芯66、中間のライナー67、中芯68、下側のライナー69を切込みによって切断している。従ってこの場合には、切断されずに残ったライナー65によって両側の板状部が折曲げ可能に連結される。
【0027】
図7に示すように、板状部46、47の間には、半切り線44をまたぐように開口71が形成されている。また板状部48、49間には、半切り線44をまたぐように開口72が形成される。また板状部50、51間には半切り線44をまたぐように開口73が形成される。また開口71には、保護板74が連設される。保護板74は連結部75を有する切断線76によって開口71の下側のエッジの部分に折曲げ可能に連設されている。また保護板74の先端には一対の係止片77が連設されている。なお係止片77の根元側にはミシン目状切込み78が形成される。そして上記係止片77を受入れるように、板状部52および53にはそれぞれ一対の係止孔79、80が形成されている。また上記トレー12の係止部39、40を受入れるために、板状部54にはその左右にそれぞれ係合孔81、82が形成され、また板状部55、56にはその左右にそれぞれ係合孔83、84が形成され、また板状部57にはその終端に臨むように切込み85、86が形成されている。
【0028】
図10は図7に示す段ボールを上記半切り線44と切断線45のところで交互にジグザグに折曲げてクッション13を組立てる動作を示しており、ここでは半切り線44の部分が山折りされ、切断線45の部分が谷折りされる。これによって12枚の板状部46〜57は、図11および図12に示すように重合わされ、積重ねられて直方体状の形状になる。
【0029】
このように図7に示す段ボールをジグザグに折曲げることによって、図11に示すようなブロックが形成される。このブロックは、上記開口71、72、73によって凹部88が形成される。ここで凹部88の底面は、保護板74によって覆われる。すなわち前面側の板状部46の開口71のエッジに連設されている保護板74を、切断線76の連結部75のところで内側に90度折曲げるとともに、先端側の係止片77を板状部52、53に形成された係止孔79、80に挿入することによって、保護板74が凹部88の上面を覆うようになり、これによって段ボールの切断面が露出するのが防止され、梱包物品を保護できるようになる。
【0030】
またこのように積重ねられて組立てられた段ボールは、その下面に、図12に示すように、係合用凹部89、90が形成される。すなわち図7に示す係合孔81、83および切込み85によって、係合用凹部89が形成される。また係合孔82、84および切込み86によって、小さな係合用凹部90が形成される。これらの係合用凹部89、90は、上述のトレー12の内側に形成される係止部39、40を受入れるようにし、これによってこの下前側クッション13をトレー12内に装着した状態で位置保持しながら装着状態に維持するためのものである。
【0031】
上記図7に示す段ボールには、段目の方向に延びる切断線91がこの段ボールの幅方向の中間部に形成されており、このような切断線91によって、図13に示すように下前側クッション13がその長さ方向の中間部を中心に2分割される。すなわち図7に示す段ボールを折畳んで図11および図12に示すように組立てた後に、切断線91のところで分割することによって、左右一対の下前側クッション13が同時に得られることになる。このような左右一対の下前側クッション13が下トレー12の前面側であってその左右にそれぞれ取付けられる。
【0032】
次に図14〜図18によって、下後側クッション14の組立てを説明する。図14に示す段ボールは、半切り線44と切断線45とを交互に形成することによって、12枚の板状部96〜107が互いに連結された状態で形成されている。なお半切り線44および切断線45の構成は上記下前側クッション13のそれと全く同じである。
【0033】
ここで板状部96、97には、それらの間の半切り線44をまたぐように左右一対の開口111が形成される。また板状部98、99間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口112が形成される。また板状部100、101間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口113が形成される。ここで板状部96、97間に形成される開口111には、その下側のエッジの部分に保護板114が折曲げ可能に連結される。すなわち保護板114は、連結部115を備える切断線116によって開口111のエッジの部分に折曲げ可能に連結されるとともに、先端側に一対の係止片117を備えている。係止片117の根元側にはミシン目状切込み118が形成される。そしてこのような保護板114の係止片117を受入れるように、板状部102、103には、それぞれ係止孔119、120が形成される。
【0034】
また板状部96、97間の開口111の両側には、横保護板132が連設される。横保護板132は連結部133を有する切断線134によって折曲げ可能に連結されるようになっており、しかも横保護板132にはその先端部に係止片135が形成されている。このような横保護板132の係止片135を受入れるために、板状部102には、係止孔137が形成される。
【0035】
また図14に示す段ボールには、その板状部104に左右一対ずつの係合孔121が形成され、板状部105、106には、それらの間の切断線45をまたぐように左右一対ずつの係合孔123が形成される。また板状部107の終端側のエッジの部分には左右一対ずつの切込み125が形成されている。これらの係合孔121、123、切込み125によって係合用凹部129が形成され(図17参照)、係合用凹部129がトレー12の係合部38と係合されるようになっている。
【0036】
図14に示す段ボールは、半切り線44と切断線45のところで交互にジグザグに折曲げることによって、図15に示すようになる。すなわちこの段ボールは、半切り線44のところが山折になり、切断線45のところが谷折りになって12枚の板状体が互いに積重ねられ、これによって図16および図17に示すような直方体状のブロックに組立てられることになる。
【0037】
このような積層構造のクッションは、図16に示すようにその前面側に開口111、112、113によって左右一対の凹部128が形成される。ここで凹部128の上面は、保護板114によって保護される。すなわち切断線116の連結部115のところで保護板114を折曲げるようにし、これによって段ボールの切断端を覆うようにしている。なお保護板114は、その先端側の係止片117が板状部102、103に形成される係止孔119、120に挿入係止されるようになっている。また開口111の両側の横保護板132が切断線134の連結部133によって内側に折曲げられるようになっており、先端側の係止片135が板状部102の係止孔137に挿入係止される。従って凹部128の下面と側面の段ボールの切断端がこれらの保護板114、132によって保護されるようになり、被梱包物品の保護が確実になる。
【0038】
またこのような段ボールのクッションは、図17に示すように、板状部104、105、106間、107にそれぞれ形成されている係合孔121、123、切込み125によって、下面に図17に示すような係合用凹部129が形成される。このような係合用凹部129は、下トレー12の係止部38を受入れるようになっており、これによってこのクッションをトレー12内に位置保持するためのものである。
【0039】
ここで段ボールには図14に示すように、段目の方向に3本の切断線130が延びて形成されており、この段ボールをその幅方向に4分割している。このような3本の切断線130によって、図18に示すように、これらの切断線130のところで切断することにより、直方体状をなす段ボールの積層体が、4分割されて同時に4つの下後側クッション14が得られることになる。すなわちここでは、互いに対称な一対の下後側クッション14が2組同時に製作されることになる。
【0040】
次に上トレー11の内側に配される上前側クッション15について説明する。上前側クッション15は図19に示す段ボールによって組立てられる。この段ボールは段目の方向に沿って交互に形成されている半切り線44と切断線45とによって、互いに同じ大きさの矩形の12枚の段ボール146〜157を備えており、これらが互いに折曲げ可能に連結されている。なお半切り線44および切断線45の構成は、上記図9および図8に示す構成と同じである。
【0041】
ここで板状部146、147には、半切り線44をまたぐように開口161が形成され、板状部148、149間には、半切り線44をまたぐように開口162が形成され、また板状部150、151間には、半切り線44をまたぐように開口163が形成され、板状部152、153間には、半切り線44をまたぐように開口164が形成されている。また板状部150、151の接合部であってその両側には切込み165が形成されている。切込み165は板状部151側の方が深くなっている。また板状部152、153間には、両側に切込み166が形成されている。切込み166は板状部153側の方が深くなっている。また板状部154、155間には、切込み167が形成されている。また板状部156、157間には、その両側に切込み168が形成される。
【0042】
また板状部154にはその両側にそれぞれ係合孔169、170が形成されている。ここで係合孔169の方が係合孔170よりも大きくなっている。また板状部155、156間には、係合孔171、172が形成されている。ここで係合孔171の方が係合孔172よりも大きくなっている。また板状部157のエッジの部分には切込み173、174が形成されている。ここで切込み173の方が切込み174よりも大きな寸法になっている。
【0043】
図19に示すような段ボールは、上述の半切り線44と切断線45のところで交互にジグザグに折曲げられるようになっており、図20に示すように半切り線44の部分が山折りに、切断線45の部分が谷折りに折曲げられ、これによって12枚の板状部146〜157は、互いに積重ねられて図21に示すようになる。ここで上記開口161〜164によって前面側に臨むように凹部176が形成される。また両側の切込み165〜168によって左右にそれぞれ背面側に開放された欠如部177が形成される。またその下面には、上述の係合孔169、171、切込み173によって、寸法が大きな係合用凹部178が図22のように形成される。また係合孔170、172、切込み174によって、寸法の小さな係合用凹部179が形成される。
【0044】
またこのようなクッションは、図19に示すように、この段ボールの幅方向の左右のほぼ中間部に、段目の方向に延びる切断線180が形成されている。このような切断線180によって、図23に示すように、その長さ方向の中間部を中心として2分割されるようになり、これによって同時に互いに左右対称な2つの上前側クッション15が形成されることになる。このような上前側クッション15は、上トレー11の内側に装着されるようになっており、このクッション15の下面に形成される係合用凹部178、179が上述のトレー11の係止部39、40と係合され、これによって上トレー11の内側に保持される。
【0045】
次に上後側クッション16の組立てについて図24〜図28によって説明する。このような上後側クッション16は、図24に示すような段ボールによって組立てられる。この段ボールは、半切り線44と切断線45とを段目の方向に沿って交互に形成し、これによって12枚の板状部186〜197を備えている。ここで板状部186、187間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口201が形成される。また板状部188、189間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口202が形成される。また板状部190、191間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口203が形成される。また板状部192、193間には、半切り線44をまたぐように左右一対の開口204が形成される。
【0046】
また図24に示すように、段ボールの板状部194には、左右一対ずつの係合孔205が形成される。また板状部195、196間には、切断線45をまたぐように左右一対ずつの係合孔206が形成される。また板状部197の終端のエッジの部分に臨むように左右一対ずつの切込み207が形成される。
【0047】
図24に示す段ボールは、図25に示すように交互にジグザグに折曲げられる。すなわち段ボールの半切り線44の部分が山折りされ、切断線45の部分が谷折りされる。そして12枚の板状部186〜197を互いに糊付けして接合することにより、図26および図27に示すような直方体状をなすブロックが得られる。このようなブロックは、その上面に、上記開口201〜204によって凹部210が形成される。また下面であってその背面側に開口するように、係合孔205、206、切込み207によって4つの係合用凹部211が形成される。なお係合用凹部211は、上記トレー11の内側に形成される係止部38と係合するためのものであって、これによってこのクッションを上トレーの内側に保持するためのものである。
【0048】
このようなクッションを組立てる段ボールは、図24に示すように、その段目の方向に互いに平行に3本の切断線212が形成され、これによってこの段ボールの幅方向に互いに4分割されるようになっている。従ってこれらの切断線212のところで切断することによって、このようなクッションは4分割されて同時に4つの上後側クッション16が得られるようになり、互いに対称な左右一対の上後側クッション16が2対同時に得られるようになる。このような上後側クッション16の対は、上記上トレー11の内側であってその前側に装着される。
【0049】
次にセンタークッション17の組立てについて図29〜図31によって説明する。センタークッション17は、図29に示すような段ボールによって組立てられる。すなわち段目の方向に細長い段ボールに、段目の方向に交互に半切り線44と切断線45とを形成し、これによって10枚の板状部216〜225を形成する。これらの板状部216〜225は、ほぼ正方形の形状をなすとともに、互いに同一の寸法になっている。そして板状部216、217間、218、219間、220、221間、222、223間、224、225間には、それぞれ5角形の開口229、230、231、232、233が形成される。なお5角形の開口229の中心部が上記半切り線44に一致するようになっている。
【0050】
従って図29に示すような段ボールをジグザグに折曲げるようにし、半切り線44のところで山折りに、切断線45のところで谷折りにすると、図30に示すようになる。このときに上記開口229〜233が互いに2つに分割されるように折曲げられ、これによって上面に凹部237が形成される(図31参照)。なお折曲げられた板状部216〜225は、互いに糊付け等の方法によって接合される。このようなセンタークッション17は、上記被梱包物10の下側において、下トレー12の内側上面のほぼ中央部に配されるようになり、この被梱包物品10を下方から支持する。
【0051】
図1および図2に示すように、以上のようにしてそれぞれ形成された下前側クッション13と下後側クッション14とを下トレー12の内側にそれぞれ左右一対ずつ配し、さらに上前側クッション15と上後側クッション16とを上トレー11の内側に左右一対ずつ配するようにする。そして例えば洗面化粧台等の被梱包物品10をその上下から上トレー11と下トレー12とによって挟むようにし、上トレー11の内側の上前側クッション15と上後側クッション16とによって、この被梱包物品10の上面のコーナの部分を受ける。また下トレー12上の下前側クッション13と下後側クッション14とによって、被梱包物品10の下部であってその左右の部分をそれぞれ受けるようにする。このような状態で、図2に示すように、上トレー11と下トレー12の外側から締結バンド20を締結し、これによって梱包を行なう。このときに締結バンド20が上トレー11と下トレー12とにそれぞれ係止部38、39、40によって外側に形成される凹陥部に受入れられるために、締結バンド20が確実に上下のトレー11、12を介して被梱包物品10の梱包を行なうことになる。
【0052】
このような梱包装置によると、上下一対のトレー11、12と、4種類のクッション13〜16あるいは、さらにセンタークッション17を加えた構成によって、被梱包物品10を梱包することができる。とくにこのような梱包装置の特徴は、段ボール製の外装箱を使わないことであって、これによって段ボールの使用量が大幅に低減する。しかも締結バンド20以外は総て段ボールから構成されており、リサイクル可能であって、廃棄物公害の影響が最小限に抑えられることになる。しかも上下のトレー11、12はそれぞれ対応するクッション15、16および13、14と組合わせて用いられるようになっているために、高い緩衝効果を発揮する。とくにトレー11、12に対して上下のクッション15、16および13、14がそれぞれ係止部38〜40によって結合された構造を採用しているために、被梱包物品の重みでトレー11、12がゆがんだり変形したりすることがなく、再利用することが可能になる。
【0053】
図32および図33は上記トレー11、12の変形例を示しており、ここでは係止部38、39、40を形成するための一対ずつの切込み35、36、37の上下の終端にそれぞれ湾曲部41、42を形成している。このような湾曲部41、42を形成することによって、係止部38、39、40が対応するクッション13〜16の係合用凹部に係合されるために内側に折込まれる際に、切込み35、36、37の終端が破断することが防止され、係止部38、39、40の変形が容易になるとともに、繰返し使用に耐えるような構造を提供できるようになる。
【0054】
次にクッションの変形例を図34〜図38によって説明する。なおここでは、上後側クッション16を例に採って説明するが、他のクッション13〜15にも適用できる変形例である。
【0055】
上後側クッション16の基本的な構成は、図24〜図28に示した上記実施の形態のそれと基本的に同じである。従って図24〜図28との相違点のみを説明すると、図34に示すように、この実施の形態においては、板状部187、188間の切断線45、板状部189、190間の切断線45、板状部191、192間の切断線45にそれぞれ上記実施の形態と同様の連結部60以外に、4つずつの連結部240を形成している。ここで連結部240は、係合孔205、206、および切込み207の中心の段目の方向の延長上に形成されている。それ以外の構成は上記実施の形態と同様である。
【0056】
図35は図34に示す段ボールをジグザグに折曲げて重合わせ、糊付けして接合した後に、切断線212のところで4分割した状態を示しており、このときの上側から見た外観は、上記実施の形態と同様である。そしてこのような4つの分割された上後側クッション16の特徴は、図36に示すように、その下面であって、上記係合孔205、206および切込み207を整合させて形成される係合用凹部211の延長上に連結部240が位置することである。すなわち上記実施の形態よりも、上記連結部240による底面の連結構造が強化された特徴をもっている。
【0057】
図37および図38は、係合用凹部211の延長上に連結部240が配されたクッション16の作用効果を説明するための図面であって、この図面から明らかなように、上トレー11の内側にこの上後側クッション16が組合わされるときに、上トレー11の側壁30の一部を内側へ折込んで成る断面L字状の係止部38が上記係合用凹部211に組合わされることになる。そして係止部38を形成することによって、上トレー11の稜線部分に形成される凹陥部に締結バンド20が掛渡される。
【0058】
図37はこのような締結バンド20が掛渡された締結構造を上から見た状態を示しており、これに対して図38は、同状態を縦断面によって示したものである。これらの図面から明らかなように、締結バンド20は係合用凹部211の外側の係止部38によって形成される凹陥部を挿通するとともに、この締結バンド20は連結部240の上を通過する(図37参照)。従ってこのことから、締結バンド20が通過する部分の上後側クッションの強度が増大し、これによって締結バンド20から受ける力によって、上後側クッション16が局部的に変形したり崩れたりすることが防止されるようになる。またこのことから、このようなクッション16と上トレー11との組合せが、何回も利用できるようになり、梱包装置の再利用が可能になる。なおこのような連結部240を付加した構成は、下前側クッション13、下後側クッション14、上前側クッション15にも適用することが可能である。
【0059】
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における被梱包物品10としては、必ずしも洗面化粧台である必要はなく、その他各種の被梱包物品の梱包に広く利用することができる。また各クッション13〜16に形成される凹部の形状についても、梱包される物品の形状に応じて凹部を形成するための開口の形状を変更することによって対応できるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本願発明は、各種の被梱包物品を梱包して物流に供するのに広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】梱包装置の構造を示す分解斜視図である。
【図2】同外観斜視図である。
【図3】同要部拡大断面図である。
【図4】トレーの展開平面図である。
【図5】トレーの外観斜視図である。
【図6】トレーの内側の外観斜視図である。
【図7】下前側クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図8】切断線の構造を示す拡大平面図である。
【図9】半切り線の構造を示す拡大断面図である。
【図10】板状部の折曲げ構造を示す斜視図である。
【図11】折曲げられた積層体の外観斜視図である。
【図12】同積層体の裏側の斜視図である。
【図13】分割された下前側クッションの外観斜視図である。
【図14】下後側クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図15】板状体の折曲げ状態を示す外観斜視図である。
【図16】折曲げられた板状体の積層体の外観斜視図である。
【図17】同下側の外観斜視図である。
【図18】分割された下後側クッションの外観斜視図である。
【図19】上前側クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図20】板状体の折曲げ状態を示す外観斜視図である。
【図21】同クッションの積層体の外観斜視図である。
【図22】同積層体の下側から見た斜視図である。
【図23】分割された上前側クッションの外観斜視図である。
【図24】上後側クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図25】同クッションの組立て動作を示す外観斜視図である。
【図26】積重ねられて組立てられた上前側クッションの外観斜視図である。
【図27】同上後側クッションの下側の外観斜視図である。
【図28】同上後側クッションの分割された状態の外観斜視図である。
【図29】センタークッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図30】センタークッションの組立ての動作を示す外観斜視図である。
【図31】組立てられたセンタークッションの外観斜視図である。
【図32】トレーの変形例を示す展開平面図である。
【図33】同要部拡大平面図である。
【図34】変形例の上後側クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図35】組立てられ2分割された上後側クッションの外観斜視図である。
【図36】同反対側から見た外観斜視図である。
【図37】上トレーと組合された上後側クッションの平面図である。
【図38】上トレーと上後側クッションと締結バンドとの組合わせ構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0062】
10 被梱包物品(洗面化粧台)
11 上トレー
12 下トレー
13 下前側クッション
14 下後側クッション
15 上前側クッション
16 上後側クッション
17 センタークッション
20 締結バンド
25 板状部
27、28 折曲げ線
29、30 側壁
31 折曲げ線
32 接合片
35〜37 切込み
38〜40 係止部
41、42 湾曲部
44 半切り線
45 切断線
46〜57 板状部
60 連結部
61 切込み
62 ミシン目状切込み
65 ライナー
66 中芯
67 ライナー
68 中芯
69 ライナー
71〜73 開口
74 保護板
75 連結部
76 切断線
77 係止片
78 ミシン目状切込み
79、80 係止孔
81、82 係合孔
83、84 係合孔
85、86 切込み
88 凹部
89、90 係合用凹部
91 切断線
96〜107 板状部
111〜113 開口
114 保護板
115 連結部
116 切断線
117 係止片
118 ミシン目状切込み
119、120 係止孔
121 係合孔
123 係合孔
125 切込み
128 凹部
129 係合用凹部
130 切断線
132 横保護板
133 連結部
134 切断線
135 係止片
137 係止孔
146〜157 板状部
161〜164 開口
165〜168 切込み
169、170 係合孔
171、172 係合孔
173、174 切込み
176 凹部
177 欠如部
178、179 係合用凹部
180 切断線
186〜197 板状部
201〜204 開口
205、206 係合孔
207 切込み
210 凹部
211 係合用凹部
212 切断線
216〜225 板状部
229〜233 開口
237 凹部
240 連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下一対のトレーと、
前記トレーの内側に配され、被梱包物品の上下のコーナまたは稜線部分を受けるクッションと、
を具備し、前記クッションには凹部が形成され、該凹部が前記被梱包物品のコーナまたは稜線部分を受入れることを特徴とする梱包装置。
【請求項2】
前記上下のトレーの4隅にそれぞれクッションが装着され、前記クッションは被梱包物品の上下の4隅のコーナまたは側部の稜線部分をそれぞれ凹部によって受入れることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
【請求項3】
前記上下のトレーの外側から締結バンドが掛渡され、該締結バンドによって前記上下のトレーが前記被梱包物品に対して固定されることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
【請求項4】
前記クッションに係合用凹部が形成されるとともに、前記トレーの稜線部分の一部を内側に折込んで係止部が形成され、該係止部が前記係合用凹部に受入れられて前記クッションが前記トレーに固定されることを特徴とする請求項3に記載の梱包装置。
【請求項5】
前記トレーの稜線部分の一部を内側に折込んで形成される係止部の外側の凹陥部に前記締結バンドが掛渡されることを特徴とする請求項4に記載の梱包装置。
【請求項6】
前記トレーが段ボールから形成され、中央の板状部に対してその4辺にそれぞれ側壁が連設されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の梱包装置。
【請求項7】
前記クッションが段ボールを折曲げて積層した積層体から成ることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の梱包装置。
【請求項8】
段ボールの段目の方向に一方のライナーが連結された半切り線と間欠的に連結部で連結された切断線とを交互に形成し、前記半切り線と前記切断線のところで交互に山折りと谷折りとによってジクザグに折曲げて重ねた積層体によって前記クッションが組立てられることを特徴とする請求項7に記載の梱包装置。
【請求項9】
前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される開口によって前記クッションの稜線部分に凹部が形成され、該凹部に前記被梱包物品のコーナまたは稜線部分が受入れられることを特徴とする請求項8に記載の梱包装置。
【請求項10】
前記半切り線または前記切断線をまたぐように形成される係合孔と段目の方向の端部に臨む切込みとを整合させて前記クッションに前記係合用凹部が形成されることを特徴とする請求項8に記載の梱包装置。
【請求項11】
前記クッションの前記係合用凹部が前記クッションの外側部に臨む段部から成り、前記トレーの係止部が前記トレーの稜線部分の一部分を内側に折込んだ断面L字状の係止部であることを特徴とする請求項8に記載の梱包装置。
【請求項12】
前記クッションの切断線に、前記係合用凹部の段目の方向の延長位置に前記連結部が形成され、該連結部上を前記締結バンドが通過することを特徴とする請求項11に記載の梱包装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2010−58803(P2010−58803A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−225094(P2008−225094)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【出願人】(593004108)株式会社日栄紙工社 (11)
【出願人】(000223193)東罐興業株式会社 (90)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】