説明

検査センサカートリッジおよびセンサ分注器

カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびプッシャアセンブリを備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。プッシャアセンブリは、カートリッジから複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされる。プッシャアセンブリは、強磁性体または磁石を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、カートリッジおよびセンサ分注器に関し、より詳細には、例えば、血糖またはその中に含まれる他の検体を分析する際に使用される複数の検査センサを備えるカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
体液中の検体を定量することは、ある種の生理学的異常の診断およびメンテナンスに関して非常に重要である。例えば、個体中の乳酸塩、コレステロール、およびビリルビンが監視されなければならない。特に、体液中のブドウ糖を定量することは、食事におけるブドウ糖摂取量を調節するために体液中の血糖値を頻繁にチェックしなければならない糖尿病患者にとっては、重要である。本明細書の開示の残り部分は、ブドウ糖を定量することを対象とするが、本発明は、適切な酵素の選択に基づいて他の検体を定量するために使用できることは理解されるであろう。
【0003】
このような検査の結果は、もしあればどのようなインスリンまたは他の薬物を投与する必要があるかを判定するために使用することができる。ある種類の血糖検査システムでは、血液サンプルを検査するためにセンサが使用される。
【0004】
検査センサは、血糖と反応するバイオセンシングまたは試薬物質を含む。センサの検査端は、検査対象の流体、例えば、人の指に針を刺した後指に溜まる血液中に入るようになされる。流体は、毛管作用によりセンサ内で検査端から試薬物質まで差し渡された毛管チャネル内に引き込まれ、検査対象の十分な量の流体がセンサ内に引き込まれる。次いで、流体は、センサ内の試薬物質と化学反応を起こし、その結果、検査対象の流体中の血糖値を示す電気的信号がセンサの後部または接触端近くに配置された接触領域に送られる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような検査センサは、多くの場合、周囲湿度の影響を受けやすい。周囲湿度の影響を低減するか、またはなくす一方法は、センサのそれぞれを乾燥剤とともに個別にパッケージすることである。このような方法には、毎回使用する前にストリップをアンパックする必要があるという短所がある。そのため、使用する前にそれぞれのストリップをアンパックすることを必要としない複数の検査センサを含むカートリッジを用意することが望ましい。また、便宜上および使い勝手に関して、ユーザによる検査のため、一度に1つずつ検査センサを供給する単純なメカニズムを備えることも望ましいであろう。これにより、通常のユーザにとっては使い勝手が増し、またこれは、ある種の身体的制約があると思われるユーザにとっても特に重要である。また、カートリッジ内に検査センサを確実に封止することも望ましいであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態によれば、カートリッジは、センサ分注器とともに使用するようになされる。カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびプッシャアセンブリを備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。プッシャアセンブリは、カートリッジから複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされる。プッシャアセンブリは、強磁性体または磁石を含む。
【0007】
一実施形態によれば、センサ分注器は、カートリッジ、計装ハウジング、蓋、およびスライダを備える。カートリッジは、カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびプッシャアセンブリを備える。カートリッジハウジングは、貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成する。複数の検査センサは、カートリッジハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。プッシャアセンブリは、カートリッジから複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされる。プッシャアセンブリは、強磁性体または磁石を含む。計装ハウジングは、分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされる。蓋は、閉位置と開位置との間で移動可能であり、これにより、蓋は、閉位置で分注出口とカートリッジ開口部のうちの少なくとも一方を封止する。スライダは、強磁性体または磁石を備える。スライダは、カートリッジのプッシャアセンブリに磁気的に結合されるようになされる。スライダは、第1の位置から第2の位置へスライドするようになされる。第1の位置から第2の位置までスライダが移動するときに、プッシャアセンブリは、複数の検査センサのうちの1つに接触し、それを少なくとも部分的に分注開口部に押し通す。少なくともプッシャアセンブリまたはスライダは磁石を備える。
【0008】
一実施形態によれば、蓋メカニズムは、少なくとも1つの検体の濃度を決定する作業を補助するため複数の検査センサを備えるカートリッジまたはセンサ分注器で使用されるようになされる。蓋メカニズムは、蓋と複数のリテーナ固定用爪(リテーナ・タブ)とを備える。蓋は、閉位置と開位置との間でスライドするようになされ、これにより、蓋は、閉位置で開口部を封止する。複数のリテーナ固定用爪は、シール(封止手段)を形成する際に蓋に加えられる圧力を維持するのを助ける。
【0009】
他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、検査センサ抜き取り装置、および蓋を備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。検査センサ抜き取り装置は、第1の位置と第2の位置との間を移動するようになされる。蓋は、検査センサ抜き取り装置に機械的に連結される。蓋は、閉位置と開位置との間で移動可能であり、これにより、蓋は、閉位置で開口部を封止する。閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る。
【0010】
他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、第1の機械メカニズム、第2の機械メカニズム、検査センサ抜き取り装置、および蓋を備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。第1の機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。第2の機械メカニズムは、複数の検査センサを第2の方向に押しやるようになされる。第2の方向は、第1の方向に対し全体として垂直の方向である。検査センサ抜き取り装置は、第2の機械メカニズムを介して第1の位置と第2の位置との間を移動可能である。蓋は、閉位置と開位置との間移動可能であり、これにより、蓋は、閉位置で開口部を封止する。閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る。
【0011】
他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、第1の機械メカニズム、蓋、およびプッシャアセンブリを備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に傾斜して積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。第1の機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。蓋は、閉位置と開位置との間移動可能であり、これにより、蓋は、閉位置で開口部を封止する。プッシャアセンブリは、蓋につながれる。プッシャアセンブリは、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、プッシャアセンブリは、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る。
【0012】
さらに他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および蓋を備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に傾斜して積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。蓋は、閉位置と開位置との間で移動可能である。蓋は、閉位置で開口部を封止する。蓋が開状態であれば、複数の検査センサは、一度に1つずつ、手動で、カートリッジから抜き取ることができる。
【0013】
さらに他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および蓋を備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。複数の検査センサは、少なくとも1つのセンサ電気的接点を含む。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。蓋は、閉位置と開位置との間移動可能であり、これにより、蓋は、閉位置で開口部を封止する。蓋は、少なくとも1つの蓋電気接点を備える。蓋が閉位置から開位置まで移動するときに、少なくとも1つの電気接点は、複数の検査センサのうちの1つの少なくとも1つのセンサ接点と接触する。蓋が開位置から閉位置まで移動するときに、蓋により、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る。
【0014】
さらに他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および回転可能ドラムを備える。ハウジングは、内部を有する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。回転可能ドラムは、その中に形成された少なくとも1つのノッチを含む。ドラムは、ハウジングの内部に結合される。少なくとも1つのノッチは、ちょうど1つの検査センサを受け入れるようになされる。ドラムが第1の位置から第2の位置まで移動するときに、複数の検査センサは、一度に1つずつ、カートリッジの内部から抜き取られる。
【0015】
他の実施形態によれば、センサ分注器とともに使用されるようになされたカートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および検査センサ抜き取り装置を備える。ハウジングは、貫通する少なくとも2つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。検査センサ抜き取り装置は、複数の検査センサを、少なくとも部分的に少なくとも2つの開口部のうちの1つを通して、一度に1つずつ、第2の方向に運び、抜き取るようになされる。検査センサ抜き取り装置は、第1の部分および第2の部分を備える。第1の部分および第2の部分は、少なくとも1つの蝶番により接続される。第2の方向および第1の方向は、全体として互いに垂直である。
【0016】
一実施形態によれば、センサ分注器は、カートリッジ、計装ハウジング、排出装置メカニズム、および少なくとも1つの偏向板を備える。カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および検査センサ抜き取り装置を備える。カートリッジハウジングは、貫通する少なくとも2つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。検査センサ抜き取り装置は、複数の検査センサを、少なくとも部分的に複数の開口部のうちの1つを通して、一度に1つずつ、第2の方向に運び、抜き取るようになされる。検査センサ抜き取り装置は、第1の部分および第2の部分を備える。第1の部分および第2の部分は、少なくとも1つの蝶番により接続される。第2の方向および第1の方向は、全体として互いに垂直である。計装ハウジングは、分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされる。排出装置メカニズムは、複数の開口部のうちの少なくとも1つを突き抜け、検査センサ抜き取り装置と接触するようになされる。少なくとも1つの偏向板は、検査センサ抜き取り装置の第1の部分に接触して偏向させ、複数の検査センサを、少なくとも部分的に分注出口を通して、一度に1つずつ、抜き取るのを補助するようになされる。
【0017】
さらに他の実施形態によれば、センサ分注器とともに使用されるようになされたカートリッジは、ハウジング、基部、複数の検査センサ、および外部バネメカニズムを備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。基部は、第1の位置でハウジングと封止係合するようになされる。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。外部バネメカニズムは、ハウジングおよび基部に取り付けられ、ハウジングおよび基部を封止係合するのを補助するようになされる。第1の位置では、ハウジングおよび基部は封止係合し、第2の位置では、ハウジングおよび基部は、離隔される。
【0018】
他の実施形態によれば、センサ分注器は、カートリッジ、計装ハウジング、および排出装置メカニズムを備える。カートリッジは、カートリッジハウジング、基部、複数の検査センサ、および外部バネメカニズムを備える。カートリッジハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。基部は、第1の位置でハウジングと係合し封止するようになされる。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。外部バネメカニズムは、カートリッジハウジングおよび基部に取り付けられ、カートリッジハウジングおよび基部を封止係合するのを補助するようになされる。計装ハウジングは、分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされる。排出装置メカニズムは、カートリッジハウジングが離隔されるように、カートリッジハウジングと基部との間で移動され、およびそれらの間に挿入されるようになされる。排出装置メカニズムは、複数の検査センサを、少なくとも部分的にカートリッジを通して、一度に1つずつ、第2の方向に運び、抜き取るようになされる。第2の方向は、全体として第1の方向に垂直である。第1の位置においてカートリッジハウジングおよび基部は封止係合しており、また第2の位置では、カートリッジハウジングおよび基部は、離隔される。
【0019】
他の実施形態によれば、カートリッジは、ハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリを備える。ハウジングは、貫通する少なくとも1つの開口部を形成する。複数の検査センサは、ハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。スライド式プッシャ蓋アセンブリは、可撓性のプッシャ固定用爪を備える。可撓性のプッシャ固定用爪は、複数の検査センサの1つと接触し、ハウジングから、少なくとも部分的に開口部の中に押し通すようになされる。可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分から全体として外向きの方向に、全体として下向きの方向に延びる。閉位置では、スライド式プッシャ蓋アセンブリは、カートリッジを封止するのを補助するようになされる。
【0020】
他の実施形態によれば、センサ分注器は、検体の濃度を測定するようになされ、カートリッジおよび計装ハウジングを備える。カートリッジは、カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリを備える。カートリッジハウジングは、貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成する。複数の検査センサは、カートリッジハウジング内に積み重ねられる。複数の検査センサは、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。機械メカニズムは、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされる。複数の検査センサのうちの1つは、カートリッジから抜き取れるように配置される。スライド式プッシャ蓋アセンブリは、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。スライド式プッシャ蓋アセンブリは、センサ分注器を第2の位置において封止するのを補助するようになされる。スライド式プッシャアセンブリは、可撓性のプッシャ固定用爪を備える。可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分から全体として外向きの方向に、全体として下向きの方向に延びる。計装ハウジングは、分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされる。可撓性のプッシャ固定用爪は、複数の検査センサの1つを、カートリッジから、少なくとも部分的に分注出口の中に押し通すようになされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、カートリッジを使用する複数の検査センサおよびセンサ分注器を収めたカートリッジを対象とする。複数の検査センサは、検体の濃度を測定するために使用される。本発明を使用して測定することができる検体としては、ブドウ糖、脂質状態(例えば、コレステロール、トリグリセリド、LDL、およびHDL)、微量アルブミン、ヘモグロビンA1c、果糖、乳酸塩、またはビリルビンがある。しかし、本発明は、これらの特定の検体に限定されず、他の検体濃度も測定できると考えられる。検体は、例えば、全血サンプル、血清サンプル、血漿サンプル、ISF(間質液)および尿のような他の体液、および非体液中にあるものとしてよい。
【0022】
図面を参照すると、センサ分注器において使用されるようになされた図1のカートリッジ10が示されている。図1のカートリッジ10は、ハウジング12、複数の検査センサ14、機械メカニズム16、およびプッシャアセンブリ18を備える。カートリッジ10は、複数の検査センサ14すべてが使用された後に使い捨てできるようになされている。カートリッジ10が、センサ分注器において使用される場合、使用済みカートリッジは、複数の未使用検査センサを含む第2の同一のカートリッジにより置き換えられる。
【0023】
図1を参照すると、ハウジング12は、貫通する少なくとも1つの開口部20を形成する。開口部20は、複数の検査センサ14が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ10から出ることができるようなサイズのものである。さらに、プッシャアセンブリ18は、その少なくとも一部が開口部20を部分的にも通り抜けるように動作する設計とすることができる。特に、複数の検査センサ14は、一度に1つずつ、開口部20を経由してカートリッジ10を出る。カートリッジは、複数の検査センサ14上の雰囲気にさらに曝される機会を減らす、またはなくすように開口部を1つだけ含むのが望ましい。
【0024】
ハウジング12は、さまざまな材料で作ることができるが、典型的には、ポリマー材料で作られる。ハウジング12を形成する際に使用することができるポリマー材料のいくつかの例として、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせが挙げられる。ハウジングを形成する際に、例えば、潤滑用にTEFLON(登録商標)または強度を与えるためにガラスなどの他の添加物を加えることができる。他の添加物も使用可能であると考えられる。ポリカーボネートは、耐久性のある材料であること、および空気(特に水分)がハウジング12内にはいるのを防ぐまたは禁止する能力を持つことを含むいくつかの理由から望ましい。
【0025】
ハウジング12は、射出成形プロセスを含む当業者に知られているプロセスにより形成されうる。成形プロセスなどの他のプロセスも使用できると考えられる。
図1に示されているように、複数の検査センサ14は、ハウジング12内に積み重ねられる。複数の検査センサは、より薄く、より可撓性の検査センサにとって特に重要である、検査センサを均一に供給するのを助ける検査センサ支持材と接触する。複数の検査センサ14は、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。上述のように、検査できる検体の1つは、例えば、全血サンプルからのブドウ糖である。検査センサ14は、典型的には、電気化学センサまたは光学センサである。少なくとも1つの検体を検査するの補助する他の種類のセンサも、本発明で使用することができると考えられる。
【0026】
一実施形態では、複数のセンサは、検査すべき所望の1つまたは複数の検体と反応する適宜選択された酵素を含む。ブドウ糖と反応させるために使用することができる酵素は、ブドウ糖酸化酵素である。グルコース脱水素酵素などの他の酵素も使用できると考えられる。検査センサ14の一実施例は、Bayer Corporation社に譲渡された米国特許第6,531,040号において開示されている。他の検査センサもカートリッジ10において使用できると考えられる。
【0027】
複数の検査センサ14は、図1に示されているのと数が異なっていてもよく、これは、異なるユーザのニーズおよび検査センサの物理的保管条件に対応するためである。典型的には、カートリッジは、約10から約100個までの積み重ねられた検査センサを収納し、より具体的には、約25から約40個の積み重ねられた検査センサを収納する。検査センサの保管寿命および使用寿命が限られているため、検査頻度の低いユーザは、検査頻度の高いユーザとは反対に、収納検査センサの少ないカートリッジを望む可能性が高いと考えられる。
【0028】
積み重ねられた検査センサ14を上方に押しやるために(図1の矢印Aの方向に)、一実施形態により機械メカニズム16が使用される。機械メカニズム16は、開口部20を介してカートリッジ10から最終的に排出する複数の検査センサのうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズムは、排出する複数の検査センサのうちの1つを位置決めするために積み重ねられた検査センサ14上に圧力を加えることができるデバイスである。例えば、図1に示されている機械メカニズムは、バネである。さまざまな種類のバネが、図1の矢印Aの方向に積み重ねられた検査センサ14を押しやる機械メカニズムとして使用することができる。例えば、バネは、圧縮バネまたはねじりバネであってよい。バネは、簡素化および使い勝手の面から望ましいものである。矢印Aの方向に積み重ねられた検査センサを押しやるために複数のバネを使用することができると考えられる。
【0029】
さらに、機械メカニズム16は、ラチェットプッシャであってよい。このような実施形態を使用することで、ラチェットプッシャは、積み重ねられた検査センサを徐々に上げる(つまり、図1の矢印Aの方向に)。ラチェットプッシャは、望ましくは、すべての検査センサが結局は使用されるようにカートリッジの内部の長さを延長する必要がある。ラチェットプッシャは、1つまたは複数のバネと併用することができると考えられる。
【0030】
機械メカニズム16を上方に誘導するのを補助するため(図1の矢印Aの方向に)、ハウジング12は、複数の突起または延長部25とともに形成することができる。オプションの突起または延長部25は、矢印Aの方向に機械メカニズム16を誘導するのを補助し、これにより、複数の検査センサをこの方向に容易に移動させることができる。このような突起は、ハウジング内の対応するガイド構造とはめ合わせることができる。例えば、これらの突起およびガイド構造は、タングと溝の関係にあってよい。
【0031】
カートリッジ10は、カートリッジから複数の検査センサ14のうちの1つを押し出すようになされたプッシャアセンブリ18を備える。図1に示されているように、プッシャアセンブリ18は、カートリッジ10内に収納される。プッシャアセンブリ18は、強磁性体または磁石を含む。以下で詳しく説明されるように、プッシャアセンブリは、開口部20を介してカートリッジから複数の検査センサ14のうちの1つを押し出す際にセンサ分注器のスライダと時期により結合されるようになされる。スライダおよびプッシャアセンブリ18の少なくとも一方は、磁石を備える。例えば、スライダおよびプッシャアセンブリ18が、磁石を備えることができる。スライダが磁石を備え、プッシャアセンブリ18が強磁性体を備えることができると考えられる。また、スライダが強磁性体を備え、プッシャアセンブリ18が磁石を備えることができるとも考えられる。
【0032】
プッシャアセンブリ18を形成する際に使用することができる強磁性体の例としては、限定はしないが、鉄、ニッケル、コバルト、またはこれらの組み合わせがある。強磁性体は、高い透磁率を示し、引く強さを高める。磁石の一実施例は、電磁石である。
【0033】
センサ分注器(図2のセンサ分注器100などの)の分注出口に対しカートリッジを封止するのを補助するために、カートリッジ10は、封止口22を備えることができる。封止口22は、望ましくは、カートリッジ10の開口部20を囲む。一実施形態によれば、封止口22は、ポリマー材料でできている中空の立パイプである。封止口22を形成する材料は、望ましくは、これが接触するセンサ分注器の表面よりも柔らかい材料で作られる(例えば、ハウジング102(図2)の内面102a)。例えば、内面102aは、ステンレス製とすることができる。封止口は、異なる形状であってもよく、または他の材料で作ることもできると考えられる。
【0034】
カートリッジの代わりにセンサ分注器上にシールを置くことも考えられる。このような実施形態では、シールは、センサ分注器100におけるハウジング102(図2)の内面102a上にあってもよい。内面102aは、カートリッジがセンサ分注器100内に入れられたときに、カートリッジ10の外面と接触する。
【0035】
センサ分注器100は、蓋が閉位置にあるかどうかを検出する検出メカニズムを備えることができる。例えば、センサ分注器100は、キャップが閉位置にない場合にユーザにそのことを警告するコンタクトスイッチなどの検出メカニズムを備えることができる。この警告は、可聴信号を用いてユーザに発することができる。これは、閉位置にある蓋が、検査センサが環境からの湿気に曝されるのを防ぐ主要な手段となる場合には特に望ましい。
【0036】
検査センサ14内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ10は、典型的には、検査センサ14を収納するハウジングの内部に空気および水分が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。カートリッジ10を取り囲むために使用することができる取り外し可能なパッケージングの種類の1つとして、アルミホイルがある。他の種類の取り外し可能パッケージングも使用可能であると考えられる。中の湿度レベルを適切に保つのを補助するために取り外し可能パッケージングの内部に乾燥剤を加えることも考えられる。検査センサ内の試薬が湿度の影響を受けやすくない場合、たくさんの乾燥剤をあったとしても含める必要はほとんどまたは全くない。乾燥剤入りまたはなしの取り外し可能パッケージングは、検査センサの保管使用を高めるのに役立つ。取り外しパッケージングは、カートリッジ10がセンサ分注器内に入れられる前に取り外されるべきである。
【0037】
カートリッジ10は、最初に、ボトルまたは他の種類の容器などのポリマー容器内に入れることが考えられる。容器の形状は、空気または水分が容器の内部に入り込むのを防止または禁止する望ましいシールを備えるカートリッジと類似のものでよい。容器は、リビングヒンジを介して容器の残り部分に取り付けられている蓋を備えることができる。乾燥剤も容器内に加えることができると考えられる。乾燥剤入りまたはなしの容器は、検査センサの保管使用を高めるのに役立つ。カートリッジ10は、センサ分注器内に入れられる前に容器から取り外される。
【0038】
図1に示されているように、乾燥剤26は、望ましくは、カートリッジ10に加えられ、これにより、複数の検査センサ14を収納するハウジング12の内部の湿度レベルを適切に維持するのを補助する。特に、センサがカートリッジから押し出される場合にはハウジング12の内部にある程度の水分が入り込む可能性があるが、このような水分は、望ましくは、検査センサ内の試薬が劣化するのを防止するために乾燥剤により吸収される。適切な湿度レベルを維持することにより、検査センサ内の試薬物質が保護される。
【0039】
乾燥剤26と外部パッケージング付属する余分な乾燥剤との量は、所望の保管使用条件を満たすように十分なものでなければならない(複数の検査センサが使用される前の期間)。より具体的には、保管寿命は、典型的には、カートリッジ10が、使用されている場合に、パッケージング材料から取り外されるまでの期間を指す。乾燥剤26の量は、さらに、所望の使用寿命の条件が満たされるように十分なものでなければならない(複数の検査センサのうちの1つを最初に使用した後の期間)。より具体的には、使用寿命は、典型的には、カートリッジ10が、使用されている場合に、パッケージング材料から取り外された後の期間を指す。
【0040】
使い捨て容器、使い捨て容器を取り囲む取り外し可能パッケージング、カートリッジを収納する容器内に入れることができる乾燥剤の実施例は、市販の乾燥剤を含む。乾燥剤は、球、錠剤、粒、または紙を含むいくつかの形状であってよい。例えば、乾燥剤は、分子篩球体または厚い乾燥剤紙であってよい。乾燥剤は、乾燥剤26とともに示されているようなハウジング12の内側に入れることができる。乾燥剤は、ハウジング内の水分を吸収するためにカートリッジのハウジング12の内面内に成形することができる。乾燥剤の1つの非制限的実施例は、例えば分子篩ビーズの形態で、ニューヨークのMultisorb of Buffalo社から購入することができる。
【0041】
乾燥剤は、湿度の影響を受けにくい検査センサには使用しなくてもよいと考えられる。もしあれば使用される乾燥剤の量は、検査センサが湿度の影響をどれだけ受けるか、また所望の使用寿命および保管寿命の期間に依存する。
【0042】
図2および3を参照すると、一実施形態によるセンサ分注器100が示されている。センサ分注器は、検体の濃度を測定するために使用される。本発明を使用して測定することができる検体としては、ブドウ糖、脂質状態(例えば、コレステロール、トリグリセリド、LDL、およびHDL)、微量アルブミン、ヘモグロビンA1c、果糖、乳酸塩、またはビリルビンがある。しかし、本発明は、これらの特定の検体に限定されず、他の検体濃度も測定できると考えられる。検体は、例えば、全血サンプル、血清サンプル、血漿サンプル、ISF(間質液)または尿のような他の体液、および非体液中にあるものとしてよい。
【0043】
センサ分注器100は、カートリッジ10(図2には示されていない)、計装ハウジング102、スライダ104、および蓋130を備える。図3a、3cに示されているように、計装ハウジング102は、図1のカートリッジ10を受け入れるようになされている。カートリッジ10をセンサ分注器100の計装ハウジング102から取り出し、またそこに装填することが単純で簡単な方法により行えることが望ましい。計装ハウジング102は、底部、側面、または上面を介してカートリッジを装填するように設計することができる。
【0044】
他のカートリッジも使用可能であると考えられる。選択されたカートリッジにより、計装ハウジングの内部は、選択されたカートリッジに対応するように設計し直すことができる。計装ハウジング102は、さらに、検査センサ14を一度に1つずつ分注できるサイズの分注出口106も形成する。
【0045】
スライダ104は、強磁性体または磁石を備える。図2、3a、3bに示されているように、スライダ104は、強磁性体または磁石である部分104aを備える。しかし、スライダは、全体が強磁性体または磁石からなりうることも考えられる。
【0046】
スライダ104は、カートリッジ10のプッシャアセンブリ18に磁気的に結合されるようになされる。上述のように、スライダおよびプッシャアセンブリの少なくとも一方は、磁石を備える。例えば、スライダ104およびプッシャアセンブリ18が、磁石を備えることができる。スライダ104が磁石を備え、プッシャアセンブリ18が強磁性体を備えることができると考えられる。また、スライダ104が強磁性体を備え、プッシャアセンブリ18が磁石を備えることができるとも考えられる。スライダ104を形成する際に使用することができる強磁性体の例としては、限定はしないが、鉄、ニッケル、コバルト、またはこれらの組み合わせがある。強磁性体は、高い透磁率を示し、引く強さを高める。
【0047】
図3aを参照すると、スライダ104は、第1の位置にあるように示されている。図3aのスライダ104を、矢印Bの方向に手動で移動し続けることにより、スライダ104は、第2の位置に移動される(図3cを参照)。図3cのスライダ104は、図3aのスライダ104よりも、分注出口106の近くに配置される。
【0048】
プッシャアセンブリ18は、複数の検査センサ14のうちの1つを、カートリッジ10から、少なくとも部分的に、検査センサ14aとともに図3c、3dに示されているような分注出口106を通して移動するようになされる。スライダ104が第1の位置にある場合(図3a、3b)、プッシャアセンブリ18(これもまた図3aの第1の位置にある)は、複数の検査センサ14が矢印Aの方向に移動できるように位置決めされる。複数の検査センサ14は、図3aの検査センサ14aがプッシャアセンブリ18の部分18bと接触した後に矢印Aの方向に移動することが妨げられる。スライダ104が矢印Bの方向に移動されると(図3c参照)、プッシャアセンブリ18も、矢印Bの方向に移動される。図3a、3cに示されているように、プッシャアセンブリ18の部分18bは、検査センサ14aと接触し、それを少なくとも部分的分注出口106に通して移動させる。
【0049】
複数の検査センサ14のうちの1つを少なくとも部分的に分注出口106に通すのを補助するために、蓋130は、閉位置(図3a、3b)と開位置(図3c、3d)との間で移動可能である。図3a、3bの閉位置では、蓋130は、分注出口106を封止する。図3c、3dの開位置において、蓋130は、検査センサ14aが分注出口106を通して出てくるように移動される。開位置の場合、蓋130は、部分130aが凹み132から出ている図3a、3bの凹み132内に位置する。蓋130は、蝶番134を介して開位置と閉位置との間で移動する。他のメカニズムも、開位置と閉位置との間で蓋を移動するために使用できると考えられる。
【0050】
蓋130は、手動で、開位置(図3a、3b)と閉位置(図3c、3d)との間で移動することができる。蓋130は、また、自動的に、開位置(図3a、3b)と閉位置(図3c、3d)との間で移動することもできる。例えば、蓋は、スライダ104と蓋130との間のリンクを持つことができ、このリンクは、スライダ104が動くと蓋130を自動的に移動する。
【0051】
シールを強化するために、蓋130は、分注口106の周囲よりも少しだけ可撓性のあるのが望ましい。蓋130は、ポリマー材料を含む材料で作ることができる。ハウジング12を形成する際に使用することができるポリマー材料のいくつかの例として、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせが挙げられる。
【0052】
図2および3の蓋130は、全体として円形であるものとして示されている。しかし、蓋は、図2および3に示されているのと異なる形状を持つことができるとも考えられる。センサ分注器は、図2および3に示されている蓋130以外の蓋を伴って形成することができる。
【0053】
シールの改善を補助するために、センサ分注器は、全体として分注開口部の周囲に配置されるシールリッジなどの封止メカニズムを備えることができる。それとは別に、またはそれに加えて、蓋は、蓋が閉位置にあるときに全体として分注開口部の周囲を囲むように配置されている対応するシールリッジを持つことができる。全体として分注出口の周囲および/または蓋の上に配置される封止手段は、(a)平坦な表面に封止する、盛り上がったシール、(b)リブと溝の配列、または(c)2つの全体として平坦な表面などのさまざまな異なるシールであってよい。水分が検査センサ内に入り込むのを防止または禁止するために他の封止技術を使用することもできると考えられる。
【0054】
他の実施形態によれば、カートリッジは、全体として開口部の周囲に配置されるシールリッジなどの封止メカニズムを備えることができる。それとは別に、またはそれに加えて、蓋は、蓋が閉位置にあるときに全体として分注開口部の周囲を囲むように配置されている対応するシールリッジを持つことができる。全体として開口部の周囲および/または蓋の上に配置される封止手段は、(a)平坦な表面に対して封止する、盛り上がったシール、(b)リブと溝の配列、または(c)2つの全体として平坦な表面などのさまざまな異なるシールであってよい。水分がカートリッジ内の検査センサ内に入り込むのを防止または禁止するために他の封止技術を使用することもできると考えられる。
【0055】
図1〜3の実施形態では、蓋は、センサ分注器の一部であるように示されている。他の実施形態では、封止蓋は、シールがセンサ分注器の内側のカートリッジに当たるように形成されているカートリッジの一部としてよい。蓋をカートリッジに付けることで、ハウジング102の封止口22および内面102aとともに図1および2に示されているような計測器に当ててカートリッジを封止する必要がなくなる。
【0056】
図4a、4bは、分注器または対向する側壁142、144、および蓋150を備えるカートリッジ140を示している。特に、蓋150は、センサ分注器またはカートリッジとともに使用することができる。蓋150は、閉位置(図4a)と開位置(図4b)との間でスライドするようになされる。
【0057】
蓋150を開位置と閉位置との間で手動によりスライドさせるのを補助するため、蓋150は、ハンドルまたはサムグリップ152を備える。ハンドル152は、図4a、4bにおいて全体として矩形である。ただし、ハンドルは、図4a、4bに示されているのと異なる形状であってもよい。
【0058】
また、蓋150は、開位置と閉位置との間で自動的に移動するようになされうると考えられる。例えば、ユーザは、ボタンを押すことで蓋150の移動を開始することができる。それとは別に、蓋は、プッシャアセンブリまたは検査センサ抜き取り装置が移動すると蓋も移動するようにプッシャアセンブリまたは検査センサ抜き取り装置に連結されることも可能である。例えば、カムメカニズムは、蓋をプッシャアセンブリまたは検査センサ抜き取り装置に連結することができる。例えば、スライダ104が、第1の位置(図3a)から第2の位置(図3a)に移動されると、蓋は、開位置から閉位置へ移動される。また、スライダ104が第2の位置から第1の位置に移動されるときに同じメカニズムが蓋を閉じることもできる。蓋を閉じる動作を補助するために、バネメカニズムを使用することができる。
【0059】
蓋150を開位置と閉位置との間でスライドさせるのを補助するため、センサ分注器またはカートリッジ140は、さらに、少なくとも1つのリテーナ固定用爪を備える。例えば、図4a〜cにおいて、リテーナ固定用爪154a、bは、蓋150が閉位置(図4a)と開位置(図4a)との間でスライドするのを制約する。正の圧力を維持するために、リテーナ固定用爪154a、bは、可撓性物質で作ることができる。蓋の封止能力を高めるために、リテーナ固定用爪154a、bが静止位置にあるときに(つまり、蓋がリテーナ固定用爪に圧力を加えていない場合に)蓋の厚さ(図4cのD1)が距離D2よりもわずかに大きくなるようにできる。このような実施形態では、蓋およびリテーナ固定用爪は、締まりばめを形成する。リテーナ固定用爪は、カートリッジまたはセンサ分注器を形成する際に射出成形することができる。
【0060】
閉位置では(図4a)、蓋150は、分注出口156を覆うが、開位置では(図4b)、蓋150は、分注出口156を覆わない。蓋150は、蓋130と類似の材料で作ることができる。
【0061】
図4a、4bの蓋150は、全体として矩形であるものとして示されている。しかし、蓋は、図4aおよび4bに示されているのと異なる形状を持つことができるとも考えられる。
【0062】
シールの改善を補助するために、図4a、4bのセンサ分注器またはカートリッジ140は、蓋150と連携する分注開口部156の分注開口部の周囲に全体として配置されるシール158を備えることができる。蓋は、高品質のシールを形成する十分な下方圧力を維持しつつ開位置と閉位置との間で蓋をスライドさせやすくバランスをとるように設計されている。摩擦係数を低くすると、開位置と閉位置との間の蓋の移動のしやすさが向上する。他の封止技術を使用することでも、例えば、Oリングまたは圧縮ガスケットなどの、蓋と分注開口部との間のシールを形成することができると考えられる。
【0063】
他の実施形態によれば、リテーナ固定用つめの少なくとも1つは、角形であってよい。図4d、4e、を参照すると、蓋190は、角形リテーナ固定用爪192aと連携して使用される。図4d、4eに示されているように、リテーナ固定用爪192aは、少なくとも1つの戻り止め(戻り止め194a、194b、デテント)を形成し、ユーザに完全閉鎖を示すのに役立つ。戻り止め194a、194bは、蓋190内に形成されているそれぞれの凹み196a、196bと対応する。しかし、蓋190が、図4d、4eに示されているように戻り止めを持つ少なくとも1つのリテーナ固定用爪と連動する必要があるというわけではない。センサ分注器またはカートリッジは、さらに、水分が複数の検査センサ内に入り込むのを防止または禁止するのを補助するために蓋190と連携するシール198を備えることもできる。蓋190上に配置されているシールを含む、追加のシールを使用することができると考えられる。
【0064】
他の実施形態によれば、図5aからcのカートリッジ210は、ハウジング212、複数の検査センサ214、機械メカニズム216、検査センサ抜き取り装置218、および蓋230を備える。カートリッジ210は、複数の検査センサ214すべてが使用された後に使い捨てできるようになされている。
【0065】
図5b、5cを参照すると、ハウジング212は、貫通する少なくとも1つの開口部220を形成する。開口部220は、複数の検査センサ214が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ210から出ることができるようなサイズのものである。特に、複数の検査センサ214は、一度に1つずつ、開口部220を経由してカートリッジ210を出る。ハウジング212は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0066】
図5cに示されているように、複数の検査センサ214は、ハウジング212内に積み重ねられる。複数の検査センサ214は、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。上述のように、検査できる検体の1つは、例えば、全血サンプルからのブドウ糖である。検査センサ214は、複数の検査センサ14に関連して上で説明されているのと同じものであってよい。
【0067】
積み重ねられた検査センサ214を全体として上方に押しやるために(図5cの矢印Dの方向に)、一実施形態により機械メカニズム216が使用される。機械メカニズム216は、開口部220を介してカートリッジ210から最終的に排出する複数の検査センサ214のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム216は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。
【0068】
カートリッジ210は、さらに、第1の位置(図5a)と第2の位置(図5b)との間を移動するようになされた検査センサ抜き取り装置218を備える。蓋230は、例えば、機械的リンクメカニズムにより、検査センサ抜き取り装置218に連結される。例えば、図5cにおいて、蓋230は、リンクメカニズム224により、検査センサ抜き取り装置218に連結される。蓋は、カムメカニズムなどの他のメカニズムを介して検査センサ抜き取り装置に取り付けることができると考えられる。
【0069】
閉位置(図5a)から開位置(図5b)まで蓋230が移動すると、検査センサ抜き取り装置218は、第1の位置から第2の位置まで移動し、検査センサ214aが少なくとも部分的に開口部220を通して抜き取られる。図5cは、検査センサに214aが部分的に開口部220内に通された開位置にある蓋230を示している。蓋230が、閉位置(図5a)にある場合、蓋は開口部220を封止する。一プロセスによれば、蓋230は、手動で、開位置と閉位置との間で移動される。蓋230を手動で移動するのを補助するため、蓋230は、ユーザが蓋230を掴んで、図5cに示されているような矢印Eの方向に移動する作業を行いやすくするハンドルまたはプッシュタブ236を備えることができる。矢印Eの経路は、ほぼ水平であるが、蓋230は、図5cに示されているようにわずかに垂直方向に持ち上がり、検査センサ214aを開口部220を通して取り出せるようになっている。蓋230は、自動プロセスで移動されうると考えられる。
【0070】
複数の検査センサ214のうちの1つを、少なくとも部分的に開口部220を通して抜き取るのを補助するために、カートリッジ210は、斜面246を備える(図5cを参照)。斜面246は、検査センサ214を、一度に1つずつ、少なくとも部分的に開口部220に通すのを補助する。次いで、検査センサ214は、ユーザにより通常の方法で完全に抜き取られることが可能である。検査センサ214aが、抜き取られた後、蓋230は、閉位置(図5a)に戻され、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置(図5a)に戻され、複数の検査センサ214のうちの次のセンサを抜き取る準備をする。
【0071】
蓋230は、リテーナ固定用爪154a、154bに関連して上で説明されているのと類似の方法で少なくとも1つのリテーナ固定用爪(リテーナ固定用爪228a、228b)と連携する。他の蓋も、複数の検査センサを、一度に1つずつ、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取るために検査センサ抜き取り装置218とともに使用できると考えられる。
【0072】
図5cに示されているリンクメカニズム224のクリアランスを設けるのを補助するために、蓋は、少なくとも1つのノッチを形成することができる。例えば、図5bに示されているように、蓋230は、複数のノッチ238a、238bを形成する。蓋の異なる場所に複数のノッチを形成できると考えられる。例えば、他の実施形態によれば、図5dのカートリッジ250は、蓋252を備える。蓋252は、複数のノッチ254a、bを形成する。蓋252は、複数のノッチ254a、bとともに、一般的な「I」形である。図5dのカートリッジ250は、図5aのカートリッジ210と類似の機能をする。
【0073】
再び図5a、cを参照すると、カートリッジ210は、全体として開口部220の周囲に配置されるシールリッジ240などの封止メカニズムも備えることができる。上述のシールリッジ158と同様に、シールリッジ240は、蓋230との望ましいシールを維持するのを補助する。図5a、5bの蓋230は、さらに、シールリッジ240の代わりに、またはそれに加えて、形成することができる対応するシールリッジ242も備える。シールリッジ242は、蓋230が閉位置にあるときに全体として開口部220の周囲にシールを形成するのを補助する。
【0074】
検査センサ214内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ210は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ214を収納するハウジング212の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤をカートリッジ210に加えることができる。
【0075】
他の実施形態によれば、図5e、5fのカートリッジ260は、ハウジング262、複数の検査センサ264、機械メカニズム266、検査センサ抜き取り装置268、および蓋280を備える。カートリッジ260は、複数の検査センサ264すべてが使用された後に使い捨てできるようになされている。
【0076】
図5e、5fを参照すると、ハウジング262は、貫通する少なくとも1つの開口部270を形成する。開口部270は、複数の検査センサ264が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ260から出ることができるようなサイズのものである。特に、複数の検査センサ264は、一度に1つずつ、開口部270を経由してカートリッジ260を出る。ハウジング262は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0077】
図5e、5fに示されているように、複数の検査センサ264が、ハウジング262内に積み重ねられる。複数の検査センサ264は、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。上述のように、検査できる検体の1つは、例えば、全血サンプルからのブドウ糖である。検査センサ264は、複数の検査センサ14に関連して上で説明されているのと同じものであってよい。
【0078】
積み重ねられた検査センサ264を全体として上方に押しやるために(図5e、fの矢印Fの方向に)、一実施形態により機械メカニズム266が使用される。機械メカニズム266は、開口部270を介してカートリッジ260から最終的に排出する複数の検査センサ264のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム266は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。
【0079】
カートリッジ260は、さらに、第1の位置(図5e)と第2の位置(図5f)との間を移動するようになされた検査センサ抜き取り装置268を備える。蓋280は、例えば、機械的リンクメカニズムにより、検査センサ抜き取り装置268に連結される。例えば、蓋280は、リンクメカニズム274により、検査センサ抜き取り装置268に連結される。蓋は、カムメカニズムなどの他のメカニズムを介して検査センサ抜き取り装置に取り付けることができると考えられる。
【0080】
閉位置(図5e)から開位置(図5f)まで蓋280が移動すると、検査センサ抜き取り装置268は、第1の位置から第2の位置まで移動し、検査センサ264aが少なくとも部分的に開口部270を通して抜き取られる。図5fは、検査センサに264aが部分的に開口部270内に通された開位置にある蓋280を示している。蓋280が、閉位置(図5e)にある場合、蓋は開口部270を封止する。一プロセスによれば、蓋280は、手動で、開位置と閉位置との間で移動される。蓋280を手動で移動するのを補助するため、蓋280は、ユーザが蓋280を掴んで、図5fに示されているような矢印Gの方向に移動する作業を行いやすくするハンドルまたはプッシュタブ286を備えることができる。矢印Gの経路は、ほぼ水平であり、図5e、fの矢印Fの方向にほぼ垂直である。蓋280は、自動プロセスで移動されうると考えられる。
【0081】
検査センサ264は、ユーザにより通常の方法で完全に抜き取られることが可能である。検査センサ264aが抜き取られた後、蓋280は、閉位置(図5e)に戻され、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置(図5f)に戻され、複数の検査センサ264のうちの次のセンサを抜き取る準備をする。
【0082】
図5e、fの蓋280は、蓋280が閉位置にあるときに全体として開口部270の周囲にシールを形成するのを補助するシール292も備える。シールは、全体として開口部270の周囲に配置できると考えられる。このようなシールは、シール292に加えて、またはその代わりに形成することができる。
【0083】
検査センサ264内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ260は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ264を収納するハウジング262の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤276をカートリッジ260に加えることができる。
【0084】
他の実施形態によれば、図6aからcのカートリッジ310は、ハウジング312、複数の検査センサ314、第1の機械メカニズム316、第2の機械メカニズム342、検査センサ抜き取り装置318、および蓋330を備える。カートリッジ310は、複数の検査センサ314すべてが使用された後に使い捨てできるようになされている。
【0085】
図6bを参照すると、ハウジング312は、貫通する少なくとも1つの開口部320を形成する。開口部320は、複数の検査センサ314が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ310から出ることができるようなサイズのものである。特に、複数の検査センサ314は、一度に1つずつ、開口部320を経由してカートリッジ310を出る。ハウジング312は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0086】
図6a、6bに示されているように、複数の検査センサ314が、ハウジング312内に積み重ねられる。複数の検査センサ314は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。積み重ねられた検査センサ314を第1の方向に押しやるために(図6a、6bの矢印Fの方向に)、一実施形態により第1の機械メカニズム316が使用される。第1の機械メカニズム316は、開口部320を介してカートリッジ310から最終的に排出する複数の検査センサ314のうちの1つを位置決めする補助となるものである。第1の機械メカニズム316は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。機械メカニズム316を上方に誘導するのを補助するため(図6a、6bの矢印Fの方向に)、ハウジング312は、複数の突起または延長部325とともに形成することができる。
【0087】
カートリッジ310は、さらに、第1の位置(図6a)と第2の位置(図6b)との間を移動するようになされた検査センサ抜き取り装置318も備える。検査センサ抜き取り装置318の移動は、蓋330と第2の機械メカニズム342により制御される。第2の機械メカニズム342は、複数の検査センサ314を第2の方向(図6a、6bの矢印Gの方向)に押しやるようになされる。第2の方向(矢印Gの方向)は、第1の方向(矢印Fの方向)に対し全体として垂直である。第2の機械メカニズム342は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。
【0088】
蓋330は、閉位置(図6a)から開位置(図6b)までほぼ下方(矢印Hの方向)に移動する。蓋がこのように移動すると、検査センサ抜き取り装置318は、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサ314のうちの1つを、少なくとも部分的に開口部320を通して抜き取る。特に、蓋330が、開位置に移動された場合、第2の機械メカニズム342は、検査センサ抜き取り装置318に対し、開口部320の方向(矢印Gの方向)に圧力をかける。検査センサ抜き取り装置318は、次に、検査センサ314aと接触し、この検査センサを開口部320の方向に移動する。そのため、検査センサ抜き取り装置318は、第2の機械メカニズム342を介して第1の位置(図6a)と第2の位置(図6b)との間を移動される。一プロセスによれば、蓋330は、手動で、開位置と閉位置との間で移動される。他のプロセスによれば、蓋330は、自動的に、例えば、ボタンを押すことにより、開位置と閉位置との間で移動されることができる。自動プロセスの一実施例としては、複数の検査センサを電動式メカニズムを使用して完全に取り出す方法がありえる。
【0089】
一実施形態によれば、検査センサ抜き取り装置318は、ほぼ水平な部分318aおよび角形もしくは傾斜した部分318bを有する。角形部分318bは、蓋330が開位置にあるときにカートリッジ310から延びてくる。
【0090】
蓋330が、閉位置に戻されると、蓋330は、検査センサ抜き取り装置318の角形部分318bと解放可能な形で係合し、角形部分318bをカートリッジ310に押し戻す。検査センサ314aが、抜き取られた後、蓋330は、閉位置(図6a)に戻され、検査センサ抜き取り装置318は、第1の位置(図6a)に戻され、複数の検査センサのうちの次のセンサを抜き取る準備をする。検査センサ抜き取り装置318が元の位置に戻されると、次の検査センサが、第1の機械メカニズム316(例えば、バネ)を介して検査センサ抜き取り装置318内に装填される。蓋330が、閉位置(図6a)にある場合、蓋330は開口部320を封止する。
【0091】
他の実施形態によれば、検査センサ抜き取り装置は、図6a〜cに示されているのと異なる形状であってもよい。例えば、検査センサ抜き取り装置は、ほぼ水平な部分と、蓋が開位置にあるときにカートリッジから延びている第2の部分を備えることができる。第2の部分は、蓋が第2部分と係合し、それをカートリッジ内に押し戻すような形状とすることができる。
【0092】
図6a〜6cの蓋330は、リテーナ固定用爪154a、154bに関連して上で説明されているように少なくとも1つのリテーナ固定用爪(リテーナ固定用爪328a、328b)と連携する。再び図6a〜6cを参照すると、カートリッジ310は、全体として開口部320の周囲に配置されるシールリッジ340などの封止メカニズムも備えることができる。シールリッジ340は、蓋330との望ましいシールを維持するのを補助し、上述のシールリッジ158と同じように機能する。また、封止メカニズムは、蓋自体に配置することができるとも考えられる。
【0093】
検査センサ314内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ310は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ314を収納するハウジング312の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤326をカートリッジ310に加えることができる。
【0094】
他の蓋も、すでに説明されているカートリッジおよびセンサ分注器とともに使用できると考えられる。例えば、他の実施形態によれば、蓋370は、図7a、7bに示されているように使用することができる。蓋370は、第1の端部372および第2の端部374を備える。蓋370は、第1の端部372に配置されている蝶番376を介して閉位置(図7a)と開位置(図7b)との間移動可能であり、これにより、蓋370は、閉位置で開口部を封止する。蓋370は、第2の端部374の近くまたはその場所に配置された突出部378を備える。突出部378は、ほぼ下方に延びてカートリッジの内部に入る。突出部378は、少なくとも1つの戻り止め380を形成し、カートリッジのロックを補助することができる。
【0095】
蓋370とともに使用できるカートリッジの一実施例は、図8a、8bに示されている。図8a、8bのカートリッジ410は、ハウジング412、複数の検査センサ414、第1の機械メカニズム416、および第2の機械メカニズム442を備え、これらは図6a〜6cの類似の部分について上で説明されているのと同じように機能する。カートリッジは、さらに、第1の部分418aおよび第2の部分418bを備える検査センサ抜き取り装置418も備える。開位置では、ユーザは、検査センサ414aを握って、カートリッジ410から手で取り外すことができる。蓋370が、閉位置に移動されているときに(図8a)、蓋370の突出部378は、第2の部分418bと接触し、検査センサ抜き取り装置418をカートリッジ410内に押し戻す。蓋は、例えば、ユーザがボタンを押すことにより開始できる自動プロセスを使用して開閉することが可能である。自動プロセスの一実施例としては、複数の検査センサを電動式メカニズムを使用して完全に取り出す方法がありえる。
【0096】
他の実施形態によれば、図9a、9bのカートリッジ510は、ハウジング512、複数の検査センサ514、機械メカニズム516、プッシャアセンブリ518、および蓋530を備える。カートリッジ510は、複数の検査センサ514のそれぞれが使用された後に使い捨てできるようになされている。
【0097】
図9bを参照すると、ハウジング512は、複数の検査センサ514が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ510から出ることができるような、貫通する少なくとも1つの開口部520を形成する。ハウジング512は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0098】
図9a、9bに示されているように、複数の検査センサ514が、ハウジング512内に傾斜して積み重ねられる。複数の検査センサ514は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。積み重ねられた検査センサ514を第1の方向に押しやるために(図9a、9bの矢印Iの方向に)、一実施形態により機械メカニズム516が使用される。ストッパー部材536は、複数の検査センサが一度に抜き取られるのを防止または禁止するのを補助するためにカートリッジ510内に組み込むことができる。機械メカニズム516は、開口部520を介してカートリッジ510から最終的に排出する複数の検査センサ514のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム516は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。
【0099】
カートリッジ510は、さらに、第1の位置(図9a)と第2の位置(図9b)との間を移動するようになされたプッシャアセンブリ518も備える。プッシャアセンブリ518の移動は、蓋530により連動し、制御される。プッシャアセンブリ518は、カムメカニズム528により蓋530に取り付けることができる。また、プッシャアセンブリは、リンクメカニズムなどの他のメカニズムを介して蓋に接続することができると考えられる。
【0100】
閉位置(図9a)から開位置(図9b)まで蓋530が移動すると、プッシャアセンブリ518は、第1の位置から第2の位置まで移動し、検査センサ514aの1つが少なくとも部分的に開口部520を通して抜き取られる。特に、蓋530が開位置に移動された場合、プッシャアセンブリ518が接触し、検査センサ514aを(矢印Jの方向に)移動し、少なくとも部分的に開口部520内に通す。一プロセスによれば、蓋530は、手動で、開位置と閉位置との間で移動される。蓋530は、例えばユーザがボタンを押すことにより開始される、自動プロセスで移動することができると考えられる。自動プロセスの一実施例としては、複数の検査センサを電動式メカニズムを使用して完全に取り出す方法がありえる。蓋530は、蝶番534を介して開位置と閉位置との間で移動されうる。検査センサ514aが少なくとも部分的に開口部520を通して抜き取られた後、検査センサ514aは、ユーザにより、手動で、完全に抜き取られうる。
【0101】
蓋530が、閉位置に戻されると、蓋530は、プッシャアセンブリ518をカートリッジ510内に戻す。検査センサ514aが、抜き取られた後、蓋530は、閉位置(図9a)に戻され、プッシャアセンブリ518は、第1の位置(図9a)に戻され、複数の検査センサ514のうちの次のセンサを抜き取る準備をする。プッシャアセンブリ518が元の位置に戻されると、次の検査センサが、機械メカニズム516(例えば、バネ)を介してプッシャアセンブリ518内に装填される。次の検査センサを適切に誘導し、位置決めするのを補助するために、複数のトラック548a、548bを使用することができる。蓋530が、閉位置(図9a)にある場合、蓋530は開口部520を封止する。
【0102】
カートリッジ510は、全体として開口部520の周囲に配置される封止口も備えることができる。封止口は、蓋530との望ましいシールを維持するのを補助し、上述の封止口22と同じように機能する。
【0103】
検査センサ514内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ510は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ514を収納するハウジング512の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤526をカートリッジ510に加えることができる。
【0104】
他の実施形態によれば、図9c、9dのカートリッジ540では、図6a〜cの第2の機械メカニズム542などの第2の機械メカニズムを使用することができる。この実施形態では、第2の機械メカニズムは、複数の検査センサ514を第2の方向(図9c、9dの矢印Jの方向)に押しやるようになされる。第2の機械メカニズム542は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。第2の機械メカニズムは、蓋530が閉位置から開位置に移動されたときに、カートリッジ540から複数の検査センサ514のうちの1つを押し出すであろう。蓋530が、開位置から閉位置に移動されると、蓋530は、第2の機械メカニズム542をその引き込み位置に押し戻す(図9c)。
【0105】
他の実施形態によれば、図10a、10bのカートリッジ560は、ハウジング562、複数の検査センサ564、機械メカニズム566、および蓋570を備える。カートリッジ560は、複数の検査センサ564のそれぞれが使用された後に使い捨てできるようになされている。
【0106】
図10bを参照すると、ハウジング562は、複数の検査センサ564が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ560から出ることができるような、貫通する少なくとも1つの開口部572を形成する。ハウジング562は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0107】
図10a、bに示されているように、複数の検査センサ564が、ハウジング562内に傾斜して積み重ねられる。複数の検査センサ564は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。積み重ねられた検査センサ564を第1の方向に押しやるために(図10a、bの矢印Kの方向に)、一実施形態により機械メカニズム566が使用される。機械メカニズム566は、開口部572を介してカートリッジ560から最終的に排出する複数の検査センサ564のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム566は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。
【0108】
閉位置(図10a)から開位置(図10b)まで蓋570が移動すると、ユーザは、検査センサ564aを開口部572を通して抜き取ることができる。蓋570は、蝶番574を介して開位置と閉位置との間で移動されうる。他の蓋もカートリッジ560とともに使用可能であると考えられる。例えば、追加の実施形態によれば、カートリッジ560は、例えば、図4a、4bの蓋150または図7a、7bの蓋370で蓋570を置き換えることができる。
【0109】
検査センサ564aが抜き取られた後、次の検査センサが、機械メカニズム566(例えば、バネ)を介して矢印Kの方向に移動される。次の検査センサを適切に誘導し、位置決めするのを補助するために、複数のトラック568a、568bを使用することができる。蓋570が、閉位置にある場合、蓋570は開口部572を封止する。
【0110】
カートリッジ560は、全体として開口部572の周囲に配置される封止口などの封止メカニズムも備えることができる。封止口は、蓋570と開口部572との間の望ましいシールを維持するのを補助し、上述の封止口22と同じように機能する。封止メカニズムは、蓋570と開口部572との間に望ましいシールを形成するように蓋570上に配置することができる。
【0111】
検査センサ574内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ560は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ564を収納するハウジング562の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤をカートリッジ560に加えることができる。
【0112】
他の実施形態によれば、図11a〜gのカートリッジ610は、ハウジング612、複数の検査センサ614、複数の機械メカニズム616a、616b、および蓋630を備える。ハウジング612は、貫通する少なくとも1つの開口部620を形成する。ハウジング612は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0113】
図11aに示されているように、例えば複数の検査センサ614は、ハウジング612内に積み重ねられる。複数の検査センサ614は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。さらに、図11aに示されているように、複数の検査センサ614はそれぞれ、さらに、複数のセンサ電気接点632a〜cを備える。
【0114】
積み重ねられた検査センサ614を第1の方向に押しやるために(図11aの矢印Lの方向に)、一実施形態により複数の機械メカニズム616a、616bが使用される。複数の機械メカニズム616a、616bは、開口部620を介してカートリッジ610から最終的に排出する複数の検査センサ614のうちの1つを位置決めする補助となるものである。複数の機械メカニズム616a、616bは、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。カートリッジ610内の積み重ねられた検査センサを押しやるために機械メカニズムを1つだけ使用できると考えられる。機械メカニズム616a、616bを上方に誘導するのを補助するため(図11aの矢印Lの方向に)、ハウジング612は、少なくとも1つの突起または延長部625とともに形成することができる。
【0115】
閉位置(図11c、11d)から開位置(図11e)まで蓋630が移動し、閉位置(図11f)に戻ると、複数の検査センサ614のうちの1つが、少なくとも部分的に開口部620を通して抜き取られる。図11dは、蓋630および図11cの複数の検査センサ614をさらに詳しく示している。一プロセスによれば、蓋630は、手動で、開位置と閉位置との間で移動される。
【0116】
他のプロセスによれば、蓋630は、自動的に、例えば、ボタンを押すことにより、開位置と閉位置との間で移動されることができる。自動プロセスの一実施例としては、電動式メカニズムを使用して蓋を移動し、複数の検査センサを完全に取り出す方法がありえる。
【0117】
蓋630は、少なくとも1つの電気的接点を備える。例えば、図11aに示されているように、蓋630は、複数の蓋電気接点634a〜cを備える。蓋630が、閉位置(図11c)から開位置(図11e)まで矢印Mの方向に移動された後、複数の蓋電気接点のうちの少なくとも1つが、少なくとも1つのセンサ電気接点と接触する。より具体的には、複数の蓋電気接点634a〜cは、複数のセンサ電気接点632a〜cのうちのそれぞれ1つと接触する。蓋630は、開位置(図11e)から矢印Nの方向に、閉位置(図11f)まで移動する。矢印Nの方向に蓋630がこのように移動するときに、検査センサ614aは、カートリッジ610から少なくとも部分的に抜き取られる。図11gは、蓋630および図11fの閉位置にある検査ストリップ614aをさらに詳しく示している。蓋630は、複数の検査センサ614のうちの1つにおいてもし存在すれば第2の工程に適応する追加の工程を含むように構成することができる。
【0118】
蓋630の移動および封止を補助するために、図11bに示されているような複数のリテーナ固定用爪636a、636bが、カートリッジ610上に形成されるようにできる。特に、複数のリテーナ固定用爪636a、636bは、下方圧力を蓋630に加え、カートリッジ610の残り部分への蓋630の封止力を高めるのを補助する。カートリッジ610は、さらに、図11dに示されているような複数のシール640a、640bを備えることもできる。さらに、カートリッジは、少なくとも1つの戻り止め、および蓋630が閉位置にあることをユーザに対しわかりやすく示す対応する凹みを備えることができる。
【0119】
検査センサ614内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ610は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ614を収納するハウジング612の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤626をカートリッジ610に加えることができる。
【0120】
他の実施形態によれば、図12のカートリッジ710は、ハウジング712、複数の検査センサ714、機械メカニズム716、および回転可能ドラム726を備える。ハウジング712は、内部712aを有する。ハウジング712は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0121】
図12に示されているように、複数の検査センサ714は、ハウジング712内に積み重ねられる。複数の検査センサ714は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。
【0122】
積み重ねられた検査センサ714を第1の方向に押しやるために(図11の矢印Oの方向に)、一実施形態により機械メカニズム716が使用される。機械メカニズム716は、回転可能ドラム726と連携してカートリッジ710から最終的に排出する複数の検査センサ714のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム716は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。カートリッジ710内の積み重ねられた検査センサを押しやるために少なくとも2つの機械メカニズムを使用できると考えられる。機械メカニズム716を図12の矢印Oの方向に誘導するのを補助するため、ハウジング712は、複数の突起または延長部とともに形成することができる。
【0123】
複数の検査センサ714をカートリッジ710から抜き取るのを補助するため、回転可能ドラム726において、少なくとも1つのノッチ728をその中に形成している。回転可能ドラム726は、ハウジング712の内部712aに結合される。回転可能ドラム726は、押し込み式のアタッチメントにより内部712aに結合することができる。回転可能ドラムは、バネ荷重などの他の技術による内部に結合できると考えられる。所望の実施形態において、回転可能ドラム726は、内部712aと封止係合している。例えば、内部712aの一セクションは、ドラム726により係合されるシールを備えることができる。このような実施形態において、ドラム726の対向する表面726a、726bは、内部712aと封止係合している。他の実施形態では、対向する表面726a、726bは、内部712aのそれぞれのセクションと係合するそれぞれのシールを備えることができる。
【0124】
少なくとも1つのノッチ728は、図12の検査センサ714aなどの、ちょうど1つの検査センサを受け入れるようになされる。回転可能ドラム726が第1の位置から第2の位置まで移動するときに、複数の検査センサ714は、一度に1つずつ、カートリッジ710から抜き取られる。ドラム726の回転を補助するため、ホイール732を、図12に示されているようにカートリッジ710上に備えることができる。使用することができるホイールの一実施例は、ツイストホイールである。スライドメカニズムに連結することが可能なギアアセンブリ、または電気もしくはバネ駆動式モーターおよびギアボックスなどの、他の種類のメカニズムもドラムの回転に使用することができると考えられる。
【0125】
カートリッジ710は、さらに、矢印Pの方向にドラム726内に形成された少なくとも1つのノッチ728から、複数の検査センサ714を、一度に1つずつ、少なくとも部分的に取り出すようになされた排出装置メカニズムを備えることができる。図12は、検査センサ714aがカートリッジ710から部分的に取り出されるところを示している。
【0126】
検査センサ714内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ710は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ714を収納するハウジング712の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤をカートリッジ710に加えることができる。
【0127】
さらに他の実施形態によれば、図13aのカートリッジ760は、ハウジング762、複数の検査センサ764、機械メカニズム766、および検査センサ抜き取り装置768を備える。ハウジング762は、貫通する少なくとも2つの開口部762a、bを形成する。ハウジング762は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0128】
図13aに示されているように、複数の検査センサ764は、ハウジング762内に積み重ねられる。複数の検査センサ764は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。
【0129】
積み重ねられた検査センサ764を第1の方向に押しやるために(図13aの矢印Pの方向に)、一実施形態により機械メカニズム766が使用される。機械メカニズム766は、後述の排出装置メカニズムと連携してカートリッジ760から最終的に排出する複数の検査センサ764のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム766は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。カートリッジ760内の積み重ねられた検査センサ764を押しやるために少なくとも2つの機械メカニズムを使用できると考えられる。
【0130】
検査センサ抜き取り装置768は、複数の検査センサ764を、少なくとも部分的に開口部762aを通して、一度に1つずつ、第2の方向に(矢印Qの方向に)運び、抜き取るようになされる。カートリッジ760内の検査センサ抜き取り装置768をわかりやすくするために、検査センサ764a以外の複数の検査センサは、図13bから省かれている。さらに、検査センサ抜き取り装置768は、さらに図13cにも示されている。
【0131】
図13b、13cに示されているように、検査センサ抜き取り装置768は、第1の部分768aおよび第2の部分768bを備える。図13cを参照すると、第1の部分768aの厚さH7は、典型的には、複数の検査センサ764のうちの1つの厚さよりも小さいが、第2の部分768bの厚さH8は、典型的には、複数の検査センサ764のうちの1つの厚さよりも大きい。図13a、13bを再び参照すると、検査センサ抜き取り装置768は、カートリッジ760から矢印Qの方向に検査センサを移動する。第1の部分768aおよび第2の部分768bは、少なくとも1つの蝶番により接続される。検査センサ抜き取り装置768は、複数の蝶番770a、bを備える。第2の方向(図13a、13bの矢印Qの方向)および第1の方向(図13a、13bの矢印Pの方向)は、全体として互いに垂直である。開口部762a、bの封止は、ハウジング762の内壁と検査センサ抜き取り装置769との間をとまりばめ(スナッグ・フィット、snug fit)させることによりカートリッジ760内に施すことができる。
【0132】
カートリッジ760は、センサ分注器とともに使用するようになされる。一実施形態によれば、図13dのセンサ分注器750は、カートリッジ760、ハウジング752、排出装置メカニズム754、および少なくとも1つの偏向板(偏向板756a、b)を備える。ハウジング752は、分注出口758を形成し、カートリッジ760を受け入れるようになされる。
【0133】
排出装置メカニズム754は、複数の開口部762bのうちの少なくとも1つを突き抜け(図13aを参照)、検査センサ抜き取り装置768と接触するようになされる。排出装置メカニズム754は、図13e、13fの検査センサ抜き取り装置768と接触するように示されている。排出措置メカニズム754は、検査センサ抜き取り装置768を(複数の検査センサ764aのうちの1つとともに)矢印Qの方向(図13b、13dを参照)に押し続けると、第2の部分768bは、偏向板756a、b(図13fを参照)と接触する。
【0134】
偏向板756a、bは、検査センサ抜き取り装置768の第1の部分768bに接触して偏向させ、複数の検査センサ764を、少なくとも部分的に分注出口758(図13dを参照)を通して、一度に1つずつ、抜き取るのを補助するようになされる。第2の部分768bが偏向板756a、bに接触すると、第2の部分768bは、蝶番770a、bを介して図13fから見て下方に向けられる。しかし、検査センサ764aは、矢印Qの方向に進み続ける。
【0135】
一方法によれば、排出装置メカニズム754は、例えば、モーターを始動するボタンにより、初期位置(図13d)から解放されうる。排出装置メカニズム754は、バネ仕掛けとすることができ、これにより、初期位置に戻りやすい。それとは別に、排出装置メカニズム754は、例えば、排出装置メカニズムに機械的に接続されている、スライダを矢印Qの方向に移動することにより始動することができる。
【0136】
他の実施形態によれば、図14a、14bのカートリッジ910は、ハウジング912、基部913、複数の検査センサ914、内部機械メカニズム916、および外部バネメカニズム936を備える。ハウジング912は、貫通する少なくとも1つの開口部920を形成する。ハウジング912は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。基部913は、第1の位置でハウジング912と封止係合するようになされる(図14a)。
【0137】
図14aに示されているように、複数の検査センサ914は、ハウジング912内に積み重ねられる。複数の検査センサ914は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。
【0138】
積み重ねられた検査センサ914を第1の方向に押しやるために(図14aの矢印Sの方向に)、一実施形態により、内部機械メカニズム916が使用される。内部機械メカニズム916は、後述の排出装置メカニズムと連携してカートリッジ910から最終的に排出する複数の検査センサ914のうちの1つを位置決めする補助となるものである。内部機械メカニズム916は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。カートリッジ910内の積み重ねられた検査センサ914を押しやるために少なくとも2つの機械メカニズムを使用できると考えられる。
【0139】
一実施形態によれば、外部バネメカニズム936は、ハウジング912および基部913に取り付けられ、ハウジング912および基部913を封止係合するのを補助するようになされる。第1の位置(図14a)において、ハウジング912および基部913は、封止係合している。第2の位置(図14b)において、ハウジング912および基部913は、排出装置メカニズム904により離隔される。
【0140】
図14aに示されているように、外部バネメカニズム936は、複数のバネ938、スライド可能なホルダー940、および複数のシャフト942(シャフト942a〜cのみが図14a、14bに示されている)。外部バネメカニズム936は、ハウジング912を基部913に当てて密閉状態に保つ。外部バネメカニズム936は、特に、ハウジング912を基部913に当てて密閉状態を保つように取り付けられている4つのバネ(バネ938a〜cのみが図14a、14bに示されている)を備える。ハウジング912と基部913との間の封止関係を保持するために使用されるバネの数を加減することも考えられる。例えば、外部バネメカニズムは、2つのバネを備えることができる。スライド可能なホルダー940は、ハウジング912に取り付けられ、シャフト942a、bにそってスライドする。
【0141】
カートリッジ910は、センサ分注器内で使用するようになされる。一実施形態によれば、カートリッジ910は、センサ分注器900とともに使用する。センサ分注器900は、ハウジング902および排出装置メカニズム904を備える。ハウジング902は、分注出口906を形成し、カートリッジ910を受け入れるようになされる。
【0142】
排出装置メカニズム904は、ハウジング912と基部913との間で移動し、また間に挿入されるようになされる(図14a、b)。図14cを参照すると、904の厚さJ1は、典型的には、複数の検査センサ914のうちの1つの厚さよりも小さいが、904の厚さJ2は、典型的には、複数の検査センサ914のうちの1つの厚さよりも大きく、2つの検査センサの厚さよりも小さい。特に、排出装置メカニズム904は、矢印Rの方向に移動し、ハウジング912と接触し、ハウジング912を力づくで押し上げ(複数のバネ938の力に対抗して)、少なくとも部分的にカートリッジ910の分注出口906から検査センサ914aを抜き取る。ハウジング912が持ち上げられても(図14dの矢印Tの方向に)、複数の検査センサ914は、機械メカニズム916の力のせいで基部913と接触したままである。ハウジング912を矢印Tの方向に移動するのを補助するために、ハウジング912の端部912aと排出装置メカニズム904の少なくとも1つの端部904a、bが面取りされているとよい。
【0143】
電気化学センサがセンサ分注器内で使用される場合、検査センサのうちの1つは、適宜電気接点に配置される。電気接点は、検査センサに対応するように位置決めされた複数の接点を備えることが考えられる。次いで、センサの前端は、例えば、検査対象の血液一滴を受け、これで、電気接点により血液が分析される。次いで、分析の結果は、センサ分注器の液晶ディスプレイなどのディスプレイ上に表示することができる。光学センサなどの他の種類のセンサも使用できると考えられる。
【0144】
センサの検査端は、検査対象の流体サンプル(例えば、全血サンプル)と接触するようになされる。全血サンプルは、ランセットなどの切開デバイスにより取り出すことができる。全血サンプルは、センサ分注器とは別のランセット、またはセンサ分注器内に組み込まれているランセットにより得られる。切開デバイスは、例えば、人の指を刺すことにより血液を取り出すことができる。
【0145】
一プロセスによれば、全血サンプルは、(a)検査センサの1つを全血サンプルを受け入れる位置に進めることと、(b)全血サンプルを生成することと、(c)検査センサおよび全血サンプルを接触させ、血液が全体として毛管作用によりセンサ内に引き込まれるようにすることにより検査用に調製することができる。
【0146】
センサは、典型的には、センサの前または検査端からセンサ内に配置されているバイオセンシングまたは試薬物質まで延びている毛細管チャネルを備える。センサの検査端が、流体(例えば、人の指に針を刺した後にその指に溜まる血液)中に置かれた場合に、流体の一部は、毛管作用により毛細管チャネル内に引き込まれる。次いで、流体は、センサ内の試薬物質と化学反応を起こし、検査対象の血液中の血糖値を示す電気的信号が供給され、その後電気アセンブリに送信される。
【0147】
検査が完了した後、検査センサは、センサ分注器から複数の方法により取り外すことができる。一実施形態では、センサ分注器は、使用済み検査センサをセンサ分注器から排出する排出メカニズムを備えることができる。このような実施形態では、検査センサは、強制的に放出される。他の実施形態では、検査センサは、検査センサのグリップを解放することにより排出され、その結果、検査センサは、センサ分注器から重力により廃棄されるようにできる。他の実施形態では、検査センサは、さらに、センサ分注器から手動で取り出すこともできる。
【0148】
他の実施形態によれば、図15a、bのカートリッジ810は、ハウジング812、複数の検査センサ814、機械メカニズム816、検査センサ支持材817、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリ818を備える。カートリッジ810は、複数の検査センサ814すべてが使用された後に使い捨てできるようになされうる。
【0149】
図15bを参照すると、ハウジング812は、貫通する少なくとも1つの開口部820を形成する。開口部820は、複数の検査センサ814が一度に1つずつ中を通り、最終的に、カートリッジ810から出ることができるようなサイズのものである。ハウジング812は、さらに、その上部に蓋アセンブリ818の移動を補助するスリット827も形成する(図15bに示されているように)。ハウジング812は、ハウジング12に関連して、上述のと同じ材料およびプロセスを使って形成することができる。
【0150】
図15aに示されているように、複数の検査センサ814は、ハウジング812内に積み重ねられる。わかりやすくするため、複数の検査センサ814、機械メカニズム816、および検査センサ支持材817は、図15aにおいてクロスハッチになっていない。複数の検査センサ814は、検査センサ14に関連して上で説明されているように、少なくとも1つの検体の検査を補助するようになされる。積み重ねられた検査センサ814を第1の方向に押しやるために(図15a、15bの矢印Uの方向に)、一実施形態により機械メカニズム816が使用される。機械メカニズム816は、開口部820を介してカートリッジ810から最終的に排出する複数の検査センサ814のうちの1つを位置決めする補助となるものである。機械メカニズム816は、バネ、または機械メカニズム16に関連して上で説明されている他のデバイスとしてよい。検査センサ支持材817は、より薄く、より可撓性の検査センサにとって特に重要である、検査センサを均一に供給するのを補助する。機械メカニズム816を上方に誘導するのを補助するため(図15a、15bの矢印Uの方向に)、ハウジング812は、複数の突起または延長部とともに形成することができる。
【0151】
カートリッジ810の蓋アセンブリ818は、開位置(図15b)と閉位置(図15a)との間を移動するようになされている。特に、蓋アセンブリ818は、開位置と閉位置との間でスライドする。蓋アセンブリ818は、ハウジング812内に形成されたスリット827を抜き抜ける。スリット827は、開位置と閉位置との間でスライドするときに蓋アセンブリ818を誘導するのを補助する。蓋アセンブリ818は、可撓性のプッシャ固定用爪819を備える。
【0152】
可撓性のプッシャ固定用爪819は、複数の検査センサ814の1つと接触し、ハウジング812から、一度に1つずつ、少なくとも部分的に開口部820の中に押し通すようになされる。可撓性のプッシャ固定用爪819は、蓋アセンブリ818の残り部分からほぼ下向きの方向に、ほぼ外向きの方向に(図15a、bから見て)延びる。複数の検査センサ814は、一度に1つずつ、矢印Vの方向に、少なくとも部分的に開口部820内に押し通される。可撓性のプッシャ固定用爪819は、全体として蓋アセンブリの一方の端部の近くまたはその端部に配置される。一実施形態では、可撓性のプッシャ固定用爪819を端部にまたは端部近くに配置しておくことにより、ユーザは、検査センサ814を開口部820から押し込み、1回の動作でシール840をクリアすることができる。シール840は、ハウジング812から延びるように示されている。これは、ハウジング812から別に、または一体となるように形成されうると考えられる。他の実施形態では、シールを蓋アセンブリ818上に配置し、ハウジング812とともに封止することが可能である。
【0153】
可撓性のプッシャ固定用爪は、ポリマー材料で作ることができる。例えば、可撓性のプッシャ固定用爪は、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせなどのポリマー材料で作ることができる。可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分とともに成形することができる。
【0154】
他の実施形態では、可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分にバネ仕掛けで留められる。例えば、図21を参照すると、プッシャ蓋アセンブリ1018は、図21の矢印Zにより示されている全般的方向に可撓性を有する可撓性プッシャ固定用爪1019を備える。可撓性のプッシャ固定用爪1019は、可撓性の支持材1022を介してプッシャ蓋アセンブリ1018の残り部分1018aにつながれる。可撓性のプッシャ固定用爪1019は、例えば、金属またはポリマー材料で作ることができる。可撓性の支持材1022は、可撓性物質で作ることができる。可撓性の支持材を形成する際に使用することができる可撓性物質の非限定的実施例としては、金属またはポリマー材料がある。可撓性の支持材1022は、プッシャ蓋アセンブリの残り部分1018a内に形成された開口部内に挿入されるか、またはプッシャ蓋アセンブリの残り部分1018a内にオーバーモールドされるようにできる。
【0155】
一プロセスによれば、蓋アセンブリ818は、手動で、開位置(図15b)と閉位置(図15a)との間で移動される。蓋アセンブリ818を掴み、開位置と閉位置との間で手動によりスライドさせるのを補助するため、一実施形態では、蓋アセンブリ818は、プッシャグリップ821を備える。図15a〜cの蓋アセンブリ818は、可撓性のプッシャ固定用爪819、プッシャグリップ部821、およびプッシャ基部823を備える。図15cに示されているように、蓋アセンブリ818の断面は、全体としてT字型である。蓋アセンブリ818の断面は、図15cに示されているのと異なる形状であってもよいと考えられる。
【0156】
蓋アセンブリのプッシャグリップは、さらに、シールを維持する際に安全性を高めるためのロックまたはラッチメカニズムも備えることができる。例えば、図22および23を参照すると、プッシャグリップ1021は、可撓性の爪1025およびロックまたはラッチメカニズム1030を備える。図22に示されているように、可撓性の爪1025は、ほぼ下向きの方向(図22の矢印Aの方向)に移動するようになされる。特に、可撓性の爪1025は、蓋アセンブリのロックを解除し、係合を外すために、ほぼ下向きの方向(矢印Aの方向)に十分な距離だけ押される。ロック解除された後、蓋アセンブリは、図23の矢印Bの一般的方向で示されているように閉位置から開位置まで移動するようになされる。図23に示されているように、プッシャグリップ1021は、さらに、開位置と閉位置との間で移動するときにユーザがプッシャグリップ1021を掴むのを助ける、盛り上がった表面1032も備える。
【0157】
他のプロセスによれば、蓋アセンブリ818は、自動的に、例えば、ボタンを押すことにより、開位置と閉位置との間で移動されることができる。自動プロセスの一実施例としては、複数の検査センサ814を電動式メカニズムを使用して完全に取り出す方法がある。
【0158】
複数の検査センサ814を一度に1つずつ取り出すのを補助するため、カートリッジは、複数の検査センサ814が押されて当たる表面と接触し、またそのような表面をもたらすようになされた基準面842を備えることができる。基準面842は、カートリッジ810から取り外せるように、複数の検査センサ814を適所に保持するストッパーを備える。基準面842は、中にスリット844を形成しており、このスリットから、積み重ねられた検査センサの一番上の検査センサ(図15bで見て)の長さ全体に接近できる。基準面(基準面843)の他の例は、図16bに示されている。可撓性のプッシャ固定用爪819は、スリット844を通して延び、一番上の検査センサ(図15bで見て)と接触し、これを押す。少なくとも一端のスリット844は、少なくとも部分的に開口部820に押し通される一番上の検査センサ用の出口となる十分な幅を有する。
【0159】
可撓性のプッシャ固定用爪819が下方に延びカートリッジ内に入る長さは、典型的には、基準面842の厚さに蓋アセンブリ818の底部と基準面の上部との間のクリアランスを加えた値よりも大きく、基準面842の厚さに複数の検査センサ814のうちの1つの厚さを加えた値以下である。可撓性のプッシャ固定用爪の位置は、機械許容差要件が最小になるように基準面に対し基準とすることができる。これらの寸法を保持することにより、蓋アセンブリ818および、より具体的には、可撓性のプッシャ固定用爪819は、検査センサを一度に1つだけ移動する。
【0160】
検査センサ814aがカートリッジ810から押し出された後、次の検査センサが、機械メカニズム816(例えば、バネ)を介して適所に装填される。蓋アセンブリ818が、閉位置(図15a)にある場合、蓋アセンブリ818は、望ましくは、開口部820を封止する。異物(例えば、汚れおよび液体)による汚染を防止または禁止するため開口部820を封止することが望ましいけれども、シール840があるので、気密または防湿シールで封止する(820)必要はない。例えば、図15a、cを参照すると、カートリッジ810は、水分がハウジング812内に入り込むのを防止または禁止するのを補助するためシール840を備える。カートリッジ810では、シール840は、全体として開口部の周囲に配置される。シール840は、蓋アセンブリ818で望ましいシールを保持するのを助ける。シール840は、蓋アセンブリが閉位置にあるときに蓋アセンブリ818の周り全体に広がるのが望ましい。プッシャ固定用爪819は可撓性であるため、蓋アセンブリ818が開位置と閉位置との間で移動されたときにシール840がクリアされる。プッシャ基部823に関するプッシャ固定用爪819の配置は、検査センサをさらに、1回の動作でクリアされた開口部820に押し通すのに役立つ。また、封止メカニズムは、蓋アセンブリ自体に配置することができるとも考えられる。
【0161】
蓋アセンブリ818を開位置と閉位置との間で手動によりスライドさせるのを補助するため、少なくとも1つのリテーナ固定用爪を使用することができる。例えば、図15cにおいて、リテーナ固定用爪829a、bは、蓋アセンブリが閉位置と開位置との間でスライドするのを制約する。正の圧力を維持するために、リテーナ固定用爪829a、bは、可撓性物質で作ることができる。リテーナ固定用爪829a、bは、図4のリテーナ固定用爪154a、bとともに上で説明されているのと同様に機能する。
【0162】
封止または閉位置にある蓋アセンブリ818上への下方向封止力を高め、蓋アセンブリが閉位置にあることをユーザに指示するのを補助するために、カートリッジ810は、図15aに示されているように少なくとも1つの戻り止め839を備えることができる。特に、図15aの複数の戻り止め839は、蓋アセンブリ818内に形成された対応するバンプ837と連携する。
【0163】
検査センサ814内の(複数の)試薬を保護するのを補助するために、望ましいパッケージング材料および/または乾燥剤を使用することができる。カートリッジ810は、典型的には、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、検査センサ814を収納するハウジング812の内部に空気が入り込むのを防止または禁止する材料でパッケージングされる。さらに、カートリッジ10に関連して上で説明されているように、乾燥剤826(図15a)をカートリッジ810に加えることができる。乾燥剤826が検査センサと接触するのを補助するため、ハウジング812の内部構造に開口部841を形成することができる。
【0164】
可撓性のプッシャ固定用爪は、検査センサ814を押すのを助けるために異なる設計とすることも考えられる。例えば、図16a、bでは、可撓性のプッシャ固定用爪852は、その一端にノッチ854を形成する。複数の検査センサ856のそれぞれが、中にノッチ858を形成する。可撓性のプッシャ固定用爪852が移動するときに、ノッチ854は、ノッチ858の少なくとも一部と係合し、複数の検査センサ856を一度に1つずつ押すのを補助する。可撓性のプッシャ固定用爪852により複数の検査センサが押されるのを防止または禁止するのを補助するために、ノッチ854の厚さT8は、望ましくは、検査センサ856の厚さT6よりも小さい。ノッチのない検査センサ(例えば、光学センサ)の場合、または電気化学センサを、ノッチ付き(電極)端を先にして押し出すのが望ましい場合、ノッチ854の厚さT8は、望ましくは、検査センサ856の厚さT7よりも小さい。
【0165】
検査センサ856は、可撓性のプッシャ固定用爪852が検査センサに接触しても検査センサ856が曲がって引っかかりを起こさないように十分に剛性がなければならない。検査センサの剛性または堅さは、検査センサを形成する際に使用される材質および検査センサの厚さなどの係数により決定される(例えば、図16aの検査センサ856aの厚さT6およびT7を参照)。検査センサの厚さが変わる場合、検査センサの剛性の高い方の端部(通常は厚い方の端部)が先に開口部を抜けるようにすることが望ましい。
【0166】
可撓性のプッシャ固定用爪852が与える力の量は、複数の検査センサのうちの1つを少なくとも部分的に開口部に押し通すだけ十分になければならないが、同時に、この力の量で、(a)検査センサが著しく曲がったり、または(b)複数の検査センサが固着したりすることになってはならない。検査センサが曲がるか、または複数の検査センサが固着した場合、引っかかりが発生している可能性が高くなる。
【0167】
可撓性であるプッシャ固定用爪852が矢印W(図16a)の方向に移動すると、基準面843から、検査センサ856が図15a、15bの基準面842に関連して上で説明されているように押されて当たる表面がもたらされる。側面の基準面846も、カートリッジ内の開口部849を通して検査センサを誘導するのを補助する。開口部849の距離D2は、検査センサ856の厚さT7よりも大きくなければならない。しかし、開口部849の距離D2は、複数の検査センサが同時に開口部849から出るのを防止または禁止するために、望ましくは、厚さT7の2倍以下である。側面の基準面846も、形成された開口部から検査センサ856が一度に1つずつしか押し出さないように位置決めすることにより、複数の検査センサが同時に出るのを防止または禁止するのを補助する。基準面843および846は、異なる長さ、形状であってもよく、また不連続であってもよいと考えられる。側面の基準面847は、プッシャ固定用爪852によりピックアップできるように検査センサ856を適切な位置に誘導するのも補助する。
【0168】
可撓性のプッシャ固定用爪852は、検査センサの、図16a、16bに示されているのと異なる表面と係合しうる。例えば、図16cでは、可撓性のプッシャ固定用爪852は、係合面856b、856cとして示されている。したがって、この実施形態では、可撓性のプッシャ固定用爪852は、厚い方の部分を押すことにより複数の検査センサ856のうちの1つを移動する。可撓性のプッシャ固定用爪852は、複数の検査センサ856を、一度に1つずつ、矢印Wの方向に、開口部849を通して移動する、側面の基準面859は、図16a、16bに関連して上で説明されている基準面846と同様に機能する。基準面843および859は、異なる長さ、形状であってもよく、また不連続であってもよいと考えられる。
【0169】
他の実施形態によれば、カートリッジは、さらに、可撓性のプッシャ固定用爪アセンブリの位置決めを補助し、複数の検査センサを一度に1つずつ取り出す作業をしやすくするガイドメカニズムを備えることもできる。図17a〜cの可撓性のプッシャ固定用爪アセンブリ860は、可撓性であるプッシャ固定用爪862およびガイドメカニズムを含む。ガイドメカニズムの一実施例は、カムメカニズムである。カートリッジは、基準面861およびプッシャ固定用爪862上の対応する表面862aを含むカムメカニズムを備える。そのため、カムメカニズムは、プッシャ固定用爪862と連携する。可撓性のプッシャ固定用爪862は、中にノッチ864を形成する。図17aに示されているように、ノッチ864は、最初に、検査センサ856aのほぼ垂直の表面856dと係合する。図17aの検査センサ856aが矢印Wの方向に移動されても、ノッチ864は、図17bに示されているように、ほぼ垂直な表面856dとの係合を継続する。
【0170】
図17cに示されているように、基準面861は、可撓性のプッシャ固定用爪862に力を加えて、ほぼ下向きの方向(図17cの矢印Zの方向)に移動し、次いで、矢印Wの方向に戻るように揃える。この時点で、ノッチ864は、全体として垂直な表面856dおよび全体として水平な表面856eと係合する。そこで、カムメカニズムを使用することにより、可撓性のプッシャ固定用爪862は、より広い面積の表面(図17cと図17a、bとを比較せよ)と接触して押し、複数の検査センサ856のうちの複数が接触される可能性を低減する。可撓性のプッシャ固定用爪862は、検査センサ856を、一度に1つずつ、開口部869に押し通す。
【0171】
プッシャ固定用爪の正確な位置を検査センサに関して制御するために、プッシャ固定用爪とカートリッジの基準面のさまざまな組み合わせを使用するとよい。例えば、図18a〜cを参照すると、プッシャ固定用爪アセンブリ870は、可撓性のプッシャ固定用爪872およびガイドメカニズムを備える。可撓性のプッシャ固定用爪872の移動は、カートリッジ内のトラック877およびプッシャ固定用爪872上の対応するピンまたは基準面876を含むガイドメカニズムにより制御される。カートリッジ上のトラック877は、全体として基準面843と位置を揃えられ、プッシャ固定用爪のピン876と係合させることにより、可撓性のプッシャ固定用爪が位置合わせカムと係合できるように十分に長く、十分なスプリング力を持つ限り、検査センサに関してプッシャ固定用爪872の垂直位置を維持する。可撓性のプッシャ固定用爪にこのような特性を持たせることにより、プッシャ固定用爪が1回のストロークでただ1つのセンサを切除する確実さを損なうことなく、アセンブリ全体の許容差を緩和することができる。
【0172】
図18a〜cに示されているように、可撓性のプッシャ固定用爪872は、カートリッジから検査センサが移動するときに検査センサの、例えば、図17a〜cに示されているのと異なる表面とも接触する。例えば、図18a〜cの可撓性のプッシャ固定用爪872は、検査センサ856aと接触することが示されている。可撓性のプッシャ固定用爪872は、中にノッチまたはキャビティ874を形成し、さらに、表面接触延長部875も含む。図18a、bに示されているように、表面接触延長部875は、検査センサ856aのほぼ垂直の表面856dと接触する。可撓性のプッシャ固定用爪872が矢印Wの方向に移動されても、表面接触延長部875は、図18aに示されているように表面856dとの係合を継続する。トラック877および対応するピン876により形成されるガイドメカニズムは、矢印Wの方向とともに下向きの方向(図18bの矢印Zの方向)にも可撓性のプッシャ固定用爪872を移動させ続ける。
【0173】
可撓性のプッシャ固定用爪872が下向きの方向に移動されても、表面接触延長部875は、検査センサ856aの底面856fの下に延びて、接触する。表面接触延長部875が、これら2つの検査センサ856a、gの間に延びている場合に検査センサ856a、gの間に空間873が形成される。検査センサ856aの残り部分を押すときに、表面接触延長部875は、検査センサ856aが残りの検査センサ856のどれかと接しないように底面856fとの係合を続ける。それと同時に、ノッチ874は、ほぼ垂直な表面856dと接触する。ノッチ874は、切除プロセスにおいて検査センサをより確実に捕捉する働きをする。可撓性のプッシャ固定用爪872を検査センサ856aの底面856fに接触させることにより、複数の検査センサが開口部879から出るのを防止または禁止するのを補助する。
【0174】
他の実施形態によれば、図19a〜cの可撓性のプッシャ固定用爪は、複数の検査センサ856のうちの1つと接触するように示されている。可撓性のプッシャ固定用爪882は、中にノッチ884を形成し、さらに、表面接触延長部882aも含む。図19aに示されているように、表面接触延長部882aは、検査センサ856aの底面856fと接触する。可撓性のプッシャ固定用爪882が矢印Wの方向に表面856aを押すことにより移動されても、表面接触延長部882aは、図19bに示されているように底面856fとの係合を継続する。
【0175】
表面係合部分882aが検査センサ856aと接触していると、表面係合部分882bは、ほぼ下向きの方向(図19bの矢印Yの方向)に複数の検査センサ856の残り部分を押す。表面接触延長部882aが、これら2つの検査センサ856a、gの間に延びている場合に検査センサ856a、gの間に空間888が形成される。検査センサ856aの残り部分を矢印Wの方向に押すときに、表面接触延長部882aは、検査センサ856aが残りの検査センサ856のどれかと接しないように底面856fとの係合を続ける。図19b、19cに示されているように、表面係合部分882bが検査センサ856gのほぼ垂直な表面856hと接触すると空間888のサイズが増大し、その結果、空間890が形成される。ノッチ884は、可撓性のプッシャ固定用爪882の移動全体を通してほぼ垂直な表面856dと接触する。可撓性のプッシャ固定用爪882を検査センサ856aの底面856fに接触させることにより、複数の検査センサが開口部889から出る、または前進行程において上部センサを「落とす」のを防止または禁止するのを補助する。
【0176】
図20a〜cを参照すると、一実施形態によるセンサ分注器830が示されている。センサ分注器は、検体の濃度を測定するために使用される。本発明を使用して測定することができる検体としては、ブドウ糖、脂質状態(例えば、コレステロール、トリグリセリド、LDL、およびHDL)、微量アルブミン、ヘモグロビンA1c、果糖、乳酸塩、またはビリルビンがある。しかし、本発明は、これらの特定の検体に限定されず、他の検体濃度も測定できると考えられる。検体は、例えば、全血サンプル、血清サンプル、血漿サンプル、ISF(間質液)または尿のような他の体液、および非体液中にあるものとしてよい。
【0177】
センサ分注器830は、カートリッジ810(図15a〜cに関連して上で説明されている)および計装ハウジング802を備える。図20a〜cに示されているように、計装ハウジング802は、図15a〜cのカートリッジ810を受け入れるようになされている。カートリッジ810をセンサ分注器830の計装ハウジング802から取り出し、またそこに装填することが単純で簡単な方法により行えることが望ましい。
【0178】
図16〜19に関連して上で説明されているさまざまな可撓性のプッシャ固定用爪852、866、870、および880を持つスライド式プッシャ蓋アセンブリを備えるカートリッジなどの他のカートリッジも、センサ分注器内で使用できると考えられる。選択されたカートリッジにより、計装ハウジングの内部は、選択されたカートリッジに対応するように設計し直すことができる。計装ハウジング802は、さらに、検査センサ814を、またはそれとは別に、検査センサ856を、一度に1つずつ分注できるサイズの分注出口806も形成する。計装ハウジング802は、さらに、スライド式蓋アセンブリ818が開位置にあるときにスライド式蓋アセンブリ818の少なくとも一部を受け入れるキャビティ832を形成する。キャビティ832は、さらに、第1の位置と第2の位置との間でスライド式プッシャアセンブリを誘導するのを補助する。
【0179】
図20aを参照すると、計測器830は、スライド式蓋アセンブリ818が開位置にある状態で示されている。スライド式蓋アセンブリ818が矢印Wの方向に移動されても、可撓性のタブプッシャ819は、検査センサ814aと接触して、図20bに示されているのと同じ方向に押す。検査センサ814aは、少なくとも部分的に分注出口806内に押し込まれ、次いで、後から取り出される。次いで、スライド式蓋アセンブリ818は、図20cに示されているように閉位置に置かれる。閉位置では、スライド式蓋アセンブリ818は、カートリッジ810の上部を覆う。さらに、スライド式蓋アセンブリ818は、シール840と連携して、水分がカートリッジ810の内部に入り込むのを防止または禁止する。可撓性を持たせることにより、可撓性のタブプッシャ819は、少なくとも少しだけ分注器出口806内に延び、これにより、シーブ840は、スライド式蓋アセンブリ818の残り部分とのシールを形成し、そのため、水分がカートリッジ810の内部に入り込むのを防止または禁止する。
【0180】
他の実施形態によれば、スライド式蓋アセンブリは、使い捨てカートリッジとは反対にセンサ分注器の一部であってもよい。このような実施形態では、蓋は、図16〜19の矢印Wの方向に少しだけ遠くまで引き込み、これにより、プッシャ固定用爪および蓋アセンブリの残り部分では開口部から遮っている物をなくし、使用済みカートリッジを取り出して、新品カートリッジと交換できるようにする。計測器は、カートリッジと電気的に接触し、カートリッジに特有の較正情報を読み取ることができる。それに加えて、計測器の、またはカートリッジの内側のコンタクトスイッチは、計器電子回路で蓋の位置を感知できるようにするために使用することができる。これにより、この電子回路を使って、検査に必要な特定のアクションを実行または完了させるようユーザに促すことができる。例えば、計測器は、蓋が閉位置まで完全には移動されていない場合に可聴信号(例えば、ビープ音)を鳴らすことができる。カートリッジ内の湿度センサは、過剰な水分への曝露を検出するために使用することが可能である。
【0181】
本発明のカートリッジは、計測機内にはめ込み、センサを測定に適した位置に分注するのが理想的であるが、このカートリッジ設計は、スタンドアロンの検査センサ容器(つまり、計測器への手動装填用のストリップを自動的に分注するボトル)として機能しうる。
【0182】
代替実施形態A
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
カートリッジから複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされ、強磁性体または磁石を備える、プッシャアセンブリとを備えるカートリッジ。
【0183】
代替実施形態B
機械メカニズムはバネである代替実施形態Aのカートリッジ。
代替実施形態C
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態Aのカートリッジ。
【0184】
代替実施形態D
検体はブドウ糖である代替実施形態Aのカートリッジ。
代替実施形態E
さらに乾燥剤を含む代替実施形態Aのカートリッジ。
【0185】
代替実施形態F
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態Aのカートリッジ。
代替実施形態G
複数のセンサは光学センサである代替実施形態Aのカートリッジ。
【0186】
代替実施形態H
プッシャアセンブリは磁石である代替実施形態Aのカートリッジ。
代替実施形態I
プッシャアセンブリは強磁性体を含む代替実施形態Aのカートリッジ。
【0187】
代替実施形態J
強磁性体は鉄、ニッケル、コバルト、またはこれらの組み合わせである代替実施形態Iのカートリッジ。
【0188】
代替実施形態K
さらに、封止口を備え、封止口は少なくとも1つの開口部を囲む代替実施形態Aのカートリッジ。
【0189】
代替実施形態L
さらに、閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で少なくとも1つの開口部を封止する蓋を備える代替実施形態Aのカートリッジ。
【0190】
代替実施形態M
蓋は開位置と閉位置との間をスライドするようになされている代替実施形態Lのカートリッジ。
【0191】
代替実施形態N
さらに、シールを形成する際に蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する少なくとも1つの複数のリテーナ固定用爪を備える代替実施形態Mのカートリッジ。
【0192】
代替実施形態O
センサ分注器であって、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびプッシャアセンブリを備えるカートリッジであって、カートリッジハウジングは貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成し、複数の検査センサはカートリッジハウジング内に積み重ねられ、複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、機械メカニズムは複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、複数の検査センサのうちの1つはカートリッジから抜き取れるように位置決めされ、プッシャアセンブリはカートリッジから複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされ、プッシャアセンブリは強磁性体または磁石を備える、カートリッジと、
分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で分注出口とカートリッジ開口部のうちの少なくとも一方を封止する蓋と、
強磁性体または磁石を備え、カートリッジのプッシャアセンブリに磁気的に結合されるようになされ、第1の位置から第2の位置までスライドするようになされているスライダとを備え、
第1の位置から第2の位置までスライダが移動するときに、プッシャアセンブリは、複数の検査センサのうちの1つに接触し、それを少なくとも部分的に分注開口部に押し通し、
少なくともプッシャアセンブリまたはスライダは磁石を備えるセンサ分注器。
【0193】
代替実施形態P
機械メカニズムはバネである代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態Q
検体はブドウ糖である代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0194】
代替実施形態R
カートリッジはさらに乾燥剤を備える代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態S
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0195】
代替実施形態T
複数のセンサは光学センサである代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態U
プッシャアセンブリおよびスライダは磁石を含む代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0196】
代替実施形態V
プッシャアセンブリは強磁性体を含み、スライダは磁石を含む代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0197】
代替実施形態W
プッシャアセンブリは磁石を含み、スライダは強磁性体を含む代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0198】
代替実施形態X
磁石は電磁石である代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態Y
蓋は蝶番を介して開位置と閉位置との間を移動する代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0199】
代替実施形態Z
第1の位置から第2の位置までスライダが移動するときに、スライダは、蓋に接触し、蓋を閉位置から開位置まで移動する代替実施形態Yのセンサ分注器。
【0200】
代替実施形態A1
蓋は全体として円形である代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態B1
蓋は全体として矩形である代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0201】
代替実施形態C1
蓋は開位置と閉位置との間をスライドするようになされている代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0202】
代替実施形態D1
さらに、シールを形成する際に蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する少なくとも1つの複数のリテーナ固定用爪を備える代替実施形態C1のセンサ分注器。
【0203】
代替実施形態E1
少なくとも1つのリテーナ固定用爪は少なくとも1つの戻り止めを含む代替実施形態D1のセンサ分注器。
【0204】
代替実施形態F1
蓋は開位置と閉位置との間を手動でスライドするようになされている代替実施形態C1のセンサ分注器。
【0205】
代替実施形態G1
蓋は開位置と閉位置との間を自動でスライドするようになされている代替実施形態C1のセンサ分注器。
【0206】
代替実施形態H1
さらに、全体として分注開口部の周囲に配置されているシールを備える代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0207】
代替実施形態I1
蓋は第1の端部および第2の端部を備え、蓋は閉位置と開位置との間で、蓋が閉位置で開口部を封止するように第1の端部の近くに配置されている蝶番を介して移動可能であり、蓋は第2の端部の近くに配置されている突出部を備え、突出部はほぼ下向きの方向でカートリッジの内部に延びている代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0208】
代替実施形態J1
突出部は少なくとも1つの戻り止めを形成し、カートリッジをさらに封止するのを補助する代替実施形態I1のセンサ分注器。
【0209】
代替実施形態K1
蓋は閉位置で分注出口を封止する代替実施形態Oのセンサ分注器。
代替実施形態L1
蓋は閉位置でカートリッジ開口部を封止する代替実施形態Oのセンサ分注器。
【0210】
代替実施形態M1
少なくとも1つの検体の濃度を決定するのを補助するため複数の検査センサを備えるカートリッジまたはセンサ分注器で使用されるようになされている蓋メカニズムであって、
閉位置と開位置との間でスライドするようになされ、閉位置で開口部を封止する蓋と、
シールを形成する際に蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する複数のリテーナ固定用爪とを備える蓋メカニズム。
【0211】
代替実施形態N1
蓋は全体として矩形である代替実施形態M1の蓋メカニズム。
代替実施形態O1
前記複数のリテーナ固定用爪のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの戻り止めを含む代替実施形態M1の蓋メカニズム。
【0212】
代替実施形態P1
蓋の周囲は少なくとも1つの戻り止めと対応する少なくとも1つの凹みを形成する代替実施形態O1の蓋メカニズム。
【0213】
代替実施形態Q1
複数のリテーナ固定用爪は全体として可撓性である代替実施形態M1の蓋メカニズム。
代替実施形態R1
複数のリテーナ固定用爪はカートリッジまたはセンサ分注器を形成する際に射出成形される代替実施形態M1の蓋メカニズム。
【0214】
代替実施形態S1
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
第1の位置と第2の位置との間を移動するようになされている検査センサ抜き取り装置と、
検査センサ抜き取り装置に機械的に連結され、閉位置と開位置との間移動可能であり、閉位置で開口部を封止する蓋とを備え、

閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【0215】
代替実施形態T1
蓋は開位置と閉位置との間を手動で移動可能である代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態U1
さらに、複数の検査センサのうちの1つを少なくとも部分的に開口部を通して抜き取るのを補助するように位置決めされた斜面を備える代替実施形態S1のカートリッジ。
【0216】
代替実施形態V1
複数の検査センサは傾斜して積み重ねられる代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態W1
蓋はシールを含む代替実施形態S1のカートリッジ。
【0217】
代替実施形態X1
蓋は少なくとも1つのノッチを形成する代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態Y1
蓋は可撓性のリンクメカニズムを介して機械的に連結される代替実施形態S1のカートリッジ。
【0218】
代替実施形態Z1
蓋は蓋に蝶番で連結されているリンクメカニズムを介して機械的に連結される代替実施形態Y1のカートリッジ。
【0219】
代替実施形態A2
蓋は検査センサ抜き取り装置に蝶番で連結されているリンクメカニズムを介して機械的に連結される代替実施形態Y1のカートリッジ。
【0220】
代替実施形態B2
検査センサ抜き取り装置は開口部とほぼ平行である代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態C2
機械メカニズムはバネである代替実施形態S1のカートリッジ。
【0221】
代替実施形態D2
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態E2
検体はブドウ糖である代替実施形態S1のカートリッジ。
【0222】
代替実施形態F2
さらに乾燥剤を含む代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態G2
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態S1のカートリッジ。
【0223】
代替実施形態H2
複数のセンサは光学センサである代替実施形態S1のカートリッジ。
代替実施形態I2
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、第1の機械メカニズムと、
複数の検査センサを、第1の方向にほぼ垂直に位置する第2の方向に押しやるようになされた、第2の機械メカニズムと、
第2の機械的メカニズムを介して第1の位置と第2の位置との間を移動可能である検査センサ抜き取り装置と、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で開口部を封止する蓋とを備え、
閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、検査センサ抜き取り装置は、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【0224】
代替実施形態J2
第1の機械メカニズムはバネであり、第2の機械メカニズムもバネである代替実施形態I2のカートリッジ。
【0225】
代替実施形態K2
検査センサ抜き取り装置はほぼ水平な部分と、蓋が開位置にあるときにカートリッジから延びている、角度をなす部分とを備える代替実施形態I2のカートリッジ。
【0226】
代替実施形態L2
検査センサ抜き取り装置はほぼ水平な部分と、蓋が開位置にあるときにカートリッジから延びている第2の部分とを備える代替実施形態I2のカートリッジ。
【0227】
代替実施形態M2
蓋は第1の端部および第2の端部を備え、蓋は閉位置と開位置との間で、蓋が閉位置で開口部を封止するように第1の端部の近くに配置されている蝶番を介して移動可能であり、蓋は第2の端部の近くに配置されている突出部を備え、突出部はほぼ下向きの方向でカートリッジの内部に延びている代替実施形態I2のカートリッジ。
【0228】
代替実施形態N2
突出部は少なくとも1つの戻り止めを形成し、カートリッジをロックするのを補助する代替実施形態M2のカートリッジ。
【0229】
代替実施形態O2
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態I2のカートリッジ。
代替実施形態P2
検体はブドウ糖である代替実施形態I2のカートリッジ。
【0230】
代替実施形態Q2
さらに乾燥剤を含む代替実施形態I2のカートリッジ。
代替実施形態R2
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態I2のカートリッジ。
【0231】
代替実施形態S2
複数のセンサは光学センサである代替実施形態I2のカートリッジ。
代替実施形態T2
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に傾斜して積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、第1の機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で開口部を封止する蓋と、
蓋に接続され、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である、プッシャアセンブリとを備え、
閉位置から開位置まで蓋が移動するときに、プッシャアセンブリは、第1の位置から第2の位置まで移動し、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【0232】
代替実施形態U2
プッシャアセンブリはカムメカニズムを介して蓋に接続される代替実施形態T2のカートリッジ。
【0233】
代替実施形態V2
蓋は蝶番を介して第1の位置と第2の位置との間で移動可能である代替実施形態T2のカートリッジ。
【0234】
代替実施形態W2
さらに、複数の検査センサを誘導するのを補助する少なくとも1つのトラックを備える代替実施形態T2のカートリッジ。
【0235】
代替実施形態X2
さらに、複数の検査センサを、第1の方向にほぼ垂直に位置する第2の方向に押しやるようになされた、第2の機械メカニズムを備える代替実施形態T2のカートリッジ。
【0236】
代替実施形態Y2
さらに、複数の検査センサのうちの複数が一度に抜き取られるのを防止または禁止するのを補助するようになされたストッパー部材を備える代替実施形態T2のカートリッジ。
【0237】
代替実施形態Z2
第1の機械メカニズムはバネである代替実施形態T2のカートリッジ。
代替実施形態A3
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態T2のカートリッジ。
【0238】
代替実施形態B3
検体はブドウ糖である代替実施形態T2のカートリッジ。
代替実施形態C3
さらに乾燥剤を含む代替実施形態T2のカートリッジ。
【0239】
代替実施形態D3
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態T2のカートリッジ。
代替実施形態E3
複数のセンサは光学センサである代替実施形態T2のカートリッジ。
【0240】
代替実施形態F3
さらに、封止口を備え、封止口は少なくとも1つの開口部を囲む代替実施形態T2のカートリッジ。
【0241】
代替実施形態G3
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に傾斜して積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で開口部を封止する蓋とを備え、
蓋が開状態であれば、複数の検査センサは、一度に1つずつ手動でカートリッジから抜き取ることができる、カートリッジ。
【0242】
代替実施形態H3
機械メカニズムはバネである代替実施形態G3のカートリッジ。
代替実施形態I3
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態G3のカートリッジ。
【0243】
代替実施形態J3
検体はブドウ糖である代替実施形態G3のカートリッジ。
代替実施形態K3
さらに乾燥剤を含む代替実施形態G3のカートリッジ。
【0244】
代替実施形態L3
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態G3のカートリッジ。
代替実施形態M3
複数のセンサは光学センサである代替実施形態G3のカートリッジ。
【0245】
代替実施形態N3
さらに、封止口を備え、封止口は少なくとも1つの開口部を囲む代替実施形態G3のカートリッジ。
【0246】
代替実施形態O3
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされている、少なくとも1つのセンサ電気接点を備える、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、閉位置で開口部を封止し、少なくとも1つの電気接点を備える蓋とを備え、
蓋が閉位置から開位置まで移動するときに、少なくとも1つの電気接点は、複数の検査センサのうちの1つの少なくとも1つのセンサ接点と接触し、
蓋が開位置から閉位置まで移動するときに、蓋により、複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【0247】
代替実施形態P3
蓋は複数の電気接点を備え、複数の検査センサはそれぞれ、複数のセンサ接点を備える代替実施形態O3のカートリッジ。
【0248】
代替実施形態Q3
さらに、カートリッジを封止するのを補助する複数のリテーナ固定用爪を備える代替実施形態O3のカートリッジ。
【0249】
代替実施形態R3
さらに乾燥剤を含む代替実施形態O3のカートリッジ。
代替実施形態S3
機械メカニズムはバネである代替実施形態O3のカートリッジ。
【0250】
代替実施形態T3
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態O3のカートリッジ。
代替実施形態U3
検体はブドウ糖である代替実施形態O3のカートリッジ。
【0251】
代替実施形態V3
カートリッジであって、
内部を有するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
ちょうど1つの検査センサを受け入れるようになされた中に形成された少なくとも1つのノッチを含み、ハウジングの内部に結合されている回転可能ドラムとを備え、
ドラムが第1の位置から第2の位置まで移動するときに、複数の検査センサは、一度に1つずつ、カートリッジの内部から抜き取られる、カートリッジ。
【0252】
代替実施形態W3
さらに、ドラム内の少なくとも1つのノッチから検査センサのうちの1つを少なくとも部分的に取り出すようになされた排出装置メカニズムを備える代替実施形態V3のカートリッジ。
【0253】
代替実施形態X3
ドラムは押し込み式アタッチメントによりハウジングの内部に結合され、ドラムとハウジングの内部のセクションとは封止係合している代替実施形態V3のカートリッジ。
【0254】
代替実施形態Y3
ドラムはバネ仕掛けによりハウジングの内部に結合され、ドラムとハウジングの内部のセクションとは封止係合している代替実施形態V3のカートリッジ。
【0255】
代替実施形態Z3
さらに、ドラムを回転させるのを補助するようになされている、ドラムに接続されたホイールを備える代替実施形態V3のカートリッジ。
【0256】
代替実施形態A4
ホイールはツイストホイールである代替実施形態Z3のカートリッジ。
代替実施形態B4
機械メカニズムはバネである代替実施形態V3のカートリッジ。
【0257】
代替実施形態C4
検体はブドウ糖である代替実施形態V3のカートリッジ。
代替実施形態D4
さらに乾燥剤を含む代替実施形態V3のカートリッジ。
【0258】
代替実施形態E4
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態V3のカートリッジ。
代替実施形態F4
複数のセンサは光学センサである代替実施形態V3のカートリッジ。
【0259】
代替実施形態G4
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジであって、
貫通する少なくとも2つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされている機械メカニズムと、
少なくとも2つの開口部のうちの1つの開口部に少なくとも部分的に通して第2の方向に、複数の検査センサを、一度に1つずつ、運び、抜き取るようになされ、第1の部分および第2の部分を備え、第1の部分と第2の部分は少なくとも1つの蝶番により接続され、第2の方向と第1の方向は互いにほぼ垂直である検査センサ抜き取り装置とを備えるカートリッジ。
【0260】
代替実施形態H4
さらに、閉位置において少なくとも2つの開口部を覆う少なくとも2つのシールを備える代替実施形態G4のカートリッジ。
【0261】
代替実施形態I4
第1および第2の部分は、少なくとも2つの蝶番により接続される代替実施形態G4のカートリッジ。
【0262】
代替実施形態J4
機械メカニズムはバネである代替実施形態G4のカートリッジ。
代替実施形態K4
検体はブドウ糖である代替実施形態G4のカートリッジ。
【0263】
代替実施形態L4
さらに乾燥剤を含む代替実施形態G4のカートリッジ。
代替実施形態M4
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態G4のカートリッジ。
【0264】
代替実施形態N4
複数のセンサは光学センサである代替実施形態G4のカートリッジ。
代替実施形態O4
センサ分注器であって、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および検査センサ抜き取り装置を備えるカートリッジであって、カートリッジハウジングは貫通する少なくとも2つの開口部を形成し、複数の検査センサはハウジング内に積み重ねられ、複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、機械メカニズムは複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、検査センサ抜き取り装置は複数の検査センサを、一度に1つずつ、少なくとも部分的に開口部のうちの1つを通して第2の方向に運び、抜き取るようになされ、検査センサ抜き取り装置は第1の部分と第2の部分を有し、第1の部分と第2の部分は少なくとも1つの蝶番により接続され、第2の方向と第1の方向は互いにほぼ垂直である、カートリッジと、
分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
複数の開口部のうちの少なくとも1つを突き抜け、検査センサ抜き取り装置と接触するようになされている排出装置メカニズムと、
検査センサ抜き取り装置の第1の部分に接触して偏向させ、複数の検査センサを、少なくとも部分的に分注出口を通して、一度に1つずつ、抜き取るのを補助するようになされている少なくとも1つの偏向板とを備えるセンサ分注器。
【0265】
代替実施形態P4
少なくとも1つの偏向板はちょうど2つの偏向板である代替実施形態O4のセンサ分注器。
【0266】
代替実施形態Q4
検査センサは2つの偏向板の間で抜き取られるようになされる代替実施形態P4のセンサ分注器。
【0267】
代替実施形態R4
排出装置メカニズムはバネ仕掛けである代替実施形態O4のセンサ分注器。
代替実施形態S4
機械メカニズムはバネである代替実施形態O4のセンサ分注器。
【0268】
代替実施形態T4
検体はブドウ糖である代替実施形態O4のセンサ分注器。
代替実施形態U4
さらに乾燥剤を備える代替実施形態O4のセンサ分注器。
【0269】
代替実施形態V4
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態O4のセンサ分注器。
代替実施形態W4
複数のセンサは光学センサである代替実施形態O4のセンサ分注器。
【0270】
代替実施形態X4
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
第1の位置でハウジングと封止係合するようになされている基部と、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
ハウジングおよび基部に取り付けられ、ハウジングおよび基部を封止係合するのを補助するようになされている外部バネメカニズムとを備え、
第1の位置では、ハウジングおよび基部は封止係合し、第2の位置では、ハウジングおよび基部は、離隔される、カートリッジ。
【0271】
代替実施形態Y4
ハウジングの少なくとも1つの端部は、面取りされる代替実施形態X4のカートリッジ。
【0272】
代替実施形態Z4
外部バネメカニズムは少なくとも2つのバネを備える代替実施形態X4のカートリッジ。
【0273】
代替実施形態A5
外部バネメカニズムは少なくとも4つのバネを備える代替実施形態Z4のカートリッジ。
【0274】
代替実施形態B5
さらに、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた内部機械メカニズムを備える代替実施形態X4のカートリッジ。
【0275】
代替実施形態C5
内部機械メカニズムはバネである代替実施形態B5のカートリッジ。
代替実施形態D5
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態X4のカートリッジ。
【0276】
代替実施形態E5
検体はブドウ糖である代替実施形態X4のカートリッジ。
代替実施形態F5
さらに乾燥剤を含む代替実施形態X4のカートリッジ。
【0277】
代替実施形態G5
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態X4のカートリッジ。
代替実施形態H5
複数のセンサは光学センサである代替実施形態X4のカートリッジ。
【0278】
代替実施形態I5
センサ分注器であって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するカートリッジハウジング、第1の位置でハウジングと封止係合するようになされている基部、ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた複数の検査センサ、およびカートリッジハウジングと基部に取り付けられ、カートリッジハウジングと基部との封止係合を補助するようになされた外部バネメカニズムを備えるカートリッジと、
分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
カートリッジハウジングと基部との間で移動し、カートリッジハウジングと基部との間に挿入され、カートリッジハウジングと基部とが離隔されるようになされ、複数の検査センサを、一度に1つずつ、少なくとも部分的にカートリッジから、第1の方向にほぼ垂直な第2の方向に運び、抜き取るようになされている排出装置メカニズムとを備え、
第1の位置では、カートリッジハウジングおよび基部は封止係合し、第2の位置では、カートリッジハウジングおよび基部は、離隔される、カートリッジ。
【0279】
代替実施形態J5
排出装置メカニズムは面取りされている代替実施形態I5のセンサ分注器。
代替実施形態K5
カートリッジハウジングの少なくとも1つの端部は、面取りされる代替実施形態J5のセンサ分注器。
【0280】
代替実施形態L5
外部バネメカニズムは少なくとも2つのバネを備える代替実施形態I5のセンサ分注器。
【0281】
代替実施形態M5
外部バネメカニズムは少なくとも4つのバネを備える代替実施形態L5のセンサ分注器。
【0282】
代替実施形態N5
さらに、複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた内部機械メカニズムを備える代替実施形態I5のセンサ分注器。
【0283】
代替実施形態O5
内部機械メカニズムはバネである代替実施形態N5のセンサ分注器。
代替実施形態P5
カートリッジハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態I5のセンサ分注器。
【0284】
代替実施形態Q5
検体はブドウ糖である代替実施形態I5のセンサ分注器。
代替実施形態R5
さらに乾燥剤を備える代替実施形態I5のセンサ分注器。
【0285】
代替実施形態S5
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態I5のセンサ分注器。
代替実施形態T5
複数のセンサは光学センサである代替実施形態I5のセンサ分注器。
【0286】
代替実施形態U5
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた、カートリッジから抜き取りを行うように複数の検査センサのうちの1つが位置決めされている、機械メカニズムと、
複数の検査センサのうちの1つと接触し、ハウジングから、少なくとも部分的に開口部を通して押し出すようになされ、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分から全体として外に向かい、全体として下に向かって延びる可撓性のプッシャ固定用爪を備える、スライド式プッシャ蓋アセンブリとを備え、
閉位置では、スライド式プッシャ蓋アセンブリはカートリッジを封止するのを補助するようになされる、カートリッジ。
【0287】
代替実施形態V5
スライド式プッシャアセンブリは、さらに、ユーザがプッシャ蓋アセンブリを掴んでスライドさせるのを補助するプッシャグリップを備える代替実施形態U5のカートリッジ。
【0288】
代替実施形態W5
さらに、複数の検査センサに、一度に1つずつ、接触し、複数の検査センサを、一度に1つずつ、取り出すのを補助するようになされている基準面を備える代替実施形態U5のカートリッジ。
【0289】
代替実施形態X5
可撓性のプッシャ固定用爪はポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせを含む代替実施形態U5のカートリッジ。
【0290】
代替実施形態Y5
複数の検査センサはそれぞれ、第2のノッチを形成し、可撓性のプッシャ固定用爪はその一方の端部に第1のノッチを形成して、第2のノッチと係合し、複数の検査センサを一度に1つずつ取り出すのを補助する代替実施形態U5のカートリッジ。
【0291】
代替実施形態Z5
さらに、可撓性のプッシャ固定用爪の位置決めを補助し、複数の検査センサを一度に1つずつ取り出す作業をしやすくするガイドメカニズムを備える代替実施形態U5のカートリッジ。
【0292】
代替実施形態A6
ガイドメカニズムはカムメカニズムである代替実施形態Z5のカートリッジ。
代替実施形態B6
スライド式プッシャ蓋アセンブリは、複数の検査センサの1つを押しているときに、複数の検査センサの1つが残りの検査センサのどれにも触れないように検査センサの1つの底面と係合するようになされる代替実施形態U5のカートリッジ。
【0293】
代替実施形態C6
スライダプッシャ蓋アセンブリは、さらに、スライダプッシャ蓋アセンブリが閉位置にあることをユーザに示すのを補助する戻り止めを備える代替実施形態U5のカートリッジ。
【0294】
代替実施形態D6
機械メカニズムはバネである代替実施形態U5のカートリッジ。
代替実施形態E6
ハウジングはちょうど1つの開口部を形成する代替実施形態U5のカートリッジ。
【0295】
代替実施形態F6
検体はブドウ糖である代替実施形態U5のカートリッジ。
代替実施形態G6
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態U5のカートリッジ。
【0296】
代替実施形態H6
複数のセンサは光学センサである代替実施形態U5のカートリッジ。
代替実施形態I6
可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリが開位置に移動されたときにシールをクリアするようになされる代替実施形態U5のカートリッジ。
【0297】
代替実施形態J6
可撓性のプッシャ固定用爪は、可撓性の支持材を介してスライド式プッシャ蓋アセンブリに取り付けられている代替実施形態U5のカートリッジ。
【0298】
代替実施形態K6
可撓性の支持材は金属またはポリマー材料を含む代替実施形態U5のカートリッジ。
代替実施形態L6
スライド式プッシャ蓋アセンブリはラッチメカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリのロックを解除し、係合を外すための可撓性の爪を備える代替実施形態U5のカートリッジ。
【0299】
代替実施形態M6
検体の濃度を測定するようになされているセンサ分注器であって、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、および機械メカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリを備えるカートリッジであって、カートリッジハウジングは貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成し、複数の検査センサはカートリッジハウジング内に積み重ねられ、複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、機械メカニズムは複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、複数の検査センサのうちの1つはカートリッジから抜き取れるように位置決めされ、スライド式プッシャ蓋アセンブリは第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、スライド式プッシャ蓋アセンブリは第2の位置でセンサ分注器を封止するのを補助するようになされ、スライド式プッシャアセンブリは可撓性のプッシャ固定用爪を備え、可撓性のプッシャ固定用爪はスライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分からほぼ外向きに、ほぼ下向きに延びる、カートリッジと、
分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングとを備え、
可撓性のプッシャ固定用爪は、複数の検査センサの1つを、カートリッジから、少なくとも部分的に分注出口の中に押し通すようになされる、センサ分注器。
【0300】
代替実施形態N6
計装ハウジングはさらにキャビティを形成し、キャビティはスライド式プッシャアセンブリが第1の位置にあるときにスライド式プッシャ蓋アセンブリを少なくとも部分的に受け入れるようになされる代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0301】
代替実施形態O6
第2の位置にあるスライド式プッシャ蓋アセンブリは、カートリッジ開口部と分注出口を封止するのを補助するようになされる代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0302】
代替実施形態P6
スライド式プッシャ蓋アセンブリは、さらに、ユーザがスライド式プッシャアセンブリを掴んでスライドさせるのを補助するプッシャグリップを備える代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0303】
代替実施形態Q6
カートリッジは、さらに、複数の検査センサに、一度に1つずつ、接触し、複数の検査センサを、一度に1つずつ、取り出すのを補助するようになされている基準面を備える代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0304】
代替実施形態R6
可撓性のプッシャ固定用爪はポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせを含む代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0305】
代替実施形態S6
複数の検査センサはそれぞれ、第2のノッチを形成し、可撓性のプッシャ固定用爪はその一方の端部に第1のノッチを形成して、第2のノッチと係合し、複数の検査センサを一度に1つずつ取り出すのを補助する代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0306】
代替実施形態T6
カートリッジは、さらに、可撓性のプッシャ固定用爪の位置決めを補助し、複数の検査センサを一度に1つずつ取り出す作業をしやすくするガイドメカニズムを備える代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0307】
代替実施形態U6
ガイドメカニズムはカムメカニズムである代替実施形態T6のセンサ分注器。
代替実施形態V6
スライド式プッシャ蓋アセンブリは、複数の検査センサの1つを押しているときに、複数の検査センサの1つが残りの検査センサのどれにも触れないように検査センサの1つの底面と係合するようになされる代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0308】
代替実施形態W6
スライダプッシャ蓋アセンブリは、さらに、スライダプッシャ蓋アセンブリが閉位置にあることをユーザに示すのを補助する戻り止めを備える代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0309】
代替実施形態X6
機械メカニズムはバネである代替実施形態M6のセンサ分注器。
代替実施形態Y6
検体はブドウ糖である代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0310】
代替実施形態Z6
複数のセンサは電気化学センサである代替実施形態M6のセンサ分注器。
代替実施形態A7
複数のセンサは光学センサである代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0311】
代替実施形態B7
可撓性のプッシャ固定用爪は、スライド式プッシャ蓋アセンブリが開位置に移動されたときにシールをクリアするようになされる代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0312】
代替実施形態C7
可撓性のプッシャ固定用爪は、可撓性の支持材を介してスライド式プッシャ蓋アセンブリに取り付けられている代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0313】
代替実施形態D7
可撓性の支持材は金属またはポリマー材料を含む代替実施形態C7のセンサ分注器。
代替実施形態E7
スライド式プッシャ蓋アセンブリはラッチメカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリのロックを解除し、係合を外すための可撓性の爪を備える代替実施形態M6のセンサ分注器。
【0314】
本発明は、さまざまな修正および代替形態により異なるが、特定の実施形態は、図面の実施例で示され、ここで詳細に説明される。しかし、本発明は、開示されている特定の形態に限定されることを意図されていないことは理解されるであろう。例えば、センサ分注器は、血糖以外の流体を検査するために使用することができる。実際、センサ分注器は、試薬物質を使って分析することができる任意の種類の化学流体の分析に関して使用することができる。むしろ、本発明は、付属の請求項により定められているように本発明の精神と範囲内に収まるすべての修正形態、等価形態、および代替形態を対象とする。
【図面の簡単な説明】
【0315】
【図1】本発明の一実施形態によるカートリッジの正面図である。
【図2】一実施形態によるカートリッジなしで示されているセンサ分注器の正面図である。
【図3−a】図1のカートリッジが閉位置にある図2のセンサ分注器の正面図である。
【図3−b】図3aのセンサ分注器の側面図である。
【図3−c】図2のセンサ分注器およびセンサが中を通って延びている開位置にある図1のカートリッジの正面図である。
【図3−d】図3cのセンサ分注器の側面図である。
【図4−a】蓋が閉位置にある他の実施形態によるカートリッジまたはセンサ分注器の側面図である。
【図4−b】蓋が開位置にある図4aのカートリッジまたはセンサ分注器の側面図である。
【図4−c】全体として図4aの直線4c−4cにそって示されている断面図である。
【図4−d】他の実施形態による開位置にある蓋およびリテーナ固定用爪の側面図である。
【図4−e】閉位置にある図4dの蓋およびリテーナ固定用爪の側面図である。
【図5−a】他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの側面図である。
【図5−b】開位置にある図5aのカートリッジの側面図である。
【図5−c】図5bのカートリッジの正面図である。
【図5−d】さらに他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの側面図である。
【図5−e】他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。
【図5−f】開位置にある図5eのカートリッジの正面図である。
【図6】図6aは、他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。 図6bは、開位置にある図6aのカートリッジの正面図である。図6cは、図6bのカートリッジの側面図である。
【図7】図7aは、さらに他の実施形態による閉位置にある蓋の正面図である。図7bは、開位置にある図7aの蓋の正面図である。
【図8】図8aは、一実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。図8bは、開位置にある図8aのカートリッジの正面図である。
【図9−a】さらに他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。
【図9−b】開位置にある図9aのカートリッジの正面図である。
【図9−c】他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。
【図9−d】開位置にある図9cのカートリッジの正面図である。
【図10−a】閉位置にあるさらに他の実施形態によるカートリッジの正面図である。
【図10−b】開位置にある図10aのカートリッジの正面図である。
【図11−a】他の実施形態によるカートリッジの正面分解斜視図である。
【図11−b】閉位置にある図11aのカートリッジの側面図である。
【図11−c】蓋が閉位置にある図11aのカートリッジの斜視図である。
【図11−d】図11cの蓋およびカートリッジの拡大正面図である。
【図11−e】蓋が開位置にある図11aのカートリッジの斜視図である。
【図11−f】蓋が閉位置にある図11aのカートリッジの斜視図である。
【図11−g】図11fの検査センサを伴う蓋の拡大正面図である。
【図12−a】他の実施形態によるカートリッジの正面斜視図である。
【図12−b】図12aのカートリッジの側面図である。
【図13−a】他の実施形態によるカートリッジの正面斜視図である。
【図13−b】他の実施形態による複数の検査センサおよび排出装置メカニズムのない図13aのカートリッジの正面斜視図である。
【図13−c】検査センサを伴う図13bの検査センサ抜き取り装置の正面斜視図である。
【図13−d】図13aのカートリッジおよび図13bの排出装置メカニズムを伴うセンサ分注器の斜視図である。
【図13−e】図13cの検査センサ抜き取り装置と接触する排出装置メカニズムを示す図である。
【図13−f】図13cの検査センサ抜き取り装置と接触する排出装置メカニズムを示す図である。
【図14−a】他の実施形態による閉位置にあるカートリッジおよび排出装置メカニズムの正面斜視図である。
【図14−b】開位置にある図14aのカートリッジおよび図14aの排出装置メカニズムの正面斜視図である。
【図14−c】検査センサを伴う図14bの排出装置メカニズムの斜視図である。
【図14−d】他の実施形態による図14aのカートリッジおよび排出装置メカニズムを伴うセンサ分注器の斜視図である。
【図15−a】本発明の他の実施形態による閉位置にあるカートリッジの正面図である。
【図15−b】検査センサが切り取られている状態の開位置にある図15aのカートリッジの切欠上面斜視図である。
【図15−c】全体として図15bの直線15c−15cにそって示されている断面図である。
【図16】図16aは、本発明の他の実施形態による可撓性のプッシャ固定用爪を伴うカートリッジの拡大正面図である。図16bは、図16aの部分カートリッジの拡大上面図である。図16cは、本発明の他の実施形態による可撓性のプッシャ固定用爪を伴うカートリッジの拡大正面図である。
【図17】図17aは、本発明の一実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図17bは、本発明の一実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図17cは、本発明の一実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。
【図18】図18aは、本発明の他の実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図18bは、本発明の他の実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図18cは、本発明の他の実施形態によるガイドメカニズムを使用する可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。
【図19】図19aは、さらに他の実施形態による可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図19bは、さらに他の実施形態による可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。図19cは、さらに他の実施形態による可撓性のプッシャ固定用爪を伴う部分カートリッジの拡大正面図である。
【図20−a】他の実施形態による図15aのカートリッジを使用するセンサ分注器の部分正面図である。
【図20−b】他の実施形態による図15aのカートリッジを使用するセンサ分注器の部分正面図である。
【図20−c】他の実施形態による図15aのカートリッジを使用するセンサ分注器の部分正面図である。
【図21】他の実施形態による蓋アセンブリの側面図である。
【図22】一実施形態によるロックメカニズムを伴うのプッシャグリップの側面図である。
【図23】図22のプッシャグリップの上面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジにおいて、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
カートリッジから前記複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされ、強磁性体または磁石を備える、プッシャアセンブリと、を備えるカートリッジ。
【請求項2】
前記機械メカニズムは、バネである請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記検体は、ブドウ糖である請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項5】
さらに、乾燥剤を含む請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記プッシャアセンブリは、磁石を備える請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記プッシャアセンブリは、強磁性体を備える請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記強磁性体は、鉄、ニッケル、コバルト、またはこれらの組み合わせである請求項9に記載のカートリッジ。
【請求項11】
さらに、封止口を備え、前記封止口は前記少なくとも1つの開口部を囲む請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項12】
さらに、閉位置と開位置との間で移動可能であり且つ前記閉位置で前記少なくとも1つの開口部を封止する蓋を備える請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項13】
前記蓋は、開位置と閉位置との間をスライドするようになされている請求項12に記載のカートリッジ。
【請求項14】
さらに、シールを形成する際に前記蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する少なくとも1つのリテーナ固定用爪を備える請求項13に記載のカートリッジ。
【請求項15】
センサ分注器において、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、およびプッシャアセンブリを備えるカートリッジであって、前記カートリッジハウジングは貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成し、前記複数の検査センサは前記カートリッジハウジング内に積み重ねられ、前記複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、前記機械メカニズムは前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、前記複数の検査センサのうちの1つはカートリッジから抜き取るために位置決めされ、前記プッシャアセンブリはカートリッジから前記複数の検査センサのうちの1つを押し出すようになされ、前記プッシャアセンブリは強磁性体または磁石を備えるカートリッジと、
分注出口を形成し、前記カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、前記閉位置で前記分注出口と前記カートリッジ開口部のうちの少なくとも一方を封止する蓋と、
強磁性体または磁石を備え、前記カートリッジの前記プッシャアセンブリに磁気的に結合されるようになされ、第1の位置から第2の位置までスライドするようになされているスライダとを備え、
前記第1の位置から前記第2の位置まで前記スライダが移動するときに、前記プッシャアセンブリは、前記複数の検査センサのうちの1つに接触し、それを少なくとも部分的に前記分注開口部に押し通し、
少なくとも前記プッシャアセンブリまたは前記スライダは、磁石を備えるセンサ分注器。
【請求項16】
前記機械メカニズムは、バネである請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項17】
前記検体は、ブドウ糖である請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項18】
前記カートリッジは、さらに、乾燥剤を備える請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項19】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項20】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項21】
前記プッシャアセンブリおよび前記スライダは、磁石を含む請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項22】
前記プッシャアセンブリは、強磁性体を含み、前記スライダは、磁石を含む請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項23】
前記プッシャアセンブリは、磁石を含み、前記スライダは、強磁性体を含む請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項24】
前記磁石は、電磁石である請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項25】
前記蓋は、蝶番を介して開位置と閉位置との間を移動する請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項26】
前記第1の位置から前記第2の位置まで前記スライダが移動するときに、前記スライダは、前記蓋に接触し、前記蓋を閉位置から開位置まで移動する請求項25に記載のセンサ分注器。
【請求項27】
前記蓋は、全体として円形である請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項28】
前記蓋は、全体として矩形である請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項29】
前記蓋は、開位置と閉位置との間をスライドするようになされている請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項30】
さらに、シールを形成する際に前記蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する少なくとも1つの複数のリテーナ固定用爪を備える請求項29に記載のセンサ分注器。
【請求項31】
前記少なくとも1つのリテーナ固定用爪は、少なくとも1つの戻り止めを含む請求項30に記載のセンサ分注器。
【請求項32】
前記蓋は、前記開位置と前記閉位置との間を手動でスライドするようになされている請求項29に記載のセンサ分注器。
【請求項33】
前記蓋は、前記開位置と前記閉位置との間を自動でスライドするようになされている請求項29に記載のセンサ分注器。
【請求項34】
さらに、全体として前記分注開口部の前記周囲に配置されているシールを備える請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項35】
前記蓋は、第1の端部および第2の端部を備え、前記蓋は閉位置と開位置との間で、前記蓋が前記閉位置で前記開口部を封止するように前記第1の端部の近くに配置されている蝶番を介して移動可能であり、前記蓋は前記第2の端部の近くに配置されている突出部を備え、前記突出部は全体として下向きの方向で前記カートリッジの内部に延びている請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項36】
前記突出部は、少なくとも1つの戻り止めを形成し、前記カートリッジをさらに封止するのを補助する請求項35に記載のセンサ分注器。
【請求項37】
前記蓋は、前記閉位置で前記分注出口を封止する請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項38】
前記蓋は、前記閉位置で前記カートリッジ開口部を封止する請求項15に記載のセンサ分注器。
【請求項39】
少なくとも1つの検体の濃度を決定するのを補助するため複数の検査センサを備えるカートリッジまたはセンサ分注器で使用されるようになされている蓋メカニズムであって、
閉位置と開位置との間でスライドするようになされ、前記閉位置で開口部を封止する蓋と、
シールを形成する際に前記蓋に加えられる圧力を維持するのを補助する複数のリテーナ固定用爪と、を備える蓋メカニズム。
【請求項40】
前記蓋は、全体として矩形である請求項39に記載の蓋メカニズム。
【請求項41】
前記複数のリテーナ固定用爪のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの戻り止めを含む請求項39に記載の蓋メカニズム。
【請求項42】
前記蓋の周囲は、前記少なくとも1つの戻り止めと対応する少なくとも1つの凹みを形成する請求項41に記載の蓋メカニズム。
【請求項43】
前記複数のリテーナ固定用爪は、全体として可撓性である請求項39に記載の蓋メカニズム。
【請求項44】
前記複数のリテーナ固定用爪は、前記カートリッジまたは前記センサ分注器を形成する際に射出成形される請求項39に記載の蓋メカニズム。
【請求項45】
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
第1の位置と第2の位置との間を移動するようになされている検査センサ抜き取り装置と、
前記検査センサ抜き取り装置に機械的に連結され、閉位置と開位置との間移動可能であり、前記閉位置で前記開口部を封止する蓋と、を備え、
前記閉位置から前記開位置まで前記蓋が移動するときに、前記検査センサ抜き取り装置は、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動し、前記複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に前記開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【請求項46】
前記蓋は、前記開位置と前記閉位置との間を手動で移動可能である請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項47】
さらに、前記複数の検査センサのうちの1つを少なくとも部分的に前記開口部を通して抜き取るのを補助するように位置決めされた斜面を備える請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項48】
前記複数の検査センサは、傾斜して積み重ねられる請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項49】
前記蓋は、さらに、シールを備える請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項50】
前記蓋は、少なくとも1つのノッチを形成する請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項51】
前記蓋は、可撓性のリンクメカニズムを介して機械的に連結される請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項52】
前記蓋は、前記蓋に蝶番で連結されているリンクメカニズムを介して機械的に連結される請求項51に記載のカートリッジ。
【請求項53】
前記蓋は、前記検査センサ抜き取り装置に蝶番で連結されているリンクメカニズムを介して機械的に連結される請求項51に記載のカートリッジ。
【請求項54】
前記検査センサ抜き取り装置は、前記開口部とほぼ平行である請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項55】
前記機械メカニズムは、バネである請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項56】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項57】
前記検体は、ブドウ糖である請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項58】
さらに、乾燥剤を含む請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項59】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項60】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項45に記載のカートリッジ。
【請求項61】
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた第1の機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、第1の機械メカニズムと、
前記複数の検査センサを、第1の方向にほぼ垂直に位置する第2の方向に押しやるようになされた、第2の機械メカニズムと、
前記第2の機械的メカニズムを介して第1の位置と第2の位置との間を移動可能である検査センサ抜き取り装置と、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、前記閉位置で前記開口部を封止する蓋と、を備え、
前記閉位置から前記開位置まで前記蓋が移動するときに、前記検査センサ抜き取り装置は、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動し、前記複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に前記開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【請求項62】
前記第1の機械メカニズムは、バネであり、前記第2の機械メカニズムも、バネである請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項63】
前記検査センサ抜き取り装置は、ほぼ水平な部分と、前記蓋が前記開位置にあるときにカートリッジから延びている、角度をなす部分と、を備える請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項64】
前記検査センサ抜き取り装置は、ほぼ水平な部分と、前記蓋が前記開位置にあるときにカートリッジから延びている第2の部分と、を備える請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項65】
前記蓋は、第1の端部および第2の端部を備え、前記蓋は閉位置と開位置との間で、前記蓋が前記閉位置で前記開口部を封止するように前記第1の端部の近くに配置されている蝶番を介して移動可能であり、前記蓋は前記第2の端部の近くに配置されている突出部を備え、前記突出部はほぼ下向きの方向でカートリッジの内部に延びている請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項66】
前記突出部は、少なくとも1つの戻り止めを形成し、カートリッジをロックするのを補助する請求項65に記載のカートリッジ。
【請求項67】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項68】
前記検体は、ブドウ糖である請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項69】
さらに、乾燥剤を含む請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項70】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項71】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項61に記載のカートリッジ。
【請求項72】
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に傾斜して積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた第1の機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、第1の機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、前記閉位置で前記開口部を封止する蓋と、
前記蓋に接続され、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である、プッシャアセンブリと、を備え、
前記閉位置から前記開位置まで前記蓋が移動するときに、前記プッシャアセンブリは、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動し、前記複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に前記開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【請求項73】
前記プッシャアセンブリは、カムメカニズムを介して前記蓋に接続される請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項74】
前記蓋は、蝶番を介して前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能である請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項75】
さらに、前記複数の検査センサを誘導するのを補助する少なくとも1つのトラックを備える請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項76】
さらに、前記複数の検査センサを、第1の方向にほぼ垂直に位置する第2の方向に押しやるようになされた、第2の機械メカニズムを備える請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項77】
さらに、前記複数の検査センサのうちの複数が一度に抜き取られるのを防止または禁止するのを補助するようになされたストッパー部材を備える請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項78】
前記第1の機械メカニズムは、バネである請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項79】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項80】
前記検体は、ブドウ糖である請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項81】
さらに、乾燥剤を含む請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項82】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項83】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項84】
さらに、封止口を備え、前記封止口は前記少なくとも1つの開口部を囲む請求項72に記載のカートリッジ。
【請求項85】
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に傾斜して積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、前記閉位置で前記開口部を封止する蓋と、を備え、
前記蓋が前記開状態であれば、前記複数の検査センサは、一度に1つずつ手動でカートリッジから抜き取ることができる、カートリッジ。
【請求項86】
前記機械メカニズムは、バネである請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項87】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項88】
前記検体は、ブドウ糖である請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項89】
さらに、乾燥剤を含む請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項90】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項91】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項92】
さらに、封止口を備え、前記封止口は前記少なくとも1つの開口部を囲む請求項85に記載のカートリッジ。
【請求項93】
カートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされている、少なくとも1つのセンサ電気接点を備える、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
閉位置と開位置との間で移動可能であり、前記閉位置で前記開口部を封止し、少なくとも1つの電気接点を備える蓋と、を備え、
前記蓋が前記閉位置から前記開位置まで移動するときに、前記少なくとも1つの電気接点は、前記複数の検査センサのうちの1つの前記少なくとも1つのセンサ接点と接触し、
前記蓋が前記開位置から前記閉位置まで移動するときに、前記蓋により、前記複数の検査センサのうちの1つを、少なくとも部分的に前記開口部を通して抜き取る、カートリッジ。
【請求項94】
前記蓋は、複数の電気接点を備え、前記複数の検査センサはそれぞれ、複数のセンサ接点を備える請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項95】
さらに、カートリッジを封止するのを補助する複数のリテーナ固定用爪を備える請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項96】
さらに、乾燥剤を含む請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項97】
前記機械メカニズムは、バネである請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項98】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項99】
前記検体は、ブドウ糖である請求項93に記載のカートリッジ。
【請求項100】
内部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
ちょうど1つの検査センサを受け入れるようになされた中に形成された少なくとも1つのノッチを含み、前記ハウジングの内部に結合されている回転可能ドラムと、を備え、
前記ドラムが第1の位置から第2の位置まで移動するときに、前記複数の検査センサは、一度に1つずつ、カートリッジの内部から抜き取られる、カートリッジ。
【請求項101】
さらに、前記ドラム内の前記少なくとも1つのノッチから前記検査センサのうちの1つを少なくとも部分的に取り出すようになされた排出装置メカニズムを備える請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項102】
前記ドラムは、押し込み式アタッチメントにより前記ハウジングの内部に結合され、前記ドラムと前記ハウジングの内部のセクションとは封止係合している請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項103】
前記ドラムは、バネ仕掛けにより前記ハウジングの内部に結合され、前記ドラムと前記ハウジングの内部のセクションとは封止係合している請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項104】
さらに、前記ドラムを回転させるのを補助するようになされている、前記ドラムに接続されたホイールを備える請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項105】
前記ホイールは、ツイストホイールである請求項104に記載のカートリッジ。
【請求項106】
前記機械メカニズムは、バネである請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項107】
前記検体は、ブドウ糖である請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項108】
さらに、乾燥剤を含む請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項109】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項110】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項100に記載のカートリッジ。
【請求項111】
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジであって、
貫通する少なくとも2つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされている機械メカニズムと、
前記少なくとも2つの開口部のうちの1つの開口部に少なくとも部分的に通して第2の方向に、前記複数の検査センサを、一度に1つずつ、運び、抜き取るようになされ、第1の部分および第2の部分を備え、前記第1の部分と前記第2の部分は少なくとも1つの蝶番により接続され、前記第2の方向と前記第1の方向は互いにほぼ垂直である検査センサ抜き取り装置と、を備えるカートリッジ。
【請求項112】
さらに、閉位置で前記少なくとも2つの開口部を覆う少なくとも2つのシールを備える請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項113】
前記第1および第2の部分は、少なくとも2つの蝶番により接続される請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項114】
前記機械メカニズムは、バネである請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項115】
前記検体は、ブドウ糖である請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項116】
さらに、乾燥剤を含む請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項117】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項118】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項111に記載のカートリッジ。
【請求項119】
センサ分注器であって、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、機械メカニズム、および検査センサ抜き取り装置を備えるカートリッジであって、前記カートリッジハウジングは貫通する少なくとも2つの開口部を形成し、前記複数の検査センサは前記ハウジング内に積み重ねられ、前記複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、前記機械メカニズムは前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、前記検査センサ抜き取り装置は前記複数の検査センサを、一度に1つずつ、少なくとも部分的に前記開口部のうちの1つを通して第2の方向に運び、抜き取るようになされ、前記検査センサ抜き取り装置は第1の部分と第2の部分を有し、前記第1の部分と前記第2の部分は少なくとも1つの蝶番により接続され、前記第2の方向と前記第1の方向は互いにほぼ垂直である、カートリッジと、
分注出口を形成し、カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
前記複数の開口部のうちの少なくとも1つを突き抜け、前記検査センサ抜き取り装置と接触するようになされている排出装置メカニズムと、
前記検査センサ抜き取り装置の前記第1の部分に接触して偏向させ、前記複数の検査センサを、少なくとも部分的に前記分注出口を通して、一度に1つずつ、抜き取るのを補助するようになされている少なくとも1つの偏向板と、を備えるセンサ分注器。
【請求項120】
前記少なくとも1つの偏向板は、ちょうど2つの偏向板である請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項121】
前記検査センサは、前記2つの偏向板の間で抜き取られるようになされる請求項120に記載のセンサ分注器。
【請求項122】
前記排出装置メカニズムは、バネ仕掛けである請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項123】
前記機械メカニズムは、バネである請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項124】
前記検体は、ブドウ糖である請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項125】
さらに、乾燥剤を含む請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項126】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項127】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項119に記載のセンサ分注器。
【請求項128】
センサ分注器とともに使用するようになされたカートリッジであって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
第1の位置で前記ハウジングと封止係合するようになされている基部と、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記ハウジングおよび前記基部に取り付けられ、前記ハウジングおよび前記基部を封止係合するのを補助するようになされている外部バネメカニズムと、を備え、
第1の位置では、前記ハウジングおよび前記基部は封止係合し、第2の位置では、前記ハウジングおよび基部は離隔される、カートリッジ。
【請求項129】
前記ハウジングの少なくとも1つの端部は、面取りされる請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項130】
前記外部バネメカニズムは、少なくとも2つのバネを備える請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項131】
前記外部バネメカニズムは、少なくとも4つのバネを備える請求項130に記載のカートリッジ。
【請求項132】
さらに、前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた内部機械メカニズムを備える請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項133】
前記内部機械メカニズムは、バネである請求項132に記載のカートリッジ。
【請求項134】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項135】
前記検体は、ブドウ糖である請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項136】
さらに、乾燥剤を含む請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項137】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項138】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項128に記載のカートリッジ。
【請求項139】
センサ分注器であって、
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するカートリッジハウジング、第1の位置で前記ハウジングと封止係合するようになされている基部、前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた複数の検査センサ、および前記カートリッジハウジングと前記基部に取り付けられ、前記カートリッジハウジングと前記基部との封止係合を補助するようになされた外部バネメカニズムを備えるカートリッジと、
分注出口を形成し、前記カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、
前記カートリッジハウジングと前記基部との間で移動し、前記カートリッジハウジングと前記基部との間に挿入され、前記カートリッジハウジングと前記基部とが離隔されるようになされ、前記複数の検査センサを、一度に1つずつ、少なくとも部分的に前記カートリッジから、第1の方向にほぼ垂直な第2の方向に運び、抜き取るようになされている排出装置メカニズムと、を備え、
第1の位置では、前記カートリッジハウジングおよび前記基部は封止係合し、第2の位置では、前記カートリッジハウジングおよび前記基部は離隔される、センサ分注器。
【請求項140】
前記排出装置メカニズムは、面取りされる請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項141】
前記カートリッジハウジングの少なくとも1つの端部は、面取りされる請求項140に記載のセンサ分注器。
【請求項142】
前記外部バネメカニズムは、少なくとも2つのバネを備える請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項143】
前記外部バネメカニズムは、少なくとも4つのバネを備える請求項142に記載のセンサ分注器。
【請求項144】
さらに、前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた内部機械メカニズムを備える請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項145】
前記内部機械メカニズムは、バネである請求項144に記載のセンサ分注器。
【請求項146】
前記カートリッジハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項147】
前記検体は、ブドウ糖である請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項148】
さらに、乾燥剤を含む請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項149】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項150】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項139に記載のセンサ分注器。
【請求項151】
貫通する少なくとも1つの開口部を形成するハウジングと、
前記ハウジング内に積み重ねられ、少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされた、複数の検査センサと、
前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされた機械メカニズムであって、前記複数の検査センサのうちの1つが、カートリッジから抜き取るために位置決めされる、機械メカニズムと、
前記複数の検査センサのうちの1つと接触し、前記ハウジングから、少なくとも部分的に前記開口部を通して押し出すようになされ、スライド式プッシャ蓋アセンブリの残り部分から全体として外に向かい、全体として下に向かって延びる可撓性のプッシャ固定用爪を備える、スライド式プッシャ蓋アセンブリと、を備え、
前記閉位置では、前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、カートリッジを封止するのを補助するようになされる、カートリッジ。
【請求項152】
前記スライド式プッシャアセンブリは、さらに、前記ユーザが前記プッシャ蓋アセンブリを掴んでスライドさせるのを補助するプッシャグリップを備える請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項153】
さらに、前記複数の検査センサに、一度に1つずつ、接触し、前記複数の検査センサを、一度に1つずつ、取り出すのを補助するようになされている基準面を備える請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項154】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせを含む請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項155】
前記複数の検査センサはそれぞれ、第2のノッチを形成し、前記可撓性のプッシャ固定用爪はその一方の端部に第1のノッチを形成して、前記第2のノッチと係合し、前記複数の検査センサを一度に1つずつ取り出すのを補助する請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項156】
さらに、前記可撓性のプッシャ固定用爪の位置決めを補助し、前記複数の検査センサを一度に1つずつ取り出す作業をしやすくするガイドメカニズムを備える請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項157】
前記ガイドメカニズムは、カムメカニズムである請求項156に記載のカートリッジ。
【請求項158】
前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、前記複数の検査センサの1つを押しているときに、前記複数の検査センサの1つが前記残りの検査センサのどれにも触れないように前記検査センサの1つの底面と係合するようになされる請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項159】
前記スライダプッシャ蓋アセンブリは、さらに、前記スライダプッシャ蓋アセンブリが閉位置にあることを前記ユーザに示すのを補助する戻り止めを備える請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項160】
前記機械メカニズムは、バネである請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項161】
前記ハウジングは、ちょうど1つの開口部を形成する請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項162】
前記検体は、ブドウ糖である請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項163】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項164】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項165】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、前記スライド式プッシャ蓋アセンブリが開位置に移動されたときに前記シールをクリアするようになされる請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項166】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、可撓性の支持材を介して前記スライド式プッシャ蓋アセンブリに取り付けられている請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項167】
前記可撓性の支持材は、金属またはポリマー材料を含む請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項168】
前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、ラッチメカニズム、および前記スライド式プッシャ蓋アセンブリのロックを解除し、係合を外すための可撓性の爪を備える請求項151に記載のカートリッジ。
【請求項169】
検体の濃度を測定するようになされているセンサ分注器であって、
カートリッジハウジング、複数の検査センサ、および機械メカニズム、およびスライド式プッシャ蓋アセンブリを備えるカートリッジであって、前記カートリッジハウジングは貫通する少なくとも1つのカートリッジ開口部を形成し、前記複数の検査センサは前記カートリッジハウジング内に積み重ねられ、前記複数の検査センサは少なくとも1つの検体を検査するのを補助するようになされ、前記機械メカニズムは前記複数の検査センサを第1の方向に押しやるようになされ、前記複数の検査センサのうちの1つはカートリッジから抜き取るために位置決めされ、前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは前記第2の位置で前記センサ分注器を封止するのを補助するようになされ、前記スライド式プッシャアセンブリは可撓性のプッシャ固定用爪を備え、前記可撓性のプッシャ固定用爪は前記スライド式プッシャ蓋アセンブリの前記残り部分から全体として外向きに、全体として下向きに延びる、カートリッジと、
分注出口を形成し、前記カートリッジを受け入れるようになされている計装ハウジングと、を備え、
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、前記複数の検査センサの1つを、前記カートリッジから、少なくとも部分的に前記分注出口の中に押し通すようになされる、センサ分注器。
【請求項170】
前記計装ハウジングは、さらに、キャビティを形成し、前記キャビティは前記スライド式プッシャアセンブリが第1の位置にあるときに前記スライド式プッシャ蓋アセンブリを少なくとも部分的に受け入れるようになされる請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項171】
前記第2の位置にある前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、前記カートリッジ開口部と前記分注出口を封止するのを補助するようになされる請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項172】
前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、さらに、ユーザが前記スライド式プッシャアセンブリを掴んでスライドさせるのを補助するプッシャグリップを備える請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項173】
前記カートリッジは、さらに、前記複数の検査センサに、一度に1つずつ、接触し、前記複数の検査センサを、一度に1つずつ、取り出すのを補助するようになされている基準面を備える請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項174】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、ポリカーボネート、ABS、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、またはこれらの組み合わせを含む請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項175】
前記複数の検査センサはそれぞれ、第2のノッチを形成し、前記可撓性のプッシャ固定用爪はその一方の端部に第1のノッチを形成して、前記第2のノッチと係合し、前記複数の検査センサを一度に1つずつ取り出すのを補助する請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項176】
前記カートリッジは、さらに、前記可撓性のプッシャ固定用爪の位置決めを補助し、前記複数の検査センサを一度に1つずつ取り出す作業をしやすくするガイドメカニズムを備える請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項177】
前記ガイドメカニズムは、カムメカニズムである請求項176に記載のセンサ分注器。
【請求項178】
前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、前記複数の検査センサの1つを押しているときに、前記複数の検査センサの1つが前記残りの検査センサのどれにも触れないように前記検査センサの1つの底面と係合するようになされる請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項179】
前記スライダプッシャ蓋アセンブリは、さらに、前記スライダプッシャ蓋アセンブリが閉位置にあることを前記ユーザに示すのを補助する戻り止めを備える請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項180】
前記機械メカニズムは、バネである請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項181】
前記検体は、ブドウ糖である請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項182】
前記複数のセンサは、電気化学センサである請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項183】
前記複数のセンサは、光学センサである請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項184】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、前記スライド式プッシャ蓋アセンブリが開位置に移動されたときに前記シールをクリアするようになされる請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項185】
前記可撓性のプッシャ固定用爪は、可撓性の支持材を介して前記スライド式プッシャ蓋アセンブリに取り付けられている請求項169に記載のセンサ分注器。
【請求項186】
前記可撓性の支持材は、金属またはポリマー材料を含む請求項185に記載のセンサ分注器。
【請求項187】
前記スライド式プッシャ蓋アセンブリは、ラッチメカニズム、および前記スライド式プッシャ蓋アセンブリのロックを解除し、係合を外すための可撓性の爪を備える請求項169に記載のセンサ分注器。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3d】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図4e】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図5d】
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【図5e】
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【図5f】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図9d】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【図11c】
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【図11d】
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【図11e】
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【図11f】
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【図11g】
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【図12a】
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【図12b】
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【図13a】
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【図13b】
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【図13c】
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【図13d】
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【図13e】
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【図13f】
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【図14a】
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【図14b】
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【図14c】
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【図14d】
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【図15a】
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【図15b】
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【図15c】
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【図16a】
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【図16b】
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【図16c】
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【図17a】
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【図17b】
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【図17c】
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【図18a】
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【図18b】
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【図18c】
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【図19a】
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【図19b】
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【図19c】
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【図20a】
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【図20b】
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【図20c】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2008−527383(P2008−527383A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−551468(P2007−551468)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/001617
【国際公開番号】WO2006/076721
【国際公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願人】(503106111)バイエル・ヘルスケア・エルエルシー (154)
【Fターム(参考)】