説明

検査用鋼板の積載方法および鋼板輸送用コンテナ

【課題】鋼帯の端部を切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に多くの労力や時間を要することなく積載することのできる検査用鋼板の積載方法と鋼板輸送用コンテナを提供する。
【解決手段】検査用鋼板26を運搬車輌の上方に輸送するための鋼板輸送用コンテナとして、検査用鋼板を受け入れる鋼板受入口を上端部に有するコンテナ本体11と、コンテナ本体11の底部に形成された鋼板排出口を開閉する開閉扉15a,15bと、開閉扉15a,15bを開放不能にロックする開閉扉ロック機構18a,18bとを備えたものを用いる。コンテナ本体11の底部に複数枚の検査用鋼板26を載置した後、鋼板輸送用コンテナ10を天井クレーンにより運搬車輌の上方に移送し、運搬車輌から上方に突出するロック解除部材が開閉扉ロック機構18a,18bの下端部と係合するように鋼板輸送用コンテナ10を天井クレーンにより運搬車輌の上に吊り下ろして検査用鋼板26を運搬車輌の上に積載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載する検査用鋼板の積載方法と該方法に用いられる鋼板輸送用コンテナに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、高張力鋼板などの冷延鋼板は熱間圧延後の鋼帯を酸洗ラインで酸洗処理した後、冷間圧延して製造される。この場合、冷間圧延される鋼帯の引張強度を検査するために、酸洗ラインの出側に配置されたシャーにより鋼帯の端部を所定の長さ(例えば500mm前後)に切断している。そして、鋼帯の端部を切断して得られた検査用鋼板を酸洗ラインの出側近くに仮置きしておき、仮置きされた検査用鋼板の枚数が数十枚になったところで酸洗ラインから離れた位置に形成されたサンプル搬出口に検査用鋼板を天井クレーンによって運び、サンプル搬出口に待機する運搬車輌の上に積載して検査施設へ運んでいる。
【0003】
しかし、サンプル搬出口に運ばれた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載する場合、従来は、検査用鋼板を運搬車輌の上に一枚ずつ手作業によって積載していたため、多くの労力と時間を要していた。また、検査用鋼板を運搬車輌の上に載せる際に作業者の切創事故や挟圧災害を引き起こすおそれもあった。
そこで、例えば特許文献1〜3に開示されたコンテナを用いて検査用鋼板を運搬車輌の上に積載することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭48−020836号公報
【特許文献2】実開昭48−097811号公報
【特許文献3】実開平04−135487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1〜3に開示されたコンテナを用いると、コンテナに積み込まれた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積み下ろすクレーンとしてリフティングマグネット・クレーンを用いなければならないため、リフティングマグネット・クレーンの設置費用に多大の費用を要するという問題が生じる。また、天井クレーンとリフティングマグネット・クレーンの両方を使用しなければならないため、二人のクレーン操作員を要するという問題がある。さらに、検査用鋼板が積み込まれたコンテナを置くためのコンテナ置き場を確保する必要もあった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、鋼帯の端部を切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に多くの労力や時間を要することなく積載することのできる検査用鋼板の積載方法とこれに用いられる鋼板輸送用コンテナを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載する検査用鋼板の積載方法であって、前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上方に輸送するための鋼板輸送用コンテナとして、前記検査用鋼板を受け入れる鋼板受入口を上端部に有するコンテナ本体と、該コンテナ本体の底部に形成された鋼板排出口を開閉する一対の開閉扉と、該開閉扉を前記コンテナ本体の両側で開放不能にロックする一対の開閉扉ロック機構とを備えた鋼板輸送用コンテナを用い、前記コンテナ本体の底部に前記複数枚の検査用鋼板を積み重ねて載置した後、前記鋼板輸送用コンテナを天井クレーンにより前記運搬車輌の上方に移送し、前記運搬車輌から上方に突出する一対のロック解除部材が前記開閉扉ロック機構の下端部と係合するように前記鋼板輸送用コンテナを前記天井クレーンにより前記運搬車輌の上に吊り下ろして、前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上に積載することを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の検査用鋼板の積載方法において、前記鋼板輸送用コンテナとして、前記一対の開閉扉の間に複数の開口部が形成されたものを用い、前記運搬車輌から上方に突出する複数本の鋼板支え部材が前記開口部を挿通するように前記鋼板輸送用コンテナを前記天井クレーンにより前記運搬車輌の上に吊り下ろして、前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上に積載することを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載するときに用いられる鋼板輸送用コンテナであって、前記検査用鋼板を受け入れる鋼板受入口を上端部に有するコンテナ本体と、該コンテナ本体の底部に形成された鋼板排出口を開閉する一対の開閉扉と、該開閉扉を前記コンテナ本体の両側で開放不能にロックする一対の開閉扉ロック機構とを備え、前記運搬車輌から上方に突出する一対のロック解除部材に前記開閉扉ロック機構の下端部が係合することによって前記開閉扉のロック状態が解除されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の鋼板輸送用コンテナにおいて、前記運搬車輌から上方に突出する複数本の鋼板支え部材が挿通する複数の開口部を前記一対の開閉扉の間に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1及び3に係る発明によれば、鋼板輸送用コンテナを運搬車輌の上に吊り下ろしたときに開閉扉のロック状態が解除され、コンテナ本体の底部に載置された複数枚の検査用鋼板が運搬車輌の上に積載される。従って、複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に一枚ずつ手作業によって積載しなくてもよいので、鋼帯の端部を切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に多くの労力や時間を要することなく積載することができる。
請求項2及び4に係る発明によれば、開閉扉のロック状態が解除されたときに検査用鋼板が運搬車輌の上に落下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る検査用鋼板の積載方法に用いられる鋼板輸送用コンテナの一例を示す正面図である。
【図2】図1に示す鋼板輸送用コンテナの左側面図である。
【図3】図1に示す鋼板輸送用コンテナの右側面図である。
【図4】図1に示す鋼板輸送用コンテナの平面図である。
【図5】図1に示す鋼板輸送用コンテナをコンテナ置き台の上に置いた状態を示す図である。
【図6】図1に示す鋼板輸送用コンテナを天井クレーンにより運搬車両の上方に移送した状態を示す図である。
【図7】図1に示す鋼板輸送用コンテナに収容された複数枚の検査用鋼板が運搬車両から上方に突出する複数の鋼板支え部材によって支えられた状態を示す図である。
【図8】図1に示す鋼板輸送用コンテナを天井クレーンにより運搬車両の上に吊り下ろした状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明に用いられる鋼板輸送用コンテナの一例を示す正面図、図2は図1に示す鋼板輸送用コンテナの左側面図、図3はその右側面図、図4は図1に示す鋼板輸送用コンテナの平面図である。図1〜図4に示される鋼板輸送用コンテナ10は例えば酸洗ラインの出側に配置されたシャーにより鋼帯の端部を所定の長さ(例えば500mm前後)に切断して得られた数十枚の検査用鋼板を酸洗ラインから離れた位置に形成されたサンプル搬出口に待機する運搬車輌の上方に輸送するためのものであって、コンテナ本体11、開閉扉15a,15bおよび開閉扉ロック機構18a,18bを備えている。
【0012】
コンテナ本体11は検査用鋼板を受け入れる鋼板受入口12を有し、この鋼板受入口12は例えば幅1650mm、長さ700mmの寸法でコンテナ本体11の上端部に形成されている。また、コンテナ本体11は鋼板受入口12から受け入れた検査用鋼板を排出するための鋼板排出口13を有し、この鋼板排出口13は例えば幅1650mm、長さ600mmの寸法でコンテナ本体11の底部に形成されている。さらに、コンテナ本体11は吊り具14a〜14dを有し、これらの吊り具14a〜14dはコンテナ本体11の上端角部に設けられている。
【0013】
開閉扉15a,15bはコンテナ本体11の鋼板排出口13を開閉するものであって、コンテナ本体11の下端部に開閉自在に装着されている。これらの開閉扉15a,15bは後述する開閉扉ロック機構18a,18bと係合する鉤形の爪部16a,16bをそれぞれ有し、爪部16a,16bは開閉扉15a,15bの左右側端部に形成されている。また、開閉扉15a,15bは幅1800mm、長さ300mmの寸法で矩形状に形成されていて、開閉扉15aと開閉扉15bとの間には、方形状の開口部17a,17bが例えば幅300mm、長さ300mmの寸法で形成されている。
【0014】
開閉扉ロック機構18a,18bは開閉扉15a,15bを開放不能にロックするものであって、コンテナ本体11の左右両側に設けられている。これらの開閉扉ロック機構18a,18bは鉤形のロック部材19a,19bをそれぞれ有し、ロック部材19a,19bが開閉扉15a,15bの爪部16a,16bと係合することによって開閉扉15a,15bが開放不能にロックされるようになっている。
【0015】
また、開閉扉ロック機構18a,18bはロック部材19a,19bを水平な軸回りに回動自在に支持する枢支軸20a,20bを有し、これらの枢支軸20a,20bはコンテナ本体11の左側面部と右側面部に固設されている。さらに、開閉扉ロック機構18a,18bは枢支軸20a,20bを中心にロック部材19a,19bを所定方向に動かすためのスライドプレート21をそれぞれ有し、各スライドプレート21は下端部をコンテナ本体11から突出させてロック部材19aとロック部材19bとの間にスライド可能に設けられている。
【0016】
また、開閉扉ロック機構18a,18bはスライドプレート21を上下方向にガイドするガイド軸22a,22bをそれぞれ有し、これらのガイド軸22a,22bはコンテナ本体11の左側面部と右側面部から水平方向に突出していると共に、コンテナ本体11の高さ方向に沿ってスライドプレート21に形成された長円形状のガイド孔23a,23bに挿入されている。
なお、ロック部材19a,19bの外側面には円柱状の錘24a,24bが固設され、これらの錘24a,24bによってロック部材19a,19bは枢支軸20a,20bを中心として所定方向に回動付勢されている。
【0017】
このような鋼板輸送用コンテナ10を用いて複数枚の検査用鋼板をサンプル搬出口に待機する運搬車輌の上に積載する場合は、まず、図5に示すように、開閉扉ロック機構18a,18bの下端部(スライドプレート21の下端部)が床面まで届かない高さを有するコンテナ置き台25の上に空の鋼板輸送用コンテナ10を載置する。次に、図示しないハンドリングロボットにより検査用鋼板26をハンドし、ハンドされた検査用鋼板26をコンテナ本体11の上端部に形成された鋼板受入口12からコンテナ本体11の底部に1枚ずつ載置する。
コンテナ本体11の底部に複数枚の検査用鋼板26を積み重ねて載置したならば、図示しない天井クレーンにより鋼板輸送用コンテナ10を吊り上げる。そして、天井クレーンを走行させ、図6に示すように、鋼板輸送用コンテナ10を運搬車輌27の上方に移送する。
【0018】
鋼板輸送用コンテナ10を運搬車輌27の上方に移送したならば、運搬車輌27から上方に突出するロック解除部材28a,28bが開閉扉ロック機構18a,18bの下端部(スライドプレート21の下端部)と係合すると共に、運搬車輌27から上方に突出する鋼板支え部材29a,29bが鋼板輸送用コンテナ10の開閉扉15aと開閉扉15bとの間に形成された開口部17a,17bを挿通するように、鋼板輸送用コンテナ10の位置を調整する。
【0019】
その後、天井クレーンによって鋼板輸送用コンテナ10を下降させると、図7に示すように、鋼板輸送用コンテナ10に収容された複数枚の検査用鋼板26が鋼板支え部材29a,29bによって下方から支えられた状態になるとともに、開閉扉ロック機構18a,18bの下端部(スライドプレート21の下端部)がロック解除部材28a,28bの上端部に当接する。
【0020】
このとき、開閉扉15a,15bのロック状態は未だ解除されていないが、鋼板輸送用コンテナ10をさらに下降させると、図8に示すように、開閉扉ロック機構18a,18bのスライドプレート21がロック解除部材28a,28bによって上方に押上げられ、これに伴って開閉扉ロック機構18a,18bのロック部材19a,19bが枢支軸20a,20bを中心として所定方向に回動することによって開閉扉15a,15bのロック状態が解除される。そして、開閉扉15a,15bのロック状態が解除されると、開閉扉15a,15bが開き、図8に示すように、コンテナ本体11の底部に載置された複数枚の検査用鋼板26が運搬車輌27の上に積載される。
なお、コンテナ本体11の底部に載置された複数枚の検査用鋼板26を運搬車輌27の上に積載した後は、天井クレーンにより鋼板輸送用コンテナ10を運搬車輌27の上方に吊り上げた後、天井クレーンを走行させて空の鋼板輸送用コンテナ10を検査用鋼板の仮置き場に待機させる。
【0021】
上述のように、酸洗ラインの出側に配置されたシャーにより鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板26を酸洗ラインから離れた位置に形成されたサンプル搬出口に待機する運搬車輌27の上に積載する際に、検査用鋼板26を運搬車輌27の上方に輸送するための鋼板輸送用コンテナとして、検査用鋼板26を受け入れる鋼板受入口12を上端部に有するコンテナ本体11と、コンテナ本体11の底部に形成された鋼板排出口13を開閉する開閉扉15a,15bと、開閉扉15a,15bをコンテナ本体11の両側で開放不能にロックする開閉扉ロック機構18a,18bとを備えた鋼板輸送用コンテナ10を用い、コンテナ本体11の底部に複数枚の検査用鋼板26を積み重ねて載置した後、鋼板輸送用コンテナ10を天井クレーンにより運搬車輌27の上方に移送し、運搬車輌27から上方に突出するロック解除部材28a,28bが開閉扉ロック機構18a,18bの下端部と係合するように鋼板輸送用コンテナ10を天井クレーンにより運搬車輌27の上に吊り下ろすことで、鋼板輸送用コンテナ10を運搬車輌27の上に吊り下ろしたときに開閉扉15a,15bのロック状態が解除され、コンテナ本体11の底部に載置された複数枚の検査用鋼板26が運搬車輌27の上に積載される。
【0022】
従って、検査用鋼板26を運搬車輌27の上に一枚ずつ手作業によって積載しなくてもよいので、鋼帯の端部を切断して得られた複数枚の検査用鋼板26をサンプル搬出口に待機する運搬車輌27の上に多くの労力や時間を要することなく積載することができる。
また、鋼板輸送用コンテナ10として、開閉扉15aと開閉扉15bとの間に開口部17a,17bが形成されたものを用い、運搬車輌27から上方に突出する鋼板支え部材29a,29bが開口部17a,17bを挿通するように鋼板輸送用コンテナ10を天井クレーンにより運搬車輌27の上に吊り下ろすことで、開閉扉15a,15bのロック状態が解除されたときに検査用鋼板26が運搬車輌27の上に落下することを防止することができる。
【符号の説明】
【0023】
10…試験済鋼材移送用コンテナ
11…コンテナ本体
12…鋼板受入口
13…鋼板排出口
15a,15b…開閉扉
16a,16b…爪部
17a,17b…開口部
18a,18b…開閉扉ロック機構
19a,19b…ロック部材
20a,20b…枢支軸
21…スライドプレート
22a,22b…ガイド軸
23a,23b…ガイド孔
24a,24b…錘
25…コンテナ置き台
26…検査用鋼板
27…運搬車輌
28a,28b…ロック解除部材
29a,29b…鋼板支え部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載する検査用鋼板の積載方法であって、
前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上方に輸送するための鋼板輸送用コンテナとして、前記鋼板を受け入れる鋼板受入口を上端部に有するコンテナ本体と、該コンテナ本体の底部に形成された鋼板排出口を開閉する一対の開閉扉と、該開閉扉を前記コンテナ本体の両側で開放不能にロックする一対の開閉扉ロック機構とを備えた鋼板輸送用コンテナを用い、前記コンテナ本体の底部に前記複数枚の検査用鋼板を積み重ねて載置した後、前記鋼板輸送用コンテナを天井クレーンにより前記運搬車輌の上方に移送し、前記運搬車輌から上方に突出する一対のロック解除部材が前記開閉扉ロック機構の下端部と係合するように前記鋼板輸送用コンテナを前記天井クレーンにより前記運搬車輌の上に吊り下ろして、前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上に積載することを特徴とする検査用鋼板の積載方法。
【請求項2】
請求項1に記載の検査用鋼板の積載方法において、前記鋼板輸送用コンテナとして、前記一対の開閉扉の間に複数の開口部が形成されたものを用い、前記運搬車輌から上方に突出する複数本の鋼板支え部材が前記開口部を挿通するように前記鋼板輸送用コンテナを前記天井クレーンにより前記運搬車輌の上に吊り下ろして、前記複数枚の検査用鋼板を前記運搬車輌の上に積載することを特徴とする検査用鋼板の積載方法。
【請求項3】
鋼帯の端部を所定の長さに切断して得られた複数枚の検査用鋼板を運搬車輌の上に積載するときに用いられる鋼板輸送用コンテナであって、
前記検査用鋼板を受け入れる鋼板受入口を上端部に有するコンテナ本体と、該コンテナ本体の底部に形成された鋼板排出口を開閉する一対の開閉扉と、該開閉扉を前記コンテナ本体の両側で開放不能にロックする一対の開閉扉ロック機構とを備え、前記運搬車輌から上方に突出する一対のロック解除部材に前記開閉扉ロック機構の下端部が係合することによって前記開閉扉のロック状態が解除されることを特徴とする鋼板輸送用コンテナ。
【請求項4】
請求項3に記載の鋼板輸送用コンテナにおいて、前記運搬車輌から上方に突出する複数本の鋼板支え部材が挿通する複数の開口部を前記一対の開閉扉の間に設けたことを特徴とする鋼板輸送用コンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−166827(P2012−166827A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30141(P2011−30141)
【出願日】平成23年2月15日(2011.2.15)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【Fターム(参考)】