説明

検知器

【課題】接続ケーブルで接続された検知部の耐衝撃性を向上させ、かつ、取り扱いの簡便な検知部を有する検知器を提供する。
【解決手段】外部環境の変化を検知するセンサを備えた検知部10、および、検知部10と接続ケーブル20によって接続され、検知出力を受けて演算する検出部を備えた検知器本体、を有する検知器であって、検知部10は、センサを収容するキャップ部材12および弾性体によって形成されてキャップ部材12を覆うキャップカバー13を備え、キャップ部材12の外表面に、当該外表面の周方向に亘って凸設された周方向凸部12aおよび周方向凸部12aに交わるように凸設された交差凸部12bを形成し、キャップカバー13の内表面に、周方向凸部12aおよび交差凸部12bに対応して凹設された周方向凹部13aおよび交差凹部13bが形成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部環境の変化を検知するセンサを備えた検知部、および、前記検知部と接続ケーブルによって接続され、前記センサが外部環境の変化を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部をケーシングの内部に備えた検知器本体、を有する検知器に関する。
【背景技術】
【0002】
検知器として、例えば特許文献1には、酸素ガス濃度を測定するポータブル型のガス検知器が記載してある。このガス検知器は、電源部や表示部を設けた検知器本体と、ガスセンサを内蔵したセンサケース(検知部)とを接続ケーブルで接続して構成することができる。
このように接続ケーブルで検知部を検知器本体と別体とすることで、例えば、酸素濃度が不明なマンホール内に検知部を下ろし、マンホールの外(地上)で検知器本体を遠隔操作しながら酸素ガスの測定を行うことができる。これにより、測定者が、酸素ガス濃度が著しく低い危険な環境で酸素ガス測定の操作を行う必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭61−77754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の検知器において、検知部は測定者の手元を離れて例えばマンホール内を下ろす際に、当該検知部が他物に接触して検知部に衝撃が加わって損傷する虞があった。
【0005】
また、当該検知器においては、例えば検知部に内蔵されたセンサを交換する際には、交換作業が容易に行なえる構成であることが望ましい。
【0006】
従って、本発明の目的は、接続ケーブルで接続された検知部の耐衝撃性を向上させ、かつ、取り扱いの簡便な検知部を有する検知器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明に係る検知器の第一特徴構成は、外部環境の変化を検知するセンサを備えた検知部、および、前記検知部と接続ケーブルによって接続され、前記センサが外部環境の変化を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部をケーシングの内部に備えた検知器本体、を有する検知器であって、前記検知部は、前記センサを収容する筒状のキャップ部材、および、弾性体によって形成されて当該キャップ部材を覆う筒状のキャップカバーを備え、前記キャップ部材の外表面において、当該外表面の周方向に亘って凸設された周方向凸部、および、前記周方向凸部に交わるように凸設された交差凸部を形成し、前記キャップカバーの内表面において、前記周方向凸部および前記交差凸部に対応して凹設された周方向凹部および交差凹部をそれぞれ形成した点にある。
【0008】
本構成によれば、検知部は、センサを収容する筒状のキャップ部材、および、弾性体によって形成されてキャップ部材を覆うキャップカバーを備えるため、仮に検知部が他物と接触したとしても、弾性体で形成されたキャップカバーに衝撃を吸収させることができるため、検知部の耐衝撃性が向上する。
【0009】
また、本構成では、キャップ部材の外表面に周方向凸部および交差凸部が形成され、キャップカバーの内表面に周方向凸部および交差凸部に対応して凹設された周方向凹部および交差凹部が形成されている。そのため、周方向凸部および周方向凹部、交差凸部および交差凹部、をそれぞれ嵌合させた状態でキャップ部材をキャップカバーで覆った場合、キャップ部材およびキャップカバーが位置ズレするのを防止できる。
即ち、キャップ部材にキャップカバーを装着したときに、周方向凸部および周方向凹部が嵌合した状態であれば、検知部の軸芯方向に互いが位置ズレするのを確実に防止することができる。また、交差凸部および交差凹部が嵌合した状態であれば、検知部の周方向に互いが位置ズレするのを確実に防止することができる。
【0010】
これにより、一旦キャップ部材にキャップカバーを装着すれば、これら部材を一体物として扱うことができるため、例えばキャップ部材からキャップカバーを離脱させた後にキャップ部材を外してセンサを交換する場合に比べて、センサ交換を省力化することができる。
【0011】
また、経年劣化などによりキャップカバーのみを交換する際には、弾性体であるキャップカバーを拡径するなどしてキャップ部材に装着、或いは、キャップ部材から離脱させる作業を容易に行なうことができる。
【0012】
従って、本発明の検知器であれば、接続ケーブルで接続された検知部の耐衝撃性を向上させ、かつ、当該検知部の取り扱い性を向上させることができる。
【0013】
本発明に係る検知器の第二特徴構成は、前記キャップ部材を、その先端側ほど縮径するテーパ状に形成した点にある。
【0014】
本構成によれば、キャップ部材を覆うキャップカバーの着脱が容易となる。
【0015】
本発明に係る検知器の第三特徴構成は、前記キャップカバーの先端側の外周を凸状に形成した点にある。
【0016】
本構成によれば、検知部の先端が他物に接触するようなことがあったとしても、当該凸状部分が肉厚の弾性体となっているため、検知部に及ぼす衝撃を緩和することができる。
【0017】
本発明に係る検知器の第四特徴構成は、前記キャップカバーに形成され、被検知ガスが流通するカバー開口部を覆うように前記キャップカバーに装着され、被検知ガスを前記センサに導入するガス導入部材を設けた点にある。
【0018】
本構成によれば、例えばセンサを検査する場合、ガス導入部材を介して確実に検査ガスをセンサに導入して当該センサの検査を行なうことができる。
【0019】
本発明に係る検知器の第五特徴構成は、前記キャップ部材に形成され、被検知ガスが流通するキャップ開口部を覆うように前記キャップ部材の内側に装着され、通気性かつ防水性を有する撥水シートを付設した点にある。
【0020】
本構成によれば、当該撥水シートをキャップ部材に装着することで、センサが被検知ガスに接触できる状態を維持しながらセンサを確実に防水することができる。
さらに、当該撥水シートをキャップ部材の内側に装着することで、例えば撥水シートを交換する際には、キャップ部材およびキャップカバーを一体物のように扱ってこれらを検知部から離脱させ、当該撥水シートをキャップ部材の内側から容易に離脱させることができる。
【0021】
このように、本構成であれば、検知部の取り扱い性の高さを維持した状態で、検知部の防水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の検知器の概略図である。
【図2】検知部の断面および側面の概略図である。
【図3】検知部の分解図である。
【図4】検知部の軸芯に垂直な断面図である。
【図5】キャップカバーにガス導入部を装着した場合の検知部の概略図である。
【図6】キャップ部材に撥水シートを装着した場合の検知部の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜4に示したように、本発明の検知器Xは、外部環境の変化を検知するセンサ11を備えた検知部10、および、検知部10と接続ケーブル20によって接続され、センサ11が外部環境の変化を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部32をケーシング31の内部に備えた検知器本体30、を有する。
【0024】
(検知部)
検知部10には、外部環境の変化を検知するセンサ11を備える。当該センサ11として、酸素センサ、COセンサ、都市ガスセンサなどのガスセンサ、火災センサなどを使用することができるが、これに限られるものではない。
ガスセンサは、被検知ガスを検知するものであれば、どのような態様であってもよい。例えば、酸素センサは酸素ガスを検出でき、COセンサは不完全燃焼で発生する一酸化炭素ガスを検出でき、都市ガスセンサは炭化水素ガス等の漏洩ガスを検出することができるものであれば、公知の半導体式センサ素子や接触燃焼式センサ素子などが使用できる。
火災センサは、温度の上昇を感知する温度センサや、煙感知機能を有する公知の散乱光式煙センサなどが使用できる。
本実施形態では、被検知ガスとして酸素ガスを検知する酸素ガスセンサ11を備えた場合について説明する。
【0025】
検知部10は、酸素ガスセンサ11を収容する筒状のキャップ部材12、および、弾性体によって形成されて当該キャップ部材12を覆う筒状のキャップカバー13を備える。
【0026】
酸素ガスセンサ11は、板状のセンサベース16bおよびセンサ基板16aを介してセンサケース16c上に配置してある。当該センサケース16cは、筒状のキャップ部材12の一方の開口部12eを塞ぐようにキャップ部材12に嵌め込まれる。センサケース16cの接続ケーブル20の側は、ケーブルコネクタ18と接続する。
【0027】
キャップ部材12は、概ね筒状を呈しており、その内部に酸素ガスセンサ11を収容している。上述したキャップ部材12の一方の開口部12eの反対側に形成されたキャップ開口部12dは、被検知ガスが流通する。キャップ部材12は、どのような材料で形成してもよいが、例えば公知の樹脂や金属など、比較的硬質な材料で形成すれば、酸素ガスセンサ11を収容する空間の形状を維持し易くなる。好ましくは、キャップ部材12は弾性体で形成されるキャップカバー13より硬質の材料で形成するとよい。
【0028】
キャップ部材12は、その先端側12cほど縮径するテーパ状に形成するとよい。この場合、キャップ部材12を覆うキャップカバー13の着脱が容易となる。
【0029】
キャップ部材12の両端の開口付近には、キャップ部材12の内部を水密にするため、それぞれ、Oリング17が配置してある。
【0030】
キャップ部材12の外表面には、当該外表面の周方向に亘って凸設された周方向凸部12a、および、周方向凸部12aに交わるように凸設された交差凸部12bが形成してある。
本実施形態では、一本の周方向凸部12aおよび四本の交差凸部12bを設けた場合を示したが、これに限られるものではない。
【0031】
キャップカバー13は、概ね筒状を呈しており、その一端に形成されたカバー開口部13dは、被検知ガスが流通する。即ち、キャップ部材12をキャップカバー13で覆ったときに、酸素ガスセンサ11が酸素ガスを検知できるように、キャップ部材12のキャップ開口部12d、および、キャップカバー13のカバー開口部13dがそれぞれ連通するように構成する。
【0032】
キャップカバー13は、ゴムなどの弾性体である。そのため、キャップカバー13によってキャップ部材12の外表面を覆うことにより、仮に検知部10が他物と接触したとしても、弾性体で形成されたキャップカバー13に衝撃を吸収させることができるため、検知部10の耐衝撃性が向上する。また、キャップカバー13をキャップ部材12に装着或いは離脱させる場合には、弾性体であるキャップカバー13を拡径するなどして、キャップ部材12に装着或いはキャップ部材12から離脱させる作業を容易に行なうことができる。
【0033】
キャップカバー13の先端側の外周には、凸状に形成したリブ13cを設けるとよい。これにより、例えば、酸素濃度が不明なマンホール内に検知部10を下ろして酸素濃度を測定する場合、検知部10の先端がマンホールの壁面に接触するようなことがあったとしても、弾性体であるキャップカバー13の先端側の外周に形成されたリブ13cが肉厚に形成されるため、検知部10に及ぼす衝撃を緩和することができる。
【0034】
キャップカバー13の内表面には、周方向凸部12aおよび交差凸部12bに対応して凹設された周方向凹部13aおよび交差凹部13bが形成してある。
【0035】
本発明では、キャップカバー13によってキャップ部材12の外表面を覆った際に、周方向凸部12aおよび周方向凹部13a、交差凸部12bおよび交差凹部13b、をそれぞれ嵌合させた状態とすることができる。よって、キャップ部材12にキャップカバー13を装着したときに、周方向凸部12aおよび周方向凹部13aが嵌合した状態であれば、検知部10の軸芯方向に互いが位置ズレするのを確実に防止することができる。また、交差凸部12bおよび交差凹部13bが嵌合した状態であれば、検知部10の周方向に互いが位置ズレするのを確実に防止することができる。
【0036】
これにより、一旦キャップ部材12にキャップカバー13を装着すれば、例えば検知部10において内蔵された酸素ガスセンサ11を交換する際には、キャップ部材12に装着されたキャップカバー13をキャップカバー13の周方向に回転させる、あるいは、キャップ部材12に装着されたキャップカバー13をキャップカバー13の軸芯方向に移動させたとしても、両者の位置ズレを防止できるため、キャップ部材12およびキャップカバー13を一体物のように扱うことができる。
【0037】
本実施形態では、キャップカバー13の外表面の側面には、周方向に等間隔に凸設された複数の外表面リブ13eが形成してある。このように複数の外表面リブ13eを設けることで、キャップカバー13をその周方向に回転させる際には、複数の外表面リブ13eが滑り止めとなって、当該回転の操作を行い易くなる。
【0038】
(接続ケーブル)
接続ケーブル20は、その一端側がケーブルコネクタ18を介して検知部10と接続し、その他端側が検知器本体30と接続する。当該接続ケーブル20は、例えば同軸ケーブルのように、検知部10に電力を供給でき、かつ、酸素ガスセンサ11が検知した検知出力を検知器本体30に供することができる態様であれば、何れの公知のケーブルを使用してもよい。
【0039】
(検知器本体)
検知器本体30は、検知部10と接続ケーブル20によって接続され、酸素ガスセンサ11が被検知ガスである酸素を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部32をケーシング31の内部に備える。
【0040】
検出部32は、酸素ガスセンサ11が酸素ガスを検知した検知出力に基づき、酸素ガス濃度を算出する濃度算出手段(図外)を備える。算出した結果は、アナログ表示或いはデジタル表示が可能な表示部33によって表示する。
【0041】
また、検知器本体30は、電源部や、検出部32からの信号を受けて警報を発する報知部(図外)を備える。報知部は、例えば検出部32において、酸素ガスセンサ11が所定の濃度以下の酸素ガスしか検知しないと判定した状態が継続した場合、音声あるいはランプの点滅などによる報知が行なえるように構成するとよい。
【0042】
〔別実施の形態1〕
上述した実施形態では、検知部10において、キャップ部材12をキャップカバー13で覆ったときに、酸素ガスセンサ11が酸素ガスを検知できるように、キャップ部材12のキャップ開口部12d、および、キャップカバー13のカバー開口部13dがそれぞれ連通するように構成する場合について説明した。
この状態で、カバー開口部13dを覆うようにキャップカバー13に装着し、酸素ガスを酸素ガスセンサ11に導入するガス導入部材14を設けることが可能である(図5)。
【0043】
当該ガス導入部材14は、例えば、検知部10の軸芯方向に沿って被検知ガスを導入する軸方向導入路14a、および、当該軸方向導入路14aに直交するように被検知ガスの一部を排出する径方向排出路14bを備える。また、ガス導入部材14は、キャップカバー13のリブ13cの外周を覆うように圧着固定できる固定部14cを備える。即ち、固定部14cの内周面の直径は、リブ13cの外周の直径と同等となるように構成する。これにより、弾性体であるリブ13c(キャップカバー13)の外周面に、固定部14cを圧接させることで、キャップカバー13およびガス導入部材14を固定することができる。
【0044】
本構成では、例えば酸素ガスセンサ11を検査する場合、軸方向導入路14aを、酸素ガスを酸素ガスセンサ11に導入する導入管19aと接続し、径方向排出路14bを、酸素ガスの一部を排出する排出管19bと接続することで、確実に酸素ガスを酸素ガスセンサ11に導入して当該酸素ガスセンサ11の検査を行なうことができる。
【0045】
〔別実施の形態2〕
上述した実施形態では、検知部10において、酸素ガスセンサ11が酸素ガスを検知できるように、キャップ部材12にキャップ開口部12dを形成する場合について説明した。
この状態で、被検知ガスが流通するキャップ開口部12dを覆うようにキャップ部材12の内側に装着され、通気性かつ防水性を有する撥水シート15を付設してもよい(図6)。
【0046】
当該撥水シート15をキャップ部材12に装着することで、酸素ガスセンサ11が被検知ガスに接触できる状態を維持しながら酸素ガスセンサ11を確実に防水することができる。
さらに、当該撥水シート15をキャップ部材12の内側に装着することで、例えば撥水シート15を交換する際には、キャップ部材12およびキャップカバー13を一体物のように扱ってこれらを検知部10から離脱させ、当該撥水シート15をキャップ部材12の内側から容易に離脱させることができる。さらに、新しい撥水シート15をキャップ部材12の内側に装着した状態で、キャップ部材12およびキャップカバー13を一体物のように扱ってこれらを検知部10に装着することができる。
【0047】
このように、本構成であれば、検知部の取り扱い性の高さを維持した状態で、検知部10の防水性を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、外部環境の変化を検知するセンサを備えた検知部、および、前記検知部と接続ケーブルによって接続され、前記センサが外部環境の変化を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部をケーシングの内部に備えた検知器本体、を有する検知器に利用できる。
【符号の説明】
【0049】
X 検知器
10 検知部
11 センサ
12 キャップ部材
12a 周方向凸部
12b 交差凸部
12c 先端側
12d キャップ開口部
13 キャップカバー
13a 周方向凹部
13b 交差凹部
13c 凸状リブ
13d カバー開口部
14 ガス導入部材
15 撥水シート
20 接続ケーブル
30 検知器本体
31 ケーシング
32 検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部環境の変化を検知するセンサを備えた検知部、および、前記検知部と接続ケーブルによって接続され、前記センサが外部環境の変化を検知した際に出力する検知出力を受けて演算する検出部をケーシングの内部に備えた検知器本体、を有する検知器であって、
前記検知部は、前記センサを収容する筒状のキャップ部材、および、弾性体によって形成されて当該キャップ部材を覆う筒状のキャップカバーを備え、
前記キャップ部材の外表面において、当該外表面の周方向に亘って凸設された周方向凸部、および、前記周方向凸部に交わるように凸設された交差凸部を形成し、
前記キャップカバーの内表面において、前記周方向凸部および前記交差凸部に対応して凹設された周方向凹部および交差凹部をそれぞれ形成してある検知器。
【請求項2】
前記キャップ部材が、その先端側ほど縮径するテーパ状に形成してある請求項1に記載の検知器。
【請求項3】
前記キャップカバーの先端側の外周が凸状に形成してある請求項1または2に記載の検知器。
【請求項4】
前記キャップカバーに形成され、被検知ガスが流通するカバー開口部を覆うように前記キャップカバーに装着され、被検知ガスを前記センサに導入するガス導入部材を設けた請求項1〜3の何れか一項に記載の検知器。
【請求項5】
前記キャップ部材に形成され、被検知ガスが流通するキャップ開口部を覆うように前記キャップ部材の内側に装着され、通気性かつ防水性を有する撥水シートを付設してある請求項1〜4の何れか一項に記載の検知器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−104685(P2013−104685A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246685(P2011−246685)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000190301)新コスモス電機株式会社 (112)