説明

検索キーを変更可能なジャーナル集中管理システム

【課題】自動取引装置からファイル形式で収集するジャーナル情報ファイルについて、ジャーナル情報ファイルのフォーマットを変更することなく金融機関個別の検索キーを生成し検索の操作性を向上させることが可能な、ジャーナル集中管理システムを実現する。
【解決手段】検索キー部とテキスト部の構成を持つジャーナル情報ファイルについて、抽出条件を記載したファイルを用いテキスト部からも検索キーを生成することで、ユーザ個別の検索キーをジャーナル情報ファイルのフォーマット変更なしに容易に生成することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動取引装置で電子的に記憶しているジャーナル情報ファイルをサーバに収集することで一元管理し、一元管理したジャーナル情報ファイルを検索する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
自動取引装置では、取引に関する情報及び、自動取引装置の保守に関する情報をジャーナル情報ファイルとして電子的に記憶している。近年では、自動取引装置毎に管理しているジャーナル情報ファイルを収集サーバにて定期的に収集し一元管理することで、紙ジャーナルの廃止及び、ジャーナル内の情報を容易に短期間で検索することが可能となった。
自動取引装置で電子的に記憶しているジャーナル情報ファイルをサーバに収集し、一元管理するジャーナル情報ファイルの管理システムについて、(特許文献1)にて提案されている。
【0003】
また、収集するジャーナル情報ファイルを暗号化し、検索時に復号化する方式について、(特許文献2)にて提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−205564号公報
【特許文献2】特開2007−257615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動取引装置のジャーナル情報ファイルを収集し、収集したジャーナル情報ファイルを検索するためには、「検索用のキー部(以下、検索キー部という)」、「顧客の取引に関する情報及び自動取引装置の内部処理に関する保守情報を格納するテキスト部(以下、テキスト部という)」を保持したファイル構成が考えられる。検索キー部は、「取引日時」、「支店番号」、「自動機番号」、「口座番号」等の各金融機関で共通的な情報を検索キーとして格納し、検索時のキーワード項目として利用している。
【0006】
上記構成のジャーナル情報ファイルにおいて検索キーに情報がない金融機関個別の項目をキーとして検索したい複数の金融機関の情報を管理する機関において、金融機関毎に呼び名が異なるが、同じ意味を指す言葉(「払込み、振込み」、「入金、預金」等)を統一した言葉(「払込み」、「入金」等)で検索したいという要望があった場合、ジャーナル情報ファイルのフォーマットを変更しなければならず、容易に検索キーを追加することができない。また、運用途中でジャーナル情報ファイルのフォーマットを変更した場合は、フォーマット変更前のファイルと変更後のファイルで検索結果が一致しない、という課題がある。
【0007】
さらに、検索キーを追加せず、「テキスト部」に対する全文検索により目的の情報を抽出するという方式では、不要な情報の抽出、処理性能の劣化という課題がある。
【0008】
本発明の目的は、少なくとも「検索キー部、テキスト部」の構成を持つジャーナル情報ファイルにおいて、ジャーナル情報ファイルの検索キー部を変更することなく検索項目を増やし検索の操作性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の目的を達成するために、本発明は、通信回線により接続された複数の自動取引装置と収集サーバとジャーナル管理サーバとジャーナル検索端末とによる構成を備えている。
【0010】
自動取引装置には、次のような構成を備えている。
【0011】
・ジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部、
・収集サーバからジャーナル収集指示を受信する手段、
・収集サーバより指定された条件に合致するジャーナル情報ファイルのみを切り出す手段、
・収集サーバに切り出したジャーナル情報ファイルを送信する手段。
【0012】
収集サーバには、次のような構成を備えている。
【0013】
・自動取引装置から収集したジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部、
・自動取引装置に対してジャーナル情報ファイルの収集指示を送信する手段、
・自動取引装置が送信したジャーナル情報ファイルを受信する手段、
・収集サーバからジャーナル管理サーバにジャーナル情報ファイルを送信する手段、
ジャーナル管理サーバには、次のような構成を備えている。
【0014】
・収集サーバから収集したジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部、
・収集サーバから収集したジャーナル情報ファイルの管理情報を記憶する記憶部、
・ジャーナル検索時にジャーナル情報ファイルを復号化した結果を検索用一時情報に記憶する記憶部、
・ジャーナル情報ファイルの抽出条件を記憶する記憶部、
・収集サーバが送信したジャーナル情報ファイルを受信、登録する手段、
・ジャーナル情報ファイルを検索する手段、
・ジャーナル検索端末と通信する手段、
ジャーナル検索端末には、次のような構成を備えている。
【0015】
・ジャーナル管理サーバと通信する手段、
・ジャーナル検索の条件を入力する手段、
・ジャーナル検索結果を表示する手段、
上述のような構成としたことで、複数の自動取引装置が記憶するジャーナル情報ファイルをジャーナル管理サーバ上に一元管理することができ、収集したジャーナル情報ファイルをジャーナル検索端末から検索することが可能となる。
【0016】
さらに、収集したジャーナル情報ファイルは、少なくとも検索キー部とテキスト部を含み、抽出情報ファイルには、テキスト部から金融機関個別の検索キーを抽出するための条件「行」、「列」、「長さ」、「置換え」を記載するように構成したことにある。
【0017】
上述のような構成としたことで、ジャーナル情報ファイルのテキスト部と抽出情報ファイルから金融機関個別の検索キーを生成することができ、ジャーナル情報ファイルのレイアウトを変更することなく検索キーを追加することが可能となる。
【0018】
さらに、複数の金融機関の情報を管理する機関において、金融機関毎に呼び名が異なるが、同じ意味を指す言葉(「払込み、振込み」、「入金、預金」等)を統一した言葉(「払込み」、「入金」等)に置き換えることができるため、検索の操作性向上につながる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、「検索キー部、テキスト部」の構成を持つジャーナル情報ファイルのレイアウトを変更することなく、検索キーの追加、抽出した文言の統一を図ることが可能なジャーナル集中管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】ジャーナル集中管理システムの構成図。
【図2】自動取引装置、収集サーバ、ジャーナル管理サーバ及びジャーナル検索端末の内部構成図。
【図3】自動取引装置のジャーナルフォーマット。
【図4】抽出条件ファイル。
【図5】ジャーナル管理サーバのテーブル構成図。
【図6】ジャーナル情報ファイル収集時のフローチャート。
【図7(a)】ジャーナル情報ファイル検索時のフローチャート。
【図7(b)】ジャーナル情報ファイル検索時のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に本発明の実施形態の例を、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は本実施例に限定されるものではない。
【0022】
先ず、図1は本実施形態に係る自動取引装置と収集サーバ、ジャーナル管理サーバ、及び、ジャーナル検索端末が通信網を介して接続された接続図であり、図2は自動取引装置、収集サーバ、ジャーナル管理サーバ、及びジャーナル検索端末の内部構成図である。本接続図および内部構成図を用いて、概略構造を説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施例を示すジャーナル集中管理システムのシステム構成図である。
複数の金融機関に設置された自動取引装置10と収集サーバ11とがルータ15及び、通信回線16を介して接続されている。また、収集したジャーナル情報ファイルを一元管理するジャーナル管理サーバ12及び、ジャーナル情報ファイルを検索する際に使用するジャーナル検索端末13についても、同一の通信回線上に接続されている。また、ジャーナル管理サーバ12には、ディスク障害によるジャーナル情報ファイルの消失を防ぐためにディスクアレイ14が接続されており、本ディスクアレイ内にて、ジャーナル情報ファイルが管理されている。
【0024】
図2は自動取引装置、収集サーバ、ジャーナル管理サーバ、及びジャーナル検索端末の内部構成を示した図である。
【0025】
自動取引装置10は、顧客の要求する種々の取引を実行する装置であり、顧客の取引に関する情報及び自動取引装置10の内部処理に関する保守情報を、記憶部301のジャーナル情報ファイル302として有する。ジャーナル情報ファイルの収集を目的とした構成としては、通信制御部202、ジャーナル処理部203、ジャーナル収集要求応答部204等がある。制御部201は、CPU、メモリ等のハード構成と、プログラム、データ等のソフト構成とから成り、各種処理を制御する。
【0026】
収集サーバ11は、自動取引装置10の通信制御部202と通信制御部212を介して接続され、ジャーナル情報ファイルを収集する装置であり、制御部211、ジャーナル収集部213、サーバ間通信制御部214、記憶部311等で構成されている。制御部211は、CPU、メモリ等のハード構成と、プログラム、データ等のソフト構成とから成り、各種処理を制御する。記憶部311には、自動取引装置10から収集したジャーナル情報ファイル312等が格納される。
【0027】
以下に各部位の説明を行う。ジャーナル収集部213は、通信制御部212を介して自動取引装置10へのジャーナル収集指示の送信、及び自動取引装置10からのジャーナル情報ファイルの受信を行う機能を有する。また、収集したジャーナルをジャーナル情報ファイル312として一時的に格納する。サーバ間通信制御部214は、一時的に格納したジャーナル情報ファイル312を、通信制御部212を介してジャーナル管理サーバ12に送信する。
【0028】
ジャーナル管理サーバ12は、収集サーバ11の通信制御部212と通信制御部222を介して接続され、ジャーナル情報ファイルを管理する装置であり、制御部222、ジャーナル検索部223、ジャーナル収集・登録部224、サーバ間通信制御部225、記憶部321等で構成されている。制御部221は、CPU、メモリ等のハード構成と、プログラム、データ等のソフト構成とから成り、各種処理を制御する。記憶部321には、収集サーバ11より受信したジャーナル情報ファイル322、ジャーナル管理情報323、検索用一時情報324、抽出条件ファイル325等が格納される。
【0029】
以下に各部位の説明を行う。サーバ間通信制御部225は、収集サーバ11から通信制御部222を介してジャーナル情報ファイルを受信し、記憶部321にジャーナル情報ファイル322として格納する。ジャーナル収集・登録部224は、受信したジャーナル情報ファイルを記憶部321に、ジャーナル管理情報323として格納する。また、ジャーナル収集・登録部224は、ジャーナル情報ファイル322とジャーナル管理情報323の格納完了時には、収集サーバ11に登録完了を送信する。尚、収集完了を受信した収集サーバ11のジャーナル収集部213は、自動取引装置10に通信制御部212を介して、ジャーナル情報ファイルの収集完了を送信する。ジャーナル検索部223は、ジャーナル検索端末13から検索要求が行われた場合に、該当するジャーナル情報ファイル322を特定し、特定したジャーナル情報ファイルを復号化し、ジャーナル情報ファイルの内容を応答する。この時、ジャーナル情報ファイル322の特定するためにジャーナル管理情報323を用いる。また、特定したジャーナル情報ファイル322の情報を抽出条件ファイル325の情報を用いて検索用一時情報324として登録する。
【0030】
ジャーナル検索端末13は、ジャーナル管理サーバ12の通信制御部222と通信制御部232を介して接続され、ジャーナル管理サーバ12のジャーナル情報ファイル322を検索する装置である。制御部231、入力操作部233、表示部234等で構成されている。制御部231は、CPU、メモリ等のハード構成と、プログラム、データ等のソフト構成とから成り、各種処理を制御する。入力操作部233は、マウス、キーボード等で構成され入力検知機能を有する。表示部234は液晶パネル等のディスプレイより構成され、画面表示機能を有する。操作者は、入力操作部233、及び表示部234を用いて、ジャーナル情報ファイル322の検索を行う。
【0031】
尚、ここでは操作者は、ジャーナル検索端末からジャーナル情報ファイル322の検索を行っているが、ジャーナル管理サーバ12から検索を行う構成としてもよい。
【0032】
図3は、自動取引装置10から収集したジャーナル情報ファイル322の構成を示すものであり、「検索キー部」、「テキスト部」を保持する構成とする。
【0033】
図4は、ジャーナル管理サーバ12の抽出条件ファイル325の具体的な設定内容を示すものである。抽出条件ファイルは、図3で示した「自動取引装置のジャーナル情報ファイルのフォーマット」の「テキスト部」から金融機関個別の検索キーを抽出するためのファイルであり、抽出条件を示す「行」、「列」、「長さ」、「置換え」を指定する構成とする。
【0034】
図5は、ジャーナル管理サーバ12の記憶部321の各情報の具体的なテーブル構成を示すものである。(a)ジャーナル管理情報テーブルはジャーナル管理情報323を、(b)ジャーナル検索用一時情報テーブルは検索用一時情報324を示す。
【0035】
(a)ジャーナル管理情報テーブルは、金融機関を示す「金融機関コード」、支店を示す「支店番号」、自動取引装置10を示す「自動機番号」、収集期間の開始を示す「収集開始日時」、収集期間の終了を示す「収集終了日時」、ジャーナル情報ファイル322のディスクアレイ14上の格納位置を示す「ジャーナル格納パス」により構成される。
【0036】
(b)ジャーナル検索一時情報テーブルは、「自動取引装置のジャーナルフォーマット」の検索キー部を格納する「検索キー(共通)部」、金融機関個別の検索キーを格納する「検索キー(ユーザ個別)部」、「自動取引装置のジャーナルフォーマット」のテキスト部を格納する「テキスト部」を保持する構成とする。
【0037】
図6のジャーナル情報ファイル収集時のフローチャートを用いて、収集サーバ11から自動取引装置10のジャーナル情報ファイルを収集し、一元管理する手段について説明する。
【0038】
収集サーバ11は、スケジュール登録された収集時間になると通信制御部212を介して自動取引装置10にジャーナル情報ファイル収集指示を送信する(S601)。
【0039】
自動取引装置10のジャーナル処理部203は、通信制御部202を介して収集サーバ11よりジャーナル情報ファイル収集指示を受信すると、対象となるジャーナル情報ファイルを切り出し、収集サーバ11へジャーナル情報ファイル送信を行う(S602)。
【0040】
収集サーバ11のジャーナル収集部213は、通信制御部212を介して自動取引装置10よりジャーナル情報ファイルを受信し、ジャーナル管理サーバ12へサーバ間通信制御部214を介してジャーナル情報ファイルの送信を行う(S603)。
【0041】
ジャーナル管理サーバ12は、サーバ間通信制御部225を介して収集サーバ11から送信されたジャーナル情報ファイルを受信し、ジャーナル収集・登録部224によりディスクアレイ14へのジャーナル情報ファイル登録(S604)及びジャーナル管理情報の登録を行う(S605)。
【0042】
ジャーナル管理サーバ12は、サーバ間通信制御部225を介して収集サーバ11へジャーナル情報ファイル収集完了通知を送信する(S606)。
【0043】
収集サーバ11は、通信制御部212を介して自動取引装置10へジャーナル情報ファイル収集完了通知を送信する(S607)。
【0044】
図7のジャーナル情報ファイル検索時のフローチャートを用いて、金融機関個別の検索キーを生成する手順及びジャーナル検索端末13からジャーナル管理サーバ12が管理するジャーナル情報ファイル322を閲覧する手順について説明する。
【0045】
ジャーナル検索端末13の入力操作部233は、オペレータからジャーナル検索の入力処理が実行される(S701)と、通信制御部232を介してジャーナル管理サーバ12にジャーナル情報検索要求をオペレータが入力したキー情報等の検索条件と共に送信する(S702)。
【0046】
ジャーナル管理サーバ12のジャーナル検索部223は、通信制御部222を介してジャーナル検索端末13よりジャーナル情報検索要求を受信すると、ジャーナル管理情報323から検索条件に合致するジャーナル情報ファイル322のジャーナル格納パスを取得する(S703)。取得したジャーナル情報ファイル322を復号化し(S704)、復号化したジャーナル情報ファイル322の検索キー部を検索用一時情報324の検索キー(共通)部に登録する(S705)。さらに金融機関個別の検索キー生成のため抽出条件ファイル325を読み込み(S706)、その後、復号化したジャーナル情報ファイル322のテキスト部を読み込む(S707)。抽出条件ファイル325が存在した場合、復号化したジャーナル情報ファイル322のテキスト部から抽出条件ファイル325に合致した情報を検索用一時情報324の検索キー(個別)部に登録する(S708)。その後、復号化したジャーナル情報ファイル322のテキスト部を検索用一時情報324のテキスト部に登録する(S709)。その後、検索用一時情報324の検索キー(共通)部、検索キー(個別)部を検索し(S710)、ジャーナル検索結果をジャーナル検索端末13へ通信制御部222を介し送信する(S711)。
【0047】
ジャーナル検索端末13は、通信制御部232を介して受信した情報を表示部235に表示する(S712)。
【符号の説明】
【0048】
10…自動取引装置、11…収集サーバ、12…ジャーナル管理サーバ、13…ジャーナル検索端末、14…ディスクアレイ、15…ルータ、16…通信回線、201…制御部、202…通信制御部、203…ジャーナル処理部、204…ジャーナル収集要求応答部、211…制御部、212…通信制御部、213…ジャーナル収集部、214…サーバ間通信制御部、221…制御部、222…通信制御部、223…ジャーナル検索部、224…サーバ収集・登録部、225…サーバ間通信制御部、231…制御部、232…通信制御部、233…入力操作部、234…表示部、301…記憶部、302…ジャーナル情報ファイル、311…記憶部、312…ジャーナル情報ファイル、321…記憶部、322…ジャーナル情報ファイル、323…ジャーナル管理情報、324…検索用一時情報、325…抽出条件ファイル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線により接続された複数の自動取引装置と収集サーバとジャーナル管理サーバとジャーナル検索端末により構成されるシステムであって、
自動取引装置は、
ジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部と、
収集サーバからジャーナル収集指示を受信する手段と、
収集サーバより指定された条件に合致するジャーナル情報ファイルのみを切り出す手段と、収集サーバに切り出したジャーナル情報ファイルを送信する手段とを有し、
収集サーバは、
自動取引装置から収集したジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部と、
自動取引装置に対してジャーナル情報ファイルの収集指示を送信する手段と、
自動取引装置が送信したジャーナル情報ファイルを受信する手段と、
ジャーナル管理サーバにジャーナル情報ファイルを送信する手段とを有し、
ジャーナル管理サーバは、
収集サーバから収集したジャーナル情報ファイルを記憶する記憶部と、
収集サーバから収集したジャーナル情報ファイルの管理情報を記憶する記憶部と、
ジャーナル検索時にジャーナル情報ファイルを復号化した結果を検索用一時情報に記憶する記憶部と、
ジャーナル情報ファイルをテキスト部から抽出するための条件を記憶する記憶部と、
収集サーバが送信したジャーナル情報ファイルを受信、登録する手段と、
ジャーナル情報ファイルを検索する手段と、
ジャーナル検索端末と通信する手段とを有し、
ジャーナル検索端末は、
ジャーナル管理サーバと通信する手段と、
ジャーナル検索の条件を入力する手段と、
ジャーナル検索結果を表示する手段を有する
ことを特徴とするジャーナル集中管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載のジャーナル集中管理システムであって、
ジャーナル管理サーバが管理するジャーナル情報ファイルは、少なくとも検索用の検索キー部、顧客の操作により実行された取引の詳細情報と、自動取引装置の内部処理に関する保守情報を含むテキスト部を有することを特徴とするジャーナル集中管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載のジャーナル集中管理システムであって、
ジャーナル管理サーバが管理する抽出条件ファイルに従い、ジャーナル情報ファイルのテキスト部から金融機関個別の検索キーを抽出することを特徴とするジャーナル集中管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載のジャーナル集中管理システムであって、
ジャーナル管理サーバは、ジャーナル検索端末からの要求により、ジャーナル情報ファイルの管理情報から復号化対象のジャーナル情報ファイルを特定し、復号化した情報から「検索キー部」及び「ジャーナル情報ファイルのテキスト部から抽出した情報」を検索用一時情報に登録する手段を有し検索結果をジャーナル検索端末に送信することを特徴とするジャーナル集中管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載のジャーナル集中管理システムであって、
ジャーナル検索端末は、ジャーナル検索の条件を入力し、入力した情報をジャーナル管理サーバへ送信する手段とジャーナル管理サーバからの検索結果を表示する手段を有することを特徴とするジャーナル集中管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7(a)】
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【図7(b)】
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【公開番号】特開2012−118760(P2012−118760A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−267974(P2010−267974)
【出願日】平成22年12月1日(2010.12.1)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】