検索サーバ装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、情報検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
【課題】 複数の検索サービスを利用可能な情報検索システムにおいて、検索結果と検索サービスとの対応関係を容易に認識可能とする技術を提供する。
【解決手段】 クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置は、前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、を備え、前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示されることを特徴とする。
【解決手段】 クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置は、前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、を備え、前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示されることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索サーバ装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、情報検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ、データベースなどの発達に伴ってデータベース、パーソナルコンピュータのハードディスク等の記憶装置を含む情報検索装置への電子化情報の蓄積が進展しつつある。
【0003】
検索処理においては、情報検索装置の電子化情報に対する検索を行ない、該情報検索装置が出力する検索結果を処理するための技術が必要となっている。
【0004】
従来、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果を処理する技術としては、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果において、検索結果に対して、必要ならば並べ替えを行ない、提示する処理を行う構成が知られている。また、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果において、検索結果をあるグループに分け、検索結果および該グループの情報を提示する構成が知られている。
【0005】
例えば、特許文献1では、文書データを意味ベクトルに基づいたグループに分類し、管理することで、検索結果として検索された文書データの内容とともに、その文書データが属するグループに付与されたグループ名を表示する構成が開示されている。また、特許文献2では、蓄積された電子メール群を複数のグループに分別して管理し、ユーザ名を検索条件に指定して検索が指示された場合に、該ユーザ名を関与者として含む電子メールが属するグループを検索結果とする構成が開示されている。
【特許文献1】特開2002−251401号公報
【特許文献2】特開2002−14903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、情報検索装置が複数の検索サービス(検索機能、検索の種類)を提供する場合、複数の検索サービスを指定した検索条件が設定されたとき、従来の情報検索装置は検索条件に基づき複数の検索サービスについて検索し、その結果をそのまま出力していた。このため、検索結果がどの検索サービスから出力された検索結果なのかを、ユーザが区別できないことがあった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、複数の検索サービスを利用可能な情報検索システムにおいて、検索結果と検索サービスとの対応関係を容易に認識可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明によれば、
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置が提供される。
【0009】
また、本発明によれば、クライアント装置と、当該クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置と、を有する情報処理システムであって、
前記検索サーバ装置は、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する第1受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する第1送出手段と、
を備え、
前記クライアント装置は、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する第2送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する第2受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示され、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理システムが提供される。
【0010】
また、本発明によれば、
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置の制御方法であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信工程と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出工程と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置の制御方法が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置の制御方法であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付工程と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置の制御方法が提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の検索サービスを利用可能な情報検索システムにおいて、検索結果と検索サービスとの対応関係を容易に認識可能とする技術を提供するを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
<<第1実施形態>>
(ネットワークシステム)
図1は、本実施形態における情報処理装置より構成されるネットワークシステムを示す図である。ネットワークシステムは各種データの伝送媒体となるネットワーク102上に複数の情報処理装置が接続されている。ネットワーク102は例えばEthernetのようなLAN(LOCAL Area Network)あるいはインターネットのような広域情報通信網であってもよい。情報処理装置1乃至5は図2において後述する通信装置208を介して接続されている。後述するように、本実施形態において、クライアント308及び検索サーバ312は、それぞれ図1の情報処理装置により実現される。
【0016】
(情報処理装置の構成)
図2は、本実施形態における情報処理装置の構成を示す図である。図2において201はマイクロプロセッサCPU(Central Processing Unit)であり、情報検索のための演算、論理判断等を行い、バス209を介して、それらのバスに接続された各構成要素を制御する。
【0017】
202は読出し専用の固定メモリROM(Read Only Memory)であり、本実施形態で実行される処理プログラム等の制御プログラムコードを記憶する。203は書込み可能なRAM(Randam Access Memory)であり、各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。
【0018】
204は入力装置であり、例えば、各種の機能キーを備えたキーボードおよびGUI(Graphical User Interface)上で画面の制御可能位置を指し示し、また機能の選択指示などを行うポインティング機器等が接続されている。ただし、キーボードは、例えば、アルファベットキー、ひらがなキー、カタカナキー、句点等の文字記号入力キー、検索を指示する検索キー及び、カーソル移動を指示するカーソル移動キー等のような各種の機能キーを備えることができる。また、ポインティング機器は、例えばマウスやスティックポインタなどにより構成することができる。
【0019】
205は陰極線管CRT(Cathode−Ray Tube)や液晶パネル等の表示装置であり、その表示装置におけるドット構成の表示パターンおよびカーソルの表示を表示装置コントローラ206で制御する。
【0020】
207は外部記憶装置であり、検索対象情報や種々の情報が格納される。また、これらのデータ及びプログラムを格納する記憶媒体としては、ROM、フロッピーディスク(登録商標)、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。208は通信装置であり、Ethernet(登録商標)などのネットワークに接続し、図1に示すネットワークシステムにおいて複数の情報処理装置同士を接続する役割を担う。
【0021】
かかる各構成要素からなる情報処理装置は、入力装置204からの各種の入力及び通信装置208から供給されるネットワーク経由の各種入力に応じて作動する。即ち、入力装置204又は通信装置208から入力が供給されると、まず、インタラプト信号がCPU201に送られ、そのCPU201が外部記憶装置207内に記憶してある各種の制御信号を読出し、それらの制御信号に従って、各種の制御を行う。
【0022】
また、本実施形態に係るプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても本発明の目的は達成される。
【0023】
(情報処理装置の機能構成)
図3は、本実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。図3において、308は301乃至307を保持するクライアントである。クライアント308はシナリオスクリプトファイル305に保存されたシナリオスクリプトを取得し、検索要求情報とともに、検索サーバ312に送出することによって検索処理を行う。一方、312は検索サーバであり、クライアント308よりシナリオスクリプトおよび検索要求情報を受け付け、処理を行い、その結果をクライアント308へ出力する。
【0024】
なお、本実施形態において検索サーバ312が検索を行う検索対象となるデータは、データの種類やデータの管理方法に限定されず、検索技術を用いて検索可能であれば、どのようなデータでも構わない。例えば、インターネット上に蓄積されたWebコンテンツや、所定のデータベースにおいて管理されたデータ等を検索対象のデータとすることができる。
【0025】
301は検索サーバ管理部であり、図1において示される本実施形態のネットワークシステム上に存在する情報処理装置によって提供されている検索サーバ312の情報を図19を参照して後述する方法で取得・管理し、その情報を提供する。
【0026】
302は代替シナリオ管理部であり、作成したシナリオスクリプトあるいは検索機能に代えて実行可能な他のシナリオスクリプトの情報を図20を参照して後述する方法で管理し、その情報を提供する。
【0027】
303はシナリオスクリプト実行部である。シナリオスクリプト実行部は図23を参照して後述するシナリオスクリプトを解釈し、検索サーバへの呼出処理を行うことで、シナリオスクリプトを実行する。
【0028】
304はシナリオスクリプト作成部であり、図4及び図6乃至図16において後に詳述する手順で、処理の複合手順を記述したシナリオスクリプトを作成する。シナリオスクリプト作成部304で作成したシナリオスクリプトはシナリオスクリプトファイル305に保存されるものとする。
【0029】
306はIPアドレス学習データであり、306はIPアドレス学習データであり、検索結果からコンテンツを取得したときに、検索結果を出力した検索サーバ312に割り当てあられているIPアドレスと参照回数を保存されるものとする。
【0030】
307はシナリオスクリプト学習データであり、307はシナリオスクリプト学習データであり、検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイル305と使用回数を保存されるものとする。309および310は検索エンジンであり、全文検索、画像検索などデータ検索処理機能を提供する。これらのデータ検索処理は、公知の技術を適用して実現することができる。
【0031】
311はシナリオスクリプト実行部であり、クライアント308より送出されたシナリオスクリプトを解釈し、クライアント部308におけるシナリオスクリプト実行部304と同じく検索サーバへの呼出処理を行うことで、シナリオスクリプトを実行する。313は検索サーバ情報通知部であり、検索サーバ312の情報を検索サーバ管理部301に通知する。
【0032】
クライアント308及び検索サーバ312は、それぞれ図1の情報処理装置により実現される。ただし、クライアント308を実現する情報処理装置と検索サーバ312を実現する情報処理装置とは、必ずしも別の装置にする必要はなく、同一の装置でクライアント308と検索サーバ312との両方を実現してもよい。或いは、クライアント308、検索サーバ312は、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、情報処理装置上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0033】
(シナリオスクリプト作成処理)
次に、本実施形態でシナリオスクリプト作成部304により実行されるシナリオスクリプト作成処理について図4を用いて説明する。図4は本実施形態で実行されるシナリオスクリプト作成処理のフローチャートである。
【0034】
まず、ステップS40000で、検索サーバ管理部301において、ネットワークに接続している全ての検索サーバ312に対して検索機能取得を行う。検索機能取得では、検索サーバのIPアドレス、提供している検索機能、検索クエリの種別、検索クエリ拡張指定の可否、指定可能な検索対象、各検索サーバの検索インデックスが保持しているコンテンツ数を取得する。取得した前記情報は、図19に示す検索サービスリストとして検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶する。
【0035】
次に、ステップS40010では、表示装置205に図6に示す認証画面を表示する。図6は、シナリオウイザードのユーザ認証を例示する図である。認証画面は、ユーザ名入力を行うユーザ名入力部600、パスワード入力部601、認証実行を指示する認証ボタン部602、シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部603から構成される。入力装置204として接続されたマウスあるいはキーボードにより、認証ボタン602が指示されると、ユーザ名入力部600及びパスワード入力部601に入力された情報をもとに認証処理を行い、ステップS40020へ移行する。認証処理は図1のネットワークシステムにおいて不図示の認証サーバを設け、認証サーバがユーザ名とパスワードとの照合を行うことにより処理される。認証に失敗したならば直ちにシナリオスクリプト作成を中止する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部603が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0036】
次に、ステップS40020では、表示装置205に図7に示すメニュー画面を表示する。図7は、シナリオウイザードの初期メニューを例示する図である。メニュー画面は、以下の要素を有する。
・シナリオスクリプトの新規作成を行う事を指示する新規作成ボタン部700。
・外部記憶装置207上のシナリオスクリプトファイル305に記憶されている既存のシナリオスクリプトを変更することを指示する変更ボタン部701。
・シナリオスクリプト作成を中止することを指示する取消ボタン部702。
【0037】
次に、ステップS40030で、マウスあるいはキーボードにより、新規作成ボタン部700が指示されたか否かを判定する。指示された場合(ステップS40030でYES)は、ステップS40050へ移行する。指示されなかった場合(ステップS40030でNO)、即ち、マウスあるいはキーボードにより変更ボタン部701を指示された場合は、ステップS40040へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部702が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0038】
ステップS40040では、表示装置205に図8に示すシナリオ設定画面を表示する。図8はシナリオウイザードのシナリオ選択を例示する図である。シナリオ設定画面は、以下の要素を有する。
・外部記憶装置207に記憶されている既存のシナリオスクリプトを指示するシナリオスクリプト選択部800。
・次のステップへの移行を指示する戻るボタン部801。
・前のステップへの移行を指示する次へボタン部802。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部803。
【0039】
マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部802が指示されるとシナリオスクリプト選択部800に入力されたシナリオスクリプトを編集対象として、ステップS40050へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部801が指示されると、ステップS40020へ戻り再び図7に示すメニュー画面を表示する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部803が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0040】
ステップS40050では、表示装置205に図9A(a)に示す機能選択画面を表示する。図9A〜9Eは、シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。機能選択画面は、以下の要素を有する。
・ユーザにより選択された機能フローを表示するシナリオフロー表示部900。
・シナリオフロー表示部に表示されている項目を削除する削除ボタン部901。
・利用可能な検索機能一覧を表示する利用可能検索機能表示部902乃至905。
・利用可能検索機能表示部902で選択された項目をシナリオフロー表示部900に反映させる選択ボタン部906。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部909。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部908。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部910。
利用可能検索機能表示部902乃至905は、ステップS40000において、RAM203に記憶された図19に示す検索サーバリストから利用可能な検索機能を表示する。
【0041】
例えば、メタデータ検索を行い、次に全文検索を行うというシナリオスクリプトを生成する場合の機能選択画面の画面遷移は以下のようになる。マウスまたはキーボードにより、“メタデータ検索”を利用可能検索機能表示部902乃至905より選択する(図9A(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン部906を指示すると、機能選択画面は、図9B(a)に示す画面となる。図9B(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された検索機能“メタデータ検索”が表示される。また、利用可能検索機能表示部902乃至905は、検索機能の接合条件を表示する接合条件表示部911に表示が切り替わる。
【0042】
次に、マウスまたはキーボードにより、912“前の結果数がnの場合に実行”を接合条件表示部より選択する(図9B(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン表示部906が指示されると、機能選択画面を、図9C(a)に示す画面に切り替える。図9C(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された接合条件“前の結果数がnの場合に実行”を表示する。また、接合条件表示部911の表示を、利用可能検索機能表示部902乃至905の表示に切り替える。
【0043】
次にマウスまたはキーボードにより、903“全文検索”を利用可能検索機能表示部より選択する(図9C(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン部906が指示されると、機能選択画面を、図9D(a)に示す画面とする。図9D(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された検索機能“全文検索”を表示する。また、利用可能検索機能表示部の表示を、検索機能の接合条件を表示する接合条件表示部911の表示に切り替える。
【0044】
次に、マウスまたはキーボードにより、“終了”914を接合条件表示部911より選択する(図9D(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン表示部906が指示されると、機能選択画面を、図9Eに示す画面に切り替える。図9Eのシナリオフロー表示部900には、選択された接合条件“終了”を表示する。また、接合条件表示部911の表示を、利用可能検索機能表示部の表示に切り替える。
【0045】
マウスまたはキーボードにより、次へボタン部909が指示されると、ステップS40060へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部908が指示されると、ステップ40040に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部910が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0046】
ステップS40060では、表示装置205に図10A(a)に示す詳細設定画面を表示する。図10A〜10Cは、シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。詳細設定画面は、以下の要素を備える。
・ステップS40050にて選択された機能を表示するシナリオフロー部。
・シナリオフロー部で選択されている機能の詳細設定を表示する詳細設定部10000。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部10001。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部10002。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部10003。
なお、詳細設定部10000は、シナリオフロー部で指定された項目によって表示内容が異なる。
【0047】
図10A(a)における詳細設定部10000は、シナリオフロー部で指定されている“メタデータ検索”に対する詳細設定である。設定できる項目は、検索処理を実行する“検索サーバ”、“メタデータ検索”のクエリの指定方法を示す“検索クエリ”、“メタデータ検索”の対象となるメタデータの指定を示す“対象メタデータ”、クエリの展開方法を示す“検索語の展開”である。
【0048】
“検索サーバ”指定においては、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が多い順にソートしてIPアドレスを表示する。“検索サーバ”の既定の設定では、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が一番多い検索サーバ“172.23.39.9”が検索処理を実行する検索サーバとして設定される。“検索サーバ“指定において、自動が設定されているときには、シナリオフロー部で指定されている検索機能を提供する全ての検索サーバで検索処理を実行する。
【0049】
“対象メタデータ“指定においては、図19に示す検索サーバリストの指定可能検索対象19004に設定されている情報を表示する。例えば、図10A(a)において、”検索サーバ“指定が、”172.23.39.9“から”172.23.39.14“にマウスまたはキーボードにより変更された場合、図10A(b)に示すように”対象メタデータ“指定で指定可能な項目を変更する。
【0050】
マウスまたはキーボードにより、図10A(b)のシナリオフロー部の選択が“メタデータ検索”から“前の検索結果数がnの場合に実行”に変更された場合、詳細設定部10000を、図10B(a)詳細設定部10010に示すように、表示内容を変更する。
【0051】
図10B(a)詳細設定部は、接合条件“前の検索結果数がnの場合に実行”に対する詳細設定である。設定できる項目は、接合条件の条件値を指定する“条件値”、接合条件の次の検索機能に対する検索対象を指定する“検索対象”である。例えば、メタデータ検索結果が0件の時に全文検索を実行するというシナリオスクリプトを生成する場合には、“条件値”に“0”、“条件値に等しい”が設定され、“検索対象”は“全て”が設定される。
【0052】
マウス等により、図10B(a)のシナリオフロー部の選択が、“前の検索結果数がnの場合に実行”から“全文検索”に変更された場合、詳細設定部10010について、図10B(b)詳細設定部10020に示すように、表示内容を変更する。図10B(b)詳細設定部10020は、“全文検索”に対する詳細設定である。設定できる項目は、検索処理を実行する“検索サーバ”、“全文検索”のクエリの指定方法を示す“検索クエリ”、クエリの展開方法を示す“検索語の展開”である。
【0053】
“検索サーバ”指定においては、前記“メタデータ検索”と同様に、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005を多い順にソートしてIPアドレスを表示する。“検索サーバ”の既定の設定では、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が一番多い検索サーバ“172.2.39.11”を検索処理を実行する検索サーバとして設定する。図10B(b)の詳細設定部10020の“検索サーバ”の指定を“172.23.39.11”から“自動”に変更することで(図10C(a))、検索処理を実行する検索サーバを全文検索機能を提供している全ての検索サーバにすることが可能となる。“検索サーバ”の指定の変更は、例えば、マウスまたはキーボードにより行うことができるように制御する。
【0054】
例えば、メタデータ検索で使用するユーザ指定の検索クエリを全文検索でも検索クエリとして使用する時には、図10C(a)の詳細設定部10020の“検索クエリ”の指定が“ユーザ指定”から“前の検索クエリ”に変更される(図10C(b))。
【0055】
マウスまたはキーボードにより、次へボタン部10001が指示されると、ステップS40070へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部10002が指示されると、ステップ40050に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部10003が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0056】
ステップS40070では、表示装置205に図11A(a)に示す代替シナリオ設定画面を表示する。図11は、シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。代替シナリオ設定画面は、以下の要素から構成される。
・どのシナリオスクリプトあるいは検索機能の代替設定を行うかを指定する代替設定指定部11000。
・外部記憶装置207上のシナリオスクリプトファイル305に記憶されている既存のシナリオスクリプトを指示するシナリオスクリプト選択部11001。
・利用可能な検索機能一覧を表示する利用可能検索機能表示部11002。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部11003。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部11004。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部11005。
【0057】
マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部11004が指示されると、ステップS40073へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部11003が指示されると、ステップS40060へ戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部11005が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。例えば、作成中のシナリオスクリプトを“D:¥Share¥Share1.xml”の代替シナリオとして設定する場合は図11A(b)に示す画面となる。“概念検索”の代替シナリオとして設定する場合は図11B(a)に示す画面になる。“D:¥Share¥ShareXYZ.xml”と“概念検索”の代替シナリオとして設定する場合は図11B(b)に示す画面になる。
【0058】
ステップS40073では、ステップS40070において代替設定指定部11000で選択された設定を判断する。代替設定指定部11000で、“代替シナリオ設定をしない”が選択されていた場合、ステップS40080へ移行する。代替設定指定部11000で、“シナリオ指定”あるいは“利用可能検索機能指定”、もしくは“シナリオ指定”と“利用可能検索機能指定”の両方が選択されていた場合、ステップS40076へ移行する。
【0059】
ステップS40076では、ステップS40070においてシナリオスクリプト選択部11001あるいは利用可能検索機能表示部11002、もしくはその両方で指定されたすべての検索機能に既に他の代替シナリオスクリプトが存在するかを判定する。他の代替シナリオスクリプトが存在する検索機能がない場合、代替シナリオを持つ検索機能として設定されたシナリオスクリプトあるいは検索機能と作成中のシナリオとの代替関係を示す代替情報を代替シナリオ管理部302内のRAM203に記憶する。そして、ステップS40080へ移行する。他の代替シナリオスクリプトが存在する検索機能が1つでもある場合、ステップS40079へ移行する。
【0060】
ステップS40079では、表示装置205に図25に示すシナリオスクリプト優先度設定画面を表示する。図25は、シナリオ記述形式を例示する図である。シナリオスクリプト優先度設定画面は、次の要素から構成される。
・ステップS40070においてシナリオスクリプト指定部11001あるいは利用可能検索機能表示部11002、もしくはその両方で指定された代替元(作成中のシナリオスクリプトが代替すべき検索機能を指す)を表示する代替元表示部27000。
・代替先(代替元に代替シナリオとして登録されているシナリオ)のシナリオスクリプトを図20を参照して後述する代替シナリオ定義部から取得し、作成中のシナリオスクリプトとあわせて表示する代替シナリオスクリプト表示部27001。
・代替シナリオスクリプト表示部27001で選択されているシナリオスクリプトの優先度を変更する優先度変更ボタン部27002。
・代替シナリオスクリプト表示部27001で選択されているシナリオスクリプトを削除する削除ボタン部27003。
・代替元表示部27000で表示される代替元を前のものへ戻す(後述する例を参照)戻るボタン部27004。
・代替元表示部27000で表示される代替元を次のものへ移行する(後述する例を参照)次へボタン部27005。
・シナリオスクリプトの優先度設定を終了する設定ボタン部27006。
・シナリオスクリプトの優先度設定を中止する取消ボタン部27007。
【0061】
例えば、次のように設定する場合を考える。
・作成中のシナリオスクリプトを“ScenarioXYZ.xml”と“概念検索”の代替シナリオとして設定する。
・“ScenarioXYZ.xml”における優先度を一番低くする。
・“概念検索”における優先度を一番高く設定する。
【0062】
この場合の画面遷移は以下のようになる。即ち、初めに、図25に示すシナリオスクリプト優先度設定画面を表示する。図25では、代替元表示部27000に“ScenarioXYZ.xml”を表示する。代替シナリオスクリプト表示部には一番優先度の低いものとして“作成中のシナリオ”を表示する。マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部27005が指示されるとシナリオスクリプト優先度設定画面を図26に示す画面に切り替える。図26は、検索要求記述形式を例示する図である。図26では、代替元表示部27000に“概念検索”を表示する。代替シナリオスクリプト表示部27001には一番優先度の低いものとして“作成中のシナリオ”を表示する。マウスあるいはキーボードにより、優先度変更ボタン部27002で“↑”が指示されると、シナリオスクリプト優先度設定画面を図27に示す画面とする。図27は、シナリオウイザード優先度設定を例示する図である。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部27004が指示されると、シナリオスクリプト優先度設定画面を再び図27に示す画面に切り替える。
【0063】
マウスあるいはキーボードにより、削除ボタン部27003が指示されると、代替シナリオスクリプト表示部27001で選択中のシナリオスクリプトを削除する。マウスあるいはキーボードにより、設定ボタン部27006が指示されるとステップS40080へ移行する。ステップS40080では、代替シナリオを持つ検索機能として設定された検索機能と作成中のシナリオの代替関係と優先度を示す代替情報を代替シナリオ管理部302内のRAM203に記憶する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部27007が指示されるとステップS40070へ戻り、表示装置205に図11A(a)に示す画面を表示する。
【0064】
ステップS40080では、表示装置205に図12に示す実行ユーザ設定画面を表示する。図12は、シナリオウイザードのシナリオ実行権設定を例示する図である。実行ユーザ設定画面は、以下の要素を有する。
・実行ユーザとして設定可能なユーザ情報を持つ不図示の設定ファイルから設定可能な実行ユーザを取得し、一覧を表示する実行ユーザ表示部12000。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部12001。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部12002。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部12003。
【0065】
マウスあるいはキーボードにより、実行ユーザ表示部12000に表示しているユーザ一覧で選択されたものを、図23を参照して後述するシナリオスクリプト内の実行可能ユーザ指定要素<scenario:execUser>の値として設定する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部12001が指示されると、ステップS40070へ戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部12003が指示されると、シナリオスクリプト作成を中止する。次へボタン部12002が指示されると、ステップS40090へ進む。
【0066】
ステップS40090では、表示装置205に図13に示す保存確認画面を表示する。図13は、シナリオウイザードのシナリオ保存を例示する図である。保存確認画面は、以下の要素を備える。
・編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置207に保存する時のファイル名を指示するファイル名指定部13000。
・編集したシナリオスクリプトファイルのテスト実行を指示するテストボタン部13001。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部13003。
・編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置に記憶することを指示する保存ボタン部13003。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部13004。
【0067】
テストボタン部13001が指示されると、図30を参照して後述する検索テスト処理を実行する。テスト処理を実行終了後、図13(a)に戻りシナリオ保存入力待ちとなる。検索テスト処理については後述する。
【0068】
キーボード等によりファイル名指定部13000に外部記憶装置207に保存するファイル名が入力された(図13(b))後、マウス等により保存ボタン部13003が指示されたとする。この場合、図23に示す形式で編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置207に保存して、ステップS40100へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部13002が指示されると、ステップ40080に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部13004が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0069】
ステップS40100では、図20を参照して後述する外部記憶装置207に格納されている代替スクリプト定義部の情報を更新し、その後処理を終了する。この更新は、ステップS40076乃至S40079においてRAM203に記憶した、作成中のシナリオと代替関係にある検索機能との代替関係と優先度情報、およびステップS40090で指定したシナリオスクリプト名をもとに行う。代替シナリオ管理部302内のRAM203に作成中のシナリオと代替関係にある検索機能との代替関係と優先度情報が記憶されていない場合、図20に示す代替スクリプト定義部の情報の更新は行わず、処理を終了する。
【0070】
(テスト実行処理)
次に本実施形態でシナリオスクリプト作成部304により実行されるシナリオスクリプト作成処理のうち、作成したシナリオのテスト実行処理について図30を用いて説明する。図30は、シナリオスクリプト作成処理を示すフローチャートである図4のステップS40090で、テスト実行ボタン部13001が指示された場合に実行される、テスト実行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0071】
まず、ステップS30040では、RAM203上の図24において詳述の検索要求記述に設定されたシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の値を取り出し、ステップS30050へ進む。
【0072】
次に、図29を参照して後述するステップS30050において、S30040で取り出したシナリオスクリプトが実行可能であるか判定する。実行可能であると判定されたならば(ステップS30050でYES)ステップS30070へ、実行不能と判定されたならば(ステップS30050でNO)ステップS30060へ分岐する。
【0073】
ステップS30050で実行不能であると判定された場合(ステップS30050でNO)は、ステップS30060へ進む。ステップS30060では、指定されたシナリオスクリプトの代替シナリオが存在すれば、代替シナリオスクリプトを検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。代替シナリオスクリプトの存在有無は、シナリオスクリプト作成部304でシナリオ作成時に設定され、外部記憶装置207に格納されている図20に示す代替スクリプト定義部を参照することにより判定される。代替スクリプト定義部の検索機能20000にステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトと一致するものがあるかどうかを探す。ここで、見つかったならば対応する代替スクリプト20001を検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。次に、ステップS30040へループする。
【0074】
一方、ステップS30070では、表示装置205に図16(a)に示す検索サーバ設定画面を表示し、シナリオスクリプトで定義されている検索機能を実行可能な検索サーバを指定するか否かを指定する。ただし、図16は検索サーバ指定を例示する図である。図16において、ステップS30040で取り出されたシナリオスクリプトが使用する検索機能を表示部16000に表示する。表示部16000には、各検索機能に対してサーバの特定をするか否かを選択するIPアドレス表示部16001を表示する。そして、IPアドレス表示部16001には、サーバの特定をせず自動選択とする「自動」、図19において詳述される検索サーバリストの当該検索機能を有する検索サーバのIPアドレス19000を表示し、ラジオボタンによりいずれかを選択可能にする。
【0075】
図16(b)において選択されている「メタデータ検索」を実行する検索サーバとして、IPアドレス「172.23.39.9」に対応するラジオボタンが選択され、設定ボタン部16003が指示されたとする。このとき、検索要求記述中の図23を参照して後述する当該シナリオスクリプトの検索サーバ指定要素<scenario:server>の値として選択したIPアドレスまたは自動が選択された場合は「auto select」を設定する。取消しボタン部16003が指示された場合は、検索サーバ指定の処理を終了し、ステップS30080へ進む。
【0076】
次に、ステップS30080で、表示装置205に図17に示す検索クエリ設定画面を表示し、検索要求となるクエリ情報を入力する。図17は、検索クエリ設定を例示する図である。図17のクエリ設定画面には、以下のものが配される。
・文章の意味に基づいて検索する概念検索の検索クエリとなる文書を入力する概念検索クエリ入力部17000。
・メタデータの値に基づいて検索するメタデータ検索の検索対象となるメタデータを指定するメタデータ指定部17001乃至17004。
・画像の視覚特徴に基づいて類似の画像を検索する画像検索の検索クエリとなる画像ファイル名を入力する画像ファイル入力部17005。
・画像ファイル入力部17005で入力された画像の縮小画像を表示するクエリ画像表示部17006。
・検索クエリの検索要求記述への設定を支持する設定ボタン部17007。
・設定処理を中止する取消しボタン部17008。
各検索クエリ入力部において入力された検索クエリは検索要求記述の対応する検索クエリ記述要素<scenario:parameter>に検索機能種別をtype属性として対応づけて設定する。
【0077】
次に、ステップS30090において、検索要求記述に格納されたすべてのシナリオスクリプトについて検索条件設定を終えたかどうかを判定する。すべて設定済であれば(ステップS30090でYES)ステップS30100へ、未設定のシナリオスクリプトがあれば(ステップS30090でNO)ステップS30040へループする。
【0078】
ステップS30100では、RAM203上の検索要求記述を検索サーバ既定のプロトコルに従い、その記述内容を伝送する。本実施形態においては、通常行われているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により伝送する。ステップS30100で検索サーバに送信された検索要求に基づく検索サーバでの処理の詳細については、図28を参照して後述する。
【0079】
次に、ステップS30110で検索サーバからの処理結果の受信を待機し、検索結果を取得する。検索結果は図24に示す検索要求記述の結果出力要素<drtf:result>以下の値として取得可能であり、出力結果を取出し、表示装置205に図18に示す検索結果を表示する。
【0080】
(検索サーバリスト)
図19は、情報処理装置のRAM203に記憶される検索サーバリストの記憶領域を示す説明である。図19において図示される検索サーバリストは、検索サーバ管理部301において作成し、検索サーバ情報通知部313から通知される検索サーバ312の情報を記憶する。そして、シナリオスクリプト作成部304によるシナリオスクリプト作成時、あるいは、シナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用される情報である。
【0081】
検索サーバリストは、以下の要素を有する。
・検索サーバ312が動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレス19000。
・検索サーバ312が提供している検索機能19001。
・検索実行時にユーザが指示する検索クエリの種別を表すクエリタイプ19002。
・ユーザが指示するクエリに対して、例えば、同義語辞書を使用した検索クエリの展開等の指定が可能であるか否かを表すクエリ拡張19003。
・ユーザが検索時に検索対象となる項目、例えば、タイトル、作成者、作成日付、コメント等を指定することが可能であるか、また、指定可能な項目を表す指定可能検索対象19004。
・検索サーバ312が保持する検索対象コンテンツの数を表すコンテンツ量19005。
【0082】
(代替スクリプト定義部)
図20は、代替シナリオ管理部302で管理される代替スクリプトの対応関係を示す代替スクリプト定義部を示す図である。代替スクリプト定義部は、代替となるスクリプトが設定される検索機能あるいはシナリオスクリプト(代替元)の一覧を表示する検索機能20000、代替元の代替スクリプト(代替先)を一覧表示する代替スクリプト20001から構成される。代替スクリプト20001は、1つの代替元に対し複数の代替先が登録されている場合には、記述されている順により優先度を表す。例えば、図20における類似原本検索の代替スクリプトは“Scenario1.xml”と“Scenario2.xml”である。従って、“Scenario1.xml”の優先度が一番高く、続いて記述されている“Scenario2.xml”の優先度が二番目となる。
【0083】
(シナリオスクリプト学習データ)
図21は、情報処理装置の外部記憶装置207に記憶されるシナリオスクリプト学習データの記憶領域を示す説明図である。図21において図示されるシナリオスクリプト学習データは、検索サーバ管理部301のシナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用及び更新される情報である。
【0084】
シナリオスクリプト学習データは、検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイル名21000、シナリオスクリプトファイル名21000の参照回数を保持する参照回数21001から構成される。シナリオスクリプト学習データは、複数のシナリオスクリプトが指定された場合に、図15A、図15Bに示すシナリオスクリプトリスト表示部15002の既定の表示順を決める際に使用する。図15A、15Bは、検索シナリオ指定を例示する図である。シナリオスクリプトリスト表示部15002は、シナリオスクリプト学習データの参照回数21001が多い順にソートして表示する。
【0085】
(シナリオスクリプト)
図23はシナリオスクリプトの一例を示す図であり、シナリオスクリプト作成部304で作成される。シナリオスクリプトはユーザ情報、本体および検索結果フォーマットから構成される。例えば、3行目〜7行目はユーザ情報であり、4行目の<scenario:userID>要素はユーザ認証されたユーザIDおよびパスワードが暗号化されている。また、5行目の<scenario:execUser>要素は該シナリオスクリプトの実行可能なユーザの情報が暗号化されている。
【0086】
8行目から27行目はシナリオスクリプト実行部304および311が実行するシナリオスクリプトの本体であり、検索機能の情報と、検索機能と検索機能の結合条件から構成される。10行目の<scenario:searchFunc>要素は検索機能の指定であり、図の例ではメタデータ検索が指定されている。そして、10行目〜15行目はメタデータ検索の情報である。11行目の<scenario:server>要素は検索対象となる検索サーバの指定であり、検索対象となる検索サーバのIPアドレスが指定されている。12行目の<scenario:server>要素は検索クエリの入力に関する情報であり、ユーザからの検索クエリの入力待ちである。13行目の<scenario:searchTag>要素はメタデータ検索の検索対象項目であり、タイトルが指定されている。14行目の<scenario:queryExpantion>要素は検索後の拡張情報であり、“拡張しない”が指定されている。17行目の<scenario:joinCond>要素は結合条件であり、“前の検索数がnの場合に実行する”が指定されている。そして、17行目〜20行目は結合条件の情報である。18行目の<scenario:condValue>要素は条件値であり、“等しい”が指定されている。19行目の<scenario:searchObject>要素は検索対象であり、“全て”が指定されている。22行目の<scenario:searchFunc>要素は検索機能の指定であり、全文検索が指定されている。そして、22行目〜26行目は全文検索の情報である。23行目の<scenario:server>要素は検索対象となる検索サーバの指定であり、“自動”が指定されている。24行目の<scenario:server>要素は検索クエリの入力に関する情報であり、ユーザからの検索クエリの入力待ちである。25行目の<scenario:queryExpantion>要素は検索後の拡張情報であり、“拡張しない”が指定されている。
【0087】
29行目〜38行目は検索結果フォーマットである。31行目の<scenario:result>要素は検索機能の指定であり、メタデータ検索が指定されている。そして、31行目〜33行目はメタデータ検索の検索結果の詳細情報である。32行目の<scenario:resultDetail>要素は検索結果の詳細情報であり、URIが指定されている。34行目の<scenario:result>要素は検索機能の指定であり、全文検索が指定されている。そして、34行目〜37行目はメタデータ検索の検索結果の詳細情報である。35行目および36行目の<scenario:resultDetail>要素は検索結果の詳細情報であり、URIおよびスコアが指定されている。
【0088】
(検索要求及び検索結果の記述形式)
図24はクライアント308と検索サーバ312の間でデータ交換するための検索要求および検索結果を記述する形式を例示する図である。3行目から12行目の<drtf:control>要素は制御情報である。4行目の<drtf:ticket>要素は検索要求を指定している。また、6行目〜11行目の<drtf:number>要素は検索結果の有無であり、シナリオスクリプト実行からの検索結果があることを示している。13行目から34行目の<drtf:query>要素は検索要求の情報である。17行目〜21行目の<scenario:script>要素はシナリオスクリプトの指定である。ここで、18行目〜20行目の<scenario:execScript>要素はシナリオスクリプト名“scenario1”の検索で使用する図23のようなシナリオスクリプトが記述される。なお、<scenario:execScript>要素を使用することで複数のシナリオスクリプトを指定することが可能である。また、23行目〜32行目の<scenario:data>要素はシナリオスクリプトで使用するデータである。ここで、24行目〜27行目の<scenario:parameter>要素および28行目〜31行目の<scenario:parameter>要素はシナリオスクリプトの検索クエリ入力に対応する。ここでは、24行目〜27行目の<scenario:parameter>要素はメタデータ検索に対応し、28行目〜31行目の<scenario:parameter>要素は全文検索に対応する。そのため、26行目の<scenario:keyword>はメタデータ検索用のキーワードである“京都”が指定されており、30行目の<scenario:keyword>は全文検索用のキーワードである“フラワーカーニバル”が指定されている。35行目から78行目の<drtf:result>要素は検索結果の情報である。38行目の<scenario:entity>要素は実行されたシナリオスクリプト名であり、シナリオスクリプト名“scenario1”が記述されている。40行目の<scenario:number>要素は検索結果の件数であり、41行目から44行目はメタデータ検索の検索結果の件数が3件、45行目から48行目は全文検索の検索結果の件数が2件であることを示している。51行目〜64行目はメタデータ検索の検索結果の情報であり、結果が3件あり、URI、スコアおよび検索された検索サーバが動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレスが記述されている。また、66行目〜75行目は全文検索の検索結果の情報であり、結果が2件あり、URI、スコアおよび検索された検索サーバが動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレスが記述されている。
【0089】
(クライアントにおける検索処理)
次に本実施形態でクライアント308により実行される検索処理について図5を用いて説明する。図5は本実施形態で実行される検索処理のフローチャートである。
【0090】
まず、ステップS50000で、検索サーバ管理部301において、ネットワークに接続している全ての検索サーバ312に対して検索機能取得を行う。これにより、検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶された検索サーバリストの格納情報を最新の状態に更新する。検索機能取得では、検索サーバのIPアドレス、提供している検索機能、検索クエリの種別、検索クエリ拡張指定の可否、指定可能な検索対象、各検索サーバの検索インデックスが保持しているコンテンツ数を取得する。取得した前記情報は、図19に示す検索サービスリストとして検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶する。
【0091】
次に、ステップS50010では、表示装置205に図14に示す認証画面を表示する。図14は、検索時のユーザ認証を例示する図である。認証画面は、ユーザ名入力を行うユーザ名入力部14000、パスワード入力部14001、認証実行を指示する認証ボタン部14002、検索中止を指示する取消ボタン部14003から構成される。入力装置204として接続されたマウスあるいはキーボードにより、認証ボタン602が指示されると、ユーザ名入力部14000及びパスワード入力部14001に入力された情報をもとに認証処理を行い、ステップS50020へ移行する。認証処理は図1のネットワークシステムにおいて不図示の認証サーバを設け、認証サーバがユーザ名とパスワードとの照合を行うことにより処理される。認証に失敗したならば直ちに検索処理を中止する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部14003が指示されると検索処理を中止する。
【0092】
次に、ステップS50020では、表示装置205に図15A(a)に示すシナリオスクリプト設定画面を表示する。シナリオスクリプト設定画面は、以下の要素を有する。
・外部記憶装置207に保存されているシナリオスクリプトファイル305を指定するスクリプトファイル入力部15000。
・設定されたシナリオスクリプトファイルのファイル名称を表示するシナリオスクリプトリスト表示部15002。
・複数のシナリオスクリプトを設定する場合にシナリオスクリプトリスト表示部15002に追加指定することを指示する追加ボタン部15001。
・シナリオスクリプトファイルの実行優先順を指定するためにシナリオスクリプトリスト表示部15002上での表示位置を変更する実行優先順UPボタン部15003および実行優先順DOWNボタン部15004。
・図24において後述する検索要求記述に設定する設定ボタン部15005。
・シナリオスクリプト設定処理を中止することを指示する取消ボタン部15006。
シナリオスクリプトリスト表示部15002は、図21に示すシナリオスクリプト学習データの参照回数21001が多い順にソートする。
【0093】
次に、図15A(b)において、シナリオスクリプトファイル入力部15000にシナリオスクリプト「Scenario.xml」が入力され、追加ボタン部15001をキーボードあるいはマウスにより指示されたとする。この場合、シナリオスクリプトリスト表示部15002に入力したシナリオスクリプトファイル名を表示する。
【0094】
引き続き図15B(a)において、2つめのシナリオスクリプトとしてシナリオスクリプト入力部15001にシナリオスクリプト「Scenario2.xml」が入力され、追加ボタン部15001が指示されたとする。この場合、図21に示すシナリオ学習データのシナリオスクリプトファイル名21000と参照回数21001を参照する。ここでの例では、「Scenario.xml」が「Scenario2.xml」よりも参照回数が多い。このため、シナリオスクリプトリスト表示部15002に追加したシナリオスクリプトファイル「Scenario2.xml」を先に設定済の「Scenario.xml」の下位に表示する。
【0095】
次に、図15B(b)において、「Scenario2.xml」が「Scenario.xml」の上位の実行優先順となるように設定されたとする。この設定は、例えば、シナリオスクリプトリスト表示部15002上でキーボードあるいはマウスにより、図15B(a)で追加したシナリオスクリプト「Scenario2.xml」が選択され、実行優先順UPボタン部15003が指示されて行われる。設定ボタン部15005が指示されたならば、ステップS50030へ進む。
【0096】
ステップS50030においては、RAM203上の図24において詳述される検索要求記述の<scenario:script>要素の値として、選択されたシナリオスクリプトファイルの内容を優先順位に従い書き込む。検索要求記述を設定し終えたならば、ステップS50040の処理へ移行する。取消ボタン部15006が指示されたならば、シナリオスクリプト設定画面を終了し、ステップS50040へ進む。
【0097】
ステップS50040では、RAM203上の図24において詳述の検索要求記述に設定されたシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の値をひとつ取り出し、ステップS50050へ進む。
【0098】
次に、図29を参照して後述するステップS50050でS50040で取り出したシナリオスクリプトが実行可能であるか判定する。実行可能であると判定されたならば(ステップS50050でYES)ステップS50070へ、実行不能と判定されたならば(ステップS50050でNO)ステップS50060へ分岐する。
【0099】
ステップS50060では、指定されたシナリオスクリプトの代替シナリオが存在すれば、代替シナリオスクリプトを検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。代替シナリオスクリプトの存在有無は、シナリオスクリプト作成部304でシナリオ作成時に設定され、外部記憶装置207に格納されている図20に示す代替スクリプト定義部を参照することにより判定する。代替スクリプト定義部の検索機能20000にステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトと一致するものがあるかどうかを探索する。探索により一致するものが見つかったならば、対応する代替スクリプト20001を検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。そして、ステップS50040へループする。
【0100】
ステップS50070では、表示装置205に図16(a)に示す検索サーバ設定画面を表示し、シナリオスクリプトで定義されている検索機能を実行可能な検索サーバを指定するか否かを指定する。図16において、ステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトが使用する検索機能を表示部16000に表示する。表示部16000に表示される各検索機能に対してサーバの特定をするか否かを選択するIPアドレス表示部16001には、「自動」と、検索機能を有する検索サーバのIPアドレス19000を表示する。ただし、「自動」は、サーバの特定をせず自動選択とする選択肢である。また、検索サーバのIPアドレスは、ステップS50000で取得され、図19を参照して説明した検索サーバリストの当該検索機能を有する検索サーバのIPアドレスである。ユーザは、ラジオボタンによりIPアドレス表示部16001に表示されたものからいずれかを選択する。IPアドレス表示部16001は、ステップS50000において取得した図19に示す検索サーバリストに含まれる検索サーバで、図22に示すIPアドレス学習データの参照回数24002が多い順にソートして表示する。図22に示すIPアドレス学習データに格納されていない検索サーバは末尾に表示していく。図22に示すIPアドレス学習データの参照回数24002が一番多いIPアドレスの検索サーバを既定として選択する。
【0101】
図16(b)において選択されている「メタデータ検索」を実行する検索サーバとして、IPアドレス「172.23.39.9」に対応するラジオボタンが選択され、設定ボタン部16003が指示されたとする。このとき、検索要求記述中の図23において詳述される当該シナリオスクリプトの検索サーバ指定要素<scenario:server>の値として、選択されたIPアドレス、又は、自動が選択された場合は「auto select」を設定する。取消しボタン部16003が指示された場合は、検索サーバ指定の処理を終了し、ステップS50080へ進む。
【0102】
次に、ステップS50080で、表示装置205に図17に示す検索クエリ設定画面を表示し、検索要求となるクエリ情報を入力する。各検索クエリ入力部において入力された検索クエリは検索要求記述の対応する検索クエリ記述要素<scenario:parameter>に検索機能種別をtype属性として対応づけて設定される。
【0103】
次に、ステップS50090において、検索要求記述に格納されたすべてのシナリオスクリプトについて検索条件設定を終えたかどうかを判定する。すべて設定済であれば(ステップS50090でYES)ステップS50100へ、未設定のシナリオスクリプトがあれば(ステップS50090でNO)ステップS50040へループする。
【0104】
次に、ステップS50100で、RAM203上の検索要求記述を検索サーバ既定のプロトコルに従い、その記述内容を検索サーバへ伝送する。本実施形態においては、通常行われているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により伝送する。
【0105】
次に、ステップS50110で検索サーバからの処理結果の受信を待機し、検索結果を取得する。検索結果は図24に示す検索要求記述の結果出力要素<drtf:result>以下の値として取得可能であり、出力結果を取出し、表示装置205に図18に示す検索結果を表示する。次に、<drtf:entity>要素のname属性の値及び<senario:script>要素以下から検索実行時に使用したシナリオスクリプトを取得する。ステップS50020にて設定したシナリオスクリプトファイルと前記取得したシナリオスクリプトから検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイルを求める。求めたシナリオスクリプトファイルを元に図21に示すシナリオスクリプト学習データを更新する。既にシナリオスクリプトファイルがシナリオスクリプトファイル名21000に記憶されている場合には、参照回数21001を加算する。シナリオスクリプトファイルがシナリオスクリプトファイル名21000に記憶されていない場合には、シナリオスクリプトファイル名21000にシナリオスクリプトファイル名を記憶し、参照回数21001を1として記憶する。
【0106】
図18は検索結果の表示画面を例示する図である。検索結果の結果出力要素<drtf:result>下の<scneario:entity>要素のuri属性の値からファイル名を取得し、ファイル名18001に表示する。同様に<scneario:score>要素から検索結果の確からしさを表すスコアの値を取得し、スコア18002に、<scneario:resultDetailType>要素のtype属性の値を検索種別18003に表示する。取得ボタン部18004が指示されたならば、検索結果uriに従いデータを取得する。データ取得時には、<scenario:resultDetail>要素のtype属性及び<scenario:Server>要素から検索サーバのIPアドレスを取得し、図22に示すIPアドレス学習データを更新する。既にIPアドレスが記憶済みの場合には、参照回数24002を加算する。IPアドレスが記憶されていない場合には、検索結果から取得した前記情報を検索機能24000、IPアドレスリスト24001に追加し、参照回数24002を1とする。終了ボタン部18005が指示されたならば検索処理を終了する。
【0107】
(実行可能判定処理)
次に、図5のステップS50050および図30のステップS30050の実行可能判定の処理を図29を用いて説明する。図29は、本実施形態で実行される図5に示すフローチャートのステップS50050における詳細処理を表すフローチャートである。
【0108】
まず、ステップS29000において、シナリオスクリプトの実行権限の判定を行う。実行権限の判定は、図23において詳述するシナリオスクリプト中の実行可能ユーザ指定要素<scenario:execUser>の値として記述された実行権限を持つユーザ情報をもとに、不図示の認証サーバによる認証を行うことで判定する。認証された場合(ステップS29000でYES)は、ステップS29010へ移行する。認証されなかった場合(ステップS29000でNO)は、ステップS29020へ移行する。
【0109】
ステップS29010は、シナリオスクリプト中の検索機能が現在サービスされており、実行可能か否かの判定を行う。実行可能か否かの判定は、図19において詳述する検索サービスリストの情報をもとに行う。検索サービスリストの検索機能19001に当該シナリオスクリプト中の検索機能が存在する場合(ステップS29010でYES)は、ステップS29030へ移行する。検索サービスリストの検索機能19001に当該シナリオスクリプト中の検索機能が存在しない場合(ステップS29010でNO)は、ステップS29020へ移行する。
【0110】
ステップS29020では、シナリオスクリプトが実行不可であると判定を行い、その後処理を終了する。ステップS29030は、シナリオスクリプトが実行可能であると判定を行い、その後処理を終了する。
【0111】
(検索サーバにおける検索処理)
次に、図5のステップS50100および図30のステップS30100においてクライアント308より送信された検索要求を受け取り、検索処理を実行する検索サーバ312の処理を図28を用いて説明する。図28は本実施形態で実行される検索サーバ312において行われる検索処理のフローチャートである。
【0112】
まず、ステップS28000で、クライアント308からの検索要求を受信待機し、検索要求を取得する。
【0113】
次に、ステップS28010で、検索要求からシナリオスクリプト<scenairo:script>をひとつ取り出す。
【0114】
次に、ステップS28020で、取り出したシナリオスクリプトを検索サーバ上のシナリオスクリプト実行部311に入力し、シナリオスクリプトを実行する。シナリオスクリプト実行部311は、入力されたシナリオスクリプトの<scenairo:joinCond>要素によって示される検索エンジン処理結果の扱いに準じながら、まず、以下の要素に設定されたクエリの値を読み出す。
・<scenairo:searchFunc>要素。
・<scenairo:server>要素。
・<scenairo:query>要素。
・<scenairo:searchTag>要素。
・<scenairo:queryExpantion>要素。
・<scenairo:parameter>要素。
そして、順次、検索エンジン309、310を適宜に呼び出して、シナリオスクリプトに記述された処理を行い、<scenairo:outputResult>要素に指定された出力書式に従って、結果を出力する。
【0115】
次に、ステップS28030において、ステップS28020で出力された検索結果を検索結果要求に設定する。
【0116】
次に、ステップS28040で、検索要求記述中のすべてのシナリオスクリプトを実行したか否かを判定する。未実行のシナリオスクリプトがあれば(ステップS28040でNO)ステップS28010へループし、すべてのシナリオスクリプトを実行したならば(ステップS28040でYES)、ステップS28050へ進む。
【0117】
次に、ステップS28050で、検索要求記述に追記された検索処理結果をクライアント308に送信して検索処理を終了する。
【0118】
(IPアドレス学習データ)
図22は、情報処理装置の外部記憶装置207に記憶されるIPアドレス学習データの記憶領域を示す説明図である。図22において図示されるIPアドレス学習データは、検索サーバ管理部301のシナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用及び更新される情報である。IPアドレス学習データは、図18に図示する検索結果表示画面の取得ボタン部18004が指示された場合に、当該検索結果コンテンツデータを検索した検索サーバのIPアドレスを学習する情報である。
【0119】
IPアドレス学習データは、以下の要素を有する。
・コンテンツデータを検索した検索機能を格納する検索機能24000。
・前記検索機能提供する検索サーバのIPアドレスを格納するIPアドレス24001。
・前記IPアドレスで示される検索サーバの検索結果からコンテンツデータを取得した回数を記憶する参照回数24002。
IPアドレス学習データは、図16に図示する検索サーバ設定画面のIPアドレス表示部16001の既定の表示順を決める際に使用する。IPアドレス表示部16001は、IPアドレス学習データの参照回数24002が多い順にソートして表示する。
【0120】
以上のように、本実施形態においては、検索サーバ312は、複数の検索サービスを提供しており、クライアント308からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント308へ通知する。ただし、クライアント308へ通知する検索結果を示す結果情報には、データ検索処理の結果と、この検索サービスの識別情報との対応関係が示される。このため、結果情報を受けとったクライアント308は、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御することが可能となる。
【0121】
また、クライアント308は、要求に応じて検索サーバ312から送出される結果情報を受けとると、当該結果情報に基づいて、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。このため、ユーザは、検索処理の結果が、どの検索サービスにより得られたのかを知ることができる。
【0122】
また、クライアント308が送出する検索要求情報は、検索要求内容を示すシナリオスクリプトを含んでいるが、クライアント308は、そのシナリオスクリプトを検索サーバ312へ送出する前に、そのシナリオスクリプトの実行可能性を検証する。このため、不適切なシナリオスクリプトを検索サーバ312へ送出して、動作不具合を発生させることを防ぐことができる。
【0123】
<<第2実施形態>>
以下、図面を参照しながら第2実施形態を詳細に説明する。
【0124】
(情報検索装置の構成)
図31は本実施形態における情報検索装置の構成を示すブロック図である。
【0125】
図31の構成において、CPUはマイクロプロセッサであり、情報処理のための演算、論理判断等を行ない、バスを介してバスに接続された各構成要素を制御する。マイクロプロセッサCPUが情報表示手段としても動作する。
【0126】
BUSはバスであり、マイクロプロセッサCPUの制御対象である各構成要素を指示するアドレス信号、コントロール信号を転送する。また、各構成要素間のデータ転送を行なう。
【0127】
RAMは書込み可能なランダムアクセスメモリであって、各構成要素からの各種データの一次記憶に用いる。
【0128】
ROMは読出し専用の固定メモリである。マイクロプロセッサCPUによるブートプログラムを記憶する。ブートプログラムはシステム起動時にハードディスクに記憶された制御プログラムをRAMにロードし、マイクロプロセッサCPUに実行させる。制御プログラムについては、後にフローチャートを参照して詳述する。
【0129】
入力装置はキーボード、およびマウス等である。表示装置はCRT、あるいは液晶ディスプレイ等である。HDはハードディスクであり、CPUにより実行される制御プログラムが格納される。
【0130】
リムーバブル外部記憶装置はフロップーディスクやCD、DVD等の外部記憶にアクセスするためのドライブ等である。上記HDと同様に使用でき、それらの記録媒体を通じて他の情報検索装置とのデータ交換を行なう装置である。なお、ハードディスクに記憶される制御プログラムは、これらの外部記憶装置から必要に応じてHDにコピーすることもできる。
【0131】
ネットワーク装置はネットワークコントローラである。ネットワーク回線を介して外部とのデータ交換を行なう装置である。
【0132】
かかる各構成要素からなる本実施形態における情報検索装置においては、入力装置からの各種の入力に応じて作動する。即ち、入力装置からの入力が供給されるとまずインタラプト信号がマイクロプロセッサCPUに送られ、それに伴って、CPUがROMまたはRAM内に記憶される各種命令を読み出し、その実行によって各種の制御が行われる。
【0133】
図32は本実施形態における情報検索装置の構成を示したもので、図31の構成の詳細を示した図である。
【0134】
クライアント320001は検索の実行を要求する。また、シナリオスクリプトを作成するシナリオスクリプト作成部320011、検索サーバに対して検索を要求し、検索結果を取得する検索サーバ管理部320012および検索結果を提示する検索結果提示部320013から構成される。
【0135】
シナリオスクリプト作成部320011は複数の検索サービスを連携させる条件および動作を定義するシナリオスクリプトを作成し、シナリオスクリプトリスト320003に登録する。
【0136】
検索サーバ管理部320012はシナリオスクリプトおよび検索を行なうための検索データによる検索実行要求を検索サーバ320002に行ない、検索サーバ320002からの検索結果の取得を行なう。
【0137】
検索結果提示部320013は検索サーバ管理部320012が取得した検索結果を提示する。
【0138】
検索サーバ320002は検索を実行するための検索サービスが存在する。また、データ検索処理機能を提供する検索エンジン320021、シナリオスクリプトを解析し、検索を実行するシナリオスクリプト実行部320022および検索結果を出力する検索結果出力部320023を含む。
【0139】
検索エンジン320021はメタデータ検索、全文検索、概念検索および画像検索などデータ検索処理機能を提供する。
【0140】
シナリオスクリプト実行部320022はシナリオスクリプトを解析し、該シナリオスクリプトに従い、該当する検索エンジンを使用して検索を実行する。
【0141】
検索結果出力部320023はシナリオスクリプト実行部320022において検索された結果をクライアント320001に出力する。
【0142】
シナリオスクリプトリスト320003はシナリオスクリプトを管理する。シナリオスクリプト作成部320011はシナリオスクリプトを作成し、シナリオスクリプトリスト320003に登録する。検索サーバ管理部320012はシナリオスクリプトを取得し、検索の実行を要求する。
【0143】
(クライアントの処理)
図33は本実施形態における情報検索装置の動作、より具体的にはクライアント320001におけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【0144】
まず、ステップS330011において、シナリオスクリプト作成部320011において複数の検索サービスを連携させる条件および動作を定義するシナリオスクリプトを作成する。例えば、図35のようなシナリオスクリプトを作成する。ここでは、「タイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。しかし、結果が0件の場合はタイトルをキーワードとする概念検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力する。」という内容のシナリオスクリプトである。
【0145】
次に、ステップS330012において、検索サーバ管理部320012において検索を行なうための検索データを入力する。例えば、図35のようなシナリオスクリプトでは検索を行なうためのキーワードがタイトルであるので、タイトルを入力する。
【0146】
次に、ステップS330013において、検索サーバ管理部320012においてシナリオスクリプトと検索データによる検索実行の要求を検索サーバ320002に行なう。例えば、シナリオスクリプトはシナリオスクリプトリスト320003から取得する。
【0147】
次に、ステップS330014において、検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果を待つ。
【0148】
次に、ステップS330015では検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果を受信する。例えば、図36のような検索結果を取得する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を取得する。
【0149】
次に、ステップS330016において、ステップS330015で受信された検索結果を提示する。例えば、図37のように検索結果を表示する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。そして処理を終了する。
【0150】
(検索サーバの処理)
図34は本実施形態における情報検索装置の動作、より具体的には検索サーバ320002においてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【0151】
まず、ステップS340021では、検索サーバ320002においてクライアント320001からの検索実行の要求を待つ。
【0152】
次に、ステップS340022において、検索サーバ320002においてクライアント320001からの検索実行の要求を受信する。例えば、図36のようなシナリオスクリプトと検索を行なうための検索データを受信する。
【0153】
次に、ステップS340023において、シナリオスクリプト実行部320022においてステップS340022で受信したシナリオスクリプトを解析する。
【0154】
次に、ステップS340024において、シナリオスクリプトにおいて定義された検索サービスを連携させる条件および動作が存在する場合(ステップS340024でNO)は処理をステップS340025に進める。また、存在しない場合(ステップS340024でYES)は処理をステップS340026に進める。
【0155】
ステップS340025においては、シナリオスクリプト実行部320022においてシナリオスクリプトに従い、検索処理を実行する。そして、処理をステップS340024に戻す。
【0156】
ステップS340026においては、ステップS340025において検索された結果をクライアント320001に出力する。例えば、図36のような検索結果を出力する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力する。そして、処理を終了する。
【0157】
例えば、図35のようなシナリオスクリプトに従い、検索を実行する場合、まずタイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、この場合結果が存在する場合は検索結果であるURIとスコアを出力し、処理を終了する。しかし、タイトル検索の結果が0件の場合はタイトルをキーワードとする概念検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力し、処理を終了する。
【0158】
(シナリオスクリプト)
図35はシナリオスクリプト作成部11において作成するシナリオスクリプトの一例である。例えば、「タイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。しかし、結果が0件の場合はタイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力する。」という内容のシナリオスクリプトである。
【0159】
(検索結果)
図36は検索結果出力部320023において出力する検索結果の一例である。例えば、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力する。
【0160】
図37は検索結果提示部320013において表示する検索結果の表示例である。例えば、検索結果出力部320023において出力された検索結果を検索サーバ管理部320012が取得する。そして、検索結果提示部320013において検索結果であるコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。
【0161】
以上のように、クライアント308は、検索サーバ312から送出される結果情報を受けとると、当該結果情報に基づいて、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。ただし、データ検索処理の結果には、検索されたデータのURIが含まれる。このため、ユーザは、検索結果のデータのURIを知ることができる。
【0162】
<<第3実施形態>>
なお、本発明は上述の第2実施形態に限定されるのではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更が可能である。
【0163】
本実施形態に係る構成は、第2実施形態に係る構成と共通する部分が多いため、共通する部分の説明は省略し、相違する部分についてのみ説明を行う。
【0164】
第3実施形態を適用した情報検索装置の構成は第2実施形態の図31および図32と同じである。また、第3実施形態のシナリオスクリプト作成部320011において作成するシナリオスクリプトの一例は第2実施形態の図35と同じである。
【0165】
第3実施形態の情報検索装置の動作、より具体的にはクライアント320001におけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートは第2実施形態の図33と基本的に同様である。ただし、ステップS330015では検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果および検索サーバ320002の情報を受信する。例えば、図38のような検索結果および検索サーバ320002の情報を取得する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を取得し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを取得する。
【0166】
また、ステップS330016ではステップS330015で受信された検索結果および検索サーバ320002の情報を提示する。例えば、図39のように検索結果および検索サーバ320002の情報を表示する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを表示する。
【0167】
また、第3実施形態の情報検索装置の動作、より具体的には検索サーバ320002においてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートは第2実施形態の図34と基本的に同様である。
【0168】
ただし、ステップS340026ではステップS340025において検索された結果および検索サーバ320002の情報をクライアント320001に出力する。例えば、図38のような検索結果および検索サーバ02の情報を出力する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを出力する。
【0169】
図38は検索結果出力部320023において出力する検索結果および検索サーバ320002の情報の一例である。例えば、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを出力する。
【0170】
図39は検索結果提示部320013において表示する検索結果および検索サーバ320002の情報の表示例である。例えば、検索結果出力部320023において出力された検索結果および検索サーバ320002の情報を検索サーバ管理部320012が取得する。そして、検索結果提示部320013において検索結果であるコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。さらに、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを表示する。
【0171】
以上のように、本実施形態においては、クライアント308は、データ検索処理の結果を、当該結果を得る検索処理を行った検索サーバ312の識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。このため、ユーザは、検索処理の結果が、どの検索サーバ312により得られたのかを知ることができる。
【0172】
特に、本実施形態においては、検索サーバ312の識別情報としてIPアドレスを表示する。このため、ユーザは、検索サーバ312をIPアドレスにより知ることができる。
【0173】
なお、検索サーバ312の識別情報は、IPアドレスに限られない。例えば、検索サーバ312のホスト名を用いてもよい。
【0174】
<<その他の実施形態>>
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0175】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0176】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0178】
【図1】情報処理装置より構成されるネットワークシステムを示す図である。
【図2】情報処理装置の構成を示す図である。
【図3】情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】シナリオスクリプト作成処理のフローチャートである。
【図5】検索処理のフローチャートである。
【図6】シナリオウイザードのユーザ認証を例示する図である。
【図7】シナリオウイザードの初期メニューを例示する図である。
【図8】シナリオウイザードのシナリオ選択を例示する図である。
【図9A】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9B】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9C】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9D】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9E】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図10A】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図10B】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図10C】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図11A】シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。
【図11B】シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。
【図12】シナリオウイザードのシナリオ実行権設定を例示する図である。
【図13】シナリオウイザードのシナリオ保存を例示する図である。
【図14】検索時のユーザ認証を例示する図である。
【図15A】検索シナリオ指定を例示する図である。
【図15B】検索シナリオ指定を例示する図である。
【図16】検索サーバ指定を例示する図である。
【図17】検索クエリ設定を例示する図である。
【図18】検索結果の表示画面を例示する図である。
【図19】情報処理装置のRAMに記憶される検索サーバリストの記憶領域を示す説明である。
【図20】代替シナリオ管理部で管理される代替スクリプトの対応関係を示す代替スクリプト定義部を示す図である。
【図21】情報処理装置の外部記憶装置に記憶されるシナリオスクリプト学習データの記憶領域を示す説明図である。
【図22】情報処理装置の外部記憶装置に記憶されるIPアドレス学習データの記憶領域を示す説明図である。
【図23】シナリオスクリプトの一例を示す図である。
【図24】クライアントと検索サーバの間でデータ交換するための検索要求および検索結果を記述する形式を例示する図である。
【図25】シナリオ記述形式を例示する図である。
【図26】検索要求記述形式を例示する図である。
【図27】シナリオウイザード優先度設定を例示する図である。
【図28】検索サーバにおいて行われる検索処理のフローチャートである。
【図29】図5に示すフローチャートのステップS50050における詳細処理を表すフローチャートである。
【図30】テスト実行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図31】情報検索装置の構成を示すブロック図である。
【図32】情報検索装置の詳細な構成を示す図である。
【図33】クライアントにおけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図34】検索サーバにおいてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図35】シナリオスクリプト作成部において作成するシナリオスクリプトの一例である。
【図36】検索結果出力部において出力する検索結果の一例である。
【図37】検索結果提示部において表示する検索結果の表示例である。
【図38】検索結果出力部において出力する検索結果および検索サーバの情報の一例である。
【図39】検索結果提示部において表示する検索結果および検索サーバの情報の表示例である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索サーバ装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、情報検索装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ、データベースなどの発達に伴ってデータベース、パーソナルコンピュータのハードディスク等の記憶装置を含む情報検索装置への電子化情報の蓄積が進展しつつある。
【0003】
検索処理においては、情報検索装置の電子化情報に対する検索を行ない、該情報検索装置が出力する検索結果を処理するための技術が必要となっている。
【0004】
従来、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果を処理する技術としては、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果において、検索結果に対して、必要ならば並べ替えを行ない、提示する処理を行う構成が知られている。また、情報検索装置の電子化情報に対する検索結果において、検索結果をあるグループに分け、検索結果および該グループの情報を提示する構成が知られている。
【0005】
例えば、特許文献1では、文書データを意味ベクトルに基づいたグループに分類し、管理することで、検索結果として検索された文書データの内容とともに、その文書データが属するグループに付与されたグループ名を表示する構成が開示されている。また、特許文献2では、蓄積された電子メール群を複数のグループに分別して管理し、ユーザ名を検索条件に指定して検索が指示された場合に、該ユーザ名を関与者として含む電子メールが属するグループを検索結果とする構成が開示されている。
【特許文献1】特開2002−251401号公報
【特許文献2】特開2002−14903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、情報検索装置が複数の検索サービス(検索機能、検索の種類)を提供する場合、複数の検索サービスを指定した検索条件が設定されたとき、従来の情報検索装置は検索条件に基づき複数の検索サービスについて検索し、その結果をそのまま出力していた。このため、検索結果がどの検索サービスから出力された検索結果なのかを、ユーザが区別できないことがあった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、複数の検索サービスを利用可能な情報検索システムにおいて、検索結果と検索サービスとの対応関係を容易に認識可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明によれば、
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置が提供される。
【0009】
また、本発明によれば、クライアント装置と、当該クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置と、を有する情報処理システムであって、
前記検索サーバ装置は、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する第1受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する第1送出手段と、
を備え、
前記クライアント装置は、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する第2送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する第2受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示され、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理システムが提供される。
【0010】
また、本発明によれば、
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置の制御方法であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信工程と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出工程と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置の制御方法が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置の制御方法であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付工程と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置の制御方法が提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の検索サービスを利用可能な情報検索システムにおいて、検索結果と検索サービスとの対応関係を容易に認識可能とする技術を提供するを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
<<第1実施形態>>
(ネットワークシステム)
図1は、本実施形態における情報処理装置より構成されるネットワークシステムを示す図である。ネットワークシステムは各種データの伝送媒体となるネットワーク102上に複数の情報処理装置が接続されている。ネットワーク102は例えばEthernetのようなLAN(LOCAL Area Network)あるいはインターネットのような広域情報通信網であってもよい。情報処理装置1乃至5は図2において後述する通信装置208を介して接続されている。後述するように、本実施形態において、クライアント308及び検索サーバ312は、それぞれ図1の情報処理装置により実現される。
【0016】
(情報処理装置の構成)
図2は、本実施形態における情報処理装置の構成を示す図である。図2において201はマイクロプロセッサCPU(Central Processing Unit)であり、情報検索のための演算、論理判断等を行い、バス209を介して、それらのバスに接続された各構成要素を制御する。
【0017】
202は読出し専用の固定メモリROM(Read Only Memory)であり、本実施形態で実行される処理プログラム等の制御プログラムコードを記憶する。203は書込み可能なRAM(Randam Access Memory)であり、各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。
【0018】
204は入力装置であり、例えば、各種の機能キーを備えたキーボードおよびGUI(Graphical User Interface)上で画面の制御可能位置を指し示し、また機能の選択指示などを行うポインティング機器等が接続されている。ただし、キーボードは、例えば、アルファベットキー、ひらがなキー、カタカナキー、句点等の文字記号入力キー、検索を指示する検索キー及び、カーソル移動を指示するカーソル移動キー等のような各種の機能キーを備えることができる。また、ポインティング機器は、例えばマウスやスティックポインタなどにより構成することができる。
【0019】
205は陰極線管CRT(Cathode−Ray Tube)や液晶パネル等の表示装置であり、その表示装置におけるドット構成の表示パターンおよびカーソルの表示を表示装置コントローラ206で制御する。
【0020】
207は外部記憶装置であり、検索対象情報や種々の情報が格納される。また、これらのデータ及びプログラムを格納する記憶媒体としては、ROM、フロッピーディスク(登録商標)、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。208は通信装置であり、Ethernet(登録商標)などのネットワークに接続し、図1に示すネットワークシステムにおいて複数の情報処理装置同士を接続する役割を担う。
【0021】
かかる各構成要素からなる情報処理装置は、入力装置204からの各種の入力及び通信装置208から供給されるネットワーク経由の各種入力に応じて作動する。即ち、入力装置204又は通信装置208から入力が供給されると、まず、インタラプト信号がCPU201に送られ、そのCPU201が外部記憶装置207内に記憶してある各種の制御信号を読出し、それらの制御信号に従って、各種の制御を行う。
【0022】
また、本実施形態に係るプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても本発明の目的は達成される。
【0023】
(情報処理装置の機能構成)
図3は、本実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。図3において、308は301乃至307を保持するクライアントである。クライアント308はシナリオスクリプトファイル305に保存されたシナリオスクリプトを取得し、検索要求情報とともに、検索サーバ312に送出することによって検索処理を行う。一方、312は検索サーバであり、クライアント308よりシナリオスクリプトおよび検索要求情報を受け付け、処理を行い、その結果をクライアント308へ出力する。
【0024】
なお、本実施形態において検索サーバ312が検索を行う検索対象となるデータは、データの種類やデータの管理方法に限定されず、検索技術を用いて検索可能であれば、どのようなデータでも構わない。例えば、インターネット上に蓄積されたWebコンテンツや、所定のデータベースにおいて管理されたデータ等を検索対象のデータとすることができる。
【0025】
301は検索サーバ管理部であり、図1において示される本実施形態のネットワークシステム上に存在する情報処理装置によって提供されている検索サーバ312の情報を図19を参照して後述する方法で取得・管理し、その情報を提供する。
【0026】
302は代替シナリオ管理部であり、作成したシナリオスクリプトあるいは検索機能に代えて実行可能な他のシナリオスクリプトの情報を図20を参照して後述する方法で管理し、その情報を提供する。
【0027】
303はシナリオスクリプト実行部である。シナリオスクリプト実行部は図23を参照して後述するシナリオスクリプトを解釈し、検索サーバへの呼出処理を行うことで、シナリオスクリプトを実行する。
【0028】
304はシナリオスクリプト作成部であり、図4及び図6乃至図16において後に詳述する手順で、処理の複合手順を記述したシナリオスクリプトを作成する。シナリオスクリプト作成部304で作成したシナリオスクリプトはシナリオスクリプトファイル305に保存されるものとする。
【0029】
306はIPアドレス学習データであり、306はIPアドレス学習データであり、検索結果からコンテンツを取得したときに、検索結果を出力した検索サーバ312に割り当てあられているIPアドレスと参照回数を保存されるものとする。
【0030】
307はシナリオスクリプト学習データであり、307はシナリオスクリプト学習データであり、検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイル305と使用回数を保存されるものとする。309および310は検索エンジンであり、全文検索、画像検索などデータ検索処理機能を提供する。これらのデータ検索処理は、公知の技術を適用して実現することができる。
【0031】
311はシナリオスクリプト実行部であり、クライアント308より送出されたシナリオスクリプトを解釈し、クライアント部308におけるシナリオスクリプト実行部304と同じく検索サーバへの呼出処理を行うことで、シナリオスクリプトを実行する。313は検索サーバ情報通知部であり、検索サーバ312の情報を検索サーバ管理部301に通知する。
【0032】
クライアント308及び検索サーバ312は、それぞれ図1の情報処理装置により実現される。ただし、クライアント308を実現する情報処理装置と検索サーバ312を実現する情報処理装置とは、必ずしも別の装置にする必要はなく、同一の装置でクライアント308と検索サーバ312との両方を実現してもよい。或いは、クライアント308、検索サーバ312は、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、情報処理装置上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0033】
(シナリオスクリプト作成処理)
次に、本実施形態でシナリオスクリプト作成部304により実行されるシナリオスクリプト作成処理について図4を用いて説明する。図4は本実施形態で実行されるシナリオスクリプト作成処理のフローチャートである。
【0034】
まず、ステップS40000で、検索サーバ管理部301において、ネットワークに接続している全ての検索サーバ312に対して検索機能取得を行う。検索機能取得では、検索サーバのIPアドレス、提供している検索機能、検索クエリの種別、検索クエリ拡張指定の可否、指定可能な検索対象、各検索サーバの検索インデックスが保持しているコンテンツ数を取得する。取得した前記情報は、図19に示す検索サービスリストとして検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶する。
【0035】
次に、ステップS40010では、表示装置205に図6に示す認証画面を表示する。図6は、シナリオウイザードのユーザ認証を例示する図である。認証画面は、ユーザ名入力を行うユーザ名入力部600、パスワード入力部601、認証実行を指示する認証ボタン部602、シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部603から構成される。入力装置204として接続されたマウスあるいはキーボードにより、認証ボタン602が指示されると、ユーザ名入力部600及びパスワード入力部601に入力された情報をもとに認証処理を行い、ステップS40020へ移行する。認証処理は図1のネットワークシステムにおいて不図示の認証サーバを設け、認証サーバがユーザ名とパスワードとの照合を行うことにより処理される。認証に失敗したならば直ちにシナリオスクリプト作成を中止する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部603が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0036】
次に、ステップS40020では、表示装置205に図7に示すメニュー画面を表示する。図7は、シナリオウイザードの初期メニューを例示する図である。メニュー画面は、以下の要素を有する。
・シナリオスクリプトの新規作成を行う事を指示する新規作成ボタン部700。
・外部記憶装置207上のシナリオスクリプトファイル305に記憶されている既存のシナリオスクリプトを変更することを指示する変更ボタン部701。
・シナリオスクリプト作成を中止することを指示する取消ボタン部702。
【0037】
次に、ステップS40030で、マウスあるいはキーボードにより、新規作成ボタン部700が指示されたか否かを判定する。指示された場合(ステップS40030でYES)は、ステップS40050へ移行する。指示されなかった場合(ステップS40030でNO)、即ち、マウスあるいはキーボードにより変更ボタン部701を指示された場合は、ステップS40040へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部702が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0038】
ステップS40040では、表示装置205に図8に示すシナリオ設定画面を表示する。図8はシナリオウイザードのシナリオ選択を例示する図である。シナリオ設定画面は、以下の要素を有する。
・外部記憶装置207に記憶されている既存のシナリオスクリプトを指示するシナリオスクリプト選択部800。
・次のステップへの移行を指示する戻るボタン部801。
・前のステップへの移行を指示する次へボタン部802。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部803。
【0039】
マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部802が指示されるとシナリオスクリプト選択部800に入力されたシナリオスクリプトを編集対象として、ステップS40050へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部801が指示されると、ステップS40020へ戻り再び図7に示すメニュー画面を表示する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部803が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0040】
ステップS40050では、表示装置205に図9A(a)に示す機能選択画面を表示する。図9A〜9Eは、シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。機能選択画面は、以下の要素を有する。
・ユーザにより選択された機能フローを表示するシナリオフロー表示部900。
・シナリオフロー表示部に表示されている項目を削除する削除ボタン部901。
・利用可能な検索機能一覧を表示する利用可能検索機能表示部902乃至905。
・利用可能検索機能表示部902で選択された項目をシナリオフロー表示部900に反映させる選択ボタン部906。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部909。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部908。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部910。
利用可能検索機能表示部902乃至905は、ステップS40000において、RAM203に記憶された図19に示す検索サーバリストから利用可能な検索機能を表示する。
【0041】
例えば、メタデータ検索を行い、次に全文検索を行うというシナリオスクリプトを生成する場合の機能選択画面の画面遷移は以下のようになる。マウスまたはキーボードにより、“メタデータ検索”を利用可能検索機能表示部902乃至905より選択する(図9A(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン部906を指示すると、機能選択画面は、図9B(a)に示す画面となる。図9B(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された検索機能“メタデータ検索”が表示される。また、利用可能検索機能表示部902乃至905は、検索機能の接合条件を表示する接合条件表示部911に表示が切り替わる。
【0042】
次に、マウスまたはキーボードにより、912“前の結果数がnの場合に実行”を接合条件表示部より選択する(図9B(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン表示部906が指示されると、機能選択画面を、図9C(a)に示す画面に切り替える。図9C(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された接合条件“前の結果数がnの場合に実行”を表示する。また、接合条件表示部911の表示を、利用可能検索機能表示部902乃至905の表示に切り替える。
【0043】
次にマウスまたはキーボードにより、903“全文検索”を利用可能検索機能表示部より選択する(図9C(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン部906が指示されると、機能選択画面を、図9D(a)に示す画面とする。図9D(a)のシナリオフロー表示部900には、選択された検索機能“全文検索”を表示する。また、利用可能検索機能表示部の表示を、検索機能の接合条件を表示する接合条件表示部911の表示に切り替える。
【0044】
次に、マウスまたはキーボードにより、“終了”914を接合条件表示部911より選択する(図9D(b))。マウスまたはキーボードにより、選択ボタン表示部906が指示されると、機能選択画面を、図9Eに示す画面に切り替える。図9Eのシナリオフロー表示部900には、選択された接合条件“終了”を表示する。また、接合条件表示部911の表示を、利用可能検索機能表示部の表示に切り替える。
【0045】
マウスまたはキーボードにより、次へボタン部909が指示されると、ステップS40060へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部908が指示されると、ステップ40040に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部910が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0046】
ステップS40060では、表示装置205に図10A(a)に示す詳細設定画面を表示する。図10A〜10Cは、シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。詳細設定画面は、以下の要素を備える。
・ステップS40050にて選択された機能を表示するシナリオフロー部。
・シナリオフロー部で選択されている機能の詳細設定を表示する詳細設定部10000。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部10001。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部10002。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部10003。
なお、詳細設定部10000は、シナリオフロー部で指定された項目によって表示内容が異なる。
【0047】
図10A(a)における詳細設定部10000は、シナリオフロー部で指定されている“メタデータ検索”に対する詳細設定である。設定できる項目は、検索処理を実行する“検索サーバ”、“メタデータ検索”のクエリの指定方法を示す“検索クエリ”、“メタデータ検索”の対象となるメタデータの指定を示す“対象メタデータ”、クエリの展開方法を示す“検索語の展開”である。
【0048】
“検索サーバ”指定においては、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が多い順にソートしてIPアドレスを表示する。“検索サーバ”の既定の設定では、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が一番多い検索サーバ“172.23.39.9”が検索処理を実行する検索サーバとして設定される。“検索サーバ“指定において、自動が設定されているときには、シナリオフロー部で指定されている検索機能を提供する全ての検索サーバで検索処理を実行する。
【0049】
“対象メタデータ“指定においては、図19に示す検索サーバリストの指定可能検索対象19004に設定されている情報を表示する。例えば、図10A(a)において、”検索サーバ“指定が、”172.23.39.9“から”172.23.39.14“にマウスまたはキーボードにより変更された場合、図10A(b)に示すように”対象メタデータ“指定で指定可能な項目を変更する。
【0050】
マウスまたはキーボードにより、図10A(b)のシナリオフロー部の選択が“メタデータ検索”から“前の検索結果数がnの場合に実行”に変更された場合、詳細設定部10000を、図10B(a)詳細設定部10010に示すように、表示内容を変更する。
【0051】
図10B(a)詳細設定部は、接合条件“前の検索結果数がnの場合に実行”に対する詳細設定である。設定できる項目は、接合条件の条件値を指定する“条件値”、接合条件の次の検索機能に対する検索対象を指定する“検索対象”である。例えば、メタデータ検索結果が0件の時に全文検索を実行するというシナリオスクリプトを生成する場合には、“条件値”に“0”、“条件値に等しい”が設定され、“検索対象”は“全て”が設定される。
【0052】
マウス等により、図10B(a)のシナリオフロー部の選択が、“前の検索結果数がnの場合に実行”から“全文検索”に変更された場合、詳細設定部10010について、図10B(b)詳細設定部10020に示すように、表示内容を変更する。図10B(b)詳細設定部10020は、“全文検索”に対する詳細設定である。設定できる項目は、検索処理を実行する“検索サーバ”、“全文検索”のクエリの指定方法を示す“検索クエリ”、クエリの展開方法を示す“検索語の展開”である。
【0053】
“検索サーバ”指定においては、前記“メタデータ検索”と同様に、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005を多い順にソートしてIPアドレスを表示する。“検索サーバ”の既定の設定では、図19に示す検索サーバリストのコンテンツ量19005が一番多い検索サーバ“172.2.39.11”を検索処理を実行する検索サーバとして設定する。図10B(b)の詳細設定部10020の“検索サーバ”の指定を“172.23.39.11”から“自動”に変更することで(図10C(a))、検索処理を実行する検索サーバを全文検索機能を提供している全ての検索サーバにすることが可能となる。“検索サーバ”の指定の変更は、例えば、マウスまたはキーボードにより行うことができるように制御する。
【0054】
例えば、メタデータ検索で使用するユーザ指定の検索クエリを全文検索でも検索クエリとして使用する時には、図10C(a)の詳細設定部10020の“検索クエリ”の指定が“ユーザ指定”から“前の検索クエリ”に変更される(図10C(b))。
【0055】
マウスまたはキーボードにより、次へボタン部10001が指示されると、ステップS40070へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部10002が指示されると、ステップ40050に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部10003が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0056】
ステップS40070では、表示装置205に図11A(a)に示す代替シナリオ設定画面を表示する。図11は、シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。代替シナリオ設定画面は、以下の要素から構成される。
・どのシナリオスクリプトあるいは検索機能の代替設定を行うかを指定する代替設定指定部11000。
・外部記憶装置207上のシナリオスクリプトファイル305に記憶されている既存のシナリオスクリプトを指示するシナリオスクリプト選択部11001。
・利用可能な検索機能一覧を表示する利用可能検索機能表示部11002。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部11003。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部11004。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部11005。
【0057】
マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部11004が指示されると、ステップS40073へ移行する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部11003が指示されると、ステップS40060へ戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部11005が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。例えば、作成中のシナリオスクリプトを“D:¥Share¥Share1.xml”の代替シナリオとして設定する場合は図11A(b)に示す画面となる。“概念検索”の代替シナリオとして設定する場合は図11B(a)に示す画面になる。“D:¥Share¥ShareXYZ.xml”と“概念検索”の代替シナリオとして設定する場合は図11B(b)に示す画面になる。
【0058】
ステップS40073では、ステップS40070において代替設定指定部11000で選択された設定を判断する。代替設定指定部11000で、“代替シナリオ設定をしない”が選択されていた場合、ステップS40080へ移行する。代替設定指定部11000で、“シナリオ指定”あるいは“利用可能検索機能指定”、もしくは“シナリオ指定”と“利用可能検索機能指定”の両方が選択されていた場合、ステップS40076へ移行する。
【0059】
ステップS40076では、ステップS40070においてシナリオスクリプト選択部11001あるいは利用可能検索機能表示部11002、もしくはその両方で指定されたすべての検索機能に既に他の代替シナリオスクリプトが存在するかを判定する。他の代替シナリオスクリプトが存在する検索機能がない場合、代替シナリオを持つ検索機能として設定されたシナリオスクリプトあるいは検索機能と作成中のシナリオとの代替関係を示す代替情報を代替シナリオ管理部302内のRAM203に記憶する。そして、ステップS40080へ移行する。他の代替シナリオスクリプトが存在する検索機能が1つでもある場合、ステップS40079へ移行する。
【0060】
ステップS40079では、表示装置205に図25に示すシナリオスクリプト優先度設定画面を表示する。図25は、シナリオ記述形式を例示する図である。シナリオスクリプト優先度設定画面は、次の要素から構成される。
・ステップS40070においてシナリオスクリプト指定部11001あるいは利用可能検索機能表示部11002、もしくはその両方で指定された代替元(作成中のシナリオスクリプトが代替すべき検索機能を指す)を表示する代替元表示部27000。
・代替先(代替元に代替シナリオとして登録されているシナリオ)のシナリオスクリプトを図20を参照して後述する代替シナリオ定義部から取得し、作成中のシナリオスクリプトとあわせて表示する代替シナリオスクリプト表示部27001。
・代替シナリオスクリプト表示部27001で選択されているシナリオスクリプトの優先度を変更する優先度変更ボタン部27002。
・代替シナリオスクリプト表示部27001で選択されているシナリオスクリプトを削除する削除ボタン部27003。
・代替元表示部27000で表示される代替元を前のものへ戻す(後述する例を参照)戻るボタン部27004。
・代替元表示部27000で表示される代替元を次のものへ移行する(後述する例を参照)次へボタン部27005。
・シナリオスクリプトの優先度設定を終了する設定ボタン部27006。
・シナリオスクリプトの優先度設定を中止する取消ボタン部27007。
【0061】
例えば、次のように設定する場合を考える。
・作成中のシナリオスクリプトを“ScenarioXYZ.xml”と“概念検索”の代替シナリオとして設定する。
・“ScenarioXYZ.xml”における優先度を一番低くする。
・“概念検索”における優先度を一番高く設定する。
【0062】
この場合の画面遷移は以下のようになる。即ち、初めに、図25に示すシナリオスクリプト優先度設定画面を表示する。図25では、代替元表示部27000に“ScenarioXYZ.xml”を表示する。代替シナリオスクリプト表示部には一番優先度の低いものとして“作成中のシナリオ”を表示する。マウスあるいはキーボードにより、次へボタン部27005が指示されるとシナリオスクリプト優先度設定画面を図26に示す画面に切り替える。図26は、検索要求記述形式を例示する図である。図26では、代替元表示部27000に“概念検索”を表示する。代替シナリオスクリプト表示部27001には一番優先度の低いものとして“作成中のシナリオ”を表示する。マウスあるいはキーボードにより、優先度変更ボタン部27002で“↑”が指示されると、シナリオスクリプト優先度設定画面を図27に示す画面とする。図27は、シナリオウイザード優先度設定を例示する図である。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部27004が指示されると、シナリオスクリプト優先度設定画面を再び図27に示す画面に切り替える。
【0063】
マウスあるいはキーボードにより、削除ボタン部27003が指示されると、代替シナリオスクリプト表示部27001で選択中のシナリオスクリプトを削除する。マウスあるいはキーボードにより、設定ボタン部27006が指示されるとステップS40080へ移行する。ステップS40080では、代替シナリオを持つ検索機能として設定された検索機能と作成中のシナリオの代替関係と優先度を示す代替情報を代替シナリオ管理部302内のRAM203に記憶する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部27007が指示されるとステップS40070へ戻り、表示装置205に図11A(a)に示す画面を表示する。
【0064】
ステップS40080では、表示装置205に図12に示す実行ユーザ設定画面を表示する。図12は、シナリオウイザードのシナリオ実行権設定を例示する図である。実行ユーザ設定画面は、以下の要素を有する。
・実行ユーザとして設定可能なユーザ情報を持つ不図示の設定ファイルから設定可能な実行ユーザを取得し、一覧を表示する実行ユーザ表示部12000。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部12001。
・次のステップへの移行を指示する次へボタン部12002。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部12003。
【0065】
マウスあるいはキーボードにより、実行ユーザ表示部12000に表示しているユーザ一覧で選択されたものを、図23を参照して後述するシナリオスクリプト内の実行可能ユーザ指定要素<scenario:execUser>の値として設定する。マウスあるいはキーボードにより、戻るボタン部12001が指示されると、ステップS40070へ戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部12003が指示されると、シナリオスクリプト作成を中止する。次へボタン部12002が指示されると、ステップS40090へ進む。
【0066】
ステップS40090では、表示装置205に図13に示す保存確認画面を表示する。図13は、シナリオウイザードのシナリオ保存を例示する図である。保存確認画面は、以下の要素を備える。
・編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置207に保存する時のファイル名を指示するファイル名指定部13000。
・編集したシナリオスクリプトファイルのテスト実行を指示するテストボタン部13001。
・前のステップへの移行を指示する戻るボタン部13003。
・編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置に記憶することを指示する保存ボタン部13003。
・シナリオスクリプト作成中止を指示する取消ボタン部13004。
【0067】
テストボタン部13001が指示されると、図30を参照して後述する検索テスト処理を実行する。テスト処理を実行終了後、図13(a)に戻りシナリオ保存入力待ちとなる。検索テスト処理については後述する。
【0068】
キーボード等によりファイル名指定部13000に外部記憶装置207に保存するファイル名が入力された(図13(b))後、マウス等により保存ボタン部13003が指示されたとする。この場合、図23に示す形式で編集したシナリオスクリプトを外部記憶装置207に保存して、ステップS40100へ移行する。マウスまたはキーボードにより、戻るボタン部13002が指示されると、ステップ40080に戻る。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部13004が指示されるとシナリオスクリプト作成を中止する。
【0069】
ステップS40100では、図20を参照して後述する外部記憶装置207に格納されている代替スクリプト定義部の情報を更新し、その後処理を終了する。この更新は、ステップS40076乃至S40079においてRAM203に記憶した、作成中のシナリオと代替関係にある検索機能との代替関係と優先度情報、およびステップS40090で指定したシナリオスクリプト名をもとに行う。代替シナリオ管理部302内のRAM203に作成中のシナリオと代替関係にある検索機能との代替関係と優先度情報が記憶されていない場合、図20に示す代替スクリプト定義部の情報の更新は行わず、処理を終了する。
【0070】
(テスト実行処理)
次に本実施形態でシナリオスクリプト作成部304により実行されるシナリオスクリプト作成処理のうち、作成したシナリオのテスト実行処理について図30を用いて説明する。図30は、シナリオスクリプト作成処理を示すフローチャートである図4のステップS40090で、テスト実行ボタン部13001が指示された場合に実行される、テスト実行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0071】
まず、ステップS30040では、RAM203上の図24において詳述の検索要求記述に設定されたシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の値を取り出し、ステップS30050へ進む。
【0072】
次に、図29を参照して後述するステップS30050において、S30040で取り出したシナリオスクリプトが実行可能であるか判定する。実行可能であると判定されたならば(ステップS30050でYES)ステップS30070へ、実行不能と判定されたならば(ステップS30050でNO)ステップS30060へ分岐する。
【0073】
ステップS30050で実行不能であると判定された場合(ステップS30050でNO)は、ステップS30060へ進む。ステップS30060では、指定されたシナリオスクリプトの代替シナリオが存在すれば、代替シナリオスクリプトを検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。代替シナリオスクリプトの存在有無は、シナリオスクリプト作成部304でシナリオ作成時に設定され、外部記憶装置207に格納されている図20に示す代替スクリプト定義部を参照することにより判定される。代替スクリプト定義部の検索機能20000にステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトと一致するものがあるかどうかを探す。ここで、見つかったならば対応する代替スクリプト20001を検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。次に、ステップS30040へループする。
【0074】
一方、ステップS30070では、表示装置205に図16(a)に示す検索サーバ設定画面を表示し、シナリオスクリプトで定義されている検索機能を実行可能な検索サーバを指定するか否かを指定する。ただし、図16は検索サーバ指定を例示する図である。図16において、ステップS30040で取り出されたシナリオスクリプトが使用する検索機能を表示部16000に表示する。表示部16000には、各検索機能に対してサーバの特定をするか否かを選択するIPアドレス表示部16001を表示する。そして、IPアドレス表示部16001には、サーバの特定をせず自動選択とする「自動」、図19において詳述される検索サーバリストの当該検索機能を有する検索サーバのIPアドレス19000を表示し、ラジオボタンによりいずれかを選択可能にする。
【0075】
図16(b)において選択されている「メタデータ検索」を実行する検索サーバとして、IPアドレス「172.23.39.9」に対応するラジオボタンが選択され、設定ボタン部16003が指示されたとする。このとき、検索要求記述中の図23を参照して後述する当該シナリオスクリプトの検索サーバ指定要素<scenario:server>の値として選択したIPアドレスまたは自動が選択された場合は「auto select」を設定する。取消しボタン部16003が指示された場合は、検索サーバ指定の処理を終了し、ステップS30080へ進む。
【0076】
次に、ステップS30080で、表示装置205に図17に示す検索クエリ設定画面を表示し、検索要求となるクエリ情報を入力する。図17は、検索クエリ設定を例示する図である。図17のクエリ設定画面には、以下のものが配される。
・文章の意味に基づいて検索する概念検索の検索クエリとなる文書を入力する概念検索クエリ入力部17000。
・メタデータの値に基づいて検索するメタデータ検索の検索対象となるメタデータを指定するメタデータ指定部17001乃至17004。
・画像の視覚特徴に基づいて類似の画像を検索する画像検索の検索クエリとなる画像ファイル名を入力する画像ファイル入力部17005。
・画像ファイル入力部17005で入力された画像の縮小画像を表示するクエリ画像表示部17006。
・検索クエリの検索要求記述への設定を支持する設定ボタン部17007。
・設定処理を中止する取消しボタン部17008。
各検索クエリ入力部において入力された検索クエリは検索要求記述の対応する検索クエリ記述要素<scenario:parameter>に検索機能種別をtype属性として対応づけて設定する。
【0077】
次に、ステップS30090において、検索要求記述に格納されたすべてのシナリオスクリプトについて検索条件設定を終えたかどうかを判定する。すべて設定済であれば(ステップS30090でYES)ステップS30100へ、未設定のシナリオスクリプトがあれば(ステップS30090でNO)ステップS30040へループする。
【0078】
ステップS30100では、RAM203上の検索要求記述を検索サーバ既定のプロトコルに従い、その記述内容を伝送する。本実施形態においては、通常行われているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により伝送する。ステップS30100で検索サーバに送信された検索要求に基づく検索サーバでの処理の詳細については、図28を参照して後述する。
【0079】
次に、ステップS30110で検索サーバからの処理結果の受信を待機し、検索結果を取得する。検索結果は図24に示す検索要求記述の結果出力要素<drtf:result>以下の値として取得可能であり、出力結果を取出し、表示装置205に図18に示す検索結果を表示する。
【0080】
(検索サーバリスト)
図19は、情報処理装置のRAM203に記憶される検索サーバリストの記憶領域を示す説明である。図19において図示される検索サーバリストは、検索サーバ管理部301において作成し、検索サーバ情報通知部313から通知される検索サーバ312の情報を記憶する。そして、シナリオスクリプト作成部304によるシナリオスクリプト作成時、あるいは、シナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用される情報である。
【0081】
検索サーバリストは、以下の要素を有する。
・検索サーバ312が動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレス19000。
・検索サーバ312が提供している検索機能19001。
・検索実行時にユーザが指示する検索クエリの種別を表すクエリタイプ19002。
・ユーザが指示するクエリに対して、例えば、同義語辞書を使用した検索クエリの展開等の指定が可能であるか否かを表すクエリ拡張19003。
・ユーザが検索時に検索対象となる項目、例えば、タイトル、作成者、作成日付、コメント等を指定することが可能であるか、また、指定可能な項目を表す指定可能検索対象19004。
・検索サーバ312が保持する検索対象コンテンツの数を表すコンテンツ量19005。
【0082】
(代替スクリプト定義部)
図20は、代替シナリオ管理部302で管理される代替スクリプトの対応関係を示す代替スクリプト定義部を示す図である。代替スクリプト定義部は、代替となるスクリプトが設定される検索機能あるいはシナリオスクリプト(代替元)の一覧を表示する検索機能20000、代替元の代替スクリプト(代替先)を一覧表示する代替スクリプト20001から構成される。代替スクリプト20001は、1つの代替元に対し複数の代替先が登録されている場合には、記述されている順により優先度を表す。例えば、図20における類似原本検索の代替スクリプトは“Scenario1.xml”と“Scenario2.xml”である。従って、“Scenario1.xml”の優先度が一番高く、続いて記述されている“Scenario2.xml”の優先度が二番目となる。
【0083】
(シナリオスクリプト学習データ)
図21は、情報処理装置の外部記憶装置207に記憶されるシナリオスクリプト学習データの記憶領域を示す説明図である。図21において図示されるシナリオスクリプト学習データは、検索サーバ管理部301のシナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用及び更新される情報である。
【0084】
シナリオスクリプト学習データは、検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイル名21000、シナリオスクリプトファイル名21000の参照回数を保持する参照回数21001から構成される。シナリオスクリプト学習データは、複数のシナリオスクリプトが指定された場合に、図15A、図15Bに示すシナリオスクリプトリスト表示部15002の既定の表示順を決める際に使用する。図15A、15Bは、検索シナリオ指定を例示する図である。シナリオスクリプトリスト表示部15002は、シナリオスクリプト学習データの参照回数21001が多い順にソートして表示する。
【0085】
(シナリオスクリプト)
図23はシナリオスクリプトの一例を示す図であり、シナリオスクリプト作成部304で作成される。シナリオスクリプトはユーザ情報、本体および検索結果フォーマットから構成される。例えば、3行目〜7行目はユーザ情報であり、4行目の<scenario:userID>要素はユーザ認証されたユーザIDおよびパスワードが暗号化されている。また、5行目の<scenario:execUser>要素は該シナリオスクリプトの実行可能なユーザの情報が暗号化されている。
【0086】
8行目から27行目はシナリオスクリプト実行部304および311が実行するシナリオスクリプトの本体であり、検索機能の情報と、検索機能と検索機能の結合条件から構成される。10行目の<scenario:searchFunc>要素は検索機能の指定であり、図の例ではメタデータ検索が指定されている。そして、10行目〜15行目はメタデータ検索の情報である。11行目の<scenario:server>要素は検索対象となる検索サーバの指定であり、検索対象となる検索サーバのIPアドレスが指定されている。12行目の<scenario:server>要素は検索クエリの入力に関する情報であり、ユーザからの検索クエリの入力待ちである。13行目の<scenario:searchTag>要素はメタデータ検索の検索対象項目であり、タイトルが指定されている。14行目の<scenario:queryExpantion>要素は検索後の拡張情報であり、“拡張しない”が指定されている。17行目の<scenario:joinCond>要素は結合条件であり、“前の検索数がnの場合に実行する”が指定されている。そして、17行目〜20行目は結合条件の情報である。18行目の<scenario:condValue>要素は条件値であり、“等しい”が指定されている。19行目の<scenario:searchObject>要素は検索対象であり、“全て”が指定されている。22行目の<scenario:searchFunc>要素は検索機能の指定であり、全文検索が指定されている。そして、22行目〜26行目は全文検索の情報である。23行目の<scenario:server>要素は検索対象となる検索サーバの指定であり、“自動”が指定されている。24行目の<scenario:server>要素は検索クエリの入力に関する情報であり、ユーザからの検索クエリの入力待ちである。25行目の<scenario:queryExpantion>要素は検索後の拡張情報であり、“拡張しない”が指定されている。
【0087】
29行目〜38行目は検索結果フォーマットである。31行目の<scenario:result>要素は検索機能の指定であり、メタデータ検索が指定されている。そして、31行目〜33行目はメタデータ検索の検索結果の詳細情報である。32行目の<scenario:resultDetail>要素は検索結果の詳細情報であり、URIが指定されている。34行目の<scenario:result>要素は検索機能の指定であり、全文検索が指定されている。そして、34行目〜37行目はメタデータ検索の検索結果の詳細情報である。35行目および36行目の<scenario:resultDetail>要素は検索結果の詳細情報であり、URIおよびスコアが指定されている。
【0088】
(検索要求及び検索結果の記述形式)
図24はクライアント308と検索サーバ312の間でデータ交換するための検索要求および検索結果を記述する形式を例示する図である。3行目から12行目の<drtf:control>要素は制御情報である。4行目の<drtf:ticket>要素は検索要求を指定している。また、6行目〜11行目の<drtf:number>要素は検索結果の有無であり、シナリオスクリプト実行からの検索結果があることを示している。13行目から34行目の<drtf:query>要素は検索要求の情報である。17行目〜21行目の<scenario:script>要素はシナリオスクリプトの指定である。ここで、18行目〜20行目の<scenario:execScript>要素はシナリオスクリプト名“scenario1”の検索で使用する図23のようなシナリオスクリプトが記述される。なお、<scenario:execScript>要素を使用することで複数のシナリオスクリプトを指定することが可能である。また、23行目〜32行目の<scenario:data>要素はシナリオスクリプトで使用するデータである。ここで、24行目〜27行目の<scenario:parameter>要素および28行目〜31行目の<scenario:parameter>要素はシナリオスクリプトの検索クエリ入力に対応する。ここでは、24行目〜27行目の<scenario:parameter>要素はメタデータ検索に対応し、28行目〜31行目の<scenario:parameter>要素は全文検索に対応する。そのため、26行目の<scenario:keyword>はメタデータ検索用のキーワードである“京都”が指定されており、30行目の<scenario:keyword>は全文検索用のキーワードである“フラワーカーニバル”が指定されている。35行目から78行目の<drtf:result>要素は検索結果の情報である。38行目の<scenario:entity>要素は実行されたシナリオスクリプト名であり、シナリオスクリプト名“scenario1”が記述されている。40行目の<scenario:number>要素は検索結果の件数であり、41行目から44行目はメタデータ検索の検索結果の件数が3件、45行目から48行目は全文検索の検索結果の件数が2件であることを示している。51行目〜64行目はメタデータ検索の検索結果の情報であり、結果が3件あり、URI、スコアおよび検索された検索サーバが動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレスが記述されている。また、66行目〜75行目は全文検索の検索結果の情報であり、結果が2件あり、URI、スコアおよび検索された検索サーバが動作する情報処理装置に割り当てられたIPアドレスが記述されている。
【0089】
(クライアントにおける検索処理)
次に本実施形態でクライアント308により実行される検索処理について図5を用いて説明する。図5は本実施形態で実行される検索処理のフローチャートである。
【0090】
まず、ステップS50000で、検索サーバ管理部301において、ネットワークに接続している全ての検索サーバ312に対して検索機能取得を行う。これにより、検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶された検索サーバリストの格納情報を最新の状態に更新する。検索機能取得では、検索サーバのIPアドレス、提供している検索機能、検索クエリの種別、検索クエリ拡張指定の可否、指定可能な検索対象、各検索サーバの検索インデックスが保持しているコンテンツ数を取得する。取得した前記情報は、図19に示す検索サービスリストとして検索サーバ管理部301内のRAM203に記憶する。
【0091】
次に、ステップS50010では、表示装置205に図14に示す認証画面を表示する。図14は、検索時のユーザ認証を例示する図である。認証画面は、ユーザ名入力を行うユーザ名入力部14000、パスワード入力部14001、認証実行を指示する認証ボタン部14002、検索中止を指示する取消ボタン部14003から構成される。入力装置204として接続されたマウスあるいはキーボードにより、認証ボタン602が指示されると、ユーザ名入力部14000及びパスワード入力部14001に入力された情報をもとに認証処理を行い、ステップS50020へ移行する。認証処理は図1のネットワークシステムにおいて不図示の認証サーバを設け、認証サーバがユーザ名とパスワードとの照合を行うことにより処理される。認証に失敗したならば直ちに検索処理を中止する。マウスあるいはキーボードにより、取消ボタン部14003が指示されると検索処理を中止する。
【0092】
次に、ステップS50020では、表示装置205に図15A(a)に示すシナリオスクリプト設定画面を表示する。シナリオスクリプト設定画面は、以下の要素を有する。
・外部記憶装置207に保存されているシナリオスクリプトファイル305を指定するスクリプトファイル入力部15000。
・設定されたシナリオスクリプトファイルのファイル名称を表示するシナリオスクリプトリスト表示部15002。
・複数のシナリオスクリプトを設定する場合にシナリオスクリプトリスト表示部15002に追加指定することを指示する追加ボタン部15001。
・シナリオスクリプトファイルの実行優先順を指定するためにシナリオスクリプトリスト表示部15002上での表示位置を変更する実行優先順UPボタン部15003および実行優先順DOWNボタン部15004。
・図24において後述する検索要求記述に設定する設定ボタン部15005。
・シナリオスクリプト設定処理を中止することを指示する取消ボタン部15006。
シナリオスクリプトリスト表示部15002は、図21に示すシナリオスクリプト学習データの参照回数21001が多い順にソートする。
【0093】
次に、図15A(b)において、シナリオスクリプトファイル入力部15000にシナリオスクリプト「Scenario.xml」が入力され、追加ボタン部15001をキーボードあるいはマウスにより指示されたとする。この場合、シナリオスクリプトリスト表示部15002に入力したシナリオスクリプトファイル名を表示する。
【0094】
引き続き図15B(a)において、2つめのシナリオスクリプトとしてシナリオスクリプト入力部15001にシナリオスクリプト「Scenario2.xml」が入力され、追加ボタン部15001が指示されたとする。この場合、図21に示すシナリオ学習データのシナリオスクリプトファイル名21000と参照回数21001を参照する。ここでの例では、「Scenario.xml」が「Scenario2.xml」よりも参照回数が多い。このため、シナリオスクリプトリスト表示部15002に追加したシナリオスクリプトファイル「Scenario2.xml」を先に設定済の「Scenario.xml」の下位に表示する。
【0095】
次に、図15B(b)において、「Scenario2.xml」が「Scenario.xml」の上位の実行優先順となるように設定されたとする。この設定は、例えば、シナリオスクリプトリスト表示部15002上でキーボードあるいはマウスにより、図15B(a)で追加したシナリオスクリプト「Scenario2.xml」が選択され、実行優先順UPボタン部15003が指示されて行われる。設定ボタン部15005が指示されたならば、ステップS50030へ進む。
【0096】
ステップS50030においては、RAM203上の図24において詳述される検索要求記述の<scenario:script>要素の値として、選択されたシナリオスクリプトファイルの内容を優先順位に従い書き込む。検索要求記述を設定し終えたならば、ステップS50040の処理へ移行する。取消ボタン部15006が指示されたならば、シナリオスクリプト設定画面を終了し、ステップS50040へ進む。
【0097】
ステップS50040では、RAM203上の図24において詳述の検索要求記述に設定されたシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の値をひとつ取り出し、ステップS50050へ進む。
【0098】
次に、図29を参照して後述するステップS50050でS50040で取り出したシナリオスクリプトが実行可能であるか判定する。実行可能であると判定されたならば(ステップS50050でYES)ステップS50070へ、実行不能と判定されたならば(ステップS50050でNO)ステップS50060へ分岐する。
【0099】
ステップS50060では、指定されたシナリオスクリプトの代替シナリオが存在すれば、代替シナリオスクリプトを検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。代替シナリオスクリプトの存在有無は、シナリオスクリプト作成部304でシナリオ作成時に設定され、外部記憶装置207に格納されている図20に示す代替スクリプト定義部を参照することにより判定する。代替スクリプト定義部の検索機能20000にステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトと一致するものがあるかどうかを探索する。探索により一致するものが見つかったならば、対応する代替スクリプト20001を検索要求記述のシナリオスクリプト指定要素<scenario:script>の末尾に追加する。そして、ステップS50040へループする。
【0100】
ステップS50070では、表示装置205に図16(a)に示す検索サーバ設定画面を表示し、シナリオスクリプトで定義されている検索機能を実行可能な検索サーバを指定するか否かを指定する。図16において、ステップS50040で取り出されたシナリオスクリプトが使用する検索機能を表示部16000に表示する。表示部16000に表示される各検索機能に対してサーバの特定をするか否かを選択するIPアドレス表示部16001には、「自動」と、検索機能を有する検索サーバのIPアドレス19000を表示する。ただし、「自動」は、サーバの特定をせず自動選択とする選択肢である。また、検索サーバのIPアドレスは、ステップS50000で取得され、図19を参照して説明した検索サーバリストの当該検索機能を有する検索サーバのIPアドレスである。ユーザは、ラジオボタンによりIPアドレス表示部16001に表示されたものからいずれかを選択する。IPアドレス表示部16001は、ステップS50000において取得した図19に示す検索サーバリストに含まれる検索サーバで、図22に示すIPアドレス学習データの参照回数24002が多い順にソートして表示する。図22に示すIPアドレス学習データに格納されていない検索サーバは末尾に表示していく。図22に示すIPアドレス学習データの参照回数24002が一番多いIPアドレスの検索サーバを既定として選択する。
【0101】
図16(b)において選択されている「メタデータ検索」を実行する検索サーバとして、IPアドレス「172.23.39.9」に対応するラジオボタンが選択され、設定ボタン部16003が指示されたとする。このとき、検索要求記述中の図23において詳述される当該シナリオスクリプトの検索サーバ指定要素<scenario:server>の値として、選択されたIPアドレス、又は、自動が選択された場合は「auto select」を設定する。取消しボタン部16003が指示された場合は、検索サーバ指定の処理を終了し、ステップS50080へ進む。
【0102】
次に、ステップS50080で、表示装置205に図17に示す検索クエリ設定画面を表示し、検索要求となるクエリ情報を入力する。各検索クエリ入力部において入力された検索クエリは検索要求記述の対応する検索クエリ記述要素<scenario:parameter>に検索機能種別をtype属性として対応づけて設定される。
【0103】
次に、ステップS50090において、検索要求記述に格納されたすべてのシナリオスクリプトについて検索条件設定を終えたかどうかを判定する。すべて設定済であれば(ステップS50090でYES)ステップS50100へ、未設定のシナリオスクリプトがあれば(ステップS50090でNO)ステップS50040へループする。
【0104】
次に、ステップS50100で、RAM203上の検索要求記述を検索サーバ既定のプロトコルに従い、その記述内容を検索サーバへ伝送する。本実施形態においては、通常行われているHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により伝送する。
【0105】
次に、ステップS50110で検索サーバからの処理結果の受信を待機し、検索結果を取得する。検索結果は図24に示す検索要求記述の結果出力要素<drtf:result>以下の値として取得可能であり、出力結果を取出し、表示装置205に図18に示す検索結果を表示する。次に、<drtf:entity>要素のname属性の値及び<senario:script>要素以下から検索実行時に使用したシナリオスクリプトを取得する。ステップS50020にて設定したシナリオスクリプトファイルと前記取得したシナリオスクリプトから検索実行時に使用したシナリオスクリプトファイルを求める。求めたシナリオスクリプトファイルを元に図21に示すシナリオスクリプト学習データを更新する。既にシナリオスクリプトファイルがシナリオスクリプトファイル名21000に記憶されている場合には、参照回数21001を加算する。シナリオスクリプトファイルがシナリオスクリプトファイル名21000に記憶されていない場合には、シナリオスクリプトファイル名21000にシナリオスクリプトファイル名を記憶し、参照回数21001を1として記憶する。
【0106】
図18は検索結果の表示画面を例示する図である。検索結果の結果出力要素<drtf:result>下の<scneario:entity>要素のuri属性の値からファイル名を取得し、ファイル名18001に表示する。同様に<scneario:score>要素から検索結果の確からしさを表すスコアの値を取得し、スコア18002に、<scneario:resultDetailType>要素のtype属性の値を検索種別18003に表示する。取得ボタン部18004が指示されたならば、検索結果uriに従いデータを取得する。データ取得時には、<scenario:resultDetail>要素のtype属性及び<scenario:Server>要素から検索サーバのIPアドレスを取得し、図22に示すIPアドレス学習データを更新する。既にIPアドレスが記憶済みの場合には、参照回数24002を加算する。IPアドレスが記憶されていない場合には、検索結果から取得した前記情報を検索機能24000、IPアドレスリスト24001に追加し、参照回数24002を1とする。終了ボタン部18005が指示されたならば検索処理を終了する。
【0107】
(実行可能判定処理)
次に、図5のステップS50050および図30のステップS30050の実行可能判定の処理を図29を用いて説明する。図29は、本実施形態で実行される図5に示すフローチャートのステップS50050における詳細処理を表すフローチャートである。
【0108】
まず、ステップS29000において、シナリオスクリプトの実行権限の判定を行う。実行権限の判定は、図23において詳述するシナリオスクリプト中の実行可能ユーザ指定要素<scenario:execUser>の値として記述された実行権限を持つユーザ情報をもとに、不図示の認証サーバによる認証を行うことで判定する。認証された場合(ステップS29000でYES)は、ステップS29010へ移行する。認証されなかった場合(ステップS29000でNO)は、ステップS29020へ移行する。
【0109】
ステップS29010は、シナリオスクリプト中の検索機能が現在サービスされており、実行可能か否かの判定を行う。実行可能か否かの判定は、図19において詳述する検索サービスリストの情報をもとに行う。検索サービスリストの検索機能19001に当該シナリオスクリプト中の検索機能が存在する場合(ステップS29010でYES)は、ステップS29030へ移行する。検索サービスリストの検索機能19001に当該シナリオスクリプト中の検索機能が存在しない場合(ステップS29010でNO)は、ステップS29020へ移行する。
【0110】
ステップS29020では、シナリオスクリプトが実行不可であると判定を行い、その後処理を終了する。ステップS29030は、シナリオスクリプトが実行可能であると判定を行い、その後処理を終了する。
【0111】
(検索サーバにおける検索処理)
次に、図5のステップS50100および図30のステップS30100においてクライアント308より送信された検索要求を受け取り、検索処理を実行する検索サーバ312の処理を図28を用いて説明する。図28は本実施形態で実行される検索サーバ312において行われる検索処理のフローチャートである。
【0112】
まず、ステップS28000で、クライアント308からの検索要求を受信待機し、検索要求を取得する。
【0113】
次に、ステップS28010で、検索要求からシナリオスクリプト<scenairo:script>をひとつ取り出す。
【0114】
次に、ステップS28020で、取り出したシナリオスクリプトを検索サーバ上のシナリオスクリプト実行部311に入力し、シナリオスクリプトを実行する。シナリオスクリプト実行部311は、入力されたシナリオスクリプトの<scenairo:joinCond>要素によって示される検索エンジン処理結果の扱いに準じながら、まず、以下の要素に設定されたクエリの値を読み出す。
・<scenairo:searchFunc>要素。
・<scenairo:server>要素。
・<scenairo:query>要素。
・<scenairo:searchTag>要素。
・<scenairo:queryExpantion>要素。
・<scenairo:parameter>要素。
そして、順次、検索エンジン309、310を適宜に呼び出して、シナリオスクリプトに記述された処理を行い、<scenairo:outputResult>要素に指定された出力書式に従って、結果を出力する。
【0115】
次に、ステップS28030において、ステップS28020で出力された検索結果を検索結果要求に設定する。
【0116】
次に、ステップS28040で、検索要求記述中のすべてのシナリオスクリプトを実行したか否かを判定する。未実行のシナリオスクリプトがあれば(ステップS28040でNO)ステップS28010へループし、すべてのシナリオスクリプトを実行したならば(ステップS28040でYES)、ステップS28050へ進む。
【0117】
次に、ステップS28050で、検索要求記述に追記された検索処理結果をクライアント308に送信して検索処理を終了する。
【0118】
(IPアドレス学習データ)
図22は、情報処理装置の外部記憶装置207に記憶されるIPアドレス学習データの記憶領域を示す説明図である。図22において図示されるIPアドレス学習データは、検索サーバ管理部301のシナリオスクリプト実行部303による検索実行時に使用及び更新される情報である。IPアドレス学習データは、図18に図示する検索結果表示画面の取得ボタン部18004が指示された場合に、当該検索結果コンテンツデータを検索した検索サーバのIPアドレスを学習する情報である。
【0119】
IPアドレス学習データは、以下の要素を有する。
・コンテンツデータを検索した検索機能を格納する検索機能24000。
・前記検索機能提供する検索サーバのIPアドレスを格納するIPアドレス24001。
・前記IPアドレスで示される検索サーバの検索結果からコンテンツデータを取得した回数を記憶する参照回数24002。
IPアドレス学習データは、図16に図示する検索サーバ設定画面のIPアドレス表示部16001の既定の表示順を決める際に使用する。IPアドレス表示部16001は、IPアドレス学習データの参照回数24002が多い順にソートして表示する。
【0120】
以上のように、本実施形態においては、検索サーバ312は、複数の検索サービスを提供しており、クライアント308からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント308へ通知する。ただし、クライアント308へ通知する検索結果を示す結果情報には、データ検索処理の結果と、この検索サービスの識別情報との対応関係が示される。このため、結果情報を受けとったクライアント308は、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御することが可能となる。
【0121】
また、クライアント308は、要求に応じて検索サーバ312から送出される結果情報を受けとると、当該結果情報に基づいて、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。このため、ユーザは、検索処理の結果が、どの検索サービスにより得られたのかを知ることができる。
【0122】
また、クライアント308が送出する検索要求情報は、検索要求内容を示すシナリオスクリプトを含んでいるが、クライアント308は、そのシナリオスクリプトを検索サーバ312へ送出する前に、そのシナリオスクリプトの実行可能性を検証する。このため、不適切なシナリオスクリプトを検索サーバ312へ送出して、動作不具合を発生させることを防ぐことができる。
【0123】
<<第2実施形態>>
以下、図面を参照しながら第2実施形態を詳細に説明する。
【0124】
(情報検索装置の構成)
図31は本実施形態における情報検索装置の構成を示すブロック図である。
【0125】
図31の構成において、CPUはマイクロプロセッサであり、情報処理のための演算、論理判断等を行ない、バスを介してバスに接続された各構成要素を制御する。マイクロプロセッサCPUが情報表示手段としても動作する。
【0126】
BUSはバスであり、マイクロプロセッサCPUの制御対象である各構成要素を指示するアドレス信号、コントロール信号を転送する。また、各構成要素間のデータ転送を行なう。
【0127】
RAMは書込み可能なランダムアクセスメモリであって、各構成要素からの各種データの一次記憶に用いる。
【0128】
ROMは読出し専用の固定メモリである。マイクロプロセッサCPUによるブートプログラムを記憶する。ブートプログラムはシステム起動時にハードディスクに記憶された制御プログラムをRAMにロードし、マイクロプロセッサCPUに実行させる。制御プログラムについては、後にフローチャートを参照して詳述する。
【0129】
入力装置はキーボード、およびマウス等である。表示装置はCRT、あるいは液晶ディスプレイ等である。HDはハードディスクであり、CPUにより実行される制御プログラムが格納される。
【0130】
リムーバブル外部記憶装置はフロップーディスクやCD、DVD等の外部記憶にアクセスするためのドライブ等である。上記HDと同様に使用でき、それらの記録媒体を通じて他の情報検索装置とのデータ交換を行なう装置である。なお、ハードディスクに記憶される制御プログラムは、これらの外部記憶装置から必要に応じてHDにコピーすることもできる。
【0131】
ネットワーク装置はネットワークコントローラである。ネットワーク回線を介して外部とのデータ交換を行なう装置である。
【0132】
かかる各構成要素からなる本実施形態における情報検索装置においては、入力装置からの各種の入力に応じて作動する。即ち、入力装置からの入力が供給されるとまずインタラプト信号がマイクロプロセッサCPUに送られ、それに伴って、CPUがROMまたはRAM内に記憶される各種命令を読み出し、その実行によって各種の制御が行われる。
【0133】
図32は本実施形態における情報検索装置の構成を示したもので、図31の構成の詳細を示した図である。
【0134】
クライアント320001は検索の実行を要求する。また、シナリオスクリプトを作成するシナリオスクリプト作成部320011、検索サーバに対して検索を要求し、検索結果を取得する検索サーバ管理部320012および検索結果を提示する検索結果提示部320013から構成される。
【0135】
シナリオスクリプト作成部320011は複数の検索サービスを連携させる条件および動作を定義するシナリオスクリプトを作成し、シナリオスクリプトリスト320003に登録する。
【0136】
検索サーバ管理部320012はシナリオスクリプトおよび検索を行なうための検索データによる検索実行要求を検索サーバ320002に行ない、検索サーバ320002からの検索結果の取得を行なう。
【0137】
検索結果提示部320013は検索サーバ管理部320012が取得した検索結果を提示する。
【0138】
検索サーバ320002は検索を実行するための検索サービスが存在する。また、データ検索処理機能を提供する検索エンジン320021、シナリオスクリプトを解析し、検索を実行するシナリオスクリプト実行部320022および検索結果を出力する検索結果出力部320023を含む。
【0139】
検索エンジン320021はメタデータ検索、全文検索、概念検索および画像検索などデータ検索処理機能を提供する。
【0140】
シナリオスクリプト実行部320022はシナリオスクリプトを解析し、該シナリオスクリプトに従い、該当する検索エンジンを使用して検索を実行する。
【0141】
検索結果出力部320023はシナリオスクリプト実行部320022において検索された結果をクライアント320001に出力する。
【0142】
シナリオスクリプトリスト320003はシナリオスクリプトを管理する。シナリオスクリプト作成部320011はシナリオスクリプトを作成し、シナリオスクリプトリスト320003に登録する。検索サーバ管理部320012はシナリオスクリプトを取得し、検索の実行を要求する。
【0143】
(クライアントの処理)
図33は本実施形態における情報検索装置の動作、より具体的にはクライアント320001におけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【0144】
まず、ステップS330011において、シナリオスクリプト作成部320011において複数の検索サービスを連携させる条件および動作を定義するシナリオスクリプトを作成する。例えば、図35のようなシナリオスクリプトを作成する。ここでは、「タイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。しかし、結果が0件の場合はタイトルをキーワードとする概念検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力する。」という内容のシナリオスクリプトである。
【0145】
次に、ステップS330012において、検索サーバ管理部320012において検索を行なうための検索データを入力する。例えば、図35のようなシナリオスクリプトでは検索を行なうためのキーワードがタイトルであるので、タイトルを入力する。
【0146】
次に、ステップS330013において、検索サーバ管理部320012においてシナリオスクリプトと検索データによる検索実行の要求を検索サーバ320002に行なう。例えば、シナリオスクリプトはシナリオスクリプトリスト320003から取得する。
【0147】
次に、ステップS330014において、検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果を待つ。
【0148】
次に、ステップS330015では検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果を受信する。例えば、図36のような検索結果を取得する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を取得する。
【0149】
次に、ステップS330016において、ステップS330015で受信された検索結果を提示する。例えば、図37のように検索結果を表示する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。そして処理を終了する。
【0150】
(検索サーバの処理)
図34は本実施形態における情報検索装置の動作、より具体的には検索サーバ320002においてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【0151】
まず、ステップS340021では、検索サーバ320002においてクライアント320001からの検索実行の要求を待つ。
【0152】
次に、ステップS340022において、検索サーバ320002においてクライアント320001からの検索実行の要求を受信する。例えば、図36のようなシナリオスクリプトと検索を行なうための検索データを受信する。
【0153】
次に、ステップS340023において、シナリオスクリプト実行部320022においてステップS340022で受信したシナリオスクリプトを解析する。
【0154】
次に、ステップS340024において、シナリオスクリプトにおいて定義された検索サービスを連携させる条件および動作が存在する場合(ステップS340024でNO)は処理をステップS340025に進める。また、存在しない場合(ステップS340024でYES)は処理をステップS340026に進める。
【0155】
ステップS340025においては、シナリオスクリプト実行部320022においてシナリオスクリプトに従い、検索処理を実行する。そして、処理をステップS340024に戻す。
【0156】
ステップS340026においては、ステップS340025において検索された結果をクライアント320001に出力する。例えば、図36のような検索結果を出力する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力する。そして、処理を終了する。
【0157】
例えば、図35のようなシナリオスクリプトに従い、検索を実行する場合、まずタイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、この場合結果が存在する場合は検索結果であるURIとスコアを出力し、処理を終了する。しかし、タイトル検索の結果が0件の場合はタイトルをキーワードとする概念検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力し、処理を終了する。
【0158】
(シナリオスクリプト)
図35はシナリオスクリプト作成部11において作成するシナリオスクリプトの一例である。例えば、「タイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。しかし、結果が0件の場合はタイトルをキーワードとするタイトル検索を行ない、検索結果としてURIとスコアを取得する。そして、検索結果であるURIとスコアを出力する。」という内容のシナリオスクリプトである。
【0159】
(検索結果)
図36は検索結果出力部320023において出力する検索結果の一例である。例えば、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力する。
【0160】
図37は検索結果提示部320013において表示する検索結果の表示例である。例えば、検索結果出力部320023において出力された検索結果を検索サーバ管理部320012が取得する。そして、検索結果提示部320013において検索結果であるコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。
【0161】
以上のように、クライアント308は、検索サーバ312から送出される結果情報を受けとると、当該結果情報に基づいて、データ検索処理の結果を、検索サービスの識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。ただし、データ検索処理の結果には、検索されたデータのURIが含まれる。このため、ユーザは、検索結果のデータのURIを知ることができる。
【0162】
<<第3実施形態>>
なお、本発明は上述の第2実施形態に限定されるのではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更が可能である。
【0163】
本実施形態に係る構成は、第2実施形態に係る構成と共通する部分が多いため、共通する部分の説明は省略し、相違する部分についてのみ説明を行う。
【0164】
第3実施形態を適用した情報検索装置の構成は第2実施形態の図31および図32と同じである。また、第3実施形態のシナリオスクリプト作成部320011において作成するシナリオスクリプトの一例は第2実施形態の図35と同じである。
【0165】
第3実施形態の情報検索装置の動作、より具体的にはクライアント320001におけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートは第2実施形態の図33と基本的に同様である。ただし、ステップS330015では検索サーバ管理部320012において検索サーバ320002から出力される検索結果および検索サーバ320002の情報を受信する。例えば、図38のような検索結果および検索サーバ320002の情報を取得する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を取得し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを取得する。
【0166】
また、ステップS330016ではステップS330015で受信された検索結果および検索サーバ320002の情報を提示する。例えば、図39のように検索結果および検索サーバ320002の情報を表示する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを表示する。
【0167】
また、第3実施形態の情報検索装置の動作、より具体的には検索サーバ320002においてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートは第2実施形態の図34と基本的に同様である。
【0168】
ただし、ステップS340026ではステップS340025において検索された結果および検索サーバ320002の情報をクライアント320001に出力する。例えば、図38のような検索結果および検索サーバ02の情報を出力する。ここでは、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを出力する。
【0169】
図38は検索結果出力部320023において出力する検索結果および検索サーバ320002の情報の一例である。例えば、検索結果としてコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を出力し、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを出力する。
【0170】
図39は検索結果提示部320013において表示する検索結果および検索サーバ320002の情報の表示例である。例えば、検索結果出力部320023において出力された検索結果および検索サーバ320002の情報を検索サーバ管理部320012が取得する。そして、検索結果提示部320013において検索結果であるコンテンツのURI、検索クエリとコンテンツの類似度であるスコアおよび検索結果の出力元の検索サービスの種別を示す検索サービス種別を表示する。さらに、対応する検索サーバの情報として検索サーバのIPアドレスを表示する。
【0171】
以上のように、本実施形態においては、クライアント308は、データ検索処理の結果を、当該結果を得る検索処理を行った検索サーバ312の識別情報との対応を示して表示装置205に表示制御する。このため、ユーザは、検索処理の結果が、どの検索サーバ312により得られたのかを知ることができる。
【0172】
特に、本実施形態においては、検索サーバ312の識別情報としてIPアドレスを表示する。このため、ユーザは、検索サーバ312をIPアドレスにより知ることができる。
【0173】
なお、検索サーバ312の識別情報は、IPアドレスに限られない。例えば、検索サーバ312のホスト名を用いてもよい。
【0174】
<<その他の実施形態>>
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0175】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0176】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0178】
【図1】情報処理装置より構成されるネットワークシステムを示す図である。
【図2】情報処理装置の構成を示す図である。
【図3】情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】シナリオスクリプト作成処理のフローチャートである。
【図5】検索処理のフローチャートである。
【図6】シナリオウイザードのユーザ認証を例示する図である。
【図7】シナリオウイザードの初期メニューを例示する図である。
【図8】シナリオウイザードのシナリオ選択を例示する図である。
【図9A】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9B】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9C】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9D】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図9E】シナリオウイザードのメイン設定を例示する図である。
【図10A】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図10B】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図10C】シナリオウイザードの詳細設定を例示する図である。
【図11A】シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。
【図11B】シナリオウイザードの代替シナリオ設定を例示する図である。
【図12】シナリオウイザードのシナリオ実行権設定を例示する図である。
【図13】シナリオウイザードのシナリオ保存を例示する図である。
【図14】検索時のユーザ認証を例示する図である。
【図15A】検索シナリオ指定を例示する図である。
【図15B】検索シナリオ指定を例示する図である。
【図16】検索サーバ指定を例示する図である。
【図17】検索クエリ設定を例示する図である。
【図18】検索結果の表示画面を例示する図である。
【図19】情報処理装置のRAMに記憶される検索サーバリストの記憶領域を示す説明である。
【図20】代替シナリオ管理部で管理される代替スクリプトの対応関係を示す代替スクリプト定義部を示す図である。
【図21】情報処理装置の外部記憶装置に記憶されるシナリオスクリプト学習データの記憶領域を示す説明図である。
【図22】情報処理装置の外部記憶装置に記憶されるIPアドレス学習データの記憶領域を示す説明図である。
【図23】シナリオスクリプトの一例を示す図である。
【図24】クライアントと検索サーバの間でデータ交換するための検索要求および検索結果を記述する形式を例示する図である。
【図25】シナリオ記述形式を例示する図である。
【図26】検索要求記述形式を例示する図である。
【図27】シナリオウイザード優先度設定を例示する図である。
【図28】検索サーバにおいて行われる検索処理のフローチャートである。
【図29】図5に示すフローチャートのステップS50050における詳細処理を表すフローチャートである。
【図30】テスト実行処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図31】情報検索装置の構成を示すブロック図である。
【図32】情報検索装置の詳細な構成を示す図である。
【図33】クライアントにおけるマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図34】検索サーバにおいてマイクロプロセッサCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図35】シナリオスクリプト作成部において作成するシナリオスクリプトの一例である。
【図36】検索結果出力部において出力する検索結果の一例である。
【図37】検索結果提示部において表示する検索結果の表示例である。
【図38】検索結果出力部において出力する検索結果および検索サーバの情報の一例である。
【図39】検索結果提示部において表示する検索結果および検索サーバの情報の表示例である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置。
【請求項2】
請求項1に記載の検索サーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、複数の前記検索サーバ装置と通信可能であり、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、当該結果を得る検索処理を行った前記検索サーバ装置の識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索サーバ装置の識別情報は、該検索サーバ装置の、ホスト名又はIPアドレスである
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検索要求情報は、検索要求内容を示すシナリオスクリプトを含み、
前記シナリオスクリプトの実行可能性を検証する検証手段
を更に備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データ検索処理の結果には、検索されたデータのURIが含まれることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
クライアント装置と、当該クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置と、を有する情報処理システムであって、
前記検索サーバ装置は、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する第1受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する第1送出手段と、
を備え、
前記クライアント装置は、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する第2送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する第2受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示され、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置。
【請求項9】
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置の制御方法であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信工程と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出工程と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置の制御方法。
【請求項10】
請求項1に記載の検索サーバ装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する送出工程と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する受信工程と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項11】
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置の制御方法であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付工程と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置の制御方法。
【請求項12】
コンピュータを、請求項1に記載の検索サーバ装置、請求項2乃至6のいずれかに記載の情報処理装置、請求項8に記載の情報検索装置の、いずれかとして機能させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項1】
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置。
【請求項2】
請求項1に記載の検索サーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、複数の前記検索サーバ装置と通信可能であり、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、当該結果を得る検索処理を行った前記検索サーバ装置の識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索サーバ装置の識別情報は、該検索サーバ装置の、ホスト名又はIPアドレスである
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検索要求情報は、検索要求内容を示すシナリオスクリプトを含み、
前記シナリオスクリプトの実行可能性を検証する検証手段
を更に備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データ検索処理の結果には、検索されたデータのURIが含まれることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
クライアント装置と、当該クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置と、を有する情報処理システムであって、
前記検索サーバ装置は、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する第1受信手段と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する第1送出手段と、
を備え、
前記クライアント装置は、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する第2送出手段と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する第2受信手段と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示され、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付手段と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索手段と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置。
【請求項9】
クライアント装置からの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該クライアント装置へ通知する、複数の検索サービスを提供する検索サーバ装置の制御方法であって、
前記クライアント装置からクエリ情報を含む検索要求情報を受信する受信工程と、
受信した前記検索要求情報に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果情報を前記クライアント装置へ送出する送出工程と、
を備え、
前記結果情報には、前記データ検索処理の結果と、前記検索サービスの識別情報との対応関係が示される
ことを特徴とする検索サーバ装置の制御方法。
【請求項10】
請求項1に記載の検索サーバ装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記検索サーバ装置へ、クエリ情報を含む検索要求情報を送出する送出工程と、
前記検索要求情報に応じて前記検索サーバ装置から送出される前記結果情報を受信する受信工程と、
前記結果情報に含まれる前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項11】
ユーザからの要求に応じてデータ検索処理を行い、その結果を該ユーザへ通知する、複数の検索サービスを提供する情報検索装置の制御方法であって、
前記ユーザからクエリ情報を含む検索要求の入力を受け付ける受付工程と、
入力された前記検索要求に基づいて、前記クエリ情報に適合するデータを、前記複数の検索サービスのいずれかにより検索する検索工程と、
前記データ検索処理の結果を表示手段に表示制御する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程においては、前記データ検索処理の結果を、前記検索サービスの識別情報との対応を示して前記表示手段に表示制御する
ことを特徴とする情報検索装置の制御方法。
【請求項12】
コンピュータを、請求項1に記載の検索サーバ装置、請求項2乃至6のいずれかに記載の情報処理装置、請求項8に記載の情報検索装置の、いずれかとして機能させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【公開番号】特開2008−21031(P2008−21031A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−190827(P2006−190827)
【出願日】平成18年7月11日(2006.7.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ETHERNET
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月11日(2006.7.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ETHERNET
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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