説明

検索方法、検索装置及びコンピュータプログラム

【課題】ユーザが誤って検索終了した場合にでも、一から検索情報を入力することなく中途の検索結果を出力することが可能な検索方法を提供する。
【解決手段】検索装置は、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する。検索装置は、入力される検索情報の履歴を記憶する。そして、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す「終了」ボタン101を受け付けたか否かを判断する。「終了」ボタン101を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合、検索装置は、「終了」ボタン101受け付け時における検索結果を再出力するための「前回のリストを表示する」ボタン102を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する検索方法、検索装置及び該検索装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
検索装置においては、検索対象が非常に多い場合、複数の検索情報を入力し、段階的に検索対象を絞り込み、最終的な検索結果を出力する。このような検索装置は例えばナビゲーション装置にも適用されている。図12は従来のナビゲーション装置における検索方法のイメージを示す説明図である。図12Aは検索における第1段階、図12Bは第2段階、図12Cは第3段階、図12Dは第4段階をそれぞれ示すものであり、検索情報が各段階で入力され検索対象が絞り込まれる。
【0003】
図12Aに示すように、第1段階として「ジャンル検索」、「電話番号検索」、「登録地点検索」、「住所検索」及び「名称検索」のいずれかの検索情報を選択する。ここで、例えば「ジャンル検索」が選択した場合、図12Bに示す第2段階においては「交通機関」、「お店」等のジャンルが検索情報として表示される。ここで、検索情報「お店」を選択した場合、さらに検索対象が絞り込まれ図12Cに示す第3段階の検索情報が表示される。第3段階においては「コンビニエンスストア」、「スーパー」または「デパート」等のお店に関する検索情報が表示される。
【0004】
さらにここで、検索情報「コンビニエンスストア」を選択した場合、図12Dに示す第4段階へ移行する。第4段階においては、「Aコンビニエンスストア」、「Bコンビニエンスストア」等が表示される。ここで、例えば検索情報「Aコンビニエンスストア」が選択した場合、最終的な検索結果である「Aコンビニエンスストア」の地図が表示され、経路の探索が開始される。また、図12B乃至Dには「戻る」ボタン及び「終了」ボタンが設けられている。「戻る」ボタンが選択された場合、前の段階へ移行し、「終了」ボタンが選択された場合、検索を終了する。
【0005】
また、特許文献1には、検索途中で車両の走行が開始された場合に、安全性を確保すべく、検索画面である「地図呼び出し操作」画面から、「ロケーション」画面へ強制的に切り替える技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、強制的に「ロケーション」画面へ切り替えられた場合に、ドライバが今まで入力した操作情報が全て失われることを防止すべく、この操作情報を記憶しておき、再度「ロケーション」画面から「地図呼び出し操作」画面へ切り替えられた場合に、この記憶した操作情報に基づき中断された操作画面を即座に表示する。
【特許文献1】特開平5−289609号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の検索装置においては、検索の中途で誤って検索終了を指示する「終了」ボタンが操作された場合、また一から検索情報を入力して、検索を開始する必要があり煩わしいという問題があった。また、特許文献1に記載の技術は、検索の中断された画面を表示するものであるが、これは車両が走行されたことをトリガーに画面を切り替え、車両が停止したことをトリガーに再び中断された画面を表示するものであり、ドライバが誤って検索を終了してしまったか否かは、全く判断することはできない。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、検索終了後、再度検索が開始された場合に、再出力情報の選択を受け付け、この選択を受け付けた場合に、記憶した検索情報の履歴に基づき検索結果を再出力することにより、ユーザが誤って検索終了した場合にでも、一から検索情報を入力することなく中途の検索結果を出力することが可能な検索方法、検索装置及び該検索装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、検索情報の履歴としてスクロール情報をも記憶し、スクロール情報を含む検索情報の履歴に基づき、中途の検索結果を出力することにより、検索結果が複数画面にわたって多く表示される場合でも、ユーザがスクロールした位置に係る検索結果を容易に出力することが可能な検索装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る検索方法は、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する検索方法において、入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶ステップと、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断ステップと、該終了判断ステップにより検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力ステップと、該出力ステップにより出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付けステップと、該受け付けステップにより再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶ステップにより記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力ステップとを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る検索装置は、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する検索装置において、入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断手段と、該終了判断手段により検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力手段と、該出力手段により出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付け手段と、該受け付け手段により再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶手段により記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る検索装置は、前記履歴記憶手段は、検索時における検索画面のスクロール情報を検索情報の履歴としてさらに記憶するよう構成してあり、前記再出力手段は、前記受け付け手段により再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶手段により記憶した前記検索時における検索画面のスクロール情報を含む検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するよう構成してあることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るコンピュータプログラムは、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果をコンピュータに出力させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断ステップと、該終了判断ステップにより検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力ステップと、該出力ステップにより出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付けステップと、該受け付けステップにより再出力情報の選択を受け付けた場合に、入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶部に記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力ステップとを実行させることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、検索装置は、入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する。検索装置は、入力される検索情報の履歴を記憶する。そして、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する。検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合、検索装置は、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する。
【0014】
ここで、検索装置は、出力された再出力情報の選択を受け付けた場合、記憶した検索情報の履歴に基づき、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する。このように構成したので、ユーザが検索途中において誤って検索終了情報を入力した場合でも、検索情報の履歴は記憶され、この検索情報の履歴に基づく検索結果を再出力するための情報を受け付けることで、迅速に中途の検索結果を出力することが可能となる。
【0015】
本発明にあっては、検索時における検索画面のスクロール情報を検索情報の履歴としてさらに記憶する。そして検索装置は、再出力情報の選択を受け付けた場合に、記憶した検索時における検索画面のスクロール情報を含む検索情報の履歴に基づき、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するよう構成したので、検索結果が複数画面にわたり表示される場合でも、ユーザが閲覧していた位置に係る画面が表示される。
【発明の効果】
【0016】
本発明にあっては、入力される検索情報の履歴を記憶し、最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する。検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合、検索装置は、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する。検索装置は、出力された再出力情報の選択を受け付けた場合、記憶した検索情報の履歴に基づき、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するので、ユーザが検索途中において誤って検索終了情報を入力した場合でも、検索情報の履歴は記憶され、この検索情報の履歴に基づく検索結果を再出力するための再出力情報を受け付けることで、迅速に中途の検索結果を出力することが可能となる。その結果、誤って検索終了情報を入力した場合には、再出力情報の入力により中途の検索結果が出力され、また誤りではなくユーザの本意により検索終了情報を入力した場合でも、再出力情報を入力しないことにより、新たな検索を開始することが可能となる。
【0017】
本発明にあっては、検索時における検索画面のスクロール情報を検索情報の履歴としてさらに記憶する。そして検索装置は、再出力情報の選択を受け付けた場合に、記憶した検索時における検索画面のスクロール情報を含む検索情報の履歴に基づき、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するよう構成したので、検索結果が複数画面にわたり表示される場合でも、ユーザが閲覧していた位置に係る画面が表示される等、本発明は優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では検索装置を車両に搭載され経路を探索するナビゲーション装置に適用した場合につき説明するが、これに限るものではなく、例えば、図書検索装置またはWebにおける検索装置等、様々な検索装置に適用しても良い。図1はナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、GPS受信機10、自立航法用センサ11、VICS・FM多重レシーバ12、操作パネル20、音声入力部21、リモコン22、入力インターフェース23、地図データ等を記憶する記憶装置30、履歴記憶部31、音声出力部40、スピーカ41、時計部312、表示制御部50、ディスプレイ51、プログラムメモリ60、データメモリ70、および各部を制御する制御部80を含んで構成される。
【0019】
GPS受信機10は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信し車両の現在位置と現在方位を測定する。測定された位置情報は、車両の緯度、経度、および標高についてのデータを含む。自立航法用センサ11は、車両の移動距離を検出する車速センサや車両の回転角度を検出する角度センサを含む。GPS受信機10および自立航法用センサ11の出力信号は、制御部80に供給され、制御部80はこれらの出力信号に基づき車両の現在位置および方位を算出する。
【0020】
VICS・FM多重レシーバ12は、アンテナ13を介して車両外部の現在の道路交通情報を逐次受信する。VICSは、道路交通情報をリアルタイムで提供するもので、FM多重(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンにより情報を送信する。
【0021】
操作パネル20、音声入力部21およびリモコン22は、ナビゲーション装置1の入力部を構成する。ユーザは、これらの入力部を介してナビゲーション装置1に対して目的地の検索、目的地までの経路の探索、ディスプレイ画面の設定変更等の各種の指示や設定を与える。操作パネル20は、例えば、ディスプレイ51の下部に設けられた複数の操作キー52を用いることができる。音声入力部21は、図示されない音声入力マイクからユーザの音声入力を入力インターフェース23へ伝達し、ここで音声アナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0022】
リモコン22は複数の入力キーを含み、ユーザが入力キーを操作したとき、その入力操作を、無線を介して入力インターフェース23へ伝達する。入力インターフェース23は、操作パネル20、音声入力部21、リモコン22に接続され、ユーザにより入力された入力情報を制御部80に伝える。時計部312は現在の日時を制御部80に出力する。
【0023】
記憶装置30は、ハードディスクドライブ(HDD)、DVD、CD−ROM等の記録媒体であって、ナビゲーション装置1に必要とされる地図データ、住所、電話番号、施設等のデータベース311等を記憶する。地図データには、地図上に施設等を描画するための描画データ、道路データ等が含まれ、道路データには、リンク情報とリンクに接続されるノード情報が含まれる。リンク情報には、リンクの位置情報を初めとする道幅、距離、道路種別等の情報が含まれる。ノード情報には、交差点の位置、種別、交差点のレーン情報等が含まれる。またデータベース311は、検索対象となる各施設の属性を、各施設に対応付けて記憶している。この属性は例えば、施設「Aコンビニエンスストア」の場合、属性「お店」、属性「コンビニエンスストア」、及び属性「○○市」等、施設「Aコンビニエンスストア」を検索する際にキーとなるものである。また、記憶装置30は、ナビゲーション装置1の各種の機能を実行させるためのプログラムを記憶することができ、ナビゲーション装置1がオーディオ機能を有する場合には、楽曲データを記憶する。
【0024】
履歴記憶部31は例えば、ハードディスクドライブ、DVD、CD−ROM等の記録媒体から構成され、検索日時に対応付けて検索情報履歴が記憶されている。図2は履歴記憶部31のレコードレイアウトを示す説明図であり、また図3はナビゲーション装置1における検索方法のイメージを示す説明図である。図2に示すように履歴記憶部31は、検索日時フィールド及び検索情報履歴フィールドを含んで構成される。検索日時フィールドには、検索実行時における日時が時系列で記憶されている。これはユーザが操作パネル20から検索情報を入力した際に、時計部312から制御部80へ出力される日時が、履歴記憶部31の検索日時フィールドに記憶される。
【0025】
検索情報履歴フィールドには、検索日時に対応させて検索情報履歴が記憶されている。例えば、検索日時「2006年3月20日10時20分30秒」の場合、図3Aに示すように、まず、制御部80は、検索の第1段階において、検索情報「ジャンル検索」、「電話番号検索」、「登録地点検索」、「住所検索」または「名称検索」等の第1段階における検索情報をデータベース311から読み出して、ディスプレイ51へ表示する。ユーザが、検索情報「ジャンル検索」を操作パネル20から入力した場合、制御部80はこの選択を受け付ける。そして制御部80はこの受け付けた第1段階における検索情報を、第1段階「ジャンル検索」と履歴記憶部31の検索情報履歴フィールドに記憶する。また制御部80は、時計部312から出力される日時に対応させて、検索時における日時を履歴記憶部31の検索日時フィールドに、検索日時として記憶する。
【0026】
そして、図3Bに示す如く、制御部80は、データベース311から読み出した検索情報である「交通機関」、「観光」、「お店」等の各ジャンルを第2段階の検索結果として、ディスプレイ51へ出力し、表示する(以下、ディスプレイ51へ「出力し、表示する」を、ディスプレイ51へ「表示する」で読み替えて記載する)。制御部80は、検索終了を示す情報である「終了」ボタン101を記憶装置30から読み出してディスプレイ51へあわせて表示する。ユーザは検索を終了する場合、この「終了」ボタン101を、操作パネル20を通じて選択する。制御部80はこの「終了」ボタン101の選択を受け付けた場合、検索を中途で終了し、地図データをデータベース311から読み出して、当該地図データ及び現在の車両位置をディスプレイ51へ表示する。
【0027】
図3Bにおいて、検索情報「お店」が選択された場合、制御部80は履歴記憶部31に、第2段階「お店」と検索情報の履歴を記憶する。制御部80はデータベース311を参照し、属性「お店」が付与された検索情報を抽出し、ディスプレイ51へ表示する。図3Cの例では、属性「お店」が付与された検索情報「コンビニエンスストア」、「スーパー」、「デパート」等が検索結果として表示されている。ここでユーザが、検索情報「コンビニエンスストア」を選択した場合、制御部80は履歴記憶部31に、第3段階「コンビニエンスストア」と検索情報の履歴を記憶する。制御部80はデータベース311を参照し、属性「お店」及び「コンビニエンスストア」が付与された検索情報を抽出し、抽出した検索情報を検索結果としてディスプレイ51へ表示する。図3Dの例では、属性「お店」及び「コンビニエンスストア」が付与された検索情報「Aコンビニエンスストア」、「Bコンビニエンスストア」、「Cコンビニエンスストア」等が、検索結果として表示されている。
【0028】
ユーザは、「Aコンビニエンスストア」を目的地とする場合、操作パネル20を通じて、検索情報「Aコンビニエンスストア」を選択する。制御部80はこの選択された検索情報を受け付け、履歴記憶部31に、第4段階「Aコンビニエンスストア」と検索情報を記憶する。さらに制御部80は、データベース311から、検索情報「Aコンビニエンスストア」に対応する地図を、最終的な検索結果としてディスプレイ51へ表示する。ここで、ユーザは図示しない決定ボタンを、操作パネル20を通じて操作する。この場合制御部80は、履歴記憶部31に、最終的な検索結果が出力されたことを示す情報として、第5段階「決定」、を記憶すると共に、プログラムメモリ60にロードされた探索プログラムに従い、「Aコンビニエンスストア」までの経路を探索する。このように、複数の検索情報が入力され、段階的に検索が実行され、最終的な検索結果が出力される。
【0029】
続いて、最終的な検索結果が出力される前に、検索を終了する場合について説明する。検索途中、例えば、第4段階(図3D参照)で、ユーザが検索情報「Aコンビニエンスストア」を選択するところ、誤って「終了」ボタン101を操作した場合について、図2の検索日時「2006年3月20日15時20分30秒」の例を用いて説明する。制御部80は第1乃至第3段階までの検索情報の履歴を同様に、第1段階「ジャンル検索」、第2段階「お店」、第3段階「コンビニエンスストア」とそれぞれ記憶する。
【0030】
図3Dに示す第4段階において、ユーザが検索終了情報である「終了」ボタン101を選択した場合、制御部80はこれを検索終了情報として受け付け、履歴記憶部31に、第4段階「終了」と記憶し、データベース311から地図データを読み出し、地図データと共に車両の現在位置をディスプレイ51へ表示する。図4は履歴に基づく情報の表示イメージを示す説明図である。ユーザが再度検索を開始した場合、制御部80は、図4Aに示す第1段階の画面を、記憶装置30から読み出してディスプレイ51へ表示する。図4Aに示すように、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報である「前回のリストを表示する」ボタン102があわせて表示される。
【0031】
制御部80は、この「前回のリストを表示する」ボタン102の入力を操作パネル20から受け付けた場合、履歴記憶部31から、検索終了情報である第4段階「終了」を除く、検索情報の履歴、第1段階「ジャンル検索」、第2段階「お店」、第3段階「コンビニエンスストア」を読み出す。そして、制御部80は検索情報の履歴、第1段階「ジャンル検索」、第2段階「お店」、第3段階「コンビニエンスストア」をキーにデータベース311の検索を行い、図4Bの第2段階及び図4Cの第3段階を表示することなく、図4Dに示す第4段階の検索結果をディスプレイ51へ表示する。これにより、ユーザが誤って、「終了」ボタン101を操作した場合でも、即座に誤操作前の検索状態を再現でき、誤操作でない場合は、図4Aに示す再出力情報である「前回のリストを表示する」ボタン102以外の検索情報、例えば「ジャンル検索」、または「住所検索」等を選択して、新規検索を実行することが可能となる。
【0032】
他の例を用いて表示処理を説明する。図5は表示イメージを示す説明図である。検索情報「名称検索」が図5Aにおいて選択された場合、制御部80は名称検索用の画面データを記憶装置30から読み出してディスプレイ51へ表示する。ユーザは操作パネル20から、図5Bに示すように検索情報として、名称を入力する。図5Bの例では「こんびにえんすすとあ」と入力されている。ここで、ユーザが決定ボタンを選択した場合、制御部80は、検索情報「コンビニエンスストア」をキーにデータベース311を参照し、「コンビニエンスストア」を施設名に含む検索情報(例えばAコンビニエンスストア、Bコンビニエンスストア等)を図5Cの如く表示する。この場合、図2に示すように、制御部80は、検索情報履歴として、履歴記憶部31に、検索日時「2006年3月20日11時30分25秒」、第1段階「名称検索」及び第2段階「こんびにえんすすとあ」を記憶する。
【0033】
制御部80は図5Cに示すように、検索情報「Aコンビニエンスストア」、「Bコンビニエンスストア」等に加えて、検索終了情報である「終了」ボタン101を記憶装置30から読み出してディスプレイ51へ表示する。第3段階において、ユーザが「終了」ボタン101を選択した場合、制御部80はこれを検索終了情報として受け付け、履歴記憶部31に第3段階「終了」と記憶し、データベース311から地図データを読み出し、地図データと共に車両の現在位置を表示する。ユーザが再度検索を開始した場合、制御部80は、図5Aに示す第1段階の画面を、記憶装置30から読み出してディスプレイ51へ表示する。図5Aに示すように、検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報である「前回のリストを表示する」ボタン102があわせて表示される。
【0034】
制御部80は、再出力情報である「前回のリストを表示する」ボタン102の入力を操作パネル20から受け付けた場合、履歴記憶部31から、検索終了情報である第3段階「終了」を除く、検索情報の履歴、第1段階「名称検索」、第2段階「こんびにえんすすとあ」を読み出す。そして、制御部80は検索情報の履歴、第1段階「名称検索」、第2段階「こんびにえんすすとあ」をキーにデータベース311の検索を行い、図5Bの第2段階を表示することなく、図5Cに示す第3段階の検索結果をディスプレイ51へ表示する。
【0035】
図1において、通信制御部310は、無線によりデータの送受信を行う。通信制御部310は、データの送受信を行う通信装置をナビゲーション装置1に内蔵するものであってもよいし、携帯電話機や通信機能を有する電子装置をナビゲーション装置1に外付けするものであってもよい。通信制御部310は、外部のサーバー等とネットワークを介して通信を行い、例えばATIS等の交通情報センターと、道路交通情報に関するデータの送受を行うことで、リアルタイムの動的な情報を逐次得ることができる。さらに、所定のサーバーから、最新の道路、地図データ、施設データ、最新の楽曲データをダウンロードし、記憶装置30の内容を更新することができる。また、通信制御部310は、携帯電話機などに対して、ナビゲーション装置1が保有している施設、レストランなどの娯楽情報や道路交通情報を与えることも可能である。
【0036】
音声出力部40はスピーカ41を含み、制御部80の制御によりスピーカ41から音声を出力させる。例えば、目的地に到達するまでの情報として交差点の手前で進路方向の注意を促す音声を出力、あるいは、ユーザがナビゲーション装置1に対して対話形式により入力を行うときに、ユーザに操作入力の音声指示を出力する。さらに、音声出力部40は、ナビゲーション装置1がオーディオ機能を実行するとき、楽曲を出力する。
【0037】
表示制御部50は、ディスプレイ51に接続され、制御部80の制御下において、記憶装置30またはデータメモリ70から読み出されたデータに基づき、ディスプレイ51に地図を表示、あるいは地図上に、車両の現在位置を示す車両マーク、目的地までの経路、交差点等の分岐点での案内表示および施設のランドマーク等を合成させる。さらに、ユーザによって操作パネル20等から入力された指示や操作に関する情報が地図上にあるいはそれとは別の画面上に表示される。表示制御部50は、好ましくはFIFO等のVRAMを含み、記憶装置30やデータメモリ70から読み出された地図、道路、案内表示に関するデータをVRAMに記憶し、VRAMから読み出された地図データに各種データを合成させる。ディスプレイ51は、例えば、液晶やプラズマを用いた横長のワイド画面であり、表示制御部50の制御下において、2画面表示をすることも可能である。
【0038】
プログラムメモリ60は、ナビゲーション装置1において実行される各種プログラムを記憶し、これらのプログラムは制御部80によって実行される。プログラムメモリ60は、例えば書き換え可能なRAMを用いて構成され、記憶装置30に記憶されたプログラムを読み出すようにしても良い。あるいは、予めプログラムを記憶したROMを用いることもできる。プログラムの内容は、例えば、目的地までの経路を探索するプログラム、ディスプレイ51上に表示される地図の設定・変更を行うプログラム、及び本発明に係る検索情報の履歴を記憶し、検索結果を再出力するプログラム等を含む。
【0039】
データメモリ70は、制御部80によって処理された各種演算の処理結果や記憶装置30から読み出された地図のデータ等を記憶する。さらに、データメモリ70は、制御部80により目的地までの経路の探索処理が行われたとき、その探索された誘導経路データ、VICS・FM多重レシーバ12から受信した道路交通情報を記憶する。データメモリ70は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等を用いることができる。ナビゲーション装置1の使用後に、データメモリ70の内容を記憶装置30に転送するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1に装着可能な外部メモリ76をデータメモリ70と併用するものであってもよい。
【0040】
図6は検索情報の再出力処理の手順を示すフローチャートである。ユーザは検索を開始する場合、操作パネル20から検索情報を入力する。制御部80は入力された検索情報を受け付ける(ステップS61)。制御部80は受け付けた検索情報を履歴記憶部31に記憶する(ステップS62)と共に、時計部312から出力される日時を、受け付けた検索情報に対応付けて履歴記憶部31に記憶する(ステップS63)。
【0041】
制御部80は、操作パネル20から検索を終了するための検索終了情報(図4の「終了」ボタン101)を受け付けたか否かを判断する(ステップS64)。すなわち制御部80は操作パネル20から「終了」ボタン101の操作を受け付けたか否かを判断する。制御部80は検索終了情報を受け付けていないと判断した場合(ステップS64でNO)、決定ボタンが操作パネル20から選択されたか否かを判断する(ステップS65)。制御部80は決定ボタンが選択されたと判断した場合(ステップS65でYES)、最終的な検索結果をディスプレイ51へ表示し(ステップS66)、一連の処理を終了する。
【0042】
一方、制御部80は、決定ボタンが選択されていないと判断した場合(ステップS65でNO)、検索途中であるので再度ステップS61へ移行し、検索処理を続行する。ステップS64において、検索終了情報を受け付けた場合(ステップS64でYES)、制御部80は、検索終了情報を履歴記憶部31に記憶する(ステップS67)。制御部80はデータベース311から地図データを読み出し、車両の現在位置を地図データ上に表示する。その後、制御部80は、再度検索が開始されたか否かを判断する(ステップS68)。この処理は、ユーザが操作パネル20を通じて、目的地となる施設の検索を開始する旨の信号が、制御部80へ出力されたか否かにより判断すればよい。
【0043】
制御部80は、再度検索が開始されていないと判断した場合(ステップS68でNO)、再度検索が開始されるまで待機する。制御部80は、再度検索が開始されたと判断した場合(ステップS68でYES)、ディスプレイ51へ、ステップS64の検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を表示する(ステップS69)。ユーザは、前回検索した時点における検索結果をすぐに表示することを希望する場合、操作パネル20から、ディスプレイ51へ表示される再出力情報(図4の「前回のリストを表示する」ボタン102)を選択する。
【0044】
制御部80は、操作パネル20から入力される再出力情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS610)。制御部80は再出力情報を受け付けていないと判断した場合(ステップS610でNO)、ステップS64における検索終了情報の受け付けは、ユーザの誤りでないと判断し、通常の検索処理へ移行すべく、ステップS61へ移行し、以上の処理を繰り返す。一方、制御部80は再出力情報を受け付けたと判断した場合(ステップS610でYES)、ユーザは誤って検索終了情報を選択したものと判断して、履歴記憶部31から記憶した検索情報の履歴を読み出す(ステップS611)。制御部80は履歴記憶部31から読み出した検索情報の履歴をもとにデータベース311を検索し(ステップS612)、検索結果をディスプレイ51へ再表示する(ステップS613)。
【0045】
実施の形態2
実施の形態2はスクロール情報を検索情報の履歴に含めて記憶する形態に関する。図7は検索画面のイメージを示す説明図である。制御部80は検索情報が多数存在する場合は、ディスプレイ51の一画面領域に全ての検索情報を表示することができないため、スクロールバー103を表示し、一部の検索情報をディスプレイ51へ表示する。スクロールバー103は、現在表示されている検索情報のスクロール位置を示すスライダ104を、スクロールバー103内に備えている。制御部80はユーザの操作によりスクロールバー103が上下方向へ操作された場合、データベース311から読み出した検索情報を順次スクロール表示する。図7の例においては、「Aコンビニエンスストア」乃至「Zコンビニエンスストア」の計26のコンビニエンスストアの内、表示可能な5つのコンビニエンスストアである「Hコンビニエンスストア」乃至「Lコンビニエンスストア」が表示されている。
【0046】
また制御部80は、スクロールバー103の操作にあわせて、スライダ104を上下方向へ移動させるよう表示し、これら操作されたスクロール情報を履歴記憶部31に記憶する。このスクロール情報は、例えばスクロール位置の最も上方向を0、最も下方向を100とし、0〜100の数値として表す他、全体のページ数(全10ページ)に対する現在表示中のページ(5ページ)として表しても良い。以下では、スクロール情報をスライダ104の位置であるものとし、例えば最も上方向のスライダ104の位置を「0」、最も下方向のスライダ104の位置を「100」とし、0〜100の数値として表す例につき説明する。
【0047】
図8は実施の形態2に係る履歴記憶部31のレコードレイアウトを示す説明図である。実施の形態1に係る履歴記憶部31の構成に加え、スライダ位置フィールドを含んで構成される。スライダ位置フィールドには検索情報履歴に対応させて、各検索段階におけるスライダ104の位置が記憶されている。制御部80は検索情報及び検索終了情報の履歴を記憶すると共に、検索情報または検索終了情報が選択された時点におけるスライダ104の位置を記憶する。
【0048】
例えば、第4段階において検索終了情報である「終了」ボタン101が選択された時点においては、検索情報「Hコンビニエンスストア」乃至「Lコンビニエンスストア」が表示されるスライダ位置「25」が記憶されている。そして、制御部80は、検索結果を再表示する場合、このスライダ104の位置を履歴記憶部31から読み出し、当該スライダ104の位置に応じた検索情報をディスプレイ51へ表示する。例えば、上述の例の場合、制御部80は、スライダ104の位置が0/100である「Aコンビニエンスストア」乃至「Eコンビニエンスストア」を表示するのではなく、スライダ位置「25」を履歴記憶部31から読み出し、スライダ104の位置が25/100となる検索情報「Hコンビニエンスストア」乃至「Lコンビニエンスストア」をデータベース311から読み出して検索結果として表示する。
【0049】
図9及び図10はスクロール情報に基づく検索結果の再表示処理の手順を示すフローチャートである。ユーザは検索を開始する場合、操作パネル20から検索情報を入力する。制御部80は入力された検索情報を受け付ける(ステップS91)。制御部80は受け付けた検索情報を履歴記憶部31に記憶する(ステップS92)。また、制御部80は、操作パネル20から入力されるスクロールバー103に対する操作を監視しておき、ステップS91において検索情報を受け付けた時点におけるスライダ104の位置を履歴記憶部31に記憶する(ステップS93)と共に、時計部312から出力される日時を、受け付けた検索情報に対応付けて、検索日時として履歴記憶部31に記憶する(ステップS94)。
【0050】
制御部80は、操作パネル20から検索を終了するための検索終了情報(図4の「終了」ボタン101)を受け付けたか否かを判断する(ステップS95)。すなわち制御部80は操作パネル20から「終了」ボタン101の操作を受け付けたか否かを判断する。制御部80は検索終了情報を受け付けていないと判断した場合(ステップS95でNO)、決定ボタンが操作パネル20から選択されたか否かを判断する(ステップS96)。制御部80は決定ボタンが選択されたと判断した場合(ステップS96でYES)、最終的な検索結果をディスプレイ51へ表示し(ステップS97)、一連の処理を終了する。
【0051】
一方、制御部80は、決定ボタンが選択されていないと判断した場合(ステップS96でNO)、検索途中であるので再度ステップS91へ移行し、検索処理を続行する。ステップS95において、検索終了情報を受け付けたと判断した場合(ステップS95でYES)、制御部80は、検索終了情報を履歴記憶部31に記憶する(ステップS98)。制御部80はデータベース311から地図データを読み出し、車両の現在位置を地図データ上に表示する。その後、制御部80は、再度検索が開始されたか否かを判断する(ステップS99)。この処理は、ユーザが操作パネル20を通じて、目的地となる施設の検索を開始する旨の信号が、制御部80へ出力されたか否かにより判断すればよい。
【0052】
制御部80は、再度検索が開始されていないと判断した場合(ステップS99でNO)、再度検索が開始されるまで待機する。制御部80は、再度検索が開始されたと判断した場合(ステップS99でYES)、ディスプレイ51へ、ステップS95の検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を表示する(ステップS910)。ユーザは、前回検索した時点における検索結果をすぐに表示することを希望する場合、操作パネル20から、ディスプレイ51へ表示される再出力情報(図4の「前回のリストを表示する」ボタン102)を選択する。
【0053】
制御部80は、操作パネル20から入力される再出力情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS911)。制御部80は再出力情報を受け付けていないと判断した場合(ステップS911でNO)、ステップS95における検索終了情報の受け付けは、ユーザの誤りでないと判断し、通常の検索処理へ移行すべく、ステップS91へ移行し、以上の処理を繰り返す。一方、制御部80は再出力情報を受け付けたと判断した場合(ステップS911でYES)、ユーザは誤って検索終了情報を選択したものと判断して、履歴記憶部31から記憶した検索情報の履歴を読み出す(ステップS912)。制御部80は履歴記憶部31から読み出した検索情報の履歴をもとにデータベース311を検索する(ステップS913)。また、制御部80は、履歴記憶部31に記憶した検索情報としてのスライダ104の位置を読み出す。そして、ステップS913において検索された検索結果のうちスライダ104の位置に対応する検索結果をディスプレイ51へ再表示する(ステップS914)。
【0054】
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0055】
実施の形態3
図11は実施の形態3に係るナビゲーション装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図11に示すように本発明に係るナビゲーション装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムは図示しない記録媒体読み取り機に挿入される記録媒体1Aに記録された、終了か否かを判断し、再出力情報を出力し、選択を受け付け、結果を再出力するコンピュータプログラムを記憶装置30へインストールし、これをプログラムメモリ60上でロードさせても良い。さらに、通信制御部310と図示しないサーバコンピュータとの間で通信を確立し、係るコンピュータプログラムを記憶装置30へダウンロードし、このダウンロードしたコンピュータプログラムをプログラムメモリ60上でロードするようにしても良い。
【0056】
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】履歴記憶部のレコードレイアウトを示す説明図である。
【図3】ナビゲーション装置における検索方法のイメージを示す説明図である。
【図4】履歴に基づく情報の表示イメージを示す説明図である。
【図5】表示イメージを示す説明図である。
【図6】検索情報の再出力処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】検索画面のイメージを示す説明図である。
【図8】実施の形態2に係る履歴記憶部のレコードレイアウトを示す説明図である。
【図9】スクロール情報に基づく検索結果の再表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】スクロール情報に基づく検索結果の再表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態3に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図12】従来のナビゲーション装置における検索方法のイメージを示す説明図である。
【符号の説明】
【0058】
1 ナビゲーション装置
10 GPS受信機
11 自立航法用センサ
12 VICS・FM多重レシーバ
20 操作パネル
21 音声入力部
22 リモコン
23 入力インターフェース
30 記憶装置
31 履歴記憶部
40 音声出力部
41 スピーカ
50 表示制御部
51 ディスプレイ
60 プログラムメモリ
70 データメモリ
76 外部メモリ
80 制御部
101 「終了」ボタン(検索終了情報)
102 「前回のリストを表示する」ボタン(再出力情報)
103 スクロールバー
104 スライダ(スクロール情報)
311 データベース
312 時計部
1A 記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する検索方法において、
入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶ステップと、
最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断ステップと、
該終了判断ステップにより検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力ステップと、
該出力ステップにより出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付けステップと、
該受け付けステップにより再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶ステップにより記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力ステップと
を備えることを特徴とする検索方法。
【請求項2】
入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果を出力する検索装置において、
入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断手段と、
該終了判断手段により検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力手段と、
該出力手段により出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付け手段と、
該受け付け手段により再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶手段により記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力手段と
を備えることを特徴とする検索装置。
【請求項3】
前記履歴記憶手段は、検索時における検索画面のスクロール情報を検索情報の履歴としてさらに記憶するよう構成してあり、
前記再出力手段は、前記受け付け手段により再出力情報の選択を受け付けた場合に、前記履歴記憶手段により記憶した前記検索時における検索画面のスクロール情報を含む検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するよう構成してある
ことを特徴とする請求項2に記載の検索装置。
【請求項4】
入力される複数の検索情報に基づいて段階的に検索を実行し、最終的な検索結果をコンピュータに出力させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
最終的な検索結果の出力前に検索終了を示す情報を受け付けたか否かを判断する終了判断ステップと、
該終了判断ステップにより検索終了情報を受け付けたと判断した後に、再度検索が開始された場合に、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力するための再出力情報を出力する出力ステップと、
該出力ステップにより出力された再出力情報の選択を受け付ける受け付けステップと、
該受け付けステップにより再出力情報の選択を受け付けた場合に、入力される検索情報の履歴を記憶する履歴記憶部に記憶した検索情報の履歴に基づき、前記検索終了情報受け付け時における検索結果を再出力する再出力ステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2007−264819(P2007−264819A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−86370(P2006−86370)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】