説明

検索装置および検索プログラム

【課題】
本発明は、検索対象のデータベースを有するデータベースサーバに接続され、検索条件の入力を受けデータベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置等に関し、従来と比べ一層使い易い検索入力画面を提示する。
【解決手段】
検索条件が入力される条件入力画面を表示するディスプレイと、前記ディスプレイ上に表示された条件入力画面上に検索条件を入力するための入力デバイスと、条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリと、同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合に、それら複数種類の画面部品の中から選択条件に応じて異なる画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索対象のデータベースを有するデータベースサーバに接続され、検索条件の入力を受けデータベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置、および検索対象のデータベースを有し通信回線に接続されたデータベースサーバと同一の通信回線に接続された、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、その情報処理装置を、検索条件の入力を受けデータベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置として動作させる検索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば小売店チェーンの売上げを管理するシステムや、病院等に設置される電子カルテ・医事会計システム等では、様々な情報をデータベースに蓄積しておいて必要に応じてそのデータベース内から必要な情報を検索して取り出すことが行われている。これらのシステムでは、データベースに蓄積される情報が日々肥大化し、また、検索に用いる検索項目も多岐に亘り、検索条件入力用の画面、検索ロジックも益々複雑化してきている。
【0003】
そのようなシステムにおける検索条件入力画面として、単純には、検索項目を全て並べた検索条件入力画面を提示し、その検索条件入力画面上に検索条件を入れて検索することが考えられる。
【0004】
しかしながら検索項目が多過ぎると、今行なおうとしている検索には不要な検索項目が数多く含まれた検索条件入力画面となってしまい、その検索条件入力画面中から必要な検索項目を探すだけでも大変なことになり、見づらい、使いづらいシステムとなってしまうおそれがある。
【0005】
この問題を解決するために、利用者やその利用者の職務等に応じて使用する可能性のある検索項目だけ検索条件入力画面上に表示することが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
この技術を適用すれば、利用者やその職務等を問わずに全ての検索項目を並べた検索条件入力画面を提示するよりは、その利用者にとって使い易さが大幅に改善される。
【特許文献1】特開2002−245160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば一例として、病棟を指定してその病棟の入院患者を検索するという検索項目を持つシステムを考える。
【0008】
この場合、検索条件入力画面上に病棟名を入力する欄が設けられる。多数の病棟が存在し常にどの病棟にも患者が入院している大規模な病院の場合はこれでよいが、病棟が一棟しかない病院では病棟名をわざわざ入力しなければならないのは不便である。また、このことは1つの病院であっても生じる問題であり、入院患者が多く、二棟以上の病棟に患者が入院しているときは病棟名を入力する必要があるが、入院患者が少なく、一棟にのみ患者が入院している状況にあるときは、病棟名をわざわざ入力するのは不便である。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑み、従来と比べ一層使い易い検索入力画面を提示する検索装置および検索プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成する本発明の検索装置は、検索対象のデータベースを有するデータベースサーバに接続され、検索条件の入力を受けデータベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置において、
検索条件が入力される条件入力画面を表示するディスプレイと、
ディスプレイ上に表示された条件入力画面上に検索条件を入力するための入力デバイスと、
条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリと、
同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合にそれら複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じて異なる画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の検索装置は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合にそれら複数種類の画面部品の中から選択条件に応じて異なる画面部品を選択して条件入力画面を組み立てるものであるものであるため、同一の検索項目であっても選択条件に応じて適切な画面部品が選択された条件入力画面が組み立てられ、見やすく使い易い条件入力画面を提示することができる。
【0012】
ここで、本発明の検索装置において、ディスプレイ上に表示された条件入力画面への検索条件の入力頻度を、各検索項目に対応づけられた各画面部品ごとに管理する入力頻度管理部を備え、上記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に、それら複数の画面部品それぞれへの検索条件の入力頻度のうちの最高頻度の画面部品である最頻画面部品を選択して、条件入力画面を組み立てるものであることが好ましい。
【0013】
このように画面部品を選択する選択条件として最頻画面部品を選択するという選択条件を採用すると、統計的に最も使い易い条件入力画面が組立てられる。
【0014】
ただし、この場合であっても、上記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に最頻画面部品を選択して条件入力画面を組み立ててディスプレスに表示させるとともに、その最頻画面部品との置換が可能な置換画面部品への変更指示を受け付け変更指示があったときにはその最頻画面部品を置換画面部品に置換した条件入力画面を組み立ててディスプレイに表示させるとともに、次回に新たに条件入力画面を組み立てるに際してはその置換画面部品を選択するものであることが好ましい。
【0015】
変更指示があったときは、その変更後の画面部品の方が使い易いという意思表示であり、条件入力画面上のその検索項目の画面部品を変更後のものに変えるとともに、次回に新たに条件入力画面を組み立てるに際してもその変更後のものを選択した条件入力画面を組み立てることで、一層使い易い条件入力画面を提供することができる。
【0016】
また、上記本発明の検索装置において、上記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に、その検索項目の検索条件としての選択肢の数を調査し、その選択肢の数に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てるものであることも好ましい形態である。
【0017】
選択肢の数によっても適切な画面部品が異なる場合があり、選択肢の数を選択条件としてその選択肢の数に応じて適切な画面部品を選択することによっても見やすく使い易い条件入力画面を提供することができる。
【0018】
さらに、上記本発明の検索装置において、上記画面組立部は、複数の検索項目それぞれの検索条件入用の画面部品を配列するにあたり、配列する各画面部品について配列上の優先度を求め、優先度の高い順に画面部品を配列するものであることが好ましい。
【0019】
この場合に、上記ディスプレイ上に表示された条件入力画面への検索条件の入力頻度を、各検索項目に対応づけられた各画面部品ごとに管理する入力頻度管理部を備え、上記画面組立部は、各検索項目それぞれについてあらかじめ定められた重み係数と、各検索項目についての条件入力画面を構成する画面部品の入力頻度とに基づいて、上記優先度を求めるものであることが好ましい。
【0020】
画面部品の表示順序も、見やすさ、使い易さに関係する。そこで選択条件に応じて画面部品を選択するとともに、その選択した画面部品を、例えば重み係数と入力頻度とに基づいて求められた配列上の優先度の高い順に配列することにより、一層見やすく使い易い条件入力画面を提示することができる。
【0021】
また、上記目的を達成する本発明の検索プログラムは、検索対象のデータベースを有し通信回線に接続されたデータベースサーバと同一の通信回線に接続された、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、その情報処理装置を、検索条件の入力を受けデータベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置として動作させる検索プログラムであって、
上記情報処理装置を、
検索条件が入力される条件入力画面を表示するディスプレイと、
ディスプレイ上に表示された条件入力画面上に検索条件を入力するための入力デバイスと、
条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリと、
同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合にそれら複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じて異なる画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えた検索装置として動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
以上の本発明によれば、従来と比べ一層見やすい条件入力画面を提示することができ、使い易い検索装置が構成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態としての検索装置を構成するコンピュータとデータベースを管理するデータベースサーバを構成するコンピュータとを含むコンピュータシステムを示す全体構成図である。
【0025】
尚、本発明は検索の場面を問題としており、したがってここではデータベースへのデータ蓄積の場面については図示および説明を省略する。
【0026】
ここには、検索装置として動作する、例示としての3台のコンピュータ100,200,300と、それらのコンピュータ100,200,300に通信回線を介して接続された、データベースサーバとして動作する1台のコンピュータ400が示されている。通信回線500は、本実施形態では、このコンピュータシステムが設置された1つの病院内のLAN(Local Area Network)であるが、インターネットやWAN(Wide Area Network)等であって、複数の病院に跨る検索を行なうシステムであってもよい。
【0027】
3台のコンピュータ100,200,300には、後述するフローチャートで示される構成の検索プログラムが格納され、この検索プログラムの実行により検索装置として動作する。
【0028】
これら3台のコンピュータ100,200,300としては一般にワークステーションまたはパーソナルコンピュータと呼ばれるコンピュータを用いることができる。この図1に示すシステムでは、コンピュータ300には、いわゆるノート型パーソナルコンピュータが用いられている。
【0029】
また、1台のコンピュータ400は、大容量の記憶媒体を持ち、その記憶媒体内にデータベースを構築し、検索装置として動作する各コンピュータ100,200,300からの検索の要請を受けてそのデータベースを検索する。この検索結果は検索依頼先のコンピュータ(検索装置)に送られそのコンピュータ(検索装置)で参照される。
【0030】
これらの各コンピュータ100,200,300,400は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本体部101,201,301,401、本体部101,201,301,401からの指示により表示画面102a,202a,302a,402a上に画像や文字列を表示するディスプレイ102,202,302,402、各コンピュータ100,200,300,400に利用者の指示を入力するためのキーボード103,203,303,403、表示画面102a,202a,302a,402a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示をポインティングデバイス(コンピュータ100,200,400の場合はマウス104,204,404、コンピュータ300の場合はトラックパッド304)を備えている。
【0031】
本体部101,201,301,401は、さらに外観上、MO(光磁気ディスク)、CD/DVDが装填されるMO装填口101a,201a,301a,401a、CD/DVD装填口101b,201b,301b,401bを有しており、それらの内部には、それらの装填口101a,201a,301a,401a,101b,201b,301b,401bから装填されたMOやCD又はDVDをドライブしてアクセスするMOドライブやCD/DVDドライブも内蔵されている。
【0032】
図2は、図1に外観を示したコンピュータのハードウェア構成図である。ここでは代表的にコンピュータ100を取り上げて説明するが、コンピュータ200,300,400も基本的に同様の構成を有する。
【0033】
図2のハードウェア構成図には、CPU111、RAM112、ハードディスクコントローラ113、MOドライブ114、CD/DVDドライブ115、マウスコントローラ116、キーボードコントローラ117、ディスプレイコントローラ118、および通信用ボード119が示されており、それらはバス110で相互に接続されている。
【0034】
MOドライブ114、CD/DVDドライブ115は、図1を参照して説明したように、それぞれMO装填口101aおよびCD/DVD装填口101bから装填されたMO601、CD/DVD602をアクセスするものである。通信用ボード119は通信回線500に接続される。
【0035】
また、図2には、ハードディスクコントローラ113によりアクセスされるハードディスク600、マウスコントローラ116により制御されるマウス104、キーボードコントローラ117により制御されるキーボード103、およびディスプレイコントローラ118により制御されるディスプレイ102も示されている。
【0036】
図3は、図1に示すサーバ・クライアントシステムを利用した検索システムの全体概要図である。
【0037】
以下では、検索装置としてコンピュータ100を取り上げて説明するが、他の、検索装置としてのコンピュータ200,300も同様である。
【0038】
コンピュータ100には、画面構成プログラム10がインストールされており、また、そのコンピュータ100内には、いずれも後述する入力頻度ファイル11、画面構成ファイル12、利用者マスタ13、入院患者統計情報14、レジストリ15、画面部品ライブラリ16が構築されており、画面構成プログラム10がコンピュータ100内で実行されるとそのコンピュータ100が検索装置として動作する。この画面構成プログラム10は、コンピュータ100内で実行され、そのコンピュータ100内に構築されている。各種ファイル等11〜16を参照しながら条件入力画面17を生成する。利用者がその条件入力画面17上に入力値をセット、すなわち検索条件を入力して検索実行の指示を与えると、先ず1つとしては入力頻度ファイル11に記録された入力頻度のメンテナンスが行なわれるとともに、データベースサーバとして動作するコンピュータ400に向けてその入力値が通知されて検索が依頼される。
【0039】
データベースサーバ(コンピュータ400)には検索エンジン20が搭載されており、入力値の通知を伴う検索の依頼を受けると、その検索エンジン20は、その入力値に応じてデータベース内の各種患者情報21、例えば入院情報、会計情報、患者情報等を検索し、その入力値に対応した検出結果を得て出力用ワーク22を作成する。
【0040】
この出力用ワーク22は、検索依頼元の検索装置(ここではコンピュータ100)で参照されて編集され、その編集後の出力結果を得ることができる。
【0041】
図4は、利用者マスタのデータ構造を示す図である。
【0042】
ここには各レコード(横一行)ごとに、「利用者ID」と、「利用者名」と、「利用者種別」と、「病棟No.」とが組となって記録されている。ただし「病棟No.」は「利用者種別」が「BYOUTOU」であったときに必要となる情報であり、「利用者種別」が「BYOUTOU」以外のときは「病棟No.」の欄は空欄となっている。
【0043】
この図4には、「利用者種別」として「ADMIN」、「JIMU」、「BYOUTOU」が示されており、これらはそれぞれ、管理者、事務担当者、特定の病棟を担当する看護士を意味しており、「BYOUTOU」の場合は「病棟No.」の欄にその看護士が担当している病棟を特定する病棟番号が記録されている。
【0044】
図5は、入力頻度ファイルのデータ構造を示す図である。
【0045】
ここには、各レコード(横一行)ごとに、「利用者種別」、「検索項目」、「コンポーネントID」、「入力頻度」、および「ロジック定義」が組となって記録されている。ただし「ロジック定義」に関しては、必要な欄にのみ記録されている。
【0046】
「利用者種別」は、図4の利用者マスタでの説明どおりである。
【0047】
「検索項目」は、本実施形態では、「カナ氏名」、「氏名」、「病棟」、「病室」、「振込金額」から構成されている。ここで「利用者種別」が「BYOUTOU」であって、「検索項目」が「病棟」については、欄が2つ存在するが、これは、「コンポーネントID」が相違することによるものである。詳細は後述する。
【0048】
「コンポーネントID」は、後述する画面部品を特定するIDである。「BYOUTOU」の「病棟」については、「コンポーネントID」として「Radio Box」と「Combo Box」との2つが定義されているが、これは、「BYOUTOU」の利用者種別を持つ利用者(特定の病棟を担当している看護士)が利用する条件入力画面上の「病棟」の検索項目については、画面部品として「Radio Box」と「Combo Box」との2つの画面部品の中からいずれか一方の画面部品を使用することができることを意味している。
【0049】
「入力頻度」は、その「利用者種別」を持つ利用者によって、その「検索項目」であって、かつその「検索項目」の検索条件の入力用として提示した、その「コンポーネントID」を持つ画面部品上に、検索条件を入力して検索に利用した頻度を表わしており、この「入力頻度」の数値が高いほど、その検索項目に対応づけられたその画面部品の利用率が高いことを意味している。
【0050】
「ロジック定義」は、ここでは「Room Edit」の一種類のみ示されている。条件入力画面上にこの欄に対応する検索項目の画面部品を配置しようとしたときには、「Room Edit」で特定されるロジック(プログラム)が実行される。詳細は後述する。
【0051】
図6は、画面構成ファイルのデータ構造を示す図である。
【0052】
ここには、各レコード(横一行)ごとに、「利用者種別」と「検索項目」と「重み係数」との組が記録されている。
【0053】
「重み係数」は、検索条件を入力する条件入力画面を表示するにあたり、この重み係数の値が大きいほど、その検索条件入力用の画面部品を上位側に表示することを指示するものである。ただし、後述するように、画面部品の表示順序は、この「重み係数」のみにより定められるものではなく、この「重み係数」と、図5に示す入力頻度ファイル中の「入力頻度」との掛け算により優先度が求められ、その優先度の値に応じて検索項目に対応した画面部品の表示順序が定められる。
【0054】
図7は、レジストリのデータ構造を示す図である。
【0055】
ここには、横一行に示す各レコードごとに、「利用者ID」、「検索項目」、および「コンポーネントID」の組が記録されている。
【0056】
このレジストリは、その「利用者ID」を持つ利用者によって利用される条件入力画面上には、その「検索項目」については、その「コンポーネントID」を持つ画面部品を表示することを特定するものであり、例えば「利用者ID」が「002」の利用者が利用するときの条件入力画面中の「病棟」の検索項目の検索条件入力用としては、「Radis Box」の「コンポートID」を持つ画面部品が使用される。
【0057】
図8は、入院患者統計情報のデータ構造を示す図である。
【0058】
ここには、各レコードごとに、「病室」と「入院患者累積人数」との組が記録されている。ここでは、既に退院した過去の患者についても検索対象に含めるために、各病室ごとの、現在および過去を含めた入院患者の累積人数が記録されている。
【0059】
この入院患者統計情報は、変更があるたびにデータベースサーバからその変更情報が送信され、検索装置(コンピュータ100)内でメンテナンスされている情報である。
【0060】
図9は、画面部品ライブラリの模式図である。
【0061】
ここには、画面部品として、(A)テキストボックス範囲指定(コンポーネントID:Text Range)、(B)日付範囲指定(コンポーネントID:Date Renge)、(C)部分文字列検索(コンポーネントID:Text Field)、(D)コンボボックス(コンポーネントID:Combo Box)、およびラジオボタン(コンポーネントID:Radio Button)が示されている。
【0062】
尚、ラジオボタンの模式図中、「病棟101のみ」および「全病棟」の文字は例示である。
【0063】
(A)のテキストボックス範囲指定は、そこに、検索の対象となる先頭の文字列と末尾の文字列を記入する構成となっている画面部品である。例えばこのテキストボックス範囲指定の画面部品を、「検索項目」カナ文字用の検索条件入力用として用いたとき、左側の枠内に「サトウ」と入力し右側の枠内に「スズキ」と入力すると、アイウエオにサトウからスズキまでのカナ文字の範囲が検索対象となる。
【0064】
(B)の日付範囲指定は、そこに、検索の対象となる先頭の日付と末尾の日付を記入する構成となっている画面部品である。
【0065】
また、(C)の部分文字列検索は、そこに部分文字列を記入することによってその部分文字列を持つ文字列を検索対象とするための画面部品である。
【0066】
さらに、(D)のコンボボックスは、そこに示された三角の印をクリックすることにより選択肢一覧が表示され、その選択肢一覧の中の所望の選択肢をクリックすると、そのクリックされた選択肢が枠内に表示されてその選択肢が検索対象となる画面部品である。
【0067】
さらに(E)のラジオボタンは、各選択肢ごとに丸印が対応づけられた複数の選択肢が表示され、それら複数の選択肢のうちの所望の選択肢の丸印をクリックするとその丸内に黒丸が表示され、その黒丸が表示された選択肢が検索対象となる画面部品である。
【0068】
図10、図11は、後述する画面構成プログラムの実行によって構成された条件入力画面の各例を示す図である。
【0069】
ここで、図10は、院長(利用者種別:ADMIN)による条件入力画面の一例、図11は病棟付き看護士(利用者種別:BYOUTOU)による条件入力画面の一例である。
【0070】
図10に示す院長による条件入力画面には、検索項目「カナ氏名」、「氏名」、「振込金額」のそれぞれに対応して、図9(A)のテキストボックス範囲指定の画面部品が表示され、検索項目「病棟」に対応して、図9(D)のコンボボックスの画面部品が表示されている。また、この条件入力画面上には、「業務終了」および「検索実行」の各ボタンが表示されている。
【0071】
また、図11に示す病棟付き看護士用の条件入力画面には、検索項目「カナ氏名」および「氏名」のそれぞれに対応して、図9(A)のテキストボックス範囲指定の画面部品が表示され、検索項目「病室」に対応して、図9(D)のコンボボックスの画面部品が表示され、検索項目「病棟」に対応して、図9(E)のラジオボタンが表示されている。また、この条件入力画面上には、図10と同様、「業務終了」および「検索実行」の各ボタンが表示されており、さらに、図10の条件入力画面上には存在しない「変更」ボタンが表示されている。これらのボタンの作用について後述する。
【0072】
次に、検索装置(代表的にコンピュータ100)で動作するプログラムについて説明する。
【0073】
図12は、業務フロー(メイン処理)を示すフローチャートである。
【0074】
その検索装置の利用者により、その利用者のIDやパスワード等が入力されてコンピュータ100の検索装置としての機能が立ち上げられる(業務が開始される)と、先ず、条件入力画面が構成される(ステップS1)。このステップS1の詳細は後述するが、このステップS1では、その利用者に応じて、例えば図10あるいは図11に示す条件入力画面が組み立てられて表示画面上に表示される。
【0075】
通常は、その後先ず、その利用者の操作に応じて(ステップS2)、その条件入力画面上に検索条件が入力され(ステップS3)、その検索条件入力後、図10、図11に示す「検索実行」ボタンをクリックすることにより検索実行を指示すると(ステップS4)、検索処理が行なわれて検索結果が出力用ワークに格納される(ステップS5)。そこで次に、その出力用ワークに格納された検索結果を参照して編集することにより出力結果18を得る。
【0076】
図10、図11に例示する条件入力画面は表示画面上に引き続き表示されており、その条件入力画面上の「業務終了」ボタンをクリックすることにより、ここでの検索業務を終了する。
【0077】
ここで、ステップS1を経て表示画面上に条件入力画面が表示されている段階において、その表示されている条件入力画面上に「変更」ボタン(図11参照)が存在する場合に、その「変更」ボタンをクリックすると(ステップS7)、画面部品変更処理が実行される(ステップS8)。画面部品変更処理については後述する。
【0078】
図13は、図12のステップS1に示す条件入力画面構成のフローチャートである。
【0079】
ここでは、先ず利用者マスタ13(図4参照)が読み込まれて今回の利用者のID(「利用者ID」)に対応した「利用者種別」およひ「病棟No.」(データが存在する場合)のデータが参照され(ステップS11)、次いで入力頻度ファイル11(図5参照)の、今回の利用者の「利用者種別」のレコードのデータが読み込まれ(ステップS12)、以下のステップS13からステップS15までを、検索項目の数だけループする。
【0080】
ステップ13は、表示優先度判定のステップである。
【0081】
図14は、図13のステップS13に示す表示優先度判定のフローチャートである。
【0082】
ここでは、利用者種別毎および検索項目毎に定義されている「重み係数」のうち、今回の利用者の利用者種別に対応する複数の検索項目のうちの、処理を、今実行している検索項目(図13のステップS13〜S15は、前述したとおり、1回には1つの検索項目の処理を実行し、その処理を検索項目の数だけループする構成となっている。)の重み係数が取得され(ステップS131)、その1つの検索項目について優先度=重み係数×入力頻度により優先度が算出される(ステップS132)。
【0083】
図13の条件入力画面構成のフローチャートのステップS14では、今回算出した優先度がゼロか否かが判定される(ステップS14)。優先度ゼロは、画面構成ファイル12(図6参照)中の「重み係数」がゼロ、あるいは入力頻度ファイル11(図5参照)中の「入力頻度」がゼロの場合に発生する。「優先度」がゼロの場合は条件入力画面上にその検索項目に対応した画面部品は表示されず、したがって図13のステップS15はスキップする。優先度が正と判定されたときは、ステップS15に進み、画面部品判定が行なわれる。
【0084】
図15は、図13のステップS15に示す画面部品判定のフローチャートである。
【0085】
ここでは先ず、レジストリ15(図7参照)が読み込まれる(ステップS151)、このレジストリ15(図7)は、利用者により、その利用者が利用する条件入力画面上には、その検索項目に関してそのコンポーネントIDで示される画面部品を表示したい、という利用者の意思を記録したものである。
【0086】
そこで、そのレジストリ15中に、今回の利用者の利用者IDに対応づけて、今、処理を実行している検索項目(図13のステップS13〜S15は、前述したとおり、1回には1つの検索項目の処理を実行し、それを検索項目の数だけループする構成となっている。)に関し、指定されたコンポーネントIDが存在するか否かが判定される(ステップS152)、指定コンポーネントIDが存在する場合は、「変更」ボタン(図11参照)を横に配置する処理を行なった上で(ステップS156)、その指定コンポーネントIDの画面部品を採用すべく画面部品生成(ステップS156)が行なわれる。
【0087】
ステップS152で指定コンポーネントIDが存在しないと判定されると、図13のステップS12で読み込んでおいた入力頻度ファイル11(図5参照)が参照されて、その入力頻度ファイル11に、今回処理を実行している検索項目に関し複数のコンポーネントIDが存在するか否かが判定される(ステップS153)。図5に示す入力頻度ファイルには、「利用者種別」が「BYOUTOU」であって、「検索項目」が「病棟」の場合、コンポーネントIDとし、「Radio Box」と「Combo Box」との2つのコンポーネントIDが存在している。
【0088】
今回処理している検索項目について入力頻度ファイル上にコンポーネントIDが1つしか存在しないときはそのコンポーネントIDを取得して(ステップS154)、画面部品生成を実行し(ステップS157)、今回処理している検索項目について入力頻度ファイル上にコンポーネントIDが複数存在していたときは、入力頻度ファイル上に記録されている、それら複数のコンポーネントIDそれぞれに対応する入力頻度を参照して、入力頻度の最も高いコンポーネントIDを取得し(ステップS155)、さらに「変更」ボタンを横に配置する処理を行なった上で(ステップS156)、画面部品生成を実行する(ステップS157)。
【0089】
図16は、図15のステップS157における画面部品生成のフローチャートである。
【0090】
ここでは、入力頻度ファイル上に、今回の検索項目に対応するロジック定義が存在するか否かが判定される(ステップS1561)。図5に示すの入力頻度ファイル上の、「BYOUTOU」および「病室」で特定されるレコードには、ロジック定義として「Room Edit」が存在する。尚、ここでは簡単のためロジック定義は「Room Edit」のみ示したが、この入力頻度ファイル上に他の種類のロジック定義を書き込んでおいてもよい。ただし、ここでは、図5の入力頻度ファイル上および図16の画面部品生成のフローチャート上では「Room Edit」のみを取り上げている。
【0091】
図16のステップS1561でロジック定義が存在し、そのロジック定義が「Room Edit」であると判定されると(ステップS1562)、Room Edit(病室編集)処理が実行(ステップS1563)された後、画面部品呼出し(ステップS1564)が行なわれる。「Room Edit」が存在しない場合は、ステップS1563をスキップして画面部品呼出し(ステップS1564)が行なわれる。
【0092】
図17は、図16のステップS1563に示す病室編集処理のフローチャートである。
【0093】
ここでは、入院患者統計情報14(図8参照)が参照され、「入院患者累積人数」が所定人数以上の病室を抽出し(ステップS15631)、この抽出した病室が2室以上であるか否かが判定され(ステップS15632)、抽出した病室が2室以上のときは、図5の入力頻度ファイルの「BYOUTOU」および「病室」で特定されるレコードのコンポーネントIDは「Combo Box」であるのでその原則どおり、図9に示す画面部品ライブラリ中の(D)コンボボックスが使用されて、そのコンボボックスにおける表示順が入院患者累積人数の多い順に配列される(ステップS15633)。尚、この表示にあたっては入院患者累積人数が所定人数に満たない病室についても順に配列される。
【0094】
ステップS15632において、入院患者累積人数が所定人数以上の病室が1室しか存在しないと判定されたときは、コンポーネントIDが「Radio Box」に変更される(ステップS15634)。
【0095】
図18は、図17のステップS15633、S15634の処理の概念図である。
【0096】
図18(A)は、図17のステップS15633の処理を示しており、画面部品としてコンボボックスが採用されるとともに、入院患者累積人数の多い順に病室名が並べられている。
【0097】
また、図18(B)は、図17のステップS15634の処理を示しており、仮に入院患者累積人数が所定人数以上の病室が201号室のみであったときは、図18(B)のように、画面部品がラジオボックスに変更されるとともに201号室が選びやすく表示される201号室以外の病室について検索したいときは、「病室を指定しない」が選択されて検索される。
【0098】
図16の画面部品生成のフローチャート中のステップS1563では、図17、図18を参照して説明した病院編集処理が実行され、その後、ステップS1564の画面部品呼出処理が実行される。また、入力頻度ファイル中に今回の検索項目に関し「Room Edit」が定義されていないときは(ステップS1562)、ステップS1563をスキップしてステップS1564の画面部品編集処理が実行される。
【0099】
このステップS1564の画面部品編集処理では、これまでの過程で、今回処理している検索項目に関する画面部品のコンポーネントIDが取得されているため、画面部品ライブラリ16(図9参照)を参照して、その取得されているコンポーネントIDを持つ画面部品が呼び出される。
【0100】
図13の条件入力画面構成のステップS13〜S15では、以上のように説明した、図14〜図17の処理が1つの検索項目について実行され、その処理が今回の利用者の「利用者種別」に対応する各検索項目について繰り返される。
【0101】
その後、ステップS16において、以上のようにして行われた複数の検索項目それぞれについての画面部品が優先度順に並べられて、図10あるいは図11に示すような条件入力画面が組み立てられ、その条件入力画面が表示画面上に表示される。
【0102】
図19は、図12のメイン処理のステップS8に示す画面部品変更処理のフローチャートである。
【0103】
この画面部品変更処理は、図11に示すような、「変更」ボタンが表示された条件入力画面が表示されている状態において、利用者がその「変更」ボタンをクリックしたことにより実行される。
【0104】
この画面部品変更処理では、入力頻度ファイル11が参照されて、現在表示されているコンポーネントIDとは異なる、その同じ検索項目に関するコンポーネントIDであって、かつそのコンポーネントIDがさらに複数存在する場合にはそれらのコンポーネントIDのうちの入力頻度が最も高いコンポーネントIDが取得され(ステップS81)、画面部品生成処理(図16参照)が行なわれ(ステップS82)、今後はその変更後のコンポーネントIDが最優先に採用されるようにレジストリ15(図7参照)に格納される。
【0105】
図20はコンボボックスとラジオボックスとの間の画面部品の変更を模式的に示した図である。これは、図5の入力頻度ファイル中の、「BYOUTOU」および「病室」に対応するコンポーネントIDが「Rodio Box」と「Combo Box」との2つ存在することに対応している。
【0106】
図20は、コンボボックスが表示されている状態(A)で「変更」ボタンが押されると(B)のラジオボタンの表示に切り替わり、(B)のラジオボタンが表示されている状態で「変更」ボタンが押されると(A)のコンボボックスの表示に切り替わることを表わしている。
【0107】
図21は、図13に示すメイン処理におけるステップS5の検索処理のフローチャートである。
【0108】
ここでは、図10あるいは図11に例示する条件入力画面上に入力された検索条件をデータベースサーバに送信してデータベースサーバ内の検索エンジンにセットし(ステップS51)、データベースサーバに各患者情報からの検索条件に合致する患者を抽出させて出力用ワーク22に格納させる(ステップS53)。また、次の条件入力画面作成の際に利用するために、入力頻度ファイル11(図5参照)中の入力頻度を更新する(ステップS53)。
【0109】
その後、図12のメイン処理のステップS6に示すように、出力用ワークに格納された検索結果を参照して編集することにより、出力結果18を得る。
【0110】
以下、本発明の各種実施態様について付記する。
【0111】
(付記1)
検索対象のデータベースを有するデータベースサーバに接続され、検索条件の入力を受け前記データベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置において、
検索条件が入力される条件入力画面を表示する表示手段と、
前記条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリと、
同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合に該複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えたことを特徴とする検索装置。
【0112】
(付記2)
前記ディスプレイ上に表示された条件入力画面への検索条件の入力頻度を、各検索項目に対応づけられた各画面部品ごとに管理する入力頻度管理部を備え、
前記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に、該複数の画面部品それぞれへの検索条件の入力頻度のうちの最高頻度の画面部品である最頻度画面部品を選択して、条件入力画面を組み立てるものであることを特徴とする付記1記載の検索装置。
【0113】
(付記3)
前記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に前記最頻画面部品を選択して条件入力画面を組み立てて前記ディスプレイに表示させると共に、該最頻画面部品との置換が可能な置換画面部品への変更指示を受け付けて該変更指示があったときは該最頻画面部品を該置換画面部品に置換した条件入力画面を組み立てて前記ディスプレイに表示させるとともに、次回に新たに条件入力画面を組み立てるに際しては該置換画面部品を選択するものであることを特徴とする付記2記載の検索装置。
【0114】
(付記4)
前記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に該検索項目の検索条件としての選択肢の数を調査し、該選択肢の数に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てるものであることを特徴とする付記1記載の検索装置。
【0115】
(付記5)
前記画面組立部は、複数の検索項目のそれぞれの検索条件入力用の画面部品を配列するにあたり、配設する各画面部品について配列上の優先度を求め、優先度の高い順に画面部品を配列するものであることを特徴とする付記1記載の検索装置。
【0116】
(付記6)
前記ディスプレイ上に表示された条件入力画面への検索条件の入力頻度を、各検索項目に対応づけられた各画面部品ごとに管理する入力頻度管理部を備え、
前記画面組立部は、各検索項目それぞれについてあらかじめ定められた重み係数と、各検索項目についての条件入力画面を構成する画面部品の入力頻度とに基づいて、前記優先度を求めるものであることを特徴とする付記5記載の検索装置。
【0117】
(付記7)
検索対象のデータベースを有し通信回線に接続されたデータベースサーバと同一の通信回線に接続された、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、検索条件の入力を受け前記データベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置として動作させる検索プログラムであって、
前記情報処理装置を、
検索条件が入力される条件入力画面を表示する表示手段と、
前記条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリを参照し、同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合に該複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えた検索装置として動作させることを特徴とする検索プログラム。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明の一実施形態としての検索装置を構成するコンピュータと、データベースを管理するデータベースサーバを構成するコンピュータとを含む、コンピュータシステムを示す全体構成図である。
【図2】図1に外観を示したコンピュータのハードウェア構成図である。
【図3】図1に示すサーバ・クライアントシステムを利用した検索システムの全体概要図である。
【図4】利用者マスタのデータ構造を示す図である。
【図5】入力頻度ファイルのデータ構造を示す図である。
【図6】画面構成ファイルのデータ構造を示す図である。
【図7】レジストリのデータ構造を示す図である。
【図8】入院患者統計情報のデータ構造を示す図である。
【図9】画面部品ライブラリの模式図である。
【図10】画面構成プログラムの実行によって構成された条件入力画面の一例を示す図である。
【図11】画面構成プログラムの実行によって構成された条件入力画面の他の例を示す図である。
【図12】業務フロー(メイン処理)を示すフローチャートである。
【図13】条件入力画面構成のフローチャートである。
【図14】表示優先度判定のフローチャートである。
【図15】画面部品判定のフローチャートである。
【図16】画面部品生成のフローチャートである。
【図17】病室編集処理のフローチャートである。
【図18】病室の数の相違により異なる画面部品を選択する処理の概念図である。
【図19】画面部品変更処理のフローチャートである。
【図20】コンボボックスとラジオボタンとの間の画面部品の変更を模式的に示した図である。
【図21】検索処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0119】
10 画面構成プログラム
11 入力頻度ファイル
12 画面構成ファイル
13 利用者マスタ
14 入院患者統計情報
15 レジストリ
16 画面部品ライブラリ
17 条件入力画面
18 出力結果
20 検索エンジン
21 各種患者情報
22 出力用ワーク
100,200,300,400 コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索対象のデータベースを有するデータベースサーバに接続され、検索条件の入力を受け前記データベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置において、
検索条件が入力される条件入力画面を表示する表示手段と、
前記条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリと、
同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合に該複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えたことを特徴とする検索装置。
【請求項2】
前記画面組立部は、同一検索項目について選択可能な複数の画面部品が存在する場合に該検索項目の検索条件としての選択肢の数を調査し、該選択肢の数に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てるものであることを特徴とする請求項1記載の検索装置。
【請求項3】
検索対象のデータベースを有し通信回線に接続されたデータベースサーバと同一の通信回線に接続された、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、検索条件の入力を受け前記データベースサーバに検索を実行させて検索結果を受け取る検索装置として動作させる検索プログラムであって、
前記情報処理装置を、
検索条件が入力される条件入力画面を表示する表示手段と、
前記条件入力画面を構成するための複数種類の画面部品が格納された画面部品ライブラリを参照し、同一検索項目の検索条件の入力用として複数種類の画面部品の選択が可能な場合に該複数種類の画面部品の中から所定の選択条件に応じた画面部品を選択して条件入力画面を組み立てる画面組立部とを備えた検索装置として動作させることを特徴とする検索プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2006−260206(P2006−260206A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−77110(P2005−77110)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】