説明

極薄畳

【課題】勢いよく畳の上に乗った際や、車椅子で畳の上に乗り上げても、床面に対してずれが生じることのない極薄畳を提供することを目的とする。また、床面に対して設置した後に、設置位置を容易に変更することができる極薄畳の提供を目的とする。
【解決手段】
芯材11と畳表12とからなる厚さ3.5〜8.5mmの極薄畳1であって、畳の裏面に再剥離可能な粘着層13を有することを特徴とする極薄畳1によって上記の課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質フローリングの上に張り付けて使用する極薄畳に関する。
【背景技術】
【0002】
日本家屋の床は、廊下や納戸の板張りを除いて、そのほとんどが畳であった。しかし現在では、生活様式の西洋化、バリアフリー化、建築コストの低減のために木質フローリングが多くなっている。さらには、高齢化世帯の増加による家庭内で車椅子の使用の増加に伴い、木質フローリングを使用することが多くなっている。
【0003】
しかし、畳の上に直に寝転んだり、取り込んだ洗濯物を置いておくことに抵抗感は感じないが、フローリングの上に直接、寝転んだりすることはためらわれる。
【0004】
そこで、近年では特許文献1に示すようなリバーシブル薄畳(5〜15mm)が提案されている。特許文献1のリバーシブル薄畳は和風、洋風にもできる点で優れたものである。しかしながら、滑り止めとしてごく小さなゴム6を使用しているのみであって、勢いよく畳の上に乗った場合や、車椅子で畳の上に乗り上げる際に、畳がずれてしまうという問題があった。
【0005】
一方で、特許文献2には敷物の裏側に粘着層を介して離型紙を設けた後、水性粘着剤等を介して敷物を床面に設置する方法が記載されている。実施例には、敷物として薄畳を使用することが記載されている。しかし、ここで使用されている薄畳は重くてかさばると記載されている通り、車椅子等で乗り上げるには、依然として分厚いものであって、バリアフリー化の目的は達成することができなかった。
【0006】
特許文献3には、薄畳が開示されている。同文献には、畳の厚みが5〜10mmであるとの記載があるが、実施例の薄畳は厚みが12mmであって、それ以下の厚みの薄畳を反りのない状態で製造できるかどうかについては不明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−253861号公報(図2、[0017]など)
【特許文献2】特開2001−193268号公報(段落[0006]など)
【特許文献3】特開平10−317647号公報(段落[0009]、[0026]など)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、勢いよく畳の上に乗った際や、車椅子で畳の上に乗り上げても、床面に対してずれが生じることのない極薄畳を提供することを目的とする。また、床面に対して設置した後に、設置位置を容易に変更することができる極薄畳の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、芯材と畳表とからなる厚さ3.5〜8.5mmの極薄畳であって、畳の裏面に再剥離可能な粘着層を有することを特徴とする極薄畳によって上記の課題を解決する。
【0010】
本発明の極薄畳は厚みが3.5〜8.5mmであるので、車椅子で乗り上げることが容易であるし、子供がつまずくおそれもない。極薄畳の厚みは、より好ましくは3.5〜5mmである。上記範囲を超えるような厚みの場合、車椅子で畳の上に乗り上げる際に、車椅子のハンドルに掛かる負荷が大きくなるという問題がある。3.5mmを下回るようなものは、クッション性に乏しく快適さを欠く。
【0011】
再剥離可能な接着層としては、粘着剤のほか、粘着剤を片面又は両面に塗布した粘着シートが挙げられる。極薄畳から粘着層を除去する際に後者の方が、粘着層を除去しやすいため、後者を使用することが好ましい。
【0012】
上記の粘着シートの基材は、畳を剥離する際に、破壊されない程度の強度があれば特に限定されない。例えば、オレフィン系樹脂の不織布や織布を基材として使用できる。
【0013】
上記の粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤等が挙げられる。床暖房による加熱や、極薄畳に掛かる荷重によって、粘着剤が木質フロアリング表面を汚染したり、木質フロアリングの塗膜を破壊したりすることがないアクリル系粘着剤を使用することが好ましい。
【0014】
芯材は、畳表を積層する前に、芯材を包むようにしてラッピングすることが好ましい。極薄畳は、床暖房や床下の冷え込み等による繰り返しの温度変化で、反りがどうしても生じてしまう。畳の反りは温度変化に起因しており、水分の移動に伴う収縮、膨張の繰り返しによるものである。したがって、芯材を包み込むようにして気密にラッピングすることにより、芯材の吸放湿を防いで反りを効果的に防ぐことができる。非透湿性フィルムは、張力によって反りを防ぐために、タイトにラッピングすることが好ましい。非透湿性フィルムは熱融着や、接着剤によって密封すればよい。
【0015】
上述の非透湿性フィルムとしては、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを用いたものが挙げられる。また、アルミ箔に上記の樹脂をラミネートしたものや、アルミを蒸着したものも好適に使用できる。
【0016】
非透湿性芯材としては、必要十分な強度があれば、素材は特に限定されない。例えば、木材繊維を接着剤と混合し熱圧成形してなるファイバーボードや、合成樹脂製のボードや、厚紙、発泡樹脂製のボードを使用することができる。ファイバーボードとしては、インシュレーションボード(低密度)、中密度ファイバーボード、高密度ファイバーボードが挙げられる。
【0017】
上述の非透湿性フィルムを使用しない場合は、芯材としてグラスファイバーポリプロピレンを使用することが好ましい。グラスファイバーポリプロピレンを使用すれば、上述の非透湿性フィルムを省略しても、反りが生じることがない。また、畳表として、合成樹脂からなる人工不織布や、合成樹脂からなる人工藺草を使用すれば、極薄畳を丸洗いすることができる。人工藺草はパイプ状であると水が内部にたまるので、中実の物を使用することが好ましい。
【0018】
畳の裏面には、畳裏と当接する面にホットメルト接着剤又は熱硬化型接着剤を適用したポリエステル系樹脂の補強シートを張り付ける構成としてもよい。ポリエステル系樹脂は補強層として働き、効果的に極薄畳の反りを防止することができる。補強シートを畳の裏面に張り付ける際には、加熱しながら圧力を掛けて補強シートを畳裏面に張り付けると同時に、補強シートを熱により縮ませて畳裏面に張力を掛けた状態とすることができる。これにより、極薄畳が凹状に反ってしまうことを効果的に防ぐことができる。
【0019】
補強シートとしては、ポリエステル系の樹脂シート、延伸シート、不織布、フラットヤーン織布等を使用できる。ポリエステルは熱に対して適度な収縮性を有するので、畳裏に適度な張力を与えることができるので好ましい。
【0020】
ホットメルト接着剤及び熱硬化型接着剤としては、公知のものを使用する。例えば、ホットメルト接着剤としては、エチレン酢酸ビニル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、合成ゴム系、アクリル系、ポリウレタン系等の接着剤を使用することができる。ホットメルト接着剤は、補強シートを構成するポリエステル系樹脂より低融点とすることで、短時間の加熱で補強シートを畳裏面に接着することができる。熱硬化型接着剤としては、エポキシ系、フェノール樹脂系、ポリイミド系等の接着剤を使用することができる。
【0021】
極薄畳はリバーシブル畳として構成してもよい。すなわち、芯材は上下に分割された2つの芯材からなり、一方の芯材には畳表を積層し、他方の芯材には起毛層を積層し、2つの芯材を再剥離可能な粘着層で一体化した極薄畳である。粘着層としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の粘着剤や、それらの粘着剤を塗布した両面テープを使用することができる。このように構成することで、一方の面が傷んだ場合に、畳面と起毛面を分離して、取り換えることができる。リバーシブル畳の場合は、前述の補強シートは畳表側の芯材と、起毛層側の芯材の間に配してもよい。
【0022】
畳表としては、天然藺草、人工藺草の双方が使用できる。人工藺草としては紙製、合成樹脂製の双方が利用できる。起毛層としては、人工スエード、パイル生地、絨毯等を使用することができる。畳表と起毛層を積層する手段については、特に限定されず、公知の接着剤や縫合によって行えばよい。ただし、芯材を非透湿性フィルムでラッピングする場合は、縫合すると気密性が損なわれるので接着剤を使用する。畳表は、非透湿性フィルムに接着されるだけなので、畳表を張り替える際に、芯材が破損することがない。
【発明の効果】
【0023】
本発明の極薄畳は、木質フロアリングに対して粘着層によって再剥離可能に貼着するものである。本発明によれば、一度貼り付けた後に、極薄畳の位置を変更する際に、木質フロアリングと極薄畳の双方を損傷することなく、極薄畳を剥離して移動することができる。また、粘着層によって貼着してあるので、車椅子で乗り上げても極薄畳が木質フロアリングに対してずれるおそれがない。ごく薄いので乗り上げも容易である。
【0024】
芯材を非透湿性フィルムでラッピングすることにより、芯材の吸放湿を防いで、極薄畳の反りを効果的に防ぐことができる。
【0025】
芯材をグラスファイバーポリプロピレンで構成することにより、極薄畳の反りを効果的に防ぐことができる。また、水で丸洗いしてもその後、反りが生じない極薄畳とすることができる。
【0026】
極薄畳の裏面に補強シートを配することで、極薄畳の反りを効果的に防ぐことができる。
【0027】
2つの芯材を再剥離可能な粘着剤で一体化することにより、起毛面又は畳面のいずれか一方が傷んだ場合、いずれか一方を容易に取り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】畳の裏面に再剥離可能な粘着層を配した極薄畳の断面図である(実施例1)。
【図2】畳の裏面に再剥離可能な粘着層を配し、芯材を非透湿性フィルムでラッピングした極薄畳の断面図である(実施例2)。
【図3】上側の芯材には畳表を積層し、下側の芯材には起毛層を積層して、2つの芯材を再剥離可能な粘着剤で一体化した極薄畳の断面図である(実施例4)。
【図4】実施例4の極薄畳において、上下の芯材を中密度ファイバーボードに変更し、これを非透湿性フィルム(ポリプロピレン)でタイトにラッピングした極薄畳の断面図である(実施例6)。
【図5】極薄畳の裏面に補強シートを張り付けた極薄畳である(実施例7)。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図面を参照しながら、本発明の極薄畳の実施例を説明する。
【0030】
[実施例1]
実施例1は、芯材11と畳表12とからなる極薄畳1であって、畳の裏面に再剥離可能な粘着層13を配した極薄畳1である(図1)。本実施例の極薄畳1は厚さ5.5mmとした。畳表としては、こよりに樹脂コーティングした公知の人工藺草を編み上げたものを使用してある。また、芯材11としては、木質繊維を原料とするインシュレーションボードを使用した。粘着層13としては、アクリル樹脂系粘着剤を両面に塗布してなる両面テープ(株式会社寺岡製作所No. 7221)を使用した。
【0031】
実施例1の極薄畳1は、厚さ5.5mm程度であるので、車椅子で難なく乗り上げることができた。また、粘着層13としてアクリル樹脂系粘着剤を使用し、繰り返し貼ったり剥がしたりできるので、極薄畳1を所望の位置に移動させることも容易であった。極薄畳1を木質フロアリング2から剥離する際に、木質フロアリングの塗膜を破壊することもなかった。また、床暖房による加温・放冷の繰り返しや、薄畳に掛かる人の荷重によって、粘着剤が木質フロアリング2にこびりついたり、木質フロアリング2のウレタン塗膜を侵したりすることがなかった。
【0032】
[実施例2]
実施例2は、実施例1の極薄畳1の厚みを4.0mmに変更し、さらに芯材11(インシュレーションボード)を厚み1.0mmの非透湿性フィルム14(高密度ポリエチレンシート)でタイトにラッピングしたものである(図2)。図2に示したように、芯材11が露出しないように、高密度ポリエチレンシートで完全に被覆し、熱融着により気密にシールした。このようにして防反り加工を施した芯材11に、合成樹脂製(ポリエチレン)の中実人工藺草で編み上げた畳表12を積層した。粘着層13にはアクリル樹脂系粘着剤を両面に塗布してなる両面テープ(株式会社寺岡製作所No. 7222)を使用した。その他の構成は実施例1と同様である。
【0033】
実施例2の極薄畳1は、実施例1より厚みを薄くしたが、非透湿性フィルム14で芯材の吸放湿を防いであるので、床暖房による加温・放冷を繰り返しても、全く反りが生じることがなかった。また、床暖房による加温・放冷の繰り返しや、薄畳に掛かる人の荷重によって、粘着剤が木質フロアリング2にこびりついたり、木質フロアリング2のウレタン塗膜を侵したり、極薄畳1を木質フロアリング2から剥離する際に、木質フロアリングのウレタン塗膜を破壊することもなかった。極薄畳1を木質フロアリング2から剥離する際に、木質フロアリングの塗膜を破壊することもなかった。さらに、人工藺草を中実のポリエチレン製とし、芯材11をラッピングしてあるので、水を極薄畳1にかけながら丸洗いすることができた。その後、反りが生じることもなかった。また、実施例1と同様に極薄畳1を剥がして移動するのも容易で、車椅子での乗り上げも容易であった。
【0034】
[実施例3]
実施例1の厚み5.5mmの厚みを3.5mmに変更し、さらに芯材11をグラスファイバーポリプロピレンに変更して、実施例3の極薄畳1とした。その他の構成は実施例1と同様である。
【0035】
実施例3の極薄畳1は、極めて薄く熱伝導性に優れ、床暖房の熱を遮断することがなかった。また、グラスファイバーを添加してあるため、厚みが3.5mmにも拘らず、繰り返し加熱・放冷を繰り返しても反りが生じることがなかった。実施例3の極薄畳1も水を掛けながら洗浄しても、その後、反りが生じるようなことはなかった。さらに、ウレタン塗膜を破壊することなく極薄畳1を剥がして移動することも容易で、車椅子での乗り上げも容易であった。
【0036】
[実施例4]
実施例4は、実施例1の極薄畳1の芯材11を上下2分割としたリバーシブル型の極薄畳1である(図3)。一方の芯材11(インシュレーションボード)には、合成樹脂(ポリエチレン)製の中実人工藺草で編みあげた畳表12を積層し、他方の芯材11には、起毛層15として人工スエード(株式会社クラレのクラリーノ(登録商標))を積層した(図3)。畳表12を積層した芯材11と、起毛層15を積層した芯材11は、再剥離可能な粘着層16(株式会社寺岡製作所No. 7221)で一体とした。厚さは4.0mmとした。粘着層13としては実施例1と同じ両面テープを使用した。
【0037】
実施例4の極薄畳1は、畳表11の面が損傷した際に畳表11側の芯材を剥離して、新しいものに取り換えることが容易であった。また、起毛層15の面を上にする際に、木質フロアリング2から極薄畳1を剥がす際に、木質フロアリング2及び起毛層15の両者を破壊することなく、剥がすことができた。厚みも4.0mmであるので、車椅子での乗り上げも容易であり、粘着層13で固定されているので、乗り上げの際に極薄畳1がずれることもなかった。また、床暖房による加温・放冷の繰り返しや、薄畳に掛かる人の荷重によって、粘着剤が木質フロアリング2にこびりついたり、木質フロアリング2のウレタン塗膜を侵したりすることがなかった。
【0038】
[実施例5]
実施例5は、実施例4の上下の芯材11をグラスファイバーポリプロピレンに変更したものである。厚さは実施例4と同様に4.0mmである。その他、粘着層13、畳表12、起毛層15、粘着層16等は実施例4(図3)と同様とした。
【0039】
実施例5の極薄畳1は、繰り返し加温・放冷を繰り返しても反りが生じることがなかった。さらに、水を掛けながら洗浄しても、その後、極薄畳1に反りが生じることはなかった。また、実施例4と同様に畳表12側の芯材11が破損しても、芯材11を剥がすことにより、畳表12を新しいものに交換することができた。木質フロアリング2への粘着剤のこびりつきは一切なく、木質フロアリング2を破壊したり侵したりすることがなかった。
【0040】
[実施例6]
実施例6は、実施例4の極薄畳1において、上下の芯材11を中密度ファイバーボードに変更し、これを非透湿性フィルム14(ポリプロピレン)でタイトにラッピングしたものである(図4)。図4に示したように、芯材11が露出しないように、高密度ポリプロピレンシートで完全に被覆し、熱融着により気密にシールした。その他、粘着層13、畳表12、起毛層15、粘着層16等は実施例4(図3)と同様とした。
【0041】
実施例6の極薄畳1は、繰り返し加温・放冷を繰り返しても反りが生じることがなかった。さらに、水を掛けながら洗浄しても、その後極薄畳1に反りが生じることはなかった。また、実施例5と同様に畳表12側の芯材11が破損しても、芯材11を剥がすことにより、畳表12を新しいものに交換することができた。木質フロアリング2への粘着剤のこびりつきは一切なく、木質フロアリング2を破壊したり侵したりすることがなかった。
【0042】
[実施例7]
実施例7の極薄畳は、実施例1の極薄畳の裏面に、補強シート18として畳裏と当接する面に低密度ポリエチレン(融点110℃程度)をラミネートしたPET不織布をホットプレスで貼り付けた極薄畳1である(図5)。補強シート18は130℃で30秒加熱して、裏面に張り付けた。補強シート18の下面には実施例1と同様の粘着層13を使用した。粘着層13としては実施例1のアクリル系粘着剤を両面に塗布してなる両面テープを使用した。
【0043】
実施例7の極薄畳1は、ホットプレスにより補強シートが収縮し適度な張力を有していた。実施例7の極薄畳1は繰り返し加温・放冷を繰り返しても反りが生じることがなかった。
【符号の説明】
【0044】
1 極薄畳
11 芯材
12 畳表
13 粘着層(固定用)
14 非透湿性フィルム
16 粘着層(芯材用)
17 起毛層
18 補強シート
2 木質フロアリング



【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯材と畳表とからなる厚さ3.5〜8.5mmの極薄畳であって、畳の裏面に再剥離可能な粘着層を有することを特徴とする極薄畳。
【請求項2】
芯材は畳表を積層する前に非透湿性フィルムでラッピングされる請求項1に記載の極薄畳。
【請求項3】
芯材はグラスファイバーポリプロピレンからなる成形体である請求項1に記載の極薄畳。
【請求項4】
畳の裏面に、畳裏と当接する面にホットメルト接着剤又は熱硬化型接着剤を適用したポリエステル系樹脂の補強シートを張り付けた請求項1に記載の極薄畳。
【請求項5】
芯材は、上下に分割されており、一方の芯材には畳表を積層し、他方の芯材には起毛層を積層し、2つの芯材を再剥離可能な粘着層で一体化した請求項1〜4のいずれかに記載の極薄畳。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−1880(P2012−1880A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134685(P2010−134685)
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【出願人】(599095953)株式会社カネハ (4)
【Fターム(参考)】