説明

構内インターネット構築システム

【課題】施設構内に敷設されたIP放送網を用いて無線LAN環境を実現する際に、利用者の利便性を損なうことなく、且つ管理者に負担をかけず、セキュリティも確保する。
【解決手段】構内放送網11を介して設置され、それぞれにテレビ受像機16を接続した、複数のセットトップボックス(STB)15,…と、暗号鍵情報が設定可能な、複数の無線LANルータ17と、構内放送網11を介して任意の無線LANルータ17に暗号鍵情報を設定し、STB15から無線LANルータ17の使用要求を受付け、受付けたSTB15に対し、対応付けられている無線LANルータ17に設定した暗号鍵情報を示す表示データを送信し、当該STB15に接続されているテレビ受像機16で表示させるVODサーバ13とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばホテルや旅館、病院など不特定多数の利用者が利用する施設に好適な構内インターネット構築システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばホテルや旅館、病院などの各種構内の客室毎、あるいは病床毎に設置されたテレビ受像機を含む構内テレビシステムを利用して有料番組や有料のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス等を視聴する有料番組視聴システムにおいて、人手を介する運用行程をでき得る限り削減し、設備や運営上のコストを低減しながら、利用者にはより気軽に利用して戴くことが可能なシステムを本出願人が提案した。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−311251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、無線LAN機能を利用可能な携帯電話端末、スマートフォンや携帯ゲーム機等が広く普及し、ブックタイプのパーソナルコンピュータでも無線LAN機能がほぼ標準で実装されるのに連れて、ホテルや旅館、病院などに敷設された構内システムでも無線LAN環境を構築することが求められている。
【0005】
しかるに、無線LAN利用可能な環境をホテルや旅館、病院などの施設に敷設された構内システムで構築する場合、セキュリティの確保が重要な要因となる。この点で、上記特許文献に記載された技術では対応することができない。
【0006】
一般に広く普及している無線LANとしてのIEEE802.11a/b/g/n規格では、共通鍵(秘密鍵)暗号方式を採用しており、施設利用者は共通鍵情報が提示されなければ無線LAN機能が利用することができない。そのため、施設管理者側からの共通鍵情報の提示が必須となる。
【0007】
そして、共通鍵情報を固定化した場合、利用者は正規の施設利用後も無線の届く範囲内であれば引き続き無線LAN機能を利用できることになると共に、共通鍵情報が外部に漏れる可能性もあるため、施設管理者側はセキュリティを確保することができなくなる。
【0008】
一方で、共通鍵情報の発行及び管理をあえて複雑化してセキュリティの効果を上げることも考えられるが、その場合、施設管理者の手を少なからず煩わすこととなり、また施設利用者の利便性を損なうことにもなるため、実用的ではない。
【0009】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無線LAN環境を実現するにあたって、利用者の利便性を損なうことなく、且つ管理者に負担をかけず、セキュリティも確保することが可能な構内インターネット構築システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、施設構内に敷設されたIP(インターネット・プロトコル)放送網を用いた構内インターネット構築システムにおいて、上記放送網を介して設置され、それぞれに表示機器を接続した、複数のセットトップボックスと、暗号鍵情報が設定可能な、複数の無線LANルータと、上記放送網を介して上記任意の無線LANルータに暗号鍵情報を設定する設定手段、上記セットトップボックスから対応する無線LANルータの使用要求を受付ける受付手段、及び上記受付手段で無線LANルータの使用要求を受付けたセットトップボックスに対し、対応付けられている無線LANルータに設定した暗号鍵情報を示す表示データを送信し、当該セットトップボックスに接続されている上記表示機器で表示させる表示制御手段を備えたサーバ装置とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、無線LAN環境を実現するにあたって、利用者の利便性を損なうことなく、且つ管理者に負担をかけず、セキュリティも確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るIP放送システムの概要構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態に係るVODサーバでの処理内容を示すフローチャート。
【図3】同実施形態に係る客室側のテレビ画面で表示される暗証番号を例示する図。
【図4】同実施形態に係る客室側のテレビ画面で表示される暗号鍵情報を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下本発明をホテルの施設構内に敷設したIP(Internet Protcol)放送システムに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
なお本実施形態では、ホテルの客室に設置した無線LANルータを使用して利用者が持ち込む通信機器、例えばパーソナルコンピュータをWi−Fi接続する場合、事前に同ホテル構内で購入したカードあるいはチケットに記載されている暗証情報により課金済みである確認を行なった上で、接続に必要な情報の提示を行なうものとする。
【0015】
図1は、当該システム全体の構成を示すもので、構内放送網11は複数のハブ12,12,‥‥で相互接続され、各種装置と接続されている。これらハブ12,12,‥‥のうち、ハブ12HにはVODサーバ13とルータ14とが接続される。
【0016】
VODサーバ13は、ホテルのフロントバックオフィス等に設置し、客室等の利用者からの配信要求に応答して、蓄積した映画等のコンテンツのストリーミングデータ映像の放送配信や、後述する無線LANルータへの暗号鍵情報の登録等の処理を実行する。
【0017】
ルータ14は、このハブ12Hを介して構内放送網11とインターネットとを相互接続するブロードバンド機器である。
【0018】
上記ハブ12,12,‥‥に対して、各客室GR,GR,‥‥毎に設置されたハブ12T,12T,‥‥が接続され、それらハブ12T毎にセットトップボックス(以下文中及び図面では「STB」と称する)15及び無線LANルータ17が接続される。
【0019】
各客室GR内のセットトップボックス15は、テレビ受像機16と接続される。セットトップボックス15は、構内放送網11から送られてくる放送信号を受信し、テレビ受像機16で視聴可能な信号に変換した後にテレビ受像機16に供給する。
【0020】
なお上記セットトップボックス15は、図示しない専用のリモートコントローラにより、テレビ受像機16によるテレビ放送視聴時の選局操作や後述するWi−Fi接続時の確認操作等、各種動作を操作するものとする。
【0021】
無線LANルータ17は、無線LANのアクセスポイント機能を備えたルータであり、後述する如く上記VODサーバ13からSSID(Service Set IDentifier)と暗号鍵情報、具体的には共通鍵暗号方式でのWEPキー及び共通鍵パスフレーズを任意に設定可能となる。
【0022】
なお、VODサーバ13、セットトップボックス15、及び無線LANルータ17それぞれのハードウェア回路としての構成自体は、上述した如く無線LANルータ17がSSIDと暗号鍵情報を任意に設定可能である点を除いて、きわめて一般的なものと同様に周知であるものとして、その図示及び説明については省略する。
【0023】
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、上記VODサーバ13が実行する、各客室GR,GR,‥‥の無線LANルータ17,17,‥‥の設定に関する処理内容を抽出して示すものである。
【0024】
その当初にVODサーバ13は、構内放送網11を介して各客室GR,GR,‥‥毎に設置されているセットトップボックス15,15,‥‥から、インターネット設定要求信号が送られてくるものを周期的にサーチした上で(ステップS101)、当該信号を送ってきたセットトップボックス15,15,‥‥が少なくとも1台あったか否かを判断する(ステップS102)。
【0025】
ここでセットトップボックス15,15,‥‥からの要求信号が一切ないと判断した場合、VODサーバ13では再び上記ステップS101からの処理に戻り、以下同様の処理を繰返し実行することで、同要求信号が送られてくるのを待機する。
【0026】
またステップS102でインターネット設定要求信号を送ってきたセットトップボックス15が少なくとも1台あった場合、VODサーバ13はそれを判断して、まず1台のセットトップボックス15を選択し、そのセットトップボックス15に対して該当する無線LANルータ17を用いてのWi−Fi接続に関する課金の確認処理がまだ完了していないかどうかを判断する(ステップS104)。
【0027】
ここで課金の確認処理がまだ完了していないと判断した場合にVODサーバ13では、該当するセットトップボックス15に接続されているテレビ受像機16にて、Wi−Fi接続が有料のサービスであり、課金の確認処理が必要である旨を示す文字メッセージと、最寄りの券売機で有料のカードを購入して当該カードに記載されている暗証番号の入力を促す文字メッセージの画像を表示させる(ステップS105)。
【0028】
さらにVODサーバ13は、その表示にしたがってリモートコントローラで正しい暗証番号のキー操作がなされたか否かをセットトップボックス15から該当する信号があるか否かにより判断する(ステップS106)。
【0029】
ここで該当するセットトップボックス15から暗証番号の入力が合った場合、VODサーバ13は、事前に券売機で発行した有料のカードに記載された暗証番号の1つであるか否かを判断する。
【0030】
このとき該当する客室GRの利用者は、テレビ受像機16の表示にしたがってセットトップボックス15用のリモートコントローラを操作することで、事前に購入しておいたカードの暗証情報を入力する。
【0031】
図3は、このとき該当する客室GR内のテレビ受像機16で表示される、暗証番号の入力画面を例示するものである。こうして暗証情報が入力されると、VODサーバ13では上記ステップS107において、正しい暗証情報が入力されたか否かを判断する。
【0032】
上記ステップS107で正しい暗証情報が入力されたと判断した場合、VODサーバ13は、すでに課金済みであることを確認するための、例えば
「ご利用ありがとうございます
入力された暗証番号を確認致しました
この後に表示されるSSIDとWEPキー及び共通鍵パスフレーズを
御自分のWi−Fi機器に設定して下さい」
のような文字メッセージで通知して表示させる(ステップS108)。
【0033】
合わせてVODサーバ13は、このセットトップボックス15に対応付けられた、同室内の無線LANルータ17用のSSIDと暗号鍵情報である共通鍵暗号方式のWEPキー及び共通鍵パスフレーズを発行し、セットトップボックス15を介してテレビ受像機16で表示させる一方で、当該無線LANルータ17に登録設定させる(ステップS109)。
【0034】
図4は、このとき該当する客室GR内のテレビ受像機16で表示される、SSIDと暗号鍵情報である共通鍵暗号方式のWEPキー及び共通鍵パスフレーズを示すものである。この客室GRの利用者は、テレビ受像機16で表示された内容を、Wi−Fiに対応した機器、例えばスマートフォンやタブレットPC、携帯ゲーム機等に登録することにより、インターネット接続環境が構築され、ウェブサイトの閲覧や電子メールの送受等が可能となる。
【0035】
次いでVODサーバ13は、無線LANルータ17に発行、設定した内容を客室GRの識別情報、及び暗証情報と共に関連付けて記憶し(ステップS110)、以上で1台のセットトップボックス15に対する処理を終えたものとして、他にもインターネット設定要求信号を送ってきたセットトップボックス15があるか否かを判断する(ステップS111)。
【0036】
ここでまだ他にもインターネット設定要求信号を送ってきたセットトップボックス15があると判断した場合には、再び上記ステップS103からの処理に戻り、同様の動作を繰返し実行する。
【0037】
また上記ステップS107で正しい暗証情報が入力されなかったと判断した場合、VODサーバ13では、一旦この該当するセットトップボックス15に対する処理を終えたものとして、他のインターネット設定要求信号を送ってきたセットトップボックス15の存在を確認すべく上記ステップS111に進む。
【0038】
さらに上記ステップS104において、すでに課金の確認処理が完了していると判断した場合にVODサーバ13では、上記ステップS105〜S108の処理を省略し、ステップS109に直接進んで、すでに発行して記憶している同室内の無線LANルータ17用のSSIDと暗号鍵情報である共通鍵暗号方式のWEPキー及び共通鍵パスフレーズをセットトップボックス15を介してテレビ受像機16で表示させる。
【0039】
なお、上記ステップS111で他のインターネット設定要求信号を送ってきたセットトップボックス15がないと判断した時点で、VODサーバ13は再び上記ステップS101の処理に戻り、インターネット設定要求信号が送られてくるのを待機する。
【0040】
以上詳述した如く本実施形態によれば、無線LAN環境を実現するにあたって、利用者の利便性を損なうことなく、且つホテル施設の管理者側にも負担をかけずに、セキュリティを確保することが可能となる。
【0041】
また上記実施形態では、暗証情報入力後の課金の確認処理に続いてSSID及び暗号鍵情報を通知するものとしたので、利用者に対して有料サービスである点の意識の徹底を図ることができる。
【0042】
さらに上記実施形態では、無線LANルータで使用する暗号鍵情報と、同暗号鍵情報を通知するための暗証情報の少なくとも一方を利用者毎に発行するべく、ホテルの営業日に応じた適宜時間間隔で更新設定するものとしたので、利用者及び利用日の多重利用を未然に防いで、セキュリティを確保できる。
【0043】
また上記実施形態は、VODサーバ13が各客室GR,GR,‥‥毎に設置された無線LANルータ17の管理を行なうことで、VODサービスがすでに敷設されている施設構内でのインターネット接続環境を容易に構築可能となる。
【0044】
なお上記実施形態では説明しなかったが、上記図1で示したシステム構成とは別に、VODサービスを利用するための有料の磁気カードを発行するカード販売機を設けるものとし、該カード販売機で発行する磁気カードにWi−Fi接続のための暗証情報を併せて記憶するものとして、発行された磁気カードをセットトップボックス15のカード読取り部に挿入することで、利用者がリモートコントローラでのキー操作により暗証情報を入力する手間を省くものとしても良く、さらに利用者の利便性を図ることができる。
【0045】
また上記したように事前に暗証情報を記載したカードや磁気カードを利用者に購入してもらうのではなく、セットトップボックス15とテレビ受像機16を用いて有料サービスである旨の確認を行なった上でテレビ受像機16の画面に暗証情報を表示させると共に、課金情報をホテルフロント側で記憶し、利用者のチェックアウト時に料金の精算を行なうようにしても良く、各種カードを発券する券売機の存在を省略できる。
【0046】
なお上記実施形態は、ホテルの施設構内に敷設したIP放送システムに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限るものではない。
【0047】
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0048】
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、施設構内に敷設されたIP(インターネット・プロトコル)放送網を用いた構内インターネット構築システムにおいて、上記放送網を介して設置され、それぞれに表示機器を接続した、複数のセットトップボックスと、暗号鍵情報が設定可能な、複数の無線LANルータと、上記放送網を介して上記任意の無線LANルータに暗号鍵情報を設定する設定手段、上記セットトップボックスから対応する無線LANルータの使用要求を受付ける受付手段、及び上記受付手段で無線LANルータの使用要求を受付けたセットトップボックスに対し、対応付けられている無線LANルータに設定した暗号鍵情報を示す表示データを送信し、当該セットトップボックスに接続されている上記表示機器で表示させる表示制御手段を備えたサーバ装置とを含むことを特徴とする。
【0049】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記サーバ装置は、さらに上記セットトップボックスで入力される暗証情報を受信する暗証情報受信手段、及び上記暗証情報受信手段で受信した暗証情報と予め記憶した暗証情報との一致を判断する暗証判断手段を備え、上記受付手段は、上記暗証判断手段で暗証情報の一致を判断した場合に無線LANルータの使用要求を受付けることを特徴とする。
【0050】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記サーバ装置は、さらに上記無線LANルータ毎にランダムな暗号鍵情報を発行する暗号鍵発行手段、及び上記暗証判断手段で使用する予め記憶した暗証情報の内容を更新する更新手段の少なくとも一方を備えることを特徴とする。
【0051】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記サーバ装置は、ビデオ・オン・デマンドサービスのサーバ装置を兼用することを特徴とする。
【0052】
請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記セットトップボックスは、暗証情報が記憶されたカードを挿入し、該カードに記憶された暗証情報を読取るカード読取部を備え、上記サーバ装置は、上記セットトップボックスのカード読取部で読取った暗証情報を上記暗証情報受信手段で受信することを特徴とする。
【符号の説明】
【0053】
11…構内放送網
12,12H,12T…ハブ
13…VODサーバ
14…ルータ
15…セットトップボックス(STB)
16…テレビ受像機(TV)
17…無線LANルータ
GR…客室。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設構内に敷設されたIP(インターネット・プロトコル)放送網を用いた構内インターネット構築システムにおいて、
上記放送網を介して設置され、それぞれに表示機器を接続した、複数のセットトップボックスと、
暗号鍵情報が設定可能な、複数の無線LANルータと、
上記放送網を介して上記任意の無線LANルータに暗号鍵情報を設定する設定手段、上記セットトップボックスから対応する無線LANルータの使用要求を受付ける受付手段、及び上記受付手段で無線LANルータの使用要求を受付けたセットトップボックスに対し、対応付けられている無線LANルータに設定した暗号鍵情報を示す表示データを送信し、当該セットトップボックスに接続されている上記表示機器で表示させる表示制御手段を備えたサーバ装置と
を含むことを特徴とする構内インターネット構築システム。
【請求項2】
上記サーバ装置は、さらに
上記セットトップボックスで入力される暗証情報を受信する暗証情報受信手段、及び
上記暗証情報受信手段で受信した暗証情報と予め記憶した暗証情報との一致を判断する暗証判断手段
を備え、
上記受付手段は、上記暗証判断手段で暗証情報の一致を判断した場合に無線LANルータの使用要求を受付ける
ことを特徴とする請求項1記載の構内インターネット構築システム。
【請求項3】
上記サーバ装置は、さらに
上記無線LANルータ毎にランダムな暗号鍵情報を発行する暗号鍵発行手段、及び
上記暗証判断手段で使用する予め記憶した暗証情報の内容を更新する更新手段
の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項2記載の構内インターネット構築システム。
【請求項4】
上記サーバ装置は、ビデオ・オン・デマンドサービスのサーバ装置を兼用することを特徴とする請求項1記載の構内インターネット構築システム。
【請求項5】
上記セットトップボックスは、
暗証情報が記憶されたカードを挿入し、該カードに記憶された暗証情報を読取るカード読取部を備え、
上記サーバ装置は、
上記セットトップボックスのカード読取部で読取った暗証情報を上記暗証情報受信手段で受信する
ことを特徴とする請求項2記載の構内インターネット構築システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−115468(P2013−115468A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−257283(P2011−257283)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(592205735)株式会社ケイティーエス (16)
【Fターム(参考)】