説明

模様付シート状物の製造方法

【課題】本発明は、良好な肌触りで且つ模様を有するシート状物の製造方法において、特殊な設備を必要とせず、多種多様な模様を付与することが可能な製造方法を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明の模様を有するシート状物の製造方法は、シート状物を立毛化するに際し研削材の表面に流体を噴射し、研削材表面の目詰まりを変化させることによりシート状物の表面に模様が形成されることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、良好な肌触りで且つ模様を有するシート状物の製造方法であって、多種多様な模様を付与することが可能な製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
立毛シート状物に模様を付加する方法としては、従来から熱により立毛を押さえるエンボス加工や糊材により立毛を固めてしまう捺染が用いられている。しかし、これらの方法では立毛を部分的に固化させるため、表面が硬く全体的に肌触りに劣る問題があった。
【0003】
また、良好な肌触りを保ちながら模様を付与する方法としては、シート状物の表面を立毛化するに際し、シート表面を部分的に過研削にすることで部分的に凹模様を付与する方法が用いられている。また、特許文献1では、研削材表面に直接模様を描いてシート状物の表面を擦過することによって立毛を固化させずに凹凸模様を付与する、または、研削材に押し付ける部材に模様を描いて表面を擦過する方法が、特許文献2では研削材に押し付ける部材の凹凸をコンピューター制御で正確にコントロールできる設備を用いて模様を付与する方法が開示されている。
【0004】
さらに特許文献3では、粒度の荒い研削材と細かい研削材を張り合わせることで部分的に粒度を変えた研削材を用いてシート表面を擦過することでシート状物表面に模様を付与する方法も用いられている。
【0005】
しかし、これらの方法はいずれも特定の模様を有する特殊な部材や特別な設備、研削材等を用意しなければならず、また、装置の制約上、一定の周期的な模様しか形成することができないという問題があった。
【特許文献1】特開2005−082916号公報
【特許文献2】特開平9−209260号公報
【特許文献3】特開平6−287861号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、良好な肌触りで且つ模様を有するシート状物の製造方法において、特殊な研削材を必要とすることなく、多種多様な模様を付与することが可能な製造方法を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。すなわち、本発明のシート状物の製造方法は、1デシテックス以下の極細繊維を含むシート状物の表面を立毛化するに際し、部分的に表面の目詰まりを変化させた研削材で擦過し、立毛表面に模様を形成させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、良好な肌触り且つ多種多様な模様を有する表面立毛シート状物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、前記課題、良好な肌触り且つ多種多様な模様を有する表面立毛シート状物の製造方法について鋭意検討し、1デシテックス以下の極細繊維を含むシート状物の表面を立毛化するに際し、部分的に表面の目詰まりを変化させた研削材で擦過を行ったところ、かかる課題を見事に解決し得たものである。
【0010】
本発明におけるシート状物とは、例えば織物、不織布、編み物、フィルム、樹脂等であって、表面が立毛で覆われたもののことをいうが、研削後に良好な肌触りとなりやすいことから、シート状物は不織布であることが好ましい。
【0011】
本発明でいう極細繊維とは製品の良好な肌触りを得るため単繊維繊度が1デシテックス以下である。更に良好な肌触りを得るためには繊度がさらに細いほうがよく、好ましくは0.3デシテックス以下、より好ましくは0.1デシテックス以下、更に好ましくは0.01デシテックス以下である。
【0012】
本発明におけるシート状物には、1デシテックス以下の極細繊維を本数にして50%以上含むことが好ましく、80%以上がより好ましい。
【0013】
なお、シート状物を構成する極細繊維の単繊維繊度、及び単繊維繊度が1デシテックス以下の極細繊維の本数割合は、次のようにして求める。すなわち、極細繊維の断面が円形または円形に近い楕円形の場合は、シート状物表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を倍率2000倍で撮影し、極細繊維をランダムに100本選び、繊維径を測定して素材ポリマーの比重から繊度に換算し、その100本のうち1デシテックス以下の極細繊維の本数割合を百分率で算出する。
【0014】
一方、シート状物を構成する極細繊維が異形断面の場合は、同様にして、異形断面の外周円直径を繊維径として算出する。さらに、円形断面と異形断面が混合している場合、繊度が大きく異なるものが混合している場合等は、それぞれが同数程度となるように100本を選び、異形断面の場合は、断面積を真円の面積に換算して算出する。
【0015】
また、素材に制限はないが極細繊維は、加工のし易さ及び製品の風合いの観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、アクリル系繊維、綿、羊毛、絹等の天然繊維から選ばれた少なくとも1つ以上の素材であることが望ましい。さらに良好な風合いを得るためにはポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系繊維が望ましい。
【0016】
本発明でいうシート状物とは構成繊維に前記極細繊維を含み、その表面が前記極細繊維を含む構成繊維からなる立毛で覆われていればどのような形態でも良く、例えばスパンボンドやニードルパンチ或いはウォータージェットパンチなどにより繊維を絡合させて得られるものが好ましく用いられる。また、表面の立毛形態に特に制限はないが、意匠効果の観点から指でなぞったときに立毛の方向が変わることで跡が残るいわゆるフィンガーマークが発する程度の立毛長さと方向柔軟性を備えていることが好ましい。
【0017】
本発明でいう模様とは、立毛繊維の毛の長さが異なることで毛の長い部分と短い部分を形成し、該長い部分と短い部分の組み合わせが模様になっているもののことをいう。該長い部分と短い部分の立毛長に特に制限は無いが、判明な模様を得るために立毛長差が0.1mm以上あることが望ましい。該模様には特に制限はなく、規則的な柄模様の他、例えば非周期的或いは不規則な柄模様やロゴマークなどに適応が可能である。
【0018】
かかるシート状物を構成する極細繊維を得る方法としては、極細繊維を直接得る方法と一旦極細繊維発生型繊維を作成し、その後極細繊維を発現させる方法を採用することができるが、より細繊度が得られやすい点や得られるシート状物の柔軟性の点で、一旦極細繊維発生型繊維を作成し、その後極細繊維を発現させる方法が好ましく用いられる。その方法として、例えば溶解性の異なる複数のポリマーをあわせて紡糸し、極細繊維発現可能な繊維を得た後、少なくとも一種類のポリマーを除去して極細繊維を形成する方法、または、放射状、多層状に交互に配置した異なる複数のポリマを剥離分割する方法などを用いることができる。
【0019】
かかる極細繊維発現可能な繊維を紡糸する際の複合形体としては、ポリマー同士が張り合わされたような状態のサイドバイサイド型や、ポリマー中に別のポリマーが島状に存在する海島型を好ましく用いることができる。また、除去されるポリマーとしてはポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィン、ナトリウムスルホイソフタル酸やポリエチレングリコール等を共重合してアルカリ溶解性を高めた共重合ポリエステル等を用いることができる。
【0020】
次に、極細繊維を発現せしめる方法は、除去する成分の種類により異なるが、ポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィンであればトルエンやトリクロロエチレン等の有機溶媒、アルカリ溶解性を高めた共重合ポリエステルであれば水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液に浸漬し抽出を行う方法を好ましく用いることができる。
【0021】
次に上記極細繊維をシート化する方法について説明する。かかるシートは、織物、編物、短繊維不織布、長繊維不織布のいずれでもかまわないが、風合いや品位を重視する場合は、短繊維不織布が好ましい。かかる短繊維不織布を得る方法としては、カードマシンやクロスラッパーを用いる方法や、抄紙法を採用することができる。また、これらの方法で得られた不織布をニードルパンチやウォータージェットパンチで絡合させたり、他の織物、編み物、不織布と一体化させてもよい。
【0022】
本発明のシート状物を製造するにあたっては、まず極細繊維を作成してからシート化する方法を採用することもできるし、上記極細繊維発現可能な繊維をシート化した後に上記処理を施して極細繊維を発現させる方法を採用することもできる。
【0023】
本発明のシート状物は弾性樹脂を含有してもよい。例えば、バインダーとしての性能や風合いを損なわない範囲でポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系などのエラストマー樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂などを用いることができるが、風合いの観点からポリウレタンが好ましく用いられる。かかるポリウレタン付与方法としては、シート状物をポリウレタン溶液に含浸し、さらに水または有機溶媒水溶液中に浸漬してポリウレタンを凝固させる方法が好ましい。かかるポリウレタン溶液に用いる溶媒としてはN, N ’ − ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を好ましく用いることができる。また、必要に応じて顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を添加してもよい。
【0024】
次に、このようにして得られたシート状物の表面を立毛化する方法(立毛処理)について説明する。すなわち、かかる立毛処理としては、バッフィングマシンによりシート状物表面を研削する方法が好ましい。ここで用いるバッフィングマシンの研削材は前記シート状物表面を削ることのできるものであれば制限はなく、サンドペーパー、サンドクロスや金属製のヤスリを用いることができるが、特に加工性の観点から図1のようなサンドペーパーが好ましく用いられる。研削材にサンドペーパーを用いる場合、ペーパー粗さは好ましくは50〜500番手、更に好ましくは100 〜350番手であることが、表面品位の観点から好ましい。また、研削材に押しつける部材の材質に制限はなく、形状についてはシート加工性からロール状が好ましく用いられる。すなわち、特許文献3(特開平6−287861号公報)に記載されたようなローラーサンダー装置が好ましく、図1及び図2はロールを含めたサンドペーパー部のみを示したものである。
【0025】
前記シート状物表面に立毛処理を施すと同時に模様を発現させるためには、次のような方法を採用する。すなわち、本発明は、従来技術のように粒度の異なるサンドペーパーを組み合わせたり、部分的にサンドペーパーが無い部分を形成させたりといった特殊な研削材は必要ではなく、粗さの均一な1種類の研削材であって、部分的に表面の目詰まりが変化した研削材で擦過し、立毛表面に模様を形成させるものである。
【0026】
そして、部分的に表面の目詰まりを変化させる方法としては特に限定されないが、研削材に流体を噴射することによって部分的に表面の目詰まりを変化させることが好ましい。
【0027】
前記研削材に流体を噴射すると、噴射された部分の研削材の目詰まり状態が変化するため、噴射されていない部分の研削材によって研削されたシート状物の表面状態と噴射された部分の研削材によって研削されたシート状物の表面状態では異なる表面状態が形成される。研削材に流体が当るように噴射ノズルを設置する必要があるが、噴射ノズルに関連する部分以外の特殊な設備は必要無い。ただし、複雑な模様を付与する場合、噴射圧力や噴射時間等を制御するシステムが必要な場合がある。
【0028】
研削材表面の目詰まり状態は噴射する流体の種類や量、ノズル径を調節することで変化させることができる。該研削材に噴射する流体は気体および液体から選ばれた少なくとも1種で構成されており、気体と液体の混合流体でもよい。また、該流体に固体を含むことが可能である。簡便な方法としては、流体としては、圧縮空気、窒素などの気体や水などの液体を使用することができるが、コストや扱い易さの点からは圧縮空気が好ましい。気体または液体に紛状物や粒子等の固体を含む場合、研削材に付着しやすい素材の粉状物等を用いれば目詰まりを促進する。また、金属粒子等の付着しにくい素材を用いれば目詰まりを低減させる。また、噴射される流体の速度には特に制限は無く、作成したい模様に適した速度に設定が可能である。
【0029】
研削材の目詰まりは、目詰まりしているほどシート状物の立毛表面の毛の長さを長くする傾向があるが、シート状物の素材や含まれる繊維、弾性樹脂の種類によってその長さの変化度合いは異なる。また、毛の長さは目詰まりの度合いにより変化するため、流体の種類や量等によって調節が可能である。
【0030】
さらに、噴射ノズルの数や形状、噴射ノズルの位置を変化させることと、噴射のタイミング等を組み合わせることによって縞模様、水玉模様などの周期的な模様に加え、不規則な柄模様やロゴマークなどの多種多様な模様を形成させることが可能である。例えば、図1のように流体を連続噴射することによって研磨材に縦縞模様状に目詰まりの変化を生じさせ、結果的にシート状物に縦縞模様を形成することができる。また、図2は図1と同じ設備を用いているが、流体を間欠的に噴射することにより研磨材に水玉模様状に目詰まりの変化を生じさせることができ、結果的にシート状物に水玉模様を形成することができる。噴射ノズルの位置の変化や噴射のタイミング等をコンピューターにより制御することでより複雑な模様も可能となる。
【実施例】
【0031】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【0032】
[評価方法]
(1)単繊維繊度1デシテックス以下の極細繊維の割合
シート状物表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を倍率2000倍で撮影し、円形または円形に近い楕円形の繊維をランダムに100本選び、繊維径を測定して繊維の素材ポリマーの比重から繊度に換算し、100本のうち1デシテックス以下の極細繊維の本数割合を百分率で算出した。
【0033】
[実施例1]
島成分としてポリエチレンテレフタレート、海成分としてポリスチレンからなる成分比55/45、島数32、複合繊度3.3デシテックス、繊維長51mm、捲宿数5.6山/cmの海島型複合繊維の原綿を用いて、カードマシンにより該原綿を開繊しウェブ化した後、クロスラッパーで該ウェブを重ね合わせることにより積層ウェブを作成する。ついで、ランダムにニードルが植え付けられたニードルボードを有するニードルパンチマシンで該積層ウェブに3000本/cmのニードルパンチを行って、幅120cm、目付300g/mの不織布を作成した。
【0034】
該不織布を12%ポリビニルアルコール水溶液に含浸後乾燥することで形体安定材としてポリビニルアルコールをシートに付与した後、抽出工程でトリクロロエチレンの液流中にさらし、海成分であるポリスチレンを抽出した。これを含浸工程でポリウレタン−ジメチルホルムアミド溶液に含浸した後、水中でポリウレタンを凝固させ、さらに水流中にさらしてジメチルホルムアミドとポリビニルアルコールを抽出後、乾燥機で乾燥させて1デシテックスの極細ポリエチレンテレフタレート繊維とポリウレタンからなる幅120cm厚み1mmの弾性樹脂含有シートを作成した。
【0035】
なお、この弾性樹脂含有シートを構成する繊維のうち、単繊維繊度1デシテックス以下の極細繊維の割合は98%であった。
【0036】
次に、得られたシートをバッフィングマシンでサンドペーパーによって立毛処理する際に、ペーパー荒さが200番のサンドペーパー表面に圧縮空気が当るよう、口の直径が1cmの噴射ノズルを横一列に10cmの等間隔で10個並べ、サンドペーパーから5cmの位置に設置し、それぞれのノズルから圧力6kg/cmの圧縮空気を噴射しながらシートを擦過した。このとき、該サンドペーパーの回転速度は10m/秒とし、該シートは0.1m/秒の速さで搬送しながら擦過したが、サンドペーパーには圧縮空気の噴射により目詰まりの少ない部分が、幅約2cmでサンドペーパーの回転方向に連続的に形成されていた。
【0037】
得られた立毛シートは幅約2cmの縦縞模様を等間隔で有することを目視で確認できた。
【0038】
[実施例2]
実施例1と同様の弾性樹脂含有シートを立毛処理する際に、実施例1と同様に取り付けた噴射ノズルの中央部のノズルの1つから、0.9秒間隔で0.1秒圧縮空気を圧力6kg/cmで噴射しながら擦過した。サンドペーパーの幅方向中央部には圧縮空気の噴射により目詰まりの少ない部分が、直径約2cmでサンドペーパーの回転方向に等間隔に形成されていた。
【0039】
得られた立毛シートはシートの幅方向中央部に直径約2cmの玉模様が長さ方向に10cm間隔で形成されることを目視で確認できた。
【0040】
[比較例1]
実施例1と同様の弾性樹脂含有シートを立毛処理する際に、サンドペーパー表面に圧縮空気を噴射せずに擦過した。このとき、該サンドペーパーの移動速度は0.1m/秒とし、該シートは0.1m/秒の速さで搬送しながら擦過した。
【0041】
得られた立毛シートには模様が無いことを目視で確認した。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の製造方法において、研削材及び流体噴射設備の一例(連続噴射)を示した図面である。(実施例1)
【図2】図1と同じ研削材及び流体噴射設備において流体を間欠噴射した場合を示した図面である。(実施例2)
【符号の説明】
【0043】
1: ロール
2: 研削材
3: 噴射ノズル
4: 研削材の目詰まりの無い箇所
5: 研削材の目詰まりしている箇所
6: ロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1デシテックス以下の極細繊維を含むシート状物の表面を立毛化するに際し、均一な粗さの研削材に部分的に表面の目詰まりを変化させた後、該研削材でシート状物を擦過し、該シート状物の立毛表面に模様を形成させることを特徴とする模様付きシート状物の製造方法。
【請求項2】
研削材表面に流体を噴射して研削材表面の目詰まりを変化させることを特徴とする請求項1に記載の模様付きシート状物の製造方法。
【請求項3】
前記流体が気体および液体から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項2に記載の模様付きシート状物の製造方法。
【請求項4】
前記流体に固体を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の模様付きシート状物の製造方法。
【請求項5】
前記シート状物が弾性樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の模様付きシート状物の製造方法。
【請求項6】
前記弾性樹脂が、ポリウレタンであることを特徴とする請求項5に記載の模様付きシート状物の製造方法。
【請求項7】
前記シート状物が、ポリエステル、ナイロンおよびアクリルから選ばれた少なくとも1 種の繊維で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の模様付きシート状物の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−190076(P2008−190076A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−25172(P2007−25172)
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】