説明

機器検査装置及び機器検査方法

【課題】装置状態を表示する点灯状態として、点灯色等を含めて確認できるようにして、その検査の自動化を実現し、検査コストの低減等を図ること。
【解決手段】電源ユニット(検査対象機器)100の装置状態を制御してLED(点灯素子)101を点灯させると共にその点灯条件を取得する制御部(状況入力手段、条件入力手段、結果出力手段の一部)22と、そのLEDの点灯光を検出する光検出器(光検出部)16〜18と、そのLEDの点灯色や点滅等を判定する判定部(状態検出手段の一部)23、24と、そのLEDの点灯状態を判別する判別部(状態検出手段の一部)25と、取得した点灯条件と検出した点灯状態とを比較する比較部(点灯比較手段)26と、その比較結果に基づく制御部22の検査結果を表示出力する報知部(結果出力手段の一部)27とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、機器検査装置及び機器検査方法に係り、詳しくは、装置状態を点灯色等で表示する機器の当該点灯表示の自動検査を実現することができる機器検査装置及び機器検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器では、装置状態を検知するセンサで、正常か否かを点灯の有無等で報知することが行われており、この装置状態の検知や点灯が正常動作するか否かを出荷前に検査している。この検査は、目視に頼るのではなく、自動化することが提案されており、その点灯素子の検査における照度をも検査可能にすることが提案されている(特許文献1)。
【0003】
この点灯素子としてLED(light-emitting diode)を用いる場合には、その点灯時間を積算することで、そのLEDが寿命に到達したか否かを監視することが提案されている(特許文献2)。また、画像を取り込む際には、R(red)・G(green)・B(blue)の各色毎のフィルタを透過させることで、カラー画像を取得することが一般的に行われている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭63−175739号公報
【特許文献2】特開平10−039836号公報
【特許文献3】特開平11−044515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、近年の電子機器では、例えば、IT(Information Technology)機器や、NW(network)機器のように、多様な装置状態をLED等の点灯素子の点灯色や点滅で判別し易いように表示することが行われている。そのLEDは、特許文献2に記載のように、寿命を監視することはできる。また、カラー画像の取り込みは、特許文献3に記載のように実現されている。
【0006】
しかしながら、LEDの点灯の有無等は、特許文献1に記載のように、検査可能であるが、点灯色のエラー等は検査することはできない。このことから、現状では、目視に頼って電子機器の出荷前の検査等をせざるを得ず、検査漏れを防ぐための作業負担が大きく、また、コスト高になっている、という課題があった。
【0007】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、検査対象機器の装置状態を表示する点灯状態として、点灯色等を含めて確認できるようにして、その検査の自動化を実現し、検査コストの低減と共に検査効率や検査精度を向上させることのできる機器検査装置及び機器検査方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明の構成は、検査対象の機器の状況を入力する状況入力手段と、前記検査対象機器が装置状態に応じて点灯する点灯素子の点灯状態を検出する状態検出手段と、前記検査対象機器の装置状態に応じた点灯素子の点灯条件を入力する条件入力手段と、前記状況入力手段からの入力情報に対応する前記条件入力手段の装置状態に応じた点灯色条件と前記状態検出手段の装置状態に応じた点灯色状態とを比較する点灯比較手段と、該点灯比較手段の比較結果を出力する結果出力手段とを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
この発明の構成によれば、手動入力あるいは自動入力されて取得した検査対象機器の装置状態に応じた、予め準備されて入力された点灯色条件と現実に検出した点灯色状態とを比較して、その比較結果を出力することができる。したがって、その比較結果から、装置状態に対応して設定されている点灯色が正常に表示されているか否かを把握することができ、その検査を自動化することができる。この結果、装置状態に応じた点灯状態の検査の検査コストの低減と共に、その検査効率や検査精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の一実施形態である機器検査装置の概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】同機器検査装置の要部構成を示す拡大平面図である。
【図3】同機器検査装置の実行する機器検査方法を示すフローチャートである。
【図4】同機器検査装置における検査情報のやり取りを示す連関図である。
【図5】同機器検査装置の他の態様の要部構成を示す拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
機器検査装置が、検査対象の機器に接続する機器接続手段と、該機器接続手段を介して前記検査対象機器の装置状態を取得する状況取得手段と、前記検査対象機器が装置状態に応じて点灯する点灯素子の点灯状態を検出する状態検出手段と、前記検査対象機器の装置状態に応じた点灯素子の点灯条件を予め入力準備しておく条件準備手段と、前記状況入力手段からの取得情報に対応する前記条件準備手段の装置状態に応じた点灯色や点滅の点灯条件と前記状態検出手段の装置状態に応じた点灯色や点滅の点灯状態とを比較して正常か否かを判断する点灯比較手段と、該点灯比較手段の比較結果を出力報知する結果出力手段とを備えている。
【実施形態】
【0012】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である機器検査装置の概略全体構成を示すブロック図、図2は、同機器検査装置の要部構成を示す拡大平面図、図3は、同機器検査装置の実行する機器検査方法を示すフローチャート、図4は、同機器検査装置における検査情報のやり取りを示す連関図である。
【0013】
この実施形態の機器LED自動検査装置(機器検査装置)は、図1に示すように、例えば、検査対象機器の電源ユニット100の装置状態を表示するLED101が正常に点灯しているか否かの点灯状態を検査するように、状態検出ユニット11及び装置本体21を設置する。
【0014】
状態検出ユニット11は、第1及び第2のハーフミラー12、13と、赤色透過フィルタ14と、青色透過フィルタ15と、第1〜第3の光検出器16〜18とが不図示のケース内に収納されて構成されている。状態検出ユニット11は、LED101の点灯光を効率よく受光するように電源ユニット100の前面パネルに磁石の磁力を利用するなどして取り付けられる。
【0015】
図2に示すように、第1のハーフミラー12は、LED101に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L1を受光して2分割するようになっており、その半分の光強度の点灯光L11は、そのまま透過する一方、残りの光強度の点灯光L12は直角に反射する。第2のハーフミラー13は、第1のハーフミラー12の点灯光L12の出射面に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L12を受光して2分割するようになっており、その半分の光強度の点灯光L121は、そのまま透過する一方、残りの光強度の点灯光L122は直角に反射する。赤色透過フィルタ14は、第2のハーフミラー13の点灯光L121の出射面に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L121の赤色成分(周波数)のみを透過する。青色透過フィルタ15は、第2のハーフミラー13の点灯光L122の出射面に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L122の青色成分(周波数)のみを透過する。第1の光検出器16は、赤色透過フィルタ14の背面側に位置決めされて、透過してきた点灯光L121の赤色光を受光して光電変換した電気信号を出力する。第2の光検出器17は、青色透過フィルタ15の背面側に位置決めされて、透過してきた点灯光L122の青色光を受光して光電変換した電気信号を出力する。第3の光検出器18は、第1のハーフミラー12の点灯光L11の出射面に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L12を受光して光電変換した電気信号を出力する。
【0016】
装置本体21は、制御部22と、色判定部23と、点滅判定部24と、判別部25と、比較部26と、報知部27とを備えて構成されており、検査対象の電源ユニット100を不図示の接続コネクタを介して制御部22に直接接続する状態にセットアップして検査を実行する。
【0017】
制御部22は、電源ユニット100の各種機能試験、例えば、オン/オフ試験等を実行させることができるようになっており、オン状態や待機状態や特定エラー発生状態等の装置状態に応じた点灯状態にLED101を動作させて出荷時等の検査を可能にする。色判定部23は、状態検出ユニット11の第1及び第2の光検出器16、17が接続されており、第1及び第2の光検出器16、17からの検出信号に基づいて電源ユニット100のLED101の点灯光の色を判定する。点滅判定部24は、状態検出ユニット11の第3の光検出器18が接続されており、第3の光検出器18からの検出信号を予め設定されている所定期間の間だけ積算して、電源ユニット100のLED101が点滅しているか否かを判定する。判別部25は、色判定部23及び点滅判定部24から判定情報を受け取って電源ユニット100のLED101の点灯状態(点灯色、常時点灯又は点滅)を判別する。比較部26は、判別部25から判別情報(点灯状態)を受け取ると共に、制御部22から検査条件(装置状態)に対応して電源ユニット100のLED101を点灯させる点灯条件を受け取って比較する。制御部22は、比較部26から比較情報を受け取って電源ユニット100のLED101が正常に点灯動作しているか否かを判断して、例えば、液晶表示器の報知部27に検査結果を表示出力して報知させる。
【0018】
次に、機器LED自動検査装置が実行する検査処理(機器検査方法)を図3に示すフローチャートと、図4に示す信号の受け渡しの連関図とを用いて説明する。
【0019】
まず、機器LED自動検査装置は、制御部22が電源ユニット100を直接制御して装置状態に対応する点灯条件でLED101を点灯させることができ、その装置状態に応じて準備されている点灯条件と、その装置状態で実際にLED101が点灯する点灯状態とを比較判断することができる。
【0020】
すなわち、まずは、例えば、開始ボタンが押下されて検査がスタートすると、予め決められている検査条件に従って制御部22が電源ユニット100を稼動させるのと同時に、その制御部22を介して電源ユニット100を稼動させる状況に応じたLED101の点灯条件を取得する(ステップS1)。並行して、電源ユニット100のLED101がその装置状態に応じた点灯条件で点灯する(ステップS2)。
【0021】
すると、LED101の点灯光L1は、ハーフミラー12、13で分割することで、光強度を1/4にした点灯光(分割光)L121に含まれる赤色光や、同様に光強度を1/4にした点灯光L122に含まれる青色光を光検出器16、17が検出する(ステップS3−1)。その光検出器16、17からの検出信号のそれぞれの光強度に応じて点灯色を色判定部23が判定する(ステップS4−1)。同時に、LED101の点灯光L1は、ハーフミラー12で分割することで、1/2の光強度にした点灯光L11を光検出器18が検出して(ステップS3−2)、その所定期間内の光強度を積算して常時点灯であるか点滅であるかを点滅判定部24が判定する(ステップS4−2)。これらの判定結果に基づいてLED101の点灯状態を判別部25が判別する(ステップS5)。
【0022】
例えば、このステップS3〜S5では、LED101の点灯光L1がエラー発生時の赤色光である場合には点灯光L121のみが検出され、正常稼動時の青色光である場合には点灯光L122のみが検出される。また、LED101の点灯光L1が待機時の緑色光やメンテナンス時期の橙色光等の中間色である場合にはその周波数成分に応じた光強度の点灯光L121、L122が検出されて、その光強度比で該当色を判定・判別することができる。また、LED101の点灯光L1が常時点灯であるか点滅であるかは、点灯光L11の所定期間内の光強度が予め設定されている閾値を越えるか否かで判定することができ、例えば、点灯/消灯が半々の点滅の場合には、常時点灯の光強度の60%を越えない場合に点滅と判定する。
【0023】
この後に、制御部22から受け取った電源ユニット100のLED101の点灯条件と、そのLED101が実際に点灯する点灯状態とを比較部26が比較して、その比較結果に基づいて正常に点灯動作しているか否かを制御部22が判断する(ステップS6)。この制御部22は、点灯条件と点灯状態とが一致して正常と判断した場合には、正常報告メッセージを報知部27に表示出力(報知)する(ステップS7)一方、一致しなかった場合には、その内容と共にエラー報告メッセージを表示出力する(ステップS8)。
【0024】
この検査処理は、電源ユニット100のLED101で点灯表示可能な1種類のみの点灯条件の確認のみで全体の検査に代用させても良く、また、そのLED101で点灯表示可能な点灯条件の全ての組み合わせを確認するように繰り返し実行しても良い。
【0025】
このように、この実施形態によれば、電源ユニット100の装置状態に対応するLED101の点灯条件を自動的に取得して、実際に点灯するLED101の点灯色や点滅の有無等の点灯状態と比較することができ、その比較結果から正常動作しているか否かを判断して、その検査報告を出力報知することができる。したがって、LED101を装置状態に応じて各色で点灯すると共に点滅することのできる電源ユニット100の出荷検査を目視に頼ることなく自動化することができる。この結果、検査漏れの回避や人件費の低減で検査コストを削減することができ、その自動化で検査効率を向上させることができると共に検査精度を向上させることができる。
【0026】
この実施形態の他の態様としては、図5に示すように、状態検出ユニット11は、第3のハーフミラー31と、緑色透過フィルタ32と、第4の光検出器33とを追加すると共に第3の光検出器18の配設位置を変更して、緑色光の光強度をも検出し点灯光L1の点灯色を色判定部23が判定できるようにしてもよい。具体的には、第3のハーフミラー31は、第1のハーフミラー12の点灯光L11の出射面に近接対面する位置に位置決めされて、その点灯光L11を受光して2分割する。以降同様に、この第3のハーフミラー31が分割した半分の光強度の点灯光L111は、そのまま透過させて第3の光検出器18に受光・光電変換させて電気信号を出力させる。一方、残りの光強度の点灯光L122は、直角に反射させて、その出射面に近接対面する緑色透過フィルタ32に入射して、緑色成分(周波数)のみを透過させる。そして、第4の光検出器33が、緑色透過フィルタ32の背面側に位置決めされて、透過してきた点灯光L112の緑色光を受光して光電変換した電気信号を出力する。この場合には、電源ユニット100のLED101の点灯光L1の点灯色をRGBの各色の光強度で検出して判定することができる。
【0027】
また、特に図示することは省略するが、この実施形態では、電源ユニット100の装置状態を制御部22で制御すると共にLED101の点灯条件を取得する場合を一例にして説明するがこれに限るものではない。例えば、電源ユニット100が電源投入と同時にLED101の点灯色を変化させる機能を備える場合には、その電源ユニット100と接続することなく、その点灯色の変化(色やタイミング)を予め入力準備しておき、検査をスタートさせることで、設計上の点灯条件と現実の点灯状態とを比較対応させて正常か否かを検査することもできる。
【0028】
また、その検査結果として、正常か否かを表示出力して報知する場合に限るものではなく、例えば、設計上の点灯条件と現実の点灯状態とを比較して一致するか否かの単純な2値信号を出力して、外部装置にその検査結果を表示出力してもらって報知するようにしても良い。
【0029】
また、LEDの点灯光をハーフミラーで分割して赤青の光強度を検出する構成に限らず、それぞれLED外面の周囲に配設して直接光検出器に受光させる構成にしてもよく、例えば、光ファイバを用いることで容易に実現することができる。
【0030】
以上、この発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。電源ユニットに限らず、他の電子機器に適用することができ、装置状態を表示するLEDも1つに限らず、複数備える電子機器にも適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
この発明は、LEDに限らず、他のパイロットランプ、例えば、電球式の点灯素子にも広く適用できる。
【符号の説明】
【0032】
11 状態検出ユニット(状態検出手段の一部)
12、13、31 ハーフミラー(分割部)
14 赤色透過フィルタ
15 青色透過フィルタ
16〜18、33 光検出器(光検出部)
22 制御部(状況入力手段、条件入力手段、結果出力手段の一部)
23 色判定部(状態検出手段の一部)
24 点滅判定部(状態検出手段の一部、積算部、判別部)
25 判別部(状態検出手段の一部)
26 比較部(点灯比較手段)
27 報知部(結果出力手段の一部)
32 緑色透過フィルタ
100 電源ユニット(検査対象機器)
101 LED(点灯素子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象の機器の状況を入力する状況入力手段と、前記検査対象機器が装置状態に応じて点灯する点灯素子の点灯状態を検出する状態検出手段と、前記検査対象機器の装置状態に応じた点灯素子の点灯条件を入力する条件入力手段と、前記状況入力手段からの入力情報に対応する前記条件入力手段の装置状態に応じた点灯色条件と前記状態検出手段の装置状態に応じた点灯色状態とを比較する点灯比較手段と、該点灯比較手段の比較結果を出力する結果出力手段とを備えることを特徴とする機器検査装置。
【請求項2】
前記状態検出手段は、赤色透過フィルタ、緑色透過フィルタ又は青色透過フィルタのうちの少なくとも2種のフィルタと、該フィルタをそれぞれ前段に設置されて透過してきた前記点灯素子の点灯光の強度を検出する少なくとも2式の光検出部とを備えることを特徴とする請求項1記載の機器検査装置。
【請求項3】
前記状態検出手段は、前記点灯素子の点灯光を、少なくとも2つのそれぞれ所望の強度の分割光に分ける分割部を備えて、前記分割光から点灯色を検出することを特徴とする請求項2記載の機器検査装置。
【請求項4】
前記条件入力手段は、前記点灯条件として点滅の有無を含めて入力される一方、
前記状態検出手段は、前記点灯状態として点滅の有無を含めて検出して、
前記点灯比較手段は、前記点灯色条件及び前記点灯色状態に加えて点滅の有無を含めて比較することを特徴とする請求項1、2又は3記載の機器検査装置。
【請求項5】
前記状態検出手段は、前記点灯素子の点灯光の強度を検出する光検出部と、該光検出部からの出力情報を所定期間積算して出力する積算部と、前記点灯光の強度の前記出力情報の積算値に基づいて点滅の有無を判別する判別部とを備えることを特徴とする請求項4記載の機器検査装置。
【請求項6】
前記状態検出手段は、前記検査対象機器の点灯光を、少なくとも3つのそれぞれ所望の強度の分割光に分ける分割部を備えて、前記分割光から点灯色と共に前記点滅の有無を検出することを特徴とする請求項4又は5記載の機器検査装置。
【請求項7】
前記状況入力手段は、前記検査対象機器に接続して装置状態を取得し前記入力情報とすることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1に記載の機器検査装置。
【請求項8】
前記条件入力手段は、前記状況入力手段から受け取る前記入力情報に対応する前記点灯条件が準備されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1に記載の機器検査装置。
【請求項9】
前記点灯比較手段は、前記状況入力手段からの前記入力情報に対応する前記条件入力手段の装置状態に応じた前記点灯色条件と、前記状態検出手段の装置状態に応じた前記点灯色状態とを比較して正常か否かを判断する一方、
前記結果出力手段は、前記点灯比較手段の前記判断を前記比較結果として出力することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1に記載の機器検査装置。
【請求項10】
検査対象の機器の装置状態に応じて点灯素子を点灯する点灯条件を予め準備しておき、
前記検査対象機器の装置状態を直接接続して取得する、あるいは該検査対象機器の予め決められているタイミングで変化する装置状態に同期する当該装置状態を準備して取得するのと並行して、前記検査対象機器が現実の装置状態に応じて点灯する前記点灯素子の点灯状態を検出し、
この後に、取得した前記点灯素子の装置状態に対応する点灯色条件と、検出した前記検査対象機器の装置状態に応じた点灯色状態とを比較して正常か否かを判断し、該判断結果を報知することを特徴とする機器検査方法。
【請求項11】
前記点灯素子の点灯光を、少なくとも2つのそれぞれ所望の強度の分割光に分けて点灯色を検出することを特徴とする請求項10記載の機器検査方法。
【請求項12】
前記点灯条件として点滅の有無を含めて予め準備しておいて取得するとともに、前記点灯状態として点滅の有無を含めて検出し、前記点灯色条件及び前記点灯色状態に加えて点滅の有無を含めて比較することを特徴とする請求項10又は11記載の機器検査方法。
【請求項13】
前記点灯素子の点灯光の強度を検出して所定期間積算することで、当該積算値に基づいて点滅の有無を判別することを特徴とする請求項12記載の機器検査方法。
【請求項14】
前記点灯素子の点灯光を、少なくとも3つのそれぞれ所望の強度の分割光に分けて点灯色と共に前記滅の有無を検出することを特徴とする請求項12又は13記載の機器検査方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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