説明

機器遮蔽用マスキングネット

【課題】機器収納ラック内に収納された電子機器に対して保守作業を実施しようとする際の機器間違いによる人為的ミスの発生を抑制する。
【解決手段】機器収納ラックの正面の一部を覆うための面状部材11と、この面状部材11の両端部に連結された保持プレート12とを備えると共に、この各保持プレート12の少なくとも両端部に係着領域Aを有し、各保持プレート12の両端部を、面状部材11の端部からはみ出すように突設した機器遮蔽用マスキングネット3。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラック内に収納された電子機器に対して保守作業を実施する際に、当該ラック内に収納された別の電子機器に対する誤操作を抑制する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の電子機器を収納するラックは、マシン室などにおいて利用されている。このラック内に収納された電子機器に対して保守作業を実施する際、ラック内には複数の電子機器が収納されているので、操作する機器を間違えないように注意する必要がある。
【0003】
ラック内の電子機器を操作する作業員が操作機器を間違わないようにする方法として、通常は、操作対象の機器にマーキングしておく方法があった。たとえば、対象機器の前面もしくはラック前面のフレームの対象機器に近接した部分に目立つ色のテープなどを貼付することで、作業員に作業対象機器の位置を把握させていた。
【0004】
しかし、対象機器に予めマーキングした場合でも、作業員による操作機器の間違いは発生してしまっていた。目立つテープを対象機器に貼り付けていても、対象機器の一つ下の段にある機器を誤って操作してしまう等のミスは完全に防ぐ事はできなかった。特に、作業対象機器と同じ機種の電子機器がラック内に複数収容されている場合、誤操作の発生率が高くなっていた。
【0005】
実際にミスした作業員に対して行ったヒアリングによると、保守作業においては、作業手順や注意事項を十分に把握し、作業中も細心の注意を払っていたにもかかわらずミスを起こしているケースが多かった。これは、作業員に対し事前に十分な注意喚起を行っても、保守作業時のミスを完全に防止することはできないということである。
【0006】
このような問題を鑑みて、作業員による操作ミスを抑止するためには、単純に作業員が作業対象外の機器に触れられないようにして、作業対象外の機器を保護する技術が必要である。ここで、機器を保護するための関連技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された技術は、窓枠などの部材の周囲を囲繞して該部材を塗装から保護するマスキング材であり、両端に一対のフランジ部が形成され、一方のフランジ部には凸部、他方のフランジ部には該凸部と嵌合する凹部が設けられている。この特許文献1に記載のマスキング材は、被保護部材の周りを取り囲んで覆い該部材への塗料の付着を防止することができるとともに、被保護部材への取り外しが容易であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特願2001−25690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述した特許文献1に開示された技術を、ラック内の機器を誤操作から保護するために用いた場合、操作対象外の機器に対しその周囲を囲むようにプラスチック材を取り付けなくてはならず、取り付け作業が煩雑であり、複数の操作対象外機器を保護する必要がある場合には、取り付け作業時の負担が増大してしまうという不都合があった。また、プラスチック材で電子機器の周囲を取り囲んでしまうので、機器の放熱が妨げられたり、機器の動作状態を管理者が視認できなくなったりするため、各機器の動作管理の妨げになってしまうという不都合もあった。
【0009】
そこで、本発明は、前述した関連技術の不都合を改善して、機器収納ラック内に収納された電子機器に対して保守作業を実施しようとする際に同じラック内にある作業対象外の機器を誤って操作してしまうといった人為的ミスの発生を有効に抑制することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の機器遮蔽用マスキングネットは、機器収納ラックの正面の一部を覆うための面状部材と、この面状部材の端部に連結された保持プレートとを備えると共に、この各保持プレートの少なくとも両端部に係着領域を有し、前記各保持プレートの前記両端部を、前記面状部材の縁からはみ出すように突設したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上のように構成されるため、これにより、機器収納ラックの正面の一部分を着脱自在に覆うことが可能であるので、機器収納ラック内に収納された電子機器に対して保守作業を実施しようとする際に、作業対象外の電子機器の正面を覆うことによって、その作業対象外の電子機器を誤って操作してしまうといった人為的ミスの発生を有効に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明にかかる一実施形態の機器遮蔽用マスキングネットの構成の一例を示す外観図である。
【図2】(a)は図1に開示した実施形態の機器遮蔽用マスキングネットが取り付けられる前の機器収納ラックの正面図である。(b)は図1に開示した実施形態の機器遮蔽用マスキングネットが取り付けられた機器収納ラックの正面図である。
【図3】図1に開示した実施形態の機器遮蔽用マスキングネットの具体例を示す図である。
【図4】図3に示す機器遮蔽用マスキングネットが取り付けられた機器収納ラックの正面図である。
【図5】本発明にかかる一実施形態における機器遮蔽用マスキングネットの構成の別の例を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明にかかる一実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1の構成を示す外観図である。図2(a)は、本実施形態における機器収納ラック2の正面図であり、図2(b)は、本実施形態のマスキングネット1が取り付けられた機器収納ラック2の正面図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1は、機器収納ラック2の正面の一部を覆う面状部材11と、この面状部材11の端部に連結した保持プレート12とを備えて構成されている。更に、マスキングネット1は、面状部材11の弛みを抑制する弛み抑制部材13を、面状部材11の中央部に組み込んで備えている。
【0016】
ここで、図2(a)に示す機器収納ラック2は、底板22及び天板23と、この底板22と天板23とを連結固定する内側支柱21a及び外側支柱21bとを備えて構成されている。内側支柱21a及び外側支柱21bには、電子機器取り付け用のネジ孔が形成されている。図2に示すように、本実施形態の機器収納ラック2は、複数の電子機器3を収容している状態である。
【0017】
図2(b)に示すように、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1は、その各保持プレート12を機器収納ラック2正面の外側支柱21bにそれぞれ係着して固定するように構成されている。このように、機器収納ラック2の正面に機器遮蔽用マスキングネット1を取り付けることで、機器収納ラック2内の電子機器3を誤操作から保護することができる。
【0018】
図1に示すように、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1は、面状部材11が矩形状であると共に保持プレート12が短冊状であり、各保持プレート12は、面状部材11の対向する各辺部分に、保持プレート12の長手方向が面状部材11の辺に沿う向きで連結している。このように、面状部材11を矩形状に形成することで、マスキングネット1を機器収納ラック2に取り付けた際に、機器収納ラック2正面の保護する部分と開放する部分との境界を明確に示すことができる。
【0019】
本実施形態の面状部材11は、通気性,伸縮性,光透過性を有する布状部材により構成されている。通気性,伸縮性,光透過性を有する布状部材は、例えば、メッシュ布素材や、メッシュよりも網の目の大きいネット状又は網状の素材からなるものであるとよい。
【0020】
このように、面状部材11が通気性を有するので、ラック2の正面を広範囲に覆うようにマスキングネット1を取り付けた場合でも、ラック2内に収納された電子機器3の放熱を妨げることはない。面状部材11が伸縮性を有するので、マスキングネット1は異なる幅のラックにも装着することができる。面状部材11が光透過性を有するので、ラック2にマスキングネット1を取り付けていても、マスキングネット1の内側に収容されている電子機器3の動作状況やケーブルの接続状態を管理者が視認することができる。
【0021】
このように面状部材11が布素材で形成されているので、ラック2にマスキングネット1を装着する際に、ラック2内の電子機器3やケーブルに対して圧力を与えて傷つける恐れはなく、マスキングネット1は、保管スペースが小さくて済み、携帯性にも優れている。
【0022】
また、面状部材11は、赤などの明るくて目立つ色であってもよい。面状部材11を目立つ色にすることで、作業員が容易に作業対象ラックを特定することができる。また、面状部材11の面上に文字を印字してもよい。例えば、面状部材11の表面にスプレー等により、「作業中」,「操作禁止」などの文字を吹き付けて印字してもよい。
【0023】
本実施形態の保持プレート12は、プラスチック製なので、軽量である。保持プレート12は、面状部材11を挟み込む形状であり、このような構造によって、面状部材11と保持プレート12とが連結されている。
【0024】
保持プレート12は、両端部に係着領域Aを有しており、この両端部が面状部材11の縁からはみ出すように突設されている。係着領域Aとは、機器収納ラック2の外側支柱21bに係着する部分であり、例えば、養生テープを用意し、保持プレート12の係着領域Aと機器収納ラック2の外側支柱21bとを養生テープで貼り付けて係着することで、機器遮蔽用マスキングネット1を機器収納ラック2正面の任意の位置に固定することができる。保持プレート12の両端部を面状部材11の縁からはみ出すように突設したことで、図2(b)のように複数のマスキングネット1をラック2に取り付けた場合に、面状部材11同士が接したり重なりあったりすることが無くなるので、迅速な取り外しが可能となり、面状部材11の劣化を軽減することができる。
【0025】
また、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1は、保持プレート12の係着領域Aに、機器収納ラック2の外側支柱21bに対して着脱自在に係着する機能を有する係着手段を備えた構成であってもよい。係着手段を備えることで、予め養生テープを用意する必要はなくなり、さらには、使用後の養生テープであるゴミを無くすことができる。
【0026】
係着手段は、外側支柱21bに対して着脱自在に係着する手段であればよい。例えば、機器収納ラック2の外側支柱21bが磁性材料から成る場合に対応して、係着手段を永久磁石や、広い範囲で係着するマグネットシートから成る構成にすれば、接着力を維持して着脱を繰り返すことができる。また、係着手段を、両面のシリコン粘着テープから成る構成にすれば、機器収納ラック2の外側支柱21bが磁性材料でなくても着脱することができる。また、係着手段を、外側支柱21bを挟持する挟持部材により構成すれば、機器収納ラック2の外側支柱21bが磁性材料でなくても係着して固定することができる。
【0027】
このようにマスキングネット1は、係着手段を備えているで、ラック2に取り付ける時間が短時間で済むようになると共に、取り付け位置を若干ずらす必要が発生した場合に容易に着脱することが可能である。
【0028】
弛み抑制部材13は、短冊状の板部材であり、図1に示すように、各保持プレート12と平行な向きで面状部材11の中央部に装備されている。これにより、布状の面状部材11の弛みを抑えるので、ラック2の正面を整然と覆うことができ、誤操作を有効に防止することができる。ここで、弛み抑制部材13は、面状部材11の弛みを抑制するものであれば、プラスチックであってもよく、厚紙であってもよい。
【0029】
以上のように、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1によれば、機器収納ラック2に収納された電子機器3の正面を覆うことができるので、ラック2内に収納されている対象機器3Bに対し保守作業を実行する際に、保守対象機器3B以外の機器3の正面をマスキングするように機器遮蔽用マスキングネット1をラック2に取り付けることで、保守作業員が保守対象機器3Bの特定を速やか且つ正確に行うことができるようになり、誤って保守対象外の機器3の電源を切断してしまう等の保守作業員の作業ミスを物理的に防止することができる。
【0030】
また、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1は、前述したように、ラック2の支柱21bに着脱自在に係着する構成であり、この係着構造も簡単であるため、ラック2への取り付けを行う者の負担は軽微である。また、面状部材11が布状で形成されているため、軽量で取扱い易い。
【0031】
また、本実施形態の機器遮蔽用マスキングネット1を用いることにより、ラック2内における保守対象機器3Bの位置を明示する方法に、方法の違いや品質のバラつきがなくなり、保守対象機器3Bの位置を作業員に明確に指し示すことができるので、作業ミスを抑止することができる。また更に、保守対象機器3Bにマーキングする場合はラック2の背面から保守対象機器3Bを特定することは困難であったが、機器遮蔽用マスキングネット1を用いた場合は、ラック2の背面からでも作業対象機器3Bの特定が容易に可能である。
【0032】
ここで、図1に示すマスキングネット1は、面状部材11と保持プレート12とが直接連結した構成であるが、これに限らず、図5に示すマスキングネット5のように、面状部材51と保持部材52とが複数の紐部材54を介して連結した構成で有ってもよい。このようなマスキングネット5は、紐部材14の長さを調節することで、様々な幅のラックに係着固定することが可能である。
【0033】
次に、本発明の具体例について説明する。
【0034】
図3は、本実施例の機器遮蔽用マスキングネット6の形状を示す図である。図4は、本例における機器遮蔽用マスキングネット6が取り付けられた機器収納ラック7を示す正面図である。
【0035】
機器遮蔽用マスキングネット6は、図1に示すマスキングネット1と同様に、面状部材61,保持プレート62,弛み抑制部材63とを備えている。面状部材61は、矩形状のメッシュ布素材もしくはジャージ生地であり、表面に「作業中」の文字が印字されている。保持プレート62は、短冊状の2枚のプラスチック板であって、その2枚のプラスチック板の間に係着手段としてのマグネットシートを装備しており、この2枚のプラスチック板で面状部材61を挟んでいる。
【0036】
機器遮蔽用マスキングネット6は、機器収納ラック7に対応する形状で形成されており、図3に示すように、保持プレート62及び面状部材61を含む全体の横幅が81cm,保持プレート62の長さが35cm,保持プレート62の幅が5cm,面状部材61の横幅(露出部分)が71cm,面状部材61の縦幅が25cmである。
【0037】
図4に示すように、本例では、ラック7に収納された保守対象機器8Bにマーキングした後、その保守対象機器8Bの上下を覆うようにそれぞれ2つずつのマスキングネット6を取り付ける。
【0038】
マスキングネット6を機器収納ラック7に取り付ける手順は、まず、作業対象機器8Bに養生テープを貼り付ける等により識別の為のマーキングを行う。そして、マーキングした作業対象機器8Bの上下に収納されている機器が作業員に触れられる事を不可能とする為に、作業対象機器8Bの上下の機器8の前面を覆うようにマスキングネット6の各保持プレート62をラック7左右の支柱71bに適宜取り付ける。本実施例では、対象機器8Bの上下に設置されている機器8を覆うようにマスキングネット6を4枚取り付けている。
【0039】
このように、作業員に対して作業対象機器8Bの位置を明示する方法を、作業対象機器8Bに「マーキング」する方法から作業対象機器8Bの周囲を「マスキング」する方法に発想を転換したことで、作業員が、同一ラック7内における作業対象機器8B及び対象外機器8の切り分けを速やか且つ正確に実施出来るようになり、誤って作業対象外の機器8に触れてしまう等の作業ミスを物理的に抑止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、例えば、サーバーラック,ネットワークラック等に収納されているサーバやネットワーク機器を誤操作から保護するために利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1,5,6 機器遮蔽用マスキングネット
3,8 電子機器
3B,8B 作業対象機器
2,7 機器収納ラック
11,51,61 面状部材
12,52,62 保持プレート
13,53,63 弛み抑制部材
21a,71a 内側支柱
21b,71b 外側支柱
22,72 底板
23,73 天板
54 紐部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器収納ラックの正面の一部を覆うための面状部材と、この面状部材の端部に連結された保持プレートとを備えると共に、この各保持プレートの少なくとも両端部に係着領域を有し、
前記各保持プレートの前記両端部を、前記面状部材の縁からはみ出すように突設したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項2】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記各保持プレートの係着領域に、前記機器収納ラックの支柱に対して着脱自在に係着する機能を有した係着手段を備えたことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項3】
前記請求項2に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材を矩形状に形成すると共に前記各保持プレートを短冊状に形成し、
この短冊状の各保持プレートを、前記面状部材の対向する各辺部分に、当該各保持プレートの長手方向が当該面状部材の各辺に沿う向きでそれぞれ連結したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項4】
前記請求項3に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材と前記各保持プレートとを複数の紐部材を介して連結したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項5】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材を、通気性ある布状部材により構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項6】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材を、伸縮性ある布状部材により構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項7】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材を、光透過性を備えたメッシュ布素材により構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項8】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材を、網状又はネット状の素材から成る部材により構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項9】
前記請求項1に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記各保持プレートを、プレスチックにより構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項10】
前記請求項2に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記係着手段を、磁性材料から成る前記機器収納ラックの支柱に対応して、永久磁石を含む構成としたことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項11】
前記請求項2に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記係着手段を、マグネットシートにより構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項12】
前記請求項2に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記係着手段を、前記機器収納ラックの支柱に対して着脱自在な粘着テープにより構成されたことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項13】
前記請求項2に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記係着手段を、前記機器収納ラックの支柱を挟持する挟持部材により構成したことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。
【請求項14】
前記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の機器遮蔽用マスキングネットにおいて、
前記面状部材の中央部に当該面状部材の弛みを抑制する弛み抑制部材を組み込んだことを特徴とする機器遮蔽用マスキングネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−199254(P2010−199254A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−41690(P2009−41690)
【出願日】平成21年2月25日(2009.2.25)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】