説明

機能動作設定方法、機能動作設定システム、移動通信端末装置及び機能設定プログラム

【課題】
特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理する。
【解決手段】
特定グループの管理者端末装置60において、当該特定グループに属する利用者が保有する携帯電話装置10jにおけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定され、決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータが、仕様登録サーバ70へ送られる。仕様パラメータの登録を完了すると、仕様登録サーバ70は、新たな仕様パラメータが登録された旨を、仕様登録通知として送る。この仕様登録通知を受けた携帯電話装置10jは、仕様登録サーバ70から仕様パラメータを取得する。こうして仕様パラメータを取得した携帯電話装置10jでは、取得された仕様パラメータを解析した後、解析結果に基づいて、機能実装が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能動作設定方法、機能動作設定システム、移動通信端末装置及び機能設定プログラムに係る。より詳しくは、本発明は、特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置における特定グループに対応した機能動作の設定を行う機能動作設定方法と、当該機能設定方法が使用される機能動作設定システムに関する。また、本発明は、当該機能動作設定システムで採用可能な移動通信端末装置、及び、当該移動通信端末装置において実行される機能設定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話装置を代表とする移動通信端末装置が広く普及している。こうした移動端末装置の紛失や盗難が発生した場合に、顧客連絡先等の当該移動端末装置の利用者が属する会社等のグループにとって秘密にしておきたい情報を、当該グループに属する利用者が保有する携帯電話装置の管理端末装置からリモートで、当該携帯電話装置から消去する技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。
【0003】
この従来例の技術では、管理者端末装置から消去サービスサーバに対して、消去対象情報及び当該消去対象情報が保持されている移動端末装置の識別子を指定した消去要求を送ると、消去要求を受けた消去サービスサーバが、当該移動通信端末に対して、例えばショートメッセージ形式で、消去要求文を本文とする消去用電子メールを送信する。
【0004】
かかる消去用電子メールを受けた移動端末装置では、消去対象情報を消去する。そして、消去が完了すると、消去サービスサーバを介して、管理者端末装置へ消去完了報告を送るようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−180171号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来例の技術は、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置内の特定グループにとっての機密情報を、当該特定クループの管理者が管理し、当該機密情報のセキュリティを向上させる技術としては、優れたものである。しかしながら、従来例の技術は、情報消去に特化したものであり、当該特定グループの管理者として管理することが好ましいと考えられる業務画面仕様や、特定キーへの特定機能を割り付けるといった情報消去機能以外の機能動作の仕様の管理については、無力であった。
【0007】
また、こうした機能動作の仕様は、時間が経過すると、変更することが好ましくなる事態の発生が予想される。かかる仕様変更に際しても、従来例の技術は無力であり、現状においては、新たな機能仕様が実装された移動通信端末装置を各利用者に配布するか、新たな機能仕様で動作されるためのプログラムのダウンロードを、各利用者に依頼するしかない。
【0008】
このため、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の様々な機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができる技術が待望されている。
【0009】
本発明は、上記の事情のもとでなされたものであり、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができる機能動作設定方法及び機能動作設定システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、本発明の機能システムの構築に際して、好適に採用することができる移動通信端末装置及び当該移動端末装置で実行される機能動作設定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、第1の観点からすると、特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置における前記特定グループに対応した機能動作の設定を行う機能動作設定方法であって、前記特定グループの管理者端末装置において、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定する仕様決定工程と;前記管理者端末装置が、前記仕様決定工程において決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信する仕様パラメータ送信工程と;前記仕様パラメータを受けた前記仕様登録サーバが、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ送る仕様登録通知工程と;前記仕様登録通知を受けた前記移動通信端末装置が、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得工程と;前記移動通信端末装置が、前記仕様パラメータ取得工程において取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う機能実装工程と;を備えることを特徴とする機能動作設定方法である。
【0012】
この機能動作設定方法では、まず、仕様決定工程において、特定グループの管理者端末装置において、当該特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様が決定される。かかる仕様の決定は、例えば、管理者端末装置のオペレータが、予め定められている設定可能な機能動作の仕様が列挙された仕様決定用画面を見ながら、設定する機能動作の仕様を指定するパラメータを入力することにより行われる。なお、機能動作の仕様は、特定グループに属する者の全員に共通の仕様である場合であるもあるし、特定グループに属する特定者からの要望に応じて、共通仕様からの変形の許容範囲でカスタマイズされた仕様である場合もある。
【0013】
こうして機能動作の仕様が決定されると、仕様パラメータ送信工程において、管理者端末装置が、決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータが、当該仕様が反映されるべき移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信される。この仕様パラメータ及び端末識別子を受けた仕様登録サーバは、仕様パラメータを登録する。この登録の際、仕様登録サーバでは、登録された仕様パラメータにユニークに対応する識別子、例えば、インターネット利用のアクセス時に使用されるURL(Uniform Resource Locator)を付与する。
【0014】
仕様パラメータの登録を完了すると、仕様登録サーバは、仕様登録通知工程において、先に管理者端末装置から受信した端末識別子により特定される移動通信端末装置へ、新たな仕様パラメータが登録された旨を、当該新たな仕様パラメータの識別子を添えて、仕様登録通知として送る。この仕様登録通知を受けた移動通信端末装置は、仕様パラメータ取得工程において、新たな仕様パラメータの識別子を利用して、仕様登録サーバから仕様パラメータを取得する。
【0015】
こうして仕様パラメータを取得した移動通信端末装置は、機能実装工程において、取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う。この結果、管理者端末装置で決定された機能動作の仕様による動作が、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置において可能となる。
【0016】
したがって、本発明の機能動作設定方法によれば、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができる。
【0017】
本発明の機能動作設定方法では、前記機能実装工程における機能実装を完了した前記移動通信端末装置が、機能実装完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する実装完了報告工程と;前記機能実装完了報告を受けた前記仕様登録サーバが、前記機能実装完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送工程と;を更に備えるようにすることができる。この場合には、上記の機能実装を完了した移動通信端末装置が、実装完了報告工程において、機能実装完了報告を仕様登録サーバへ報告すると、仕様登録サーバが、実装完了転送工程において、当該機能実装完了報告を管理者端末装置へ転送する。このため、管理者端末装置において、設定しようとした機能が設定対象として指定した移動端末装置に実際に実装されたことを確認することができる。
【0018】
また、本発明の機能動作設定方法では、前記仕様パラメータには、前記特定グループのロゴ画像のデータが含まれるようにすることができる。この場合には、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の表示手段に当該ロゴ画像を表示させることができ、当該利用者の特定グループへの帰属意識や、特定グループの他の構成員との一体感を高めることができる。
【0019】
また、本発明の機能動作設定方法では、前記仕様パラメータには、少なくとも1つのソフトキーの機能指定が含まれるようにすることができる。この場合には、特定グループ内で共通した機能を有するソフトキーをグループ構成員に提供できる。このため、特定グループにおいて共通的に使用されることが多いと予測される操作を、簡易な操作で実現することができる操作環境をグループ構成員に適用することができる。
【0020】
ここで、前記ソフトキーの機能指定の少なくとも1つには、特定ウェブサイトへのアクセスに関するショートカット機能指定が含まれるようにすることができる。
【0021】
また、本発明の機能動作設定方法では、前記仕様パラメータには、前記操作入力手段における少なくとも1つのハードキーの機能指定が含まれるようにすることができる。この場合には、特定グループ内で共通した機能を有するファンクションキーとして、移動通信端末装置の操作入力手段における少なくとも1つのハードキーを設定できる。このため、特定グループにおいて共通的に使用されることが多いと予測される操作を、簡易な操作で実現することができる操作環境をグループ構成員に適用することができる。
【0022】
ここで、前記移動通信端末装置が、通話機能が予め実装される場合には、前記ハードキーの機能指定の少なくとも1つが、前記ハードキーが長押しされた場合に、特定の通話相手への通話発信機能であるようにすることができる。
【0023】
また、本発明の機能動作設定方法では、前記仕様パラメータには、前記表示手段への適時情報表示機能指定が含まれるようにすることができる。この場合には、特定グループのグループが知っておくことが望ましいと考えられる適時情報を、適切なタイミングでグループ構成員に知らせることができる。
【0024】
ここで、前記管理者端末装置が、前記移動通信端末装置の前記表示手段に直ちに表示されるべき適時情報のみを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する適時情報送信工程と;前記適時情報を受けた前記仕様登録サーバが、新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ送る適時情報登録通知工程と;前記移動通信端末装置が、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得工程と;前記移動通信端末装置が、前記適時情報取得工程において取得された前記適時情報を前記表示手段に表示する適時情報表示工程と;を更に備えるようにすることができる。
【0025】
この場合には、適時情報として特定グループのグループ構成員の少なくとも一部に提供したい情報が発生し、当該少なくとも一部のグループ構成員に対して適時情報のみを変更したい場合には、まず、適時情報送信工程において、管理者端末装置が、適時情報のみを、適時情報を通知すべき移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信する。この適時情報を受けた仕様登録サーバは、当該適時情報を登録する。この登録の際、仕様登録サーバでは、上述した仕様パラメータの場合と同様にして、登録された適時情報にユニークに対応する識別子、例えば、インターネット利用のアクセス時に使用されるURLを付与する。
【0026】
適時情報の登録を完了すると、仕様登録サーバは、適時情報登録通知工程において、管理者端末装置から当該適時情報とともに受信した端末識別子により特定される移動通信端末装置へ、新たな適時情報が登録された旨を、当該新たな適時情報の識別子を添えて、適時情報登録通知として送る。この適時情報を受けた移動通信端末装置は、適時情報取得工程において、新たな適時情報の識別子を利用して、仕様登録サーバから当該適時情報を取得する。
【0027】
こうして適時情報を取得した移動通信端末装置は、表示手段に当該適時情報を表示する。この結果、管理者端末装置で指定された適時情報が、当該移動通信端末装置の利用者に提供される。
【0028】
したがって、当該特定グループの管理者の主導のもとで、適時情報が、簡易にかつ迅速に、所望のグループ構成員に提供される。
【0029】
かかる場合には、前記適時情報表示工程における表示を行った前記移動通信端末装置が、適時表示完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する適時表示完了報告工程と;前記適時表示完了報告を受けた前記仕様登録サーバが、前記適時表示完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送工程と;を更に備えるようにすることができる。この場合には、上記の適時情報の表示を開始した移動通信端末装置が、適時表示完了報告工程において、適時表示完了報告を仕様登録サーバへ報告すると、仕様登録サーバが、適時表示転送工程において、当該適時表示完了報告を管理者端末装置へ転送する。このため、管理者端末装置において、新たな適時情報が提供対象として指定した移動端末装置に実際に表示されたことを確認することができる。
【0030】
また、前記適時情報には、表示期限情報が含まれるようにすることができる。この場合には、表示期限情報に従って移動端末装置における表示を行うことにより、タイムリな情報では無くなった情報を当該移動通信端末装置において表示し続けることを防止することができる。
【0031】
なお、前記適時情報をテロップ表示情報とすることができる。この場合には、表示に動きがあるテロップ表示により適時情報を利用者に提供できるので、利用者の適時情報の読み飛ばしを有効に防止することができる。
【0032】
本発明は、第2の観点からすると、特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置と;前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置と;前記移動通信端末装置の機能動作の仕様が登録される仕様登録サーバと;を備える機能動作制御シテムであって、前記管理者端末装置が、前記移動通信端末装置における前記特定グループに対応したマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定する仕様決定手段と;前記仕様決定手段により決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する仕様パラメータ送信手段;を備え、前記仕様登録サーバが、前記管理者端末装置から前記仕様パラメータを受けた場合に、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ送る仕様登録通知手段を備え、前記移動通信端末装置が、前記仕様登録サーバから前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手段と;前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う機能実装手段と;を更に備える機能動作設定システムである。
【0033】
この機能動作設定システムでは、まず、特定グループの管理者端末装置における仕様決定手段が、当該特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定する。引き続き、管理者端末装置における仕様パラメータ送信手段が、決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、当該仕様が反映されるべき移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信する。この仕様パラメータ及び端末識別子を受けた仕様登録サーバは、仕様パラメータを登録する。この登録の際、仕様登録サーバでは、登録された仕様パラメータにユニークに対応する識別子、例えば、インターネット利用のアクセス時に使用されるURLを付与する。
【0034】
仕様パラメータの登録を完了すると、仕様登録サーバでは、仕様登録通知手段が、先に管理者端末装置から受信した端末識別子により特定される移動通信端末装置へ、新たな仕様パラメータが登録された旨を、当該新たな仕様パラメータの識別子を添えて、仕様登録通知として送る。この仕様登録通知を受けた移動通信端末装置では、仕様パラメータ取得手段が、新たな仕様パラメータの識別子を利用して、仕様登録サーバから仕様パラメータを取得する。
【0035】
こうして仕様パラメータを取得した移動通信端末装置では、機能実装手段が、取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う。この結果、管理者端末装置で決定された機能動作の仕様による動作が、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置において可能となる。
【0036】
すなわち、本発明の機能設定システムでは、上述した本発明の機能設定方法を仕様することができる。したがって、本発明の機能動作設定システムによれば、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができる。
【0037】
本発明の機能動作設定システムでは、前記移動通信端末装置が、前記機能実装手段による機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する実装完了報告手段を更に備え、前記仕様登録サーバが、前記機能実装完了報告を受けたときに、前記機能実装完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送手段を更に備えるようにすることができる。この場合には、上記の機能実装を完了した移動通信端末装置では、実装完了報告手段が、機能実装完了報告を仕様登録サーバへ報告する。この報告を受けた仕様登録サーバでは、実装完了転送手段が、当該機能実装完了報告を管理者端末装置へ転送する。このため、管理者端末装置において、設定しようとした機能が設定対象として指定した移動端末装置に実際に実装されたことを確認することができる。
【0038】
また、本発明の機能動作設定システムでは、前記仕様登録サーバが、ショートメッセージ形式で前記仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ通知するようにすることができる。この場合には、情報伝達の確実性が高く、かつ、廉価なショートメッセージサービスを利用して、仕様登録サーバが、該当する移動通信端末装置へ仕様登録通知を行うことができる。このため、特定グループにとって、確実に、かつ、廉価に、仕様登録サーバから、該当する移動通信端末装置への仕様登録通知を行うことができる。
【0039】
また、本発明の機能動作設定システムでは、前記管理者端末装置が、前記移動通信端末装置の前記表示手段に直ちに表示されるべき適時情報のみを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する適時情報送信手段を更に備え、前記仕様登録サーバが、前記適時情報を受けたときに、新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ送る適時表示登録通知手段を更に備え、前記移動通信端末装置が、前記適時情報登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手段と;前記適時情報取得手段により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示させる適時情報表示制御手段と;を更に備えるようにすることができる。
【0040】
この場合には、適時情報として特定グループのグループ構成員の少なくとも一部に提供したい情報が発生し、当該少なくとも一部のグループ構成員に対して適時情報のみを変更したい場合には、まず、管理者端末装置における適時情報送信手段が、当該適時情報のみを、当該適時情報を通知すべき移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信する。この適時情報を受けた仕様登録サーバは、当該適時情報を登録する。この登録の際、仕様登録サーバでは、上述した仕様パラメータの場合と同様にして、登録された適時情報にユニークに対応する識別子、例えば、インターネット利用のアクセス時に使用されるURLを付与する。
【0041】
適時情報の登録を完了すると、仕様登録サーバでは、適時情報登録通知手段が、管理者端末装置から当該適時情報とともに受信した端末識別子により特定される移動通信端末装置へ、新たな適時情報が登録された旨を、当該新たな適時情報の識別子を添えて、適時情報登録通知として送る。この適時情報を受けた移動通信端末装置では、適時情報取得手段が、新たな適時情報の識別子を利用して、仕様登録サーバから当該適時情報を取得する。
【0042】
こうして適時情報を取得した移動通信端末装置では、適時情報表示制御手段が、表示手段に当該適時情報を表示する。この結果、管理者端末装置で指定された適時情報が、当該移動通信端末装置の利用者に提供される。
【0043】
したがって、当該特定グループの管理者の主導のもとで、適時情報が、簡易にかつ迅速に、所望のグループ構成員に提供される。
【0044】
ここで、前記移動通信端末装置が、前記適時情報表示手段による表示を開始したときに、適時表示完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する適時表示完了報告手段を更に備え、前記仕様登録サーバが、前記適時表示完了報告を受けたときに、前記適時表示完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送手段を更に備えるようにすることができる。この場合には、上記の適時情報の表示を開始した移動通信端末装置において、適時表示完了報告手段が、適時表示完了報告を仕様登録サーバへ報告する。この報告を受けた仕様登録サーバでは、適時表示転送手段が、当該適時表示完了報告を管理者端末装置へ転送する。このため、管理者端末装置において、新たな適時情報が提供対象として指定した移動端末装置に実際に表示されたことを確認することができる。
【0045】
また、前記仕様登録サーバが、ショートメッセージ形式で前記適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ通知するようにすることができる。この場合には、この場合には、情報伝達の確実性が高く、かつ、廉価なショートメッセージサービスを利用して、仕様登録サーバが、該当する移動通信端末装置へ適時情報登録通知を行うことができる。このため、特定グループにとって、確実に、かつ、廉価に、仕様登録サーバから、該当する移動通信端末装置への適時情報登録通知を行うことができる。
【0046】
本発明は、第3の観点からすると、特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置であって、前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置により、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定するパラメータが登録された仕様登録サーバから、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を受信する受信手段と;前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手段と;前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータの解析を行う解析手段と;前記解析手段による解析結果に基づいて、機能実装を行う機能実装手段と;を更に備えることを特徴とする移動通信端末装置である。
【0047】
この移動通信端末装置では、受信手段が、当該移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定する新たなパラメータが登録された旨の仕様登録通知を仕様登録サーバから受信する。この仕様登録通知を受けると、仕様パラメータ取得手段が、当該仕様登録通知で指定された新たなパラメータの識別子を利用して、仕様登録サーバから新たな仕様パラメータを取得する。
【0048】
こうして新たな仕様パラメータが取得されると、解析手段が、取得された仕様パラメータの解析を行う。引き続き、機能実装手段が、解析手段による解析結果に基づいて、機能実装を行う。
【0049】
したがって、本発明の移動通信端末装置は、上述した本発明の機能指定システムにおける移動通信端末装置として、好適に採用することができる。
【0050】
本発明の移動通信端末装置では、前記機能実装手段による機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する実装完了報告手段を更に備えるようにすることができる。この場合には、機能実装を完了したときに、実装完了報告手段が、機能実装完了報告を、仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告するので、管理者端末装置において、設定しようとした機能が設定対象として指定した移動端末装置に実際に実装されたことを確認することができるようにすることができる。
【0051】
また、本発明の移動通信端末装置では、前記管理者端末装置により前記表示手段に直ちに表示されるべき新たな適時情報のみが登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手段と;前記適時情報取得手段により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示させる適時情報表示制御手段と;を更に備えるようにすることができる。
【0052】
この場合には、当該移動通信端末装置において表示すべき新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けたときに、適時情報取得手段が、仕様登録サーバから適時情報を取得する。引き続き、適時情報表示制御手段が、取得された適時情報を前記表示手段に表示させる。このため、適時情報が、簡易にかつ迅速に、移動通信端末装置の利用者に提供される。
【0053】
ここで、前記適時情報表示制御手段による表示を開始したときに、適時表示完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する適時表示完了報告手段を更に備えるようにすることができる。この場合には、適時情報表示制御手段による表示は開始されたときに、適時表示完了報告を、仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告するので、管理者端末装置において、適時情報を表示させようとした移動端末装置において、実際に適時情報の表示がされたことを確認することができるようにすることができる。
【0054】
本発明は、第4の観点からすると、特定グループに属する利用者が保有し、演算手段、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置において実行される機能設定プログラムであって、前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置により、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定するパラメータが登録された仕様登録サーバから、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を受信する受信手順と;前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手順と;前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータの解析を行う解析手順と;前記解析手段による解析結果に基づいて、機能実装を行う機能実装手順と;を前記移動通信端末装置に実行させることを特徴とする機能設定プログラムである。
【0055】
この機能設定プログラムを移動通信端末装置において実行する場合には、受信手順が実行されることにより、当該移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定する新たなパラメータが登録された旨の仕様登録通知が仕様登録サーバから受信される。引き続き、仕様パラメータ取得手順が実行されることにより、仕様登録サーバから新たな仕様パラメータが取得される。
【0056】
こうして新たな仕様パラメータが取得された後、解析手順が実行されることにより、取得された仕様パラメータの解析が行われる。引き続き、機能実装手順が実行されることにより、解析手順の実行による解析結果に基づいて、機能実装が行われる。
【0057】
したがって、本発明の機能設定プログラムを移動端末装置において実行することにより、上述した本発明の機能指定システムにおける移動通信端末装置として好適に採用することができる移動通信端末装置を実現することができる。
【0058】
本発明の機能設定プログラムでは、前記機能実装手順の実行により機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する実装完了報告手順を、前記移動通信端末装置に更に実行させるようにすることができる。この場合には、機能実装を完了したときに、実装完了報告手順が実行されることにより、機能実装完了報告が、仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告されるので、管理者端末装置において、設定しようとした機能が設定対象として指定した移動端末装置に実際に実装されたことを確認することができるようにすることができる。
【0059】
また、本発明の機能設定プログラムでは、前記管理者端末装置により前記表示手段に直ちに表示されるべき新たな適時情報のみが登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手順と;前記適時情報取得手順の実行により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示する適時情報表示手順と;を前記移動通信端末装置に更に実行させるようにすることができる。
【0060】
この場合には、表示すべき新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けたときに、適時情報取得手順が実行されることにより、仕様登録サーバから適時情報が取得される。引き続き、適時情報表示制御手順が実行されることにより、取得された適時情報が表示手段に表示される。このため、適時情報が、簡易にかつ迅速に、移動通信端末装置の利用者に提供される。
【0061】
ここで、前記適時情報表示手順の実行による表示を開始したときに、適時表示完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する適時表示完了報告手順を、前記移動通信端末装置に更に実行させるようにすることができる。この場合には、機能実装を完了したときに、適時表示完了報告手順が実行されることにより、機能実装完了報告が、仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告されるので、管理者端末装置において、設定しようとした機能が設定対象として指定した移動端末装置に実際に実装されたことを確認することができるようにすることができる。
【発明の効果】
【0062】
以上説明したように、本発明の機能動作設定方法及び機能動作設定システムによれば、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができるという効果を奏することができる。
【0063】
また、本発明の移動通信端末装置によれば、本発明の機能システムの構築に際して、好適に採用することができる移動通信端末装置を提供することができるという効果を奏する。
【0064】
また、本発明の機能設定プログラムによれば、当該機能設定プログラムを移動通信端末装置により実行させることにより、本発明の機能システムの構築に際して、好適に採用することができる移動通信端末装置を実現することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0065】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図13を参照しつつ説明する。なお、これらの図に
おいては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0066】
[構成]
図1には、本発明の一実施形態に係る機能設定システム100の構成が模式的に示されている。図1に示されるように、この機能設定システム100は、携帯電話装置101,…と、移動通信網システム40と、インターネット網システム45とを備えている。また、機能設定システム100は、管理者端末装置60と、仕様登録サーバ70と、ゲートウェイ装置80とを備えている。
【0067】
ここで、携帯電話装置101,…は、特定のクループに属するグループ構成員のそれぞれが保有するものとなっている。そして、これらの携帯電話装置101,…の機能動作の仕様を、管理者端末装置60を利用して管理できるようになっている。
【0068】
図2には、上記の携帯電話装置10j(j=1,…)の外観構成が概略的に示されている。この図2に示されるように、携帯電話装置10jは、(a)電話番号を入力するためのテンキー、及び、動作モードの切替等の各種指令を入力するためのファンクションキーを有する操作部12と、(b)携帯電話装置10の操作案内、動作状況、受信メッセージ等を表示する液晶表示装置を有する表示部13と。(c)通話時に通信相手から送られてきた音声信号を再生する通話用スピーカ14とを備えている。また、携帯電話装置10jは、(d)集音時に音を入力したり、通話時に音声を入力したりするためのマイクロフォン15と、(e)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ16と、(f)基地局と無線通信を行うためのアンテナ17とを備えている。
【0069】
図3には、携帯電話装置10の内部の情報処理システムである内部システム11が概略的に示されている。この図3に示されるように、内部システム11は、携帯電話装置10のシステム全体を統括制御する制御部21と、アンテナ17を介して基地局と無線通信を行う送受信部22とを備えている。ここで、制御部21は、不図示の中央処理装置(CPU)、記憶素子等を備えて構成されており。機能動作プログラム27と、機能設定プログラム28とが動作するようになっている。
【0070】
図4に示されるように、機能動作プログラム27は、基本処理部31と、グループ機能アプリケーション35とを備えている。ここで、グループ機能アプリケーション35は、上述した特定グループに特有な機能を実現するプログラムであり、異なる実行環境においても汎用的に用いることができる言語、いわゆるJAVA(登録商標)等で記述されている。かかるグループ機能アプリケーション35は、例えば、移動通信網システム40を利用したプログラムダウンロードを行ったり、記憶媒体を介したりして、携帯電話装置10jが取得する。
【0071】
このグループ機能アプリケーション35が動作している場合には、表示部13における表示面が、例えば、図5に示されるように領域分割される。この図5には、表示面が、システム領域、ロゴ領域、(WEBキー領域又はカレンダ領域)、テロップ表示領域及びソフトキー領域に分割される例が示されている。なお、以下の説明においては、グループ機能アプリケーション35が動作している場合には、表示部13の表示画面が図5の態様で領域分割されるものとして説明する。
【0072】
図4に戻り、基本処理部31は、メールの送受信やインターネットの接続の際に、グループ機能アプリケーション35や機能設定プログラム28と送受信部22との間で情報の授受を行う通信制御部32と、表示部13を利用して出力を行う際に、グループ機能アプリケーション35と、操作部12や表示部13等との間で情報の授受を行う内部制御部33とを備えている。この基本処理部31は、工場出荷時に既に携帯電話装置10jにインストールされている。
【0073】
なお、機能プログラム27は、グループ機能アプリケーション35以外の様々な汎用アプリケーションを備えることができる。これらの汎用アプリケーションも、グループ機能アプリケーション35と同様に、基本処理部31と連係して動作する。ここで、機能動作プログラム27におけるグループ機能アプリケーション35以外の汎用アプリケーションは、工場出荷時にプレインストールされている場合もあるし、グループ機能アプリケーション35と同様に、移動通信網システム40を利用したプログラムダウンロードを行ったり、記憶媒体を介したりして、携帯電話装置10jが取得する。
【0074】
上記の機能設定プログラム28は、グループ機能アプリケーション35の機能仕様を設定する。この機能設定プログラム28は、図4に示されるように、ショートメッセージ通信部51と、仕様パラメータ取得部52と、仕様パラメータ解析部53と、機能実装部54とを備えている。また、機能設定プログラム28は、適時情報取得部55と、適時情報通知部56と、完了報告部59とを備えている。なお、機能設定プログラム28は、上述したグループ機能アプリケーション35と同様に、JAVA(登録商標)等の異なる実行環境においても汎用的に用いることができる言語で記述されており、例えば、移動通信網システム40を利用したプログラムダウンロードを行ったり、記憶媒体を介したりして、携帯電話装置10jが取得する。
【0075】
ショートメッセージ通信部51は、基本処理部31を介して、仕様登録サーバ70からのショートメッセージを受ける。かかる仕様登録サーバ70からのショートメッセージには、仕様パラメータ登録通知と適時情報登録通知とがある。ここで、仕様パラメータ登録通知には、新たに登録された仕様パラメータのURLが含まれている。また、適時情報登録通知には、新たに登録された適時情報のURLが含まれている。
【0076】
仕様パラメータ登録通知を受けた場合には、ショートメッセージ通信部51は、仕様パラメータ登録通知を受けた旨及び仕様パラメータ登録通知に含まれているURLを仕様パラメータ取得部52に報告する。また、適時情報登録通知を受けた場合には、ショートメッセージ通信部51は、適時情報登録通知を受けた旨及び適時情報登録通知に含まれているURLを適時情報取得部55に報告する。
【0077】
また、ショートメッセージ通信部51は、完了報告部59からの完了報告を受ける。完了報告を受けたショートメッセージ通信部51は、基本処理部31に対して、完了報告をショートメッセージ形式で、仕様登録サーバ70へ送信することを要求する。この結果、携帯電話装置10jから、移動通信網システムを介して、完了報告のショートメッセージが仕様登録サーバ70へ送られる。なお、上記の完了報告としては、後述する仕様パラメータ取得の完了報告、機能実装の完了報告、適時情報取得の完了報告及び適時情報表示開始の完了報告がある。
【0078】
仕様パラメータ取得部52は、ショートメッセージ通信部51から仕様パラメータ登録通知を受けた旨及び仕様パラメータ登録のURLを受けると、当該URLを利用して、基本制御部31、送受信部22、移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80及びインターネット網システムを介して、仕様登録サーバ70から仕様パラメータを取得する。こうして取得された仕様パラメータは、仕様パラメータ取得部52から仕様パラメータ解析部53へ送られる。
【0079】
また、仕様パラメータ取得部52は、仕様パラメータの取得を完了すると、その旨を完了報告部59へ報告する。
【0080】
仕様パラメータ解析部53は、仕様パラメータ取得部52から受けた仕様パラメータを解析する。この解析の結果は、仕様パラメータ解析部53から機能実装部54へ送られる。
【0081】
機能実装部54は、仕様パラメータ解析部53から受けた解析結果に基づいて、グループ機能アプリケーション35が有するべき機能を、グループ機能アプリケーション35に対して実装する。この機能実装が完了すると、機能実装部54は、機能実装の完了を完了報告部59へ報告する。
【0082】
適時情報取得部55は、ショートメッセージ通信部51から適時情報登録通知を受けた旨及び適時情報登録のURLを受けると、当該URLを利用して、仕様パラメータの取得の場合と同様にして、基本制御部31、送受信部22、移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80及びインターネット網システムを介して、仕様登録サーバ70から適時情報を取得する。こうして取得された適時情報は、適時情報取得部55から適時情報通知部56へ送られる。
【0083】
また、適時情報取得部55は、適時情報の取得を完了すると、その旨を完了報告部59へ報告する。
【0084】
適時情報通知部56は、適時情報取得部55から受けた適時情報を受けると、当該適時情報をグループ機能アプリケーション35へ送る。この結果、適時情報の表示部13への表示が開始される。こうして適時情報表示の開始が完了すると、適時情報通知部56は、適時情報表示開始の完了を完了報告部59へ報告する。
【0085】
完了報告部59は、仕様パラメータ取得部52、機能実装部54、適時情報取得部55又は適時情報通知部56からの動作完了の報告を受ける。そして、完了報告部59は、受信した報告をショートメッセージ形式で、仕様登録サーバ70へ向けて送るべき旨をショートメッセージ通信部51へ送る。
【0086】
図1に戻り、移動通信網システムは、(a)移動通信網41と、(b)移動通信網41と接続され、携帯電話装置10j(j=1,…)と無線通信に利用される基地局42と、(c)移動通信網41と接続され、ショートメッセージサービスを行うショートメッセージサーバ43とを備えている。なお、基地局41は一般に複数であり、携帯電話装置10jは、いずれの基地局と無線通信を行ってもよいが、ここでは代表的に一つであるとして示している。
【0087】
管理者端末装置60は、特定グループに属するグループ構成員が保有する携帯電話装置101…の機能動作の仕様を決定し、管理する。この管理者端末装置60は、図6に示されるように、機能設定処理部61と、表示装置62と、ストロークデバイスであるキーボード63と、ポインティングデバイスであるマウス64と、インターネット網との間で通信を行うための通信部65とを備えている。ここで、構成要素62〜65は、機能設定処理部61に接続されている。
【0088】
機能設定処理部61は、管理者端末装置60の動作の制御を行う。この機能設定処理部61は、仕様パラメータ処理部67と、適時情報処理部68とを備えている。
【0089】
仕様パラメータ処理部67は、オペレータによる携帯電話装置101…の機能動作の仕様の決定を支援する。かかる仕様の決定は、例えば、管理者端末装置60のオペレータが、予め定められている設定可能な機能動作の仕様が列挙された仕様決定用画面を見ながら、設定する機能動作の仕様を指定するパラメータを入力することにより行われる。こうした仕様決定用画面の例が、図7に示されている。
【0090】
この図7に示される適時情報決定用画面では、背景色、特定グループのロゴ、WEBキーの個数、形状、色及びWEBキーのそれぞれに対応するURL、左ソフトキーの機能、左ソフトキーの機能、操作部12におけるテンキーの各キーを長押しした時の通話用発信先の電話番号、並びに、テロップ表示の有無及びテロップ表示する適時情報が設定できるようになっている。以下の説明においては、携帯電話装置101,…の機能動作の仕様は、図7の仕様決定用画面を利用して決定されるものとする。なお、図7の例において、WEBキーの数として「0」個が指定されると、カレンダ表示が選択されるようになっている。
【0091】
なお、機能動作の仕様は、特定グループに属する者の全員に共通の仕様である場合もあるし、特定グループに属する特定者からの要望に応じて、共通仕様からの変形の許容範囲でカスタマイズされた仕様である場合もある。
【0092】
オペレータが、表示装置62に表示されている仕様決定用画面を見ながら、キーボード63やマウス64を操作して仕様パラメータを入力し、機能動作の仕様を決定する。この後、当該仕様パラメータと、当該機能仕様が実装されるべき携帯電話装置の識別子とが、仕様パラメータ処理部67から、通信部65及びインターネット網システム45を介して、仕様登録サーバ70へ送られる。
【0093】
また、仕様パラメータ処理部67は、仕様登録サーバ70からの仕様機能の実装状況情報を、インターネット網システム45及び通信部65を介して受ける。そして、仕様パラメータ処理部67は、受信した仕様機能の実装状況情報に基づいて、当該機能仕様が実装されるべき携帯電話装置のそれぞれの機能実装状態を認識し、必要に応じて、当該機能実装状態を表示装置62に表示する。なお、仕様機能の実装状況情報の詳細については、後述する。
【0094】
適時情報処理部68は、オペレータによる携帯電話装置101…において直ちに表示差荒れるべき適時情報の決定を支援する。かかる適時情報の決定は、例えば、管理者端末装置60のオペレータが、予め定められている適時情報決定用画面を見ながら、設定する適時情報を入力することにより行われる。こうした適時情報決定用画面の例が、図8に示されている。
【0095】
なお、適時情報は、特定グループに属する者の全員に共通に提供される場合もあるし、特定グループに属する一部の者に提供される場合もある。
【0096】
オペレータが、表示装置62に表示されている適時情報決定用画面を見ながら、キーボード63やマウス64を操作して適時情報及び表示期限を入力し、適時情報を決定する。この後、適時情報と、当該適時情報が適用されるべき携帯電話装置の識別子とが、適時情報処理部68から、通信部65及びインターネット網システム45を介して、仕様登録サーバ70へ送られる。
【0097】
また、適時情報処理部68は、仕様登録サーバ70からの適時情報の表示状況情報を、インターネット網システム45及び通信部65を介して受ける。そして、適時情報処理部68は、受信した適時情報の表示状況情報に基づいて、当該適時情報が表示されるべき携帯電話装置のそれぞれの表示状況を認識し、必要に応じて、当該表示状況を表示装置62に表示する。なお、適時情報の表示状況情報の詳細については、後述する。
【0098】
図1に戻り、仕様登録サーバ70は、移動通信網システム40及びインターネット網システム45の双方に接続される。この管理者端末装置60からの仕様パラメータの登録、携帯電話装置101…への仕様パラメータ登録の通知、携帯電話装置101…からの仕様機能の実装態情報の管理者端末装置60への転送を行う。また、仕様登録サーバ70は、管理者端末装置60からの適時情報の登録、携帯電話装置101…への適時表示登録の通知、携帯電話装置101…からの適時情報の表示状況情報の管理者端末装置60への転送を行う。
【0099】
かかる機能を有する仕様登録サーバ70は、図9に示されるように、仕様情報処理部71Sと、適時情報処理部71Tと、記憶部76とを備えている。ここで、記憶部76は、仕様パラメータ、適時情報等の様々なデータを記憶する。
【0100】
仕様情報処理部71Sは、通信部72Sと、仕様情報登録処理部73Sとを備えている。また、仕様情報処理部71Sは、完了報告転送部74Sと、ショートメッセージ通信部75Sとを備えている。
【0101】
通信部72Sは、インターネット網システム45と接続される。そして、通信部72Sは、仕様情報処理部71Sとしてのインターネット網システム45との通信の際に使用される。
【0102】
仕様情報登録処理部73Sは、通信部72Sを介して、管理者端末装置60からの仕様パラメータ及び当該機能仕様が実装されるべき携帯電話装置の識別子を受ける。引き続き、仕様情報登録処理部73Sは、受信した仕様パラメータを記憶部76に登録するとともに、登録された仕様パラメータにURLを付与する。そして、仕様情報登録処理部73Sは、当該URLの指定を含む仕様登録通知を、ショートメッセージ通信部75S及び移動通信網システム40を介して、ショートメッセージ形式で、当該識別子に対応する携帯電話装置に送る。
【0103】
また、仕様情報登録処理部73Sは、当該URLを指定した参照要求を、当該URLを通知した携帯電話装置から移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80、インターネット網システム45及び通信部72を介して受けると、当該URLに対応する仕様パラメータの閲覧を許可し、当該仕様パラメータを、参照要求を行った携帯電話装置へ送る。
【0104】
完了報告転送部74Sは、移動通信網システム40及びショートメッセージ通信部75Sを介して、仕様パラメータの取得の完了報告及び機能実装の完了報告を受ける。そして、完了報告転送部74Sは、仕様パラメータ取得の完了報告及び機能実装の完了報告を、通信部72S及びインターネット網システム45を介して、管理者端末装置60へ転送する。
【0105】
適時情報処理部71Tは、通信部72Tと、適時情報登録処理部73Tとを備えている。また、適時情報処理部71Tは、完了報告転送部74Tと、ショートメッセージ通信部75Tとを備えている。
【0106】
通信部72Tは、インターネット網システム45と接続される。そして、通信部72Tは、適時情報処理部71Tとしてのインターネット網システム45との通信の際に使用される。
【0107】
適時情報登録処理部73Tは、通信部72Tを介して、管理者端末装置60からの適時情報及び当該適時情報が直ちに表示されるべき携帯電話装置の識別子を受ける。引き続き、適時情報登録処理部73Tは、受信した適時情報を記憶部76に登録するとともに、登録された適時情報にURLを付与する。そして、適時情報登録処理部73Tは、当該URLの指定を含む適時情報登録通知を、ショートメッセージ通信部75T及び移動通信網システム40を介して、ショートメッセージ形式で、当該識別子に対応する携帯電話装置に送る。
【0108】
また、適時情報登録処理部73Tは、当該URLを指定した参照要求を、当該URLを通知した携帯電話装置から移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80、インターネット網システム45及び通信部72Tを介して受けると、当該URLに対応する適時情報の閲覧を許可し、当該適時情報を、参照要求を行った携帯電話装置へ送る。
【0109】
完了報告転送部74Tは、移動通信網システム40及びショートメッセージ通信部75Tを介して、適時情報の取得の完了報告及び適時情報表示開始の完了報告を受ける。そして、完了報告転送部74Tは、適時情報の取得の完了報告及び適時情報表示開始の完了報告を、通信部72T及びインターネット網システム45を介して、管理者端末装置60へ転送する。
【0110】
図1に戻り、ゲートウェイ装置80は、移動通信網システム40とインターネット網システム45との論理的な接続を仲介する。
【0111】
[動作]
次に、上述の構成された機能設定システム100における携帯電話装置100j(j=1,…)の機能設定動作について説明する。
【0112】
<仕様機能の実装>
携帯電話装置100jへの仕様機能の実装に際しては、図10に示されるように、ステップS11において、管理者端末装置60で機能動作の仕様が決定される。かかる仕様の決定に際しては、管理者端末装置60のオペレータが、表示装置62に表示されている仕様決定用画面を見ながら、キーボード63やマウス64を操作して入力を行うことにより、機能動作の仕様を決定する。なお、決定される機能動作の仕様(機能仕様)は、特定グループに属する者の全員に共通の仕様である場合もあるし、特定グループに属する特定者からの要望に応じて、共通仕様からの変形の許容範囲でカスタマイズされた仕様である場合もある。
【0113】
こうして機能仕様が決定されると、管理者端末装置60から仕様登録サーバ70へ、インターネット網システム45を介して、当該仕様を反映した仕様パラメータと、当該機能仕様が実装されるべき携帯電話装置の識別子とが送られる。この仕様パラメータ及び識別子を受けると、仕様登録サーバ70は、ステップS12の仕様登録処理を開始する。
【0114】
この仕様登録処理では、まず、仕様登録サーバ70が、仕様パラメータ受信の報告を管理者端末装置60へ返送する。この報告の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該仕様パラメータ及び当該識別子が仕様登録サーバ70に到達したことを確認することができる。
【0115】
引き続き、仕様登録サーバ70は、受信した仕様パラメータを記憶部76に登録するとともに、URLを付与する。そして、仕様登録サーバ70は、当該URLの指定を含む仕様登録通知を、移動通信網システム40を介して、ショートメッセージ形式で、当該識別子に対応する携帯電話装置10jに送る。この後、仕様登録サーバ70は、仕様登録通知を携帯電話装置10jに送信した旨の登録通知完了を管理者端末装置60へ送る。この仕様登録通知完了の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該仕様パラメータの登録通知が携帯電話装置10jへ送られたことを確認することができる。
【0116】
仕様登録サーバ70からの仕様登録通知を受けた携帯電話装置10jは、ステップS13の仕様取得処理を開始する。この仕様取得処理では、まず、仕様登録通知で指定されたURLに基づいて、携帯電話装置10jが、移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80及びインターネット網システム45を介して、仕様参照要求を仕様登録サーバ70へ送る。この仕様参照要求を受けた仕様登録サーバ70は、当該URLに対応する仕様パラメータの閲覧を許可し、当該仕様パラメータを、インターネット網システム45、ゲートウェイ装置80及び移動通信網システム40を介して、参照要求を行った携帯電話装置10jへ送る。この結果、当該仕様パラメータが携帯電話装置10jにより取得される
【0117】
この後、携帯電話装置10jは、仕様パラメータの取得を完了した旨を仕様取得報告として、ショートメッセージ形式で、移動通信網システム40を介して、仕様登録サーバ70へ送る。この仕様取得報告を受けた仕様登録サーバ70は、インターネット網システム45を介して、当該仕様取得報告を到達完了として管理者端末装置60へ転送する。この到達完了の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該仕様パラメータが携帯電話装置10jに到達したことを確認することができる。
【0118】
仕様パラメータを取得した携帯電話装置10jでは、ステップS14において、仕様パラメータの解析が行われる。引き続き、携帯電話装置10jでは、ステップS45において、仕様パラメータの解析結果に基づいて、当該仕様パラメータに対応する機能の実装が行われる。
【0119】
かかる機能実装が完了すると、携帯電話装置10jは、機能実装が完了した旨の実装完了を、ショートメッセージ形式で、移動通信網システム40を介して、仕様登録サーバ70へ送る。この実装完了を受けた仕様登録サーバ70は、インターネット網システム45を介して、当該実装完了を管理者端末装置60へ転送する。この実装完了の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該仕様パラメータに対応する機能が携帯電話装置10jに実装されたことを確認することができる。
【0120】
こうして機能実装が完了すると、携帯電話装置10jでは、ステップS16において、新たに実装された機能の動作が実行される。こうして、当該機能が実行された場合の表示部13における画面表示の一例が図11に示されている。この図11の画面表示の例は、上述した図7に示される内容の仕様決定がなされた場合の画面表示例である。
【0121】
また、機能が実行された場合の表示部13における画面表示の他の例が図12に示されている。この図12の画面表示の例は、上述した図11におけるWEBキー表示をカンレンダ表示に変更した場合の画面表示例である。
【0122】
<適時情報の変更>
次に、以上のように機能設定された携帯電話装置10jにおいてテロップ表示される適時情報のみを変更する場合の機能設定システム100における動作を説明する。
【0123】
かかる適時情報変更に際しては、図13に示されるように、ステップS21において、管理者端末装置60で新たな適時情報が決定される。かかる新たな適時情報の決定に際しては、管理者端末装置60のオペレータが、表示装置62に表示されている適時情報決定用画面を見ながら、キーボード63やマウス64を操作して適時情報及び表示期限を入力し、適時情報を決定する。なお、決定される適時情報は、機能仕様の場合と同様に、特定グループに属する者の全員に共通の場合もあるし、特定グループに属する者の一部である場合もある。
【0124】
こうして適時情報が決定されると、管理者端末装置60から仕様登録サーバ70へ、インターネット網システム45を介して、適時情報と、当該適時情報が直ちに表示されるべき携帯電話装置の識別子とが送られる。この適時情報及び識別子を受けると、仕様登録サーバ70は、ステップS22の適時情報登録処理を開始する。
【0125】
この適時情報登録処理では、まず、仕様登録サーバ70が、適時情報受信の報告を管理者端末装置60へ返送する。この報告の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該適時情報及び当該識別子が仕様登録サーバ70に到達したことを確認することができる。
【0126】
引き続き、仕様登録サーバ70は、受信した適時情報を記憶部76に登録するとともに、URLを付与する。そして、仕様登録サーバ70は、当該URLの指定を含む適時情報登録通知を、移動通信網システム40を介して、ショートメッセージ形式で、当該識別子に対応する携帯電話装置10jに送る。この後、仕様登録サーバ70は、適時情報登録通知を携帯電話装置10jに送信した旨の登録通知完了を管理者端末装置60へ送る。この適時情報登録通知完了の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該適時情報の登録通知が携帯電話装置10jへ送られたことを確認することができる。
【0127】
仕様登録サーバ70からの適時情報登録通知を受けた携帯電話装置10jは、ステップS23の適時情報取得処理を開始する。この適時情報取得処理では、まず、適時情報登録通知で指定されたURLに基づいて、携帯電話装置10jが、移動通信網システム40、ゲートウェイ装置80及びインターネット網システム45を介して、適時情報参照要求を仕様登録サーバ70へ送る。この適時情報参照要求を受けた仕様登録サーバ70は、当該URLに対応する適時情報の閲覧を許可し、当該適時情報を、インターネット網システム45、ゲートウェイ装置80及び移動通信網システム40を介して、参照要求を行った携帯電話装置10jへ送る。この結果、当該適時情報が携帯電話装置10jにより取得される
【0128】
この後、携帯電話装置10jは、適時情報の取得を完了した旨を適時情報取得報告として、ショートメッセージ形式で、移動通信網システム40を介して、仕様登録サーバ70へ送る。この適時情報取得報告を受けた仕様登録サーバ70は、インターネット網システム45を介して、当該適時情報取得報告を到達完了として管理者端末装置60へ転送する。この到達完了の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該適時情報が携帯電話装置10jに到達したことを確認することができる。
【0129】
適時情報を取得した携帯電話装置10jでは、ステップS24において、適時情報の表示が行われる。こうして、適時情報表示が開始されると、携帯電話装置10jは、適時情報の表示化し報告を、ショートメッセージ形式で、移動通信網システム40を介して、仕様登録サーバ70へ送る。この表示開始報告を受けた仕様登録サーバ70は、インターネット網システム45を介して、当該表示開始報告を管理者端末装置60へ転送する。この表示開始報告の受信を確認することにより、管理者端末装置60のオペレータは、当該適時情報が携帯電話装置10jにおいて表示されたことを確認することができる。
【0130】
以上説明したように、本実施形態では、特定グループの管理者端末装置60において、当該特定グループに属する利用者が保有する携帯電話装置10jにおけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定される。引き続き、管理者端末装置60が、決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、当該仕様が反映されるべき移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバ70へ送信する。この仕様パラメータ及び端末識別子を受けた仕様登録サーバ70は、仕様パラメータを登録する。この登録の際、仕様登録サーバ70では、登録された仕様パラメータにユニークに対応するURLを付与する。
【0131】
仕様パラメータの登録を完了すると、仕様登録サーバ70は、先に管理者端末装置60から受信した端末識別子により特定される携帯電話装置へ、新たな仕様パラメータが登録された旨を、当該新たな仕様パラメータに対応するURLを添えて、仕様登録通知として送る。この仕様登録通知を受けた携帯電話装置10jは、当該URLを利用して、仕様登録サーバ70から仕様パラメータを取得する。
【0132】
こうして仕様パラメータを取得した携帯電話装置10jでは、取得された仕様パラメータを解析した後、解析結果に基づいて、機能実装が行われる。この結果、管理者端末装置60で決定された機能動作の仕様による動作が、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置10jにおいて可能となる。
【0133】
したがって、本実施形態によれば、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、簡易にかつ確実に、設定し、管理することができる。
【0134】
また、本実施形態では、携帯電話装置10jが、機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を仕様登録サーバ70へ報告するとともに、仕様登録サーバ70が、機能実装完了報告を受けたときに、当該機能実装完了報告を管理者端末装置60へ転送する。このため、管理者端末装置60において、設定しようとした機能が設定対象として指定した携帯電話装置10jに実際に実装されたことを確認することができる。
【0135】
また、本実施形態では、適時情報として特定グループのグループ構成員の少なくとも一部に提供したい情報が発生し、当該少なくとも一部のグループ構成員に対して適時情報のみを変更したい場合には、まず、管理者端末装置60が、当該適時情報のみを、当該適時情報を通知すべき携帯電話装置の端末識別子とともに仕様登録サーバ70へ送信する。この適時情報を受けた仕様登録サーバ70は、当該適時情報を登録する。この登録の際、仕様登録サーバ70では、上述した仕様パラメータの場合と同様にして、登録された適時情報にユニークに対応するURLを付与する。
【0136】
適時情報の登録を完了すると、仕様登録サーバ70は、管理者端末装置60から当該適時情報とともに受信した端末識別子により特定される携帯電話装置10jへ、新たな適時情報が登録された旨を、当該新たな適時情報のURLを添えて、適時情報登録通知として送る。この適時情報を受けた携帯電話装置10jは、新たな適時情報のURLを利用して、仕様登録サーバ70から当該適時情報を取得する。
【0137】
こうして適時情報を取得した携帯電話装置10jは、表示手段に当該適時情報を表示する。この結果、管理者端末装置60で指定された適時情報が、携帯電話装置10jの利用者に提供される。
【0138】
したがって、当該特定グループの管理者の主導のもとで、適時情報が、簡易にかつ迅速に、所望のグループ構成員に提供される。
【0139】
また、本実施形態では、適時情報の表示を開始したときに、携帯電話装置10jが、適時表示完了報告を仕様登録サーバ70へ報告する。この報告を受けた仕様登録サーバ70は、当該適時表示完了報告を管理者端末装置60へ転送する。このため、管理者端末装置60において、新たな適時情報が提供対象として指定した移動端末装置に実際に表示されたことを確認することができる。
【0140】
また、本実施形態では、携帯電話装置10jと仕様登録サーバ70との間の通信については、仕様パラメータ及び適時情報の携帯電話装置10jによる取得の場合を除いて、ショートメッセージ形式で行うようにしている。このため、特定グループにとって、確実に、かつ、廉価に携帯電話装置10jと仕様登録サーバ70との間で必要な通信を行うことができる。
【0141】
また、本実施形態では、仕様パラメータには、特定グループのロゴ画像のデータが含まれる。このため、特定グループに属する利用者が保有する携帯電話装置10jの表示部13に当該ロゴ画像を表示させることができ、当該利用者の特定グループへの帰属意識や、特定グループの他の構成員との一体感を高めることができる。
【0142】
また、本実施形態では、仕様パラメータには、少なくとも1つのソフトキーの機能指定が含まれる。この場合には、特定グループ内で共通した機能を有するソフトキーをグループ構成員に提供できるため、特定グループにおいて共通的に使用されることが多いと予測される操作を、簡易な操作で実現することができる操作環境をグループ構成員に適用することができる。
【0143】
また、本実施形態では、仕様パラメータには、携帯電話装置10jの操作部12における少なくとも1つのハードキーの機能指定が含まれるようにする。このため、特定グループ内で共通した機能を有するファンクションキーとして、携帯電話装置10jの操作部12における少なくとも1つのハードキーを設定でき、特定グループにおいて共通的に使用されることが多いと予測される操作を、簡易な操作で実現することができる操作環境をグループ構成員に適用することができる。
【0144】
また、本実施形態では、仕様パラメータには、適時情報表示機能指定が含まれる。このため、特定グループのグループ員が知っておくことが望ましいと考えられる適時情報を、適切なタイミングでグループ構成員に知らせることができる。
【0145】
本実施形態には、適時情報には、表示期限情報が含まれる。このため、表示期限情報に従って携帯電話装置10jにおける表示を行うことにより、タイムリな情報では無くなった情報を携帯電話装置10jの表示し続けることを防止することができる。
【0146】
また、本実施形態では、携帯電話装置10jにおける適時情報表示を表示部13におけるテロップ表示としている。このため、携帯電話装置10jの利用者の適時情報の読み飛ばしを有効に防止することができる。
【0147】
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0148】
例えば、上記の実施形態では、機能設定システム100における1つの特定グループに関する機能設定について説明したが、機能設定システム100には、複数のグループのそれぞれの機能設定を並行して行うようにしてもよい。
【0149】
また、上記の実施形態における設定される機能仕様は一例であり、任意の機能仕様を設定するようにすることができる。
【0150】
また、上記の実施形態では、携帯電話装置10jと仕様登録サーバ70との間の通信については、仕様パラメータ及び適時情報の携帯電話装置10jによる取得の場合を除いて、ショートメッセージ形式で行うようにしたが、両者間の通信は、ショートメッセージ形式に限定されるものではなく、電子メール形式を利用してもよい。
【0151】
また、上記の実施形態では、適時情報を表示部13にテロップ表示することにしたが、文字数が一定数以下に適時情報が限定できる場合には、静的な表示を行うようにしてもよい。さらに、適時情報を音声により利用者に提供することもできる。
【0152】
また、仕様登録サーバ70が、適時情報をショートメッセージ形式で直接的に携帯電話装置10Jへ送るようにしてもよい。
【0153】
また、上記の実施形態では、携帯電話装置の機能設定について本発明を適用したが、マンマシン機能を有する携帯電話装置以外の移動通信端末装置に本発明を適用できることは、勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0154】
以上説明したように、本発明の機能動作設定方法及び機能動作設定システムは、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、設定し、管理する場合に適用することができる。
【0155】
また、本発明の移動通信端末装置は、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、設定し、管理する機能設定システムの構築に際して採用することができる。
【0156】
また、本発明の機能動作設定プログラムは、特定グループに属する利用者が保有する移動通信端末装置の機能動作の仕様を、当該特定グループの管理者の主導のもとで、設定し、管理する機能設定システムの構築に際して採用することができる移動通信端末装置の実現に際して適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0157】
【図1】本発明の一実施形態である機能設定システムを概略的に示す図である。
【図2】図1の携帯電話装置の外観構成を概略的に示す図である。
【図3】図2の携帯電話装置の内部システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】図3の制御部で動作するソフトウェア構成を概略的に示す図である。
【図5】グループ機能動作時中における図2の表示部の表示画面における領域分割例を説明するための図である。
【図6】図1の管理者端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】図6の表示装置における仕様決定用画面の例を示す図である。
【図8】図6の表示装置における適時情報決定用画面の例を示す図である。
【図9】図1の仕様登録サーバの構成を概略的に示すブロック図である。
【図10】図1の機能設定システムにおける機能動作の仕様の設定動作を説明するためのシーケンス図である。
【図11】機能実装後の携帯電話装置における表示画面例を示す図(その1)である。
【図12】機能実装後の携帯電話装置における表示画面例を示す図(その2)である。
【図13】図1の機能設定システムにおける適時情報の表示動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
【0158】
10j(j=1,…)…携帯電話装置(移動通信端末装置)、11…内部システム、12…操作部、13…表示部、14…通話用スピーカ、15…マイクロフォン、16…案内用スピーカ、17…アンテナ、21…制御部、22…送受信部、27…機能動作プログラム、28…機能設定プログラム、31…基本処理部、32…通信制御部、33…内部制御部、35…グループ機能アプリケーション、40…移動通信網システム、41…移動通信網、42…基地局、43…ショートメッセージサーバ、45…インターネット網システム、51…ショートメッセージ通信部(受信手段)、52…仕様パラメータ取得部(仕様パラメータ取得手段)、53…仕様パラメータ解析部(解析手段)、54…機能実装部(機能実装手段)、55…適時情報取得部(適時情報取得手段)、56…適時情報通知部(適時情報表示制御手段)、59…完了報告部(実装完了報告手段及び適時表示完了報告手段)、60…管理者端末装置、61…機能設定処理部、62…表示装置、63…キーボード、64…マウス、65…通信部、67…仕様パラメータ処理部(仕様決定手段及び仕様パラメータ送信手段)、68…適時情報処理部(適時情報送信手段)、70…仕様登録サーバ、71S…仕様情報処理部、71T…適時情報処理部、72S,72T…通信部、73S…仕様情報登録処理部、73T…適時情報登録処理部、74S…完了報告転送部(実装完了報告転送手段)、74S…完了報告転送部(表示完了報告転送手段)、75S,75T…ショートメッセージ通信部、76…記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置における前記特定グループに対応した機能動作の設定を行う機能動作設定方法であって、
前記特定グループの管理者端末装置において、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定する仕様決定工程と;
前記管理者端末装置が、前記仕様決定工程において決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに仕様登録サーバへ送信する仕様パラメータ送信工程と;
前記仕様パラメータを受けた前記仕様登録サーバが、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ送る仕様登録通知工程と;
前記仕様登録通知を受けた前記移動通信端末装置が、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得工程と;
前記移動通信端末装置が、前記仕様パラメータ取得工程において取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う機能実装工程と;
を備えることを特徴とする機能動作設定方法。
【請求項2】
前記機能実装工程における機能実装を完了した前記移動通信端末装置が、機能実装完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する実装完了報告工程と;
前記機能実装完了報告を受けた前記仕様登録サーバが、前記機能実装完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送工程と;
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の機能動作設定方法。
【請求項3】
前記仕様パラメータには、前記特定グループのロゴ画像のデータが含まれる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機能動作設定方法。
【請求項4】
前記仕様パラメータには、少なくとも1つのソフトキーの機能指定が含まれる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の機能動作設定方法。
【請求項5】
前記ソフトキーの機能指定の少なくとも1つは、特定ウェブサイトへのアクセスに関するショートカット機能指定が含まれる、ことを特徴とする請求項4に記載の機能動作設定方法。
【請求項6】
前記仕様パラメータには、前記操作入力手段における少なくとも1つのハードキーの機能指定が含まれる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の機能動作設定方法。
【請求項7】
前記移動通信端末装置は、通話機能が予め実装され、
前記ハードキーの機能指定の少なくとも1つは、前記ハードキーが長押しされた場合に、特定の通話相手への通話発信機能である、ことを特徴とする請求項6に記載の機能動作設定方法。
【請求項8】
前記仕様パラメータには、前記表示手段への適時情報表示機能指定が含まれる、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の機能動作設定方法。
【請求項9】
前記管理者端末装置が、前記移動通信端末装置の前記表示手段に直ちに表示されるべき適時情報のみを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する適時情報送信工程と;
前記適時情報を受けた前記仕様登録サーバが、新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ送る適時表示登録通知工程と;
前記移動通信端末装置が、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得工程と;
前記移動通信端末装置が、前記適時情報取得工程において取得された前記適時情報を前記表示手段に表示する適時情報表示工程と;
を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の機能動作設定方法。
【請求項10】
前記適時情報表示工程における表示を行った前記移動通信端末装置が、適時表示完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する適時表示完了報告工程と;
前記適時表示完了報告を受けた前記仕様登録サーバが、前記適時表示完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了転送工程と;
を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の機能動作設定方法。
【請求項11】
前記適時情報には、表示期限情報が含まれる、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の機能動作設定方法。
【請求項12】
前記適時情報は、テロップ表示情報である、ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の機能動作設定方法。
【請求項13】
特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置と;前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置と;前記移動通信端末装置の機能動作の仕様が登録される仕様登録サーバと;を備える機能動作制御シテムであって、
前記管理者端末装置は、
前記移動通信端末装置における前記特定グループに対応したマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を決定する仕様決定手段と;
前記仕様決定手段により決定された機能動作の仕様を指定する仕様パラメータを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する仕様パラメータ送信手段;を備え、
前記仕様登録サーバは、前記管理者端末装置から前記仕様パラメータを受けた場合に、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ送る仕様登録通知手段を備え、
前記移動通信端末装置は、
前記仕様登録サーバから前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手段と;
前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータに従って機能実装を行う機能実装手段と;を更に備える、
ことを特徴とする機能動作設定システム。
【請求項14】
前記仕様登録サーバは、ショートメッセージ形式で前記仕様登録通知を前記移動通信端末装置へ通知する、ことを特徴とする請求項13に記載の機能動作設定システム。
【請求項15】
前記移動通信端末装置は、前記機能実装手段による機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する実装完了報告手段を更に備え、
前記仕様登録サーバは、前記機能実装完了報告を受けたときに、前記機能実装完了報告を前記管理者端末装置へ転送する実装完了報告転送手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項13又は14に記載の機能動作設定システム。
【請求項16】
前記管理者端末装置は、前記移動通信端末装置の前記表示手段に直ちに表示されるべき適時情報のみを、前記移動通信端末装置の端末識別子とともに前記仕様登録サーバへ送信する適時情報送信手段を更に備え、
前記仕様登録サーバは、前記適時情報を受けたときに、新たな適時情報が登録された旨の適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ送る適時表示登録通知手段を更に備え、
前記移動通信端末装置は、
前記適時情報登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手段と;
前記適時情報取得手段により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示させる適時情報表示制御手段と;を更に備える、
ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の機能動作設定システム。
【請求項17】
前記移動通信端末装置は、前記適時情報表示手段による表示を開始したときに、適時表示完了報告を前記仕様登録サーバへ報告する適時表示完了報告手段を更に備え、
前記仕様登録サーバは、前記適時表示完了報告を受けたときに、前記適時表示完了報告を前記管理者端末装置へ転送する表示完了報告転送手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項16に記載の機能動作設定システム。
【請求項18】
前記仕様登録サーバは、ショートメッセージ形式で前記適時情報登録通知を前記移動通信端末装置へ通知する、ことを特徴とする請求項16又は17に記載の機能動作設定システム。
【請求項19】
特定グループに属する利用者が保有し、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置であって、
前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置により、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定するパラメータが登録された仕様登録サーバから、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を受信する受信手段と;
前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手段と;
前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータの解析を行う解析手段と;
前記解析手段による解析結果に基づいて、機能実装を行う機能実装手段と;
を更に備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項20】
前記機能実装手段による機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する実装完了報告手段を更に備える、ことを特徴とする請求項19に記載の移動通信端末装置。
【請求項21】
前記管理者端末装置により前記表示手段に直ちに表示されるべき新たな適時情報のみが登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手段と;
前記適時情報取得手段により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示させる適時情報表示制御手段と;
を更に備えることを特徴とする請求項19又は20に記載の移動通信端末装置。
【請求項22】
前記適時情報表示手段による表示を開始したときに、適時表示完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する適時表示完了報告手段を更に備える、ことを特徴とする請求項21に記載の移動通信端末装置。
【請求項23】
特定グループに属する利用者が保有し、演算手段、表示手段及び操作入力手段を備える移動通信端末装置において実行される機能設定プログラムであって、
前記移動通信端末装置の機能動作の仕様を管理する管理者端末装置により、前記移動通信端末装置におけるマンマシンインターフェース機能動作を含む機能動作の仕様を指定するパラメータが登録された仕様登録サーバから、新たな仕様パラメータが登録された旨の仕様登録通知を受信する受信手順と;
前記仕様登録通知を受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記仕様パラメータを取得する仕様パラメータ取得手順と;
前記仕様パラメータ取得手段により取得された前記仕様パラメータの解析を行う解析手順と;
前記解析手段による解析結果に基づいて、機能実装を行う機能実装手順と;
を前記移動通信端末装置に実行させることを特徴とする機能設定プログラム。
【請求項24】
前記機能実装手順の実行により機能実装を完了したときに、機能実装完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する実装完了報告手順を、前記移動通信端末装置に更に実行させることを特徴とする請求項23に記載の機能設定プログラム。
【請求項25】
前記管理者端末装置により前記表示手段に直ちに表示されるべき新たな適時情報のみが登録された旨の適時情報登録通知を前記仕様登録サーバから受けた場合に、前記仕様登録サーバから前記適時情報を取得する適時情報取得手順と;
前記適時情報取得手順の実行により取得された前記適時情報を前記表示手段に表示する適時情報表示手順と;
を前記移動通信端末装置に更に実行させることを特徴とする請求項23又は24に記載の機能設定プログラム。
【請求項26】
前記適時情報表示手順の実行による表示を開始したときに、適時表示完了報告を、前記仕様登録サーバを介して前記管理者端末装置へ報告する適時表示完了報告手順を、前記移動通信端末装置に更に実行させることを特徴とする請求項25に記載の機能設定プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図10】
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【図13】
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【図7】
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【図8】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−130573(P2009−130573A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−302734(P2007−302734)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(501440684)ソフトバンクモバイル株式会社 (654)
【Fターム(参考)】