説明

機能状態の喪失を減弱する方法

機能状態の喪失を減弱するための栄養組成物、及び、機能状態の喪失を減弱するために栄養組成物を運動と共に使用する方法が提供される。全般的な実施形態において、本開示は、ホエータンパク質及びビタミンDを含む栄養組成物を提供する。栄養組成物及び運動は、特に高齢者において、機能状態の喪失を減弱するために特異的に使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[詳細な説明]
[0001]本明細書で使用する場合、「約」は、好ましくは、数を数字の範囲で指すものと理解される。さらに本明細書における全ての数字範囲は、範囲内の全ての整数、自然数又は分数を含むと理解されるべきである。
【0002】
[0002]本明細書で使用する場合、用語「アミノ酸」は、好ましくは、1種又は複数のアミノ酸を含むと理解される。アミノ酸は、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、シトルリン、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシセリン、ヒドロキシチロシン、ヒドロキシリシン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン及びバリン、又はそれらの組合せでもよく、本発明の一実施形態に含まれ得る。
【0003】
[0003]本明細書で使用する場合、用語「抗酸化物質」は、好ましくは、活性酸素種(ROS)並びに他のラジカル種及び非ラジカル種により促進される、酸化又は反応を阻害する種々の物質の任意の1種又は複数(β−カロテン(ビタミンA前駆体)、ビタミンC、ビタミンE、及びセレンなど)を含むと理解される。さらに抗酸化物質は、他の分子の酸化を遅延又は防止することが可能な分子である。本明細書で使用する場合、抗酸化物質の非限定的な例としては、カロテノイド、補酵素Q10(「CoQ10」)、フラボノイド、グルタチオン枸杞(ウルフベリー)、ヘスペリジン、ラクトウルフベリー、リグナン、ルテイン、リコペン、ポリフェノール、セレン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、及びそれらの組合せが挙げられ、本発明の一実施形態に含まれ得る。
【0004】
[0004]本明細書で使用する場合、「有効量」は、好ましくは、欠乏症を予防し、個体における疾患又は病状を処置する量であり、或いはより一般的には、症候を軽減し、疾患の進行を管理し、又は個体に栄養学的、生理学的若しくは医学的利益を与える量である。処置は、患者と関連する場合もあり、医者と関連する場合もある。さらに用語「個体」及び「患者」は、本明細書においてヒトに関して使用されることが多いが、本発明はヒトに限定されない。よって、用語「個体」及び「患者」は、処置によって利益を得ることができる病状に罹患しているか又はそのリスクがある、任意の動物、哺乳類又はヒトを指す。
【0005】
[0005]本明細書で使用する場合、哺乳類には、非限定的に、齧歯類、水生哺乳類、イヌ及びネコなどの家庭用動物、ヒツジ、ブタ、ウシ及びウマなどの農業用動物、並びにヒトが含まれる。哺乳類という用語を使用する場合、哺乳類が示す又は示すことを意図した効果を現すことが可能な他の動物にも適用することを企図している。
【0006】
[0006]本明細書で使用する場合、動物には、非限定的に哺乳類が含まれ、哺乳類には、非限定的に、齧歯類、水生哺乳類、イヌ及びネコなどの家庭用動物、ヒツジ、ブタ、ウシ及びウマなどの農業用動物、並びにヒトが含まれる。動物又は哺乳類という用語又はそれらの複数形を使用する場合、当該一節の脈絡が示す又は示すことを意図した効果を現すことが可能な任意の動物にも適用することを企図している。
【0007】
[0007]本明細書で使用する場合、「高齢者」は、好ましくは、年齢が65歳以上、より好ましくは75歳以上のヒトである。
【0008】
[0008]本明細書で使用する場合、用語「患者」は、好ましくは、本明細書で定義する処置を受けている又は受けることを意図した、動物、特に哺乳類、さらに特にヒトを含むと理解される。
【0009】
[0009]本明細書で使用する場合、「短期投与」は、好ましくは、6週間未満の連続投与である。
【0010】
[0010]本明細書で使用する場合、「長期投与」は、好ましくは、6週間を超える連続投与である。
【0011】
[0011]本明細書で使用する場合、「完全栄養」とは、好ましくは、十分なレベルの主要栄養素(タンパク質、脂肪、及び炭水化物)及び微量栄養素を含有することにより、投与を受けている動物にとって唯一の栄養源とするのに十分な栄養製品である。
【0012】
[0012]本明細書で使用する場合、「不完全栄養」とは、好ましくは、十分なレベルの主要栄養素(タンパク質、脂肪、及び炭水化物)又は微量栄養素を含有しないために、投与を受けている動物にとって唯一の栄養源となるには十分ではない栄養製品である。
【0013】
[0013]本明細書で使用する場合、「経管栄養」とは、好ましくは、経口投与以外で動物の胃腸系に投与される完全又は不完全栄養製品であり、非限定的に、鼻腔栄養チューブ、経口胃チューブ、進入口(胃、空腸へ到達する胸壁口及び他の適切な進入口など)、及び/又は経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy、PEG)を含む。
【0014】
[0014]本明細書で使用する場合、用語「ミネラル」は、好ましくは、ホウ素、カルシウム、クロム、銅、ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ニッケル、リン、カリウム、セレン、ケイ素、スズ、バナジウム、亜鉛、及びそれらの組合せを含むと理解され、本発明の一実施形態に含まれ得る。
【0015】
[0015]本明細書で使用する場合、用語「ビタミン」は、好ましくは、微量で身体の正常な成長及び活動に不可欠であり、植物性及び動物性食物から自然に得られるか又は合成された種々の脂溶性又は水溶性有機物質(非限定的な例として、ビタミンA、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン又はナイアシンアミド)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサール、又はピリドキサミン、又はピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB7(ビオチン)、ビタミンB9(葉酸)、及びビタミンB12(種々のコバラミン類、一般的にはビタミンサプリメントのシアノコバラミン)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸及びビオチンを含む)ビタミン前駆体、誘導体、類似体のいずれかを含むと理解され、本発明の一実施形態に含まれ得る。
【0016】
[0016]本明細書で使用する場合、用語「処置」及び「処置する」は、好ましくは、防止的又は予防的処置、及び治癒性又は疾患修飾性処置の両方を指し、疾患に罹患するリスクのある患者又は疾患に罹患した疑いのある患者の処置、並びに、病気である患者又は疾患若しくは病状に罹患していると診断された患者の処置を含む。また、用語「処置」及び「処置する」は、疾患に罹患していないが、窒素平衡異常又は筋肉喪失などの、不健康な状態を発現し易い可能性がある個体の健康の維持及び/又は促進も指す。
【0017】
[0017]栄養製品は、好ましくは、任意選択の追加成分をさらに任意数含むと理解され、任意選択の追加成分としては、従来の食品添加物、例えば、1種又は複数の酸味料、更なる増粘剤、緩衝剤若しくはpH調整剤、キレート剤、着色料、乳化剤(emulsifies)、賦形剤、香味剤、ミネラル、浸透圧剤、薬学的に許容され得る担体、保存料、安定剤、糖、甘味料、生地改良剤及び/又はビタミンが挙げられる。任意選択の成分は、任意の適切な量で添加し得る。
【0018】
[0018]本明細書で使用する場合、「ホエータンパク質」は、ホエータンパク質ミセル、ホエータンパク質濃縮物、ホエータンパク質加水分解物及びホエータンパク質単離物並びにそれらの組合せを含むことを意図している。
【0019】
[0019]筋肉喪失
2つの要因が、筋肉量の喪失、さらには筋肉機能の喪失に影響を与えている。しかし、筋肉量と筋肉機能とが必ずしも相関関係にないことの留意が重要である。
第1の要因は、タンパク質合成の低下である。タンパク質合成の減少は、最適な栄養状態にない人だけでなく、十分な食事は取れているが体をほとんど動かしていない人にも生じ得る。タンパク質合成レベルの低下は、老化の自然な過程でもある。
筋肉量(及び筋肉機能)の喪失に影響を与える第2の要因は、異化の亢進である。疾患及び身体又は組織に傷害を与える外傷の両方が、筋肉の劣化を増加させる機序である。外傷、疾病、またさらには老化によって引き起こされる炎症も、筋肉破壊の開始因子に含まれる。
【0020】
[0020]骨格筋は、筋肉構築と筋肉破壊とがほぼ同程度で流動する定常状態にある。筋肉構築と筋肉破壊という2つの状態のいずれかが変化すると、筋肉量の総量に影響が生じる。
【0021】
[0021]事故に遭った個体、脳卒中に罹患した個体、全身倦怠感を有する個体、虚弱高齢者などは、ベッドに拘束される場合がある。筋肉による収縮活動の喪失は、身体のタンパク質合成に対するシグナルを減少させる。筋肉での再構築プロセスは連続的に行われているので、恒常的な筋肉破壊を伴うタンパク質合成の喪失が、バランスが正味の筋肉喪失へと傾く。しかし、喪失の速度を遅らせる介入がある。その3つの機序は、身体活動、栄養及び薬剤である。
【0022】
[0022]高齢者並びに回復中の患者では、歩行行動及び他の体重負荷活動は、myoDタンパク質を放出して、筋肉の修復及び再構築のためにサテライト細胞を活性化するのに十分である。歩行を上回る活動の増加によって、より大きな利益が得られる。筋肉に加え、活動によって、筋細胞内でのミトコンドリアの産生増加が刺激される。このミトコンドリアは、筋肉機能を維持するためのエネルギー産生に必要なものである。筋肉の使用は、筋肉及び機能の維持及び強化のために利用可能な最良の方法と考えられる。使用しなければ、筋肉は萎縮する。
【0023】
[0023]一方、疾患及び感染により、筋肉を破壊する異化の速度が増加し得る。この場合、タンパク質合成が正常であるにもかかわらず、バランスは、筋肉喪失に有利に変化する。筋肉破壊は、炎症性サイトカインの亢進又は筋肉タンパク質のエネルギー源としての使用の結果の場合もある。タンパク質は容易に利用可能なエネルギー源であり、栄養不良により、このタンパク質の貯蔵も速やかに動員される場合がある。一方、脂肪組織は、はるかに長い時間をかけて動員される。
【0024】
[0024]筋肉量又は筋肉機能の喪失と罹病率とが相関することは、よく知られている。患者の予後、院内感染する可能性及び入院期間は、全て患者の筋肉量と相関している。筋肉量及び筋肉機能の減少は、身体活動を減少させるだけでなく、骨密度の減少、肥満及び耐糖能異常を含む代謝効果も及ぼし得る。30歳を過ぎると、10年あたりに筋肉量の約3〜5%が喪失するが、60歳以上では、この低下率が高くなることが示されている。
【0025】
[0025]無症候性炎症を含む全身性炎症は、高齢者において、サルコペニアの一病因である。最近の報告によれば、亢進したCRP(炎症マーカー)及び低ヘモグロビンは、筋肉強度の減少と関連していた。インターロイキン−6及びCRP(しかし、TNF−αは除く)が身体機能と相関することは、他で報告されている。このような無症候レベルの炎症は、報告されずに経過することが多く、筋肉が著しく喪失するまで、患者の機能の低下を引き起こし続ける。
【0026】
[0026]同化ステロイドホルモン及び成長ホルモンなどの薬理作用剤は、年齢に伴って成長ホルモン及びアンドロゲンの内因性レベルが低下するときに、時折、処方される。しかし、これらの作用剤は、発癌を含む重篤な合併症を発現するリスクに患者をさらす恐れもある。栄養介入は、薬物療法に関連するリスクを伴わない有効な処置プログラムを提供するものと考えられる。
【0027】
[0027]歩行、昇段、椅子からの立ち上がり、荷重運搬などの身体的介入は、筋肉喪失と共に低下する機能的活動である。II型筋肉繊維の喪失は、強さ及び力の生成能力の低減をもたらす。強さ及び脚力と、最大歩行速度及び昇段高さとの間には有意な相関がある。Rantanen及びAvelaは、異なる歩行速度に対する脚力の臨界的範囲を記述しており、臨界的範囲を下回ると、特定速度での歩行の可能性が低いことを示唆している。薬剤、有酸素運動及び特定の化合物を含めた介入が調査されてきた。
【0028】
[0028]適切な身体的介入を選択することが、成果を得るために肝要である。持久性トレーニングは、筋肉量の保持及びサルコペニアの進行の緩和には有効でないようである。
【0029】
[0029]定期的なレジスタンストレーニングに取り組むことの利点として、基礎代謝及び四肢血流の増加、骨塩密度、並びにインスリン感受性と脂質及びリポタンパク質プロファイルの改善が挙げられる。レジスタンストレーニングにより得られる利点のリストは印象的であるが、これらの健康上の利点の大きさは、持久性トレーニングによって達成されるものより実質的に小さいこともあり、レジスタンストレーニングに伴う好ましくない効果も生じ得る。
【0030】
[0030]最近の研究により、習慣的に筋力トレーニングを行っている個体では、加齢性動脈硬化の速度が増加し、ある期間の激しいレジスタンストレーニングにより、動脈硬直が増大することが報告された。動脈硬化は、血圧上昇に先行するものであり、血圧上昇の発生さえ引き起こし、重大な臨床徴候に至ることも少なくない高血圧をもたらすこともあるので、これらの知見は警戒すべきものである。幸いなことに、持久性トレーニングをレジスタンストレーニングと同時に行うことで、レジスタンストレーニングの動脈硬化作用は打ち消されるようである。この運動健康法は、持久性トレーニングとレジスタンストレーニングの両方を日常的に行うという身体活動の現行推奨基準と一致している。他の比較研究では、持久性トレーニングとレジスタンストレーニングの組合せは、特に高齢の心血管患者の集団で、持久性トレーニング単独より良好に心臓血管系に適合することが実証された。
【0031】
[0031]しかし、激しい運動によって汗を通じたカルシウムの喪失が増加し、身体がこの喪失に対して尿中のカルシウム喪失の減少による補償もしないことが知られている。結果的に、更年期の女性に健康上の問題を引き起こすに十分に大きな正味のカルシウム喪失が生じ得る。1つの研究では、安価なカルシウムサプリメント(炭酸カルシウム)を使用して、400mgの用量を1日に2回摂取すると、この喪失が十分相殺されることが見出された。
【0032】
[0032]酸化ストレスは、運動中に増加し、高齢者の組織に対するその損傷能により、損傷を矯正するためにタンパク質分解的再構築をシグナル伝達する細胞の損傷が増加する可能性がある。
【0033】
[0033]運動療法における課題解決策としての栄養
タンパク質合成を増加させると報告されている特定の栄養素がある。これらの栄養素は、成果は限定されているものの、除脂肪筋肉量の保持又は構築を促進するために使用されてきた。
【0034】
[0034]最も有名なものとして、分岐鎖アミノ酸(BCAA)(バリン、ロイシン、及びイソロイシン)が挙げられる。BCAAは、遊離形で、ジペプチドとして、トリペプチドとして、ポリペプチドとして、BCAA高含有タンパク質として、及び/又はBCAA含量を高めるように操作されたタンパク質として投与され得る。ジペプチド、トリペプチド及びポリペプチドは、2種以上のBCAAを含み得る。ジペプチド、トリペプチド又はポリペプチドに、非BCAAが含まれる場合、好ましいアミノ酸としては、アラニン及びグリシンが挙げられる。しかし、非BCAAは、可欠又は不可欠(必須又は非必須)アミノ酸のいずれであってもよい。例えば、好ましいジペプチドとしては、限定するものではないが、アラニル−ロイシン、アラニル−イソロイシン、アラニル−バリン、グリシル−ロイシン、グリシル−イソロイシン、及びグリシル−バリンが挙げられる。ロイシン前駆体(ピルベートなど)及び代謝物(α−ヒドロキシイソカプロエート(α−hydroxuisocaproate)、β−ヒドロキシ−β−メチルブチレート、及びケト−イソカプロエートなど)、ホエータンパク質(高ロイシンホエータンパク質を含む)、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチンが挙げられる。ミトコンドリアに影響を与え得る抗酸化物質としては、ゲニステイン(大豆)、エピガロカテキン(緑茶)、リポ酸(ALA)、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸(dihydroascorbic acid)(ビタミンC)、及びユビキノン(補酵素Q10)が挙げられる。
【0035】
[0035]筋肉喪失に関連したアミノ酸代謝の加齢性変化は、1)食事中へのロイシンの過剰補給、2)タンパク質摂取の増加、又は3)運動(翻訳開始の活性化及び筋タンパク質合成を改善する)によって、克服し得る。
ロイシンは官能特性が乏しく、したがって、経口による補給が困難であるので、ジペプチド、ポリペプチド、ロイシン前駆体、ロイシン代謝物、及びロイシン高含有タンパク質が、好ましい投与方法である。
【0036】
[0036]ソマトポーズは、老化と共に成長ホルモン及びIGF−Iが減少するプロセスである。この重要な同化ホルモンの減少は、除脂肪体重の減少(サルコペニア)及び経時的な骨塩密度の減少(骨減少症、骨粗鬆症)を導く。特定の食事性因子、例えば高タンパク質食並びに食事性Zn及びCuは、血清IGFの増加を助けることが示されてきた。さらに組成物によって、インスリンなどの他の同化ホルモンの有効性を相乗的に増加させる高レベルのビタミンDなどの、他の重要な栄養素も提供される(老化と共にインスリン抵抗性となることにも留意のこと)。したがって、これらの重要な栄養素の独特な組合せにより、全体的な筋骨格系の健康を改善する好ましい生理学的応答が相乗的に作り出されよう。また、そのような処方とレジスタンス運動との組合せも、同量の必須アミノ酸又は他の重要な成分単独では実現されない、相乗的な利益をもたらすであろう。
【0037】
[0037]骨格筋のビタミンDにより、シグナル伝達分子であるタンパク質キナーゼCが活性化され、これにより、続いてカルシウムの放出が起こり、骨格筋の収縮に不可欠のカルシウム貯蔵が増加する。さらに動物データにより、外因性の25−OHによって骨格筋タンパク質合成が増加することが示されている。欠乏ラットにビタミンDを投与すると、筋肉量が増加し、体重が増加し、筋原線維タンパク質の分解速度が低下した。これらの知見は、ビタミンD欠乏患者においてビタミンDの補給前と補給後とで筋生検を比較したヒト生検研究において確証されている。生検により、補給前のII型筋繊維の萎縮が実証された一方、補給後に有意な改善が観察された(II型筋繊維は、瞬間的な力及び速度の発揮に使用される型の骨格筋である。)。
【0038】
[0038]臨床研究により、ビタミンDの不足が、貧弱な下肢の性能に関連していることが示唆されている。幾つかの無作為化制御介入試験において、処置群の血清25−OHビタミンDの平均レベルを66〜84nmol/Lとする量のビタミンDの補給により、高齢者の下肢の筋肉性能が改善されることが判明した。さらに血清25−OHビタミンDは、健常な閉経後女性における体力指標(男性型(androidal)脂肪量、除脂肪量、バランス、握力)に共通の寄与であった。提唱される栄養処方は、高齢者の血清25−OHビタミンDの循環レベルを、濃縮−低容積手法を利用して有意に増加させようとするであろう。
【0039】
[0039]運動は、細胞によるエネルギー要求を増加させる。ATPを生成するための酸化的リン酸化は、細胞を損傷し得るフリーラジカル(例えば、スーパーオキシド)の生成をもたらす。これらの酸化ラジカルを多量に生成する運動選手は、通常、運動誘発損傷の抑制に必要な、良好な栄養状態と良好な内因性抗酸化物質レベル(スーパーオキシドジムスターゼ、グルタチオンなど)の両方を有する。高齢者及び病人は、これらのフリーラジカルから効率的に防御する能力を有していない。グルタチオン(Gln−Cys−Gly)は、3つのアミノ酸から身体によって産生される細胞内抗酸化物質である。グルタミン、システイン(シスチン)又はグリシンの供給を制限すれば、グルタチオンの合成及びレベルが低下するであろう。ホエータンパク質の使用は、システイン(シスチン)の一供給源となる。
【0040】
[0040]タンパク質合成を促進させる戦略を含む身体的介入を、栄養が損なわれた患者に行うことは、否定的な結果になる可能性があろう。タンパク質合成は、新たなタンパク質を作り出すために、アミノ酸に対する要求を高める。食事によるタンパク質の摂取では要求が十分に満たされない場合、筋肉及び他のタンパク質高含有組織が分解して、アミノ酸を遊離する。高齢者、外傷から回復中の患者などは、栄養摂取、特にタンパク質の摂取が最適でないことが十分に文書で実証されているので、リスクが最も高い。
【0041】
[0041]運動誘発性の酸化的リン酸化は、細胞による酸素の消費を増加させる(例えば、収縮する筋肉細胞)。酸素供給がこのエネルギー産生法を支持するには不十分な場合、身体は嫌気性代謝へと切り替わる。その結果、乳酸が産生される。高齢者、回復中の患者などでは、運動選手のような酸素供給を制限する性能レベルには達しないが、貧弱な循環、低いヘモグロビンレベル、COPDを含む慢性状態の全てにより、O2運搬能力が制限される。その結果、乳酸産生により、筋肉のpHが低下し、亜急性及至は臨床性の代謝性アシドーシスが引き起こされる。β−アラニンは、細胞内の代謝緩衝剤であり、これらの個体の食事に補給することで、筋肉にかかるストレスを軽減することができる。
【0042】
[0042]先行技術により、高タンパク質を含む食事介入では、身体機能の改善に完全には成功していないことが教示されている。栄養は、タンパク質合成の刺激因子であるが、臨床的に意味のある相違を成すには不十分である。特定の運動プログラムと特定の栄養介入の組合せにより、各処置法の利点が相乗的になり得ることが示唆される。
【0043】
[0043]高齢個体におけるタンパク質必要量は、医学研究所により、55歳以下の成人とほぼ同じ(0.8g/kg/日、Food and Nutrition Board and Institute of Medicine,2002)であることが最近確認された。しかし、Campbellら(1994)は、タンパク質推奨量(0.8g/kg/日)を含む等エネルギー食を2週間与えられた高齢対象者において、N排泄量及び大腿中央筋肉面積が減少することを見出した。この結果は、推奨量が、健常な高齢者の代謝必要量を十分満たしていないことを示唆している。サルコペニアの予防及び処置のための栄養介入は、適用容易性及び安全性の結果として興味をそそるが、タンパク質補給により高齢対象者の筋肉量を向上させる試みは大半が成功していない。
【0044】
[0044]適切な栄養は、特に栄養不良患者において、骨の修復を支援し、更なる転倒を防止するために極めて重要である。ビタミンD、カルシウム及びタンパク質の補給は、腰の骨塩密度の増加及び転倒の減少に関連している。リハビリテーションは、機能障害及び生存率を向上させるために不可欠である。転倒防止及び機能回復のための戦略には、バランスを改善し、筋肉強度及び運動性を改善するために、患者の教育及び訓練を含めるべきである。
【0045】
[0045]サルコペニア及び身体的虚弱に対する栄養を含む介入は、ビタミン及びミネラル、例えば、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC及びB12を含めることからも利益を得ることができる。カロテノイドは、身体機能の改善について記述した栄養介入において、特に興味深いものである。
【0046】
[0046]栄養補給のタイミングも、運動及び栄養の組合せから実現できる効力に関与する。タンパク質の合成及び回復に対する刺激因子として栄養を使用することは、タンパク質及びエネルギーに関しては説明されてきたが、ビタミン、ミネラル、及び生物活性成分については説明されていない。抗酸化成分が損傷を最小化するためには、運動中又は運動後の個体で生物活性となるように十分早く、該成分を投与しなければならない。したがって、サプリメントは、運動前の30分〜1時間の間及び運動後の1時間未満〜30分に最も有益となる。理想的には、栄養介入は、運動前又は後の30分の間になされる。
【0047】
[0047]食事と組み合わせた及び/又は運動に続く、1日あたり数回の栄養サプリメントによるパルス供給は、好ましい送達方法である。通常は食事で消費されるタンパク質を濃縮又は高レベルで送達することにより、血中アミノ酸レベル(即ち、分岐鎖アミノ酸)が上昇し、骨格筋におけるタンパク質合成速度分率が増加するように、同化閾値に到達することが可能となろう。タンパク質合成の刺激は、タンパク質の代謝回転(即ち、合成−分解)に関して、正味の同化応答がプラスであり、最終的に経時的な除脂肪量の増大を導くように十分でなければならない。さらに、高齢個体において血流が増加し、骨格筋への栄養素(即ち、アミノ酸)の灌流が増大すれば、運動後の栄養製品の摂取により、同化応答が一層増加するであろう。
【0048】
[0048]アメリカスポーツ医学会により推奨されている運動
持久性(有酸素)運動及びレジスタンス運動の組合せは、いずれか一方単独の順守では十分に実現されない更なる利益を個体にもたらし得る。
【0049】
[0049]ACSM/AHA身体活動推奨基準
【0050】
[0050]高齢者向けの持久性運動
頻度:中強度活動は、各回少なくとも10分で、少なくとも30分/日又は最大60分/日(より有益にするため)、合計で150〜300分/週で蓄積し、高強度活動は、少なくとも20〜30分/日以上合計で75〜150分/週であり、中強度及び高強度活動は同等な組合せである。
強度:0〜10の労作レベルの尺度において、中強度は5〜6、高強度は7〜8。
期間:中強度活動については、各回少なくとも10分で少なくとも30分/日で蓄積し、又は高強度活動については、少なくとも20分/日の継続的活動。
種類:過剰の整形外科的ストレスを掛けない任意の方式。歩行が最も一般的な種類の活動。水中運動及び固定式自転車運動は、体重負荷活動への耐久性に制限がある人には有利になり得る。
【0051】
[0051]高齢者向けのレジスタンス運動
頻度:少なくとも2日/週。
強度:0〜10の尺度の強度において、中強度(5〜6)と高強度(7〜8)の間。
種類:段階的ウエイトトレーニングプログラム又は体重負荷徒手体操(大筋肉群が関わり、各々8〜12回反復する8〜10種の運動)、昇段、及び大筋肉群を用いる他の強化活動。
【0052】
[0052]高齢者向けの柔軟運動
頻度:少なくとも2日/週。
強度:0〜10の尺度において、中強度(5〜6)。
種類:各大筋肉群に対する持続的な伸び、及び、急激的(ballistic)でなく静的な動作を用いて、柔軟性を維持又は改善させる任意の活動。
【0053】
[0053]頻回転倒者又は運動性に問題を有する個体向けのバランス運動
ACSM/AHAガイドラインは、研究証拠の不足のために、頻回転倒者又は運動性の問題を有する個体に対して、バランス運動を推奨している。
【0054】
[0054]運動処方ガイドラインは、以下を含めた活動を行うことを推奨している:1)次第に支持基盤を減らし、段階的に困難な体位をとること(例えば、両脚立位、セミタンデム立位、タンデム立位、片脚立位)、2)重心を動揺させる動的動作(例えば、タンデム歩行、円旋回)、3)体位性筋肉群のストレス負荷(例えば、踵立ち、爪先立ち)、又は4)感覚入力の減少(例えば、閉眼した状態での直立)。
【0055】
[0055]ACSM/AHAガイドラインは、高齢者向けの運動及び身体活動を処方するときに以下の点を特別に考慮することを推奨している。身体活動の強度及び期間は、極度に体調不良である、機能的制限がある、又は身体的課題を行う能力に影響を及ぼす慢性状態を患っている高齢者に対しては、開始時の設定を低くすべきである。活動の進行は、個別に、耐久性及び嗜好性に合わせたものとすべきである。極めて体調不良の者及び身体的に制限のある高齢者に対しては、慎重な取り組みが必要となり得る。筋肉強化活動及び/又はバランストレーニングを、有酸素トレーニング活動に先行して行うことが、非常に脆弱な個体では必要な場合がある。高齢者は、健全な状態を向上させたい場合には、推奨最小量を上回る身体活動を行うべきである。慢性状態により推奨最小量の活動が妨げられる場合、高齢者は、許容される程度の身体活動を行って、ほとんど体を動かさない状態となることを防ぐべきである。
【0056】
[0056]栄養組成物の送達は、食物又は他の形態の栄養を経口摂取することができない動物、例えばヒト患者に対して行う場合、しばしば決定的な重要性を有する。例えば、食物を口より下の位置から胃腸管に直接入れる栄養チューブは、患者が食物を口から摂取することができないか又は拒絶する間、生命を維持するためによく使用される。栄養チューブ並びに他の人工的な送達系及び送達経路は、急性状態の処置の間に一時的に使用することができる。慢性状態の場合、かかる送達系及び送達経路は、患者の残された生存期間にわたって続く処置計画の一部として使用され得る。使用期間にかかわらず、こうした器具は、患者にとって唯一の栄養摂取手段となることが多い。
【0057】
[0057]好ましい実施形態において、栄養介入は、タンパク質、炭水化物、繊維、脂肪、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、糖、炭水化物及び香味剤の少なくとも1種を含有することになろう。
【0058】
[0058]一実施形態において、栄養介入は、液体増粘剤を含有することになろう。液体増粘剤は、栄養介入の粘度を増加させて、粘度増加液から利益を受け得る患者、例えば、嚥下障害を有する患者などを補助することになる任意の添加物である。多くの液体増粘剤が当技術分野で公知であり、幾つかの例としては、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、及びタラガム(tare gum)、タマリンドガム、トラガカントガム、カラヤガム、コンニャクマンナン、CMCナトリウム、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、アゾトバクター−ビネランジ(azotobacter BINERANJI)ガム、カラギーナン、寒天、ジェランガム、ファーセレラン、ゼラチン、カードラン、カシアガム、サイリウムシードガム、CMCカラギーナン、β−グルカン、化工澱粉及び澱粉が挙げられる。
【0059】
[0059]栄養介入の好ましい一実施形態は、ホエータンパク質として供される高含量(総カロリーの35〜60%)のタンパク質を含む栄養製品の処方を含む。ホエータンパク質の形態は、ホエータンパク質ミセル、又はホエータンパク質の濃縮物若しくは単離物でもよい。また組成物は、総カロリーの10〜30%を炭水化物、及び総カロリーの20〜40%を脂肪として供給するであろう。このタンパク質成分は、筋肉合成を刺激することが示されている分岐鎖アミノ酸(ロイシン、バリン、イソロイシン)の割合が本質的に高い。これらの分岐鎖アミノ酸をこの形態で供給することの利点は、添加アミノ酸の好ましくない感覚刺激が避けられるだけでなく、高タンパク質組成に由る好ましい生理学的応答が生じることである。
【0060】
[0060]栄養介入の別の好ましい実施形態は、ホエータンパク質ミセルとして供される高含量(組成物の総カロリーの35〜60%)のタンパク質を含む栄養製品の処方を含む。また組成物は、総カロリーの10〜30%を炭水化物、及び総カロリーの20〜40%を脂肪として供給するであろう。
【0061】
[0061]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0062】
[0062]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0063】
[0063]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養介入であって、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート(keto−isopcaproate)、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0064】
[0064]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)サルコペニアの予防を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0065】
[0065]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)サルコペニアの予防を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0066】
[0066]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0067】
[0067]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養介入であって、カロテノイド、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、ホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び、
b)運動健康法
を含む。
【0068】
[0068]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)炎症の減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0069】
[0069]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)炎症の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0070】
[0070]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)無症候性炎症の減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0071】
[0071]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)無症候性炎症の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0072】
[0072]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)カルシウム喪失の減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0073】
[0073]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)カルシウム喪失の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、カルシウム、ホエータンパク質及びタンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0074】
[0074]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)酸化ストレスの減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0075】
[0075]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)酸化ストレスの減少を助ける栄養介入であって、抗酸化物質を含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0076】
[0076]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)酸化ストレスの減少を助ける栄養介入であって、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0077】
[0077]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)フリーラジカルの減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0078】
[0078]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)フリーラジカルの減少を助ける栄養介入であって、抗酸化物質を含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0079】
[0079]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)フリーラジカルの減少を助ける栄養介入であって、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0080】
[0080]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)乳酸の減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0081】
[0081]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)乳酸の減少を助ける栄養介入であって、β−アラニンを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0082】
[0082]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)タンパク質合成の促進を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0083】
[0083]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)タンパク質合成の促進を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0084】
[0084]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)タンパク質異化の減少を助ける栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0085】
[0085]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)タンパク質異化の減少を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0086】
[0086]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)以下の少なくとも2つ:
1)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養介入
2)サルコペニアの予防を助ける栄養介入
3)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養介入
4)炎症の減少を助ける栄養介入
5)無症候性炎症の減少を助ける栄養介入
6)カルシウム喪失の減少を助ける栄養介入
7)酸化ストレスの減少を助ける栄養介入
8)フリーラジカルの減少を助ける栄養介入
9)乳酸の減少を助ける栄養介入
10)タンパク質合成の促進を助ける栄養介入
11)タンパク質異化の減少を助ける栄養介入
を含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0087】
[0087]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する方法は、
a)以下の少なくとも2つ:
1)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養介入であって、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
2)サルコペニアの予防を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
3)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養介入であって、カロテノイド、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、ホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
4)炎症の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せ栄養介入
5)無症候性炎症の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せを含む栄養介入
6)カルシウム喪失の減少を助ける栄養介入であって、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、カルシウム、ホエータンパク質及びタンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
7)酸化ストレスの減少を助ける栄養介入であって、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
8)フリーラジカルの減少を助ける栄養介入であって、抗酸化物質、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
9)乳酸の減少を助ける栄養介入であって、β−アラニンを含む栄養介入、
10)タンパク質合成の促進を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入、
11)タンパク質異化の減少を助ける栄養介入であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養介入
を含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む。
【0088】
[0088]本発明の少なくとも1つの好ましい実施形態の利点は、罹病のリスクが減少することである。
【0089】
[0089]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は完全栄養である。
【0090】
[0090]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は不完全栄養である。
【0091】
[0091]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は短期投与用である。
【0092】
[0092]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は長期投与用である。
【0093】
[0093]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は経管栄養である。
【0094】
[0094]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入はゲルである。
【0095】
[0095]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は濃縮された液体である。
【0096】
[0096]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は栄養素濃厚液体である。
【0097】
[0097]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は液体増粘剤をさらに含む。
【0098】
[0098]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は液体増粘剤をさらに含む。
【0099】
[0099]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約1時間前から運動健康法の約1時間後までに1用量投与されよう。
【0100】
[00100]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約1時間前から運動健康法の約1時間後までに2用量以上投与されよう。
【0101】
[00101]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約45分前から運動健康法の約45分後までに1用量投与されよう。
【0102】
[00102]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約45分前から運動健康法の約45分後までに2用量以上投与されよう。
【0103】
[00103]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約30分前から運動健康法の約30分後までに1用量投与されよう。
【0104】
[00104]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約30分前から運動健康法の約30分後までに2用量以上投与されよう。
【0105】
[00105]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約15分前から運動健康法の約45分後までに1用量投与されよう。
【0106】
[00106]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約15分前から運動健康法の約45分後までに2用量以上投与されよう。
【0107】
[00107]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約15分前から運動健康法の約30分後までに1用量投与されよう。
【0108】
[00108]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法の約15分前から運動健康法の約30分後までに2用量以上投与されよう。
【0109】
[00109]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、水和をさらにもたらすであろう。
【0110】
[00110]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、脱水を防止するであろう。
【0111】
[00111]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、運動健康法による加齢性動脈硬化の増加を予防又は縮小するであろう。
【0112】
[00112]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、持久性トレーニングを含む。
【0113】
[00113]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、レジスタンストレーニングを含む。
【0114】
[00114]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、持久性トレーニング及びレジスタンストレーニングを含む。
【0115】
[00115]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、myoDタンパク質の放出に十分である。
【0116】
[00116]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、サテライト細胞を活性化して筋肉を修復及び再構築するのに十分である。
【0117】
[00117]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、筋細胞内のより多量のミトコンドリア産生を刺激するのに十分である。
【0118】
[00118]本発明の好ましい一実施形態では、運動健康法は、患者の強さ及び力の生成能力を増加させるのに十分である。
【0119】
[00119]本発明の好ましい一実施形態では、前記方法は、前記方法によって利益を得ることができる動物を用いて使用する方法である。
【0120】
[00120]本発明の好ましい一実施形態では、前記方法は、前記方法によって利益を得ることができる哺乳類において使用する方法である。
【0121】
[00121]本発明の好ましい一実施形態では、前記方法は、前記方法によって利益を得ることができるヒトにおいて使用する方法である。
【0122】
[00122]本発明の好ましい一実施形態では、前記方法は、前記方法によって利益を得ることができる高齢者において使用する方法である。
【0123】
[00123]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、筋肉量の喪失の予防を助ける栄養組成物であって、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0124】
[00124]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、サルコペニアの予防を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0125】
[00125]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養組成物であって、カロテノイド、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、ホエータンパク質又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0126】
[00126]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、炎症の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー又はそれらの組合せを含む栄養組成物。
【0127】
[00127]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、無症候性炎症の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー又はそれらの組合せを含む栄養組成物。
【0128】
[00128]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、カルシウム喪失の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、カルシウム、ホエータンパク質及びタンパク質又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0129】
[00129]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、酸化ストレスの減少を助ける栄養組成物であって、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0130】
[00130]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、フリーラジカルの減少を助ける栄養組成物であって、抗酸化物質、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0131】
[00131]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、乳酸の減少を助ける栄養組成物であって、β−アラニンを含む栄養組成物。
【0132】
[00132]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、タンパク質合成の促進を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0133】
[00133]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱し、タンパク質異化の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物。
【0134】
[00134]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する栄養組成物において、以下の少なくとも2つ:
1)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養組成物
2)サルコペニアの予防を助ける栄養組成物
3)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養組成物
4)炎症の減少を助ける栄養組成物
5)無症候性炎症の減少を助ける栄養組成物
6)カルシウム喪失の減少を助ける栄養組成物
7)酸化ストレスの減少を助ける栄養組成物
8)フリーラジカルの減少を助ける栄養組成物
9)乳酸の減少を助ける栄養組成物
10)タンパク質合成の促進を助ける栄養組成物、及び
11)タンパク質異化の減少を助ける栄養組成物
を含む栄養組成物。
【0135】
[00135]本発明の好ましい一実施形態では、機能状態の喪失を減弱する栄養組成物において、以下の少なくとも2つ:
1)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養組成物であって、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
2)サルコペニアの予防を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
3)筋肉機能の喪失の予防を助ける栄養組成物であって、カロテノイド、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、ホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
4)炎症の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せを含む栄養組成物
5)無症候性炎症の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー、又はそれらの組合せを含む栄養組成物
6)カルシウム喪失の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミンD3、1,25ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンDを含むビタミンD、カルシウム、ホエータンパク質及びタンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
7)酸化ストレスの減少を助ける栄養組成物であって、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
8)フリーラジカルの減少を助ける栄養組成物であって、抗酸化物質、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン及びホエータンパク質、又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
9)乳酸の減少を助ける栄養組成物であって、β−アラニンを含む栄養組成物
10)タンパク質合成の促進を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物、及び
11)タンパク質異化の減少を助ける栄養組成物であって、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(単数又は複数)(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド又はそれらの任意の組合せを含む栄養組成物
を含む栄養組成物。
【0136】
[00136]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、タンパク質、炭水化物、繊維、脂肪、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、糖、炭水化物及び香味剤の少なくとも1種をさらに含む。
【0137】
[00137]本発明の好ましい一実施形態では、栄養介入は、125mlの1回分である、即ち、エネルギー200kcal、タンパク質20g(100%ホエータンパク質ミセル)、炭水化物7.2g、脂肪7.2g、ビタミンD3 13μg、加えて、ナトリウム、塩化物、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、クロム、モリブデン、フッ化物、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、コリン、タウリン及びカルニチンである。
【0138】
[00138]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、完全栄養である。
【0139】
[00139]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、不完全栄養である。
【0140】
[00140]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、短期投与用である。
【0141】
[00141]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、長期投与用である。
【0142】
[00142]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、経管栄養である。
【0143】
[00143]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、ゲルである。
【0144】
[00144]本発明の好ましい一実施形態では、栄養組成物は、液体増粘剤をさらに含む。
【0145】
[00145]本発明の好ましい一実施形態では、本方法は、少なくとも1種の行動学的要素、例えば、他の人との交流、動物(イヌ又はネコなど)との交流、心理学的カウンセリング、ストレス対策、悲嘆対策、うつ対策及び認知症対策も含むことになろう。
【0146】
[00146]本発明の好ましい一実施形態では、本方法は、少なくとも1種の認知学的要素、例えば、読書、精神刺激活動、問題解決活動、記述活動、パズル、対話型ゲーム及びビデオゲームも含むことになろう。
【0147】
[00147]本発明の種々の態様に関する上記の説明は、例示及び説明を目的として提示したものである。開示された通りの形態に本発明を包括させること又は制限することは意図しておらず、多くの改変及び変更が可能であることは明らかである。当業者には明らかになり得るかかる改変及び変更は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内に含まれることを意図している。
【0148】
[関連出願の相互参照]
本出願は、先行する米国特許仮出願第61/226,806号(2009年7月20日出願)、及び、先行する米国特許仮出願第61/334,247号(2010年5月13日出願)の利益を主張する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)筋肉量の喪失の予防を助ける栄養介入であって、ホエータンパク質、及び、クレアチン、抗酸化物質、生物活性物質、リコペン、ピクノジェノール、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ビタミンD、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、又はヌクレオチドの少なくとも1種を含む栄養介入、及び
b)運動健康法
を含む、機能状態の喪失を減弱する方法。
【請求項2】
前記ホエータンパク質が、ホエータンパク質単離物、ホエータンパク質濃縮物、ホエータンパク質加水分解物、ホエータンパク質ミセル又はそれらの組合せを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ホエータンパク質が、ホエータンパク質ミセルである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記栄養介入が、カロテノイド、ビタミンD又はビタミンD3の少なくとも1種をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記栄養介入が、ホエータンパク質ミセル及びビタミンD3を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記栄養介入が、サルコペニアの予防を助ける、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記栄養介入が、筋肉機能の喪失の予防を助ける、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記栄養介入が、炎症の減少を助け、ビタミンC、ω−3脂肪酸若しくはラクトウルフベリー又はそれらの組合せをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記栄養介入が、酸化ストレスの減少を助け、スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオン、グルタミン、システイン、シスチン、グリシン又はそれらの任意の組合せをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記栄養介入が、タンパク質合成の促進を助け、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、若しくはヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記栄養介入が、タンパク質異化の減少を助け、ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、若しくはヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記栄養介入が、完全栄養である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記栄養介入が、液体増粘剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記栄養介入が、運動健康法の約1時間前から運動健康法の約1時間後までに1又は複数用量投与されると見込まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記運動健康法が、持久性トレーニング若しくはレジスタンストレーニング、又は持久性トレーニング及びレジスタンストレーニングを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
行動学的要素をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
認知学的要素をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
機能状態の喪失を減弱し、筋肉量の喪失の予防を助ける栄養組成物であって、ホエータンパク質、及び、クレアチン、抗酸化物質、生物活性物質、リコペン、ピクノジェノール、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ビタミンD、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せの少なくとも1種を含む栄養組成物。
【請求項19】
前記ホエータンパク質が、ホエータンパク質単離物、ホエータンパク質濃縮物、ホエータンパク質加水分解物、ホエータンパク質ミセル又はそれらの組合せを含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項20】
前記ホエータンパク質が、ホエータンパク質ミセルを含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項21】
ビタミンD3をさらに含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項22】
ホエータンパク質ミセル及びビタミンD3を含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項23】
ビタミン、ミネラル、亜鉛、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12、ホエータンパク質、クレアチン、リコペン及びピクノジェノールなどの生物活性物質を含む抗酸化物質、ケルセチン、ゲニステイン、大豆、エピガロカテキン、緑茶、リポ酸、α−リポ酸、X−トコフェロール、ジヒドロアスコルビン酸、ビタミンC、ユビキノン、補酵素Q10、ロイシン、ロイシン代謝物、α−ヒドロキシイソカプロエート、β−ヒドロキシβ−メチルブチレート、ケト−イソカプロエート、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、BCAA前駆体、BCAA代謝物、BCAA高含有タンパク質、BCAA含量を高めるように操作されたタンパク質、ヌクレオチド、又はそれらの任意の組合せをさらに含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項24】
ビタミンC、ω−3脂肪酸、ラクトウルフベリー又はそれらの組合せをさらに含む、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項25】
完全栄養である、請求項18に記載の栄養組成物。
【請求項26】
液体増粘剤をさらに含む、請求項18に記載の栄養組成物。

【公表番号】特表2012−533627(P2012−533627A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−521681(P2012−521681)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/042083
【国際公開番号】WO2011/011252
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】